プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ。
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール(通信講座)
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)

October 31, 2010

東京国際映画祭のクロージングセレモニーへ

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朝、セミフォーマルに身支度して、12時過ぎに六本木ヒルズへ。今日は、第23回東京国際映画祭のクロージングセレモニーなのだ。とりあえず、ブランチということで、坦々麺を食べる。体が暖まった。

1時半、TOHOシネマズのスクリーン7へ。関係者の方々が次々と着席していく。そして、まずはコンペティション部門など、部門ごとの表彰式。次々と各賞が発表されて行った。

最優秀男優賞の『鋼のピアノ』、最優秀芸術貢献賞と最優秀女優賞の『ブッダ・マウンテン』など中国圏の映画の入賞が目立つ。最優秀監督賞と観客賞のダブル受賞は『サラの鍵』となった。

審査員特別賞は『一枚のハガキ』、監督は新藤兼人監督。舞台に上がる98歳の監督は、「私の最後の作品」と自ら表明。揺ぎ無く戦争反対を貫いた映画監督人生に、審査員たちも惜しみない拍手を送っていた。感動的だった。

そして今年の“東京 サクラ グランプリ”は『僕の心の奥の文法』。ぼくは見ていないので、ぜひ観たいと思った。そしてフィナーレ。この3年、エコをテーマに東京国際映画祭を変革させてきた依田巽チェアマンが、今後2年は続投することを報告。会場から熱い拍手を浴びたのだった。

そして4時半からクロージングの招待作品『The Town』の上映。この映画、ボストン市街と橋を隔てて、隣接するCharlestownの中でのストーリー。ベン・アフレックが、監督と主演している。ハードボイルドな作品だった。

じつは、Charlestownの西隣りはCambridge。ここにMITとハーバード大学がある。そして河を挟んでCambridgeの南にあるのがBoston市街という配置。オープニングもクロージングも、たまたまボストンが舞台の映画というのが、今年の東京国際映画祭だったわけだ。

Charlestownは、アイリッシュの街。1987年、ぼくはそんなことは全く知らずに、MITに近いCharlestownの家を借りて住んでいたのであった。その家のオーナーは大学教授。数年、ロードアイランド州の大学で教鞭をとるということになり、家の2階をレンタルに出していたのであった。

そのときの印象でいえば、映画に描かれているような怖い感じは、街に無かったけれど、なんとなく閉鎖的な雰囲気はあった。確かに民族ごとのコミュニティの境界線が現存するのが、アメリカだね。

午後7時からは、森タワー40階で、東京国際映画祭の「感謝の夕べ」。関係者が集まり、ワイワイと労をねぎらうというイメージの立食パーティ。ぼくは午後8時過ぎに退散。

夜9時、高円寺に戻り、お腹が空いているのに気が付き、近所の「その角曲がる」へ。スペイン料理の店。やはりジビエが美味しい秋ということで、スペインの伝統的な料理「コネッホ・コン・チョコラーテ」を奨めてくれた。

うさぎ肉にチョコレートソースというもの(写真)。お肉は油気の無い鶏のようで食べやすい。ソースは、カカオソースという感じで甘くはない。とても美味しかったのだった。

ちょっと美食続き、明日からは、体のために粗食を心がけたいね。
  

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October 30, 2010

浜野大介さんと冨松由花さんの結婚式と披露宴へ

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朝6時に起きる。台風の影響で外は雨風が強い。

午前9時半、目黒雅叙園に到着。今日は、大学運営スタッフ同士の結婚式と披露宴が、ここであるのだ。目黒雅叙園の絢爛豪華な和スタイルと現代建築の融合は、まさにクールジャパン的であり、ぼくは良く海外のお客様をここに連れてくる。まさにエンタテインメント空間だ。

さて、本日、結婚されるのは、浜野大介くんと冨松由花さんだ。10時、チャペルでの結婚式。厳粛な中にも、二人がとてもカワイイと感じる式だった(写真Click!)。

そして披露宴。新郎側も新婦側も、出席者の半分がデジタルハリウッドのスタッフたちと元スタッフたちいうことで、会場にとても一体感があって、温かい感じの宴になった。最後、新郎のお父様の涙のスピーチには、とても感動したのであった。

披露宴がお開きになり、目黒雅叙園の記念撮影スポットである螺旋階段のところで、新郎新婦と招待客たちが、代わる代わるに記念撮影(写真)。最後まで、ほんとカワイイ新郎新婦だったのであった。

午後4時に高円寺に戻る。午後8時、しばらくぶりにジョンの「ラス・メニーナス」に行く。いつものように、まったくのお任せ。さすが秋、ジビエの時期ということで、うずらが出てきた。美味しかった。
  
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October 29, 2010

DRPの番組審議委員会

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10時半、赤坂のTBSへ。今日は、社団法人デジタルラジオ推進協会(DRP)の第18回東京放送番組審議委員会なのだ。

デジタルラジオの実用化試験ということで、東京タワーから電波が出始め、試聴者はたいへん少ないものの、法律上、番組審議委員会を設置する必要があり、ぼくが委員のひとり。年に2回ペースで、もう18回というわけだ。

デジタルラジオ推進協会も丸7年経ち、いよいよ今年度で、実用化試験放送終了となる。この間、デジタルコミュニケーション環境が、専門家たちも予想できないほど急速に進歩してしまったため、ラジオのデジタル化に関しては、総務省や研究者たち、そしてラジオ業界人も、いろいろ迷走したと云えるだろう。

結果、マルチメディア放送として再度定義された新しいスタイルの放送は、安心安全のための放送というコンセプトを出し、日々の生活者に役立つものとして期待されることになった。

そのため地域情報を重視ということになり、既存のAM放送、FM放送のサイマル放送も許容されることになった。さらに総務省は、これまでの放送事業者だけでなく、マルチメディア放送には、大いに新規参入を歓迎するという態度となった。

2011年以降、どんなプレーヤーが、どんな新しい放送を行うのか?まずは専用端末普及という大きなハードルもかかえて、マルチメディア放送を事業として行うという大きな挑戦が始まる。ぜひIT&コンテンツ制作企業に参加してもらいたいね。

午後1時半、東京本校へ到着。午後2時半、定例の取締役会。ほぼ報告のみという形。

午後4時からは、人事グループといっしょに評価面談を行う。

さて、その頃、弊社の古賀社長と広報メンバーは、湯島の東京ガーデンパレスへ向っていた。

午後5時から、そこで、東京ベルディの新しい体制についての記者会見があった。

筆頭株主がスポーツクラブなどを運営するバディ企画研究所になり八王子市内に拠点が設けられることになった。この新体制の社外取締役として弊社の古賀社長が就任した。

記者会見場から、日本サッカー協会を退任し、東京ベルディの経営に集中することになった羽生英之社長としっかり握手する古賀さんの写真が広報から届いた。

当面、東京ベルディの経営を立て直して行くことが重要となるわけだが、もちろん近々デジタルハリウッドの学生や受講生が、OJTなどを通じて、東京ベルディを応援していくことになるはずだ。良いシナジーを期待したいね。

午後5時から11月に行う「近未来教育フォーラム」の配布資料作成について、クリエイティブ室のメンバーたちとミーティング。

そんな中、東京本校に来年度の専門スクールの新パンフレットが納品された(写真Click!)。来年度から、いよいよ2年制の『本科』が始まる。

3DCG映像アーティスト専攻とデジタルコミュニケーションアーティストの2つの専攻が中心となってコースが設定されることになる。

受験資格は、20歳以上ということになり、2年間という時間で、現在の制作現場に通じる技術を養うことになる。ぜひ、デジタルハリウッド・専門スクールの新しいカリキュラム知っていただきたいね。

午後9時まで、金曜日の夜というのに本部に残っているスタッフたちとワイワイと歓談しながら、仕事を続けたのであった。
  
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October 28, 2010

ENGINE誌とCGWORLD誌

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今月号の「ENGINE」誌に付録が付いていた。ちょっと女性誌は付録が付くけれど、こういう月刊の自動車雑誌で付録って珍しい。

今年は、Alfa Romeo社の100周年ということで、世界各地でいろいろなイベントが行われている。ということで、今月号はアルフィスタと呼ぶべき方々とその車を紹介している。

そして、Alfa Romeoのロゴなどをモチーフとした胸に飾るハンカチーフの付録(写真)。さすがにファッション文化と自動車文化をつなぐ力のある鈴木編集長らしい企画だね。

いつものように秋葉原オフィスへ。「CGWORLD」誌が届いていた。日本で唯一のCGやVFXについての月刊誌。学生たちや映像ファンだけでなく、コンテンツ産業として、とても重要な雑誌だね。

今号には、俳優でShort Short Film Festivalの代表である別所哲也さんとぼくの対談が出ている(写真Click!)。この中で、SSFFとデジタルハリウッドとの業務提携が行われた背景も紹介された。

別所さんは、毎朝、「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」のパーソナリティをされている。近々、お邪魔させていただくことになっている。楽しみだ。

午後1時、メインキャンパスの会議室で日本ITイノベーション協会の吉田事務局長とミーティング。

日本ITイノベーション協会は、主にSOHO事業者をバックアップしている協会。ぼくも顧問となっている。現在、月2000人ぐらいづつ会員が増えていて、13万人にもなるということ。

この協会が、順調に活動を行っているのは、一般企業とSOHO事業者をつなげる仕組みを持っているからだ。吉田事務局長によれば、SOHO事業者の中で、とくに地方でのWEB制作者の割合が増えているとのこと。

そのようなニーズに答えるために、デジタルハリウッドのオンラインスクールとの連携を模索したいとのこと。ぼくとしても、オンラインスクールは、ツールの発展に合わせて順調にカリキュラム改訂を行いながら安定して運営ができているので、自信を持ってSOHO事業に興味のある方々に奨められる。ということで、前向きに検討を始めることになったのであった。

