パンフレット用に撮影してもらう
 | 朝、時差出勤で10時に高円寺へ。JRは、びっくりするぐらい空いていた。JRが止まっている区間も多いので、自宅待機のビジネスマンたちが多いからだろう。
直接、セカンドキャンパスの自分のオフィスへ。スタッフと打ち合わせて、さっそく通常業務。
午後2時、中央通りの角にある住友不動産秋葉原ビルの「ベルサール秋葉原」の2階のホールを視察。
ニュースで知っていらっしゃる方も多いと思うが、デジタルハリウッドの入学式とその後の「Digital Frontier 2011」を挙行する予定だった九段会館が、地震による一部天井落下が起きたため、急遽、仕様不能になってしまったのだ。
ということで、先週の土曜日から、スタッフたちがやっているのが会場探し。この「ベルサール秋葉原」の2階のホールもその候補なのだ。今日は、映像や音響のチェックをさせていただいたのだった(写真Click!)。大きなセミナー向けの会場なので、雰囲気は無い空間だった。
午後3時、学長室でフォーマルな服に着替えて、メインキャンパスへ。今日は、大学のパンフレットに使うための写真撮影。カメラマンは、もう長年、デジタルハリウッドの仕事をしていただいている三浦健司さん(写真)。
撮影は3時半から始まる。プロとアマの違いは、いろいろあるけれど、なんといっても照明がまったく違うね。今日も3台の大型ストロボがセッティングされ、ゼラチンで色の調整までやって絵作りをしていた。
撮影は、もちろんRAWデータなのだが、同時にJPEGデータが無線で、MacBookに飛ぶようになっており、その画面上でデザイナーが確認してポーズについて指示が出る。
けっこういろいろなポースのバリエーションをやらされた。だんだん上手に笑顔が作れなくなってきたところで、終了となった。2時間ほどかかったのだが、パンフレットに使われるのは1枚なのだ。
福島の原発の状況が心配だ。tweetを見ていると、東京を脱出する人たちも、かなり出ているようだ。
思うにテレビの民放のキャスターたちは、可能性について過大に言い過ぎるのではないだろうか?
科学者や技術者は、どんな事象の予測においても0%とは言えないので、「可能性はありますね?」と聴かれれば、「極めて小さいけれど可能性はある」と真面目に答えてしまう。すると、その後からは、それが起こるように事が進んでいるような雰囲気で、ストーリーが展開して行く。
被曝の問題についても、瞬間の測定値が、そのまま1時間続いたときの量にして数字を出している場合もある。測定値は常に変動しており、正確には1時間きっちり累計しないといけないわけだけだ。それも測定点でのことなので、全体の傾向を言い切ってしまうこともできないはずだ。
都内では、とりあえず室内にいることが被曝しないことということが、人々を食料買い占めに走らせている感もある。それぞれの人が、どんな情報を信じるかによって、人々の行動は大きく変化してしまう。キャスターたちの人間性が、情報に色を付け過ぎないようにしてもらいたいね。
ぼくは、ひとりセカンドキャンパスに残って、午後10時まで仕事。帰りのJRは、空席が目立つほど空いていた。
高円寺駅に着き、南側に出て、仁さんのスペインバル「La Cocina del Cuatro」の様子を見に行った。地震の被害はほとんど無かったとのこと。一杯ワインを引っ掛けて、家に戻った。 |
Posted by
mojosgy
at
14:40
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