June 05, 2006
佐々木正さんが、大学を視察された
![]() | 午前中はオフ。ということで、14年ほど乗っているRVのエアコンが動かなくなってしまったので、ディーラーの整備工場へ、修理に出しにいった。ここ4年ほど、毎年、この頃に、エアコンが動かなくなるのだ。 ランチを食べて、午後2時、東京校へ。普通に仕事。午後5時、秋葉原の大学へ。今日は、90〜92年、国際メディア研究財団の設立時に、たいへんにお世話なった佐々木正さん(写真)が、大学の視察にいらしてくれるのだ。そのとき、佐々木さんは理事長に就任され、ぼくは、その主任研究員だったのだ。 佐々木正さんの長く素晴らしいエンジニア・研究者・ビジネスマンとしてのキャリアは、これまでもテレビなどいろいろなマスコミにより伝えられてきたけれど、実際、関わった人間としては、伝えられているより、さらに実像が凄いという方だ。 佐々木正さんのシャープ時代の活躍は、「電卓の父」として語られているし、ソフトバンクの孫さんが、1978年米国留学中に試作した音声装置付き多国語自動翻訳機のアイデアを高く評価され、最初の後見人となったことでも知られている。 1994年、79歳にして、国際基盤材料研究所というベンチャーを設立。かの論語が70歳までしか言及していないことから、佐々木さんは、「80にして恩を知り、90にして恩に報いる」とおっしゃるのだ。 今日は、ニコニコしながら、「杉山君、この5月の91歳の誕生日で、ビジネスマンを引退した。これからは人間として社会に報いていきたい」と。お聞きすれば、生まれ故郷の島根県のアドバイザーであったり、いくつかの企業の後見人だったり、さらに驚いたことに、これからアンチエイジングに関する国際的な研究所と、心の問題を追及する研究所の2つを作って、人生の仕上げにしたいと。あまりの凄さに体が震えてしまった。 午後7時、東京校に戻り、仕事を開始。夜、4階では、Gyaoオリジナルムービー「私の頭の中の消しゴムアナザーレター」とそのノベライズが、業界の話題になっている木村元子プロデューサーが、大学院の「映像プロデュース」の講義をやっていた(写真Click!)。 また6階では、藤本社長の自らの「起業ゼミ」が、本科生や総合プロコースの受講生とコラボレーションするための説明会をやっていた。 デジハリでは、人と人とが、どんどん出合っていく。その出会いから、焦らず、時間がかかっても良いから、何かを生み出すことが大事だなと、今日、改めて佐々木正さんにお会いして思った。まったく自信は無いが、もし佐々木さんを見習うことができれば、少なくとも後40年、ビジネスの中で生きていける時間があるわけだ。そんなことを思いながら、0時すぎ、電車に乗った。 |
Posted by
mojosgy
at
23:59
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この記事へのコメント
佐々木正さん。
お会いしたことは無いですが、とても尊敬している方です。
先生も、40年♪
とても素敵です。
お会いしたことは無いですが、とても尊敬している方です。
先生も、40年♪
とても素敵です。
Posted by
tsushio
at
June 07, 2006 21:37
あの方はそんなに素晴らしい方だったんですね…。
とても感動を覚えました。
とても感動を覚えました。
Posted by
けんた
at
June 09, 2006 03:44
シャープで勤めています。自然と凄さが伝わってきます。
佐々木先生は、今もわれわれへの見失ってはいけない目標を明示してくれます。ありがたく拝聴して、意気に感じ、佐々木先生の明示される次元の存在を知り(遠い異次元で、正直私は全く理解できませんが)、シャープは物づくりを続けてます。
全く理解できないくらいの次元(将来)を話してくれる先生です。
佐々木先生は、今もわれわれへの見失ってはいけない目標を明示してくれます。ありがたく拝聴して、意気に感じ、佐々木先生の明示される次元の存在を知り(遠い異次元で、正直私は全く理解できませんが)、シャープは物づくりを続けてます。
全く理解できないくらいの次元(将来)を話してくれる先生です。
Posted by
Bori
at
June 18, 2006 11:53