June 05, 2007
セガ伊藤武志さんとミーティング。夜はタボット社設立パーティ!
午前10時、富士ソフト秋葉原ビル11階にあるサードキャンパスで、自己点検会議。 12時に終了し、そのまま20階に上がり、社員用の食堂へ。広々としたセルフサービスのカフェテリアになっているのだが、すべての食器の裏側にチップが付いていて、会計は、食べた後に、トレーのまま会計台に乗せると自動計算。そして支払いはEdy。これは便利だね。 午後1時から、富士ソフトの映像関連の責任者である石田部長と打ち合わせ。 午後2時に御茶ノ水の本部に行き、定期株主総会通知発送の件で臨時株主総会。臨時といっても、毎年のことではある。 午後3時、本科3期生でその後、ずっとセガにいる伊藤武志さん(写真)とミーティング。伊藤さんは、建築系の大学を出た後、1年間就職。しかしCGをやろうと、97年4月に入学してきた方だ。彼の卒業制作は、とても素晴らしく、今でも、古株のスタッフは、その作品のことを良く覚えている。 その伊藤さんは、昨年から「VE研究開発部」という名称でCGアニメーション開発部門を設立。入社9年目で80人の部下を持つ部長になったとのこと。 昨年、60人のCGクリエーターを中途採用して、いよいよ、これから本格的に映像制作に乗り出すために、いろいろ準備を重ねている。少なくともチームの半分は、デジタルハリウッド卒業生だろうと。 伊藤さんは、継続的にフルCGアニメーション作品を生み出すためのシステムやビジネスを考えている。Pixerのようなことを、いかに日本のコンテンツ産業の環境の中でやるかという、たいへんな問題に取り組んでいるわけだ。 「デジタルハリウッドで抱いた夢を実現しようとしているのですから、校長も協力する義務がありますよ」と伊藤さんに言われた。心にずくっと刺さった。こんなことを卒業生に言ってもらえるなんて、本当にうれしい。感謝! 午後4時半、本部のコンテンツ企画の吉田さんと末田さんとミーティング。彼らは、カリキュラムやコース開発のリサーチ部門。数年先の技術トレンドや社会状況を予測するために研究をしているのだ。デジタルハリウッド内のシンクタンクみたいな役目だ。 午後7時。古くからの仕事仲間である吉岡賢さんと小池隆弘さんが新たに立ち上げられたゲーム制作会社TABOTの設立記念パーティへ。 ぼくがまだ日本大学理工学部の中でヴァーチャルリアリティの委託研究開発をやっていた1993年。小池さんがプログラミングした「KOIKE RACING」というテストアプリがあった。 SGIのリアリティエンジンの性能を確かめるために作られたソフトだった。その名のとおり、リアルタイムCGでドライビングをするソフトなのだが、プログラムで前方に無限に高低差のある地形、木々、そしてゆるやかにうねったるする高速道路を発生していくのだ。 ぼくは、ハンドルを握り、換算速度300Km/hぐらいで、その中を好きなだけ走っていくのだ。1時間以上ドライブを楽しんだこともあった。初めて、ヴァーチャルリアリティの中が、気持ちイイと感じた瞬間だった。だからセカンドライフで得られる感覚は、ぼくの中に残っていた感覚でもある。 さて、ちょっと脱線したけれど、この設立パーティには、本当に多くの昔の仕事仲間が集まっていて、それほど大きくない事務所は、100人以上の業界人で埋まってしまった(写真Click!)。 とくに初期のビジュアルサイエンス研究所のCGアーティストやプログラマーに再会できたのは、うれしかった。30人ほどもいらしただろうか? みんな元気で業界にいる。そして、もちろん、本科1期生も含めて、何人もの卒業生にも会えた。 仲間が前進して行く姿って、本当にうれしいものだと、当たり前のことなのだけど、改めて感じた夜だった。 |
Posted by
mojosgy
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23:59
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