プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ。
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール(通信講座)
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)

March 31, 2011

2010年度、最終日。Keynote作り。

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12時に秋葉原のオフィスへ。

デスクに座って、今日で2010年度が終わると思うと、言葉では言い表せられないほど、いろいろな感情が頭の中を廻る。

さっそく、明日の社員総会のためのKeynote制作を行うことにする。東京本校セミナールームのプロジェクターはHD対応で、もちろんスクリーンも16:9にしている。

ということで、Keynoteも普段の4:3ではなく、横長の16:9で作ることになる。パワーポイントから使い始めて10数年、完全に4:3の比率に慣れきっているので、新たな比率の中に、文字、図、写真をレイアウトするのは、とても新鮮で、クリエーター心がくすぐられてしまう。

午後4時半、メインキャンパスに移動。ここからは、東京スカイツリーの上部の部分が見える(写真)。かなり完成に近づいている感じだ。

午後5時から、定例のボードミーティングをセミナールーム7で開始。いつもは御茶ノ水でやるのだが、今日は、主要メンバーがメインキャンパスに居るので、こちらになったのだ。

暗くなったところで、ふと外を観ると、大学院の研究発表会などで使用させてもらっている富士ソフトビルのホールが、鮮やかに見えていた(写真Click!)。変わらない街の風景が、だんだん日常を取り戻してきている感覚を産む。

7時に終了し、30分ほど休憩して、そのまま中途採用の面談。8時過ぎに終わり、それからボードのメンバーで、いろいろディスカッション。珍しく9時半まで話し合った。

その後、ぼくはセカンドキャンパスのオフィスに戻り、Keynote作りの仕上げ。急遽、最後のほうに、ぼくがα900で撮りためてきたデジタルハリウッドのスタッフたちの写真を入れようと思い、まずは写真の選定。

そんなことをやっていたら、0時になってしまったのであった。
  

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March 30, 2011

デジタルラジオ番組審議会の懇親会

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11時に高円寺を出て、12時に東京タワーのすぐそばにある「とうふ屋 うかい」へ。今日は、ここで、デジタルラジオ番組審議会の懇親会があるのだ。

デジタルラジオは、次世代のマルチメディア放送として、実用化のための試験放送が行われてきた。受信できる端末が、非常に限られていたため、実際に放送を聴いた方は、とても少ない人数だと思う。

しかし、法律により、放送には、必ず番組審議会が組織され、その番組内容について、適切かどうか審議することが決まっている。ぼくは、たまたまのご縁で、審議委員をやらせていただくことになり、今日まで7年半に渡り続けてきた。

実用化試験放送は2011年3月31日で終了ということになり、最後にデジタルラジオ推進協会(DRP)の方々と、番組審議委員たちで、昼食となったのだ。

3.11の大震災で、ラジオというメディアが全国的に見直されているとのこと。デジタルラジオは、ラジオの特性を持ちながら、さらに放送波で、一気に何十万人のユーザーに、デジタルデータを送ることができる仕様。

結局、総務省ではデジタルラジオをマルチメディア放送という言葉で表すことに途中からなった。いずれしろ、エンタテインメントだけでなっく、災害時においては、とても有用なものになると、ぼくは確信している。

本放送は、アナログのテレビ電波停止後に、その跡地の一部が使われるのだが、いろいろな準備もあり、2〜3年後にはなりそうとのことだ。いずれにしろ、ぼくは、放送行政というものに触れることができたという意味で、いろいろ良い勉強になった7年半だった。

2時、昼食が終わり、「とうふ屋 うかい」の庭を見学。久しぶりにこんな景色を見た気がした(写真Click!)。

見上げると、そこには東京タワー。良く先端を見ると、確かにまだ曲がっている。先端はNHKが使う6つのアンテナユニットが重ねてあるものだそうだ。大地震後、大きく曲がってしまった姿がネットに流れていた。

今日、DRPの方から聴いたところ、アンテナ故、補強には金属が使えないとのこと。従って、縄のようなもので、とりあえず止めてあるのだそうだ。本格的な修理は後になるとのことで、まだ真っ直ぐになってないわけだ。

午後3時に秋葉原のオフィスに着き、そのまま学長室で仕事。大学には、少しづつ、学生が出入りする状況になってきている。学生の元気な姿を見ると、こちらも元気になる。

本学も、今回の大震災の広範囲に渡る影響を鑑み、新学期開始を約2週間後にした。聞き取り調査の結果、被災した学生や学生の保護者の方もいることがわかって来ている。

デジタルハリウッド大学として、またデジタルハリウッド株式会社として、いろいろな対応をまだまだ行っていかなくてはならない。

関係各部署との話し合いやメールのやりとりが続く日々。午後10時まで仕事をして本日終了とした。
  
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March 29, 2011

ほぼオフィスに篭っていた一日

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午前9時に御茶ノ水に到着。スタバで、エッグマフィンで朝食。しばらくiPhoneで、いろいろチェック。

10時、秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。

午後1時、修了生の星野さんが、あたらなテーマで研究を続けていきたいということで、研究内容についての説明を受ける。なかなか壮大なテーマで面白い。4月から、ぼくの研究室所属ということで、自由に研究を進めてもらうことにした。

デジタルハリウッドの大学院生で、元々社会人だった方は、修了後も、研究室に残って、普段の仕事は仕事として頑張りながらも、研究員として自分の研究を進めていく人が、かなりいらっしゃる。とても良いことだと思うね。

夕方5時、少し抜けて、震災の少し前にフィリッピンから日本に戻ってきた小柳さんの所へ行く。

小柳さんたちが年の半分を過ごすミンダナオ島には、日本の技術による大規模な地熱発電所があり、相当の電力をまかなっているとのこと。フィリピン全体で1/4程度の発電量が地熱発電とのこと。凄いね。

日本ではWikiを見たら0.2%とのこと。火山大国なのにと思うと、候補地のほとんどが国立公園や国定公園、さらに温泉地などの観光地の近くでもあるなど、適した場所でも建設ができないというのが事情とのこと。人間が用意する燃料がいらない発電なだけに法律など見直してもらいたいものだ。

午後7時にオフィスに戻る。セカンドキャンパスには、小さな録音ブースがあるのだが、そこでナレーション収録をやっていた(写真)。

ミキサー室では、院生の広瀬圭子さんがディレクターとなり、元録音エンジニアの大学院スタッフの坂本さんが、ProToolsを使ってのレコーディングを進めていた(写真Click!)。

未来に向けて、いろいろな問題が山積みとは言え、やっぱり自分たちがやるべきことを進めていくことが大事だなと、制作する彼らも後姿を見て思ったのであった。

オフィスで調べ物などしていたら11時を過ぎていた。セカンドキャンパスのセキュリティをかけて、本日終了としたのであった。
  
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March 28, 2011

本日オフ、高円寺に居た

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本日は基本オフ。平常時なら、昨晩、高松に泊まっても良いところなのだが、今はそうもいかない。

さすがに、先週はバタバタして疲れが溜まっているので、午前中はニュースなどを見ながら、リラックスするつもりが、原発の状況が落ち着かないので、心の中に緊張感がある。

気分転換にパスタを作る。今日はナスとベーコンを主体に、残っていた野菜をいろいろ足してソースを作ってみた。隠し味はオイスターソース。なかなか美味しいパスタができたのだった。

午後は、MacBookを広げて、メールで大学とやりとりしたり、twitterやfacebookを読みあさったりした。

夕方、高円寺の街へ出る。月曜日の夕方、街はいつものように夕食の買い物をする人たちで、普通に賑わっていた。

ただし、コンビニにもスーパーにも、ミネラルウォーターやトイレットペーパーや乾電池は無い。本屋さんをハシゴして、いろいろ見ているうちに外は暗くなっていた。

帰り道にあるイタリアンレストランBEONEを覗くと、テーブルの灯りがすべてキャンドルになっていた(写真Click!)。セーブされた電気代も含めて義援金とするとのこと。

たしかにレストランでのキャンドルって雰囲気が出ると思う。全国でキャンドルを使うカフェやレストランがぞくぞく増えているということだが、火事だけは気をつけてもらいたいものだ。

夜は、録画してあったF1グランプリ2011の初戦を観た。F1ドライバーたちが、日の丸をどこかにあしらって「頑張れ日本」を表現していたことは、素直にうれしかった。

今年のレギュレーションはかなり変わった。オーバーテイクの可能性は増えたものの、ちょっとゲーム感覚が強すぎるようにも思える。ガソリン車による競争の意味が問われる時代、F1の未来も不透明だね。
  
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March 27, 2011

「e-とぴあかがわ」で川井先生と特別講演

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朝10時半に羽田空港に着く。今日は、高松へ出張なのだ。

羽田空港について、軽くサンドイッチでも食べようかと思ったら、なんと財布を家に置いてきたことに気がついた。

ケータイのモバイルSuicaで、高円寺から羽田空港まで、問題なく来ることができるので、気がつかなかったのだ。そして、航空チケットも、ケータイの画面に映しだされる2次元バーコード。これで、とにかく搭乗は出来る。

11時25分のフライトで高松へ。機内で川井拓也先生の合流。今日は、二人で、情報通信交流館e-とぴあかがわの「e-とぴあ文化発表会2011」において、特別講演を二人でさせていただくのだ。

