May 19, 2006
校長室に訪問者が多くいらした一日
![]() | 昨年度、佐賀県をIT最先端の自治体にするために 「最高情報統括監」を公募していたのだが、その任に採用された川島宏一さんが、11時半にミーティングでいらした。 川島さんの前職は、世界銀行。佐賀県庁に、赴任して2ヶ月、ほぼ状況を把握され、これからの計画を立てているとのことだった。コンテンツ産業が、地方に根付くことについては、ぼくも応援を惜しまないつもりだ。 午後1時、高千穂大学経営学部の鹿住杜倫世先生とドイツのUniversity of MarburgのCornelia Storz先生(写真Click!)が、インタビューにいらした。 Dr. Storzの専門は、日本の中小企業とのことで、もう20年も、日本に来ては、いろいろ調査をされ、ドイツとの比較研究をしているとのことだった。今回のテーマは、日本のゲーム産業と、そのクリエーターの教育ということ。そこで、鹿住先生が、デジハリを紹介してくれたのだ。 今回、3週間の予定で、調査をされているとのこと、たっぷり1時間半ほど、お話したのだが、まずDr. Storzの仮説があり、それについて、どう思うかという形の質問がほとんどだった。ぼくのほうでは、その仮説が、なるほどということばかりで、勉強になってしまったのだった。 午後2時半からは、定例の大学院運営会議。大阪のスタッフと、テレビ会議で、いろいろ議論をしたのだった。 午後5時、サプライズゲストで、95年の総合プロコースの卒業生で、その後2年ほどコンテンツ業界で働き、さらにデジタルハリウッドのサンタモニカ校のdhimaで学び、現在、ハリウッドで、映画やテレビドラマのタイトルの仕事をしている宇治悦子さん(写真)が、突然、訪ねてきてくれた。 もうアメリカでの仕事も6年になったとのこと、現在、yU+Co.で働いているとのこと。宇治さんのデモDVDを見せてもらったのだけど、素晴らしいクオリティの仕事だった。休暇だったので、ちょっと日本の様子を見に来たということで、日本の制作現場を回ったそうだが、やはりハリウッドの環境とは、比べ物にならないようだ。 宇治さんは、近い将来、日本の仕事もしてみたいとのことだった。ここまで高速ネットになったわけだから、日本からの彼女に仕事を頼むことは、もう容易いはずだ。ハリウッド仕込のタイトルが欲しい方、ぜひ、どうぞ! その後、明日の講演のために、パワポ制作に入る。明日は、しばらくぶりにコンピュータグラフィックスについて、現状と未来をしゃべることになっている。 ちょうどいいので、この2年間のSIGGRAPHの研究発表のDVDから、気になるところをザッピング。2004年からは、SIGGRAPHの全セッションがDVDパッケージになって販売されるようになったので、会場であわてて聞かなくても、帰ってから、じっくり見て理解できるようになった。これは、とても助かっている。 CGの制作過程に沿って、それぞれの部分の最新の研究開発動向を報告するという形で、パワポを作成。最終パートに、大学院のメディアサイエンス研究所の研究を入れて完成。終わったら、午前2時過ぎだった。 |
Posted by
mojosgy
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23:59
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