June 22, 2010
最後の『マルチメディア放送ビジネスフォーラム』総会
朝5時半に起きる。50歳過ぎてからなのだが、ぼくは夏が近づいてくると、睡眠時間が短くなってくる。 8時から11時まで、MacBookを開いて、家で仕事。そして東京ミッドタウン・カンファレンスへ向かう。 午後1時から、「マルチメディア放送ビジネスフォーラム」の幹事会。 午後2時からは、「マルチメディア放送ビジネスフォーラム」の第5期第3回総会。 2005年、1年間の予定で、「デジタルラジオニュービジネスフォーラム」として発足したフォーラムも、デジタルの大きな変化の中で、これまでのテレビの地上波の跡地利用の方針が決まらず、5年間が経った。この間、ぼくはずっと代表をやらせてもらった。 しかし、ついに昨年後半あたりで、方向が見えてきて、いよいよ今年は、決着が着く感じになり、フォーラムの総会も今日が最後になることとなった。 午後2時から総会。各ワーキンググループの発表。そして特別講演として総務省 情報流通行政局 放送政策課 大橋秀行課長が、『ラジオと地域情報メディアの今後に関する研究会 報告書素案の概要』という内容で講演。基本的には、マルチメディア放送への期待を述べられた(写真)。 総会の最後は、このフォーラムを実質的に引っ張ってきたエフエム東京の藤さんが、この5年間の流れをパワポで説明。いろいろなことがあったなあと、感慨深かった。 そして、ぼくも最後に挨拶。内容は、マルチメディア放送の出発が、これからでちょうど良かったというもの。2005年末のYouTubeの出現から始まって、この5年は、facebook、twitter、ニコニコ動画などなど、次々と新サービスが始まり、ソーシャルメディアとクラウドが、恐ろしく発展した時間帯。この方向性が見えた上で、これまでのラジオとは異なるマルチメディア放送を創っていけるからだ。 その後、そのまま懇親会となる。皆さんと5年間の思い出を話したりしていたのだが、このフォーラムの功績は、まさに放送事業者以外の方々が多く参加した、いろいろなワーキンググループから提案されたことが、単なる提案に終わらず、実際のマルチメディア放送の枠組みに織り込まれたことではないだろうか? ということになった。 しかし、総務省のほうで、マルチメディア放送に関しての法整備などが済み、実際の免許交付が民間に行われたとしても、このマルチメディア放送に対応する端末は、まだ世の中に存在しないのだ。そういう意味で、まさに新しいメディアを創るということになるわけだ。 まだまだ本当に普及できるかどうかは、わからないけれど、デジタルコミュニケーションを本格的に利用する電波メディアとして、早く一歩を踏み出したいものだ。 そんなことを考えながら家路についた。 |
Posted by
mojosgy
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23:30
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