December 31, 2010
大晦日
![]() | 朝9時、家を出て、猫のピートと家族を乗せて車で、国立の母親の家に向かう。 早稲田通りを西へ向かい、青梅街道へ。そこから五日市街道を府中街道まで進む。大晦日の朝、道路はとても空いていた。 家に着くと、ピートは、さっそく家中を探検して回る。皆でブランチを食べて、お昼には国分寺駅ビルのマルイへ。毎年、ここの地下の食品館で、「山形手打ち」という生そぼと、飛魚だしを年越しそば用に買うのだ。 母親の家に戻り、その後、午後2時半、国立駅から八王子駅へ。ヨドバシ八王子(写真)へ行き、α900用にちょっとしっかりした三脚を買う。 帰りに国立駅の工事中の駅舎をじっくり観る。すでに中央線の上下線とも高架になっている。JRの電車を毎日走らせながら、じりじりと全面改装工事を仕上げていく手法は、どの駅の工事でも、ある意味、見事だと思うね。 外に出て、国立駅南側から工事中の駅を観る(写真Click!)。高層ビルが住民の反対で建たない国立駅前に、3本の大型クレーンがそびえている姿は、ちょっと異様だ。 駅舎は、普通のどこにでもあるような建築物。多くの人々が愛着を持っていた三角屋根の旧改札口のデザインは、どこかに入れ込まれるのだろうか? 母親の家に戻り、午後6時から、早めに夕食。用意されていたのは、イタリアンのお節料理。高円寺のトチギヤさんで奨められたスパークリングワインで乾杯。 午後7時半からは、紅白歌合戦を流しながら、何かとおしゃべり。毎年、繰り返してきた大晦日の夜だ。 9時半からは、MacBookで「radiko.jp」にアクセスして、FM東京の『World Shift』を聴く。野中ともよさんの番組で、ぼくがゲストの2週目。 この番組は、後からサイトにアクセスすれば、MP3でダウンロードができるようになっているので、聴き逃しても、だいじょうぶなのだが、とりあえずトークの中のどこが使われたのかを聴きたかったのだった。 紅白の後、息子は、ジャニーズのカウントダウンに盛り上がって、2010年が去っていったのだった。 |
December 30, 2010
「BSベスト・オブ・ベスト」に集中していた
December 29, 2010
母親の家にテレビが届いたのだが、、
![]() | 朝、国立の母の家へ向かう。 11時に、先週頼んでおいたテレビが届く。古い液晶テレビを引きとってもらって、これでエコポイントの手続きができる。 母親がいつも座っている食卓のところで使うテレビということで、32インチ。この大きさで充分とのこと。 配送業者の人が、セッティングまでやってくれる。すると地上デジタル波がキャッチできないことが判明。 外から家の屋根を見ると、UHFアンテナとパラボラアンテナと、これまでのアナログのアンテナがセットされている。セッティングしてくれた業者によれば、UHFアンテナの方向が違うのじゃないかと、国立あたりまでくると、アンテナの方向がそこまで影響するのだろうか? まあ、今日のところは、画面が16:9になって、これまでのアナログ放送に加えて、BSデジタル放送が見られるようになったということで、年末を乗り切ることで母親も納得。 アンテナを観るために庭に出ると、そこに50cmぐらいの高さしかない木になる果実を見つける(写真)。母親に訊いたところ、これは「やまぼけ」というもので自生しているものを持ってきたのだそうだ。この果実を焼酎に付けると美味しいお酒ができるのだそうだ。へぇ〜。 午後2時、高円寺に戻り、軽くランチ。年末にWE'S BRAINの七瀬至映さんが、真っ赤な岡持ちのようなパッケージに入れて、即席ラーメンセットを送ってくれていたことを思い出して、さっそく、その岡持ちからラーメンを出してみたら、アジア各地という感じで12種類出てきた(写真Click!)。 ちょっと迷って、博多とんこつ麺を食べて、その後、身支度。午後4時に家を出て、秋葉原のオフィスへ。ちょっと読みたい本を置いてきてしまっていたのだ。その後、買い物へ。 午後9時、業界の友人と会食。六本木交差点にアマンドが再開していて、凍るような寒さなのに、若者たちで溢れていた。ちょっとバブル時期を思い出したけれど、ひとつ違うのは、空車のタクシーが犇めき合っていることだね。 |
December 28, 2010
家でゴロゴロ、夜はレトルト参鶏湯
![]() | すでにオフ3日目、もうだいぶ気分はダレてきたのだが、あいかわらず朝早めに起きてしまう。 休みになったらやろうと思っていたことが、いくつかあるのだが、なんだかやる気が起きない。 午後から動き出して、高円寺駅まで出て、本屋へ。いつものENGINE誌と、Car Magazine誌を買い、さらに目を引いたPEN誌『キリスト教とは何か。II』を買う。 家で、ごろごろしながら読書。頭は趣味の世界へ行き、ちょっと没頭。 夜になれば、お腹は空く。そこで韓国出張の帰りに買ってきたレトルトの「参鶏湯」があることを思い出して、さっそく温める(写真)。 冷蔵庫から、ネギと生姜を出して刻んでトッピング。かなり美味しそうな仕上がり(写真Click!)。実際とても美味しかった。 でも本当は、参鶏湯って、夏バテ防止で食べるものだって、韓国料理屋の店長に聞いたことがあったけど、まあいいよね。 ということで、すでに深く休みという時間に沈んでいるという感じ。 |
December 27, 2010
今頃『SP野望篇』を観て、ABRAXASへ。
![]() | 本日は、昼間、ほとんどベットから出ず、本を読んでは、寝てはを繰り返す。 家で夕食を食べた後、まだ、映画『SP野望篇』が新宿ピカデリーで、8時50分から1日1回だけ、やっていることを知り、観に行く。 テレビシリーズを録画して、ひと通り観ていたので、単純に続きを観たいということもあるのだが、制作にハリウッド映画のスタッフたちが参加していることや、サウンドがSkywalker Studioということも、観たい理由。 アクションは楽しめたけれど、途中から、ストーリーが進まなくなる。これ次の『SP革命編』を観ろということね!見事に、いつものフジテレビさんのビジネスモデルに嵌っております(笑)。 終わったら10時半過ぎ。いつもは混雑しているロビーには、もう人が居なかった(写真Click!)。 高円寺に戻り、ちょっと小腹が空いたので、駅から「ABRAXAS」へ直行。 今日も、共同オーナーでソムリエの清水麻衣さんが、今日も笑顔で相手をしてくれる(写真)。 フランスに在住していた清水さんは、南部の有機栽培ワインについて、いろいろ教えてくれる。有機栽培は、フランスでも広がりを見せているそうで、味も年々良くなっているとのこと。今日も美味しく飲ませてもらったのであった。 ということで、今日も完全にオフモード。 |
December 26, 2010
本日から冬期休暇、Z'sの忘年会へ
![]() | 今年は、年初からずっと忙しかった感じだった。94年から、ずっと忙しい状態ではあるのだが、仕事量は少し減った感じはするのだが、仕事の種類が増えている感じなのだ。 ということで、今年は、今日からお正月の休暇をとることにした。昼間は、書類や郵便物の整理。 午後6時半、家を出て、高円寺駅北口の純情商店街にある居酒屋へ。今日は、ぼくがお世話になっている『Guitarshop Z's』のスタッフとお客さんの忘年会なのだ。 午後7時、ほぼ全員揃ったところで乾杯。シャッターを切った(写真Click!)。皆、楽しそうだ! Z'sは、かなりマニア度が高いギターショップと言えるだろう。とくに加藤店長は、どんな無理難題のエフェクターボードも制作してくれる。お客さんたちも、一筋縄でいかないような方々が多いのだが、初心者にも親切に対応してくれる店でもある。 その加藤店長、じつは洗足学園のシンセサイザー科の第一期の卒業生。シンセサイザー奏者として名高い深町純さんが教授に就任し、嘗て話題となった学科だ。その深町さんに直接、師事したのが、加藤店長(写真)だ。 加藤店長が、まさに深町さん専従のエンジニアのようにしていた時期と、ぼくが深町さんと交友が頻繁だった時期が重なっていた。今年、深町さんが突然に逝ってしまわれ、二人で、しばし深町さんの思い出話をした。 二次会も、そのまま同じ店でやることになり、午後11時頃から、そろそろ皆が帰り始めた。職業も年代もバラバラの人たちが、エレキギター演奏という点で、繋がってしまう。こういうコミュニティに居られるのは、楽しいね。 |
December 25, 2010
東京本校で『本科』の特待生候補の面接
December 24, 2010
TBSで『革命Xテレビ』の収録