午後2時40分、デジタルコミュニケーション論の講義。今日は、パソコンの父と呼ばれるアラン・ケイ博士とDynabooksの話をしたのだった。

午後5時、徒歩で御茶ノ水の東京本校へ移動。定例のボードミーティング。7時半に終了。その後、3階の本部で10時まで仕事をして、本日終了としたのだった。
  
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October 27, 2010

指揮者・西本智実さんが来校!そして吉田就彦教授デー

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9時半、東京本校8階で、定例の経営会議。ジェネラルマネージャーと取締役で10人ほどでやっている会議だ。

11時半、途中で経営会議を抜けて、新国立美術館の隣にある政策研究大学院大学(GRIPS)へ。今日は、ここで、「ユニジャパン エンタテインメントフォーラム」のトークセッションにゲストで出るのだ。

セミナーは『ヒットコンテンツプロデューサーのEQ的特徴』ということで、メインスピーカーは、本学大学院の吉田就彦教授。ゲストスピーカーは、EIリサーチの渡辺徹社長とぼくだ。

吉田教授は、本学開学と呼応してヒットコンテンツ研究所を設立し、EQという視点から業界の名プロデューサーたちを調査、さらに大学院と大学でプロデュース能力開発研修を行ってきた。

今日は、それらの結果を抜粋してセミナーで紹介。さらに吉田教授と共同研究もやってきた渡辺さんが、企業でのEQ測定結果を報告し、EQから読み取れるプロファイリングをやってくれた。これが面白かった。

ぼくは、プロデューサー育成をする大学院を運営する立場から、吉田先生の質問に答える形で、いろいろ話をさせていただいたのであった。

午後3時半、東京本校へ。今日は、八王子駅前に2011年4月にオープンする八王子市民ホールのオープニングの演奏会で使用されるCGアニメーション映像のOJTについての説明会。

そこに、今回のホールの専属プロデューサーに就任された指揮者の西本智美さん(写真)も来ていただけることになった。オープニングは、東京都交響楽団を西本さんが指揮されることになっているのだ。

今日は、なんと受講生や学生たちの前で、西本さん直々に演奏する楽曲について、実際に音楽を再生しながら、その解釈を細かく解説してくれた。世界的に活躍する指揮者の方から、楽曲の解釈を目の前で聴けるなんて、贅沢な時間を過ごさせていただいたのだった。

午後6時、サードキャンパスで、大学入試関連のミーティング。1時間半ほどで終了。

午後8時、メインキャンパスで、吉田就彦教授の『大ヒットの方程式 ソーシャルメディアのクチコミ効果を数式化する』出版記念セミナー。会場には、予約以上の人たちが集まった。確かに「大ヒットの方程式」、業界人なら誰だって知りたいよね(写真Click!)。

まず、共同執筆者である鳥取大学工学部応用数理工学科の石井晃先生が、クチコミと映画の興行成績の関係を数理モデル化した例を説明。驚くほど結果と合っていて、集まったビジネスマンたちも、ちょっと驚いているようだった。

さらに事例に踏み行って、共同執筆者で本学の大学院を修了、現在、石井先生の下で博士課程に進んだ新垣久史さんが報告。そして、後半は吉田教授が、まとめていった。会場からの質問も盛り上がったのだった。

本日は、2度、異なるテーマで、吉田教授の講義を聴いた日になったのだった。
  
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October 26, 2010

秋葉原キャンパスで淡々と仕事した1日

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午前中、家でしばらく仕事をした後、お昼に秋葉原メインキャンパスへ。

午後1時から大学院のカリキュラム検討委員会。委員の教授たちから、本日出たキーワードは「Integration」。院生たちが、得たそれぞれの専門知識をどのように統合して行き大きな知としてまとめあげられるか?それをできる教育システムを作ろうというわけだ。最高だね!

その後、大学院スタッフと打ち合わせ。実は、大学院開学から2年ほどは、ゼミを担当していたので、少し研究的なこともやっていたのだが、その後は学長業が中心だった。

しかし、そろそろ、再度、研究開発の場を近くで感じたくなってきた。ちょうど、いっしょにやってくれる研究員が見つかったので、研究室を立ち上げることになった。ということで、もろもろスタッフと相談。

午後3時40分、セカンドキャンパスのオフィスに戻ってクリエイティブ室の井手さんと専門スクールで定期的に開催する公開セミナーについての打ち合わせ。詳細は、11月に発表できそうだ。

午後4時半以降は、オフィスに篭って仕事。11月30日にデジタルハリウッドの教育の取組みを広くみなさんに知っていただこうと『近未来教育フォーラム』を開催することになった。その関連の仕事をやった。

午後10時、とりあえず仕事終了として、セカンドキャンパス6階のセキュリティをオンにして裏口から出た。

帰り秋葉原駅へ中央通りから向かうと、見慣れない光景が見えた(写真)。元の秋葉原デパートのところに、こんなガラス張りの階段が出現したわけだ。

秋葉原駅の電気街口北側も、工事が終わり全容が見えるようになった。すっかり近代的な雰囲気を持つ改札口への出入口となった(写真Click!)。

日々、街が変化している秋葉原、まだまだ面白い街だよ。
  
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October 25, 2010

『Net Audio』誌、発刊。

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本日はオフ。

ブランチに高円寺pal商店街「インド・ネパール料理カナ」へ。ここのカレーは美味しい。店内の雰囲気も好きだ。

帰りに高円寺駅前の本屋へ。さっそく、音元出版が新しく出した『Net Audio』誌(写真)を購入。

実は、音元出版から、数カ月前、今、インターネットやパソコンが、オーディオ趣味の世界にも進出して、なにか新しい方向が出てきそうな気がする、そこで、ぼくに新たに、オーディオ界のキーワードを考えて欲しいと依頼があった。

なんでも、すぐネーミングということが行われるのが常だ。市場を創る上でも製品群を表す意味でも、重要なことだ。現状、オーディオ趣味の世界では、「PCオーディオ」、「USBオーディオ」という言葉も、製品群を表す言葉として使われてきている。

しかし、これからの潮流を表すとしたらと考えた瞬間『Net Audio』という言葉が、瞬間的に浮かんだ。これまで、とかくリスニングルームに閉じていたオーディオ趣味の世界が、クラウドコンピューティングのような世界とつながり、内も外も無いオーディオの世界が見えたからだ。

1982年のCD発売以後、オーディオ趣味の中心は、CDからいかに良い音を取り出し再生するかということに主眼が置かれるようになり、レコードを中心とするハイエンドオーディオの世界を凌駕するような機器も、次々と開発されていった。

一方、ナップスターのようなファイル共有から端を発したインターネットの中でやりとりされる音楽データファイルは、とてもオーディオ趣味の人たちが関わりたいと思うような音質が得られるものではなかった。

Apple社がiTunes Storeを世に出し、音楽市場が、ネット配信に移行していくと確信ができた状況でも、多くのオーディオファンは、なかなかiPod、iTunesの世界には、飛び込んでいかなかったのである。

しかし、いつものことだが倍々ゲームで早くなるプロセッサーの計算力と飛躍的に拡大するストレージ容量は、我々の感覚を変えて行くのである。それは音楽データを非圧縮や可逆性のデータとして、アーカイブしていくという方向だ。

CDと同じ16bit,44.1KHzのステレオデータで、パソコンに溜め、さらにそのフォーマットでiPod、iPhoneまで持っていき、音楽を楽しむようにもなってきた。

しかし、現在のパソコンにとって、そのデータは安々と扱える程度のものなのだ。今やプロフェッショナルの音楽制作の核もパソコンになっており、24bit、192KHzというフォーマットを、多チャンネルで扱っているのだ。これが高性能のデジタルインターフェースやAD変換器、DA変換器と繋がっているという状況だ。

オーディオマニアも、ついにCDフォーマットを遥かに超えるデータを扱えるようになってしまっているのがパソコンと気がついたのだ。そして、ネットを通じた音楽配信も、24bit、48KHzや が開始され、それに対応する民生用機器が、どんどん出始めているというところ。今、オーディオは再び面白い時期というわけだ。ぼくとしては、『Net Audio』という言葉が広まると良いなと思っているわけだ。

ということで、『Net Audio』という命名について、巻頭に載ることになった(写真Click!)。オーディオマニアの方々だけでなく、iPodやiPhoneの音が物足りない方も、ぜひ読んでみてください。新しい世界が展開していることを感じていただけるだろう。

さて書店で、もうひとつの買った雑誌がある。それはPen+『Real Tokyo Guide 2011』だ!(写真Click!)。

このムック本、日英で書かれている。ビジネスの国際化の中、海外からのビジネスマンが東京にどんどん来ているわけで、そんな状況に対応したのだろう。また、ある意味、東京圏の会社の役員秘書さんたち必携の書としてお薦めしておきたい!

