本学も「Back to Normal」には、ほど遠いね!
| 福島の原発の状態が、予断を許さない状況になってきている。
ぼくだけでなく、皆、テレビにかじりついているはずだ。今、ネットでは、放射能についての新聞やテレビのセンセーショナルな扱い方について、賛否両論だ。
テレビとネットを追っかけていたら、どんどん時間が経って行ってしまう。基本、理系であるぼくは、都内における被曝については、まったく心配していないのだが、なぜ安全と思っているのかを、ちゃんと説明できるだけの専門的な勉強をしてきたわけではないので、人を説得することはできない。
ただ、日本の安全基準は、だいたいが、もの凄く安全側の数値を取って決められているものだということだ。若い人はともかく、ぼくらの世代は、喫煙が当たり前だった。ぼくも大学生までは、少しは嗜んだ。もう35年ぐらいタバコは吸っていないけれど、モクモクと煙漂う会議室で、長い時間を過ごしてもきた。
想定されるというか、実際には可能性が極めて低いところの最大値をずっと被曝しても、これまでタバコで受けてきた体へのダメージのほうが、はるかにはるかに大きいのだ。残りの人生の時間を考えても、気にするレベルにまったく無いのだ。ごめん、若い方々。
12時から秋葉原のセカンドキャンパスの学長室へ。節電で暖房も最低限に落としているので、ちょっと厚着をしてきた。加湿も、ペットボトルの上に差してUSB電源、または充電池で動く、便利な小物で対応(写真)。
大学スタッフたちは、本学の大学生、院生たちの安否確認や、新学期の登校可能状況について、調査を初めている。
首都圏の大学は、このところ、あいついで卒業式を取りやめている。本学では、謝恩パーティなどは中止するけれど、卒業式は、学生、教員とも、無理なく秋葉原まで出てこれる方々で、挙行しようと思っている。今こそ、指導にあたった教員たちが、彼らの門出に、直接、声をかけることが重要だという判断だ。
もちろん、まだまだ情勢が見えていないので、最終判断は、連休明けの22日にしようと思っている。
午後4時半、徒歩で、御茶ノ水の東京本校へ。5時から、3階の会議室で定例のボードミーティング。じっくり、いろいろなことを話し合った。終わったら8時だった。
ぼくは、しばらく会議室で、そのままMacBookに向かいながら、facebookやtwitterをチェック。本当にいろいろな発言が飛び交っている。
午後9時、3階の事務室に出てくると、けっこう寒いし暗い。ちゃんと節電をしているのだ。二人だけ残って、大学パンフレット制作の最終段階に入ってきている井手さんと西平さんと打ち合わせ。午前0時のような雰囲気だけど、まだ9時半だった(写真Click!)。
当面、「Back to Normal」とは行かないなあと、つくづく思いながら、帰路に着いた。 |
Posted by
mojosgy
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23:00
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