会場の前では、デジタルハリウッドの法人営業の加藤さんが待っていてくれて、タクシー代を払ってくれた。

講演の題名は、『ソーシャルメディアとデジタルコミュニケーションの未来 〜メディア再発明、これからのテレビ、書籍、コミュニケーションはどうなる?〜』というもの。

集まってくれた方々の多くは、e-とぴあかがわでやるセミナーのヘビーユーザーの方々とのことで、50代、60代の方も大勢いらした。講演開始時には、60人余りの方々が集まっていらしたのだが、20代の方が少々というような感じだった(写真Click!)。

講演では、まず、ぼくが、簡単に大型コンピュータからクラウドコンピューティングまでの半世紀の流れを説明、さらにこの5年ほどソーシャルメディアが台頭していることを数字をあげて解説した。

それを受けて、川井先生は、ご自身が3月11日のあの瞬間から、どのようにソーシャルメディアを使い、どのようなことを行い、どのように感じてきたかということを、いろいろな方々のtweetや他のメディアとの比較なども混ぜながら説明。

リアルな体験談に、会場の方々も、すっかり引き込まれていた。感動する内容でもあった。最後は、二人で掛け合いで締めくくったのであった。

川井先生は、今晩は高松に残り、明日からは中国地方を回って東京に戻るとのこと。ぼくは、まだ何があるかわからない状況なので、東京に戻るということで、高松空港に向かった。

高松空港までは、広報の川村さんといっしょに移動。空港でやっと名物のうどんを食べる。もちろんおごってもらった。

同時刻発のJALとANAということで、川村さんとは空港で別れた。ぼくのANA便は、少し遅れて7時45分に離陸。羽田からモバイルsuicaを使って高円寺へ。結局、財布が無いまま、一銭も借りず、無事帰宅してしまったのだった。有り難い。
  
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March 26, 2011

デジタルハリウッド大学・学位授与式

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12時に秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。今日は、デジタルハリウッド大学の学位授与式。

ぼくも、当然ながらフォーマルウェア。普段、まったく履かない革靴がオフィスに置いてあるので、オフィスで身支度。

午後1時半、メインキャンパスのあるダイビル2階の秋葉原コンベンションホールへ。ここが学位授与式の会場。すでに、大学の各ゼミの代表者、大学院の修了生が来て、ひととおりリハーサルを済ませたところだった。ぼくも学位授与の部分だけ、リハーサルをさせてもらった。

今回、多くの都内の大学が、停電による交通機関の乱れや余震の問題などで、卒業式を取り止めている現状は、充分認識した上で、土曜日で停電がキャンセルされていること、単科大学で卒業する学生の人数も少ないこと、さらにダイビルが耐震が充分に考慮されている新しビルであることなどから、学位授与式をやるという選択をさせてもらった。

午後2時半、学生たちはもちろんだが、多くの父兄も集まってくれていた。まず、司会者から大震災について触れ、全員で1分間の黙祷を捧げて学位授与式が始まった。

まずは大学生の各ゼミ代表者に、ぼくから学位を授与、最後に首席卒業の安達香織さんに学位記を渡したのだった(写真)。

次に、今年の院生の修了者全員に学位記を授与をして、ぼくの祝辞、古賀社長の祝辞。首席卒業の安達さんの答辞、そして大学院首席卒業の小林久美子さんの答辞となり、無事、お開きとなった。

この間、大学院のデジハリカメラ部の部員が撮影班として、いろいろなアングルから、撮影してくれていた。大学卒業という素晴らしい瞬間を写真に残すことは、学生たちにとっても、大学にとっても、意味があることだと改めて思う。

さらに、ステージでは各ゼミごとの記念撮影、院生たちは、修了者全員で記念撮影となった(写真Click!)。カメラ部によるこの写真は、すぐにfacebookにアップされ、院生たちから、ちょっと維新の志士たちのようだとのコメントがあがる。

確かに、今の日本の状況の中、デジタルコンテンツマネジメント修士を取得した彼らが、いろいろな分野でリーダーとなり、新たな日本社会を構築して欲しいと願わずにはいられない。

オフィスに戻り、ちょっと片付けなどした後、神田淡路町のレストランを貸しきって、卒業パーティをやっている学部生たちに合流。予定より多くの学生が参加したということで、レストランは動けないほど混んでいた。1時間ほど皆と歓談。

7時半には、UDXのカフェへ移動し、そこで大学院スタッフの送別会。多くの院生たちが参加をしてくれていた。事務局スタッフの異動で、多くの院生が集まってくれるというのは、とてもうれしいことだ。もちろん、半分、修了パーティという感じではあったけれどね。

10時、明日、出張もあるので、ぼくは一足先に秋葉原を去ったのであった。
  
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March 25, 2011

iPhoneアプリ制作ツールCoronaの体験講座

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午前10時半、秋葉原セカンドキャンパスのオフィスに到着。普通に仕事を開始。学生も図書の利用や打ち合わせで、セカンドキャンパスにも来ている。

午後1時、東京本校へ。ちょうどエントランスで、教務スタッフの永田さんに会う。現在は育休をとっているのだが、近々、仕事に復帰するために、その打ち合わせに来たとのこと(写真)。

ここ2年余り、男性社員も女性社員も、結婚ラッシュとなり、その後、ちょっとしたベビーブームとなっている。ぼくにとっては、孫が産まれてきているような感じで、ちょっと楽しい。

午後2時半からは、定例の取締役会。社外取締役の方々からは、今回の大震災の影響について、他の業界で起こっていることなどが披露され、勉強になった。日本企業で働いていた外国人ビジネスマンが、あっさりと帰国をしてしまうというのが現実とのこと。原発が落ち着かない影響は、あまりに大きいね。

そのまま東京本校の3階のデスクで、スタッフたちといっしょに仕事。

午後7時半、5階のPC教室に行き、スタッフ向けの「iPhoneアプリ制作体験講座」を参観。先生は、ぼくの昔からの仲間で、大学院で教鞭をとる茂木健一先生。

使ったツールは、今、話題のCorona。茂木先生の解説も良いのだが、ちょっとやってみると、すぐにけっこう物理エンジンが入れたアプリが作れ、PCのディスプレイに描かれたiPhoneの画面で、シミュレーションされ動くのである。

さらにそれを自分のiPhoneにダウンロードして、実際にしばらく自分だけのアプリとして動かすこともできるのだ。これは楽しい! ということで、けっこうスタッフたちも夢中(写真Click!)。やっぱり何かを作る喜びって、誰にでも感じるものなんだよね。

充分、どんなシミュレーションツールか理解できたので、ぼくは途中で退散。本日終了としたのであった。
  
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March 24, 2011

いつものような一日

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ぼくは、もう平常時のような仕事パターンになっているのだが、まだまだ朝の電車は空いている。今月いっぱい休みにしている会社も多々あるとのこと。

ぼくは、いつもガラガラとトロリーバッグを転がしているのだが、その上には今、SONYのカメラバックが乗り、まさに毎日、どこへ出張ですか?と聞かれる状態(写真)。

もともとトロリーバッグのほうには、仕事はもちろん、ちょっとしたことをするのに困らないだけの道具が、いろいろ入っている。各種、接続ケーブルや変換プラグはもちろん、ペンチやドライバーや懐中電灯などのツール類も揃っている。メガネも予備が入っている。その他、いろいろだ。

さて、その中から、カフェなどで取り出すのが、WiMax+WiFiとiPhone4とBluetooth Keyboardだ(写真Click!)。子供の頃からタイプライターを使ってきた世代なので、ぼくはどうしてもキーボード入力から離れられないのだ。

この組み合わせでノートPCを出さなくても、これでかなりのことができてしまうと感じている。もしかしてiPhone4の代わりに、少し軽くなったiPad 2にしたら、ノートPCを持ち歩かなくても良くなりそうだとも思っている。日本で発売になったら、購入を検討することになりそうだ。

午後4時半までは、秋葉原のセカンドキャンパスのオフィスで篭って仕事。そして徒歩で御茶ノ水へ移動。午後5時からは定例のボードミーティング。大震災の影響について話し合う。

午後7時半からは、中途入社候補の方の面談。その後、午後9時半まで東京本校で仕事をして本日終了。
  
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March 23, 2011

朝から丸一日、東京本校

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朝9時に御茶ノ水の東京本校へ。朝のJRは、普段より混んでいないぐらいだ。

9時半から定例の経営会議。まずは、この3月で修了する韓国からの留学生のパクサンウ院生が、彼のビジネスプランについてプレゼンした。

パクさんのビジネスプランは、ソウルでオープンする教育事業。もちろん単なるシミュレーションではなく、実際に起業しようと動いているものだ。今日は、デジタルハリウッド株式会社に対してのプレゼンというわけだ。

修了課題として、最後にぼくも評価を行ったのだが、その後、つい最近まで、パクさんはニューヨークへ飛び、アメリカでの先行事例についても調べてきていた。その間に、こちらは震災、そのまま韓国に帰国しても良いシチュエーションなのだが、すぐに日本に戻ってきて、そのまま準備に入っていた。

パワポを使っての一連の説明。そして質疑応答。何より伝わってくるのが、パクさんの事業に対する熱意と本気度だ(写真)。まさにこれこそが人を動かすのだと思うね。

その後、通常の経営会議。1時前まで、いろいろ話し合う。今回の未曽有の大震災、当然、いろいろな影響が想定できるので、おのずと話題も多くなるというわけだ。

今日は、そのまま東京本校で過ごすことにした。まずはブースを倍ほど増やしたTLIの教室を視察。

大震災からの復興を考えたとき、ますます日本企業が中国へビジネスを伸ばしていくのではないかと思っている。TLIは、もともと台湾で始まったビジネス層向けの中国語の学校。東京で受けたマンツーマンのレッスンを、中国の主要都市にあるTLIで継続できるというのシステムが、とても良いね。

午後7時前、東京本校の8階の非常階段から、秋葉原方向へカメラを向ける(写真Click!)。いつもなら、秋葉原に赤や緑の光がカラフルに見えるのだけれど、街を照らすのは、オフィスの蛍光灯の光ばかりだ。そのオフィスの光はとても明るい。

ぼくは、いつも日本人は、夜、どこでも必要以上に明るくすることを好む感じがするである。欧米の大都市を見ても、ここまで、どこもかしこも明るくない。日本人の瞳が黒いことも影響しているのかもしれないし、照度については、建築基準法もあるが、もともとの設定をもう少し暗い方向にふるのはどうだろうか?

