プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ。
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール(通信講座)
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)

March 31, 2009

TEDxのミーティング、夕方IMJで審査会

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3月31日、まさに年度末の日が始まる。

朝8時半、御茶ノ水へ。スタバにそのまま飛び込む。いつものようにクロワッサンとラテを食べながらメールチェック。

9時半、東京本校ゼミナールームで定例の全社員総会。今日は、新年度の計画を皆で共有することが主眼。おかげさまで、デジタルハリウッドは、明日から第16期だ。

経営陣からのメッセージ、そして各事業部からのプレゼン、新たなプロジェクト発足の発表が続く。ほとんどの企業が大きな打撃を受けている中、ぼくたちは意気消沈しているわけにはいかない。

良い未来を創るには、ひとり一人が新たな世界で活躍できる人材に育たなければならないからだ。そこがデジタルハリウッドの存在意義だと思う。

午後1時、秋葉原メインキャンパスへ。TEDx TokyoのオーガナイザーTodd Porterさん(写真)らと、ミーティング。こちらも、古賀さん、アダムさん、ぼくが対応。

TEDxは、オリジナルのTEDから世界へスプレッドアウトしたものとのこと。世界各地、それぞれで活動が活発化しているとのこと。

TEDは、Technology Entertainment Designのこと。なんだかデジタルハリウッドのことみたいだね。このTEDはカンファレンスとして、1984年からアメリカで行われていた。創始者はRichard Saul Wurman。各分野のキーマンが講演をして、参加者と共に、新たな世界を創造する瞬間を共有するという感覚の集まり。

初回のTEDでは、AppleからMacintosh、SONYからCompact Discが、このカンファレンスを通じて一般公開となり、それ以後、伝説的なカンファレンスとなったのだ。

第4回目は、1993年「TED4 KOBE」として、唯一アメリカを出て行われた。このとき、メディア・ラボ所長としてニコラス・ネグロポンテ教授らが参加。

じつは、ぼくも、「TED4 KOBE」に参加した。そこで近未来のインタフェースとして、ハイビジョンの解像度をリアルタイムCGで動かして、空間に浮遊する三次元アイコンに近づくと、その内容が開くというWindow以後の世界を提案。そして、そのときのユーザーの関心のベクトルにより、空間に配置されている三次元アイコンが瞬時にお互いの位置関係を変化させるというアイデアもデモしたのだった。って、今日、久しぶりに思い出したのだけどね。

そんなわけで、TEDのことは知ってはいるけれど、最近は、まったく追いかけてなかった。そのTEDが、TEDx Tokyoとして今年、東京で行われるとのこと。

Toddさんが、デジタルハリウッドにシンパシーを感じていただいていたようで、TEDx Tokyoに向けて何かいっしょにできないか?という話。大学生といっしょに何か面白いことをできそうで、ワクワクした。

午後5時、五反田のIMJへ。今日は、半年に一度、IMJグループの内部でやっている「IMJクリエイティブアワード」の審査会。

IMJグループには、1000人近いクリエーターたちが所属している。その彼らが、あらゆるタイプのクライアントに向けて、プロとして仕事をしている。その仕事を評価するということは、純粋に作品を評価するコンテストとは違う玄人の世界がある。これもとても面白い。

集まった審査員たちとも、いろいろ議論(写真Click!)をしながら、審査を進めたのだが、感想としては、いよいよ企画も技法もメディアも、とにかく融合してしまったなということだ。

WEB、広告、ケータイ、ゲーム、放送など、それぞれ業界として独立して存在していることも、そろそろ意味が無いなあと強く感じた。

午後7時半に審査終了となった。大学のスタッフに連絡をとり、とりあえず電話で用が済んだので、今日は、ここで仕事修了として、高円寺に帰ったのであった。
  

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March 30, 2009

Digital Frontier 2009の各賞の審査

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午前11時に、秋葉原セカンドキャンパスの自分のオフィスへ。スタッフとしばし打ち合わせをしながら、途中でテイクアウトしたQUARTER POUNDERを頬張る。

12時、小倉先生と東京本校の山下君、酒井さんが、やってきてパソコンなどをセッティング。今日は、これから「Digital Frontier 2009」の審査結果の最終確認を行うのだ。

Web、グラフィック、CGと映像のそれぞれの部門で、審査員の方々からの審査結果が集まり、それを総合して、各賞を決めるのが、毎年のぼくの年度末最期の役目なのだ。

多くの審査員が関わるコンテストでは、よく作品の中から何点か審査員が推薦し、その押された票数の合計を参考にする。この場合、とりあえず外せないという作品へは、ほぼほとんどの審査員が票を入れるので、じつはこの票数のトップが、例えばグランプリをそのまま取るということは、あまりない。

再度、ノミネート作品を、ひとつづつ見ながら、皆で大いに悩む。5時間ほどかかって、ほぼ各賞は決定。ここからさらに、当日の準グランプリとグランプリが決まることになる。

審査というのは、じつはこちらが審査されているようなもの。頭がフル回転になる。終わって片付けて、小倉先生も山下くんも酒井さんも、集中しすぎて、ぐったり。という彼らを撮影した(写真Click!)。

午後5時半、英語主任の松崎先生といっしょに学生面談。大学では、新入生から、英語のカリキュラムに、いろいろと新しい考えを入れてプログラムを変更しているのだが、その意図を理解したいとのこと。

その学生は、今年3年生になる。彼らのカリキュラムには変更は無いので、普通であれば興味も示さない題材だ。しかし、彼は、本学の英語プログラムを本当に好きで、後輩たちの受けるプログラムを非常に気にしてくれていた。本当に素晴らしい学生だ。たっぷり80分ほど、いろいろな話ができた。

そして、今日、祥伝社から「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」の増刷が届いた(写真)。発行から3年での増刷。息が長い本になっているとのこと。

今回は、増刷ということで、帯を一新。プロダクションI.Gの石川社長にコメントをいただいた。有り難いね。

その後、年度中にまとめておくべき事務仕事などをやり、午後10時、本日終了とした。

最期に、「Digital Frontier 2009」、4月12日、御茶ノ水の全電通会館。ぜひ、みなさま、ご参加を!

  
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March 29, 2009

「ショートムービーコンテスト」表彰式とお花見

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11時半に、東京本校へ。今日は、週刊アスキー主催の「ショートムービーコンテスト」の授賞式が、1階セミナールームであるのだ。ぼくは審査員のひとりなのだ。

映画の世界で、ショートムービーというと1時間ぐらいの長さの映像作品をいうことが常識的。しかし、週間アスキーでのショートムービーは、数秒から、せいぜい2分ぐらいまで。集中して見てないと、あっという間に作品が終わってしまう長さだ。

午後1時から、授賞式。すべての作品を鑑賞し、それぞれ賞が発表されていく(写真Click!)。審査員たちのコメントも、受賞者のコメントも面白くて楽しめた。

受賞結果は、もちろん誌面で見ていただくとして、これからケータイの画面や街中にあふれていくデジタルサイネージなど、ショートムービーが活躍する場は広がるばかりだろう。

応募作品は、もちろん、本格的な撮影機材で撮ったものや、フラッシュムービー、フルCGアニメーションなどがあるけれど、ケータイのムービー撮影機能で、作品を撮ってしまったものも面白かった。

午後2時半に終了。その後、しばらく東京本校の運営スタッフと話をして、午後4時に高円寺に戻る。

さっそく、家族も連れて、近くの馬橋公園へ。この時期、高円寺のバーやレストランは、それぞれ常連に声をかけて、ここでお花見をするのが恒例になっているのだ。

ぼくが参加したのは、マークくんがオーナーのFREE BarDのお花見。常連の’こてちん’さんが、2日前から仕込んだというおでんを、みんなでたらふく食べながら、池のまわりのやっと三分咲きぐらいの桜を見ながら、みんなで話し込む。

午後5時半、井の頭公園にお花見に行っていたという大学院の川井教授と奥様と赤ちゃんも寄ってくれた。午後6時過ぎ、さすがに寒くなって終了。

けっこう話しながら飲んでしまったようで、家に戻ったら、眠くてすぐに寝てしまったのであった。
  
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March 28, 2009

「大学コンソーシアム八王子」と「スーパーサイエンスキッズ・コンテスト」

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朝、9時に家を出て、八王子へ向かう。今日は、八王子駅前の八王子市学園都市センターで、「大学コンソーシアム八王子」設立記念式典があるのだ。

10時から設立総会。黒須隆一市長が挨拶をされ、その後、初代の理事長に東京工科大学の軽部征夫学長が議事を進行された。

八王子には、23の大学がキャンパスを持っている。その大学と地元経済界、市民団体、行政が参加して作られたのが、この「大学コンソーシアム八王子」だ。ということで、今日は、ほとんどの大学の学長が出席していた。

学園都市大学学の青山佾学長の記念講演の後、12時過ぎから懇親会。いろいろな方々と交流させていただいたのだった。

午後2時、荻窪から環八を南に行ったところにある日本ヒューレットパッカード社へ。今日は、ここで、「スーパーサイエンスキッズコンテスト最終選考会」があるのだ。

今日は、謂わば本戦。予選を勝ち抜いてきた子供たちが、140分という限られた時間の中で、今日、初めて与えられた課題について、取り組み、最終的には、スクイークで表現し、審査員の前でプレゼンをしなければならないのだ。

