SIGGRAPH Tour 3日目その1
| SIGGRAPHの朝は早い。6時半に起きて支度をして、7時半にシャトルバスに乗り、8時からのプレスカンファレンスに出る。
記者たちが集まり、今年のSIGGRAPHについて説明を受ける。その中で広報官からこんな言葉が出た。「証券アナリストたちは、ハリウッドのVFXスタジオが、2重3重のセキュリティで、それぞれのスタジオの情報や技術を守っていて、アクセス不能に近い。それなのにSIGGRAPHでは、なんとすべてが明らかにされシェアされているではないか?これはなんだ!という」。そして彼は、にっこりして言った。「でも、それがSIGGRAPHなんだ」。確かにそうだ。
午前8時45分、プレスは一足先に、今年のエキジビションに入る。まず目に入ってくるのがMayaとMAXを持つAutodeskのブース(写真Click!)。会場をざっと見てまわる。毎年のことだが、モーションキャプチャーのデモ、リクルーティングのための各スタジオのブース、デジタルハリウッドのような学校のブースが目立つ。
少し足が疲れたところで、映画トランスフォーマーのスペシャルセッションへ。会場は満席。映像だけ流している会場も満席。現在のところ、メイキングが紹介されていないということもあり、もの凄い人気だ。思ったとおり、大量の物理シミュレーションが使われていた。
会場内でランチを食べて、SIGGRAPH文化だからこそ存在しているGuerilla Studioへ。ここでは、会期中、PCといろいろな出力機器を使ってものが作れたり、アーティストが思い思いに何かやっていたりする工房なのだ。
ここで毎年会うのが、デジタルハリウッドのサンタモニカ校の講師もやってくれていたアーティストMichael Wrightさん。ここ数年は、人物の写真を絵画風に加工して並べるという作風だったのだが、なんと今年は、Second Life内で撮影したアバターの写真を、独自手法で加工して、大型のキャンバスに出力するということをやっていた。
もともと写真家でもあるので、Second Life内での撮影でもライティングが上手で、縦1mほどあるポートレートが素晴らしく仕上がっていた(写真)。Wrightさんは、これらのポートレートを貯めていき出版しようかとも思っているとのこと。
さっそく、三淵教授をWrightさんに引き合わせた。二人は意気投合して、熱く話を続けていた。こんな風に、いろいろな人を紹介することができるのも、SIGGRAPHの楽しさだ。
ということで、本日の前半。 |
Posted by
mojosgy
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15:30
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