![]() | 今日はクリスマスイブ。いよいよ年末だね。 午前中、家で仕事をしながら、いろいろ支度。1時に家を出て、午後2時、赤坂のTBSへ。今日は、番組の収録。 毎週、日曜日23時半からの『革命Xテレビ』という番組。この番組は、「最先端IT情報SHOW」という副題が付いている。 ディレクターの方々と控え室で打ち合わせ。3時ぐらいから、カメラリハーサルで、スタジオに入る。すべてブルーバックでの収録。ちょっと印象的なのは、ハイビジョンのカメラがとても小さいこと。 ヴァーチャルセットと連動するシステムが取り付けられているクレーンカメラが、ちょっと楽しい。このカメラを入れて、全部で6台ほどだった(写真Click!)。 午後4時半ぐらいから、収録が始まる。宮迫博之さん、蛍原徹さん、小林麻耶さんがレギュラー。今年の5月末から始まった番組ということで、すでに半年、とても和んだ感じで、収録がパートごと、順調に進んでいった。 放送は、来年なので、ここでは内容は控えさせてもらうけれど、ぼくのコメントは、本放送では、15秒を2回ぐらいだろうと思うね。でも、登場の仕方は、けっこうインパクトがあるので、楽しみだ。 午後7時前、収録が終わり、TBS放送センターの外へ出る。赤坂サカスの広場は、アイススケートリンクになっていて、恋人たちが手に手をとって、楽しそうに滑っている。まさに絵に書いたような都会のクリスマスイブ。 そこにそびえるLEDライトのクリスマスツリー。付き人で来てくれたスタッフたちとぼくは、写真をとって、ほんの一瞬、クリスマスイブ気分となったのだった(写真)。 午後7時、秋葉原のオフィスへ。今年最後のデスクワークを夜9時半までやって、本日終了。 |
December 23, 2010
オフ。ピートを撮る。
December 22, 2010
記録的に会議だけが続いた日
![]() | 午前9時、御茶ノ水に着く。この時期にしては、朝、温かいと感じる。スタバで、アイスグランデラテを買って、東京本校の会議室へ。今朝は経営会議から、ジェネラルマネージャーたちと経営陣での会議だ。いろいろ話し合うことがあり、12時40分までかかった。 午後1時からは、1階セミナールームで株主総会。4年間、デジタルハリウッドの社外監査役をやっていただいた味村隆司さん(写真)が、今日で退任となった。 これからは、ハリウッドメジャーが作っている米国のモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)の日本の組織である日本国際映画著作権協会(JIMCA)の方へ移られるとのことだ。「No More 映画泥棒」のプロモーション映像をスクリーンで観た方も多いだろう。映画の著作権保護活動をやっている組織だ。 その後、取締役会。ぼくも含め、取締役たちが再任され、通常の報告をして、午後2時に閉会。 午後4時からは、大学の教員選考会議。公募をしたボジションがあったので、多くの素晴らしい候補者が集まった。履歴書をじっくり読んで熟考させていただいたのだった。 6時からは、出版に関するミーティングをボードメンバーと広報スタッフとする。その会議を6時半に抜ける。 午後6半時からは、東京本校8階の会議室でNPO法人エコロジーカフェの理事会。第7回シンポジウムの開催などについて、報告や話し合いが行われた(写真Click!)。 理事たちは、そのまま専務理事の奥村滋さんが経営する御茶ノ水の名物パプ「ぷらざ」で、年末の懇親会へ。ぼくも参加したかったのだが、そうはいかない。 今晩は、今年最後の大学の教授会だからだ。ということで、午後8時にメインキャンパスで教授会が始まる。いろいろなGPA制度の審議や様々な報告があり、盛りだくさんの内容となったので、予定終了時間をオーバーして、午後10時前に終わった。 教授会が終わってから、しばらくエントランスホールのテーブルで、MacBookを広げて仕事。午後11時までやって本日終了。 |
December 21, 2010
大学院教授会と大学院入試
![]() | 10時、御茶ノ水の東京本校で、ちょっと打ち合わせ。その後、秋葉原のオフィスへ移動。 12時から、本部のクリエイティブスタッフと、次期のパンフレットのデザインについて打ち合わせ。 午後1時、メインキャンパスへ移動して、大学院の教授会。来年度からのカリキュラムのマイナーチェンジについて説明。2時半に終了して、しばらくセカンドキャンパスのオフィスに戻る。 午後4時、メインキャンパスの会議室で、ミーティング。日本大学理工学部建築学科の同窓の久米設計の方々がUG都市建築の山下昌彦社長と共にいらした。新しいプロジェクトの立案についてのアイデア出しを行った。山下さんは、都市計画家、建築家として素晴らしい仕事をされてきた方、今日、初めてお会いしたのだが、とても楽しくお話ができたのだった。 今日、5時半、大学運営スタッフと教授会のついての打ち合わせ。午後6時、高校生クリエーター発掘コンテストである『クリコン'10』の予備審査。今年で2回目なのだが、大幅に応募作品数が増え、質も上がったので、予備審査もなかなかたいへんだった。 さて、いよいよクリスマスが近づいてきて、若い人たちは楽しい年末という感じだとは思うのだが、デジタルハリウッド大学の中は、大学生たちが、とてもシリアスに学習して、浮ついた感じは無い。就職が厳しいということが、学生たちにヒシヒシと伝わっているのだろう。 しばらく福井智子先生の「動画演習」の授業の様子を見学。学生ひとりひとりが描いたアニメーションを、福井先生が、教壇のところで、ひとりひとり先生が添削して行く(写真Click!)。まさにハンズオンという感じで技術が伝えられていくわけだ。 6時半、大学院の大阪サテライトキャンパスに入学希望の本学の学生と面接。正社員となるのは来年4月なのだが、すでに卒論だけということで、大阪に引っ越して働き始めているということで、テレビ会議システムでの面接となった。 7時20分、セカンドキャンパスで、大学院入試で、面接試験。9時半に終了。社会人が多く受験するので、大学院入試は、夜に設定して、こまめに行なっている。 終わったところで、本大学院の修了生である、まつもとあつしさんが待っていてくれた。修了後、精力的に本を出しているまつもとさんが、4冊目の単行本を出したということで、わざわざ持ってきてくれたのだ。 その本は、『生き残るメディア 死ぬメディア 出版・映像ビジネスのゆくえ』、まさにタイムリーな企画の本だ。 本は、ゆっくりお正月休み中に読ませてもらうことにして、今晩は、いろいろ残っている仕事をして、11時に終了となった。 |
December 20, 2010
知的財産戦略推進事務局・コンテンツ強化専門調査会
![]() | 午前中は家で仕事。12時半に家を出て、四ツ谷駅から南北線で、溜池山王へ。改札を出たところにあるスタバで、ランチをしながら原稿打ち。 午後2時45分に、知的財産戦略推進事務局の会議室に着く。今日は、今年最後のコンテンツ強化専門調査会。 会議室には、だんだん委員たちと共に、各省からの関係官僚たちが集まってきているところだった(写真Click!)。記者の方々も傍聴している。デジタルハリウッドの広報スタッフも勉強のため出席している。 3時から、「知的財産推進計画2010」の進捗状況の説明が各省からあり、それについて委員たちが説明を求めたり意見を出したりということが続く。 全体的に思ったのは、国際的に競争力のあるコンテンツ産業を推進していきたいということは現在の政府の意思としてあるものの、その推進のペースが、省庁に落ちると、とても鈍いと思うこと。そして、これまでは、やってもやらなっくても良いことにも予算を付けてきたなという歴史だ。 今回、ぼくが希望を持っているのは、近藤賢二内閣官房知的財産戦略推進事務局長(写真)が、大きな熱意をもって取り組んでいることが伝わってくるところだ。なんとか国の予算が、コンテンツ産業発展に実際に役立つように、ぼくたち委員も精一杯発言していかなければと改めて思ったのだった。 午後6時前、秋葉原のオフィスへ。午後8時まで、そのまま執務をして本日終了とした。 |
December 19, 2010
Rカンパニーの『ホーム』を観る
![]() | 12時に家を出て、池袋へ向かう。途中、TBSの番組ディレクターの方と電話で打ち合わせ。なんとなく昼も夜も休日も動いている番組制作現場の雰囲気が伝わってきた。 午後1時ぴったり池袋の東京芸術劇場・中ホール(写真Click!)に飛び込む。今日は、早稲田塾の方に招待されて、音楽座ミュージカル/Rカンパニーのミュージカル『ホーム〜はじめてテレビがきた日〜』(写真)を観るのだ。 しばらくぶりにミュージカルを観たのだけれど、作品の時代背景が、まさに僕が子供のときから体験してきたことと完全にダブっていたので、完全に感情移入して見入ってしまった。 Castの方々の表現力が、それぞれ素晴らしかったのだが、何と言っても物語が良かった。最後は、涙を流しながらスタンディングオベーション。 Rカンパニーのキャストとスタッフが一体となって、このミュージカルを創り上げてきたことも強く感じる公演だった。ライブはいいね! 4時半に公演が終わり、そのまま高円寺に戻る。夜は、家の無線LANのルーターの再設定に手間取って、本日終了。 |
December 18, 2010
本日オフ。美容室で林亨さんに会う!
