January 31, 2009
大阪校で「デジタルメディア概論」の講義
January 30, 2009
有識者会議と経営合宿
![]() | 午前10時、定例の取締役会。11時半に終了。すぐに秋葉原メインキャンパスへ移動。 12時半、5年が経ったデジタルハリウッド大学院をさらに発展させるために、異なる観点から、いろいろとご意見をいただこうと第1回の有識者会議を開いた。 今回、来ていただいたのは、元デサント社長で現相談役の田尻邦夫さん、日本コーン・フェリー・インターナショナル社長のフクシマ咲江さん、東京大学産学協同を担当する各務茂夫教授。また教員代表として、吉田就彦教授が参加された。 全3回で行うので、今日は、そもそものデジタルハリウッドのことや、これまで大学院がやってきたことの説明を中心にさせていただいた。すでにいろいろと質問や意見をいただき、2回目からは本格的な議論になりそうだ。午後2時半過ぎに終了。 すぐに大学マネージャーたちと共に、府中にあるクロス・ウェーブ府中という企業用のセミナーハウスへ向かう。今日は、久しぶりの経営合宿なのだ。 午後4時、クロス・ウェーブに着く。思っていたより、ずっと大規模な施設だ。すでに専門スクールや本部からもマネージャーたちが集まっていた。 柴田社長から、新しい組織論とこれから求められるリーダーシップについての講義から合宿開始。みんなで夕食を食べた後は、グループに分かれてのディスカッションとなった(写真Click!)。 ファシリテーターは、3年ぶりにデジタルハリウッドに再度ジョインした佐藤昌宏さん(写真)。グローナビを運営している経験を、どんどん生かしてくれそうだ。 10時に研修室が閉まるので、その後、さらに休憩ルームでのディスカッションが続いた。ぼくは、明日から出張なので、10時半にセミナーハウスを後にした。 皆は、明日発表となるので、どのグループも夜中まで作業を続けたとのことだった。 |
January 29, 2009
茂木先生にトロフィーを授与
![]() | 午前10時半、お茶の水東京本校へ。スタッフとの打ち合わせ。 午後1時半に秋葉原メインキャンパスへ。大学院の2学期の院生評価の最優秀教員となった茂木健一先生に記念トロフィーを受け取っていただく(写真)。担当された「Webプログラミング」の毎回の評価の平均が、5点満点で4.8というもの。素晴らしい。 茂木先生とは、実は長い付き合い。十数年前、初めて会ったときは、もの凄くレベルの高いハッカーという感じの方だった。今は、大規模かつ複雑なシステムのコンサルティングが本業となっていらっしゃるとのこと。教員室で、しばらく今後の技術動向について話し合ったのだが、とても楽しかった。 午後3時から、新潮社の単行本の編集者の方々とミーティング。何か始まるのか、始まらないのか、可能性だけ話し合った。 午後4時半、今日は朝から忙しくて、何も食べていなくて、秋葉原駅に隣接しているスタバでサンドイッチを食べ、5時に音元出版へ。 今日は、ここで、ある海外製の新製品の試聴を行う予定だった。しかし、行ってみると、その製品は、全部、分解されていた。 聞けば、昨日までは、何も問題がなかったのに、さきほど電源を入れたら、煙が出たというのだ。基板を見ると、トランジスタがひとつ焦げていた。 ということで試聴はできなかったのだが、オーディオ評論家の山之内正先生と、最近のUSBオーディオと呼ばれるジャンルのオーディオ機器の動向を語り合ったのだった。 これまでのオーディオと異なり、まったく駆動系を介さないオーディオというのは、音質を追求する高級オーディオマニアにとっても、試す価値があるものとなってきているのだ。 午後7時にメインキャンパスへ。7時半から、大学院の特別講義を聴講。今日の講師は、現在CCCのCOOとデジタルハリウッド社長を兼任している柴田励司さんだ。 一般公開の講義だったので、大学院生たちだけでなく、柴田さんのメルマガのファンの方々や、グループ会社社員たちも詰めかけて、3つ連続したセミナールームがいっぱいになっていた(写真Click!)。 テーマは、「Business x Digital x Hospitality」。新しいビジネス世界におけるリーダーシップを中心に語っていただいたのだが、なるほどと思うことばかり。リーダーとして、すぐに取り入れられることも多く実践的だった。 10時前に、オフィスに戻り、スタッフと打ち合わせて、11時に終了とした。 |
