September 10, 2010
大学院の修士論文発表会
![]() | 朝、9時に東京本校へ。9時半から定例の経営会議。今日は、検討事項がたいへん多く、途中、議論も続き、終わったらなんと午後1時過ぎだった。 そのまま3階の本部で、クリエイティブのスタッフと打ち合わせをして、スタバでランチ。 午後2時からは、1階セミナールームで行われていたデジタルスケープ社主催の「即効!3D立体視映像制作エッセンシャル〜基礎からCG合成まで〜」をしばらく見学した。 このセミナー、定員70名のところ、あっという間に100名の申し込みがあったということ。プロの制作者たちも、今、3D立体視映像制作の勉強中というわけだ(写真Click!)。 講師は、コンテンツサービスプロデューサーで3D映像コンサルタントの町田聡さんと、3DCGアニメ、3Dインターネット、Webリッチメディア研究者の深野暁雄さん。深野さんは、デジタルハリウッド専門スクールの初期の名物講師だった方だ。 これから年末商戦にかけて、多くの3D対応フルハイビジョンテレビが市場で人気になると思うが、国内の3D立体視映像制作者は、非常に少ないという、実は危機的状態。ということで、撮影のプロや、CGのプロに、立体視用コンテンツ制作を覚えてもらわなければならないのだ。プロデューサーがいくら3Dコンテンツを企画しても、制作者がいなくては作ることはできないからね。 その後、秋葉原のオフィスへ向かう。午後4時、さらにメインキャンパスへ移動して、またもクリエイティブスタッフと10月から使う名刺の見本刷の確認などを行う。 午後5時、秋葉原を拠点に長く活躍している千代田区議・小林たかやさんとミーティング。 秋葉原で事業を行っている様々な企業が、別々に秋葉原を盛り上げるイベントを散発的に行っているものを、今、まとめていこうとして関係者の調整を取り始めているとのこと。アキバで生まれ育った区議だからこその活動だね。ぜひ応援したいね。 午後7時から、メインキャンパスで、大学院の修了プレゼンテーション。大学院では、修士論文、ビジネスプラン、作品制作と、いろいろな形でファイナルプロジェクトをまとめることができる。 教授会で、最終的な学位審査が行われる前に、必ず公開プレゼンを行うことになっている。今日は、ぼくが指導した2つの論文と、ひとつのビジネスモデルのプレゼン。指導した側としては、これは「Thesis Defence」という感覚。 教員たちだけでなく、院生たちも30人ほど集まり、さらに修了生も顔を出す。なかなかの緊張感だ。田中さんと高さんの発表が終わり、最後は、ビジネスプランとしてまとめた北田さんの発表。 北田能士さん(写真)は、専門スクールの卒業生。その後、CGクリエーターとして活躍し、本校で講師もやり、CGプロダクションを起業。さらに研究活動を行うために、大学院に戻ってきた経歴。 北田さんが、研究開発したシステムは、CGアニメーションで作られた劇空間を、VRカメラで撮影するシステム。精緻なモーションキャプチャーシステムを持つスタジオで、普通のプロ用ビデオカメラを持ち込むことで実現しており、インターフェースをiPhoneで開発。 映画『アバター』でジェームス・キャメロン監督が実現したVRカメラシステムを、異なるアプローチで組み上げたもの。制作工程を知るだけでなく、プログラミングもできる北田さんならではのシステム構築だ。 VRカメラは、制作工程を半分程度短縮し、制作コストを抑えるだけでなく、実写撮影のカメラマンたちに新たな活躍の場を持ってもらうものでもある。リアルタイムでの再生が可能なので、監督も映画を撮るような感覚で、CG制作を行っていくころができる。ご興味ある方は、大学院まで、ご連絡を! 9時に終了し、その後、御茶ノ水の東京本校へ、もう一度移動。またもクリエイティブスタッフと打ち合わせの続き。11時過ぎに東京本校を出たのであった。 |
Posted by
mojosgy
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23:45
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