February 10, 2011
内閣府知的財産戦略推進事務局コンテンツ強化専門委員会
![]() | 午前中は、家で仕事をして、11時半に家を出る。四ツ谷駅で南北線に乗り換えて溜池山王駅へ。 駅の改札を出ると、そのまま山王パークタワーの地下に空間に直結しており、そこにスタバがある。ここでブランチ。 午後1時に、駅からすぐの内閣府知的財産戦略推進事務局の会議室へ。今日は、コンテンツ強化専門委員会だ。 会長である中村伊知哉先生は、現代風アレンジが入った和装。自らCool Japanを体現している。コンテンツ強化専門委員会、発足より1年が経過。今日、新たに菅直人内閣総理大臣の名前で辞令を頂いた(写真)。 1年前は、鳩山由紀夫の名前で頂いた辞令、今日は、菅直人の名前。委員のメンバーは変わっていないし、まだ1年なので、昨年、提言した政策が、やっと実施検討段階というところ。幸い菅総理もコンテンツ産業強化には、並々ならぬ意欲を持っていらしゃるということで、方向性が変わらず、我々も検討を続けられているところ。 内閣府の専門委員となって感じたのは、政策決定から、実際に予算が付いて動き出し、さらにその成果が、眼に見えるようになるまでには、相当の時間がかかるということだ。これが法律改正が必要な場合になると、もっともっと時間がかかる。少なくとも首相が4年ぐらいは続いて政策の一貫性が保たれることが国益に繋がると強く感じている。 さて委員たちも、この1年で充分知り合ってきたということもあり、さらに本音トークとなってきている。いつもながら川上量生さん、久夛良木健さん、別所哲也さんの意見が鋭い。 コンテンツ強化というのは、一部の産業振興策のように思われるかもしれないが、国力に直結するものなのだ。言うまでもなく、アニメ、ゲーム、若者ファッションなどは、全世界をリードする文化となっているわけだが、その衰退イコール日本の没落という認識を世界に与えてしまうからだ。 戦後、ハリウッド映画の世界的大ヒットと共に、アメリカのジーズファッションや家電が世界進出を果たしたように、その同じ戦略を韓国がテレビドラマでやっていることは衆知のこと。中国を始めとするアジアでのSAMSUNGの進攻は、もの凄いものがある。 日本には、現在でも、ゲームやアニメなどを低俗な文化として、卑下している社会人たちが多くいらっしゃると感じる。その感覚の中では、日本の制作者や権利者たちも知らない間に、海外の熱狂的なファンたちによって、一般に広く認知されてきた日本のコンテンツを、世界に誇る日本のトップメーカーと関連させよういう発想は起きなかったことは仕方の無いことだったろう。 しかし、もういい加減に目を醒さないと日本のコンテンツの賞味期間が終わってしまう。経済状況を見れば、形振り構っている場合では無いはずだ。 大方の経済動向予想では、中国だけでなく、インド、ブラジル、インドネシア、メキシコにもGDPで追い抜かされる時が近づいているとのこと。孫の代まで大きな借金を残し、未来の日本人が希望を持てない国には成りたくないと思うのだが。 午後3時半、千代田線「新御茶ノ水駅」に到着。聖橋を渡る。途中で秋葉原方向の写真を撮る。ここからの風景も好きなのだ(写真Click)。 本日、まだまだ続く! |
Posted by
mojosgy
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23:00
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この記事へのコメント
わたくしは民放地方局のOBです。「九州はひとつ」という旗印のもとで、アジアに「テレビドラマ」を通じて九州のアピールをするように働きかけたいと考え、福岡県や九州産業局からも話を聞きましたが、「テレビドラマ」によるアピールについては、残念ながら全く考えられていません。コンテンツ強化委員会にも頑張って欲しいと思います。
ちなみにわたしのプランは、九州のテレビネットワークが「テレビドラマの競作」を通じてアジアの人たちなどとのきずなをつくるというものです。制作費の確保等、困難はありますが、やる価値はあると考えています。
ちなみにわたしのプランは、九州のテレビネットワークが「テレビドラマの競作」を通じてアジアの人たちなどとのきずなをつくるというものです。制作費の確保等、困難はありますが、やる価値はあると考えています。
Posted by
伊規須正和
at
March 11, 2011 10:53