October 15, 2010
Digital Contents Expo 2010に参加
朝の「りんかい線」、かなり混んでいた。午前9時45分、お台場の日本科学未来館に着く。今日はまず、Digital Contents Expo 2010のパネルだ。 7階のイノベーションホールの控え室に、パネラーがぞくぞくと集まる。IBMの園田さんが、基本の流れをパワポにして自宅から送ってくる。それを観て、皆で軽く打ち合わせ。 ちょっと機材のトラブルがあって10分ほど遅れて、パネルディスカッションが始まる。「劇場版映画 2Kシネマから4Kシネマへの展開」というのが題名。 モデレーターは、お馴染みCGWorld編集長・渡辺英樹さん。パネルは、本学教授の小山昌孝、スタジオディーンの野口和紀さん、アニマの笹原和也さん、日本アイ・ビー・エムの園田哲也さん、そして僕だ。 午前中のセッションにも関わらず40人ほどの方々が参加してくれた。専門家の方も多くいらした。デジタルハリウッド大学院を中心に「コンテンツ制作共有基盤」というものについて研究会が立ち上がっている。 これは、高精細度映像制作を行うときに、これまでの数千倍もに、飛躍的に膨れ上がる計算量を、パソコンではなく、クラウドコンピューティングで解決しようというもので、このクラウドを日本のコンテンツ産業で共有しようという提案でもある。すでに実証実験用の小規模なものを秋葉原メインキャンパスに導入しており、それを利用した作品が出来てきているということで、本日の紹介となったのだ。 帰りに日本科学未来館の1階でやっているASIAGRAPHを観て回った。今回もアジアから、非常にレベルの高い作品が集まっていた。予算がつかず今年の開催はたいへんだったとのこと。 政権与党は「東アジア共同体構想」を掲げているにも関わらず、産業創出につながっている文化芸術イベントを応援しないというのは、ちょっと納得できないね。その後、一度、都心に戻る。 午後3時、神谷町にあるIndigo Blue社へ。柴田社長と人材育成の新しい取り組みについてミーティング。コンサルをされている裸眼立体視技術も見せていただき、とても面白かった。 新橋に出て、「ゆりかもめ」で、もう一度、お台場へ。日本科学未来館の隣りにある東京国際交流館へ行き、第25回デジタルコンテンツグランプリの受賞者とのレセプションに出席。 今年も、「スキージャンプ・ペア」の真島理一郎さんが審査員になっていた。歓談しているうちに、今年の優秀賞を受賞した「ラブプラス」、「ラブプラス+」のプロデューサーが、デジタルハリウッド卒業生ということがわかった。素晴らしいね!! また、映像作家たちの登竜門となっているデジタルクリエーターズコンペティション2010では、「東映アニメーション賞」をyamabusというご夫婦のクリエーターユニットが「おもちちゃん」という作品で、受賞していた。 二人は大阪校で本科卒業後、同期だった縁で結婚。お互いゲームデザイナーとしてキャリアを積み、作家活動も開始したとのこと。夫婦で同じ仕事を持ち、家族もでき、仕事と創作活動をやっているなんて、素晴ららしいライフスタイルだね。 午後8時まで、デジタルコンテンツ協会の方々や審査員の方々、受賞者の方々などと楽しく懇親したのであった。 |
Posted by
mojosgy
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23:00
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