May 15, 2010
『TEDxTokyo』と『live image 10』
![]() | 今日は、朝から丸一日、お台場の日本科学未来館で、TEDxTokyoがあるのだ。TはTechnology、EはEntertainment、DはDesign。リチャード・ソール・ワーマンが1984年に始めたイベントは、今や世界各地で、最初からのコンセプト”ideas worth spreading” ? 価値あるアイデアは世界中で共有するべきであるというTEDの精神-を守りながら行われているのだ。 最初のセッションは9時からだったのだ。総武線が止まっていて、かなり遅れて日本科学未来館に到着。その前では、見事に育った花畑で、多くの人たちが花を摘んでいた。今日だけ開放されているのだそうだ。まるで名画のような光景だった(写真)。 プログラムとプレゼンターは、TEDのサイトで確認していただくとして、いろいろ分野でボーダーを推し広げている人達が、基本ひとりひとり、とても洗練されたプレゼンを続けていくのだ。 未来館の7階ホールが、扇型で急な角度の客席となっており、これがプレゼンターとも参加者とも親密感を持ちやすく、とても良い(写真Click!)。脳のいろいろなところが開く感じがする。 ぼくは、1993年5月に神戸で行われたTEDでプレゼンしたことがある。そのときは、Silicon Graphicsのリアリティエンジンでサイバースペースを作り、そこに三次元アイコンを置き、三次元マウスを使ってアイコンに近づくことにより、アイコンにリンクされている情報が、サイバースペースで再生されるというものをビデオで紹介した。そのときは最先端だったのだけど(笑)。 お昼、休憩はたっぷり2時間。参加者みんなで近くの公園へ。東京湾を目の前に、配られたお弁当を広げた。 そこに急遽参加が決まったという電気自動車TESLAがやってきたのだが、最初、エンジン音がしないので、誰も近くに来たことを気がつかなかった。テレビやクルマ雑誌でしか見たことがなかったので、ちょっと嬉しかった。 アメリカ本国では、長いウェーティングリストが出来ているということだが、今回の日本の割り当ては12台。1台1800万円とのこと。「ヒューン〜〜、ヒューン〜〜」というモーター音、SF映画のような走行音だった。 午後も、刺激的なプレゼンが続いた。このまま夜の夕食会まで続くのだが、残念ながら、ぼくは、午後4時半からの最後のセッションを前に離脱。有楽町駅へ向かった。 午後5時半、息子と駅で待ち合わせして、東京フォーラムへ。今晩は、『live image 10』なのだ。live imageは、今年で10周年。ここ2年、ヨーロッパでの活動のため、本拠地をロンドンに移した葉加瀬太郎さんが参加していなかったのだが、10回目ということで、もちろん参加。 東京フォーラムAホールは、6000人弱入るホールなのだが満席。根強い人気なんだね。多くのミュージシャンが参加するlive image、ほとんどの楽曲が、耳に馴染んでいる曲ばかり。というのも、テレビの長寿番組のテーマ曲がとても多いのだ。それぞれの作曲者が、この人だったのだなと思いながら聴いた。 TEDxTokyoの朝のセッションの最後に登場したジェイク・シマブクロさんが、ここでも登場。情感たっぷりと奏でる「While My Guitar Gently Weeps」、凄かった。女王陛下の前でも演奏したというもの、1日に2度も聴けて、うれしかった。 コンサートの後半は、葉加瀬さんが中心となって進む。この方のトークは本当に面白い。「情熱大陸」のテーマで、みんなスタンディング。アンコールは、名曲「My Favorite Things」を、ほぼ全員のプレーヤーがソロをとって回していく。当たり前なのだが、みなさん恐ろしく上手い。 コンサートが終わって、楽屋へ。着替えたばかりの葉加瀬さんに会う。相変わらず大きなポジティブオーラが出てらっしゃる。すぐにロビーでの握手会へ、他の出演者と共に向かわれた。 ぼくは、今回、葉加瀬さんのベストアルバムを音と映像のコラボレーションというコンセプトで作られた「BEST VISION」の応援コメント撮りへ。 日本のCG映像黎明期からのアーティスト原田大三郎さんとの葉加瀬さんの音楽のコラボ。音と映像が、どちらの主従関係にもならない、融合的な表現となっていて、ぜひ大画面で楽しんでいただきたい作品だ。 ということで、あまりにも濃い丸一日だったのだった。 |
Posted by
mojosgy
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23:45
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