昔から日本では、「暗いところでものを見ると目が悪くなる」という常識があると思う。しかし、実際には、蛍光灯が煌々と輝くオフィスで、蛍光灯の反射がパソコンの画面に反射するような中で、仕事をするほうが、はるかに眼が疲れるし、悪くなるのではと思う。

世界中のCGデザイナーのスタジオに行くと、どこもとても部屋が暗い。もちろん蛍光灯は使っていない。照度を落とした環境の中では、パソコンのディスプレイの明るさも落とすことができる。すると12時間以上、パソコンの前に座って仕事をしていても眼が疲れないのだ。これは本当のことだ!

ということで、ぼくは、オフィスや家庭でのそもそもの照度の設定を低く設定した上で、節電に入ると良いと思っている。

また、家庭内の照明を、使う頻度が多いところからLED電球に取り替えることをすべきだ。これだけでっ消費電力は約十分の1になる。できればメイドインジャパンのLEDを購入したいね。

そんなことを考えながら、午後10時まで仕事をして本日終了としたのであった。
  
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March 22, 2011

Jason Rubbyさんとミーティング

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本日も直接、秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。

午前11時、デジタルハリウッド専門スクール「本科」デジタルコミュニケーションアーティスト専攻のカリキュラム開発のリーダーであるJason Rubbyさん(写真)が、もうひとりのリーダーの長澤さんといっしょに、現状を報告しに来てくれた。

この4月からの「本科」は、伝統のCGコースをパワーアップさせ、さらにいろいろなアウトプットに対応できるクリエーター育成を目指すデジタルコミュニケーションアーティスト専攻を新設した。

95年、パソコンのディスプレイ上のウィンドウの中にあったWEBサイトデザインから始まったデザイン分野が、今やスマートフォン、電子書籍、パソコン、ハイビジョンテレビ、デジタルサイネージ、AR(オーギュメンテッド・リアリティ)、VR(ヴァーチャルリアリティ)などもカバーするものになり、ますます、すべてのコミュニケーションをデザインするという方向に向いてきている。

ということで企画された新専攻。そのカリキュラムデザインを海外での教育も受け、ウェブ構築の世界で、リーダーとして活躍してきた長澤さんと、その仲間であるJasonさんが全面的にやってくれることになったのだ。

ということで、ここ半年あまり、彼らは相当な力を注いで開発に当たってくれたのだ。「本科」の2年間、これだけ勉強したら、素晴しい基礎力を持ち応用展開ができるプロフェッショナルになると言えるところまで来たとのこと。現在は、テキストを書き下ろしているところとのこと。

さて、Jason Rubbyさんは、PhotoShop 1.0から使っている方。これ80年代の終わりの頃だね。最初のキャリアは、ミュージシャン。アメリカでもイギリスでも、いろいろ拠点を変えながら、デスメタルからヒップホップまで様々なジャンルの音楽のプロデュースしたとのこと。

ご自身の音楽は、どちらかというとクールでエクスペリメンタルなサウンドなのだそうだ。そのキャリアと共にやってきたのが、グラフィックデザイナーとしての仕事。そして95年からは、そちらに専念して、ウェブに軸足を置きながらも、新しい技術と大胆なデザインで、大きなクライアントを納得させてきたキャリアだ。

Jasonさんと長澤さんは、インターナショナルなクライアントに対応できる発想や企画、そして、そこに展開されるデザインプロセスを、なんとか日本のクリエーターたちに伝授したいと思っている。さらに、海外でのインターン先も確保しているのだ。なんかワクワクするね。

午後3時半からは、秋葉原電気街を長くウォッチしてきた音元出版へ。ぼくが、このオーディオとビジュアル機器専門の出版社に出入りするようになって、もう30年だ! 

今日は、ぼくがこれからのオーディオを表す言葉として使った“Net Audio”を、気に入ってくれてそのままタイトルにした「Net Audio」誌の第2号のための取材。

しばらくぶりに音元出版の試聴室(写真Click!)で、いくつかのオーディオソースを聴き比べながら、評論家の山之内正先生といっしょに取材を受けた。もちろん詳細は、「Net Audio」誌2号で。

午後5時半、メインキャンパスへ。しばらくスタッフと26日に行う卒業式について打ち合わせ。都心の大学では、あいついで卒業式をキャンセルしたようだが、本学の卒業式は、東京電力による計画停電が見送られている土曜日ということもあり、リアルでやることにしたのだ。

6時半、セカンドキャンパスのオフィスに戻る。学生がいないので、キャンパスは本当に静か。夜10時まで、一人で仕事をして本日終了。
  
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March 21, 2011

オフ、夕方、新宿に出たら、、

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本日オフ。お昼近くまで、地震、津波、原発という三重苦のこの大震災のテレビ報道を見ていた。少し光が見えてきているように感じた。

11時半、久しぶりにパスタを作ることにした。冷凍庫にあったシーフードミックスを使う。エビ、イカ、アサリが適量入っているので、これはとても便利だ。

時間があるので、ニンニクと玉ねぎ千切りにしてオリーブオイルでゆっくり炒めて、ホールトマト缶を使ってトマトソースを作る。セロリがアクセント。最後にリーフを乗せて、出来上がった(写真Click!)。

せっかく時間があるので、ちょっと新宿に出ようと思っていたのだが、グズグズしていたら、午後6時に新宿に着いた。お目当ての店に着いたら、節電の影響で臨時で6時で閉めたとのこと。伊勢丹など百貨店もみな6時まで、連休中は、輪番停電無しということだったので、ちゃんと調べてなかった。

もうすぐ春、そして夏。早めに店を閉めるという節電より、思い切って2時間、サマータイムにして、デパートなど百貨店は、午後6時にオープンというのは、どうかな? 今までの感覚で言えば、午後6時の就業時間が、午後4時の太陽の高さになる。そこから3〜4時間明るいから、東京のような大都市では、上手にやれば節電になるような気がする。

午後7時、高円寺に戻り、そのまま居酒屋風スペインバル「その角曲がる」で食事。前菜に、アボガドに赤唐辛子をあえたものが出てきた。初めてだったけど、なかなか美味しかった。

メインは、シェフが、ホウボウを出してくれた。半身にしてくれると思ったら、そのまま料理するのが好きという理由で、一匹そのまま出てきた。感謝して食べきったのだった。
  
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March 20, 2011

東京に戻り、黒田ゼミの「卒展」へ

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9時過ぎにホテルをチェックアウト。新大阪発10時の「のぞみ」で東京へ。まだ三連休の中日、車内はガラガラだ。

1度、秋葉原のオフィスに寄って、そこでちょっと仕事をしてランチ。16日からSTARBUCKSの新しいロゴが日本にデビューしたということだが、今日、初めてカップを手にした。まだ見慣れないので、しっくりこないけれど、シンプルなデザインになったね(写真)。

午後2時、原宿のDESIGN・FESTA GALLERYへ。デジタルハリウッド大学の黒田ゼミの「卒展」を見るのだ。

原宿は、大震災が無かったかのように、たくさんの若い人で溢れていた。それでも、いつもの春休みの原宿より人出が少ないのかもしれないが。原宿が元気なのは、うれしいね。

黒田ゼミでは、この「卒展」を最終ターゲットとして、八王子スタジオで1月27日から今週始めまで合宿をしていたのだ。

デジタルハリウッド設立から17年目、その間、コンピュータの性能もツールも、まさに桁が何桁も変わるぐらい性能が上がっているのだが、CG映像制作時間は、まったく短くなる様子が無いね。

午後2時半から、卒業制作についてのプレゼン。じっくり見せてもらった。また院生たちも「3DCG表現ラボ」として研究したものについて詳しく説明してくれた。

いつもなら、お客様たちもいっしょにミニパーティのようになるのだが、大震災の関係で、ギャラリーが夕方5時に終わるということで、時間まで、皆で立ち話となった(写真Click!)。

その後、業界の友人と夕食をして、本日終了となった。
  
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March 19, 2011

大阪校で「デジタルメディア概論」の講義

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10時半、東京駅に着く。いつものように「穴子弁当」を買って、ホームへ。

ホームで新幹線を待っているのは、小さい子供を連れたファミリーか、リタイアしているご夫婦のような方々ばかり、皆、放射線の不安が広がる東京から脱出するぞというようなオーラを出していて、普段の三連休の感じとちょっと違う。

新幹線は、まさに満席。ぼくはiPodに例のFostexのHP-P1をつなぎ、BOSEのノイズキャンセルヘッドフォンで音楽鑑賞。完全に走行音が聴こえなくなるわけではないけれど、移動状態の中で聴く音質としては、相当の満足度。

気持よく音楽を聴きながら、車内無線LANにMacBookをつないで、twitterやFacebookで紹介されているサイトやニュースを読み込む。本当に、いろいろなことがいっぺんに起きていて、また、それにいろいろな意見が出る。予想を超えた天災は、避けようもなく我々にのしかかっている。