![]() | 朝8時におきる。なんとなく体中が痛い。旅の疲れだろう。 しかし眠気が無いので、寝ているわけにもいかず、起き出して来て、ぼうっとテレビなど見る。 11時頃少しエンジンがかかって来たので、ブランチを作ることに。いつものように家にある材料でアレンジ。ポークの缶詰を見つけたので、それをメインに。 まずは、にんにくと玉ねぎをゆっくりと炒め、そこにイタリアントマト缶を空けて、酸味に皮も安心して食べられる国産レモンを加え、ルッコラで緑で完成。まあまあ美味しかった(写真Click!)。 午後3時、もうそろそろ30年近くお世話になっている美容師さんのお店へ。美容室は、中野ブロードウェイを超えて新井薬師のほうにあるのだ。 美容師さんは田積さんという方。職人気質で、人を雇わず、シャンプー、カット、パーマを一人でやる。お店は2階なのだが、外に看板が無い。ほとんど固定客なのだろうね。ぼくもそうだけど。 さて、田積さんを最初に紹介してくれたのは、日本大学理工学部建築学科木村研究室の学生だったときの林亨さん。ぼくは、そのとき助手だった。彼は、卒業後、IT系からコンテンツ制作系の仕事を続け、1999年に起業、ビジネスアーキテクトの社長として活躍している。 ビジネス・アーキテクツといえば、WEB業界では、クリエイティビティが高いことで知られる一目も二目も置かれる存在感のあるWEB制作会社。社長として荒波を乗り越えているはずなのだが、飄々としているところは、今でもぜんぜん変わらない方だ。 その林さんも、今でも田積さんに世話になっていて、たまたま今日は、ぼくの前に予約を入れていたので、久しぶりに、なんと美容室で会うことができた。今度、大学に遊びに来てくれるということだった。旧友と会うのは、いつでも楽しいね。 帰り、中野ブロードウェイを彷徨いてから、高円寺に戻り、後は家で読書ということで、本日終了。 |
December 17, 2010
SIGGRAPH ASIA 2010 3日目
![]() | 朝、ホテルの部屋でパッキングをしてチェックアウト。荷物を預けて、SIGGRAPH ASIA 2010の会場へ。 今日は、ポスターセッションのところに行き、ゆっくりポスターを読む。世界各国の院生たちの研究が多い。このポスターセッションでは、新しいことの始まりを見ることができるので、けっこう重要なのだ。 今回は、Emerging TechnologyもArt Showも無いので、かなり寂しい。その上、Exhibitionのブースをチェックしても、ベンチャーが発明っぽいことをやっているというのが無くて、そういう意味では、かなり物足りない状態だった。 しかし、韓国を中心に大学のブースは非常に多く出ていた。会場の四分の一ぐらいは大学や教育機関のブースという感じだ(写真Click!)。写真から奥は、すべて大学のブースだった。 お昼時を過ぎると、Exhibition会場は、韓国の学生たちで溢れてくる。Exhibitionオンリーの6,000ウォンという格安のチケットがある上に、大量の招待券も出ているとのこと。ということで昨日の参加者は6200人ということだった。 午後2時、無線LAN接続をしたいので、Level 1のSK Broadbandで、クーポンを買う。4時間で10,000ウォン。ホテルは、チェックアウトすると時間が残っていても無線LANも使えなくなっていた。ちょっと高いけど旅行者のぼくには、それしか選択の余地が無いのだ。 日本から見れば、韓国のソウルは、とても近いのだが、それでも、今回のSIGGRAPH ASIA、日本人の参加者が、とても少ない。北朝鮮との戦いを心配して、今、韓国を訪れたくない日本人がけっこういるそうなのだ。 今回のSIGGRAPH ASIAでは、デジタルハリウッド大学のブラジルからの留学生Rafael Yuji Matsuuraくん(写真)がStudent Volunteerをやっている。留学生の多くは英語が流暢なので、Student Volunteerには最適だ。 Matsuuraくんによると、Volunteerはいろいろな国から来ているので、それぞれの国の状況を聴けて良いとのこと。ほとんどの学生たちが、3ヶ国語ぐらい話せて、将来はどこの国でも良い仕事があるならやりたいという学生ばかりだそうだ。 SIGGRAPH ASIAは、明日、土曜日まで、松浦くんは、日曜日の朝に帰るとのこと。ぼくは一足先に、今晩帰るので、しばらく彼と歓談。 午後4時からは、Technical Papersの発表を見る。2つ目のMIT Media labの「Content-Adaptive Parallax Barriers: Optimizing Dual-Layer 3D Display Using Law-Rank Light Field Factorization」が面白かった。 2枚のLCDを使って、裸眼立体視を実現するというディスプレイの研究開発に関するもの。LCDを利用すれば、確かに自由にピンホールの場所をリアルタイムで制御できて、上手にやれば右目と左目にちゃんと異なる映像を届けることができるというものだ。今、世界中が裸眼立体視の新しいデバイスを作ろうとしているのは確かだね。 午後6時、SIGGRAPH ASIAの会場を離れて、ホテルで預けていた荷物を受け取ってタクシーで、金浦空港に向かう。やはり道路が混んでいて1時間ほどかかった。 午後8時20分、定刻通りANA便がターミナルを離れた。10時10分に羽田に到着。帰りはフライト時間2時間切るのだね。 羽田の国際ターミナル、ゲートから入国までの動線は短いし、税関を通ってからモノレールまでも、まっすぐという感じ。ちょうど快速が来たので、それに乗ったら13分で浜松町。11時45分に高円寺に着いた。確かに成田空港を利用するより、相当に便利だと体感して、本日終了。 |
December 16, 2010
SIGGRAPH ASIA 2010 2日目
![]() | 8時半、ホテルのビッフェで朝食。9時半のExhibitionオープンに合わせてCO-EXのLevl 3のSIGGRAPH ASIA 2010の会場へ。 Exhibitionの会場は、それほど大きくない。とりあえず中央は、NVIDIAとCHAOSGROUPのV-rayとIntelの3つのブースが押さえているが、今回のスポンサーでもあるLucusfilm Animation Singaporeのブースも目立っている。 全部のブースをさらっと見たところで、11時、すぐに北側の大ホールへ移動。Exhibition会場からは、5分ぐらい歩く。けっこう遠い。 ちょっとオープニングセレモニーが終わったところに着く。まずはFeatured Speaker。講演者は、McLaren AutomotiveのデザインディレクターのFrank Stephenson氏だ。 Stephenson氏は、ヨーロッパで活躍するアメリカ人のカーデザイナー。まずは、一番、最近の仕事であるMaClarenが2年後に発売する、F1テクノロジーをつぎ込んだスポーツカーMP4-12Cの紹介。 いきなりスクリーンいっぱいに流れたのが、F1ドライバーであるルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンが、MP4-12CをGoodwoodサーキットでテストドライブを楽しそうにする映像。これは楽しめたね。 その後は、自分の生い立ちから、パサデナのデザインスクールでの経験。そして最初の仕事であるヨーロッパのFORDでのEscortのデザインから始まるStephenson氏が携わった車の話。 FORDの次にBMWに移り、まずはX5のデザインを不眠不休状態で6週間でやらなければならなかったとか、そして次に氏が手がけたのが、MINI復活という難しい仕事。コンペで勝ったとのこと。1959年のデザインのまま、ずっと生き残ったMINIを、BMWが現代のminiとして、どのように仕上げるのか? 