June 13, 2007
夜、リュック・ベッソン監督の特別講義
![]() | 午前10時半、霞ヶ関の経済産業省別館へ。今日は、2010年上海国際博覧会の第5回日本の出展内容に関する部会。 この部会は、上海博の日本館のコンセプトをまとめる部会。日本を代表する企業の方々、大学の研究者、業界の代表者というような方々集まっていて、議論を重ねてきたわけだが、ぼくとしても、いろいろ勉強できた。部会としては、今日が最後で、後は報告書がまとまるのだ。 12時に終わり、東京本校へ。定例の経営会議に合流。午後2時に終了。 その後、校長室に籠もって、原稿執筆など。 午後7時半、秋葉原のメインキャンパスへ。エントランスは、すでに閉められており、ちょっと異様な雰囲気。奥のほうの入口のみが開いていて、そこに受付があり、一人一人入場者を確認している。 そう今晩は、リュック・ベッソン監督が、デジタルハリウッド大学で特別講義をしてくれるのだ。監督は、最新作「アーサーとミニモイの不思議な国」のプロモーションで来日されているのだが、その合間に、講義をしてくれることになったのだ。 教室には、どんどん学生や大学院生やスクール生、そしてマスコミの方々も集まってくる。午後8時10分、監督がホテルを出たという知らせ。参加者たちも、緊張して待っている雰囲気だ。 午後8時半過ぎ、ベッソン監督が到着。ちょっと疲れているからという言葉に、日本側の関係者や、大学の事務局スタッフにも、さらに緊張が走る。 そして、監督が教室に入る。カメラは、最初だけということで、学生の代表とマスコミの方々がカメラを向けたのだが、監督は、撮影されることは、乗り気ではない様子(写真)。でも、ミニモイの絵柄のTシャツが見えるようにポーズをとってくれた。 さて講義は、櫻井教授から質問を投げる形で進行。ベッソン監督も、決して、質問にまっすぐ答えず、まずは、ウィットに溢れる一言をいってから、真面目に答えてくれる。 今回の映画のことを含めて、3つほどの質問が終わったところで、すでに「アーサーとミニモイの不思議な国」試写を見た学生たちからの質問が始まる。ひとつひとつの質問に、とても丁寧に真摯に答えていく。 このへんになると、どんどん監督が乗ってきてくれた。1時間という約束を過ぎても、「予定された質問者以外からも、質問していいよ!レボリューションだ!」と、参加者たちに声をかけて微笑んでくれた。 院生が、ベッソン監督が、環境問題に取り組んでいることを質問に取り上げると、地球温暖化について、2つの映画をプロデュースしていることを教えてくれた(写真Click!)。今回の作品で、監督業を引退すると発言されたと報道されているが、映画には、まだまだ関わっていく気迫を感じた。 最後に監督は、参加者に向けて、「映画は、一人では作れない。チームプレイだ。良い映画を作るには、常に正直で、オープンであれ!」と言って、講義が終了した。 講義が終わって、ぼくも、もちろん監督の在り方にとても感動したのだが、それは、学生たちも同様のようだった。本物の仕事をしてきた人だけが持ち得る言葉の重みというものがあった。 会場の片付けが終わり、スタッフたちも、興奮が醒めやらぬという状況で、今晩は、大学事務局への配属が決まったり、新たなスタッフも迎えたとのことで、教室で、地味に事務局スタッフ懇親会。11時半にお開きとなったのであった。 |
Posted by
mojosgy
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23:59
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この記事へのコメント
池袋校BOSS行きまーす!
Posted by
おいなり
at
June 16, 2007 08:43