校長日記　デジタルハリウッド大学・学長ブログ

朝７時、日経新聞朝刊13面に、昨夕の夕刊と同様の記事が出て、そこにも「営業譲渡」という言葉が出ていた。事実は、「株式譲渡」の間違いで、いわば、ITビジネスやコンテンツ系産業で、日常的に起こる資本提携という形だ。

朝、秋葉原の大学へ出ると、さすがに「営業譲渡」という報道だったため、各方面からの問い合わせが集中。文部科学省、千代田区などへ、「資本提携」というのが事実であると報告させていただいた。

12時から、通常どおり、大学運営会議。いろいろ細かいことで話し合うことがあり、100分ほど議論した。

午後2時半にお茶の水に戻り、通常の仕事を開始。3時半にやっと、ブランチ。その後、講演のためのパワポ制作。

午後５時からは、全国のプロデューサーが出席するプロデューサー会議。本日、午後、北京から東京に戻った藤本社長とサクサク氏も、そのまま帰社して出席。毎週やっているのだが、いつもながら、たくさんの報告事項と検討事項がある。

午後７時からは、人事系の会議。30分で終えて、その後、郵便物をスタッフと共にチェック。毎日、本当に多くの郵便物が送られてくる。これをネットに移行していくだけで、どれほどの紙が節約できて、どれほどのガソリンが節約できるのかと思うと、毎度ながら溜息が出る。ちょっとした意識改革で、大きなエコができる。賛同される方々がいれば、ぜひ、何かしらの運動につなげていきたいと思っている。みなさま、ご検討を！

午後９時、大学院生の吉田孝男さん（写真）が、監督のショートムービープロジェクトの初の顔合わせ。東京校の院生が使う４階セミナールームに、続々と今回の映画に出演することを表明した20人あまりの役者さんたちが集まってくる（写真Click!）。ぼくも、まず応援の挨拶をさせてもらった。

しかし、彼らは、ストーリーも、自分に割り当てられる役柄も、まったく知らないで集まってきているのである。この場で初めて、その役を前に用意されているノートＰＣのパワポの画面から読み、そのキャスティングに納得したら、吉田監督と握手をして、カメラの前で、豊富を述べるのだ。つまり、顔合わせ自体が、演出されていて撮影も行われているのだ。面白い。

たぶん、フィクションとドキュメンタリーが交錯する、面白い映像コンテンツになるのだろう？と予測しているが、全容は、まだ吉田監督の頭の中だ。こういうプロジェクトを世に出していく環境は、今回のＣＣＣとの資本提携により、さらに整ってきている。

ぼくが、デジタルハリウッドを創業した11年前、受講生に、21世紀になったら、いっしょに大きな作品を作ろうと誓った約束が、もうすぐ叶えられる状況だ。デジタルコンバージェンスは、デジハリ卒業生たちにとっては、夢を叶えるための最大のチャンスとなっていくだろう！