氏は、普通のシリーズが辿るように10年づつ時を進めてデザインをして90年後半のデザインまで持ってきたのだそうだ。面白い手法だね。 そのminiが実際に世に出る前に、引っ張られたのがFiatグループ。ここで氏は、なんとMaseratiとFerrariを担当。最高の気分だったそうだが、そこで移動の命令。次に託されたのが、チンクエチェントとして知られるFiat500の復活。このモデルは、現在、日本でも大成功を収めつつあるね。 そして、しばらくAlfa Romeoを担当したのだそうだが、これは氏にとっては、うまく行かなかったとのことで、そこにMcLarenからのオファーということで、現在に至るとのこと。 そして、最後に、車の初期のデザインから、未来のデザインまでを概論的に語ってくれた。終了予定時間を30分も伸びての講演だったけれど、まだまだ、ぜんぜん話し足りないという様子だった。 ぼくは、SIGGRAPHに来ていることを忘れて聴いていた。車好きにはたまらないカーデザインの話、満載だった。 その後は、Exhibitionに戻り、ブースをくまなくチェック。さすがに韓国でCGを教える大学が、軒並みブースを出している。日本からは、神奈川工科大学がブースを出すだけでなく、スポンサーにもなっていた。 ちょっと面白かったのが、プリビズのセットとして開発されていた地元のETRIのバーチャルカメラとミニチュアのセット(写真Click!)。 もちろん誰もいないけれど、ちゃんとライティングされた模型のセット。ここをマーカー付きのバーチャルカメラで覗くと、そこにCGキャラクターの観客たちが踊りまわり、ステージには、ちゃんとバンドが演奏しているのだ。PV制作に使ったとのこと。これ面白かった。 午後3時15分からは、Exhibitionの中の会場での展示者による技術解説トークを観る。トークするのは、昨日、デジタルハリウッド大学を訪ねて、小倉先生たちにデモをやってくれたというフランスBakery社のJean-Charles Hourcade会長とErwan Maigret CEO/COO(写真)。 彼らが紹介するThe Bakeryは、出来たばかりのレンダラー。ベータ版の配布を始めているところ。かのPixerでもデモを行い、拍手喝采だったとのこと。でもフランス人らしく、今日のプレゼンは、とても地味。聴いている人も、10人ぐらいだった。 このレンダラー、とにかく早くてリソースを食わないのが特徴。なんでも最初から計算するのでは無く、すべての計算結果をとっておくとのこと。これって、現在のPCの広大なメモリー空間と計算スピードを前提としてのアプリだね。 インターフェースとしては、常にファイナルの状態を表示しながら、その途中経過のレンダリングのパイプラインに戻って、例えばスペキュラーだけとか、そこだけ、やり直して、またすぐに結果を見ることができる。これが早い。Lighterの人が見たら欲しいと言うだろうね。 午後7時、大ホールへ。SIGGRAPH名物のElectronic Theater。全部で29作品が選出されていた。アメリカのSIGGRAPHだと、アメリカの作品が多いという印象なのだが、ここではヨーロッパが多いという感じがした。 終わったら午後9時半過ぎ、カフェテリアなども、もう閉まっているので、ホテルの部屋のルームサービスで、パスタを頼んで夕食にした。 さて、Electronic Theaterの国別を数えてみたら、USA 5、UK 4、France 4、Germany 4、Japan 4、Hungary 2、Poland 2、New Zealand 2、Israel 1だった。もう1つは技術論文のトレーラーなので各国からのもの。 ということで本日終了。 |
December 15, 2010
SIGGRAPH ASIA 2010 1日目
December 14, 2010
ARのパネルディスカッションに参加
![]() | 起きたら雨だった。しかし、昼間には雨が上がって16度にもなるとのこと。世界各地では寒波が襲っているとのことで、なんとなく地球全体の気候が変だとは感じるけれど、それは人間の時間感覚の中の話という気もする。 朝9時半に御茶ノ水に着く。ちょっと東京本校に寄って、そのまま徒歩で、秋葉原のオフィスへ。午前中、ある国立大学の博士課程後期を受験する方のために推薦文を書いた。手書きのみ受け付けるということなので、まさに20年ぶりぐらいに2000文字あまりの文字を続けて手書きで書いた。思ったより早く書けた。忘れていた感覚だった。 午後1時、メインキャンパスに移動し、大学院のカリキュラム検討委員会。デジタルハリウッド大学院は、昨年度からカリキュラムの3本柱として、ビジネス、クリエイティブ、ICTとしているのだが、それぞれの科目、また2つの領域にまたがる科目などを整理し、科目数のバランスを取って行くというのが、今年度の進捗状況。 午後3時から、大学スタッフと次回の教員会議についての打ち合わせ。午後4時から、東京本校で学長室会議だったのだが、ちょっと4時15分から参加。それが終わって、5時過ぎから8階に行き、パネルディスカッションの打ち合わせ。 今日は、デジタルハリウッドのeat-Studio設立記念セミナーということで、『AR(拡張現実)最前線レポート&パネルディスカッション〜スマートフォンとARに見る未来のライフスタイルとビジネスの変化〜』というイベントがあるのだ。 打ち合わせが終わって、1階セミナールームに降りて、ちょっとびっくり、会場にはすでにエキストラの椅子が出ていて本当に満席なのだ。定員100名のところ130名以上の方が集まってたとのこと(写真Click!)。iPhoneのARサービスというものに期待があるのだろうね。 まず、レピカの岩井陽介社長(写真)が、AR関連の新会社アララ株式会社の設立についてプレゼン。まずは、スマートフォン向けARプラットフォームアプリケーション『ARAPPLI(アラプリ)』がサービスに入る予定だ。岩井社長は、かのサイバードの設立メンバーだった方だ。 6時過ぎからパネルディスカッション。モデレーターは岩井陽介社長、パネリストは、奈良先端科学技術大学院の加藤博一教授、日本ホールマークの畦地教子社長、芸者東京エンターテインメントの田中泰生社長、ジャイロウォークとアララの石古暢良取締役とぼくだ。 パネルディスカッションでは、ぼく以外のパネリストは、それぞれ開発したARアプリについて紹介。ぼくは、ARについて技術系じゃない方々にも理解できるように重要な要素を説明するという役回りになった。パネリストも多かったので、時間がオーバーしたけれど、ステージに居ても、なかなか面白いパネルディスカッションだと感じた。 午後7時、急いで明治記念館へ向かう。社団法人デジタルメディア協会(AMD)懇親会へ滑り込む。そろそろお開きというタイミングになっていた。ここに来ると、この20年あまり、コンテンツ産業を引っ張ってきた経営者の知人たちに会うことができる。 午後8時過ぎ明治記念館を出て家へ。そして、パッキングを開始。明日はソウルへ出発だ。 |
December 12, 2010
丸一日、大学入試。夜はABRAXASへ。
![]() | 朝9時、秋葉原メインキャンパスへ。今日は、大学のAO試験と、自己推薦入試「芸術型」と「国際型」だ。 毎年、この時期の入試は、日本語能力試験を受けた後ということで、留学生が多くなる。「芸術型」と「国際型」では、なかなかユニークな高校生が受験してきてくれた。そして、今年から本学でも開始した編入試験。 今日は、良い天気だ。入試本部の部屋から東側を見ると、いよいよ東京スカイツリーが存在感を示してきた(写真Click!)。 今日は、全部の面接試験が終わったら5時半。その後、試験官たちとミーティングをして、午後7時に解散となった。 帰りにヨドバシアキバに寄ったら、本学の学生たちに声をかけられた。午後8時に高円寺へ。そのまま、夕食ということで、ABRAXASへ。 このレストランは、南仏のオーガニックワインしか置いていない。このセレクトがとても良いのだ。また、ぼくは、ここのサラダ・パリジェンヌとガレットが好きなのだ。小さな黒板のメニューもイイね(写真)。 ABRAXASでは、ゆっくり時間をかけて食事と飲み物が楽しめる。そのせいか女性ファンが多い店でもある。そしてオーガニックワインは、次の日にまったく残らない。体に優しいのだ。 11時に家に戻り、本日終了。 |