January 28, 2009
湯島聖堂で河口洋一郎先生の作品展示を見る
January 27, 2009
大学院教員会議
![]() | 10時半にお茶の水に着く。そこから歩いてセカンドキャンパスのオフィスへ。 デジタルハリウッドのSNSにメッセージが入ったというお知らせメールが、次々と届く。何かの話題が盛り上がっているのかなと、SNSに入ると、ぼくの誕生日を祝ってくれるメッセージだった。有り難いことだ。 12時半にメインキャンパスへ移動。大学院事務局と打ち合わせて、午後1時から大学院教員会議。 日本で初めての株式会社立の専門職大学院として開校して、この3月で丸5年。これまでFD活動、カリキュラムや講座の変更、いろいろな改善など手を抜かずにやってきたということは確かだ。 しかし、ぼくも含めて教員たちも、そして大学院事務局も、今、急速に変化が始まった社会において、この専門職大学院が、どのようにあるべきかを再定義し、リニューアルをしていこうという考えだ。ということで、今日も議論はつきなかった(写真Click!)。 会議の最期にこの場を借りて、院生による教員評価が高かった斎賀和彦先生の表彰をさせていただいた(写真)。先生のブログ「mono-logue」は、映像制作系の業界人では有名だ。ぼくも読者のひとり。 会議は、午後3時に終わり、その後マグノリアコンサルティングの渡部社長とミーティング。午後4時過ぎにセカンドキャンパスのオフィスに戻る。 昨日の産経新聞に本学1年生の森治樹くんたち「ぴゅーりふぁいず」が秋葉原で展開しているプロジェクトAkihabara Bridge Campaign(通称ABC)のことが、かなり大きく紹介されていて、大学スタッフたちは、その話題で盛り上がっている。 このキャンペーン、秋葉原の英語が話せる店員さんやメイドさんに、彼らがデザインしたバッチをつけてもらって、海外の方々が一目で英語でのコミュニケーションができる人を見分けられるようにするというもの。 本学の学生やボランティアの方々も参加し始めているので、すでに100人以上がバッチを付けているとのこと。アキバ系英語サイト「AKIBANANA.COM」を通じて、海外の方々に、このキャンペーンが知られるようにもなっているのだそうだ。ぜひ、もっと発展して、秋葉原に定着して欲しいね。 夕方から夜までは、ずっとオフィスにいたら、いろいろなところから、どんどんメールや電話があって、その対応をしていたら、あっという間に、午後10時半になった。 とりあえず、キリをつけたところで、本日終了とした。 |
January 26, 2009
本日、代休
![]() | 土日を働いたので、本日代休。 8時に起きて、午前中は、いろいろ用事を足すために区の出張所や銀行を回る。 午後1時、30年近くお世話になっている美容師田積さんの店へ。場所は中野の新井薬師の近く。半年ぶりぐらいだろうか? 長髪だと、けっこうほっておいても、だいじょうぶだと、ぼくは思っている。 帰りは、中野ブロードウェイを抜けて、サンモールを通って中野駅へ。ぼくは、小学校6年まで、中野駅のすぐ近くに住んでいたので、サンモール(写真)を歩くと、子供の頃をなんとなく思い出す。 高円寺に戻って、いつものように駅前の上島珈琲店に入って、vaioを広げて、1時間半ほど仕事。 家に戻って、スギヤマスタイルの文章を打ったり、夕食を挟んで、なんだかんだ午後10時まで仕事。 せっかくの休みだったということを思い出して、ちょこっとだけ仲通りのFREE BarDへ。ここのカウンターが良いんだよね(写真Click!)。 寝る前なので、ラム酒を頼む。今日のマークくんのチョイスは、Santa Teresa 1796。ベネズエラの代表的ラムとのこと。ちょっとだけライムをしぼって、ロックで飲めとのこと。美味しかった。 |
January 25, 2009
大学AO入試、夜は家族でラスメニーナスへ
January 24, 2009
大学院のゼミ長会に参加
January 23, 2009
滝村雅晴さん、パパ料理研究家として独立!