午後2時過ぎ、デジタルハリウッド大阪校に着く。途中、大阪の街は、まったく大震災が起きたという空気が漂よっていないなと感じた。ここまで西に来ると違うね。

大阪スタッフが、テイクアウトをやっていない普通の店から持ってきてくれたカモのスープを食べて腹ごしらえ。午後3時半から、地下1階のセミナールームで「デジタルメディア概論」の講義を開始した(写真Click!)。

いつもより早口でしゃべったつもりだったのだが、終わってみれば、予定を15分オーバーして、4時間15分の講義になってしまった。受講生の皆様、お疲れ様。授業評価用紙にも、皆、感想を書いてくれた。うれしかった。

午後8時、大阪校を出て、大阪駅に隣接しているホテルグランヴィア大阪へ。そこのレストランで、大学院スタッフと共に、大阪の大学院で教員をしてくださっている浅野潤先生(写真)と会食。

カリフォルニア大学バークレイ校卒で、長くアメリカ系多国籍企業の日本法人の社長をやっていた浅野先生は、まさにインターナショナルなビジネス感覚を持っている方だ。

今日は、デジタルハリウッド大学院が目指すものについて、本質的なところから、いろいろご意見をいただけた。また大阪と東京の価値についての感覚が、どのように違うかも、とても納得がいく例で教えてくださった。

いつも思うことだが、face to faceのコミュニケーションって、短い時間で、それほどの口数で無くても、伝わるものは大きいね。人に会い、いっしょに食べて、話をするって、当たり前だけど、大事だね。

ネットからの情報を必死に追いかけている今、さらに感じたね。11時まで、いろいろ話して、お開きに。そのままホテルにチェックインして、本日終了。
  
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March 18, 2011

CANVASの石戸菜々子さんと熊井晃史さんが来校

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今日も、秋葉原セカンドキャンパスに直行。

午後1時から、セカンドキャンパスのセミナールームで、4月から准教授となるジョセフ・ハイリマン先生(写真)と新年度のカリキュラムについて説明を受ける。ソーシャルメディアを活用したカリキュラムを試すとのこと。とても良いと思うね。

午後4時、「遊びと学びのヒミツ基地」というキャッチで有名なCANVASの石戸菜々子さんと熊井晃史さんが学長室にやってきた(写真Click!)。

総務省からの依頼で、青少年のICT利活用の影響に関するインタビューをやっているとのこと。もちろん、喜んで協力させていただくということで、このアポになった。

1時間半ほど、議論もしながら、質問に答えていった。ぼくの立場は、教育でのICT利活用は、副教材のような扱いでは意味がないというものだ。つまりこれまでの教育手法やカリキュラムのプラスアルファとして取り組んでも意味がないという主張だ。

実は、ICTというのは、これがあることを前提に、すべてをデザインし直さないと、良い方向には向かないのだ。おおよそ人間社会がやっていること、すべてに影響することにはなるわけだが、この主張は1990年から、まったく変わっていない。だから教育も、ICTがあることを前提に、デザインしなおさないと、良いものにはならないと思うのだ。

例えば、電子教科書が是か非かなんていう枝の議論から始めては、お互いの主張がずれて収束しないだけじゃないかと思うのだ。

4時半からは、大学パンフレットの巻頭言のような文章についてのインタビュー。大学のパンフレット制作をお願いしている会社の制作ディレクターの方に、じっくりとこの大学のコンセプトについて話させていただいたのだった。

6時に終わって、その後は、そのまま仕事。午後10時、まだ6階にも7階にもスタッフが居るけれど、ぼくは明日、出張なので、ほどほどにして本日終了としたのであった。
  
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March 17, 2011

本学も「Back to Normal」には、ほど遠いね!

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福島の原発の状態が、予断を許さない状況になってきている。

ぼくだけでなく、皆、テレビにかじりついているはずだ。今、ネットでは、放射能についての新聞やテレビのセンセーショナルな扱い方について、賛否両論だ。

テレビとネットを追っかけていたら、どんどん時間が経って行ってしまう。基本、理系であるぼくは、都内における被曝については、まったく心配していないのだが、なぜ安全と思っているのかを、ちゃんと説明できるだけの専門的な勉強をしてきたわけではないので、人を説得することはできない。

ただ、日本の安全基準は、だいたいが、もの凄く安全側の数値を取って決められているものだということだ。若い人はともかく、ぼくらの世代は、喫煙が当たり前だった。ぼくも大学生までは、少しは嗜んだ。もう35年ぐらいタバコは吸っていないけれど、モクモクと煙漂う会議室で、長い時間を過ごしてもきた。

想定されるというか、実際には可能性が極めて低いところの最大値をずっと被曝しても、これまでタバコで受けてきた体へのダメージのほうが、はるかにはるかに大きいのだ。残りの人生の時間を考えても、気にするレベルにまったく無いのだ。ごめん、若い方々。

12時から秋葉原のセカンドキャンパスの学長室へ。節電で暖房も最低限に落としているので、ちょっと厚着をしてきた。加湿も、ペットボトルの上に差してUSB電源、または充電池で動く、便利な小物で対応(写真)。

大学スタッフたちは、本学の大学生、院生たちの安否確認や、新学期の登校可能状況について、調査を初めている。

首都圏の大学は、このところ、あいついで卒業式を取りやめている。本学では、謝恩パーティなどは中止するけれど、卒業式は、学生、教員とも、無理なく秋葉原まで出てこれる方々で、挙行しようと思っている。今こそ、指導にあたった教員たちが、彼らの門出に、直接、声をかけることが重要だという判断だ。

もちろん、まだまだ情勢が見えていないので、最終判断は、連休明けの22日にしようと思っている。

午後4時半、徒歩で、御茶ノ水の東京本校へ。5時から、3階の会議室で定例のボードミーティング。じっくり、いろいろなことを話し合った。終わったら8時だった。

ぼくは、しばらく会議室で、そのままMacBookに向かいながら、facebookやtwitterをチェック。本当にいろいろな発言が飛び交っている。

午後9時、3階の事務室に出てくると、けっこう寒いし暗い。ちゃんと節電をしているのだ。二人だけ残って、大学パンフレット制作の最終段階に入ってきている井手さんと西平さんと打ち合わせ。午前0時のような雰囲気だけど、まだ9時半だった(写真Click!)。

当面、「Back to Normal」とは行かないなあと、つくづく思いながら、帰路に着いた。
  
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March 16, 2011

丸一日、学長室

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今日も時差出社。10時のJR、とても空いていた。10時半にセカンドキャンパスの学長室へ。

最初に、情報機器類などを、すぐに充電。まだ、何が起きるかわからない状況ではあるので、充電は、普段よりすっとこまめにするようになっている。

ぼくの機材の中で、USBの5Vで動く機器が本当に増えている(写真Click!)。こういう機器をどんどん増やすと良いと思う。このぐらいなら、自前の小さなソーラーパネルで、充電できてしまうはずだからだ。

100V電源から、いくつもの機器がタコ足で充電されて節電は?と言われそうだが、実際は、パワーサプライで5Vの出力に落とされ、そこから充電用に流れる電流は、全部で100mA以下だろう。

小学校のときの公式を思い出して欲しい、電力=電圧x電流だ。小さな電力で動く情報機器が、いかにその性能や効果から考えて、少エネかわかる。モバイル機器は、本当に素晴らしいね。

実は、今日のスケジュールは、すべてキャンセルになっていて、丸一日、学長室に居られる日になっているのだ。

ということで、時間があるときにやろうと思っていたことをやることにする。まずは、読みたいと思って取っておいた資料の読み込み。

ランチは、またまた「カレー専門店BENGAL」へ。いつものように野菜カレーを食べる。

食べ終わったその足で、ヨドバシアキバへ。家電製品売り場で、dyson digital slimを購入。

ヨドバシアキバは、空いていた。しかし、充電池、懐中電灯など売り切れになっているとの張り紙。こういう状況の中、消費は重要だ。自由経済は、もともと自転車操業みたいなところがある。走り続けて資金を回さなければ、本当の復興は無いはずだ。

さて、さっそく、dyson digital slim持って帰って、学長室の掃除(写真)。床だけでなく、棚やいろいろ小物も掃除しやすいと思って選んだのだが、まず良かったのが、吸引の音もモーターの音も小さいことだ。これなら、いつでも気兼ねなく掃除ができる。

そして、思った以上にコードレスというのは使い安い。いろいろヘッドを変えて、小物も棚もソファーも床も一通り掃除してみたのであった。良い道具があると体が動くという、ぼくの良い面なのか?悪い面なのか? 

