April 14, 2006
Music Birdの収録と、特別講義、夜はTOKYO FOOD THEATERへ
12時ちょっと前、半蔵門にあるTOKYO FMの8階のスタジオ1に着く。今日は、これから世界で唯一のPCM衛星デジタルラジオのMusic Birdの番組の収録があるのだ。Music Birdは、専用の受信機がいるけれど、音質は、CDクオリティ。クラシックやジャズのファンを中心に、多くのリスナーがいる放送局だ。 番組は、もう30年来の友人で、音楽ジャーナリストの中川ヨウさん(写真)がナビゲートする「中川ヨウのJazz紳士録」だ。中川さんは、キャリアの中で、世界のジャズミュージシャンを中心に、本当に多くの音楽家たちと交流を持っている方で、その交流の中から生まれる文章は、とても素敵なものなのだ。 さて、今日は、ぼくがゲストとなったのだが、4曲、自分の好きなジャズを選んできて、それが放送してもらえるというところが、うれしい番組なのだ。ぼくは、ちょっと捻って、自分の中で、ヘビーローテーションになっているフュージョンを持ってきた。 中川さんのナビゲートで、音楽の話や、デジハリ設立の話や、現在の大学院の話などをさせてもらっただけれど、いつの間にか、ガラスの向こうの調整室には、ミュージックバード社の沼尻一彦社長や、いつもデジタルラジオでお世話になっているジグノシステム社の小針俊郎会長も来てくれて、収録を聞いてくれていた。みなさん、やっぱり心からラジオを愛しているんだなと、そういう空気を感じたのだった。 東京校に戻って、午後2時半からは、大学院運営会議。いつものように議題が多いので、2時間ほどの長い会議となる。 午後5時前、大学に滑り込み、5時からの特別講義の準備。今晩は、お二人とも気鋭のジャーナリストである天野昭先生と福冨忠和先生とぼくとで、主に新入生向けに 「お前らっ!デジタルの力。」という題名で、講義をやるのだ。 午後5時、天野昭教授と福富忠和教授が現れる。お二人とも、ジャーナリストとしてのキャリアはもちろんだが、天野先生(写真Click!右)は、佛教大学社会学部教授、福富先生(写真Click!左)は、国際大学グローバルコミュニケーションセンター教授というキャリアも、持っていらして、頭の中の引き出しは、恐ろしいほど持っている方々。ナビゲーターのぼくは、たいへんなのだ。 第1セッションは、「これからはデジタルコンテントの時代」ということで、コンピュータ=メディア 「iTunes と iPod」、コンピュータ=コミュニティ 「mixi」、コンピュータ=知 「google」というテーマで、話を進めた。 第2セッション は、「新ジャンル産業論」ということで、通信と放送の融合 「Gyaoとワンセグケータイ」、起業ブーム 「livedoorは、新ジャンル産業だったのか?」、個人産業 「パチンコにまでなったスキージャンプペアの成功」、アキバ系 「世界のアキバに見る夢とは?」というテーマで進めた。 お二人の話は、予想どおり多岐におよび、社会学からのメディア論であったり、仏教から来る死生観であったり、根本的な人間論であったりした。高校を出たばかりの新入生たちが、すべてを消化できたとは思えないが、デジタルコンテンツを勉強していく中に、莫大な知があることを感じてもらえれば、大成功というところだ。 講義終了後、韓国から直接来た留学生と面談し、天野先生と共にUDXビルの4階にあるTOKYO FOOD THEATERで、新産業文化創出研究所の広常啓一社長と、早稲田大学の先生でもある河合隆史さんと共に、会食。今後のことを、いろいろ打ち合わせた。 ところで、TOKYO FOOD THEATERは、まだ、ほとんど知られていないのだが、オール電化+デジタル化された、どのテーブルからも良く見えるオープンキッチンが5つもあって、いろいろな料理を食べられるのだ。 世界でも、もっとも斬新で先鋭的なレストランだろう。広常社長は、ここを、シリコンバレーのレストランのように先端的ビジネスマンの溜まり場としたいと言っておられた。 0時、東京校に戻り、いろいろ宿題の仕事をやる。これで明日は、オフを取れそうだ。 |
Posted by
mojosgy
at
23:59
│
TrackBack(
0
)