November 10, 2010
東京本校でMIT Media Lab 石井裕先生の講演
![]() | 今日は、午前中は家に居て、12時から秋葉原のオフィスへ行き、すぐ「ベンガル」でランチを食べた。 午後1時半からD2 COMMUNICATIONS広報宣伝部のキムさんと岸良さんとと来年の「第10回モバイル広告大賞」についての打ち合わせ。年々、この賞の持つ意味は大きくなっていると思う。 その後、講義準備で、Keynoteの作り込み。授業資料に動的な表現を入れると、動きやタイミングなど、いくらでも調整してしまいたくなり、なかなか終わらないね。 午後5時からは、学長室の教員と事務局スタッフとで、次の教授会の内容についてのミーティング。 午後6時半、御茶ノ水の東京本校セミナールームへ。今晩は、日本MITエンタープライズ・フォーラムとデジタルハリウッド共催で、MIT Media Lab副所長 石井裕教授(写真)の講演会があるのだ。 「タンジブル・ビット(Tangible bits)」というコンセプトで、世界的に有名な先生だ。ぼくは、先生がメディアラボの教員になる前の1994年ごろ知り合いになり、ずっと先生の研究や、そこから出てきたいろいろな作品は、なるべく体験してきた。 そんなわけで、講演の前に、ぼくも挨拶。まさにMedia Labが無ければ、デジタルハリウッド設立は無かったわけで、石井先生に、このセミナールームで講演して頂くというのは、感慨無量というわけだ。 講演が始まると、美しい写真を多用し、重要なキーワードが、機関銃のように飛び出すプレゼンに、会場が完全に引き込まれてしまった。 デジタルメディアや先生の研究作品の紹介だけでなく、そこに教育論、哲学、さらに死生観もあり、軽妙なしゃべりの中に物凄く深く重いテーマもあった。 教育者の一人として、ぼくが心に残ったワードは、『教育とは、学生に「飢餓感」と「屈辱感」を持たせること』というもの(写真Click!)。 ソフトに言えば、もっと勉強したり研究したいと思わせることが「飢餓感」。この先生には、とか、あの研究者には、今は負けているけれど、いつか勝つと思わせる、というのが、「屈辱感」ということだね。現代の日本の学生に、これをやるのは、かなり工夫がいるのだが、まさに真理だと思ったのであった。 午後9時、講演が終了、会場から、いろいろ質問が出た。講演はすべてUSTREAMで生中継。これは、USTREAMのスペシャリストとなってしまっている平田院生が担当。 『MITメディアラボ副所長 石井裕先生講演会』という名前でアーカイブされているので、ぜひご覧になることをお薦めしたいね。 講演後、石井先生との名刺交換のため、非常に長い列が出来た。その一人ひとりに丁寧に対応している石井先生がとても印象的だった。 |
Posted by
mojosgy
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23:30
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