December 11, 2010
『Cut&Paste』 Digital Design Tournament
![]() | 土曜日、午前中は家で、いろいろ整理と掃除。午後から支度をして、午後4時、渋谷へ。今日は、Cut&Paste Digital Design TournamentのTokyo大会。ぼくは3D部門の審査員なのだ。 世界11都市で行われるCut&Paste。それぞれの都市での各部門の優勝者は、来年2月5日のニューヨークでのGLOBAL CHAMPIONSHIPに進出するのだ。 4時半、会場のWOMBへ。出場者たちの打ち合わせの後、審査員たちの打ち合わせがあり、予定より20分ほど遅れて、トーナメントが始まった。 今年のCut&Paste、グローバルスポンサーはCONVERSE。東京のローカルスポンサーは、デジタルハリウッドがやらせていただいた。ということで、会場には、東京本校のスタッフたちが大勢来ていた。 さて、このトーナメントは、ステージ上に4つのパソコンが用意され、選手が4人づつ、与えられたテーマに対して、制限時間の間に作品を仕上げて争い、その場で、すぐに採点して結果が決まるというもの。まさに競技だ。 審査員たちは、モニターの後ろから覗くようにして、制作過程からチェックしていく。観客は、ステージ上に吊り下げられた5つのスクリーンに、それぞれ映る画面を見ながら、その戦いの様子を眺める。真ん中、上の画面には、随時、選手の様子などが流れる。かなり場は、盛り上がるのだ。 まずは2Dの予選が2組行われた。制限時間は15分。それぞれの上位2人が決勝へ。審査員は、青木克憲さんなど一流のアートディレクターやアーティストたちだ。 その後、3D部門のいきなり決勝。テーマは、「ゴースト」。なんと小倉以索先生も参戦。制限時間は、たった20分。その時間内で、モデリングとレンダリングをしなければならない。 結果、優勝者は、福田完治くん(写真)。スカルプティングツールを使って、大幅にモデリング時間を短縮した。作品も良かったが、作戦勝ちだ。福田くんは、ぼくも知らなかったのだが、デジタルハリウッドを今年の10月に卒業したばかりの秋本科生。 中学のときからCGに興味を持ち、高校を出て、デジタルハリウッド本科に入学。今は、デジタルフロンティアに務め始めたばかりの新人プロ。ということで、まだ19歳。彼がニューヨーク行きとなったのだ。 聞けば、本科のときの先生は、小倉先生とのこと。自分の受講生に負けた小倉先生は、ある意味、本望かもね。 そして、次はモーショングラフィックスの決勝。こちらは、実は会場で昼から8時間という時間での戦いになっており、中島信也さんらが審査、完成したモーショングラフィックスを15秒を皆で観て、優勝者が決まった。 最後は、2Dの決勝。会場は、最後まで盛り上がっていたのであった(写真Click!)。こういうクリエイティブなイベントに、大勢の人が集まってしまうのが、東京だなと感じるのであった。 9時過ぎにトーナメント終了。その後、代官山Africaに、三々五々移動してアフターパーティ。11時まで、出場者たちやスタッフたちで、ワイワイと楽しい時間を過ごしたのであった。 |
December 10, 2010
昼間、大学院内部入試、夜、WEB同業社交流呑会
![]() | 朝9時に東京本校へ。9時半から経営会議。12時に終えて、徒歩で秋葉原オフィスへ移動。 午後1時から大学院の内部推薦枠の入試。一次審査を通った学生たちのプレゼンと面接。さすがに本学の4年生なので、作品力やプレゼン力は、皆、相当に持っている。学内では「特進生」という呼び名になっているのだが、この試験に通ると大学院の学費免除となるというものだ。 基本、パワポやKeynoteでのプレゼンが多い中、すべてパネルで並べた学生がいた(写真Click!)。作品自体はデジタルでの表現なのだが、パネルが並ぶとなかなか迫力あるプレゼンになるね。ひとりひとり、じっくり面接したので、終わったら4時半だった。 午後5時から、大学の自己点検会議。今年、外部評価機関からの調査があったとき、評価機関の先生方とのミーティングを参考に、その後すぐに対応したものについて、進捗状況のチェックを行った。 6時半から、大学院スタッフと来年度のカリキュラム改変に伴う、オペレーションについてミーティング。 7時半に秋葉原を出て、青葉台にあるIMJ本社へ。今日は、ここでWEB同業社交流呑会「強呑」があるのだ。半年に一回程度、もう5年ぐらい続いているだろうか? 今日は、80人ぐらいの人たちが集まっていた。もちろん、デジタルハリウッドの専門スクール卒業生もたくさんいた。 この会は、今まさに活躍しているWEB系のプロデューサー、ディレクターたちが集まり交流するもの。主に、IMJ、メンバーズ、ネットイヤーの社員が中心。基本、飲みニケーションなのだが、その中で、ちょっとした講演があって、勉強にもなるのだ。今日は、LOOPSの齋藤徹社長が、ソーシャルメディアの展望について話してくれた。 そんなパーティの中、本科を出た後、TAをやり、デジタルスケープで派遣に出て、そこからIMJに10年務め、現在、長年クリエイティブの評価がトップクラスの資生堂に転職し、デザイナーをやっている宿久和宏さん(写真)に会った。宿久さんは、奥方も卒業生ということで、本人曰く「仕事も嫁も見つけたのだから、生粋のデジハリっ子だ」とのこと。なんか、うれしいね。 10時半まで、会場に居て、高円寺に戻ったのであった。 |
December 09, 2010
eat studio設立記念セミナーに参加
![]() | 朝、直接、秋葉原のオフィスへ。11時半、早めのランチで、しばらくぶりに「Bengal」へ。今日は、骨付きチキンカレー。 12時から、学長室で、図書館スタッフとメディア・ライブラリー運営委員会。来年度の予算について検討した。 2時40分、「デジタルコミュニケーション論」の講義。早めに教室に行くと、ロシアから来ているDEMCHENKO DMITRYくんが、ロシアの両親と電話で話していた。DMITRYくんは、NHKのロシア語講座に出演している学生。クラスのムードメーカーだ。 今日の講義では、表現メディアのデジタル化の本質と、ネットでは、すべてが測定可能という話をした。学生たちは、なかなか真剣に聴いてくれた。 午後5時、御茶ノ水の東京本校へ移動し、定例のボードミーティング。6時半からは、ブランドプロジェクトのメンバーとミーティングをした。 それが終わって、1階のセミナールームへ。デジタルハリウッドでは、プロフェッショナル向けに勉強会やワークショップをやろうということで、「eat studio」という枠組みを発足させた。eはentertainment、aはart、tはtechnologyということで、eatとなった。 今日は、『eat studio設立記念セミナー「Digital」×「Art」』ということで、「デジタルコミュニケーションとアートのこれから〜現実とデジタルの新たなつながり〜」という題名で、長澤大輔さん(写真)が講演を行った。 Art&Strategyの代表取締役である長澤さんは、多くのインターナショナルのメジャーブランドのサイトを手がけている。デジタルハリウッド専門スクールでは、来年4月から開講する「Digital Communication Artist専攻」のコースカリキュラムの設計に関わってもらっている。 ということで、今日の講演には、多くのデジタルハリウッド専門スクールの講師の先生たちが参加されていた。また院生たちも、かなり参加していた。本科は、インターナショナルに通じるデザイン力を身につけるというコンセプトだということが、とても良く理解できたのだった。 午後9時過ぎに講演が終わって、本部のある3階に上がり、午後10時半まで仕事をして、本日終了とした。 |
