January 08, 2009
ジョセフ・ナイ先生が次期駐日大使候補!
![]() | 10時半に直接、秋葉原のメインキャンパスへ。 昨晩できなかったので、今日の「デジタルコンテンツビジネストレンド」の講義のパワポ制作を始める。 大学は、期末テストも始まっていて、さすがに大勢の学生たちが出入りをしている(写真Click!)。 午後1時から講義。これからのデジタルコミュニケーションがどのようになるかということについて未来を考えてもらう内容。 講義の中で、いつも学生たちに挙手をしてもらって、ぼくも彼らの考えを知ろうとしている。今日もいくつか質問したのだが、ちょっと驚いたことがあった。 「もし十分に資金があるとして、今、自家用車を欲しい人?」と質問したら、なんと8人ほどしか手を挙げなかった。再度、「お金があるとしてだよ」と念を押して、挙手をしてもらっても結果は同じだった。 これって、今日の出席者の10%ぐらいなのだ。若者の車離れという流れは知っているつもりだったが、一割とは。本学の学生の特徴かもしれないが。 その後、ぼくは、車が売れなくなったことを切っ掛けに、日本の自動車産業と家電産業が、ロボット産業を展開するだろうと希望も含めて予測。 また全世界の人口推移のグラフを見せながら、これから、ますますデジタルコミュニケーションというものが、大事になると説いた。約8000万人、人が増え続けているのだが、誕生する数を見れば1億4千万人もいるのだ。 これからはデジタルネイティブが、毎年1億4千万人増えると言えるだろう。これってデジタルコミュニケーションの上に立つ、ICT産業やコンテンツ産業から見れば、ポテンシャルカスタマーが、毎年、一億4千万人以上増え続けるのと同じなのだ。あまりにも凄い可能性だ!! 講義が終わって、ふとケータイにプッシュされてくるニュースをみたら、次期駐日大使にクリントン政権下のときの元国防次官補のジョセフ・ナイ氏が就任とあった。 ぼくにとっては、ハーバード大学教授の国際政治学者というイメージなので、ナイ先生という感覚。2004年の著作「ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力 」の中で、説明した「ソフトパワー」という概念が、Cool Japanの背骨になっているコンセプトとなっている。 当時、外務省と総務省と経済産業省の官僚の方々や、コンテンツ関連の研究者は、ほぼ全員、この本を読んだはずだ。 つまり21世紀の国力とは「ハードパワー(ほぼ軍事力)」ではなく「ソフトパワー(ほぼコンテンツ)」だということだ。 世界の隅々にファンを持つ素晴らしいアニメを作り、数々のセレブも大好きなキャラクターを産み、ケータイという楽しい文化を持ち、世界中の人を夢中にさせ感動させつづけるゲームを作り、寿司を産み、パリコレを制し、アキバを持ち、最多のミシュランの☆を持つことが、「ソフトパワー」。日本は凄いね! 世界の人々の心に占める大きさが、国力となる21世紀。ぼくの目の前にいる学生たちのこれからの活動が、国力そのものになってくれるはずだ。 午後3時、オフィスへ。最近、毎日、火災のニュースばかり。気になって、オフィスの消化器の位置を再度確認(写真)。火事を起こさないように、本当に気をつけたいものだ。 午後6時、東京本校8階の会議室で、プロモーション会社の方々とブレーンストーミング。実は、火曜日のランチ以来、液体しか飲んでいない状況。しかし絶食ハイとでもいうのだろうか、頭は冴えていた。 もっと進めば、修行されているお坊さんのような境地が見えるのか?(笑)午後7時15分に終了。この後、スタッフと明日以降の打ち合わせをして、今日も、体調を戻すために早めに帰宅。 家で、おかゆを食べる。55時間ぶりに、食事をとった。けっこうだいじょうぶなものだね。 |
Posted by
mojosgy
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23:00
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