さて、卒業式をキャンセルする大学が、日に日に増えている。デジタルハリウッド大学の卒業式は26日(土曜日)に予定している。ぼくは来週になって、情勢が悪くなっていなければ、そのまま挙行したいと思っている。

デジタルハリウッド大学は、アットホームな雰囲気がある大学、学生とも院生とも苦楽を共にしながら歩んでいるという実感がある学校。こんな時だから、卒業という場では、皆で集まり、未来へ向けての良い出発にしたいと思っている。

夜、9時半まで普通に仕事をして、本日終了。帰りのJR、本当に空いている。まだ東京は動いていないね。来週になったら、本格的に「ヤシマ作戦」をやらないと電力が足りなくなるだろうね。
  
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パンフレット用に撮影してもらう

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朝、時差出勤で10時に高円寺へ。JRは、びっくりするぐらい空いていた。JRが止まっている区間も多いので、自宅待機のビジネスマンたちが多いからだろう。

直接、セカンドキャンパスの自分のオフィスへ。スタッフと打ち合わせて、さっそく通常業務。

午後2時、中央通りの角にある住友不動産秋葉原ビルの「ベルサール秋葉原」の2階のホールを視察。

ニュースで知っていらっしゃる方も多いと思うが、デジタルハリウッドの入学式とその後の「Digital Frontier 2011」を挙行する予定だった九段会館が、地震による一部天井落下が起きたため、急遽、仕様不能になってしまったのだ。

ということで、先週の土曜日から、スタッフたちがやっているのが会場探し。この「ベルサール秋葉原」の2階のホールもその候補なのだ。今日は、映像や音響のチェックをさせていただいたのだった(写真Click!)。大きなセミナー向けの会場なので、雰囲気は無い空間だった。

午後3時、学長室でフォーマルな服に着替えて、メインキャンパスへ。今日は、大学のパンフレットに使うための写真撮影。カメラマンは、もう長年、デジタルハリウッドの仕事をしていただいている三浦健司さん(写真)。

撮影は3時半から始まる。プロとアマの違いは、いろいろあるけれど、なんといっても照明がまったく違うね。今日も3台の大型ストロボがセッティングされ、ゼラチンで色の調整までやって絵作りをしていた。

撮影は、もちろんRAWデータなのだが、同時にJPEGデータが無線で、MacBookに飛ぶようになっており、その画面上でデザイナーが確認してポーズについて指示が出る。

けっこういろいろなポースのバリエーションをやらされた。だんだん上手に笑顔が作れなくなってきたところで、終了となった。2時間ほどかかったのだが、パンフレットに使われるのは1枚なのだ。

福島の原発の状況が心配だ。tweetを見ていると、東京を脱出する人たちも、かなり出ているようだ。

思うにテレビの民放のキャスターたちは、可能性について過大に言い過ぎるのではないだろうか? 

科学者や技術者は、どんな事象の予測においても0%とは言えないので、「可能性はありますね?」と聴かれれば、「極めて小さいけれど可能性はある」と真面目に答えてしまう。すると、その後からは、それが起こるように事が進んでいるような雰囲気で、ストーリーが展開して行く。

被曝の問題についても、瞬間の測定値が、そのまま1時間続いたときの量にして数字を出している場合もある。測定値は常に変動しており、正確には1時間きっちり累計しないといけないわけだけだ。それも測定点でのことなので、全体の傾向を言い切ってしまうこともできないはずだ。

都内では、とりあえず室内にいることが被曝しないことということが、人々を食料買い占めに走らせている感もある。それぞれの人が、どんな情報を信じるかによって、人々の行動は大きく変化してしまう。キャスターたちの人間性が、情報に色を付け過ぎないようにしてもらいたいね。

ぼくは、ひとりセカンドキャンパスに残って、午後10時まで仕事。帰りのJRは、空席が目立つほど空いていた。

高円寺駅に着き、南側に出て、仁さんのスペインバル「La Cocina del Cuatro」の様子を見に行った。地震の被害はほとんど無かったとのこと。一杯ワインを引っ掛けて、家に戻った。

  
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March 14, 2011

平常業務に戻りたいけれど

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朝8時半、予想以上にJR高円寺駅が混んでいる。改札口規制で、ホームにあがることもできない。放送によれば、もう30分以上、電車が来ても、数人も乗れない状況が続いているという。

焦ってもしょうがないので、じっくり構えて、10時過ぎに秋葉原メインキャンパスに到着。私鉄各線とJRには、停電が無いオペレーションを望みたいね。

さて11時から、本学の最後の入試。昨日、受験生すべてに連絡がとってあり、来れなければ追加で入試を行うことは伝えてある。受験生も、この時期なので数人だ。

午後1時に終了。午後2時、皆でセカンドキャンパスへ行き、図書スペースで落下した図書や、書庫で飛び出た雑誌類を元に戻す。作業もあっという間に終わった。

これで気持ちは、もう平常に戻れるという感じなのだが、電力事情と交通事情がそれを許してくれない。復興のためにも、日本のGDPの約三分の一を担う東京とその近郊が、元気に経済活動をしなくてはならないはずだ。

学長として、今回の「東北関東大震災」について、個人的な思いを含めてコメントを作成。以下のようになった。

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「東北関東大震災」に思う

2011年3月11日、観測史上最大級マグニチュード9.0という巨大地震が東北地方沿岸部、関東地方北部に、想像を超える災害をもたらしました。行方不明者の方々、亡くなられてしまった方々も、まだ増えている状況であります。ここにデジタルハリウッド全スタッフを代表して、被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げますと同時に、亡くなられた方々へ深い哀悼の意を表します。

さて「東北関東大震災」と名付けられたこの未曾有の天災は、私に人が築いてきたもののもろさを改めて感じさせはしましたが、だからこそ、人はさらに前進しなければならないのだと、強い思いも沸き上がってまいりました。

私は20年ほど前に一般の方々では入ることができない原子力発電所の中をヴァーチャルリアリティ技術で、見て回ることができるというマルチメディアコンテンツを制作したことがあります。そのとき何十にも安全策が考えられている仕組みに大いに感銘を受けました。しかし、今、専門家の予測を超える事象が起きたということになります。

人の知は、まだまだ足りていない。それぞれに偏在している専門家の知識だけでは、人類が今後、生き延びるだけの知恵を持っていないということでもあります。教育・研究に携わるものとして、自分のできる仕事をさらに真摯に取り組むことが、今、私に、そしてデジタルハリウッドが、未来のために出来ることだと確信しております。

海外のマスメディアが、大地震後の日本国民の秩序ある行動に大きな賞賛を送り始めています。漫画、アニメに大人も夢中になるということから、子供っぽいと評されることもある現代日本文化は、じつはありとあらゆる表現を行うことができ、またそれを受け入れることができるという大きな器を持っています。こういう時にこそ、創造的なイマジネーションが必要ではありますが、私たち日本人はそれをすでに持っているのです。

希望ある未来へ、ひとつひとつ課題を丁寧に美しく解決し前進していきましょう!
真のCool Japanとなるために。

デジタルハリウッド大学・学長 杉山知之

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夜9時、家路に着く。中央通り角のソフマップも電飾を消し、あたりは街灯の光だけだ。秋葉原駅周辺には、つくばエキスプレスへの長い行列がUDXビルの脇にまで伸びていた(写真Click!)。誰も文句も言わず整然と少しづつ進んでいく。今日は寒くなくて良かった。

信じられないほどのインパクトが、あらゆることに及び初めている今、それでも事実に背を向けることなく、正しく生きたいね。
  
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March 13, 2011

「ヤシマ作戦」に参加、夜はラス・メニーナスへ

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朝からずっとテレビの報道番組にかじりつく。

津波が襲う前、地震で大きく建物が損壊している様子は見られない。耐震という意味では、震度7でも耐えていたわけだ。しかし、予測を大きく超える津波は、想像を絶する破壊を起こしていた。

さらに福島の原子力発電所が危機に陥っていた。地震には耐えたものの、津波により発電機が動かず原子炉を冷やせないのだという。あらゆることを想定して設計を行っているはずの原発に何が起きたのだろうか?

twitterには、「ヤシマ作戦」の文字が現れてきた。エヴァンゲリオンでのあの「ヤシマ作戦」に違いない。このキーワードだけで、自分が何をすべきか理解し行動できてしまう。これこそコンテンツの持つ力だ。そしてサイトも立ちがっていた!

夜7時半、今月26日で店を閉めてしまうスペインバル「ラス・メニーナス」へ。高円寺の名店だけに実に惜しいのだが、JhonとTaekoさん家族の人生設計の中での決断だ。

いつものように楽しげにJhonが迎えてくれる。壁にはすでにいっぱいにお客さんたちの感謝のメッセージやイラストが描かれていた。

Taekoさんに飛び切りのワインを選んでもらう。いつものようにJhonが生ハムを切りだしてくれる。店は8時には満席状態。記念にJhonの小さな魔法のキッチンを撮影(写真Click!)。

帰り道、居酒屋もレストランもバーも普通に営業している高円寺があった。ただただ報道を見て嘆き、震撼していても、明日からの人生は始まらない。飲んで食べて英気を養ったら、明日から、やるべきことをやるしかない。
  
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March 12, 2011

秋葉原のオフィスの片付け

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午前4時から2時間ほど床で寝た。やっぱり平らなところで寝るのが良いね。

6時に起きて、4階の会議室にあるテレビで首都圏の鉄道の運行状況について情報収集。8時には、JRも動き出すということ。

そのことを1階セミナールームで一晩を明かした受講生たちに伝える。しかし午前8時になっても、いつもなら聞こえる電車の走行音がまったくセミナールームに聴こえてこなかった。

結局、11時になっても帰れない受講生たちが残っていた。秋葉原メインキャンパスでも、スタッフと大学生が泊まっていたのだが、順次、帰宅したとのこと。

ほぼ帰宅問題はクリアしたと判断して、ぼくは、後をスタッフたちに任せて、徒歩で秋葉原セカンドキャンパスへ。

12時、「BENGAL」へ。まったくいつものように営業していた。今日も野菜カレーを食べた。美味しかった。

さて、セカンドキャンパスは、図書スペースの書架から、少し本が落ちているものの被害らしいものは、ほとんど無い。

しかし、ぼくの部屋は、かなりの乱れ方。まず棚の上やスピーカーボックスの上に飾っていた様々のグッズが落下して様子。吊るしてあった絵も大きく斜めになっている。

毎年、お土産にしてきたSIGGRAPHのマグカップは半分ぐらいが無残な姿に、LEGOで作ったX-WingやR2-D2も落下して、かなりバラバラになっていた。さらにデスクの上に積み上げられていた資料や本も床に散乱。

