April 07, 2011
次世代のビデオコミュニケーションサービスを見る
![]() | 朝11時、ベンチャーの母として多くの若手経営者が頼っている今野由梨さん(写真)を訪ねて、ダイヤル・サービスの新オフィスへ。 そこでVisual Link Laboratoryの港宣也社長が開発した次世代のビデオコミュニケーションシステムについて、デモを受けた(写真Click!)。 港さんは、長くデジタル電話交換器関連のシステム開発などに関わってきた方で、デジタルビデオデータを非常にスムースにつなげるシステムを持っている。 特徴は、時間遅れが非常に少ないこととと、映っている人と音声のリップシンクがほぼ完璧なことだ。 ビデオコミュニケーションは、インターネットとパソコン、またはスマートフォンなどで構成できるようになったことから、ますますテレワークや会議やeラーニングなどの需要が高まると予想されている。 ビデオの圧縮に関する技術は、30年の間に飛躍的な進歩を見せ、世界的に研究機関や企業間でのコンペティションも厳しい世界だ。 港社長は、入口と出口ではなく、その途中の流れに注目したところが良いと思うのだ。もちろん、光での接続環境であれば、フルハイビジョンのスペックでのビデオコミュニケーションができる。さらにHDに近い画質とCD並の音質が、3G回線でも得られるというところも魅力だ。 実は、日本のテレビ放送が、地デジとなったことで、ちょっとした問題が起きている。 生放送で、スタジオの司会者が、現場のリポーターに呼びかけて、やりとりをする場面は日常的なものだが、現場のリポーターは、地デジの生放送のテレビ画面を見て、司会者からの質問を視聴している。 このとき、司会者が実際にしゃべった時間からは、いろいろ変換やルートをひっくるめて、約4秒ぐらい経ってしまうのだ。これはアナログ放送のときより、はるかに大きなギャップなのだ。 ところが、VLLのサービスを使えば、これが一気に短縮できるのだ。スタジオからの映像をポイント・ツー・ポイントで、例えば現場のアンドロイド端末に、ほぼリアルタイムで送ることができるからだ。 これは、けっこう凄いことだと思う。なぜなら、現場が用意するものが、スマートフォンぐらいで良いからだ。さっそく東京のあるキー局が採用したとのこと。スタジオと現場のやりとりがスムースになるだけでなく、ぼくたち視聴者にとっても、自然な会話のテンポで流れることになるわけだから、良いことだね。 デモの後、今野さんと港さんといっしょにランチ。今野さんは、今回の被災地に医師団の派遣の準備を多方面の方々を巻き込んで準備をされているとのこと。いつもながら素晴らし実行力だと思うのだ。 その後、御茶ノ水の東京本校へ。午後3時半からは、定例のボードミーティング。 6時半からは、「デジタルフロンティア」のWEB部門の最終審査。「デジタルフロンティア」は、デジタルハリウッド・オールの前年度の優秀作品発表会。各賞とグランプリも選定される。 いつもなら、4月の入学式の日に同時開催している「デジタルフロンティア」なのだが、今回は、5月6日に開催ということになっている。今年も良い作品をみなさんに見ていただけそうだ。 |
Posted by
mojosgy
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23:00
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