理系の課題と文系の課題があるのだが、どちらも、決まった解答があるものではなく、まさに創造性を求められている。会場に入ると、何か凛とした緊張感が感じられた。周りを取り囲む保護者の方々も、真剣なまなざしで子供たちを見つめていた(写真Click!)。

さて、このスーパーサイエンスキッズというのは、ICTを利用した新しい教育の探求と21世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチを育てたいという想いで始まったもの。

これまでは、日本ヒューレット・パッカード社の全面的なバックアップで進んできたのだが、その目的から言ってNPO化することが良いということになり、認証を経て2月10日からNPO法人として活動を続けていくことになった。

最初からずっと、スーパーサイエンスキッズを推進してきた瓜谷輝之さん(写真)が初代理事長になり、デジタルハリウッド大学院でスクイークに取り組み修了した宮坂俊夫さんが事務局に入った。

ということで、これからもデジタルハリウッド大学として、このNPO法人を応援していきたいと思っている。

午後5時、プレゼンも審査も終了。そして表彰式。子供たちは、140分の中で、本当に素晴らしい作品を創りあげていた。最期に、外に出て、みんなで記念撮影をしたのだった。

午後6時半、高円寺駅で、高校からの友人たち7人と待ち合わせ、ラス・メニーナスで食事会。ジョンが張り切って美味しい料理を出してくれた。話が多いに盛り上がって楽しい夜になったのだった。
  
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March 27, 2009

昼間は会議、夜は送別会

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朝、9時半に恵比寿ガーデンヒルズへ。今日は10時から、20階にあるCCCのミーティングルームで、取締役会。12時に終了。

御茶ノ水の東京本校へ行き、運営のスタッフと打ち合わせ。午後2時ぎりぎりに秋葉原メインキャンパスへ。

午後2時、大学院の第4回カリキュラム検討委員会。今日も、委員となった教授陣が、フランクに激論。2ヶ月ほどの集中審議で、ほぼ平成22年度からの方針が決まった。

2003年に特区制度を利用し、専門職大学院を企画し、2004年に開設。今年度で5年が経ち、詳細な自己点検評価を行い、評価委員による外部評価を受け、その報告書も出た。

そんな中で、デジタルハリウッド大学院の良さを再点検して、その部分をさらに伸ばしていこうというのが、今回の方針だ。実務家教員がほとんどの本学では、毎年、淡々と同じことが繰り返されるという文化は無い。新しいことに向かっていくと、ぼくらの教授たちの目が輝く。

午後4時、セカンドキャンパスのオフィスへ移動。JTBの菊池さんと、夏のSIGGRAPH Tourの打ち合わせ。今年は、ニューオリンズ。ちょっと遠いこともあって、ツアーは29万円ぐらいになりそうだ。

ハリケーンの被害で有名になってしまったニューオリンズだけれど、アメリカの音楽が好きな人なら、一度は行きたい街だろう。カンファレンス会場は、ミシシッピー川沿い。ツアーは、どなたでも参加できる。詳細が決まったら、お知らせしたい。

午後5時半、デジタルハリウッドに昨年からジョインしたTLI東京中国語センターが、創立12周年とのことで、お祝いのビデオレターを作る。

漢字は中国から来たものとは言え、文法も発音もまるで異なる中国語を学ぶことは、日本人にとってなかなか難しいと思うのである。

しかし、国際的な競争の中で日本企業が生き抜くことを考えるとき、中国でのビジネスは、ますます必要不可欠なものになるだろう。TLI東京中国語センターは、ビジネスマンたちに絶大な信用のあるマンツーマンが主体の語学学校、ぜひこれからも発展させていきたいと思っている。

午後9時からは、昭和通りのほうの居酒屋で、送別会。宮城県庁の民間企業への研修で1年間デジタルハリウッドの一員として働いてくれた伊藤敏之さん(写真)が県庁の業務に戻る。後任の方も決まり、宮城県とデジタルハリウッドのお付き合いは、続いていくことになる。

伊藤さんは、地方公務員であるご自身が、デジタルハリウッドを体験したことは、本当に勉強になったと挨拶された。未来の行政に役立ててくれるはずだ。

また、新卒でデジタルハリウッドに入社。2年間、大学運営で活躍してくれた戸田香さんが、恩師からの誘いで、母校の名古屋学芸大学の助手になることになった。戸田さん自身も、環境芸術の世界のアーティストも目指している。ぜひ応援したいね。

ということで、大学運営チームも、別れを惜しんで盛り上がっていた(写真Click!)。11時半に終了。
どの企業でも、そうだろうが、まさに歓送迎会の時期だね。
  
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March 26, 2009

級友・静岡大学カメン・カネフ教授とミーティング

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今日は、半休。午前中、家で、ぼうっとしていた。さすがに卒業式が終わり、気が抜けたみたいだ。

午後4時にメインキャンパスへ。学生たちが、昨日の謝恩会の片付けの仕上げをしていた。

昨晩は、ここ3年ほど、セカンドキャンパス7階にセットされていた10本ほどの大きなソファーまで、昨日はメインキャンパスに持ってきていた。それは、第一期生の入学当時、メインキャンパスのエントランスホールにセットされていたものだから、その時を再現したということだった。

そんなことで、メインキャンパスは、年末の大掃除のような状況。それに乗じてか、川本先生が大学スタッフと共に、倉庫に置いてあるビデオ機材や照明機材関係を、すべて引っ張り出して、棚卸しをしていた(写真Click!)。

午後5時から、メインキャンパスで、学務会議。今日の議題は、主に奨学生についてだった。

午後6時、静岡大学電子工学研究所のカメン・カネフ教授(写真)がメインキャンパスにいらした。カメンさんとは、16年前、民間の研究所で、ぼくが所長をしていたときの同僚。その頃、いくつかの論文をいっしょに出させてもらった。

その後、会津大学で準教授、そして現在、静岡大学で教授をされている。もともとは、ブルガリアの方。祖国のソフィア大学で準教授だったのだが、政情不安もあり日本に来たのだ。

日本の国立大学での仕事の中で、アルファベットの名前は何かと不自由ということで、発音から「金武佳明」と当て字をしているとのこと。このほうが便利とのことだけど、この漢字を、カネフカメンと最初から読める人は、もちろんいないそうだ。

カメンさんから、最近の論文をどっさりもらう。これから勉強させてもらって、何か本学の大学院とコラボレーションできるプロジェクトが作れるかどうか検討することになった。

午後7時半、セカンドキャンパスのオフィスへ。ここのところ、バタバタしていたので、いろいろ確認の仕事が溜まっていた。

午後11時、とりあえず、仕事終了とした。
  
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March 25, 2009

デジタルハリウッド大学・卒業式の一日「その3」

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今日のブログ「その3」。

午後8時、メインキャンパスでのパーティが終了。最期に、みんなで教室に集まって、記念撮影(写真Click!)。

その後、さらに2次会の場所が銀座で確保されているとのことで、多くの人がそちらへ移動。なんと、そのための送迎バスまで用意されていた。

おしゃれなクラブ風の店を半分貸切。男子学生も女子学生も、大人っぽい雰囲気になっていたけれど、ここでもPCなど機材を持ち込んで、凝った映像演出(写真)。パーティドレスでMacを操るなんて、うちの大学らしい。

ステージでは、1年生の森君が司会者となり、パーティを盛り上げる。豪華景品が当たるビンゴなど、教員も含めて、とても楽しい2次会となった。

ぼくは、25歳のとき大学教員になっているので、いろいろなタイプの謝恩会の経験はあるのだが、こんなに楽しませてもらった謝恩会は、生まれて初めてだった。まさに「すべてをエンタテインメントにせよ!」という大学のモットーが生きていた。

さて、まだまだ2次会も、さらにその後も続く感じだったが、僕は11時に退散。

ついに開学から4年、最初のデジタルハリウッド大学の卒業生を世に送り出した。ぼくにとっても、自分の人生の中で大きな節目の一日であった。

彼らが在学した大学の学長で本当に良かったと思えたし、ぼく自身、彼らと4年間を共にして、これまで以上に仕事に誇りを持つことができた。

あっという間の4年間でもあったが、されど4年の月日、第一期生は、素晴らしく大きく、そして美しく成長していた。心からうれしいとは、こういう日のためにある言葉なんだね。

ぼくは、およそ過去に戻りたいなどと考える人間ではないのだが、今日ばかりは、もう一度、充実した大学生をやって、卒業式を味わいたくなったのだった。

  
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デジタルハリウッド大学・卒業式の一日「その2」

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今日のブログ「その2」。

午後2時半、デジタルハリウッド大学・第1回卒業証書・学位授与式が始まる。

最初に、学長として、なぜデジタルハリウッドという学校を設立し、さらに4年前、大学を開設したのかということを、改めて卒業をしていく学生諸君に向けて話をさせていただき、祝辞とした。

そして、大学院と大学設立に共に命がけで頑張った藤本真佐会長が挨拶。設立時からの思いを学生に披露してくれた。

その後、20ほどあるゼミから、それぞれ代表として指名された学生に、卒業証明書兼学位記を授与した。ひとりひとり、内容を読み上げながら、学位記を渡し握手をした。初めて大学生に渡す学位記をこんなにも重みのあるものなのかと実感した。