December 08, 2010
昼間はコンテンツ強化専門調査会、夜はカリキュラム検討委員会
![]() | 朝、御茶ノ水の東京本校に寄って、徒歩で秋葉原のオフィスへ移動。 12時過ぎに秋葉原を出て、溜池山王にある内閣府・知的財産戦略推進事務局の会議室へ。 今日は、今年度の第3回コンテンツ強化専門調査会。昨年度、「知財計画2010」が、この調査会から立ち上がり、その政策が今年、進捗している途中ということで、今年度は、各省庁からのヒアリングをしながら、委員たちから、率直な指摘をさせていただいている。 今回も、総務省、文部科学省、文化庁、経済産業省からの課長クラスの方々が出席された。委員たちは、ほとんどがコンテンツ産業の最前線を戦っているビジネスマンたちなので、政策が現場に落ちて、そこで実際、何が行われているのか?という中身に拘っての議論になる。 しかし、官僚の方々は、政策の大枠と予算が獲得され、それが、それぞれの現場に落ちていった先の実態については、あまり把握してきていないように感じた。 もちろん、中央省庁の官僚たちが、そこまで追っかけていけるとも思わないが、日本のコンテンツ産業強化という目的を達成するには、現場でのちょっとした違いが、実は、コンテンツ強化の肝を外していたりするのだ。 後半、官僚の方々は、アートとデザインがまったく違う分野であることが理解できていないのでは?と感じたところで、SONYの久夛良木さんが、それを指摘された。「エンタテインメントというのは、おもてなしであり、デザインの領域。自分の表現を理解されようとされまいと世の中に出すというアートとは違う」と。まさに! 我が国のコンテンツ強化という大きな政策は、閣議決定で行われており、そのための計画にいろいろと意見を出すがの、コンテンツ強化専門調査会。せっかくいただいたチャンスなので、これまでの経験から言えることは、率直に発言して行きたいと、改めて思ったのである。 午後4時、東京本校の会議室で、ソフトバンクモバイル執行役員の安川新一郎さんらと意見交換会。電子教科書普及の問題、またデジタルハリウッドが取り組んでいる「スクールPad構想」などについて、いろいろと話し合ったのだった。 デジタルハリウッドでは、来年1月末からの『ⅰPadを活用した短期Web講座』で、iPad 64MB、23台とWiFiスポット23台を受講生に貸与し、学校だけでなく家庭など、どこでも学習を行える近未来的な学習環境での講座が始まる。この成果には期待したいね。 午後6時過ぎ、秋葉原のオフィスに戻り、大学の事務局スタッフと打ち合わせをして、午後7時から、セカンドキャンパス7階で、大学のカリキュラム検討委員会(写真Click!)。 大学も開校から7年目に入っている。これまでも、カリキュラムのマイナーチェンジはしてきた。今年も、マイナーチェンジを検討していく中、少し大きな改変を目指す方法が見えたので、来年度からは、さらにカリキュラムについての議論が盛んになりそうだ。 実写映像系のカリキュラムでは、赤城聡教授(写真)が、凄いパッションでディスカッションを進めてくれる(写真)。教員にもっとも必要なこと、それは教育に対する熱意だなと、いつもカリキュラム委員会に出席して思うのである。 9時半に委員会は終了。赤城先生は、その後も、教務スタッフと詳細の打ち合わせをずっとやっていらした。ぼくは、オフィスに戻り、10時半まで仕事をして本日終了とした。 |
December 07, 2010
大橋力先生と再開、「ハイパーソニック」を体感!
![]() | 朝、秋葉原のオフィスへ。12時、メインキャンパスの会議室で、内閣府知的財産戦略推進事務局の方々とミーティング。いろいろ議論させていただいた。 1時半、大学院の松本英教授とミーティング。松本先生は、院生中心に活動している電子工作部の顧問もしている。先ごろ、電子工作部は、作品を、かの『MAKE:Tokyo Meeting 06』に出品。なかなか人気だったそうだ。 午後3時、東中野へ。今日は、経済産業省クールジャパン室の伊藤さんらと、「ハイパーソニック」を長年研究開発されている大橋力先生のお話とデモを聴くのだ。ぼくの研究室の北田能士くんらも参加した。 大橋先生は、ぼくの憧れの先生の一人だ。芸能山城組主宰・山城祥二としてのミュージシャン活動、そして大橋力としての偉大な研究者の2つの顔を縦横無尽に行き来しながら、深く文化と科学を追求されているのだ。 ぼくが「ハイパーソニック」について知って、すでに20年以上。これは、聴覚では聴こえない20KHz以上の超高音域が含まれているかいないかが、我々が脳で音として認知するものに、音質の差として歴然と感知されるというものだ。 懐かしい議論と思われる方も多いだろう。アナログレコードからCDに移行していく1980年代、多くの音楽愛好家が、CDよりアナログレコードのほうが、音が良いという主張を繰り返した。しかし、その議論も、CDが一般に広く普及するに連れて下火になっていったのであった。 そのことについて、生理学の立場から解析を試みたのが、大橋先生だ。ぼくは、20年ほど前、先生が早稲田大学の山崎芳男先生に特注した超広帯域の録音システムで、アマゾンの熱帯雨林の自然音を測定した結果を見て、驚愕したことを今でも、はっきりと覚えている。 なんと、人間の可聴帯域をはるかに超える100KHz以上まで、ずっとなだらかの伸びていく周波数特性だったからだ。今やアフリカの熱帯雨林で進化したということが明らかになった人類は、そのような音環境の中に、非常に長い間、暮らしていたのだ。 しかし、熱帯雨林から出た人間は、文明を作る中、そのような豊かな音環境を失っていった。事実、そのような超高音域は、我々の都市環境の中には無い。そして多くの楽器も音量と引換に高音域を失っているのだ。 ということで、いろいろと条件を変化させて、超高音域がある音と無い音を人に暴露したとき、脳のもっとも原始的な部分の状態に顕著な差が見られることが、わかったのだ。放射性元素を使ってPET(ポジトロン断層法)で脳の状況をモニタリングするという現代ならではの解析だ! そのような中、大橋先生の研究グループだけでなく、内外の研究者たちも「ハイパーソニック」について研究を行うようになり、学術的には広く認知されているのが現状とのこと。肝心の感覚器についても、最新の研究によれば、どうやら皮膚に超高音域に反応するセンサーがあるらしいということまで突き止めているとのこと。 そのような話を、大橋先生の事務所で、大橋先生(写真)と、共同研究者でもある放送大学大学院の仁科エミ先生や国立精神・神経医療研究センター疾病研究第七部の本田学部長から聴いたのであった。 いずれにしろ、大橋先生は、約四半世紀、非常に注意深く「ハイパーソニック」について、一歩一歩、高度な研究手法で、解明を進めているというところだ。 ぼくは、「実際に効果は感じられるのに、世の中に認知されるのに、ずいぶんと時間がかかるものですね」と言うと、先生は、「ぼくは、これで調度良かったと思っている」とおっしゃった。「ぼくは、絶対に誰も覆せないように、全部の可能性を潰しながらやっているんだよ」と! 確かに! お調子者の自分を恥じた。 午後5時、いよいよ階下の先生のスタジオで、実際に「ハイパーソニック」の効果を聴くことになった。そのスタジオにある機材は、またも驚愕のもの。64チャンネルのNEVEのミキサーだ! このミキサー、ヒビノ音響を通じてオーダー、いよいよイギリスから出荷という時、創設者のRupert Neveが、それが大橋力先生からのオーダーだと気付くのだ。