Shaking the Worldから始まったツアー4日目
| 朝6時に目が覚める。まだ、時差が体に残っている。9時にSIGGRAPH会場について、昨日までに、ざっと見て、気になったものを、ひとつつづ体験することに。今日は、その中でも、素晴らしいと思ったものを、順番に紹介しようと思う。
昼間は人気で、長い行列ができるということで、最初に訪ねたのが、Emerging Technologiesに出ているNTT Communication Science Labの「Shaking the World」。
これは、耳の後ろを電気刺激することにより、脳の前庭に刺激を与えて、人の平衡感覚を制御してしまうというもの。それにより、横方向に重力を感じるのだ。
卒業生で現在KONAMIでアニメーションからゲーム企画までやっている新英幸くんが来たので、ヘッドホンのような形のデバイスを装着したところを写真に撮らせてもらった。
このデバイスから出る刺激は、無線のリモコンで制御できる。まっすぐ歩くように言われて、歩くのだが、リモコンで左にレバーをよせると、体が勝手に左に曲がって歩いてしまう。右にすれば右、まるで酔ったとき、まっすぐ歩けないのと同じことが起きる。人の動きを、他者がリモコンで動かせるのだから、びっくりだ。見ている人たちは、その様子を見て、笑っているのだが、誰がやっても同じことが起きるのだ。
もうひとつのデモは、ゲームへの応用だ。レーシングゲームでは、カーブで明らかにGを感じることができる(写真Click!)。これを体験した新くんは、「ぜひ、ゲームへ応用したい」と興奮気味に語っていた。ぼくもやったけど、凄い効果だった。もともとは、医療の中で確立された平衡感覚を調べるための方法ということで、基本的な安全性は確認済みとのこと。ぜひ、通常のマーケットでも使用できるようになるとイイね。 |
Posted by
mojosgy
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10:20
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