夕方、五十肩の治療で、近所の整骨院へ。夜は、録画しておいたF1韓国グランプリを観た。ちょっと、のんびりした一日を過ごしたのだった。
  
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October 24, 2010

大学AO入試、夕方からはエフェクター研究の夕べ

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朝9時半、秋葉原メインキャンパスへ。本日は、デジタルハリウッド大学のAO試験。

ぼくは入試実行委員長なので、丸1日詰めていることになる。受験生たちも、緊張していると思うのだが、もちろん、ぼくも教員もスタッフも気を引き締めて臨んでいる。

後半、ぼくも面接委員となる。デジタルハリウッド大学は、今年で開学から7年目を迎えているが、8期から編入学を認めることとし、今日が最初の入試となったのだ。

日本の大学からの受験者の多くは、分野が異なる大学からの受験なので、志望理由と状況をゆっくり聞かせてもらう。また留学生は、すでにコンテンツ分野の大学を自国で卒業している人も多かった。

午後4時半にすべて終了。5時にセカンドキャンパスの自分のオフィスへ。

午後5時過ぎ、友人の高嶋さんがやってくる。エレキギターバイヤーとして特殊な経歴と才能を持つ彼とも、もう10年ほどの付き合いだ。

彼と2ヶ月に一度ほど会って行うのが、エフェクター研究の夕べ。あまりにもマニアックな話で申し訳ないのだが、今日は、幻のROSS社のさらに日本では存在もほとんど知られていないPHASERのシリアル違いの音質の差を確認(写真Click!)。色があざやかなほうが古い。どうもステージで使われなかったらしく傷もない。

どちらも非常に美しいフェイザーの音だが、ロゴに囲みの無い古いほうが、ちょっとすっきりした音だった。たぶん1978年ぐらいのものか?ときどき、ネットで売りが出ているのでフェーザー好きには、ぜひお薦めしておきたいね。

もうひとつは、Over Driveの銘機OD-1(銀ネジ)と93年に世に出て98年に消えたDual Over Drive SD-2を比べる。CrunchとLeadの二つのエフェーターがひとつになっていて、それぞれ独立してセッティングができる。もうひとつ人気が出なかったエフェクターとのことだが、SD-2のLEADポジションの音は、これぞ王道のリードの音という音。価値が知られてないので、市場で安く手に入る。これは買いだね。

そんな聴き比べに活躍したのが、真ん中の白いボックス。これが、SANYOのeneloopシリーズから発売されているeneloop music booster。クリーンな9V電源で、聴き比べできるというのは、とても重要なことなのだ。

初めてエレキギターを手に入れ40年以上、いったいこの間にいくつの006P電池を使い捨ててきたことらだろう。eneloop music boosterは、006Pアルカリ電池などの値段を考えれば、あっという間に元がとれるし、もちろんエコだよね。

プロミュージシャンたちからは、レコーディングだけでなく、ステージ上でも使用したいということで、ブラックバージョンのリクエストがあるとか。しかし、eneloopと言えばホワイトのイメージ、商品企画の悩みどころだね。

1時間ほど、いろいろ弾いて聴いて、十分理解できたところで、高嶋さんを誘って秋葉原で夕食で、本日終了となった。
  
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October 23, 2010

東京国際映画祭のオープニングへ

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朝6時、息子が体育祭ということで、土曜日だけれどウィークデーのような感じだ。しかし、僕は、そのまま二度寝に入り9時半まで寝ていた。

午前中、F1韓国グランプリの午後の予選前のフリー走行をフジテレビNEXTで観る。初めて観るサーキットなので、カメラがどのコーナーを撮っているのか、ぜんぜんわからないので、iPadのF1公認アプリで、各車のコース上の位置をほぼリアルタイムで確認しながら観る。実況の解説者と同様のデータを見られるので、これがあるとフリー走行でも、楽しさ倍増だ。

その後、身支度に入る。今日は、東京国際映画祭(TIFF)のオープニングなのだ。デジタルハリウッドは、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)2010」の百人委員会の一人となっており、その関係から毎年、TIFFのオープニングとクロージングに招待されている。

依田さんがチェアマンになられて、映画祭のテーマを「エコ」として、新たにTIFFのコンセプトを再構築。世界に対して日本の立ち位置を示す上でも、TIFFは、重要なメッセージを持つ映画祭となっていると感じる。

ということで、全体にエコを表すグリーンがテーマカラーとなり、レッドカーペットもグリーンカーペットになり、長さもけやき坂の麓からの200mという長いものになった。

ドレスコードは正装となっており、百人委員会をはじめ関係者や招待者には、エコ素材で作られたグリーンのボウタイとハンカチーフが送られてくるのだ。

ということで、ぼくも毎年、この日は正装となる(写真)。じつは、このタキシード、28歳のとき購入したもので、アイビーファッションをリードした服飾評論家くろすとしゆきさんの「KUROSU TOSHIYUKI」ブランドで出ていたもの。タキシードだけでなく、シャツもカマーベルトも靴も、そのとき同時に購入したもの。まさか30年後も、着ることができるとは思わなかったね。

午後5時過ぎ、TOHOシネマズのSCREEN7に招待者が集まってくる。内閣府特命大臣となった海江田万里衆議院議員を紹介していただいた。知的財産戦略も担当されるとのこと。

少し予定より遅れてオープニングのセレモニーが始まる。今年は、総理大臣は現れず、経済産業大臣からの挨拶があった。そして、オープニングムービー『ソーシャルネットワーク』の脚本家のアーロン・ソーキンさんと主演のジェシー・アイゼンバーグさんも挨拶。

その後、オープニングムービーの『ソーシャルネットワーク』。ご存知のようにこれは、「facebook」の誕生から成功への道を描いたもの。主要な人物は実名だし、もちろん「facebook」のロゴなども、そのまま出てくる。

映画の最後に、事実を元に多少の脚色はあるというようなことわりはあるけれど、「facebook」の日本での広がりをヒシヒシと感じている今、これを観るということで、素直にエキサイトして夢中で観てしまったという感じだった。

午後8時、となりのグランドハイヤット東京のバンケットルームへ。毎年恒例となった「Green Tie Gala Dinner」だ。着席の晩餐会なので、最初は、みな座って、テーブルごと楽しく会話をしている(写真Click!)のだが、後半になると、皆、立って動き出す。

基本、映画産業の方々が多いのだが、かなり知り合いも来ている。ぼくはメインテーブルへ行き、文部科学省副大臣の鈴木寛さんに挨拶。11月にデジタルハリウッド大学の「近未来教育フォーラム」で、対談をしてもらうことになっているのだ。

そろそろ終わるかなと思った午後10時前、舞台を終えて駆けつけた別所哲也さんが現れた。数日前の記者会見で、ゆっくり話したので、ちょっとだけ挨拶。個人的には、高校生の頃、心を奪われたカトリーヌ・ドヌーヴさんを、近距離で拝見できたことが、ちょっとうれしかったのだった。
  
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October 22, 2010

代休に『動物農園』を読む。

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今日は代休ということで、基本オフ。

ゆっくり寝ていたいのだが、いつものように朝6時、猫のピートが飛び乗ってきて起される。けっこう毎日、正確な時間にやってくる。別に、すぐにご飯を要求するわけでも無い。なぜだろう?

さすがに朝夕、冷えるようになってきたので、ピートも手足を引っ込めて、床にいるのだが、まだ布団の上を選択するほどでもないらしい(写真Click)。もうすぐ1歳なのだが、まだ顔があどけないね。

午前中は、オフなのだけど、けっこうメールのやりとりをやってしまう。MacBookを開いたら、やっぱり仕事が始まってしまうから、休みのときは、なるべく開かないようにと言われているのだが。

さて、大学と大学院の先生方の出版が重なってきている。今日は、英語を担当していただいている大石健太郎教授は、ジョージ・オーウェル研究の第一人者。今回、オーウェルの代表作『1984』の元ともなったと言われる『動物農園』の対訳を上梓され、話題になっている。装丁も楽しいね(写真)。

先生曰く、今回は、英語の直訳風では無く、オーウェルが言わんとするところに重きを置いて良い日本語表現となるように翻訳を進めていったとのこと。オーウェルの文章は、大学受験の英語試験にも、しばしば採用されるのだそうだ。ということで、本日は、先生の和訳で『動物農園』を読んだのであった。

午後6時過ぎ高円寺を出て、コンテンツ業界の友人たちとのミーティングと言いながらの夕食へ。季節ということで、上海蟹を少し食べたのであった。

ということで、基本オフという形で、一日を過ごしたのであった。
  
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October 21, 2010

『週刊デジタリアン』の収録

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今日は、朝からいろいろ返信しなければいけないものが多くて、バタバタだ。

このところ、急速に増えているのが、facebookからの友人登録のリクエスト。コンテンツ系業界人の中でも、どんどん広がってきている気がする。

しかし、友人を承認していった後、facebookで何をして良いかわからないという人も多い。このへん、もっと日本人で上手に使っている人達の事例が報告されると良いと思うね。

お弁当を食べながら、今日の「デジタルコミュニケーション論」の講義のKeynoteのアップデート。前期に作ったもののブラッシュアップなのだが、新たなページも制作した。

午後2時40分から、ぼくのオフィスがあるフロアのセミナールームで行われる1年生向けの「デジタルコミュニケーション論」の講義開始。今日は、XEROXパロアルト研究所で産まれたコンピュータALTOの話。みんな興味深く聴いてくれた。

4時10分に終了し、そのままオフィスで荷物をまとめて、徒歩で千代田線新御茶ノ水駅へ。広報のスタッフと待ち合わせて、赤坂のTBSへ。

午後5時、TBSの9階の収録スタジオに入る。今日は、『週刊デジタリアン』のゲストということで呼ばれたのだ。パーソナリティは、週刊アスキー総編集長で本学の人気教授でもある福岡俊弘さんとTBSアナウンサーの豊田綾乃さん(写真Click!)。

福岡さんとは、お互い気心知れた相手、収録は1時間ほどで、和気あいあいと終わったのであった。放送は、30日の24時30分からとのことだ。

TBS前は、なんだかもう年末モード、電飾で飾られた大きな海賊船が。近代的なビルに囲まれた空間に、こんなものあるのは面白ね!

7時前に御茶ノ水の東京本校へ。ボードミーティングを後半から出席。その後、そのまま本部に居座って仕事を続け、午後10時本日終了としたのであった。
  
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October 20, 2010

Short Shorts Film Festivalとの業務提携を記者発表

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今日は出だし、家で書類の整理をしてから11時半に御茶ノ水へ。

そのままスタバに行き、ランチを食べながらMacBookを広げて仕事。東京本校が斜め前にあるので、社内の無線LANが拾えるのが、ちょっと便利だ。

午後1時、東京本校の8階の多目的ルームで、別所哲也さんと別所さんの事務所の方々やこちらの広報スタッフといっしょに、今日の記者会見のリハーサルをやる。

30分ほどで終わり、その後は、控え室で、久しぶりに別所さんとゆっくり話す。別所さんも真面目な方なので、日本のコンテンツ産業をさらに世界へ伸ばしていく方法について、意見交換となってしまった。

午後2時からは、別所さんが中心となり12年間続けてきた「Short Shorts Film Festival」とデジタルハリウッドの業務提携についての記者発表をさせていただいた(写真Click!)。

「Short Shorts Film Festival」は、世界最大級のショートムービーの映画祭へと成長している。今年も、50カ国から4000作品もの応募があったのだ。

国内において、デジタル系のコンテストやグランプリは数あるが、なかなか世界市場とのつながりがあり、市場を作る業界人たちが多く参加するものは、実際のところ、とても少ない。

SSFFは、別所さんが音頭をとって来たこともあり、マスコミの注目度も高く、業界人の参加もとても多い。ここで上映作品となることは、ビジネスとしてチャンスが広がる可能性が高いのだ。「好きな仕事でご飯を食べる」ということを目標にしてきたデジタルハリウッドとは、とても相性が良いと考えたのだ。

まずは2011年の映画祭では、デジタルハリウッド、CG作家たちからの作品を集め、CG専門のスクリーニングをさせていただくことから協力体制が始まることになる。CG作家のみなさま、ぜひ、よろしく!

