July 16, 2006
青山円形劇場で「スイッチを押すとき」を観る
![]() | 朝、昨晩、録画しておいた中田英寿選手の特別番組を見た。とくに中田選手のファンというわけではなかったが、中田選手のひとつひとつの言葉に、大きく納得してしまった。ぼくは社会人としては、プロフェッショナルとして誇れる人生を生きたいと思ってきたので、中田選手の言葉が身に沁みた。凄い青年だ! 午後1時半、青山円形劇場へ。今日は、ここで、デジタルハリウッドエンタテインメント社による演劇「スイッチを押すとき」を観るのだ。 この演劇、主役が、今、どんどん人気が上がってきている永山たかしくんということもあるのだろうが、当日券が無い状況。連休ということもあって、大勢の女性が、東京エリア以外からも来てくれているとのこと。パンフレット(写真)も完売してしまったそうで、後から増刷して、送付することになっていた。 この劇場の良さは、舞台が真ん中にある小型の円形劇場なので、舞台から5列目までで、ほとんどのお客さまが着席できることだ。役者との距離が無いので、表情の細かいところまで、良く見えるし、言葉のディテールも良く聴こえる。 こういう劇場だからこそ、演出家の腕の見せどころ。今回の脚本と演出を担当した岡本貴也の仕事は、素晴らしかった。劇が終わり、キャストの挨拶が引けて、客電が点いても、観客の誰もが席からすぐ立てないでいた。日本では、なかなかスタンディングオベーションをする習慣がないけれど、立ち上がれないというのも、ある意味、感動の現れ方だと感じた。 客席の一番後ろで観ていた岡本さんを見つけて、ぼくは彼を追いかけていき、おもわず「素晴らしいね」と言って、彼の両肩を叩いてしまったのだった。 帰り青山通りを歩いていくと、そこに期間限定のカフェ「nakata.net cafe」(写真Click!)があった。今日が最終日とあって、大勢の人が押し寄せていて、まったく入店できない状態になっていた。それでも、外に張られた「メッセージ・フラッグ」への書き込みは続いていた。 表参道まで歩いて、根津美術館方面へ曲がって、A-POCへ。A-POCは、Issey Miyakeからのブランド。デジタルで1本1本制御された織機が、一度に2重3重にも布を織ることができる。これを上手に使うと、袖のような縫い合わせがいるパーツが、最初から筒型に出来上がって織られるのだ。さらにどこを切っても、ほとんど解れないという布も出来る。 もちろん、専用CADソフトにより服をデザインできるようにもなっている。未来の服という感じだが、実際には織機における糸の張力の設定などは、相当ハイレベルの職人技でしかできないとのこと。 さて、今日は、なんとMacPowerに紹介された「ジュピター」と名付けられたジーンズを見にきたのだ。さすがA-POC、ビンテージジーンズ風の擦り痕が、デジタル制御の織りによって表現されている。だから布自体は、まったく痛んでいない。裏地がオレンジで、とてもカワイイ。オールジャパンメイドだからこど実現できる21世紀のジーンズだった。かなり感動したのだった。 |
Posted by
mojosgy
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22:45
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