TV局の名映画プロデューサーたちが特別講義!
| 午前10時、秋葉原メインキャンパスへ。月曜日の午前中って、ゆっくり仕事をできる時間だ。
デジタルハリウッドは、土日に授業運営やイベントで動いているスタッフたちが多いこともあって、月曜日の午前中は、ほとんどメールが動かない。また外からのメールもほとんどない。
googleのgmailからついにβ版表記が取れた。「世界の一流企業で正式採用されているgmailに、いつまでもβ表記で良いのか?」というgoogleからのコメント。つねに改良が続けられるソフトウェアって、ある意味、永遠にβ版であるわけだが、このへんで見切りを付けたということだろう。
デジタルハリウッドは、たぶん企業の中でも早期にgmailを正式採用したほうだと思う。出だしは、それぞれのスタッフが主入れを持って慣れ親しんできたメールソフトから移行することに抵抗があった。
システム管理軽減や持ち歩くノートPCにメールのデータが無いというセキュリティ上のメリットなどは当然として、実際にもっとも良かったのは、googleの強力なスパム対策だ。たまに海外からのメールが間違えて迷惑メールに分類されてしまうこともあるが、目を通すメールの数が激減した。
そして、googleお得意の検索。メール内検索のスピードは、全文検索でかかるのだが、非常に早い。これは、どのセクションのスタッフにとっても、もう通常のメールソフトに戻れないと感じた部分だろう。googleにすべてを委ねてしまうのが、気持ち悪いと判断される方も多いと思うが、中小企業には、お奨めのソリューションだ。
午後3時半、明治大学和泉キャンパスへ。午後4時20分から「クリエータービジネス論」の授業。今日は、映画企画の課題のプレゼンテーション(写真Click!)。自由課題ということで、4組がプレゼンテーション。中には、そのままテレビ会社に企画を持ち込めそうなものもあった。
午後7時、デジタルハリウッド大学のメインキャンパスで、『現代における映画製作概論』〜映画業界を牽引する放送局、責任者は今何を考える?〜というタイトルで、各放送局の責任者の方々に、今後の映画製作事業、今後の戦略と展望を語っていただくという特別講義。
パネルとして参加していただいたのは、以下の4人のキーマンの方々(写真)。
奥田 誠治さん/日本テレビ コンテンツ事業局コンテンツセンターエグゼクティブプロデューサー、「魔女の宅急便」から「崖の上のポニョ」 まで全てのジブリ作品、プロダクションIG作品「スカイ・クロラ」を製作。「家なき子」「金田一少年の事件簿」「サト ラレ」「かもめ食堂」「デスノート前後編」「東京タワー 〜オカンとボクと〜」「舞妓Haaaaan!!!」「ALWAYS 三丁目の夕日、続三丁目」 「マリと子犬の物語」「20 世紀少年全三部作」「252」「K−20」「ヤッターマン」の制作。
濱名 一哉さん/TBSテレビ コンテンツ事業局映画事業部長。プロデュース作品として、「高校教師」「陰陽師」「半落ち」「世界の中心で、愛をさけぶ」「いま、会いにゆきます」「NANA」「日本沈没」「涙そうそう」「恋空」「クローズZERO」「花より男子ファイナル」など。
清水 賢治さん/フジテレビ 映画事業局 局次長、ドラマ「世にも奇妙な物語」、「ショムニ」など多数プロデュース。アニメチーフプロデューサー、二時間 ドラマ チーフプロデューサーを経て、2003 年映画事業局映画調整部担当部長に就任。フジテレビ映画の製作・配給調整を担当。 スカイパーフェクト・コミュニケーションズでは、コンテンツ投資部 部長として、映画・アニメなどに多数出資し、自社プロデュースも開発。2006 年フジテレビ映画事業局映画制作部長に復帰。
梅澤 道彦さん/テレビ朝日編成制作局映画センター長、「日曜洋画劇場」の作品の買い付け、日本語版製作、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」等のアニメーション番組。「仮面ライダーシ リーズ」「戦隊シリーズ」の制作。出資として、「男たちの大和」「トリック劇場版2」「武士の一分」「さくらん」「椿三十郎」「母べえ」「相棒-劇 場版」「レッドクリフ PART1・2」「特命係長只野仁-最後の劇場版-」ほか多数。
という、業界から見れば、まさに豪華な顔合わせ。紹介の作品名を見ても、まさに現代の邦画は、民放キー局が中心となって制作されていることが良くわかるだろう。コーディネーターの高橋光輝準教授が、かなり良い話を引き出してくれていた。
こういう特別講義を組めることが、デジタルハリウッドらしさだと思うね。 |
Posted by
mojosgy
at
22:45
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