そして最期、かの我武者羅應援團がステージに雪崩れこんできた。卒業生や保護者の方々は、最初、アトラクションのように感じただろう。

しかし、そこは我武者羅應援團、あっという間に、彼らの本気で人を、人生を応援する心が会場を包む。一頻り、パフォーマンスが終わって、リーダーの武藤貴宏さんが挨拶。

武藤さんはデジタルハリウッド大学院の院生、まさにぼくたちが卒業生に伝えたかった気持ちをすべて自身の魂から出る渾身の言葉で表してくれた。

ぼくも涙が出てしまったのだが、後から聞けば、学生たちだけでなく、保護者の方々、教員も泣いていたとのこと。本当に感動的なスピーチ。そして、最期にメンバー全員が、応援団らしい素晴らしいエールを送ってくれた。本当に良い卒業式になった。

コンベンションホールのエントランスホールで、それぞれゼミの先生方が、ひとりひとりに学位記を渡し、スタッフたちは記念品を渡していった。

午後4時半過ぎからは、メインキャンパスで、謝恩会。4年生の大畑くんの総合プロデュースのもと、1年生から3年生たちが多く参加して作り上げたエンタテインメント満載の凄い謝恩会だった。

まず驚いたのは、4面マルチ画面でのStarWarsオープニングのような始まり。そして「出没アド街ック天国」の型式を借りた、デジタルハリウッド大学の紹介。そして、この4年間のいろいろな出来事の写真が流れていくコンテンツ。どれも本当に感動的、教員も卒業生たちも大いに楽しんだのだった(写真Click!)。

その後は、メインキャンパス全体で、パーティ。下級生たちは、ちゃんと黒のパンツに白のシャツというスタイルで、みんなをおもてなし。素晴らしくホスピタリティを感じる。どの部屋も手作りで間接照明となっていて、柔らかい雰囲気。ケータリングも、秋葉原の名品を集めていて、本当に細かいところまで気の利いていた。

式とは違って、ちょっとコスプレ風にして楽しんでいる卒業生も多い。ドレスだけじゃないところが、いかにもデジタルハリウッドらしい。ぼくも、いろいろな学生たちと、写真に収まったのだった(写真)。

この続きは、本日の「その3」に続く!
  
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デジタルハリウッド大学・卒業式の一日「その1」

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今日は、いよいよデジタルハリウッド大学の第1回の卒業式だ。

第一期生を送り出すということを、どのように実感するのか、ぼく自身も、まだわからない。4年間も共にすると、彼らが大学からいなくなった状況が想像できないのだ。一期生を迎入れたときからいるスタッフたちも、同じ気持ちだろう。

まさか、ぼくが燕尾服じゃないだろうということで、マオカラーの黒の式服で臨むことにする。クローゼットから引っ張りだし、ちょっと神妙な気持ちになる。

11時に秋葉原のオフィスへ。12時にメインキャンパスへ移動。12時半、TBSニュースバードの杉浦舞キャスター(写真)が卒業式の取材もかねて来てくれた。

ぼくと昨年まで2年余りニュースバードで番組を月1回やっていたときのキャスターが杉浦さん。この4月からは、TBSラジオへ移動とのこと。月曜日から金曜日まで午後の番組を帯で担当するとのこと。

ぼくの取材の後、学生たちの取材もしてくれるとのこと。こちらは、午後1時過ぎから、卒業式の会場となるダイビルのコンベンションホールでリハーサル。

14時、会場がオープン。ぞくぞくと4年生たちが集まってくる。女子学生たちは、袴姿(写真Click!)が多い。今や大学の卒業式の定番だね。スタイル。今や、袴は、大学の卒業式の定番なんだね。

その姿を見ながら、今更ながら、彼らが巣立っていくのだなと、やっと実感。

ぼくは、デジタルハリウッドの15年間で、何度も修了式などに出席してきたが、大学の卒業式というのは、また凄く違うものだと感じ始める。

今日の日は、ぼくにとっても、大きな節目なので、ブログは、3つに別けてアップすることにした。

ということで、これは、「その1」。

  
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March 24, 2009

AMDアワード/デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘08

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ぼくは、小さい時から野球が好きというわけではなかった。しかし、野茂投手が大リーグで活躍したことを切っ掛けに、日本人大リーガーのことは気になるようになった。

アメリカ社会で、実際に外国人が、アメリカ人と対等に仕事をしようとすると、恐ろしいほどの競争社会ということを思い知らされる。そんな観点を持って、今回のWBCも楽しんでいる。

お昼から直接、東京本校へ出て、仕事開始。午後2時、経営会議。通常は、水曜日なのだが、明日、いよいよ大学の卒業式ということで、本日になった。

一生懸命、みなで論議をしている間に、WBC決勝は終わっていた。後で聞けば、映画の脚本でも、そこまで書かないかなと思うほど、劇的な9回と10回。ダルビッシュに最期まで投げさせた原監督も凄いと思ったが、やっぱりイチローって次元が違うね。

午後5時、信濃町の明治記念館へ。今日はここで、第14回AMDアワード/デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘08の授賞式とレセプションパーティがあるのだ。

デジタルメディア協会によるこのアワードの特徴は、優秀作品を自ら推薦する審査員たちが、コンテンツ産業を代表するような雑誌メディアの編集長さんたちということだ。

当然、それぞれの雑誌がカバーするジャンルからの推薦が出るし、当然ながら弁が立つ方々ばかりなので、審査会は毎年、たいへんな状況らしい。また、デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー大賞には総務大臣賞が出る。

ぼくは、99年の第5回のとき、功労賞というものをいただいた。それから、ずっとこのAMDアワードの授賞式には参加させていただいている。

まずは功労賞の発表。株式会社ブランディングの大浜史太郎代表取締役が選ばれた。携帯電話向けサイト「ガールズウォーカー」とファッションイベント「東京ガールズコレクション」によるネットとリアルの融合、そして流通も巻き込んだメディアミックスが高く評価された。

各賞の発表の後、10あまりの優秀賞の発表。受賞者全員が舞台上に出て、コメント(写真Click!)。個人的には、「丸井 クールジャパンプロジェクト」が優秀賞に選ばれたのが、うれしかった。あの丸井が、真剣にゴスロリなど、サブカルを真面目に商売として扱っている。これこそ、クールジャパンだ。

そして最期に、AMD理事長賞の「モンスターハンターポータブル2ndG」と大賞/総務大臣賞の「App Store」が発表された。日本のコンテンツに受賞してもらいたい気持ちはあるが、「App Store」の起こしたことの大きさを考えると、順当だね。

記念撮影の後、レセプションパーティ。日本のコンテンツ産業を牽引してきたほとんどの重鎮が参加しているという感じだ。さっそく、Apple Japanを代表して大賞/総務大臣賞を受け取った竹林賢さん(写真)を見つけてお祝いを言う。

ぼくも、スギヤマスタイルで何度か紹介しているようにiPod touchから「App Store」にアクセスして、いくつものコンテンツを購入している。世界のどこかに住む、たったひとりのクリエーターでも、気軽に全世界に向けて、リアルタイム商売ができてしまうって、やっぱり凄いことだよね。

午後8時過ぎ、レセプションパーティが、ほぼ終了。ぼくも、今日は、ここで仕事終了で、高円寺の帰った。
  
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March 23, 2009

渋谷シアターTSUTAYAで「ちんでん金魚」上映

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朝8時半に御茶ノ水へ。今日は、順天堂医院で、診察を受けるのだ。

医院という名称だけれども、順天堂大学医学部付属なので、いわゆる大学病院だ。東京本校8階にあった学校長室の窓から、見えるということもあって、デジタルハリウッド設立の1994年から、ときどきお世話になる病院だ。

よく言われるように、大学病院というのは、利用される方が多いので、かなりの待ち時間が必要となることは多い傾向だ。しかし、ぼくは、専門医と最新の検査機器が揃っている大学病院を信用している。順天堂医院は、職場から近いということもあるけれど、診察のフローがスムースなのと、応対が親切なところが良い。

今日は、いっぺんに二つの科を回って、診察をして、いろいろ検査もしてもらったのだが、それでも12時までに終わった。3時間半で、これだけやってくれるなら十二分という感じだった。

今日は、基本オフ。ということで、しばらくぶりに「エチオピア」の野菜カレーが食べに行く。いつものようにごはんを半分にしてもらって、 ルーは15倍にしてもらう。独特の辛さは、一度知ると忘れられない。

ここは70倍まであるので、15倍なんて赤ちゃんみたいなもの。よくいらっしゃる30倍ぐらいを頼んでいる人が常連なのだろうね。

帰りは、坂を登って御茶ノ水駅まで向かうのだが、途中、向かって左側に、いくつもあるギターショップのいくつかをちょっと覗きながら帰る。

高円寺の家に戻り、昼寝をして、夜までゆっくり過ごす。午後8時半、家を出て渋谷へ向かう。今日は、渋谷シアターTSUTATAで、本学の学生たちが制作した映画「ちんでん金魚」の上映があるのだ。