午後4時、秋葉原のオフィスへ。午後5時半、IMJの柳沢プロデューサーといっしょに、長澤大輔さん(写真)がやってきた。長澤さんは、99年の渋谷校のWEBプロデュースの卒業生。

IMJで海外案件を中心に活躍した後、「Art & Strategy」社を起業。社には、10人あまりの外国人クリエーターが所属、いくつかの有名外資系企業の日本でのWEBサイトを担当しているのだそうだ。素晴らしいね。

その長澤さんが、11月25日に上梓する本が『スタンダードWEBリテラシー』だ。ぼくは、その帯で推薦の言葉を書かせてもらうことになった。そこで、今日のミーティングとなった。

すでの9割出来ているゲラをPDFで送ってもらって、読んでいたのだが、内容はまさにWEB制作をする上で、今や常識となった基本をすべて網羅したもの。本の中で多用される図表をデザイナーと共に起こしているとのことだけど、これがわかりやすく美しい。デジタルハリウッドの標準テキストとして採用したいと思っている。

その長澤さん、来年から大幅にパワーアップするデジタルハリウッド本科の「Digital Commnication Artist」専攻のカリキュラム主幹として就任してもらうことになっている。WEBテクノロジーをひとつの基幹としながら、あらゆる端末やメディアにシームレスに展開するコンテンツ、その制作者が、「Digital Commnication Artist」だ! 学内ではDCAと呼んでいる。

さらに長澤さんとは、大学での英語でのWEB制作講座などもやっていこうという話で盛り上がった。夢を実現しようと、ちゃんと具体的に一歩づつ前進している人と会うと本当にこちらも元気になるね!

午後8時、メインキャンパスへ。今日は定例の大学の教員会議。今日はとにかく学生たちの活躍や、大学や大学院でのいろいろなニュースなどなど、報告事項が多く、会議は9時45分までかかった。

その後、大学院の授業に、見学ということで参加していた受験検討者の方々に挨拶。業界のまさに今起きている状況について分析して進んでいる講義に納得していただけていたようだった。

いつも思うけど、時間があれば、すべての大学院の講義を受けたい。本当にこれからのビジネス展開に役立つものばかりだからだ。これ売り込みじゃないよ。他の大学院教員たちも皆同じことを言う。

その後、大学の事務室でスタッフたちと、いろいろな話をしていて、気がついたら0時過ぎになっていた。

高円寺に戻り、仲通りのFREE BarDへ。オーナーバーテンダーのマーク君とJefferson Airplane話をしながら、MacBookを開けて、Apple社からの新しい「MacBook Air」の発表を観る。家に着いたら3時半だった。
  
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October 19, 2010

東京ファッションウィークのUSTREAM配信

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朝9時50分、東京ミッドタウンに着く。スタバで軽く朝食。今週は、「東京ファッションウィーク」。ミッドタウンホールAで、「KAMISHIMA CHINAMI」のファッションショーを観るのだ。

実は、なかなかリアルタイムで世界に知らされることのないコレクション発表を、デジタルハリウッド大学院生の平田さんが中心となり、USTREAMで生中継しているのだ。

これまで、その場に来た関係者の方々しかリアルタイムでは知ることができなかったものを現場から生中継するというのは、ファッション業界では、画期的な試みとのことだ。ファッション系の学生たちや、海外の業界人たちは、今回の試みに大注目なのだそうだ。

「KAMISHIMA CHINAMI」のショー。ランウェイを歩くモデルさんたちは、全員、海外の方々。シンプルなデザインの中に、自然との調和を感じると思って見ていたら、北海道に制作の拠点があるとのこと。納得。

ショーが終わり、さっそく裏でUSTREAM配信を行っている平田さんたちを訪ねる。MacやWindows PCのノートパソコンたちが並んでいた(写真Click!)。これだけで世界へのリアルタイム配信ができるのだから、面白い時代に突入したものだね。

午後1時、秋葉原メインキャンパスへ。大学院の教員会議に滑り込む。今日は、報告事項が多かった。

その後、セカンドキャンパスのオフィスへ。午後5時から学長室のメンバーとミーティング。午後6時には、六本木へ向かった。

今日は、11月2日に明治神宮外苑特設ドームで行われるCOOL JAPAN TOKYO-CONFERENCEの事前打ち合わせが、かの有名な佐藤可士和さんのオフィスであるのだ。

7時、主催者である経済産業省の方々や、イベントのコーディネーターの方々、そして、今回、ぼくが参加するセッションでパネルとなる佐藤可士和さんとモデレーターの生駒芳子(写真)で、じっくり打ち合わせをやった。

今回のCOOL JAPAN TOKYO-CONFERENCEは、13時から22時までの長時間のイベント。ぼくたちは、松岡正剛先生の基調講演の後を受けての「クール・ジャパンを生み出す日本のソフトパワー」というセッションとなる。

イベントの第二部は、秋元康さんがメインナビゲーターとなり、一般からの公募で集まったアイデアを、ステージ上で5分間プレゼンしてもらい、それを茂木健一郎さんと猪子寿之さんが、評価するというものがある。これは楽しみだね。

予定を10分ほどオーバーして、8時過ぎに打ち合わせ終了。今日は、直帰というすることにしたのだった。
  
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October 18, 2010

ショーン・Kさんが大学へ来て、番組収録

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電車での移動時間や徒歩で信号待ちしている時など、iPhoneから、tweetを見たり、会社にアドレスに来ているメールチェックをしたり、ピンポイントの天気予報を見たり、産経新聞を読んだりというのが、日常にはなっていた。

ただ、携帯電話の3G回線では、情報が降りて来るのに時間がかかり、結局、辞めてしまうことも多かった。これをかなりの程度、解決してくれたのが、イーモバイル社の「Pocket WiFi」だった。

ところが、オンにしてからシステムが立ち上がって、実際にネットに繋がるまで、それなりに時間がかかるので、どうしてもオンにしたまま、ポケットの中やカバンの中で放置しておくことが多い。すると、あっという間に、充電池が消耗しているのである。こまめにオフすることは、モバイルの状況では、とても面倒くさくてできない。

そこで、envelopのUSB電源を使ってきた。今、重宝しているのは、スティック型のものだ。「stick booster」と名付けられた中身は、単三のenvelopが2本だ。実際に写真のようにして、「Pocket WiFi」とつないだ形でカバンの中に入れてある。

ぼくが、普段から、家にあるたくさんのリモコンや、PC周辺機器の電池を、すべてeneloopにしていることもあると思うが、いろいろな意味で、かなり使い勝手が良い。いざスティックの中の電池が消耗しても、充電が十分の電池がすぐにあるからだ。

Sanyoの回し者というわけではないのだけれど、家庭にある電池をすべて充電池に取り替えてしまうと、充電池の用途がUSB電源まで広がってきた現在、とても便利だよ。

朝、JRの中で、iPhoneを操作しながら、主に電話としてau端末も使っているぼくには、「Pocket WiFi」があるのだから、次はiPodで良いのではと思案したのであった。

そんなことを考えながら、御茶ノ水の東京本校の本部によって、ちょっと打ち合わせをしてから、秋葉原セカンドキャンパスの自分のオフィスへ。今日も一日が始まる。

午後2時、メインキャンパスへ。今日は、ショーン・Kさんがキャスターを務める大和証券がスポンサーの経済情報TV番組『街からみえるエコノミー 〜インサイト×オンサイト〜』の収録があるのだ。

今回のテーマは、「ソーシャルメディアビジネス」とのこと。この夏のデジタルハリウッド大学院で客員教員をやってもらったショーン・Kさん、タレントさんと思っている方もいらっしゃるかもしれないけれど、インターナショナルに活躍する経営コンサルタント。まあ、ルックスとボイスから、誤解されるのも仕方ないとは思うね。

収録は、教室でということになり、ちょっと経済情報番組らしからぬ背景になったかもしれない。ぼくとしては、とにかく楽しい収録だったのだった(写真Click!)。オンエアは11月から3ヶ月ほど、何度もCSで流れるとのことだった。

午後4時半、セカンドキャンパスのオフィスに戻り、あるコンテストの授賞式のためのビデオレターを自分のSanyo Xactiで撮影。そのデータをネットで送って仕事終了。便利になったものだ。

その後、そのままオフィスに篭って、ネットに入り込んで、あっちこっちへ行く。ぼくにとって、けっこう至福の時間だったりする。気がつけば9時半。とりあえず抜けだして、本日終了。
  
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October 17, 2010

青木雅史さんと矢野麻衣さんの結婚式に出席

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午前8時に起きる。本日は基本オフ。さすがに夜のパーティが続いたので、ちょっと疲れが出てきている。

ここのところ、オフィスのデスクにじっくり居たことが無いので、いろいろPCで腰を据えてやることができていない。午前中は、googleでいろいろと検索しながら、調べ物をした。ネット検索を使うと、いろいろ寄り道してしまうのだが、それがまた新たな知識との出会いで面白い。

