セガサミービジュアル・エンタテインメント社を訪問
| 午前9時半、東京本校で定例の経営会議。12時半に終了。
午後1時、小倉以索先生が専門スクールで受け持っている秋本科のCGクラスで、ぼくから、この15年間の卒業生の活躍状況について説明。来年の9月まで、モチベーションを最大限高く持って頑張って欲しいと激励した。
午後3時、羽田空港の近く大鳥居にあるセガサミービジュアルエンタテインメント社を訪問した。この会社は、セガのVE研究開発部が独立したもの。取締役にVE研を引っ張ってきた伊藤武志さん(写真)が就任した。
伊藤さんは、東京本科3期の卒業生。98年3月の彼の卒業作品、舞台は近未来の都市、そこに現れる謎の宇宙人と、逃げる地球人の女性。まるでスケールの大きい映画のトレーラーのようだった。
そのときから、彼の心の中にフルCGアニメーション長編映画というのがあったのだろう。まさにVE研は、そのためのものだったと感じていたし、今回の会社は、さらにミッションを鮮明にしたものだと理解できた。
今日は2時間ほど、アニメーション制作のフローに沿って、社内を案内してもらった。その中で、たくさんの卒業生に会うことができた。各セクションのチーフになっている卒業生にも多くあった。セガからの生え抜きの方々だけでなく、他のゲーム会社などから途中入社した人たちも多い。
そんな中、シェーダーのスペシャリストになった卒業生やファーのスペシャリストになった卒業生にも会った。インハウスでいろいろなツールを研究開発しているのは、まさに長編映画を、連続的に制作できる体制を整える上で重要なことだ。
さらにデジタルハリウッド設立時、ぼくはCGスタジオで研究開発に当たっていたのだが、そのときの仲間3人にも再会できた。またこの会社には、20人ものプログラマーがいるのだが、デジタルハリウッドのスクールの最初のシステム管理者で、デジタルハリウッド大学院で、群衆シミュレーションの研究開発を3年間いっしょにやった尾形薫さんにも会えた。
日本で、本格的なフルCGアニメーション映画を制作することをメインの業務として会社ができたということは、たいへん頼もしいことだ。CGに関して日本では、テレビ、映画、アニメというところより、ゲーム産業で働く人たちのほうが、遙かに多い分、才能のあるデザイナーやプログラマーもたいへん多い。その彼らが映画に挑戦することに、大きな可能性を感じるのであった。
じつは、卒業生たちが、集合してフルCGアニメーション映画を作るということは、ぼくのデジタルハリウッド設立時からの夢でもある。そして、その夢を多くの受講生に伝えてきた。
ということで、今、その夢に向かって確実に一歩を踏み出している伊藤さんたちを、背後から援護させていただくのが、ぼくの使命でもあるのだ。
実際に映画制作が始まれば、100人ではできない。少なくとも後100人〜200人は、手が必要になる。そのとき、多くの卒業生が、そのプロジェクトに馳せ参じるはずである。楽しみだ。
午後6時半、秋葉原サードキャンパスに到着。さっそく大学スタッフと会議。2時間ほどで終えて、本日終了となった。 |
Posted by
mojosgy
at
23:30
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先日、以前在籍していた会社のOB会と称するパーティーがあって、久々にデジハリに行...
とある会社のOB会とか昔のこと
【
そこ、つっこみ処ですから
】at
November 23, 2009 04:04