October 31, 2010
東京国際映画祭のクロージングセレモニーへ
朝、セミフォーマルに身支度して、12時過ぎに六本木ヒルズへ。今日は、第23回東京国際映画祭のクロージングセレモニーなのだ。とりあえず、ブランチということで、坦々麺を食べる。体が暖まった。 1時半、TOHOシネマズのスクリーン7へ。関係者の方々が次々と着席していく。そして、まずはコンペティション部門など、部門ごとの表彰式。次々と各賞が発表されて行った。 最優秀男優賞の『鋼のピアノ』、最優秀芸術貢献賞と最優秀女優賞の『ブッダ・マウンテン』など中国圏の映画の入賞が目立つ。最優秀監督賞と観客賞のダブル受賞は『サラの鍵』となった。 審査員特別賞は『一枚のハガキ』、監督は新藤兼人監督。舞台に上がる98歳の監督は、「私の最後の作品」と自ら表明。揺ぎ無く戦争反対を貫いた映画監督人生に、審査員たちも惜しみない拍手を送っていた。感動的だった。 そして今年の“東京 サクラ グランプリ”は『僕の心の奥の文法』。ぼくは見ていないので、ぜひ観たいと思った。そしてフィナーレ。この3年、エコをテーマに東京国際映画祭を変革させてきた依田巽チェアマンが、今後2年は続投することを報告。会場から熱い拍手を浴びたのだった。 そして4時半からクロージングの招待作品『The Town』の上映。この映画、ボストン市街と橋を隔てて、隣接するCharlestownの中でのストーリー。ベン・アフレックが、監督と主演している。ハードボイルドな作品だった。 じつは、Charlestownの西隣りはCambridge。ここにMITとハーバード大学がある。そして河を挟んでCambridgeの南にあるのがBoston市街という配置。オープニングもクロージングも、たまたまボストンが舞台の映画というのが、今年の東京国際映画祭だったわけだ。 Charlestownは、アイリッシュの街。1987年、ぼくはそんなことは全く知らずに、MITに近いCharlestownの家を借りて住んでいたのであった。その家のオーナーは大学教授。数年、ロードアイランド州の大学で教鞭をとるということになり、家の2階をレンタルに出していたのであった。 そのときの印象でいえば、映画に描かれているような怖い感じは、街に無かったけれど、なんとなく閉鎖的な雰囲気はあった。確かに民族ごとのコミュニティの境界線が現存するのが、アメリカだね。 午後7時からは、森タワー40階で、東京国際映画祭の「感謝の夕べ」。関係者が集まり、ワイワイと労をねぎらうというイメージの立食パーティ。ぼくは午後8時過ぎに退散。 夜9時、高円寺に戻り、お腹が空いているのに気が付き、近所の「その角曲がる」へ。スペイン料理の店。やはりジビエが美味しい秋ということで、スペインの伝統的な料理「コネッホ・コン・チョコラーテ」を奨めてくれた。 うさぎ肉にチョコレートソースというもの(写真)。お肉は油気の無い鶏のようで食べやすい。ソースは、カカオソースという感じで甘くはない。とても美味しかったのだった。 ちょっと美食続き、明日からは、体のために粗食を心がけたいね。 |
Posted by
mojosgy
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23:30
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