11時に軽くブランチ。その後、身支度。今日は、デジタルハリウッドのスタッフの結婚式と披露宴へ行くのだ。

結婚するのは、いずれもデジタルハリウッドのスタッフの青木雅史さんと矢野麻衣さんだ。今年は、スタッフがつぎつぎと結婚して行く年となったのだが、社員同士というのは、しばらくぶりだ。

湘南新宿ラインとみなとみらい線を乗り継いて、終点の「元町・中華街」へ。駅からすぐのThe Club of EXCELLENT COASTgが今日の会場だ。午後3時半に到着。

午後4時、チャペルでの結婚式が始まる。教員という職業柄、チャペルでの結婚式に何度も出席させていただいたことがあるのだが、毎回、牧師による結婚についての言葉は、心に響く。結婚を誓う二人を、心から祝福する気持ちになってしまう(写真)。

今日の出席者は、二人がデジタルハリウッド内で、いくつかの拠点校や部署を経験していることもあり、多くのスタッフが駆けつけていた。仲間が多いこともあり、とても打ち解けた雰囲気で、チャペルから出てくる二人を迎えたのだった(写真Click!)。

その後、隣の建物に移動して披露宴。最初、新郎、新婦からの挨拶、そして両方の妹さんが、新郎新婦の隣に立ち、司会者が、それぞれ兄、姉への手紙を読んだ。ここで気持ちがかなりエモーショナルに。

その後、ぼくが祝辞と乾杯して、本当に楽しい披露宴が始まったのだった。午後8時、披露宴が終了。スタッフたちは、そのまま2次会へ。ぼくは、楽しい気持ちのまま、高円寺に戻ったのであった。
  
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October 16, 2010

ASIAGRAPHのレセプションパーティへ

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本日、基本はオフモード。午前中、家で郵便物の整理。午後から、世田谷のサービス工場に車検が終わった車を取りに行く。

その足で、国立に住む母親の家へ。買い出ししてきて欲しいものがあるということで、そのリストをもらって、近くのスーパーなどで買い物。

いろいろ買って帰って、冷蔵庫などに収めた後、テレビも、地デジ対応にしてくれと、ついにリクエストが来た。今、地デジ対応テレビは、大型以外は、びっくりするぐらい安い価格だ。食卓からテレビを観ている母親に適したサイズは、何インチか? クリスマス商戦の中で決めようと思う。

午後5時半、一度、高円寺の家に戻り、そこから再び、お台場の日本科学未来館へ。今晩は、ASIAGRAPHと3DCG CAMP 2010合同のレセプションパーティ。会場には、多くの若いクリエーターが集まっていた(写真Click!)。うれしい光景だ。

その中、ASIAGRAPHのプロデュースを長年続けている喜多見康先生(写真)を見つけて歓談。今年は、まったく公的資金の援助が無く、関係者で企業回りをしてスポンサーになってもらったのだそうだ。

ASIAGRAPHのようなイベントは、多くの大学教員、学生たち、企業人たちのボランタリーな仕事により成り立つ。人件費がかからないが、会場費、パネルや大型バナーなど会場設営費、パンフレットなどの印刷物などなど、どんなに清貧にやっても実費はかかるのである。

私企業の利益に繋がらないものを民間がスポンサーとなるのは、まさにメセナ的行為だ。有り難いことだ。国はアジアとの交流、コンテンツ産業育成など大きな目標として掲げているにも関わらず、事業費を大幅に削っている。こんなことでは、「元気な日本」の実現はできないと思うね。

また会場には、伊藤有壱さん、河口洋一郎さんなど、多くの有名クリエーターたちも来て、10代のクリエーターたちとも交流していた。トップクリエーターと直接話す体験は重要だね。

レセプションは、まだまだ続いていたが、午後8時半で、ぼくは失礼したのだった。
  
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October 15, 2010

Digital Contents Expo 2010に参加

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朝の「りんかい線」、かなり混んでいた。午前9時45分、お台場の日本科学未来館に着く。今日はまず、Digital Contents Expo 2010のパネルだ。

7階のイノベーションホールの控え室に、パネラーがぞくぞくと集まる。IBMの園田さんが、基本の流れをパワポにして自宅から送ってくる。それを観て、皆で軽く打ち合わせ。

ちょっと機材のトラブルがあって10分ほど遅れて、パネルディスカッションが始まる。「劇場版映画 2Kシネマから4Kシネマへの展開」というのが題名。

モデレーターは、お馴染みCGWorld編集長・渡辺英樹さん。パネルは、本学教授の小山昌孝、スタジオディーンの野口和紀さん、アニマの笹原和也さん、日本アイ・ビー・エムの園田哲也さん、そして僕だ。

午前中のセッションにも関わらず40人ほどの方々が参加してくれた。専門家の方も多くいらした。デジタルハリウッド大学院を中心に「コンテンツ制作共有基盤」というものについて研究会が立ち上がっている。

これは、高精細度映像制作を行うときに、これまでの数千倍もに、飛躍的に膨れ上がる計算量を、パソコンではなく、クラウドコンピューティングで解決しようというもので、このクラウドを日本のコンテンツ産業で共有しようという提案でもある。すでに実証実験用の小規模なものを秋葉原メインキャンパスに導入しており、それを利用した作品が出来てきているということで、本日の紹介となったのだ。

帰りに日本科学未来館の1階でやっているASIAGRAPHを観て回った。今回もアジアから、非常にレベルの高い作品が集まっていた。予算がつかず今年の開催はたいへんだったとのこと。

政権与党は「東アジア共同体構想」を掲げているにも関わらず、産業創出につながっている文化芸術イベントを応援しないというのは、ちょっと納得できないね。その後、一度、都心に戻る。

午後3時、神谷町にあるIndigo Blue社へ。柴田社長と人材育成の新しい取り組みについてミーティング。コンサルをされている裸眼立体視技術も見せていただき、とても面白かった。

新橋に出て、「ゆりかもめ」で、もう一度、お台場へ。日本科学未来館の隣りにある東京国際交流館へ行き、第25回デジタルコンテンツグランプリの受賞者とのレセプションに出席。

今年も、「スキージャンプ・ペア」の真島理一郎さんが審査員になっていた。歓談しているうちに、今年の優秀賞を受賞した「ラブプラス」、「ラブプラス+」のプロデューサーが、デジタルハリウッド卒業生ということがわかった。素晴らしいね!!

また、映像作家たちの登竜門となっているデジタルクリエーターズコンペティション2010では、「東映アニメーション賞」をyamabusというご夫婦のクリエーターユニットが「おもちちゃん」という作品で、受賞していた。

二人は大阪校で本科卒業後、同期だった縁で結婚。お互いゲームデザイナーとしてキャリアを積み、作家活動も開始したとのこと。夫婦で同じ仕事を持ち、家族もでき、仕事と創作活動をやっているなんて、素晴ららしいライフスタイルだね。

午後8時まで、デジタルコンテンツ協会の方々や審査員の方々、受賞者の方々などと楽しく懇親したのであった。
  
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October 14, 2010

Michael Kassさんの特別講義

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午前10時前に秋葉原オフィスに着く。今日も、10月にしては温かいね。

パンフレットやイベントのための文章作成を、クリエイティブの部署から頼まれていたのだが、締切りを2日間過ぎていて、なんとか仕上げるところから仕事が始まる。

11時半からは、本日の講義のためのKeynoteのブラッシュアップ。前期の同じ回より4ページほど増える。

午後1時、メインキャンパスへ。名古屋にある河合塾系の専門学校トライデントの幹部の方々がいらして、デジタルハリウッドについて、いろいろインタビューを受けた。学校を進化させていくために、企業人、学校関係者、専門家らのヒアリングを続けているとのこと。素晴らしいことだね。

午後2時30分にセカンドキャンパスに戻って、2時40分から「デジタルコミュニケーション論」の講義。今日は、コンピュータグラッフィクスの父ともいわれるIvan SutherlandのSketchpadなどについて紹介。それにしてもSketchpadって、いいネーミングだね。

講義が終わって、ちょっと休んで、すぐに御茶ノ水の東京本校へ徒歩で移動。歩くには、ちょうど良い気候だ。

午後5時から8階でボードミーティング。午後7時からは、中途採用の最終面接が、午後10時まで続いた。

秋葉原メインキャンパスでは、午後8時から、ASIAGRAPHのシンポジウムでの講演のために来日しているPixar Animation StudiosのSenior ScientistのMichael Kassさん(写真)が、学生たちのために特別講義をしてくれた。

もちろん、セミナールームは、CG制作をメインに学ぶ大学生、院生、専門スクール生でいっぱいになった(写真Click!)。

Kassさんは、Pixerがインハウスで使う数々の物理シミュレーションを開発されている方。こういう場合、通訳が専門用語がわからず、会場に来ている専門用語を理解している学生たちがしらけてしまうことがあるのだが、今回は、ここ何年もデジタルハリウッドの仕事をしてもらっているラッセルさんが通訳だったので、なかなか良かったとのこと。

海外の方の講演は、質疑応答に非常に丁寧に答えてくれるものなのだが、Kassさんも本当に丁寧に答えてくれた。最後はPixer作品のファンの小倉以索先生が、良い質問をしてくれたのだった。

ぼくは仕事で、その場に行くことが出来なかったわけだが、10時過ぎから、スタッフに連絡ととって、映像を見ながら講演内容を理解したのだった。
  
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October 13, 2010

河口洋一郎先生の受賞記念パーティへ

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午前11時に秋葉原オフィスへ。いろいろ自分で作業することが溜まっているので、さっそく仕事開始。

12時半、久しぶりに「ベンガル」で野菜カレーを食べる。オフィスを出て戻るまで30分以内という位置ということもあって「ベンガル」に通ってしまうね。

午後3時から、大学運営スタッフと学長室のメンバーと教授会の議題について打ち合わせ。

午後4時過ぎ、秋葉原を出て、三田の慶應義塾大学へ。今日は、ここの西校舎ホールで行われる第38回デジタルサイネージコンソーシアム勉強会で、本学大学院の産学官連携センターの矢野浩二さんといっしょに講演を行うのだ。