頭が重く、台座が小さめの27インチのiMacが、床に落下。iMacの電源、LAN、USBのそれぞれのケーブルも引っ張れて、周囲を巻き込んでいる状況。

これにはびっくりして、さっそくiMacを元に戻し、配線をやりなおしてオンに。幸い、アルミケースに少し傷がついただけで、まったく問題無く動いた。

気を良くして、そのままUstreamへ流れているTBSの震災報道を見る。テレビが近くに無く、PCだけはあるという環境の人は、ぼくのように実際にいるわけで、これは有り難い。いよいよ入ってきた被災地の映像に震撼しながらも、片付けを続ける。

床に落ちたものの中で、LEGO名人の教えで作った「目玉の親父」は原型をとどめていなかった。どうせならと細かい部品を足して壊れにくいものに改善(写真Click!)。また大きな余震があるかもしれないけれど、瞬間瞬間に最善を尽くすことは重要だという気持ちがそうさせた。

午後8時まで、UstreamでのTBSの震災報道をiMacで流しながら普通に仕事をした後、さらに本棚から落ちた本の片付けに入る。その下からは、エフェクターたちが出てくる(写真Click!)。

ちょっと配線をして、エレキギターをかき鳴らしてみる。ギギィーンと歪んだ音が響く。「Sunshine of Your Love」を弾く。どんな時でも音楽だ!

午後9時に秋葉原を出て、JRで高円寺へ。家に着いて10時。金曜日の朝、家を出てから38時間が経っていたのだった。
  
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March 11, 2011

大地震、ネットに頼るコミュニケーション

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朝9時に御茶ノ水に到着。スタバに寄って、アイスココアを頼む。ちょっと甘いものが欲しくなったのだ。

9時半から、東京本校で定例の経営会議。今日は昇格者のプレゼンも含め、案件がたくさんあり、終わったら午後1時15分。

1時半から、歴史あるデジタル映像制作会社のLUDENSの増尾隆幸代表とミーティング。増尾さんは代表であると共に、ご自身がCGディレクターでVFXスーパーバイザー。CM映像を中心に常に日本でトップのクオリティを持つ映像制作を自ら指揮されてきた方だ。卒業生もLUDENS社に何人も雇用されている。

今日のミーティングでは、インターンシップのチャンスをいただけるとのこと。またこれからのCGクリエーター像について明確な方向性を持っていらっしゃり、教育現場にも関わっていただけるとのこと。うれしいオファーだった。

午後2時15分、徒歩で秋葉原セカンドキャンパスまで移動。学長室に入って、MacBookを広げたところで、大地震に襲われた。

最初は、それほど揺れなかったので、いつものように15秒ぐらいで終わると思っていたら、どんどん強い揺れになる。スタッフに呼ばれて、学長室を飛び出して、目の前の図書スペースをみると、書架は倒れなかったものの、多くの本が飛び出して床に散乱。

事務局にいたスタッフたちも、強い揺れの中で、まったく動けない状況。ぼくは廊下を歩きながら、天井や壁の様子を観た。天井も落ちてこないし、壁にもひびが走らない。これなら潰れないだろうと判断したのだが、それでも強い揺れが収まらない。

いったい、どうなるのだろうか?と思ったところで、やっと揺れが止まった。学長室に戻ると、iMacが床に落ちて、スピーカーの上や棚の上に飾ってあったフィギアやマグカップは、バラバラになって散乱していた。デスクの書類も崩れていた。

スタッフと共に、ビル内の階段で降りて、外に出た。多くの人々が外に飛び出してきていたけれど、秋葉原のビルには、なんの被害も無いようだった。あの揺れで、どこの窓ガラスも割れていないのが不思議なぐらいだった。

そこに3時からのアポで取材にいらした朝日新聞社のIT担当編集委員の平和博さんがいらした。とりあえず余震もあるだろうということで、最新の耐震となっているメインキャンパスのあるダイビルへ移動。途中、中央通りの交差点で、強い余震。

冷静なつもりだったのだが、心臓がバクバクしていることに気がついた。ダイビルの2階のカフェにテーブル席を見つけて、広報の川村さんといっしょに取材に対応。

テーマは、メディア環境の激変に関するもの。話は、ぼくがMIT Media Labに赴任した頃から、現在、近未来へと進んだ。話し始めたら、落ち着いた。こんなときも冷静に取材を進める平さん、さすがのジャーナリストだ(写真)。

1時間余りの取材の間、川村さんが、twitter、Facebook、mailで、デジタルハリウッド各校舎の状況を調べて教えてくれていた。

取材が終わり、一旦、セカンドキャンパスに戻り、荷物をピックアップして、戸締り。警備員さんたちにエールを送って、本部のある東京本校へ向かう。すでに道路は帰宅をする人で溢れていた。

東京本校にはデジタルハリウッドの本部があり、大学、大学院、東京本校の本日と明日のすべての授業をキャンセルを決定。

すでに一階セミナールームが、帰宅不可能な受講生たちのために開放。ぼくも、そこに陣取り情報収集。早々にJRが今日は、全面運休との発表。ということで、みんなと朝まで過ごす体制へ(写真Click!)。

東京本校には、ペットボトルのミネラルウォーターが、こういう時のために備蓄あり、まさに役立った。ちょっと落ち着いて、USTREAMで流れているTBSの放送を見て、未曾有の地震規模ということに震撼。

今は、とにかく皆様の無事を祈ることしかできない!
  
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March 10, 2011

中村伊知哉先生と2度もいっしょになった一日

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午前10時、南北線・溜池山王駅に着く。しばらく改札口の目の前にあるスタバでMacBookを広げて仕事。

10時45分、そこから徒歩で、溜池交差点からすぐの日経ラジオ社へ。

今日は、中村伊知哉先生と石戸菜々子さんの番組『This is IT』の収録。二人とも、もう長い付き合いだ。

話題は、クールジャパン、クリエーターやプロデューサー教育、デジタルサイネージなど。とても楽しくトークが出来たのであった。終わったところで、記念撮影(写真Click!)。

12時半に東京本校へ。サンドイッチを食べながら、仕事。午後2時15分に御茶ノ水を出て、再び溜池山王へ。

午後3時から、内閣府・知的財産戦略推進事務局の会議室で、今年度最後のコンテンツ強化専門調査会。会長は、中村伊知哉先生。

「知的財産推進計画2011」骨子がほぼほぼ出来上がっているのだが、そこに盛り込むべき事項について、各委員から今日も活発に意見が出された。どんな政策をどこの省庁が次年度でやるかというように、これまでの骨子から見れば、相当に具体的なものになっている。これは今回の調査会に、多くの実務家委員たちが加わった成果だと感じている。

午後5時に終了。この1年、内閣府も各省庁も非常に前向きにコンテンツ政策に取り組んでくれているという実感が得られたので、さらに来年度もコンテンツ強化専門調査会の委員として参加したいと思っている。

5時半、東京本校に戻り、定例のボードミーティング。案件は多くなかったので、むしろ、いろいろなことをボードで話しあって共有した。

8時からは、大阪校とテレビ会議をつなげて、中途採用の面接。新年度に向けて、ここのところスタッフの採用が盛んになっている。新しい仲間ができるのは、いつも楽しいことだ。

その後、3階のデスクで仕事。午後11時、まだスタッフたちが残業をしている。明日の経営会議に備えて財務の責任者・千葉祥太郎部長も資料をまとめている(写真)。外からデジタルハリウッドという会社が、どのように見られているのかわからないけれど、社員たちは、皆、仕事に本当に熱意をもって取り組んでいる。けっこう良い会社なんだよ。

ぼくは、11時半に仕事終了としたのだった。
  
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March 09, 2011

九段会館を下見、夜はバンド練習

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午前10時、御茶ノ水の東京本校へ。本部のデスクでしばらく仕事。

11時、日本武道館のすぐそばにある九段会館へ。4月2日に、ここでオールデジタルハリウッドの入学式と、その後の名物イベント「Digital Frontier 2011」を行うことにしたので、その下見だ。

九段会館は、軍人開館として1934年に竣工。建築学科出身のぼくは、大学のときに擬洋風建築の代表作として習った建築物だ。石造りの洋風ビルディングの上に和風の大屋根が乗るというスタイル。

大ホールは、試写会などで来たことはあったのだが、今日、改めて見てみると、まるでヨーロッパ風に作られたアメリカの古い劇場に来たような雰囲気で、本学の入学式にマッチするなと感じたのであった(写真Click!)。

帰りに久しぶりに駿河台下にあるエチオピアへ。野菜豆カレーの辛さ10倍を食べる。エチオピアならではの辛さは、癖になる味なんだよね。

午後1時からは秋葉原の学長室にプラズマディスプレイなどをセットしてもらって、Digital Flontierでの出品作品の予備審査。

オール・デジタルハリウッドのこの1年間の卒業制作がすべて対象。大学、大学院、東京本校、大阪校、福岡校、オンラインスクールのクラスやゼミを持つ先生方からの推薦があった作品を見るのだが、それでも100作品ぐらいある。

午後6時までかかって、ほぼCG映像作品の審査が終わる。この審査に通ったものが、コンテンツ制作業界で、大きな活躍をしているクリエーターたちに審査してもらうのだ。もちろん審査員たちは、全員、デジタルハリウッド卒業生だ。

