November 26, 2010
長い1日、ブログ記事も長くなった!
朝9時半、日本橋のソフトブレーン社へ。今日は、ソフトブレーン社ファンダーの宋文洲さんと11月30日の「近未来教育フォーラム」の講演の打ち合わせ。 宋さんは、昨日、上海から戻ったばかりとのこと。ITベンチャーとしてソフトブレーングループを育て、今は中国に居を構え、中国でのビジネスに力を入れていらっしゃるのだ。 しばらくぶりだったので、最初は、2000年前後に活躍していたベンチャー起業家の消息などについて話をした。表舞台から消えたベンチャー起業家たちについて、とても残念に思っていらっしゃるようだった。 その後は、宋さんに登壇していただく「デジタルコミュニケーション時代の人材育成」について、キーワードをいただいたのであった。当日は、そのキーワードを利用して議論をさせていただくつもりだ。 10時半に秋葉原のオフィスへ。秘書といっしょに、溜まっていた書類の整理をした。 午後1時、メインキャンパスの会議室で、特許庁審査業務部生活用品・上席総括審査官の小林裕和さんと、特許庁審査業務部意匠課・意匠審査企画官の宮田荘平さん、同課・課長補佐の石坂陽子さんとミーティング。 特許庁でも、セカンドライフのようなメタバースでの知財について関心を寄せているということで、ヒアリングにいらした。来年には、勉強会をやりましょうということになった。 小林さんとは、20年前、ぼくがメディアラボから戻ってきたときからの知人。その頃から、とても勉強家で、仕事が終わってから、メディアラボを修了して、日本にやってきた若手の研究員と、いろいろと勉強をされていた。ちょっと懐かしかった。 今日は、いろいろ忙しい。午後2時半、御茶ノ水の東京本校に滑りこんで、定例の取締役会。第17期決算承認などを行った。 午後3時半からは、デジタルハリウッドのブランドステイトメントについてのミーティング。なかなか良いものが出来てきたのであった。 午後4時半に、セカンドキャンパスのオフィスに戻る。5時に、集英社の男性誌『UOMO』の連載「可士和談義」からの取材。カメラマンやライターの方々が、忙しく準備。 そこに、佐藤可士和さんがやってきた。今や「ユニクロ」の海外拠点をすべて手がけるなど、世界的にも注目されているアートディレクター。大学生たちから、将来、可士和さんのような仕事がしてみたいという声を良く聞く、憧れの存在でもあるね。 可士和さんとは、デジタルハリウッドエンタテインメント社が手がけたKITTY30周年の森美術館での展覧会からのお付き合いだ。ずっとどこか少年のような雰囲気が残っていて年齢不詳のクールな感じは、ぜんぜん変わっていらっしゃらない。 11月2日の「COOL JAPAN TOKYO-CONFERENCE」で、いっしょにセッション1で登壇したので、そのことで、僕を指名してくれたのだろう。 記事の載る号は、12月24日発売とのこと。楽しみだ。最後に、可士和さんは、ぼくの椅子に座って、レスポールを手にして、「オフィスにギターがあるってイイよね」と(写真)。確か、可士和さんのあの整然としたオフィスにも、フェンダーのアンプとギターが置いてあったことを思い出したのであった。 6時半からは、パソコンのテレビ会議システムで、羽根拓也教授とミーティング。11月30日の「近未来教育フォーラム」のセッションでのパワポの確認を行ったのであった。 午後7時からは、セカンドキャンパス7階で、大学のカリキュラム検討委員会。この委員会には、とにかく教育熱心な先生たちが集まっているので、常に議論は百出状態。 しかし、ぼくが助かるのが、みなさん実務家なので、理想の形を論じながらも、実際にどこまで出来るかという検討もしていただけることだ。次の1年生たちから、さらにきめ細かいカリキュラム編成となりそうだ。 9時半に終了して、オフィスに戻る。いろいろなことをやった長い1日だった。 さて、スギヤマスタイルでの人物写真が、これまでと違うという指摘を、何人もの方からいただいた。確かに、11月6日のショーン・Kさんの写真から、人物写真は、もう3代目となったGRDでは無く、SONY α900とCarl Zeiss・Planar f1.4 85mmに組み合わせで撮っている。 Planar 85mmは、アナログカメラ時代から、ポートレート用として、プロ、アマを問わず、愛好者が多いレンズだった。 ぼくは、父親の影響もあって、中学や高校の頃は、父のPENTAXの一眼レフを使っていた。次にカメラに目覚めたのは、25歳。助手になってからだ。同僚の先生に、とてもカメラに詳しい方がいて、Nikonの入門機といくつかのレンズを使って、リバーサルで写真を撮っていた。コダクロームとエクタクローム。今でも、たくさんのスライドが残っている。 そして、いよいよ、もう少し上をと思ったとき、Planar 85mmは、使ってみたい憧れのレンズになっていた。その頃、今は亡きCONTAXの高級一眼レフ用のものがあったのだが、僕には高くて手が出ないうちに、カメラは急速にフィルムからデジタルへ移行してしまったのだ。 そう、ずっと使いたかったレンズだったのだ。そして時は経ち、数々のカメラメーカー再編の中、ミノルタのαシリーズが、SONYブランドで蘇り、そのフラッグシップとして35mmフィルム相当のセンサーを持つα900が発売され、そこに一連のCarl Zeissレンズが用意されたのだった。 しかし、α900は、ぼくごときの腕前で使うにはもったいないと思って、発売以来、ずっと静観してきていたのだった。 そして2008年の発売から2年が経ち、ついにボディの実売価格が20万円前後にまで落ちてきた。ということで、重量のある一眼レフを持ち歩けると思えるうちに、使おうと意を決したのであった。本当に久しぶりの一眼レフだ。 ということで、縦位置での人物写真のほとんどが、これから、α900+Planar85mm(写真Click!)となるはずのなので、皆様、よろしく! |
Posted by
mojosgy
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23:30
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