Neve氏は、高音域を伸ばすと聴感的に音質の改善があることを感覚しており、そのことを「ハイパーソニック」として追求している大橋先生を知っていたのだ。 そこで、Neve氏は、自分の最後の仕事として、自らすべてのチャンネルユニットを、200Kまでフラットな周波数特性に揃えたのだ。当然、部品の入れ替えや細かい調整があったのだろう。出荷は、半年、遅れたのだそうだ。 そして、もちろん超高音域を再生できるスピーカーについても、大橋先生自ら開発の指揮をとっている。メインのスピーカーについているツィッターのダイヤフラムは、なんとダイヤモンドを液状化させて作ったとのこと。手間がかかり過ぎて、二度と作れないだろうとのこと。 そして、まずは、山城祥二として作曲・指揮・音楽監督を担当した「アキラ」のBlu-ray版を視聴した。「アキラ』制作当時の88年には、まだ録音にテープレコーダーを使っていた。つまり、その音源には、CDなど、これまでのデジタル音源では切られてしまっている20KHz以上の音が録音されているのだ。 そのアナログテープ音源を使って、リマスタリングされ、2009年に発表されたのが、『アキラ』のBlu-ray版だ! Blu-rayでは、いくつかのサウンドフォーマットが記録できるのだが、このBlu-ray版には、24bit、192KHzでの音源が入っている。このフォーマットなら、90KHz程度まで、再生音が高音域まで伸びているのだ。 このBlu-ray発売で、海外からも、その音が驚異的に良いという評論や感想が上がってきている。実際に、今日、まさにミキシングが行われたその機材で聴くと、その音の立体感、艶やかさ、実在感、臨場感は、凄い! 大友克洋監督も、完成したBlu-ray版を、最初から最後まで、きっちりと観てしまったというのも、わかる。 その後、これまでの音源に、先生が研究された「ハイパーソニック」を隠し味のように足すという再生を行って、その効果を聴き比べた。もちろん、聴き比べることに意味の無いほど、誰が聴いてもわかる音質の差が歴然だった。 大橋先生自らが、チャチャとという感じで、ミキサーをセットして行く。あまりにもカッコイイね(写真Click!)。「ハイパーソニック」、これもクールジャパンになるというわけだ。 ということで、訪問した一同、感動の嵐という感じで、そのまま大橋先生に連れられて、東中野の先生の行きつけの居酒屋さんへ、皆で繰り出し、築地でもいつも仕入れられるわけではないという青森の大間のマグロを食べながら、ゆっくり先生の話を聴いたのだった。 午後9時半、先生グループと東中野駅で別れて、本日終了となったのだった。 |
December 06, 2010
マルチメディアコンテンツグランプリ表彰式とパーティ
![]() | 今日は、半日オフ。朝10時から、そろそろ、いろいろとグチャグチャになってきたMacBookの中のデータ類の整理。 SSDなので、ハードディスク時代のように、ファイルへのアクセスが、どんどん遅くなってくるという感じは無いし、まだ容量も充分空いているのだが、データの中身が思い出せる内に、入らないものは、どんどん捨てて、バックアップが必要なものだけを残すようにしないと、後で困ることは、この20年間の経験からも明らか。 午後3時、気分を変えるため、家を出て、駅前の「上島珈琲店」で仕事の続き。つい、この店を利用してしまうのは、柳宗理による椅子と、その世界観で作られるインテリアが、落ち着く空間を作っているからだと思うね。 午後6時、FM東京の近くのレストランへ。今日は、ここで「マルチメディアコンテンツアワード2010」の贈賞式とパーティがあるのだ。 午後7時、受賞者たちと審査員、アワード事務局のメンバーが揃い、まずは乾杯(写真Click!)。和やかな雰囲気となったところで、贈賞式に移った。普通の授賞式などと逆の展開なのだけど、それが、とても良かった。 そして各賞の発表。審査員を勤めていただいた慶応大学の中村伊知哉先生や、パーソナリティの山田ひさしさんらも、プレゼンターをやってくれた。 そして、最後に最優秀賞の発表。受賞したのは、木村隼人さん(写真)。立教大学の4年生で、山田ひさしさんの番組から、このアワードを知って応募したのだそうだ。 企画案は、「チューニングしない 街に転がるラジオ -ラジコロ‐」というもの。街を歩きながら、その場所やそのお店で収録が行われた番組がサービスされるというもの。「ラジコロ」というネーミングもとても良かった。 そしてパーティ。受賞者の中には、ビジネスウーマンのママさんたちや、ラジオ業界で働くデジタルハリウッドの卒業生もいて、交流がとても楽しかった。午後9時半にパーティがお開きとなったのだった。 マルチメディア放送は、テレビのアナログ電波停止後に空く広大な周波数帯域の一部を利用して開始予定の新しい放送系メディア。良いコンテンツを作れる技術的な可能性はあるものの、まだ未知の領域。 ということで、来年も同じように「マルチメディアアワード2011」をやる予定なので、ぜひ、みなさま、よろしく! |
December 05, 2010
FLAC→Apple Losslessへ
![]() | 朝6時半、目が覚める。旅館の窓から見ると、すでに海岸から釣り人たちを乗せた小舟がぞくぞくと海に出ている様子。 さっそく起き出して、旅館からすぐの漁港に出てみる。真っすぐ前には、横浜みなとみらい地区が、右を見れば、遠いけれど、くっきりと富士山の頭が見え、左をみると、千葉の木更津あたりのコンビナートが見える。朝日に照らされた漁船を撮ってみたのだった(写真Click!)。 午前8時、ARDの仲間たちと朝食。10時に旅館を出て、3台の車に分乗して観音崎まで行く。観音崎に来たのは、今世紀に入ってから始めてだ。 11時半に京急「下田駅」で解散。京急線に乗り横浜駅でJRへ乗り換え。新宿湘南ラインで、あっという間に新宿へ着き、そのまま高円寺に戻る。 午後は、時間を見つけてやろうと思っていたBeatles USB BoxのFLAC形式の24bitの音楽データを、iTunesで扱いやすいApple Lossless形式にして行く作業を開始することにした。 使う変換ツールは、「X Lossless Decoder」。アルバムごと作業を進めて行く。変換には時間はかからないのだが、iTunes内のデータベースに少し、手打ちで打ち込むものもあり、すべてを終えたら、午後7時になっていた。 家で、夕食を食べた後、ふらっと高円寺南まで散歩して、仁さんがオープンしたバル「La Cocina del Cuatro」で、一杯の赤ワインとオリーブ。ちょっとしたリラックスタイムを楽しんで、本日終了。 |
December 04, 2010
「こどもラボ」で作品審査、夜はARD30周年記念イベントへ
![]() | 午前11時、家を出て、秋葉原へ。 元の秋葉原デパートが、11月19日から「アトレ秋葉原」として、完全リニューアル。 そこにスタバ出店し、今日は、そこでブランチをしながらMacBookを広げて仕事。このスタバの4階席は、総武線のホームと同じレベルにあり、秋葉原という場所柄、電源コンセントがたっぷり用意されていて、仕事がしやすい。 午後1時、メインキャンパスへ。今日は、ここで大学院生たちが始めた『こどもラボ』主催の「キッズクリエーターコンテスト」の審査会があるのだ。 お題は、なかなか難しく「音で遊べるiPhoneアプリのアイデアを考えよう!」というもの。いきなりでは難しいだろうということで、『こどもラボ』では、子供たちを集めてワークショップも開催してきた。 今日は、最終的審査に残った作品を、iPhoneアプリ制作のプロフェッショナルにも審査に加わってもらっての審査会(写真Click!)。 結果は、正式発表を観ていただくとして、ぼくが驚いたのが、多くの審査対象作品が、小学校4年生の作品だったことだ。素晴らしいアイデアのiPhoneアプリになっていた。 