午後8時20分、秋葉原の昭和通り側にあるスタジオリボレPart1へ。今日は、Greatful Mojo Bandの今年2回目の練習。

今日から、東京本校で働く笹野貴史が加わった。笹野くんはドラマーが本職という生き方をしている人。頼もしい。

他のメンバーは昨年に引き続き、Vocal & EG板屋宏幸教授、Bass吉田就彦教授、EG島崎亮輔、Sax楢木野綾子、そしてVocal & EGのぼくだ。

さて、ギタリストである島崎くんもぼくも愛用しているのが、サンヨーのeneloop技術を使ったエフェクター用の電源「enloop music booster」(写真)。

コンパクトエフェクターには伝統的に006Pと呼ばれる9Vの角型電池が使われてきた。この50年近く、全世界でどのぐらいの数の006P電池がミュージシャンたちに消費され廃棄されていったかと考えると気が遠くなる。

過去、例は無いわけでなないのだが、006Pの規格のままで、充電池になれば良かったわけだけど、性能が悪く、まったく普及していなかった。

eneloopが世に出たとき、最初に技術者の方にもリクエストを出したのだが、あの大きさにするのは技術的に困難とのことだった。

しかし、通常の1.5Vのeneloopを6本直列に使って、9V電源として、コンパクトエフェクターに給電すると、充分なドライブ時間があり、さらに電圧降下がほとんど無く、結果、音質も良いという結果をだしたプロミュージシャンが出現。

そんなことから、商品企画され販売されているのが「enloop music booster」だ。

給電能力は2000mAもあるので、これひとつで、ステージ上でかなりの数になるエフェクターたちにも、余裕で給電できるはずだ。何よりも足元まで電源ケーブルを引っ張ってくる必要が無いのは、大きな利点だ。重さも280gしかないのだ。

地球環境を考える上でも、アマチュア、プロを問わず、エフェクターを使うすべてのミュージシャンに普及して欲しい製品だ。

11時20分、本日の練習終了。秋葉原駅前で解散。ぼくは機材を持ってセカンドキャンパスに戻り、0時半まで仕事をして本日終了としたのだった。
  
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March 08, 2011

『ソーシャルあにき〜無題なクリエイティブアワー。今日はあえてUSTしないから〜』

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午前10時、秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。

11時半、学長室で、内閣官房・知財戦略推進事務局の官僚の方々と「知的財産推進計画2011」骨子に盛り込むべき事項についてのミーティング。いよいよ大詰めなのだ。

午後12時40分、徒歩で御茶ノ水へ移動。午後1時から、社内昇格者のプレゼンに参加。4月に向けて、社内も異動の時期だ。

その後、軽くスタバでランチ。その後、秋葉原のオフィスへ戻り、3時半あら定例の学長室ミーティング。

その後、立て続けに大学院スタッフと大学スタッフとそれぞれミーティング。午後6時には、サードキャンパスで、大学入試関連のミーティングとなり、ずっと会議続き。

それが終わったところで、荷物を持って東京本校1階セミナールームへ。すでにeat studioのセミナー『ソーシャルあにき〜無題なクリエイティブアワー。今日はあえてUSTしないから〜』が始まっていた(写真Click!)。

今日の講師は、
・川井 拓也(ライブメディアあにき)さん
 ヒマナイヌ代表取締役社長
・神田 敏晶(テンガロンあにき)さん
 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役
・倉園 佳三(ゾノあにき)さん
 IT&ソーシャルメディアコンサルタント、執筆家、音楽家。
・佐々木 博(プレゼンあにき)さん
 株式会社創庵 代表取締役
の4人、まさに歴戦の「ソーシャルあにき」たち。
4人揃ってのトークは初めてなのだそうだ。

Ustしないからこそ、参加者たちに向って、オフレコで話せる部分もあるということで、まさに本音トーク炸裂。あにきたちの過去の数多くのトライから得た未来繋がる話は、とても納得ができる話ばかりで素晴らしかった!
  
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March 07, 2011

オフ、夜は「アブラクサス」へ

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本日はオフ。まだまだ寒いので、外で遊ぶ気はしないね。

午前中、まったりと読書。午後からは、ハードディスクレコーダーに録画しているwowowで放送された映画から、面白そうなものをピックアップして観て、ぼうっとする。

午後7時半、今日は仕事も家事もしないという日にしたので、レストランで夕食をとることに。しかし、今日は月曜日なので、ぼくが行く高円寺のレストランのほとんどが定休日。

しかし、焦ることはない。フレンチレストラン「ABRAXAS」があるからだ。フランス田舎風なドアを開けると、そこに豚さんのペアの置物が迎えてくれる(写真)。

小さなレストランではあるけれど、通常のテーブル席だけでなく、個室となっているテーブルや、カウンター席もあり、全体に暖かい雰囲気がするインテリア(写真Click!)で、落ち着ける。

前も書いたかもしれないけれど、ぼくはこの店で、オーガニックワインの良さを認識させられた。フランスのそれもほとんど南仏のオーガニックワイン専門で飲ませてくれるレストランは、東京という広いエリアで見ても、非常に少ないはずだ。

今日は、前菜の盛り合わせと豚のメインディッシュで、CAHORS地方のLacapelle CabanacというMalbec 90% & Merlot 10%の赤ワインを飲んだのだが、なかなか美味しかったのだった。

シェフと話し込んでいたら10時半に、ちょっと千鳥足で家に帰ったのだった。
  
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March 06, 2011

東京本校で「デジタルメディア概論」の講義

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午前10時半、東京本校の斜め前にある「STARBUCKS COFFEE お茶の水村田ビル店」へ。ここでブランチしながら、ちょっと仕事。

今、モバイル環境で活躍しているのが、WiMAX+Wi-FiのURoad-7000SS(写真)。iPhoneとほぼ同じ幅でけっこう軽い。MacBookもiPhoneも同時に使っているので便利だ。

11時半に東京本校1階セミナールームへ。今日は、専門スクール向けの「デジタルメディア概論」の講義。今日は、この4月から新しい「本科」へ入学する方々も、混じっているとのこと。

この4月からの「本科」は、デジタルハリウッド伝統のCGに加えて、Digital Communication Artistという新しいクリエーター像を打ち出したのだが、これが共感を得たようだ。

この15年、WEBのブラウザ内での表現が飛躍的に発展したわけだが、そのノウハウをベースとしながらも、スマートフォン、電子書籍端末、フルハイビジョンテレビ、デジタルサイネージ、さらにARやVRなど、コンテンツやサービスの出口が飛躍的に増大しただけでなく、それらが縦横無尽にリンクする世界になっている。そこで活躍する人材像をDigital Communication Artistとしたのだ。

今年、大学4年生の就職率は70%とか、若い人達には、成長が確実なこの新しい領域を勉強して、世界的にも先端的なクリエーターになって欲しいと思うね。

さて12時から講義開始。2度の休憩を挟んで4時間弱、今日もみんな熱心に聴いてくれたのだった(写真Click!)。

そのまま4階の東京本校事務室で仕事。午後8時、業界の友人と会食で、本日終了。
  
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March 05, 2011

デジタルハリウッド大学大学院2010年度成果発表会「デジコレ2010」

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午前11時半に秋葉原へ。スタバの秋葉原駅前店で、早めのランチ。

12時、富士ソフトビルのアキバホールへ。今日は、ここで、デジタルハリウッド大学大学院2010年度成果発表会「デジコレ2010」があるのだ。

午後1時、ぼくの挨拶から「デジコレ2010」が始まった。アキバホールには、すでに100人あまりの参加者が集まってくれていた(写真Click!)。大学院OBも大勢参加してくれていた。

1.3DCG表現ラボ  大島ダヴィッドさん
〜A Story of Bump&Concept 〜 「コンセプトデザインと凸凹の物語」

2.修了課題  小林久美子さん
〜7年間の取組みを経て語るソーシャルビジネスのあり方〜
「バリ島ティンブル村における持続可能なソーシャル ビジネスの確立〜『いろどり』との比較検討〜」

3.修了課題  陳陽さん
〜日本最大の関心事、中国人観光ビジネスのソリューションがここに〜
「訪日中国人観光者向けコンシェルジュサービス “eTravel”」

4.ヒットコンテンツラボ  川名徹さん・宮澤洋平さん
〜ヒットコンテンツラボブログ分析で大ヒット映画(レッドクリフ、崖の上のポニョ)にせまる!〜
「映画ブログ分析の実践とプロセスの検証」

5.修了課題  北田能士さん
〜CGムービー制作の圧倒的効率化を実現! 〜
「Wireless Virtual CameraによるCGI制作行程 最適化」

6.メディアコミュニケーションラボ  池田奈美さん
〜メディアコミュニケーションラボ新体験プロモーション! 〜
ワーナーエンタテイメント×ドミノピザ連動企画
「映画コンテンツPRにおけるARG活用手法の研究」

7.コンソールゲームプロデュースラボ 津隈浩太郎さん・掛端俊希さん
〜ゲームはスポーツだ! 〜
「e−sportsトレーニングアプリ」

8.修了課題  朱淵方さん
〜中国人留学生が地元ニーズをリアルに大検証〜
「旅行促進用ご当地キャラクタービジネス開発in上海」

9.修了課題  小菅儀郎さん・森千栄子さん
〜実務に役立つ電子出版コンテンツの制作フローを確立〜
「児童向け絵本作家のデジタルメディアを利用した 絵本コンテンツ制作工程と作品の検証」