![]() | 本日の後半。東京駅で降りて、丸ビルのConran Shopで、ちょっと買い物をした後、東京本校1階セミナールームへ直行。 午後7時からの滝村雅晴さん(写真)のお別れパーティ。早めに仕事を終えて、多くのスタッフと元スタッフが集まってくれた。 デジタルハリウッドに関わった人なら、多くの方が滝村さんをご存じだろう。滝村さんは、95年1月に最初の正社員としてデジタルハリウッドに入社。以後、様々なポジションで大活躍してくれた方だ。 その滝村さんが、デジタルハリウッドの仕事と共に、大事にしてきたのが、お父さんが作る料理。滝村さんが毎日つづっているブログ「ビストロパパ」は、昨年12月で、1000日連続でアップされており、今や人気ブログのひとつだ。 その滝村さんが、21世紀は心の時代になると予測、家庭のお父さんたちに元気になってもらいたいということから、パパ料理研究家として、今年、独立されることに決めたのだ。 お別れパーティでは、いろいろな仕掛けがスタッフたちにより用意されていたのだが、「本当に料理ができるのか?」という疑問の元、食材がいきなりステージ横から出てきて、滝村さんが料理をしてみせることに(写真Click!)。見事な包丁さばき、3種類のドレッシングを作り、みんなに美味しいサラダを食べさせてくれたのであった。 また、デジタルハリウッド名物ともいえる「パワポ漫才」を関さんとの名コンビで熱演してくれた。みんなで大笑い。この漫才を見ることができなくなると思うと、ちょっと寂しい。 人生の後半が見えたとき、自分の道を自ら切り開くことを決めた滝村さんを、心から応援したいと思った夜になった。 |
しずおかデジタルコンテンツグランプリ表彰式
![]() | 10時に家を出て、直接、東京駅へ。11時過ぎの新幹線で静岡へ向かう。今日は、しずおかデジタルコンテンツグランプリ2008の表彰式なのだ。 静岡県では、デジタルコンテンツ産業の育成に力を入れていて、そのひとつとして、毎年開催しているのが、このグランプリで、今年で4回目だ。その前には、ホームページグランプリを3年ほどやっていた。 表彰式の会場は、静岡駅から歩いてすぐのサールナートホール。クリエイティブな雰囲気があるホールで、ぼくは大好きだ(写真Click!)。 主催者の県庁の方々と事前打ち合わせをして、午後1時半から表彰式。この表彰式には、石川嘉延静岡県知事が出席。 各賞の発表と作品上映が交互に行われた。グランプリ受賞者は、知事から直接表彰を受け、うれしそうだった。こういうグランプリに知事自ら出席されるというのは、素晴らしいことだ。ぼくは、最期に審査委員長として総評を述べさせてもらった。 午後3時過ぎからは、今回から審査員に加わったアートディレクターの田中秀幸さんと、ステージ上で対談。対談と言っても、田中さんの半生を追いながら、クリエーターとして生きていく、いろいろな秘訣を見つけようと、ぼくが根掘り葉掘り聞き出すというものなった。 田中さんも、会場に詰めかけた若いクリエーターたちに役立つ秘訣を、惜しみなく披露してくれた。近年、大きな賞を受賞され、ますますアートディレクターとしての評価が高くなる田中さん。表彰式終了後も、丁寧に受賞者たちからの質問に答える姿が印象的だった(写真)。 午後4時半、静岡駅で、東京行きの新幹線ひかりに飛び乗った。 本日の夜については、もう一本、ブログアップ! |
January 22, 2009
秋葉原のキャンパスにいた一日
January 21, 2009
学生や院生と共にショーン・レノンさんと会う!
