SIGGRAPH 2010・2日目(その1)
| 時差が抜けず、夜中に起きてしまう。暇なので東京とやりとりをする。
午前7時半から、ホテルの2階の会議室で、ツアーメンバーと共に、今回のSIGGRAPHのブリーフィング。昔は、ぼくがやっていたのだが、今は小倉先生が中心にやってくれている。
和食のビッフェで、みなで朝食。シャトルバスに乗り会場へ。8時40分、すでに朝のAVATARのセッションのために長蛇の列が出来ていた。
CG、VFX制作業界にとっても、AVATARは、エポックメイキングな作品ということで、AVATARに関するセッションは、今回かなり多く組まれている。2000人程度入れると思われるホールが満席になっていた。
10時半に終わり、休憩スペースへ来たら、Student Volunteerをしているデジタルハリウッド大4年の留学生TANDUKAR SHIVAくんに会えた(写真)。昨年の横浜でのSIGGRAPH ASIA 2009でボランティアをして、その経験が良かったとのこと。
11時、 昨日、混雑していて、ゆっくり観ることができなかったEmerging Technologiesへ。昨日のSONYの360度立体表示装置を再度見て、進むとSharpが、なんとRGB+Yellow+Cyanの5原色のパネル『Quint Pixcel』という試作品を出していた(写真Click!)。
説明に当たっていたシャープの開発者によると、物体の表面色の再現というところに主眼を置いて研究開発を進めていった結果。黄色にさらにシアンを加えた5色になったということ。
液晶パネルは4Kのものを使っている。これはRGBが並ぶところに、黄色、シアン、基本のRGBと、もうひとつ赤を加え6つの色を並べているので、フルHD表示で4Kパネルが必要になるわけだ。隣りに比較用に展示してあったRGBフルHDと、同じテストパターンを出して比べると、解像度も上がっていた。12ポイントぐらいの文字が読めた。
いろいろなサンプル映像を見せてもらったけれど、確かに色の再現は、凄いと思った。Sharpは、2ヶ月前にRGB+Yellowの4原色で『クアトロン』を発売したばかりだが、じつは、5色のパネルから価格などを考慮してプロダクトとなったのが、『クアトロん』とのこと。研究開発から見れば、4から5じゃなくて、5から4だったわけだ。
お昼、稲垣さん、小倉先生と待ち合わせて、外に出て昼食。今日はメキシカン。ワカモレが美味しかった。 |
Posted by
mojosgy
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14:00
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