10.修了課題  武田昌大さん
〜地域特化型ソーシャルメディアプロデューサー、秋田に誕生!〜
「ソーシャルメディア活用による第一次産業マキコミ型マーケティング手法の検証」

最後の武田さん、なんと農家の作業着の格好で、前半をプレゼン(写真)、後半には、いきなり服を脱いで、下からはビジネススーツ。とても良いプレゼンだった。

その後、院生たちはメインキャンパスに移動し、さらに残ってくれた参加者の方々と交流。午後7時ぐらいには、自然と打ち上げパーティとなり、ワイワイと皆で、いろいろ話し合ったのであった。

修了課題発表だけでなく、研究室からの発表も混ぜたことによって、デジタルハリウッド大学院らしいイベントになったなと思った。来年は、さらにパワーアップして「デジコレ」をやりたいと思ったのであった。
  
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March 04, 2011

デジタルハリウッド大学AO入試

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午前9時半に秋葉原のメインキャンパスへ。

今日の前半は、大学のAO試験。もう受験者はわずかだが、最終段階で志望分野を変えた方々や留学生の方々が、受験する時期でもある。

11時から、ぼくも面接官をやった。午後1時半には、無事、終了。一度、セカンドキャンパスのオフィスで仕事。

午後3時半、中央通りの角にあるソフマップの1階にあるマクドナルドで「マンハッタンバーガーセット」(写真)を買って、メインキャンパスの教室で、遅いランチ。秋葉原の街を見ながら、けっこう気持ち良かったりする。

そう肝心の「マンハッタンバーガー」、パストラミビーフが挟んであって、これがけっこうスパイスになっていて、おいしかった。

4時半からは、メインキャンパスで、教員選考会議。新年度からのカリキュラムマイナーチェンジに伴って、非常勤で入られる先生方と事務局との面談結果などをヒアリング。午後6時に終了。

Fostexの新製品「HP−P1」を3月2日に、セカンドキャンパスの隣の「ダイナミックオーディオ5555」で購入して試していた。

午後6時半、中国で作ったという付属の接続ケーブルにちょっと問題が出てので、店に行って店長に、その状況を知らせた。

その後は、そのままオフィスへ上がって仕事。午後9時過ぎから、スタッフとスケジュールなどの打ち合わせ。午後10時半まで仕事をして、本日終了。

この2日間ほど、行き帰りの電車の中で活躍しているのが、iPod+HP−P1QuietComfort15の組み合わせ(写真Click!)。

iPodから引き出される非圧縮のサウンドデータ、それが旭化成製のDAコンバーターで高精度にアナログになり、出力に余裕のあるヘッドホンアンプで出力、それをノイズキャンセリングで聴くという組み合わせ。

接触が問題だったケーブルは、サンワサプライの短い黒いケーブルKB-IPUSBBKに代えて、とりあえず問題はない状態。

このへんの接続ケーブル、ぜひオーディオグレードのしっかりしたものが欲しいところだが、ちょっとマニア過ぎる発言かも。

移動中の電車内で、ここまでの音質が聴こえるようになったと、ぼくとしてはかなり満足!
ささやかな楽しみではあるが、ぼくには重要だったりする(笑)。


  
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March 03, 2011

Evernote Japan 外村会長とミーティング

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午前9時半、秋葉原メインキャンパスへ。

10時から、最近ビジネスマンを中心に普及が始まっている「Evernote」の日本法人Everote Japanの外村 仁会長(社長)とミーティング。

じつはアメリカからEvernoteのPhil Libin社長が来日していて、今日のミーティングに来られるということだったのだが、風邪で熱が出てしまったとのことで急遽キャンセル。

今、デジタルハリウッド社内では、徐々にEvernoteを愛用する人たちが増えている。どこからでも、なんでも記憶させ、それをどこからでも引っ張りだせる環境は、仕事の流儀を変革させてしまう。

iPhone、iPad、MacBook、iMacを使っている僕にとって、Evernoteは共通の外部記憶という感覚で使い始めたのだが、もっと創造的な使い方ができるはずなのだ。徐々に身に付けていきたいと思ったのだった。

さて、メインキャンパスでは、今日から経済産業省の支援を受けてCG-Arts協会が実施する立体映像制作に関するワークショップが始まった。

講師は、大口孝之さんを初め、立体映像のスペシャリストたちが当たる。受講しているのは、本学の学生や院生を始め、東京工科大学など他大学の学生たち。Mayaをある程度使えるというのが受講の条件となっている。

明日からは、サードキャンパスのPCルームでの制作実習となる。今日は、午前中から丸一日講義ということ。みんな、とても熱心に聴いていた(写真Click!)。

ぼくのほうは、午後2時から大学のFD委員会。FD委員会のファシリテーターは、アクティブラーニングの専門家の羽根拓也教授。

他大学のFDについてもコンサルティングなどを行っている羽根先生は、デジタルハリウッド大学のFDは、毎回の授業評価とそれに伴う授業改善、さらに全体のカリキュラム改善など、かなりコンセプト通りに実行できている大学だと評価しているそうだ。

とくに他大学で実行が難しくなる部分は、じつは教授陣がデジタルツールでのコミュニケーションに馴染んでいないところにあるとのこと。

ネット環境を生かせば、コストは最低限で、情報の集約性や、その分析からの新たな発想など、次々と湧いてくるわけだが、全教員という言葉を使った瞬間、教授陣のITリテラシーという壁にぶつかってしまうということだろうね。午後5時まで、びっちりと討議を重ねたのであった。

6時にセカンドキャンパスの自分のオフィスへ。そのまま11時まで籠って仕事と作業。作業は、Evernoteを本格的に使いこなすためのもの。

アナログでの整理作業に比べると、元々デジタルになっている情報を整理するだけなので、とても簡単。

メモ程度の感覚で、アナログ資料をEvernoteに入れておきたくなるときは、スキャナーというより、低解像度のデジカメの映像で十分なんだね。

なんて、いろいろやっているうちに午後11時になったのであった。
  
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March 02, 2011

RASCAL DESIGN PROJECTの審査

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午前10時半、御茶の水について、さっそくスタバで、早めのランチ。そして、iPhoneでFacebookのチェック。

徒歩で秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。通常の仕事開始。

午後12時40分、銀座の東武ホテルに到着。今日は、ここで名作アニメ「あらいぐまラスカル」の35周年記念で行われたRASCAL DESIGN PROJECTの審査があるのだ。

ラスカルを大事に育ててきた日本アニメーションの石川和子社長は、35周年ということで、期間限定で、現在の若い人たちにラスカルを新しい形で訴求したいという願いを持っていて、それがプロジェクトになったのだ。

審査員は、数々の大学での教員という顔と、作家、俳優、歌手、レスラー、そして長年のラスカルファンとして「あらいぐまラスカル」名誉広報部長の名も持つ泉忠司先生、そして若い世代を代表して高校1年で声優/俳優の日高里菜さん(写真)、石川社長、そしてぼくだ。

さらに、このプロジェクトには、コンテンツ産業やキャラクター産業の方々も参加。それぞれ作品を選び、実際のビジネスに展開することになっており、関係者も皆、真剣に選考を行ったのであった(写真Click!)。

4時半にオフィスに戻り、午後6時に、メインキャンパスへ移動。土曜日の大学院優秀作品発表会に向けて、ぼくの研究室の北田さんが発表するので、そのプレゼンのチェック。

午後7時からは、大学院の検討者向けの特別講義。1時間ほどということだったので、大学院でやっている「デジタルコミュニケーション原論」のほんの一部を再現した。皆さん、熱心に聴いてくれた。

その後、しばらくメインキャンパスで仕事をして、本日終了。
  
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March 01, 2011

IMJで審査員

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10時半、いつものように高円寺駅前の上島珈琲館で仕事開始。

12時に高円寺を出て、渋谷を経由して青葉台のIMJへ。本日は、IMJグループ内のアワードの審査員をやるのだ。

午後1時から審査が始まる。審査対象は、すべてIMJが今年度、実際に行った仕事。その仕事の企画、進行、コンテンツ、デザイン、効果、収支など、総合的に評価を行うのが本日のミッション。

審査対象は、内部ですでにしぼられており、7点。担当者が、プレゼンを行うのだが、皆、チームが心血を注いだプロジェクトばかりということで、非常に熱が入ったプレゼン。思わず引き込まれる。

さすがに国内最大規模の制作集団だけあって、総合力を行かしたプロジェクトばかりだ。クライアントがあるものなので、具体的なプロジェクトをここでは紹介できないのが残念。単なるWEBサイト構築を超えているということだけは言っておこう。

プレゼンが終わった後、ぼくのような外部からの審査員と内部のマネージング層で、いろいろと議論。これが、エキサイティングだし、とても勉強になるのだ。

午後5時に終了。外は雨になっていた。渋谷に出て、少し買い物をして、本日は、高円寺に直帰。

夜は、家で仕事。最近、前にも増して、まさに一式仕事の道具や各種デジタルツールを持ち歩いているので、実際、自分のオフィスにいなくても、仕事の環境が変わるわけではない。それが良いのか悪いのか?

夜中まで、ごそごそやっている僕のところに猫のピートがやってきて、ミャーミャーと泣く。こういうときは水を飲ませてくれというサインの場合が多い。

ピートは、何かのきっかけで、蛇口から細く流れ出す水を飲むのが好きになってしまい、それをやってくれと、催促に来るのだ。困った猫だ(写真)。

という感じで、一日が終了。
  
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