SIGGRAPH 2010・4日目(その3)
| 本日の「その3」。午後6時、昨日に引き続き、今回から設けられたといいうSIGGRAPH Dailiesへ。このDailiesは、SIGGRAPHで発表をするプロダクションが何故、少ないか?という疑問から始まったとのこと。
SIGGRAPHは、学会ということが根底にあるので、どうしても何か新しい技術が入っていないと採択されないことになってしまう。しかし、現実には、既存の方法を使いこなすことによって、これまで誰も見たこともないような美しい映像を作ることもできる。その観点なら、そのカットを担当したクリエーターたちに発表の場を与えることができるし、その制作プロセスを、コミュニティで共有できるという考え。
今年は、このコンセプトが行き渡らなかったので、最初にコンセプトを立てたPixarとDisneyのクリエーターの発表が多くなってしまったけれど、来年度からは、プロダクションだけでなく学生たちにも、このDailiesへの参加を拡げていきたいと座長が、挨拶をして始まった。
ぼくは、河口洋一郎先生が長年ホストを務めるSAKE Barrel Opening Partyへ行くために途中で退席。さてパーティは、もう23年も続いていて、もちろんSIGGRAPHの正式なイベントのひとつになっている。
今年、河口先生は、長年のアーティスト活動を評価され、SIGGRAPHから、「Distinguished Artist Award for Lifetime Achievement in Digital Art」を授与されている。
というわけで、おめでたいということなのか、先生は、着物をひっかけて、今年のSIGGRAPHのチェアと共に、集まった方々に、酒樽からお酒を振舞っていた(写真)。
さて、今晩は、もうひとつ、午後8時から、SIGGRAPHのReception。いつもは驚くような会場でやるのだが、今年は、緊縮財政ということで、5つのピカピカの円筒が建っているうように見えるWestin Bonaventure Hotelのボールルームで行われた。
8時過ぎから、ぞくぞくと参加者が集まってくる(写真Click!)。基本、フルカンファレンスのパスを持っている人だけが参加できるので、まさにSIGGRAPHコミュニティのコア層の人たち。
Receptionでは、毎年、十分な食べ物と飲み物が出る。参加者は学生たちも多いので、ホスピタリティという点で、これ重要なところだね。ここでも、いろいろな方々と会って、歓談したのだった。 |
Posted by
mojosgy
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23:45
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