October 26, 2008
東京国際映画祭クロージングセレモニー
午後1時過ぎ、渋谷校にちょっと寄ってスタッフと歓談した後、渋谷文化村オーチャードホールへ。 今日は、東京国際映画祭の最終日で、クロージングセレモニーがあるのだ。エントランスホールでは、今回の映画祭のチェアマンである依田会長と依田会長の右腕となって補佐をされた水口さんが、関係者の方々に丁寧に対応していた(写真)。 依田会長は、長くエイベックスの社長を務められた方、そして水口さんはセガでゲーム開発を行ってきた方。この映画業界が出発でなかった方々だったからこそ、これまでの慣例や慣習に縛られることなく、たくさんの新しい試みを行うことができたのではないだろうか? 午後2時から、オーチャードホールで授賞式。受賞した監督やプロデューサーたちが現す喜びの表情やコメントが、それぞれとても違っていて、その様子にオーディエンスも反応する。 その雰囲気の中に居られるというのは、テレビなどで見るのとは、ぜんぜん違う体験。今日は、CoFesta関連のイベントがいくつも重なっているのだが、この会場に来て良かったと思った。 そういえば、会場となっているオーチャードホール、ぼくが1985年から1年ほどかけてコンピュータシミュレーションで、建築音響設計を行ったホール。壁面のすべての形が、ぼくには懐かしい。 さて、クロージングでは、多くの方々からレッドカーペットではなく「グリーンカーペット」とすることで、地球環境問題にフォーカスしたこの映画祭について、素晴らしい取り組みだというコメントが寄せられた。 その後、この映画祭の最期を飾る特別招待作品としてピクサーの「WALL-E」が上映された。まさに今回の東京国際映画祭のテーマにぴったりの内容だった。 エントランスを出ると、グリーンカーペットの前に実物大の「WALL-E」が待っていた。ということで、もちろん撮影(写真Click!)。 午後6時半からは、渋谷文化村の1階で、映画祭関係者の方々が招かれてのパーティ。ここでも、いろいろな方々が挨拶に立たれたのだが、一番びっくりしたのは、映画祭のコンペティション部門の審査委員長を務められたハリウッド俳優のジョン・ボイドさんが、三船敏郎さんの演技を、そのままステージで再現してくれたことだ。 じつは日本ではネガが破棄されていた黒澤明監督の「羅生門」を、今年、アメリカの映画芸術科学アカデミーが協力し、角川映画と共同でデジタル復元をしたのだ。その上映が、ここオーチャードホールで土曜日に行われ、若いとき「羅生門」に多大な影響を受けて俳優を志したというジョン・ボイドさんも、それを見たとのことだった。 和やかなで楽しいパーティだった。午後8時半、ぼくはパーティを後にして本日終了。 さて、秋葉原では、CoFestaのイベントに、麻生首相が参加。さらに街頭演説もされたそうで、たいへんな盛り上がりだったとか。 ますます集積度があがってきた感のあるCoFesta、月曜日と火曜日に行われる「東京コンテンツマーケット2008」でフィナーレだ。 |
Posted by
mojosgy
at
23:30
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この記事へのコメント
依田会長の親類だそうです。僕。
Posted by
mugnum-yoda
at
January 28, 2010 20:18