上映時間の午後9時15分にシアターに入ると、そこは満席だった。映画館での上映は今回が最初なので、出演者の方々も来ていた。そして、映画好きの一般の方々もかなりいらしていた。もちろん、学生と大学スタッフも大勢来ていた。

この映画、なんと2時間20分。太田健亮くん(写真)が脚本・監督。東京と日立を舞台に小説家、シングルマザー、その子供、編集者が織りなすドラマ。

若い監督が撮ったとは思えない地味なストーリーなのだが、後からじわじわと効いてくるような丁寧な演出で、140分という時間を惹き付けてくれる。妥協せず、オーディションを繰り返して出会った俳優さんたちの演技も素晴らしい。

太田監督によると、この「ちんでん金魚」、さらに細かいところに手を入れて、今年後半の映画祭などに積極的に応募していくとのこと。まさにこれからが楽しみな映画だ。

映画が終わり、劇場の外に出る。みんなすぐには帰らず、映画の感想について話し合っていた(写真Click!)。

その後、近くのバーを借り切って行われた打ち上げに、ぼくも顔を出す。出演者の方々と話ができて、とても楽しかった。午前1時半、先に抜けて本日終了。
  
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March 22, 2009

夕方から本科修了式へ

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本日2度目のブログアップ。

午後3時過ぎ、セカンドキャンパスのオフィスへ向かう。連休中、さらに少し暖かくなってきたということで、アキバには非常に多くの人が出ていた。

オフィスでゆっくり時間を過ごしながら仕事をして、6時半にオフィスを出て、徒歩で東京本校へ向かう。

午後7時から、東京本校と横浜校の共同で本科の卒業式。最初にぼくが挨拶。本科は、デジタルハリウッドのフラッグシッププログラムとして、95年から開講している1年間のコース。

本科卒業生たちは、今やWEB、ゲーム、CG、映画などの制作会社において、中核をなすクリエーターたちになっている。起業した方も多く、さらにあらゆる産業の中のデジタルコミュニケーション部門の要としても、卒業生たちの活躍の場が広がっている。素晴らしいことだ。

ぼくが学校長として最初に挨拶。これもいつものことではあるけれど、いかに21世紀社会において、コンテンツが果たす役目が大きいかということを伝えて、彼らの奮起をお願いした。次にそれぞれの担当教員からの祝辞。

そして、恒例により、クラス代表の本科生に、ぼくから修了証を渡す。そして、全員で乾杯(写真Click!)。

後は、クラスごと、担任から修了証を渡すなど、みんなで懇親会。ひとりひとりに修了証を手渡す山本浩司先生(写真)も、とてもうれしそうだ。本科の修了式、デジタルハリウッドの教員としての責任の第1段階は果たせたという気持ちになれる瞬間だね。

とくに本科生は、ほぼ一人の先生が責任を持ってクラスを指導していくので、ひとりひとりの受講生に対する先生たちの思い入れも、それだけ大きくなる気がする。

ぼくは、そういう受講生との関わり方を、羨ましく思う。人が目の前で急速に成長していく姿を見ることは、本当に美しく素晴らしいことで、これが好きになると、教師という職業を辞められなくなるんだね。

午後9時半、まだまだ続きそうな懇親会を離れて、一足先に本日終了とした。

  
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新入生保護者会

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午前10時、秋葉原メインキャンパスへ。10時半から、大学の新入生保護者会。100人近くの方々が参加されてた(写真Click!)。

ぼくが最初に挨拶をさせていただいた。保護者の方々が大学生だった時代と、今の大学はずいぶんと違う環境にあることや、本学が目指していることについて、30分あまり話させていただいた。

その後、教員と大学事務局から、カリキュラム、留学、学生生活、入学式などについての説明をし、質疑応答。12時半すぎに終了となった。

今日は、平行して4月から入学となる大学院生について、羽根教授による「アクティブラーニング」の集中講座が行われている(写真)。午後1時すぎ、こちらにも、顔を出して挨拶をさせてもらう。

21世紀のすべてのビジネスにおいて、クリエイティビティをいかにビジネスに取り入れていくかがキーになると、多くのビジネススクールのトップが感じ始めている。このクリエイティビティをデザインという方もいる。

科学技術の発展を基盤にするイノベーションは、総じて、あっという間に真似され、世界的に平準化されてしまう。この世界においては、コストを安くすることの競争に陥りやすい。

しかし、デザインの世界では、例えばブランドが生む世界観に共鳴しファンになり、ロイヤルカスタマーになるというような現象となり、必ずしもコストの戦争にはならない。

こうしたことが、すべての産業界のすべての仕事において、差別化として意識されるようになるのが21世紀らしいビジネスというわけだ。

そのような意味から、ぼくたちは、大学と大学院で「すべてをエンタテインメントにせよ!」という標語をかかげている。クリエイティビティをビジネスとしてマネジメントするということは、これまで体系的な取り組みがなされてきた例がたいへん少ない。挑戦しがいのあるエリアが、とくに院生たちの前には大きく広がっているというわけだ。

夕方からの本科修了式は、本日は、もうで一本アップ。
  
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March 21, 2009

eatwalkの設立5周年記念パーティへ

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本日は基本オフ。午前中から、家の片付けなどやる。

夕方5時、東京駅へ向かう。最近、重要文化財指定と取り壊しで問題となっていた東京中央郵便局と東京国際フォーラムの間にある東京ビル2階のCotton Clubへ。

今日は、ここで、AWkitchenを中心に都内を中心に9つほどのレストランを展開しているeatwalk社の5周年記念パーティがあるのだ。

たまたまのつながりで、ぼくのほうで紹介して、DHE社のほうで、WEBサイトを構築から更新まで担当しているという関係は、あるのだが、もともと東山にある最初のAWkitichenによく通っていたということもあり、参加させてもらった。

AWkitichenは、契約農家から直接手に入れた新鮮で美味しい野菜と秘伝のタレにより「バーニャカウダ」ブームを起こしたことでも有名だ。

こんな野菜好きのオーナーシェフの渡辺明だが、じつはロックが大好きで、生き方もファッションもロックな方だ。

パーティが始まると、さっそくガールズバンドが出てきて演奏。メンバーはすべて普段はレストランで働くスタッフの方々だった。

実はこのパーティ、15年間の付き合いになる本沢泰洋さんと和田圭介さんが、映像を担当している。和田さんの家に3日間泊まって制作したというプロジェクトX風の渡辺明さんとAWkitichenの歩みのオープニングビデオがとても面白かった。

そして、その後出てきたメタルバンドが爆音で演奏が始まる。一曲目が終わり、激しい演奏をしていたベーシストが仮面を脱ぐと、なんと渡辺明さんだった。IRON MAIDENの曲が中心のステージ、会場が一気に盛り上がったのだった(写真Click!)。

その後も、フラダンスのステージなどで盛り上がった後、最期にまた渡辺さんのバンドが演奏。今度は、Motley Crueだ。メイクも衣装も、まさにそれ風。最期に明さんが挨拶(写真)。ロックスターそのものという感じだった。

幹部社員が演奏や司会をして、お客様を楽しませてくれたパーティ。eatwalkという会社がロックミュージックという文化でつながっている感じもした。

小学生のときマンガ「料理人 味平」を読んでシェフになろうと決断した渡辺さん、今日、パワフルにメタルを演奏した渡辺さん、「すべてはお客様の感動のために」という渡辺さんのレストラン経営、なんだかとても納得できた気がした。

午後8時にパーティ終了。いろいろな方々と話に盛り上がり、結局、飲食をほとんどしなかったので、AWkitchen Tokyoの馴染みのスタッフの方に頼んで、新丸ビル5階にある店の席を確保。

5周年記念でも、新丸ビル内のお店は休みにできないということで、こちらは平常営業中。相変わらず店内は、満席だった。仲間と軽く夕食を食べて解散。

  
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March 20, 2009

祝日にミニ経営合宿

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朝9時に東京本校へ。10時から、1階セミナールームにマネージャーたちが集まって、ミニ経営会議。専門スクールでは、祝日だけが授業が無い日なので、全員が問題なく集まれるということで、本日になった。

午前10時から始まって、途中ランチタイム(写真Click!)を挟んで、午後2時半まで、集中しながらも楽しく討議。専門スクール、大学、大学院、オンラインスクールを運営するスタッフたちの連携を、ますます強くすることになった。

その後、東京本校のギャラリーへ。祝日ということで、入学検討者の方々が来ている。ぼくも何人かの方々と話させてもらった。経済状況が厳しい世相の中、自らの技術でお金を稼げるように、自分に投資するという方が、これまで以上に増えている感じだ。

教育を積極的に利用して、自らの意志で学習して身につけた能力は、もう誰にも奪われることはない。その力で、自分らしく社会を生き抜いていくというのは、素晴らしいことだと思う。

さて、ここ2ヶ月ほど、デジタルハリウッド本校の前の通りの舗装がやり直されているのだが、歩道に関しても煉瓦色をベースのタイルを敷き詰めた綺麗なものに生まれ変わった(写真)。街の雰囲気が美しくなる。こういう公共工事は賛成だ。

夕方、高円寺に戻り、夜は家でゆっくり過ごした。
  
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March 19, 2009

メタバース協会理事会と大学院有識者会議

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なんだか急に暖かい。季節の変わり目、ぼくは必ず、体の調子を崩す。平衡感覚がおかしくて、午前中、ちょっと休む。