今回の勉強会のテーマが「サイネージ・クリエーター」とのことで、我々は、本邦初公開でアーティストのVJマサルさん制作で、矢野さんがプロデュースをした、上海万博の日本館における壁面に展開したアーティスティックなサイネージについて発表した。

午後6時過ぎに終了し、ぼくは、すぐに御茶ノ水の北側にある東京ガーデンパレスへ。今日は、河口洋一郎先生がこの夏のロスアンゼルスでのSIGGRAPH 2010において『2010 Distinguished Artist Award for Lifetime Achievement in Digital Art』という賞を受賞されたことに対するお祝いのパーティなのだ。

河口洋一郎先生(写真)は、日本のCG-Artの夜明けの時代から、一貫したコンセプトを持って作品を制作し続けているアーティストとして、世界的に認知されている方だ。その独自の世界観は、幼少期をロケット打上げサイトがある種子島とその海で過ごしたことが大きく影響していると説明されている。確かに先生の作品は、宇宙と海中が混在した感じだ。

遅れて到着した会場には、いっぱいの人たち。2日前の坂根厳夫先生の出版記念パーティと半分ぐらいの出席者が重なっていた。次々と関係者が祝辞を述べた後、河口先生と仕事をされた布袋寅泰さんや秋元康さんらが、壇上に上がって祝辞。けっこう爆笑系の祝辞も多くて楽しかったのだった(写真Click!)。

午後8時半、東京本校へ戻り、クリエイティブのスタッフと打ち合わせて、午後10時、本日終了としたのであった。
  
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October 12, 2010

専門スクール・スタッフ総会

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今日は半休。午後2時、東京本校に着いて、セミナールームでの専門スクールのスタッフ総会に出席。

この半年、専門スクールのカリキュラム改変の準備を進めてきたのだが、内容が固まったところで、スタッフ全員が、目指す方向を一致させるためのもの。みんな、とても真剣だ(写真Click!)。

11月1日から、本格的にプロモーションが始まると思うのだが、本科に基本20歳以上の方を募集するという2年制がメインとして設立されることや、これまで15年間、続いてきた総合プロコースを分解すると共に新たなカリキュラムを設置し、より多様なニーズに答えられるようにしたEXTENSIONの設立されるなど、これまで以上に本格派の専門スクールとして変革することになったのだ。楽しみだ!

午後5時半に終わり、ぼくは、ちょっと小腹が空いたので、斜め向かいのスタバにいき、キッシュを食べながら、MacBookを広げて仕事を続けた。

午後8時、秋葉原メインキャンパスへ。今晩は「DHGS SUMMER SCHOOL 2010 懇親会」。受講した方々と教員とスタッフの懇親会だ。

8時から、サマースクールの講座を担当していただいたショーン・マクアードル川上さん、福永充利さん、本多忠房さんが、ミニ講義と夏の講座のラップアップになるようなクイズをやってくれた。

ショーン・Kとして知られている川上先生(写真)、最近は朝の「とくダネ!」のコメンテーターとしても活躍されている。そのマスクとボイスからは想像がつかないほど、硬派な講義をしてくれる。

ショーンさんによるとハーバードビジネススクールでの勉強が体幹のようになっていて、それがあるので最新のマーケティングツールについても、表面的にならずに追っていけるとのこと。やはり基礎をきっちり身につけることは大事だね。

9時過ぎからは、懇親会。受講したみなさんは、それぞれの先生を囲んで懇談。ということで、ぼくは少し早めに失礼させていただいたのだった。
  
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October 11, 2010

坂根厳夫先生の出版記念パーティ

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午前9時、かなりゆっくり起きた。さすがに学園祭に付き合ったら、体力を消耗したようだ。外は、素晴らしい天気。今日は、暖かくなりそうだ。

さっそく昨日録画しておいた「F1日本グランプリ」を観る。CS放送の「フジテレビNEXT」チャンネルの録画なので、ノーカットで観ることができる。

今年の鈴鹿、土曜日が大雨になってしまったため、日曜日の午前10時が予選。そして本戦前のクラシックカーにドライバーが乗ってのパレード、そして午後3時からのグランプリと合計5時間近く録画があったので、十分に楽しんだ。

午後6時半、青山のスパイラルホールへ。今晩は、坂根厳夫先生の出版記念パーティなのだ。会場のエントランスで、坂根先生(写真)が、ひとりひとりゲストを出迎えていらした。Happy Birthdayも兼ねるパーティとのこと。御年80歳とのことだが、そんな風には見えない。

坂根先生は、朝日新聞の記者として、1960年代からアートとサイエンスの融合であるメディアアートを世界各地で取材し、その普及にも務めた方だ。朝日新聞社退職後は、慶応大学の教授を経て、世界的メディアアートの拠点として認知されることになる岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)の初代学長として活躍された方だ。

ぼくは1989年、SIGGRAPHがボストンで開催されたとき、坂根先生と知り合うことができた。坂根先生の『遊びの博物誌』(1977)と『新・遊びの博物誌』(1982)は、ぼくの愛読書だったので、実際にお会いできたことを嬉しく思ったことを今でも覚えている。

会場には、まさに1970年の大阪万博の頃、第一線で活躍されていたデザイン界の重鎮から、最近のIAMASの卒業生たちまで、非常に幅広い年代の方々が、大勢集まっていた。

坂根先生が紹介することにより、世に出るチャンスをつかんだメディアアーティストたちは、非常に多く。まさに会場には、そのほとんどの方々が集まっていた。

パーティの最後は、岩井俊雄さんが、インターラクティブアートのデモをやってくれた。パソコンで、ごく初期の参加型の映像アートも再現。坂根先生が、壇上に上がって実演。会場は大いに盛り上がったのだった(写真Click!)。

さて、今回の出版『メディア・アート創世記』は、先生の集大成ともいえる本。副題は「科学と芸術の出会い」とある。先生と工作舎の丁寧な編集作業により、文献や年代の照合など研究資料としても大きな価値がある本となっている。

現在、コンテンツと呼ばれるものを制作しているすべての方々、そして美術を愛するすべての方々、そしてもちろんメディアアートに挑戦する方々に、ぜひぜひ読んでいただきたいものだ。
  
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October 10, 2010

デジタルハリウッド大学学園祭・最終日

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午前10時50分、秋葉原メインキャンパスに滑り込む。デジタルハリウッド大学学園祭2日目。今日は、11時から、デジタルハリウッド大学に出来た初めての劇団『デジハリ堂』の旗揚げ公演なのだ。

座長は、南雲治嘉教授。デジタルハリウッドのいろいろなコースで教えてきた先生なので、『デジハリ堂』にも、大学生、院生、スクール生、卒業生、さらに教員にスタッフと様々な人達が参加している。

最初は、コント50連発。二人一組で、どんどんコントが行われていく。大学生たちの中には、高校で演劇部だった学生も居て滑舌も良く、なかなか楽しめた。普段、ぼくたちが知ることができない学生が持つ才能を見せてもらった感じだった。

そんな中、デジタルハリウッド大学院の有名院生である映画監督の古新舜さんと組んでいたのは、なんとぼくらの世代では誰でも知っている歌手の畑中葉子さん。「カナダからの手紙」のヒットは1978年だから、じつは今の学生たちは、全然、知らないのだ。なんだか劇団『デジハリ堂』面白い!

後半は、ミュージカル仕立ての演劇。メイド喫茶へ行きたい田舎から出てきた女の子を軸に展開するドタバタ喜劇。7月結成とは思えない仕上がり。大いに楽しんだのであった(写真Click!)。

午後1時からは、恒例となった「英語スピーチコンテスト」。主催は、学生の森治樹くんと江幡真貴子先生のコンビ。

今年のお題は、デジタルハリウッド大学のモットー「Entertainment, It's Everythig.」。7人の学生が、ジャッジの前でプレゼン。どの学生も内容がとても良かった。

結果、今年のFirst Place Winnerは、WIJESEKARA RANPATI DEWAGE  AMILA RUWANくん(写真)。通称は、アミーラ・ルワンくん。副賞は、新しいiPod touch、うれしそうだった。

午後5時過ぎ、後夜祭へ突入。最初に「杉山賞」の発表を行った。ノミネートされた人たちをすべて紹介した後、受賞者の発表となった。ぼくから、ひとりひとりに盾と副賞のeneloopのUSB電源を渡したのであった。

その後は、学園祭の名物となりつつあるコスプレのコンペ。まずは有名キャラクター、そして男装、女装と、けっこう大勢の参加者があった。気合いの入ったコスプレも多くて、十分、楽しめた。

そんなわけで2日間、大学生たちのエネルギを感じることができたのだった。
  
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October 09, 2010

デジタルハリウッド大学学園祭・初日

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土曜日、9時半ごろ起きだして、いつものように「王様のブランチ」をラジオのようにしながら、いろいろ支度。

今日から、デジタルハリウッド大学の学園祭。午後から参加するのだ。

午後2時、誰もいないセカンドキャンパスのオフィスへ。なかなか資料を読み込む時間が無いので、こういう時間が必要なのだ。

午後3時半、学園祭をやっているメインキャンパスへ。さっそくエントランスホールに飾ってあるイラスト等、学生たちの自主制作の作品を、いろいろ観てまわる。留学生たちもブースを出して、独自の作品をハガキやバッジにして売っている。

各セミナールームも、いろいろなサークルの発表の場となっている(写真Click)。サークルもコンテンツ制作関連が多いのが、デジタルハリウッド大学の特徴だ。大学の講義や実技で勉強していることと、サークル活動の内容が、連動してしまうのだ。

そんな中、目を引くのが、毎年、学園祭に出てくる「ミリタリー研究会」のメンバーの軍服姿。ぼくが小中学生の頃は、第二次世界大戦で使われた武器や軍服だけしかない趣味の世界だったのだが、今では現行のものがモデル化されているのだね(写真)。

ぼくも、中高生の頃は、モデルガンを集めていたので、彼らの気持ちは、けっこう分かる。彼らから、非常に電子化が進んでいる歩兵の装備について説明を受ける。けっこう勉強になる。