このコンテストの素晴らしいところは、実際に最優秀賞となったアイデアは、実際にiPhoneアプリとして、プロたちが制作をするというところなのだ! これからが楽しみというわけだ。 午後3時、審査を終えて、エントランスホールで、しばらく大学の見学に来ていた高校生などと歓談。 午後4時、秋葉原を出て、品川へ。品川から京浜急行に乗って、浦賀のひとつ手前の馬掘海岸駅へ。そこからタクシーで磯料理旅館「やまに」へ。今晩は、ここでARD(Alfa Romeo Racing Development)の30周年記念のお祝い会を泊りでやるのだ。 集まったのは、ARDの小柳夫妻を慕う常連のお客さんたち8人。皆、筋金入りの旧車好きアルフィスタだ。なんと一番、新しいお客さんが、20年前からの付き合い。ぼくが一番長くて、最初にARDを訪ねてから28年の時間が経っている。 午後6時から、磯料理を囲んで、宴会。その席で、皆で制作した記念プレートを、小柳さん夫妻に渡したのだった(写真)。ちょうど還暦ということで、Alfa Romeoの赤のベストを着てもらったのだった。 宴会の後は部屋に集まって、ARDの仲間たちがやってきた過去のツーリングやサーキットでの走行会の写真をパソコンで、スライドショーにして見た。ということで、夜中まで、車談義をしたのだった。 |
December 03, 2010
野中ともよさんの『WorldShift RADIO』にゲスト出演
![]() | 今日は、直接、御茶ノ水の東京本校へ。しばらく広報のところにあるデスクで仕事。 午後1時半、広報の川村さんと虎ノ門のFMサウンズスタジオへ向かう。 午後2時から、『WorldShift RADIO』のパーソナリティ野中ともよさんと谷崎テトラさんといっしょに打ち合わせ。 野中ともよさん(写真)とは、野中さんが、「ワールドビジネスサテライト」の最初のメインキャスターをやっていたときに、ぼくたちがホリプロと共に開発した世界でも最初といえるフルCGのバーチャルアイドルDK96伊達杏子を取材してくれたときからのお付き合いだ。 打ち合わせの後、スタジオに入って、100分ほど収録。放送にこぼれた分も、Podcastで聴くことができるのだそうだ。ここのところ、ラジオに何度か出させてもらって思うのだが、ラジオは、マスメディアと言えども、自由が残っているということだ。 また、今日の谷崎テトラさんもそうなのだが、60年代後半からのロック音楽から発した社会革命や意識革命の精神を、時代と共に少し変容させながらも、持ち続けて、現代社会と関わっている方が多いということだ。 午後4時半、秋葉原のオフィスに到着、すぐに大学院進学を希望する内部推薦の学生たちのポートフォリオなどの審査となる。もちろん、力作が多いので時間をかけてチェックをした。 6時半、途中からだったが、週刊アスキー総編集長で本学教授の福岡俊宏先生の授業に潜り込む。今日のゲストが、裏原宿から世界的なカワイイブランドとなった「6%DOKIDOKI」の創立者・増田セバスチャンさんだからだ。 増田さんは、元々は現代美術のアーティスト。自分の作品を一部のアートファンではなく、一般の人達に評価してもらおうと、ブーム前の裏原宿に店を出したのだそうだ。 「6%DOKIDOKI」の世界ツアーでは、「日本発カワイイ」をちゃんと言葉にして、海外の人たちに説明するということで講演会もやっているのだそうだ。言葉にして伝えることで、西欧の人々は、とても納得するとのこと。確かに、そうだ。 いろいろ、ぼくも勉強になったのだが、増田セバスチャンさんの意見で、納得ができたのが、現在の「カワイイ」文化の原点は、反戦運動から発した66年のヒッピー文化の中にあるとしたところだ。 サイケデリックな色使いとデコラティブなファッションやデザイン文化は、機能的でモノトーンのミリタリーの対局として出現したという見方。これに習えば、日本の若者たちは、言語化できていなくても、保守的で様々な制約に縛られた大人社会に対峙するものとして、皮膚感覚から「カワイイ」を創り出しているという見方。 これは面白い。福岡教授も解説を加えていたけれど、いつの世も、若者は大人社会に否定的なものだなのだ。増田セバスチャンさんの講義を聴いた後、ぼくは、これまでよりずっと、彼女たちの「カワイイ」ファッションを頼もしいものとして認識したのだった(写真Click!)。 その後は、学長室に篭って仕事。10時半にとりあえずストップして、本日終了としたのだった。 |
December 02, 2010
上海音楽学院の先生方と懇親会
![]() | 午前11時、秋葉原のオフィスへ。午後1時からオフィスで、学長室のミーティング。今、学長室に所属する大学の若手教員たちは、いろいろと頑張っている。 その様子は、「Digital Stream・学長室教員ブログ」に出ているので、そちらも読んでいただきたい。 午後2時40分からは、1年生向けの「デジタルコミュニケーション論」の講義。今日のテーマは、日本のコンテンツ産業。ますます縦割りの業界の壁が無くなり、融合し始めている状況を説明した。 午後5時、御茶ノ水の東京本校に着いて、定例のボードミーティング。検討事項が少なかったので、残りの時間で、いろいろアイデア出しができて楽しかった。 午後7時半、神田明神下の日本料理店「新開花」へ。今日は、ここで、上海音楽学院の先生方と懇親会があるのだ。 デジタルハリウッド大学と上海音楽学院は、実質的に協力関係が開始されて、4年近くなる。 今回、来日されているのは、東洋デジタルメディアアート研究開発センターのJie Yao主任教授、副主任のLily Dai准教授、Jessica Zhang研究員だ。 Yao教授(写真)は、長い間、アジアの音楽大学のトップ校である上海音楽学院の教務主任で、カリキュラム改革に取り組んできた先生だ。 ぼくより、ちょっと年齢が下。1966年から始まった文化大革命で、アカデミックがたいへん大きなダメージを受けた話をリアルに聴かせてくれた。同じ時期、日本で学生運動を見ながら育った僕には、ちょっと感慨深い話だった。 上海音楽学院は、クラシック音楽と中国伝統音楽を中心に教えてきた小さいけれど、レベルが高い大学。そこに今、デジタルメディアアートの学科が始まっているのだ。来週は、デジタルハリウッドと共に、新しいカリキュラムの検討に入るのだ。 午後11時、会食が終わり、デジタルハリウッド大学の教務メンバーと共に記念撮影(写真Click!)。いよいよ中国の大学との本格的な交流が始まる。 11時半、御茶ノ水の本部へ。デジタルハリウッドのグリーティングカードのデザインの打ち合わせ。久しぶりに終電で帰ったのであった。 |
December 01, 2010
高円寺南4丁目に『La Cocina del Cuatro』開店!
![]() | 本日はオフ。久しぶりに午前10時まで寝ていた。お天気が良いので、洗車をしばらくぶりにやる。 最近、購入したシュアラスター「Zero Water」は、まさに謳い文句どおりの効果があった。スプレーして、ただ拭くだけで、深いツヤが出る。真面目にお薦めだ! 車が綺麗になったところで、そのまま運転して、都内に買い物に出た。ウィークデーの昼間に運転することが無かったので、けっこう混んでいるんだなと実感。やっぱり、都内の移動は、電車と地下鉄が良いね! 午後6時、昨日、ちょっと顔を出したスペインバル「La Cocina del Cuatro」へ(写真Click!)。この店は、高円寺北の「ラス・メニーナス」でソムリエをやっていた仁さんが出して店。 仁さんは、バークリー音楽学院を出ているギタリストで、スパニッシュギターをやっている。奥さんのユウユウさんは、プロのフラメンコダンサー。お店は、二人の夢だったとのこと(写真)。 ということもあって、フラメンコ・コミュニティがある高円寺には、ぴったりの店だ。ジョンがやっている高円寺北4丁目の「ラス・メニーナス」ともども、よろしく! 午後10時、赤ワインとタパスで、お腹がいっぱいとなり、家に戻り、本日終了。 |