November 02, 2010
Cool Japan Tokyo-Conferenceに参加!
![]() | 11時半、神宮外苑へ。今週、ここで東京デザイナーズウィーク2010が行われている。 そのイベントのメインテントで、今日は丸一日、経済産業省主催で『Cool Japan Tokyo-Conference』があるのだ。 控え室で、スピーカーの方々と打ち合わせをして、午後1時からイベントが始まる。基調講演は、松岡正剛先生だ。この方の思想、哲学、文化、歴史についての知識と考察力は、桁外れ。 今日もCool Japanについて、1300年間ぐらいの日本の歴史と文化の中で、30分ぐらいで説明をされた。このまま終了予定の午後10時まで、先生の話だけ聴いていても良いのではと、本当に思った。 その後のセッション1に、佐藤可士和さんとぼくが出た。モデレーターは、生駒芳子さん。45分間があっという間に過ぎた。 そして、素晴らしいスピーカーたちが、それぞれのお題と立場から、Cool Japanについて語られた。ここからは、ぼくは完全に観客化。とても良い充電を開始したのだった(写真Click!)。 今回は、たった1日という時間、素晴らしいスピーカーたちに与えられている時間は、合計しても15分程度。もっと聴きたいのにという不満が残った。 全員のスピーカーに共通していたことは、日本には、素晴らしい職人たちとコンテンツは確かにある。しかし、それを世界市場に売りだしていく力を持つプロデューサーたちが不在だということだ。 その観点から、ぼくは大学院を設立したのだが、今ではみなさん、そのように認識しているというのは、心強いね。 第二部は、秋元康さん、茂木健一郎さん、猪子寿之さんという豪華メンバーが、一般公募と招待の方の日本を元気にするCool Japanのアイデアプレゼンを、その場で講評していくというもの。 3人の講評は、後半になると、どんどんラジカルになっていった。茂木さんが爆発してアジり、猪子さんがボケながら本質を突き刺し、秋元さんがまとめるという感じ。これは凄まじく面白かった。USTREAMのビューワー数も鰻登りになっていった。 最後を締めたのが、森美術館 館長 南條史生さんのプレゼン。会場全体が感動に包まれてしまった。多くの方がブログで、このプレゼンについてアップされているので、それを見ていただくと良いだろうね。 それにしても、「美しいか?美しくないか?」ということがあらゆる判断の基準となるとき、その感覚を高めていくには、人類が残してきた高いレベルの知を身につけて判断の基礎とするか、それを超えてしまうような発想を作って突っ走ってしまうのか、どちらかしかないだろうと思ったのであった。 午後8時半からは、ドーム内で懇親パーティ。猪子さん(写真)を始め、いろいろな方々と話をすることが出来て楽しかった。ドーム内に流れた美しい映像は、デジタルハリウッド卒業生たちの仕事だった。 午後1時から、最後の10時まで、9時間、本当に有意義な時間を過ごせた。経済産業省Cool Japan室の目論見を遥かに超えた何かが、今後、伝え広がるはずだ。 まったく、このイベントについて知らなかったという方のほうが多いだろう。ぜひブログなどの検索で、このイベントの余韻を感じていただければと思うのである。 |
Posted by
mojosgy
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23:30
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