国際オリンピック委員会では、ロンドンオリンピックから、サバイバルゲームから発展した「ペイントボール」の採用が検討されていると聞く。そんな世の中なのだね。

午後5時からは、フルCG映画「プランゼット」のDVD試写会。なんと、粟津順監督側の計らいで、映画の全編を見せて良いというイベントになったのだ。ぼくもゲストコメンテーターとして呼ばれた。

まずは、粟津監督が挨拶をされ、「プランゼット」の試写会が始まる。ぼくは、映画館でも Blu-rayディスクでも観ているのが、見だしたら引き込まれて、全部また観てしまった。大学のメインのプロジェクターも16:9のHD対応となったので、迫力がある映像を楽しむことができたのだった。

その後、学生がモデレーターとなって、トークイベント。モデレーターの質問は、それなりに考えられており、なかなか良いトークイベントとなった。

午後7時、学園祭初日終了ということで、ぼくも高円寺に帰ったのであった。
  
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October 08, 2010

第22回アニメ・ゲーム・マンガ業界経営者交流

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なんとなく疲れていて、朝9時まで、ゆっくり寝させてもらう。12時に東京本校に着いて、軽く打ち合わせをして、12時45分に秋葉原セカンドキャンパスの学長室へ。

午後1時から、10月1日からの中途入社となった二人の経営企画と事業開発のスタッフと面談。二人とも女性だ。現在も、デジタルハリウッドでは、中途採用を進めているのだが、結果として女性が来てくれることが多いね。

その後、ランチ。今日から発売というマクドナルドの新シリーズ「iCon'Chicken」のチーズフォンジュのセットとした。専用パッケージ(写真)の中身、なかなか美味しかった。100%ビーフだけを売りにしてきた初期を思い起こすと、マクドナルドで、こんなにいろいろチキンがある姿は想定外だね。

午後3時から、大学院スタッフとの定例の打ち合わせ。今日は、次回の教授会のアジェンダの打ち合わせ。

午後4時からは、毎年、選定している大学生対象の「杉山賞」の最終選定の会議。まだ1年生しか大学にいなかった6年前、学内で賞を作ろうということで、アットホームな形で始まった「杉山賞」なのだが、この6年で、学生たちが目指してくれるような賞に育ってきた。

賞は、いろいろなカテゴリーで出る。各学年別に成績トップは、国際標準のGPAで計算され表彰される。また英語成績の伸び率トップも表彰される。さらに学内外での授業以外の活動、自主制作も仕事も含め作品などでも顕著なものが賞の対象となる。自薦も他薦もある。毎年のことだが、いろいろなものがあるので、審査も楽しいのだ。

午後6時半、秋葉原駅近くにある東京都産業労働局秋葉原庁舎へ。今晩は、ビ・ハイア社が主催する「アニメ・ゲーム・マンガ業界経営者交流会」。もう22回になるという。

中小企業の経営者たちの集まりとして大きな役割を果たすようになってきており、今日も150社あまりの経営者たちが集まった(写真Click!)。最初しばらくは、何か売り込みたい企業や何かを求める企業のプレゼンタイム。これが、けっこう面白いのだ。

ぼくは、キャリアセンターの竹本くんと共に参加。現場でのデザイナー、プログラマーを目指す学生たちが多いデジタルハリウッド大学にとって、とても有り難い交流の場なのだ。

ということで、10月中は、コ・フェスタの期間ということもあり、毎晩、いろいろなイベントが入る夜が続きそうだ。
  
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October 07, 2010

CGWORLDの取材と「デジタルコミュニケーション論」の講義

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午前9時半、秋葉原メインキャンパスへ。午前10時から「CGWORLD」誌からの取材。渡辺編集長の進行で、ショートフィルムの普及に尽力されている俳優の別所哲也さんとぼくが答えるという感じの取材。来月号の記事になるとのこと楽しみだ。

別所哲也さんとは、映画関係のイベントなどで1年に数回、挨拶させていただいているけれど、デジタルハリウッド大学を見ていただいたのは、今回が初めて。いつ会っても、本当にカッコいい方だ。

12時からは、そのままメインキャンパスの大学院のラボで、来年度のパンフレット用の写真撮影。長年撮っていただいているカメラマンの方なので、こちらもリラックスして撮ってもらえた。

セカンドキャンパスの裏に、最近できたのが、「あっ!とおどろく放送局」(写真)。秋葉原の新しい情報発信の場として機能していくのだろうか? 10月1日に開局とのこと。すでにコンテンツは充実している。どんな運営なのか、まったく知らないので、今度、訪ねてみたいね。

1時過ぎにセカンドキャンパスのオフィスへ。2時40分からは、大学1年生必修の「デジタルコミュニケーション論」の講義。今日の最後は、大量コピーメディアの元であるヨハネス・グーテンベルグの活版印刷術と、本をコンパクトにして持ち運べるようにしたアルダス・マヌティウスを紹介。ここは避けて通れないところだ。

午後5時、御茶ノ水の本部へ移動して定例のボードミーティング。午後6時半に終了。

午後7時半、そのまま本部の会議室で、院生をかかえる黒田順子先生と論文指導についてミーティング。8時半に終了。その後、3階のデスクで、クリエイティブのメンバーとやりとりしながら10時半まで仕事をしたのであった。

帰り際に、エレベーターホールに貼られた受講生の課題を鑑賞。いつもの車内吊りのデジタルハリウッドの広告という課題。今回もなかなかの力作で楽しめるね(写真Click!)。
  
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October 06, 2010

大学のカリキュラム検討委員会

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本学の吉田就彦先生が、鳥取大学の石井晃先生と修了生の新垣久史さんと共著した『大ヒットの方程式』を上梓された(写真)。

「方程式」というタイトルが付く本は、いろいろあるけれど、この本は、まさに文字通りCGM(コンシューマー・ジェネレイティド・メディア)マーケティングを初めて数式化している画期的な本。

大学での研究をベースにしているものの、この手法から「ダ・ヴィンチ・コード」、「桃ラー」、「水木しげるロード」などの大ヒットを取り上げて具体的に大ヒ経緯を分析している。すべての産業界の方々に読んでもらいたい本だ!

午前10時、御茶ノ水の東京本校へ。本部のデスクで通常業務。午後1時から、18期の専門スクールの「本科」について、スタッフと経営陣で最終確認。

午後3時過ぎ、徒歩で秋葉原のオフィスへ移動。午後4時から学長室ミーティング。

午後5時から、博報堂ブランドコンサルティングからのクールジャパン関連のヒアリング。

午後6時半、三洋電機のenvelopの開発に関わってきた中村一生部長がいらして、ぼくに「eneloop music booster」を持ってきてくれた。これは、エレキギターなどのエフェクターに使う9V電源。使ってみたいと思っていたところだった。

エレキギターやエレキベースなど、コンパクトエフェクターを多用するミュージシャンは、いったい一生の間、どのぐらいの9V電池(006P)を消費するのだろうか? 資源としても、もったいないのだが、値段もひとつ250円前後だ。音質に考慮した電池は定価500円ぐらいのものもある。

その点から考えると「eneloop music booster」は、あっという間に、元がとれる商品だ。容量も十分なので、これひとつで、10や20のコンパクトエフェクターを十分にドライブできるはずだ。また、使い始めたら、レポートを載せるつもりだ。

午後7時からメインキャンパスで大学のカリキュラム検討委員会(写真Click!)。今日も、いろいろと前向きの議論が進んだ。他大学の先生方からも言われることだが、デジタルハリウッド大学では、教員たちが目指している方向が、ほぼ共有できている。だから議論は、いつも前向きに進んでいく。有り難いことだ!

9時半近くに終了し、その後、メインキャンパスでスタッフたちと打ち合わせをして11時に本日終了となった。
  
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October 05, 2010

コンテンツプロデューサーズシンポジウム2010

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本日、代休。ということで、午前中は、家でゴロゴロする。さすがに出張すると体力を使う。

お昼過ぎに高円寺を出て、K.I.T.虎ノ門大学院へ向かう。今日は、『コンテンツプロデューサーズシンポジウム2010』なのだ。

新橋から徒歩で会場に向かう。途中のMOSバーガーで軽くランチ。1時半のスタートにちょうど間に買った。

基調講演は、米国でのプロデューサー活動歴が長く、ワシントン州立大学の教授もされている北谷賢治先生による「米国におけるコンテンツプロデューサーの人材像」。

世界配給で、映画をヒットさせることができるプロデューサー像の条件は、多岐の分野を高度なレベルでクリアしなければ、スタート地点にすら並べないという話。そのようなプロデューサーを育てたいと思っている側からすると、自分たちがクリアしなければいけない課題が山積していると感じた。

後半は、菊池尚人先生が、モデレーターとなり、エイベックスの阿南雅浩氏、ヤフーの今子さゆり氏、小学館の久保雅一氏、TBSの田中康之氏、映画プロデューサーの宮島秀司氏によるパネルディスカッション。いろいろ勉強になった。

今日のシンポジウムで思ったことは、ハリウッドメジャー、テレビネット、新聞など、アナログメシア全盛時代から続くビジネススタイルを持つ業界人たちと、国境や人種にとらわれないデジタルネイティブ世代のクリエーターたちは、このままだと平行に走っていく状況となるなという感覚だった。両方の接点を作れる才能が、次のメジャープレーヤーになるのかもしれない。

午後6時、高円寺に戻り、午後7時に家族と近所のイタリアンレストラン「BEONE」へ。今日は1周年記念ということで、コースにCAVAが1本付いてしまうのだ。

ここ数年、高円寺という街の魅力が、いろいろな媒体を通じて知られるようになってきている。そのこともあるのだろうか、25〜35歳ぐらいの流入人口が、日本で一番高いと不動産屋さんたちから聞いたいる。つまり独身、ビジネスマンとビジネスウーマンも住むようになってきているのだ。