午後1時半、東京駅八重洲口近くの貸会議室へ。今日は、メタバース協会の理事会。徐々に企業会員も増えてきている。個人会員がまだまだ少ないので、3Dインターネットや仮想世界などに興味のある方は、ぜひぜひ会員になっていただきたい。

理事会なので、活動報告や会計報告といった事務的なものもあったが、なんと言っても自由討論は、エキサイティングだった。四半世紀前、PC周辺機器という新たな製品群とマーケットを作ったサンワサプライの山田哲也社長や、ビットバレーブームの仕掛け人だった3Di社の小池 聡社長の予見は、本当に素晴らしい。

サイバー空間に展開される仮想世界については、懐疑的な意見を持つ方が、世間的に言えば、ほとんどだろう。しかし、ぼくは思う。もういい加減に、このパターンから脱出して、デジタルコミュニケーションの発展について、目を醒ませ!と。

パソコン出現前から、この世界にいるぼくとしては、常に否定され続けてきたからだ。パソコンだって、こんなおもちゃみたいな性能じゃ、何の役にも立たないと、否定から始まった。ニューメディア、人工知能、マルチメディア、ヴァーチャルリアリティ、インターネット、eコマース、みんなそうだった。しかし、今、すべての要素は、十二分に実用化され、我々の生活環境の中にとけ込んでいる。

人工知能を使ってないと言う方も、ワープロソフトを使っているだろう。例えば学習機能は、人工知能だ。ヴァーチャルリアリティ、これは、家庭用ゲーム機だ。WiiのリモコンやiPod touchとか、さらにVRだ。

なんて、ちょっと興奮しながら、4時半に秋葉原メインキャンパスに戻り、そのまま大学院の有識者会議へ。今日は、第三回ということで、最終回。今日も、さまざまな立場から貴重な意見をいただいた。

その後、サードキャンパスのPC教室を視察していただき、6時半から、円らく「秋葉莊」という料理屋で懇親会(写真)。中に入ると江戸からの神田の雰囲気が残っていた(写真Click!)。ここでも、さらに話が盛り上がった。場を共有していっしょに食べて飲むって、良いことだね。

9時半に終了。今日は、そのまま帰宅したのだった。


  
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March 18, 2009

「東京国際アニメフェア2009」へ

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午前9時半、秋葉原メインキャンパスへ。10時からKDDI研究所の方々と、本学の大学院の教員たちとミーティング。ぼくも参加して、いろいろ意見交換をした。12時に終了。

その後、ぼくは、お台場ビックサイトへ向かう。今日は、「東京国際アニメフェア2009」のビジネスデーなのだ。

ビックサイトの東館の3つを使っているので、会場はとても広くて、一通り見て回るだけでも、かなり歩く。本学は出展していないのだが、アニメを教えている大学、専門学校のブースも目立った。

しかし、なんと言ってもメインは、有名アニメ制作スタジオごとのブース群だ。どのブースでも、この4月からの新番組と劇場用映画の紹介が行われていて、キャラクターの着ぐるみを多く見られた。さすがにロボットの着ぐるみは、歩き辛そうだった(写真)。

フジテレビのブースは、とても凝った作りになっていて、、『東のエデン』の神山健治監督、『東京マグニチュード8.0』の橘正紀監督が会見。『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』が劇場公開される押井守監督も応援に来ていた(写真Click!)。

会場では、多くの卒業生に出会った。アニメ制作に関わっているCGアニメーターは確実に増えているね。また本学の学生や留学生にも会った。みんなただ見に来ているわけではなく、広報の手伝いだったり、バイトとして関わっているところが、本学らしいと思った。

午後4時半に秋葉原メインキャンパスに戻り、大学院のカリキュラム・リニューアル会議に参加。今日も、教員間で相当の議論が重ねられた。一般の大学院と違って、ひとりの院生に対して、多くの教員が関わって指導していくというスタイルを、さらに強化するという方向だ。素晴らしいことだと思う。

6時半に終了して、午後7時過ぎに、東京本校の1階セミナールームへ。今日は、東京本校の2008年度春本科生のWEBとグラフィック系の「クリエーターズオーディション」。

世相を反映してか、実際の企業のサイトリニューアルを企画提案から制作までやって、卒業制作にしたものが目立った。実際にサイトが公開されているものが、ほとんど。そういう意味では、まさにプロのクリエーターとしての第一歩を踏み出したというわけだ。

9時に発表が終わり、その後は、詰めかけていた企業の方々と、受講生たちの懇親会。みんなポートフォリオを見せながら、企業の人たちに、売り込み。現在のクリエーターたちにとって、コミュニケーション能力も、非常に重要なものだ。

10時半まで、ぼくも参加。昔の卒業生たちも、今や企業側として、採用のため、この「クリエーターズオーディション」に来てくれている。ぼくにとっては、うれしい再会の場でもあるのだ。
  
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March 17, 2009

今日は、大学院教員会議

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なぜか今日も朝6時に起きる。ぼくは夏のほうが冬に比べて90分ほど睡眠時間が短くなる傾向。季節の変わり目というのを体が感じているのかもしれない。

午前10時、いつものように秋葉原駅まで行かず、JRお茶の水駅の聖橋口を出て、秋葉原のオフィスまで歩く。今日は、さらに暖かい。このまま春に向かうのだろうか?

午後1時、メインキャンパスで、大学院教員会議。昨晩の大学教員会議も、盛りだくさんの議事だったのだが、大学院のほうも決議事項が多く、教員たちからも多くの意見が出た(写真Click!)。

会社の代表や大きなセクションの長をやっているような人がほとんどの大学院の教員たちなのだが、ここでは、本当にデジタルハリウッド大学院を少しでも良くしようと教員に徹して議論を進めてくれている。本学の持つ独特な文化にもなってきているね。

その教員のひとりでもある亀田卓教授が2月末に上梓した「文化に投資する時代」。先生がプロデュースして大きな話題となった「秘密結社 鷹の爪団」のイラストが表紙の本だ。

この本の出版を記念して、今週の木曜日、大学で出版記念セミナーをやる。副題は、「エンタメ」×「金融」で、日本はもっと面白くなる!〜サラリーマンが「新しいビジネス」を生み出すヒント〜、ぜひ、ご参加を!

午後4時半、SIGGRAPH ASIA 2009 日本事務局の宮崎さんとミーティング。今年12月に横浜で行われるSIGGRAPH。ぜひ、ぼくたちも、参加しようと思っている。

午後6時からは、いろいろ原稿チェック。午後8時過ぎ、東京本校へ徒歩で移動。本部へ行き、大学の来年度のパンフレットのデザインに入っていて、制作しているスタッフたちとディスカッション。

午後9時、東京本校の事務局へ行き、迫ってきたDigital Frontier 2009について、進捗を聞く。今年も、楽しく感動できる作品発表会になりそうだ。ぜひ、みなさん、4月12日の日曜日、お茶の水の全電通ホールへ、どうぞ!

そんなこんなで本日終了。

  
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March 16, 2009

大学教員会議

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朝6時に起きる。そういえば、WBCのキューバ戦だと思いだし、テレビをつけて、朝の支度を始めた。

電車の中でもワンセグ視聴をしながら、午前8時半にお茶の水のスタバにいた。カプチーノとクロワッサンで軽い朝食。9時には、東京本校の会議室にいた。そこで仕事を開始して、10時からは経営幹部と会議。お昼までやる。

新宿に用事があり出かける。今日は、かなり春が近づいた感じの天気。気持ちが良いので、そのまま新宿公園のほうまで歩いた(写真Click!)。お昼休みどき、のんびりとした風情に、気持ちが和んだ。

午後2時過ぎに、秋葉原のオフィスへ。原稿の校正をやったり、大学生と面談をしたりする。

午後6時半、メインキャンパスで、大学スタッフと打ち合わせ。午後7時から大学教員会議。新学期に向けて、今日もたくさんの議案があり、予定を30分以上オーバーして、9時過ぎに終了した。

キャンパスには、20人ほどの大学生たちが居て、なにやら作業を進めていた。覗いてみると、卒業式の後のパーティのために結成されたスペシャルチームだった。

卒業する4年生の大畑典道くん(写真)がリーダー。参加している学生は、1年生から4年生まで、全部の学年から集まっている。こういう縦のつながりが自然に出来やすいのは、単科大学の良いところだと思うね。

ぼくは、マンモス大学に行っていたせいか、同じ学科の同じ学年ですら、顔がわからないような4年間だったから、余計にそう思うのだろう。

午後10時、メインキャンパスでの仕事を終えた。今日は、そのまま帰宅することにした。

  
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March 15, 2009

黒田セミの「卒展」/夜はAbraxas

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本日はオフ。しかし8時には起きて、午前中、家の中のことをいろいろやる。

午後2時過ぎに家を出て、原宿へ向かう。今日から、大学の黒田先生のゼミの「卒展」が、デザイン・フェスタ・ギャラリーEASTであるのだ。

大学としての卒業展覧会は、先週に終わっているのだが、それとは別に、ゼミ生たちのポートフォリオなども含めて、なるべく多くの方に、ゆっくり映像を見てもらいたいということで、企画された「卒展」だ。ということで、期間は1週間ある。

