September 22, 2004
第13回 ITS-PLAZAで講演
![]() | 午前は普通に部屋で仕事。午後1時、半蔵門にある東條インペリアルパレスへ。今日は、ここで、第13回ITS-PLAZAが行われるのだ。 母体のITS JAPANは、全自動車メーカーや電気メーカーなどが参加して、将来のインテリジェント化された交通システムの確立に向けて、いろいろな活動を行っている団体である。 ITS-PLAZAは、ITS(高度道路交通システム)に関連する新しい技術やビジネスを発表する場で、いろいろなベンチャーの方々が、プレゼンをする。ぼくは、ITS JAPANがやっているIT&Tビジネス研究会の委員で、ITS-PLAZAに進む前のプレゼンを受けたり、経営者の方と面接をしたり、相談を受けたりしている。 今回、デジハリ10周年と大学院設立ということもあり、事務局が、ぼくに基調講演のチャンスを与えてくれたので、まず、午後1時半から講演をさせてもらった。その後は、5件のアイデア発表を聞いた。 今回は、初めて大学からの発表ということで、島根大学の田中章司郎先生が参加された。例えば、「前方5キロ以内で、本日、一番安いガソリンスタンドは?」というようなことが、実現できるデータベースの設計や管理について、かなり詳細な提案があった。日々変化する情報と位置情報が繋がれば、生活者にとって利点があるのは、あきらかだ。実際の採用が始まるといいね。 アメリカのワシントンからもCOMWAREというベンチャーが参加したのだが、この発表は、前も聞いたのだけど、すぐには信じられないぐらい凄い話だ。ひとつは、SensiBeamというアンテナ関連技術。簡単に言えば、レーザーのように電波の焦点を合わせられるような処理で、電波干渉が基地局で18〜24dB、ケータイで6〜10dBも改善。電波がカバーするエリアは、3〜6倍。ネットワークキャパシティは、2〜4倍にもなるというものだ。なんといっても売りは、キャリアの基地局設備コストが、半減するという部分だ。本当なら、投資したほうが良い。 もうひとつの彼らの技術は、Mach-3Gというもので、これを基地局とケータイに入れれば、これまでのシステムをほぼ変更することなく、例えばKDDIのWIN端末のようなCDMA-2000で20Mbps、WCDMAで8Mbpsも出るというものだ。内容は特許出願技術となっているので、技術の中身の説明は無かったのだが、信号圧縮技術ではないというのだ。これについては、プロトタイプが完成しているとのこと。本当なら、ケータイやカーナビで、ハイビジョン放送も軽々見えるぞ!技術屋としては、測定を目の前で見たいところだが、VCや商社も注目しているらしい。 いくつかの発表の後、IT&Tビジネス研究会委員長の東大生研の橋本秀紀助教授(写真)が、総評。この先生は、本当にイイ先生で、いっしょに飲むと楽しいのだ。 さて、5時半からは、懇親会。やはりワシントンから来たCOMWAREのサマーロック社長と藤井取締役(写真Click!)に注目が集まっていた。二人ともMBAホルダー、いかにもアーリーステージのベンチャーという感じの二人。ぜひ成功してもらいたいな。 さて、いよいよ明日9月23日から「永遠のともだち」が発売される。ということで、本日あたりから、テレビで、小野修くんが監督したフルCGビデオクリップが流れ始めているらしい。デジハリのFairlife応援サイトで見てね! |
Posted by
mojosgy
at
19:30
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最近、いや、以前からずっと考えていることがある。
テレビ番組の著作権についてだ。
制作者が制作したものの著作権を獲得できなければ、
番組制作者はただの現場仕事で終わってしまう。
音楽、出版、演者の権利は守られている。
しかし、番組制作者の権利がまったく
守ら
テレビの著作権に関して
【
ワンダー社長ブログ
】at
September 23, 2004 23:27
この記事へのコメント
Fairlife売れてますね。昨日、タワーレコードでも宣伝してるのみました!
Posted by
airport
at
September 24, 2004 08:10