そんな中、レストランオープンラッシュ。昔、高円寺といえば、焼き鳥屋と居酒屋とスナックとラーメン屋いうイメージだったと思うのだが、現在は、フレンチ、イタリアン、バル、それにオーナーバーテンダーたちのこだわりのバーなども、どんどんオープンしている状況だ。

都心のグルメスポットを知る人達のベットタウンというわけだから、この街でレストランが生き残るのは、じつに大変だ。価格は当然、高円寺価格なのに味は港区あたりのレストランとの比較になってしまう。

ということで、「BEONE」の店長とシェフ(写真)は、とても頑張っているわけだ。
1周年の記念コースは、とても美味しかったのだった。
  
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October 04, 2010

東京に戻る。夕方から「知的財産教育協会」へ。

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ホテルを9時にチェックアウトして福岡空港へ。空港のスタバで、朝食を取りながら、MacBookを開いて、のんびり仕事開始。

フライトは、出発時間が遅れて、11時半に乗り込む。なんでも羽田空港が混んでいるということ。

1時過ぎに羽田へランディング。ちょうど国際線用の新滑走路が見えた。羽田からの国際線、便利になるだろうね。

ANAが使う第2ターミナル。懐かしいモヒカンと呼ばれるカラーリングの飛行機がB767に出会う。昨年、20年ぶりに復刻したカラーリング。やっと観ることができた(写真Click!)。

『全日空』という言葉を聞くと頭に浮かぶのが、このカラーリングだ。尾翼のダビンチのヘリコプーターのイラストも良いよね。

午後2時過ぎ、秋葉原のオフィスへ。しばらくスタッフと打ち合わせ。

午後4時、愛宕にある「知的財産教育協会」へ。今日は、知的財産管理技能検定の問題原稿作成に関する説明を受けるのだ。

ただし、次の11月の試験問題については、もうすべて作業は終わっており、今回についてのものではないので、あしからず。

知財の扱い方がますます重要になっていることから、知財と使ってビジネスを行う人たちのために作られたのが、この検定だ。1級から3級まであり、2級までは、分野を分けずに知財関連の分野から広く出題がされている。つまり、誰もが基礎として身につけるべき知識や考え方を問うものとなっている。

これまで1級については「特許専門実務」部門が先行して、検定が行われてきたのだが、この11月から、やっと「コンテンツ専門業務」が立ち上がったのだ。これは、知的財産管理技能検定を企画し育ててきた杉光一成先生(写真)の最初の計画でもあったのだ。

「知的財産管理技能検定1級」は、大手メーカーでも、名刺に書き記すようなステイタスになっており、また弁理士の方も、こちらの1級を取得する方が増えているとのこと。

コンテンツ産業の観点から言うと、ある意味、制作者側が取得できる初めての国家試験だ。キャリアアップ支援という意味で、なんと監督官庁は、厚生省だ。しかし、「コンテンツ専門業務」ということで、検定の試験問題範囲などは、経済産業省のメディアコンテンツ課が、長年取り組んできたプロデューサースキルに関する調査が下敷きになっている。これは良いね。

午後6時過ぎ、東京本校の本部に到着。しばらく本部の席に居て、クリエイティブのスタッフたちと打ち合わせ。午後9時半に本日終了ということにしたのであった。
  
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October 03, 2010

福岡校で「デジタルメディア概論」の講義

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朝7時に家を出て、秋葉原のオフィスへ。日曜朝7時代の秋葉原、イベントがあるのだろう。ぞくぞくとファンの方々が、UDXビルに集結して、すでに列が整然と出来ていた。

オフィスで忘れ物をピックアップして、羽田空港へ向かう。今日はデジタルハリウッド福岡校で「デジタルメディア概論」の講義なのだ。

9時45分、羽田をテイクオフ。フライトは順調。しかし福岡空港が混んでいるとのことで、ランディングは11時45分。福岡への行きは、コースの関係もあって、けっこう時間がかかるね。

12時半に天神イムズ11階にある福岡校に到着。スタッフの一人が誕生日ということで、会議室でケーキを囲んで、ハッピーバースデーの歌を歌った。

午後2時からセミナールームで講義開始。2度の休憩を入れて約4時間、みんな熱心に聴いてくれたのであった(写真Click!)。

午後7時過ぎ、久しぶりにスタッフと夕食。今日は、地元のスタッフも初めてという「魚男」という店へ。なんだか、とても活気がある店で、楽しい!

9月から、福岡校に転勤した広報の「KING」こと坂本純史くん(写真)も、とても元気そうだった。元々、福岡校出身、地元に戻った感があるのだろうね!

午後10時、定宿にしている「イル・パラッツォ」にチェックイン。すぐに寝てしまったのだった。
  
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October 02, 2010

本日、基本オフ。夜、西日暮里のアルハンブラへ。

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本日、基本オフ。今週は、いろいろあったので、体力的にはかなり疲れているはずなのだが、朝6時に目が覚めてしまった。

50歳を超えたあたりから、若いときのように、いっぺんに長く寝ているということが出来なくなってしまった。良いことなのか?、悪いことなのか?、よくわからない。

土曜日の午前中の民放のバラエティ番組を適当にブラージングしながらラジオ番組のように聴きながら、MacBookに向かう。適当に仕事をしつつも、eBayを漁る。この中では明らかに円高の恩恵は感じるね。

11時、今日は、ツナ缶とトマト缶を使って、パスタを作る。なんだか土曜日のブランチを作ることが固定化されてきているような気がする。その後、少し昼寝。

午後5時、東京本校に立ち寄る。

来年4月から、1995年4月から開講の「本科」と「総合プロコース」の大きな変革を行うことになっている。デジタルコンテンツ界においては、激動の15年間を、ほぼ同じフォーマットが続けられたのだが、いよいよ、そこにも手をつけることにしたわけだ。

そのために今年度、大学院の立ち上げを行った齋藤知也さんが、本校のトップとなり、準備を進めてきた。その状況に、まったくちょうどよく転職をしてきたのが、VANTANで長く活躍をしてきた児玉浩康さん(写真)だ。

来年4月からのスクール作りのリーダーとなって、頑張ってくれるはずだ。スクール業界とその界隈では、児玉さんを知っている方も多いだろう。ということで紹介だ!

思い出せば、デジタルハリウッド創立当初も、VANTANの出身者の方々が、デジタルハリウッドに集まってくれていた。あれから16年、もちろんデジタルハリウッドからも、他のスクールへ転職している方もいる。大学など学校法人へ転職した人もいる。経験者同志が業界内を動いていくことは、良いことが多いと思うね。

午後6時半、西日暮里駅前にある「アルハムブラ」へ初めて行く(写真Click!)。今晩は、高円寺で知り合いになったフラメンコダンサーの坂井旗江さんのフラメンコライブを観るのだ。

「アルハムブラ」は、まさにスペインのタブラオという雰囲気。イベリコ豚と魚貝のパエリアを食べながら、7時からのライブと9時からのライブを楽しんだのだった。
  
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October 01, 2010

実地調査と秋本科の入学式とCM撮影

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朝9時、秋葉原メインキャンパスへ。9時半から昨日の続きで、JIHEEからの実地調査。評価員の先生方と、それぞれの基準ごとの質疑応答が11時まで続いた。その後、ぼくたちは退席して、大学生、大学院生と、それぞれ分けてのヒアリングが続いた。

午後12時半、御茶ノ水の東京本校へ移動。午後1時からの秋本科生の入学式に出席。学長として最初の挨拶させてもらった。本科は1年間という限られた時間、それを大切にして欲しいという趣旨のことを述べさせてもらった。

その後、さっそく小倉以索先生によるミニ講義(写真Click!)。本科においても、大学仕込みの「アクティブラーニング」の手法を取り入れているのが小倉先生だ。

午後2時、秋葉原のメインキャンパスに戻る。必要なら実地調査の質疑応答があるということだったのだが、それは必要が無いということで、午後2時過ぎ、実地調査にあたった先生方をお送りしたのだった。2日間で、全部の基準についてチェックをしなおすので、評価員の先生方もたいへんだ。

午後5時半、ふたたび御茶ノ水の東京本校へ行き、来年からのデジタルハリウッド専門スクールのカリキュラムについてのプレゼンを受け、その後にディスカッションとなる。

ぼくとしても、大学院を創立したのが7年前、その翌年、四年生大学を開校し、ほぼ全勢力を大学を軌道に乗せることに注力してきた。その間、大学院、大学とも、恒常的に改革して行く仕組みを作ることができた。

ということで、今年度は、8年前、大学院開設準備を担当し、その後、大学院の運営を担当してきたベテランスタッフの齋藤知也さんに、専門スクール担当になってもらい、もう一度、ゼロベースで専門スクールの改革に臨んでもらうことにしたのだ。

半年に渡るさまざまなディスカッションやミーティングを経て、ようやく来年度からの新しいデジタルハリウッド専門スクールの方向が確定してきた。ある意味、1994年10月開校以来の大幅なリニューアルなのだが、原点回帰という面もある。11月からは全面的にプロモーションを進めることになるだろうね。楽しみだ!

午後7時、1階のセミナールームへ。今日は、ある地方で大学の説明会を行うため、そのお知らせのためのテレビコマーシャルの撮影。ぼくの首から上の実写を使うとのこと。

もちろん、デジタルハリウッドが作るCM、VFXは、フリーランスで活躍している卒業生4人が協力してくれる。顔にマーカーをつけてもらっての撮影は、初めての経験だった。

元々、台詞を言うのは、とても下手。6テイクで、やっと監督のOKをもらった。14秒をスムースにしゃべるのは、本当に難しいね。

実写とCGの自然な合成のためには、陰影や反射が重要なのだが、それには白い玉や鏡状の球体を撮ることが必要となる(写真)。これは現在の映画の現場では外せない工程のひとつだ。これを撮って、撤収となった。

午後8時過ぎ、制作チームを見送って、本日終了。秋葉原と御茶ノ水を行ったり来たりで、ちょっと体力を使ってしまった一日となったのであった。
  
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