ギャラリーに行くには、竹下通りをまっすぐ行くのが近道。というわけで、原宿駅を出て、竹下通りを眺めると、通りがずっと黒山の人で埋まっていた(写真)。相変わらずの人気ぶりなんだね。

3時にギャラリーへ。初日ということで、黒田先生が、専門スクール時代に教え、今は、一流のCGクリエーターになっている卒業生たちが、見に来てくれていた(写真Click!)。有り難いことだ。

ぼくも2時間近くいて、作品を見たり、卒業生と話したりして、楽しんだ。帰りは、竹下通りをとおらずに、裏道で使った。ぼくは、12歳から25歳まで、原宿に住んでいたので、道は詳しいのだ。

夜7時、金曜日に息子が中学の卒業式を済ませたということで、家族で食事に出る。ぼくの常日頃の行動範囲である高円寺の仲通りと庚申通りだけで、韓国、中国、沖縄、ベトナム、タイ、ネパール、インド、ペルシャ、イタリア、フランス、スペインの11ヶ国の分の行きつけのレストランがある。

ちょっと迷ったのだけれど、今日は、野菜の料理も豊富なフランス料理中心のAbraxasへ。ここの料理は、仕入れたワインとのマッチングを考えて味付けするほどの気を遣っている。また置いてあるワインは、すべてオーガニック。デイトはもちろんだけど、大人の食通にも、お奨めしたい旬のレストランだ。
  
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March 14, 2009

「三次元映像のフォーラム」と「メタバースフォーラム」

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12時に、秋葉原メインキャンパスへ。今日は、午後からメタバースフォーラム第2回研究会があるのだ。また午前中には、3Dフォーラムの第87回研究会も行われ、今日はジョイントプログラムになっている。

メインキャンパスには、最新の立体映像ディスプレイが展示され、たくさんの専門家が来ていた。久しぶりに、20年前メディアラボ時代、いっしょに研究生活をしたNHKの国重さんや元・松下で現・情報通信研究機構の妹尾さんにも会うことができた。

3Dフォーラムを主宰しているのが、現在、東大に所属されている羽倉弘之先生(写真)。ホログラムがブームなった時代から、ずっと立体映像を追いかけている方だ。ぼくとも、もう20年の付き合いだ。

午後1時から、ぼくが会長を務めていることから、「メタバース協会の活動と今後」という題名で、15分ほどプレゼン。セミナールームは、80人ほどの人が来ており、とても盛況だ。

その後は、本学の三淵教授が司会となって、メタバース関係の研究発表が続いた。興味深い内容のものばかりで、相当、勉強になった。

本学の大学院からも、坂東敏和さんが『仮想空間における教育環境の運営実績報告』、伊藤やよいさんが『3D人体モデルを使った教育手法の考察』の発表を行った。

午後5時半ごろからは、三淵先生がモデレーターとなってパネルディスカッション。実際の会場とInWorldの会場とをつなげてのパネル。リハーサルでは出なかった音声のループが出てしまい、始まるまでにちょっと苦労。

しかし、パネルの内容は、なかなか濃く、着実にメタバースの研究開発が進んでいるという実感をもてるものだった(写真Click!)。

ぼくも、その場から、Second Lifeの中に設けられた会場へダイブ。そちらの会場にも、全国から20人ぐらいの人が参加していた。こんなことが手軽にできるのが、メタバースの楽しさだ。

その後、そのままメインキャンパスのセミナールームで、懇親会。午後7時半には終了。ぼくも後片付けを手伝った。

じつは、今日はセカンドキャンパスでは、川井教授のゼミのトルコから留学している院生3人が中心となり、トルコの文化を紹介するイベントが行われていた。

こちらは、トルコ航空がスポンサーになってくれたとのことで、100人以上の日本人のお客さんたちが集まってくれたとのこと。アートパフォーマンスや音楽演奏もあったとのこと。こちらも参加したかったのだけど、成功ということで良かった。

そんなわけで、大学院の運営スタッフは、大忙しの一日ではあった。しかし、今日のようなことが行われていくのが、秋葉原という絶好の立地にある大学の役割だと、皆で意見が一致したのであった。


  
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March 13, 2009

Digital Frontier Grand Prixの一次審査

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午前10時半、秋葉原のオフィスへ。

12時から、オフィスで、今年のDigital Frontier Grand Prix 2009のための一次審査会のセッティングをして、審査開始。ぼくが担当するのは、毎年、CGアニメーションの作品だ。

小倉先生(写真)と運営の酒井さんと山下さんといっしょに、全105作品を見ていくことになる。今日は、長丁場だ。

まずは、4時間ほど見る。審査というのは、ひとつの映画を見ているというようなことと違い、脳が凄く疲れる。小倉先生も、ぼくも、頭がグラグラになってしまう。とりあえずここで、小休止。

午後5時から、定例の大学教員研修。全体のモデレーターは、羽根教授。ぼくは、最初に大学でかかげている「すべてをエンタテインメントにせよ!」というコンセプトについて説明。

本日まだまだ続く!教員研修では、ティーチシェアリングを進めている。今日のデモ講義をやってくださるのは、小和田良博先生。「どらえもん」や「タッチ」などの豊富な経験を持つ作画監督として、アニメ産業で30年ものキャリアを持っている方だ。

新年度から担当していただくのが、「デジタル作画演習」。今日は、さっそくアニメ専用の作画ツールで、業界にも広く広がってきたデジタルでの作画の方法をデモンストレーションしてくれたのであった。その後、羽根先生がいつものように教える技術について、ポイントを解説(写真Click!)。

この後、教員の懇親会があるのだが、ぼくは、今日の課題である一次審査の続きがあるために、セカンドキャンパスに戻った。

午後7時から審査再開。予定より早く9時半ごろには終了した。一次審査通過作品は、来週、外部の審査員の方々のところに届けられる。どんな結果になるか楽しみだ。

さて、審査で本当に頭の中が疲れて、オフィスで、しばらくぼっとしながら、メールチェック。なんとか気力を取り戻して、11時にオフィスを出て、本日終了。


  
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March 12, 2009

アキバテクノクラブ「レビュー&プロモーション2009」

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午前10時、直接、秋葉原のメインキャンパスへ。11時から大学の学務会議。最終の卒業判定のための資料をチェックした。

12時半、メインキャンパスのあるダイビル2階のコンベンションホールへ。今日は、秋葉原クロスフィールド産学連携機能4周年記念として開催されるアキバテクノクラブ「レビュー&プロモーション2009」なのだ。

さっそく、実行委員長の妹尾堅一郎先生と軽く打ち合わせ。妹尾先生は、秋葉原クロスフィールド全体のコンセプトを立てられた方。産学連携で数々の仕事をされている。

会場には、神田明神から、大きな鬼の首が展示されていた(写真)。近づいて触ってみたらバルーンだった。とても良くできている。これなら祭りのときに子供たちで、引き回すことができるね。

午後1時、東大石川教授の開会の挨拶の後、総務省、文部科学省、経済産業省、観光庁から、それぞれアキバへの期待をこめて挨拶。

その後、第1部の妹尾先生による「アキバ学序説」が始まる。いつもながら感動がある講演だった(写真Click!)。

第2部 ≪テツからテクへ≫「テクノ同好の士が集うまち」アキバ
第3部 ≪パソコンからパソロボへ≫「ロボットフィールド」アキバ
第4部 ≪アナコンからデジコンへ≫「デジタルコンテンツの聖地」アキバ
第5部 ≪アキバッパラからアキバへ≫「江戸っ子気質のまち」アキバ
第6部 インデクシング 各プロジェクト毎(テクノクラブメンバー)

と6時半過ぎまで続いた。ぼくも、「デジタルコンテンツの聖地」アキバのセッションにパネルとして参加。いっしょのパネルには、真島理一郎監督も参加していた。どのセッションもとても内容が面白くて、半日、楽しく勉強できてしまった。その後、拡大交流パーティに出席。

午後8時、高円寺で本学の吉田就彦先生と待ち合わせて、ラス・メニーナスで夕食をしながら、懇親。吉田先生の大学時代やポニーキャニオン時代の話を伺って、楽しい夜を過ごしたのだった。



  
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March 11, 2009

お茶の水と秋葉原で仕事

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朝9時に東京本校へ。9時半から定例の経営会議。お昼までやる。その後、そのまま本校で、仕事。

午後2時、長年、CG検定や学生CGコンテストでお世話になっているCG-ARTS協会の方々とミーティング。現在、顧問をされている岩木さんが、来期から理事長に就任されるとのことだった。

さて、本校の1階のエレベーターホールは、デジタルハリウッドの卒業生たちが、制作に参加した映画のポスターが飾られている。ちょうど広報の萩原弘一くん(写真)が、脚立に登って張り替えの作業をしていた。

今週末に公開される「ヤッターマン」についても、VFXで卒業生たちが参加している。ぜひ、ヒットしてもらいたいね。

午後4時、秋葉原のオフィスへ。午後5時、サードキャンパスの会議室で、4年生の石上くんと面談。面談といっても歓談。将来、映画監督を目指せる逸材だと睨んでいる。ぜひ、頑張ってもらいたい。

午後6時、大学関連の内部会議。午後7時半に終了。サードキャンパスは、PC教室が4教室あるのだが、春休み中も、学生たちがかなり利用をしている(写真Click!)。彼らが真剣に制作に打ち込んでする姿は、いつもぼくを勇気づける。

午後8時にオフィスに戻り、10時まで仕事をして、本日終了とした。

  
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March 10, 2009

今期最終の大学入試

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午前10時、東京本校へ。本校の裏側は江戸の外堀なのだが、だいぶ緑が濃くなってきた(写真Click!)。少し打ち合わせをして、徒歩で秋葉原のオフィスへ。

11時半、メタバース協会の鋤本事務局長(写真)と、土曜日の講演資料の確認。鋤本さんは、東芝で長いキャリアをお持ちの方で、あの衛星デジタル放送の「モバHO!」の普及にも務められたとのこと。情報産業での経験が豊かで、頼もしい方だ。

12時からは、本学の産学官連携センターの矢野先生も加わって、デジタルサイネージの活用促進研究会の立ち上げなどについて、打ち合わせ。

午後1時、セカンドキャンパスに、学生たちがやってきて、卒業パーティの余興のための撮影をしていく。ぼくだけでなく、ぼくのオフィスの中にある小物も撮影していった。

午後2時半からは、部屋に籠もって、アスキーショートムービーコンテスト2次審査を始める。毎年、楽しみにしているコンテストだ。

なんとか午後7時までに終わらせて、今期最終の大学院入試。年度末、ほぼ来期の展望が見えたところで、決断される社会人の方も多く、2つの部屋に別れて、ひとりひとり時間をかえて面接をさせていただいた。

午後10時に面接を終え、しばらくオフィスで仕事をして、午前0時に本日終了。

  
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March 09, 2009

オフのようなオフじゃないような一日

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家の洗濯機のスイッチパネルが壊れて、電源が入らなくなった。かなり長い年数使ったので、修理するのではなく、新品を買うことした。

今、’家電芸人’というカテゴリーが出来たりしてるとのことだが、ぼくも、昔は、かなりの家電フェチだった。

当然、最新機能が付いている斜めドラム方式の洗濯機を欲しいところなのだが、マンションの洗濯機トレーの奥行きが無く、大きさ的に無理。

ということで、主要メーカーのサイトで、現状の洗濯機について勉強。細部を気にする日本人気質に対応するためだろう、省エネ、節水だけでなく、機能が非常に増えている感じがした。

とりあえずのにわか知識を詰め込んで、新宿のビックカメラへ。そこから先は、売り場の人の話を聞いて判断。昔ながらの縦型のコンパクトなものにした。

スタッフに連絡をとり、電話で打ち合わせ。今日は、もともとオフの予定だったので、アポないので、午後は、家で仕事をすることにして高円寺に戻った。

さて、ぼくが普段通っている高円寺の仲通りは、ここのところ、けっこう新築や改築が続いている。2月の終わりにオープンしたのが、仲通り初のセブンイレブン(写真Click!)。

数年前にローソンが出来たときは、ついに大手コンビニチェーンが進出してきたなと思ったのだが、そのすぐ奥に昨年、24時間スーパーのテスコエクスプレスが出店。そして、その斜め前に、今回のセブンイレブンと、24時間戦争の感じだ。

どうも最近、高円寺に住みたいという人が増えているようで、いくつもある街の不動産屋さんも活況の様子。そんな背景から、いろいろな店舗が、どんどんオープンするのだが、どんなお店にとっても、定着するのが難しい場所でもある。

さて、仲通りを突き当たると昔からサンクスがあるのだが、その数軒隣りに今日オープンしたのが、和菓子処すずくら(写真)。団子とどら焼きが主力のようだ。さっそく、どら焼きを買って食べた。

家に戻って、パソコンの前で、仕事を開始。ふと気がつくと、すでに8時半。そうだと思いだし、WBCの韓国戦を途中から見る。なんと惜敗。

その後、結局、午前0時半まで、仕事をしていた。まあ、気分はのんびりしているので、休んだ気にはなった一日だった。

  
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March 08, 2009

福岡ゲーム産業就職フェアin東 と GEISAI#12

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午前10時、メインキャンパスのあるダイビルのコンベンションホールへ。今日は、ここで、ぼくが3年ほど会長を務めさせていただいている福岡コンテンツ産業拠点推進会議主催の「福岡ゲーム産業就職フェアin東京」があるのだ。

さっそく5階の会議室で、福岡ゲーム産業を牽引する三羽烏、レベルファイブの日野社長、サイバーコネクトツーの松山社長、ガンバリオンの山倉社長と歓談。

10時半、すでに会場には、350人ものゲーム産業への就職を希望する学生たちが集まっていた。まず、ぼくが主催者を代表して、挨拶とエールを送った。

その後、エンターブレインの浜村社長がナビゲーターで、ゲーム産業の醍醐味や福岡で働く楽しさなどを、3人の社長と共に説明(写真Click!)。ぼくも客席で聴かせてもらう。

とくに福岡のゲーム産業が、他の地域と異なるのは、ゲーム産業10社が参加するGFFという組織が、県庁からのバックアップ、そして九州大学との連携をとって、産官学での良い協力体制を築いていることだ。産業振興の良い例といえるだろう。

午後からは、10社それぞれの会社説明会が、ダイビル内の会議室などで夕方まで行われるというスケジュール。ぼくは、お昼で失礼して、お台場の東京ビックサイトに向かった。

新橋から’ゆりかもめ’に乗り、「国際会議場正門」駅へ。今日は、東京ビックサイト東1ホールで世界的なアーティストとなった村上隆さんがチェアマンを務める「GEISAI#12」へ。

村上隆さんの現代芸術に対する熱い思いから始まっているGEISAI。表現技術も方向性も年齢も、すべて違うといえるような作品が細かく区切られたブースに、次々と並んでいる。

1000組近い参加者とか。中にはアーティスト本人がパフォーマンスをしているブースもあった(写真)。雰囲気は美大の文化祭みたいだ。来場者もなかなか多かった。

ぼくは、どんな表現であっても、作った本人が、芸術だと言い切るのなら、それは芸術として、こちらも見なければいけないと思っている。

だから3秒で作れるように見えるものでも観賞はするけれども、やはり技術の精進があって初めて到達できるような表現をしているものが好きなようだ。

頭が混乱するぐらい、いろいろな作品を見ていく中、一番知りたくなったのは、「なぜ今、この人は、この作品をこのように作ったのか?」という理由だった。そして、気にかかった作品の脇に立つ作者に質問をして歩いた。理解できたり、理解できなかったり、とても面白かった。

3時間ほど、見て回り、表彰式が始まる前に退散。もうお腹いっぱいという感じだった。アーティストとして生きることの重い部分と軽快な部分の両方を感じたのだった。

家に戻り、さすがに疲れが出て、そのまま寝てしまう。午後9時、家族と夕食。一日が終わった。

  
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March 07, 2009

オフ、高円寺に住むスタッフと懇親

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本日オフ。午前中、HDDに録画しているTVアニメを見る。

このクールで見ているのは、「黒執事」、「ミチコとハッチン」、「機動戦士ガンダムOO」、そしてオヤジらしく「ゴルゴ13」。

その中で、割と真面目に観賞モードは、「ミチコとハッチン」。ラテンアメリカのどこかという世界観。スタイリッシュなタイトルバックで、すでに引き込まれてしまう。女性の監督、そして俳優さんたちが声優を務めている。

ブランチは、いつものごとく「ひら石」へ。ワンパターンで、ごま味噌ラーメンのBセット。その後、家に戻って読書。

午後7時、高円寺に住んでいる大学のスタッフ、大嶋哲史くんと島崎亮輔くんと待ち合わせて、まず夕食。前から、彼らとは一度、いっしょに食事をしようという話だったのだけど、休みが揃うことがなかなか無かったのだ。

今日は、リーズナブルな値段でフランス料理中心に欧風料理を食べさせてくれる「ABRAXAS(アブラクサス)」へ。ここに置いてあるワインは、オーガニック。美味しいと食べたり飲んだりしているうちに、気がつくと満席になっていた。彼らの実家の話を楽しく聞いた(写真Click!)。

9時半、本部での仕事を終えて、西荻窪に住んでいる田中大くんも合流。10時過ぎ、彼らが行きたがっていたバー「FREE BarD」へ。

いつものように、オーナーバーテンダーのマークくんが迎えてくれる。マークくんの好きな世界が、隅々まで表現されているこのバーは、いつきても、ぼくには居心地が良いところだ。

みんな、気に入ったようで、気がついたら午前1時半。そこで解散となった。


  
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March 06, 2009

今期最期の大学入試・夜は送別会

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午前9時半、お茶の水の東京本校に寄り、その後、すぐに秋葉原メインキャンパスへ。

今日は、大学の最期の入試日。毎年、3月に最期の入試を行うのだけれど、この時期、素晴らしい留学生に出会えることが意外に多い。今日の面接でも、いろいろ感動があったのだった。

入試終了後、片付けをして、午後3時から大学院カリキュラムリニューアル委員会。2010年からの改変へ向けて、委員の先生方に事務方も混じって、真剣に話し合っている(写真Click!)。こういう熱い議論が、学校を向上させていく原動力に違いない。

午後5時過ぎ、オフィスに戻り、通常の仕事。午後7時に、お茶の水に移動。その後、近くの居酒屋で、スタッフの送別会。確かに、そういうシーズンだ。

たくさんのスタッフたちからの送る言葉が書かれたJengaというアイデアが良かったのだけれど、そこで、そのままゲームが始まって、なんだか、ぼくも夢中になってやってしまった(写真)。酒宴で盛り上がるゲームだね。

11時半に終了。金曜日の夜らしい雰囲気を満喫したのだった。
  
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March 05, 2009

落ち着いて仕事ができた一日

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午前10時半、東京本校へ。本部のスタッフと軽く打ち合わせ。その後、徒歩で、秋葉原のオフィスへ移動。

午後2時、総務省情報流通行政局地域通信振興課沖縄国際情報特区構想推進室という恐ろしく長い部署名を持つところからの調査委託で動いているNTTデータ経営研究所の方からのインタビュー。

デジタルハリウッドが設立されて数年後、沖縄から、いろいろお誘いがあり、ぼくも何度か訪問したことがある。地域振興策として、人材育成、産業の誘致というのは、王道だが、実現への道は結構厳しいものだ。1時間ほど、たっぷり話をした。

その後は、ずっとデスクワーク。久しぶりに落ち着いてオフィスにいて、いろいろ細かい仕事ができた。

こういうときは、小さな音で、Jazz Pianoを流していることが多い。最近、活躍している女性ジャズピアニストは、一通り聴いていると思うのだが、オフィスでは、山中千尋さんを聴いていることが多い。

最近、知ったのだが、彼女はたくさんの賞をとっていて、ますます人気が上がっているそうな。ぼくは、さりげない感じとか、素直な流れみたいなことを感じて、仕事しながら、という状況で自然に選んでしまっている。

昨年出たピアノ、ギター、ベースというトリオの「After Hours」も、まさに’仕事しながら族’には最適という感じだけど、お酒が飲みたくなってしまう方も多いかも。

さて、落ち着いて、仕事をした後、午後9時、秋葉原からお堀沿いを歩いて、お茶の水橋へ坂を登っていく。ここの夜の雰囲気が大好きだ。登りながら見る聖橋がなかなか良いのだ(写真Click!)。

御茶ノ水橋に着いて、そこから聖橋を見る。これぞお茶の水という景色だった(写真)。

その後、東京本校に寄り、しばらくスタッフたちと打ち合わせをして、10時半に本日終了とした。
  
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March 04, 2009

ブルース・オズボーンさんとミーティング

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9時に東京本校へ。9時半から定例の経営会議。12時に終了。

その後、しばらく東京本校の運営スタッフと打ち合わせ。午後1時半に秋葉原のオフィスへ移動した。

午後3時、昨年の「親子の日」で、僕と息子の写真を撮ってくれた写真家のブルース・オズボーンさんとプロデューサーで奥様の井上佳子さん(写真)が、大学にいらした。

お二人は、7月の最終の日曜日を「親子の日」と決めて、オズボーンさんが撮る親子の写真を中心に、賛同の輪を広げている。そこで、デジタルハリウッドの受講生や学生たちも、何かできないかということでミーティングとなった。

お二人と話していると、この世界を正面から受け止めて、やりたいことを、きちっと根付かさせながら、一歩一歩、前に進んでいくという、当たり前のようでなかなかできない生き方を感じた。素晴らしい方々だった。

4時過ぎにオフィスを出て、明治大学和泉校舎へ向かう。午後5時から、学生食堂の2階で、国際日本学部授業担当者懇親会に参加(写真Click!)。

昨年から、「クリエータービジネス論」という科目を1年生の前期というフレッシュな時間帯で持たせていただいている。

今年は、国際日本学部は2年目ということで、教員たちも増える。ということでの懇親会なのだろう。国際日本学部は、広い学問領域からカリキュラムが構成されている。普段、話すことない専門分野の先生と話ができて、とても楽しかった。

午後7時の中締めまで懇親会に参加して、今日は、まっすぐ帰宅したのだった。


  
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March 03, 2009

取材に対応

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午前中、東京本校によって、徒歩で秋葉原へ移動。11時にオフィスに着く。さっそくスタッフと打ち合わせ。

午後2時、ぼくが代表を務めさせてもらっているマルチメディア放送ビジネスフォーラムからの取材が、学長室で行われた(写真)。

福岡ユビキタス特区で、現在、試験電波が出始めており、いよいよマルチメディア放送という新しい可能性を持つメディアの本格的な運用が始まる。

しかし、すでにビジネスフォーラムが始まって4年が経っている。その間に、紆余曲折があった。新たなメディアの産みの苦しみというのだろうか? 

4年前の時点では、ラジオがデジタルになり、音質が良くなり、映像も送れるというような認識だったのだ。それが、今では、これまでの放送という枠を超えて、課金音楽配信、マーケティング、番組連動コマース、デジタルサイネージ、IP伝送、さらに個別場所別の緊急時災害放送など、じつに様々のことができることが理解されてきた。

もちろん、このマルチメディア放送と呼ばれているものが、全国展開するのは、テレビのアナログ波の完全停止後だ。すでに、それを睨んだ株式会社マルチメディア放送という会社も、この1月に設立されている。

インターネット側の人材が持つビジネスモデル、表現手法、サービスが、スムースに放送とつながっていくのだから、ちょっとワクワクする感じだね。

午後3時からは、千代田区観光協会からの取材。観光資源を建物や場所だけに求めるのではなく、人材という点にもフォーカスをしようとのこと。

いろいろな質問があったのだが、最期に、千代田区といって、最初に思い浮かぶ景色はなんですか?と聞かれ、ぼくは即座に、ニコライ堂の屋根と答えたのであった。みなさんは、いかがだろうか?

午後5時からは、内部推薦で大学院に進学した学生たちと、大学院教務スタッフとの初顔合わせ(写真Click!)。ぼくも、彼らに期待していることを明確に伝えた。

午後7時からは、セカンドキャンパスで、大学院入試の面接。デジタルハリウッド大学院は、夜間と土日で通える大学院ということで、社会人が多く受験されるのだが、4月入学へ向けてのギリギリでの受験者数が増える傾向。10時過ぎに終了。

それから、オフィスに籠もって仕事をしていたら、0時になる。外に出ると、相当に寒い。明日は雪なのだろうか?という感じで、本日終了。
  
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March 02, 2009

本日オフ

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本日オフ。

2日間、歩き回っていたので、さすがに体は疲れ切っているのだが、卒業制作展を見て、もっと彼らのために、いろいろできたなという反省点もあり、頭は興奮気味で、あまり深く眠れなかった。

午後、やっと家を出て、近くの「アジアのごはんやさんクリシュナ」へ。この店は、ネパール人のオーナーが、水で伸ばさないという拘りのカレーを出してくれる。

mixiの「やっぱり高円寺!」というコミュでも、トピックが立って応援が始まっている。前も書いたけれど、ぼくのお気に入りは、チキンティカマサラカレー(写真)。チキンがタンドリーチキンになる、おいしいよ。

その後、いろいろ用を足して、夕方、秋葉原メインキャンパスへ。エントランスホールでは、学生たちが、グループ展の相談をしていた(写真Click!)。都内のギャラリーを借りてゴールデンウィークにやるという。

しばらく、学生たちと歓談。4年生たちの卒業制作展にかなり刺激されているようだった。そのままメインキャンパスの事務室で、メールチェックなどをする。

午後8時半から、しばらく会っていなかった業界の友人と会食。3時間ほど話が盛り上がって、本日終了。
  
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March 01, 2009

第1回卒業制作展・2日目

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午前10時、家の電話が鳴る。東京本校での「デジタルメディア概論」が始まるとのこと。ぼくの予定表では、いつものように12時からになっていた。

11時に東京本校セミナールームに着き、授業準備、11時半から始める。40人あまりの受講生に90分ほど待っていただくことになった。スケジューリングのミスは起きないように、システムができているのだが、まさかのことだった。まず受講生に謝って、講義開始。

ということで、気合いを入れて、脱線せず、講義をやり、なんとか予定の1時間遅れの午後3時に終了。ちょっと休んで、すぐに秋葉原に移動。

デジタルハリウッド大学の卒業制作展の2日目。会場には、業界人も多くいらしていたが、父兄の方々も大勢いらしていた。

秋葉原コンベンションホールでのゲストによるトークショーが終わり、いよいよ午後5時過ぎから、優秀作品発表会となった。ぼくは、司会とプレゼンテーター。すでに会場は満席だった。

今回は、第1回ということで、まずは代表的なジャンルから、それぞれ作品を選んだ。ステージ上で学生自らプレゼンをしてもらって、その後、ステージ上で、記念の盾を渡すという形で進む。

午後6時半に終了して、発表した学生たちと記念撮影となった(写真Click!)。その後、撤収が始まる。裏方たちの大活躍タイム。

午後8時半、メインキャンパスで、スタッフたちと軽く打ち上げ。今回の卒業制作展を仕切ったのは、大学教務の戸田さん(写真)。さすがに芸術系大学の出身とあって、制作展には慣れていて大活躍してくれた。

午後10時半、大学を後にしたのだった。


  
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