![]() | いつものように朝9時からの経営会議で始まる。11時からは、佐藤さんがファシリテーターになって、みんなで討議。ちょっと盛り上がって、時間をオーバーして、12時45分までやった。 その後、本校から徒歩で、秋葉原へ移動。途中でランチ。オフィスでしばらく仕事。 午後4時、サードキャンパスの会議室で、大学マネージャー会議。いろいろと報告事項が多かった。 午後6時過ぎ、今度はJRでお茶の水へ移動し、東京本校で、小倉以索先生と広報の川村さんと待ち合わせて、恵比寿のリキッドルームに向かった。今日は、ショーン・レノンのライブなのだ。 このライブ、ショーンさんの発案で、ライブのバックに日本の若いクリエーターの映像を流してみたいということがあった。そこで、デジタルハリウッドとして協力することになった。 年末に学内で説明会をやって、そこから2週間で制作という、どんなプロでも厳しいスケジュール。院生や学生や、さらに我武者羅應援團も、映像制作をしてくれた。 来日したショーンさんたちが、それらの映像を見てくれたのだが、結果的には、アートディレクションの摺り合わせの時間がなく、どうしてもライブに入れることができなかったということで、残念ながらライブでは、映像が流れないことに昨日なっていた。 しかし、制作に参加した人たちは、みんなライブに招待された。ライブは、サポートで参加した小山田圭吾さんらの演奏も素晴らしく、ショーンさんのキメラミュージックのミュージシャンたちと、いつも組んでやっているようなライブだった。 ぼくが驚いたのは、ヨーコ・オノさん。登場すると、そのままのメンバーで、そこはそのままプラスティック・オノバンドとなり、ショーンがお母さんを盛り上げるべく、バンドを一生懸命リード。 1曲目、ヨーコさんは、トレードマークの帽子にホットパンツという、まったくロックアイコンのままの出で立ち。スピード感があるスキャットと、豊かな声量。ビートルズより少しお姉さんだった彼女は、東京大空襲も経験しているという1933年生まれ、凄すぎる。 ライブが終わり、ショーンさん(写真)もヨーコさんも、グッズ販売コーナーに出て、ファンとちゃんと交流。ぼくたちは、その後ろのカフェで待っていて、10時過ぎから1時間あまりも、ショーンさんたちと交流が持てた(写真Click!)。 我武者羅應援團も本領発揮で、その場で熱きエールを送った。その様子は、彼らのブログで紹介されている。 そんなわけで、ビートルズをリアルタイムで経験した世代のぼくとしても、感無量の一夜だったのだ。 |
January 20, 2009
慶應SFCで、ゲスト講師
![]() | 10時に新宿駅へ。10時28分の藤沢行き小田急線に乗り、一路、湘南台駅へ。そこからタクシー、予定通り12時前に、慶應SFCに到着。さっそく小川克彦先生の研究室へ向かう。 小川先生とは、先生が横須賀のNTTサイバーソリューション研究所の所長をやっていらっしゃった頃からのお付き合いだ。今では、デジタルサイネージと呼ばれるようになった分野についても、いち早く、デジタルハリウッド横浜校の受講生の作品を利用していただき、みなとみらい駅の「 みらいチューブ」で実験していただいのを昨日のように覚えている。 広いSFCのキャンパスを進んでいくと、低い丘の上に、しゃれた山荘という感じで作られている小川克彦研究室が見えてきた。中に入ると、そこは吹き抜け、先生が2階から降りていらしたのだった(写真Click!)。 小川先生には、これまで2度ほど、デジタルハリウッド大学院のゲスト講師をお願いしたことがあった。今日は、逆にぼくが、先生が持つ「メディアの変遷と未来」という講義に呼ばれたのだ。 キャンパスの教員専用食堂でランチを食べながら、一頻り打ち合わせをして、教室へ向かった。すでに階段教室には、200人を超える学生たちが集まっていた。学年の制限は無いとのこと。1年生から4年生までいるとのこと。 大きな階段教室を見渡して、最初に気がついたのは、多くの学生がノートPCを開いているのだが、そのPCの半分以上が、MacBookということだ。なんとなく納得。 さて、講義は80分間、ぼくの「Re-Designing the Future!」というお馴染みのコンセプトを基軸に日本の未来予測を述べさせてもらった。10分間質疑応答をして講義終了となった。そこで、小川先生の撮影(写真)。お礼を行って慶應SFCを後にしたのだった。 秋葉原メインキャンパスへ戻り、午後6時、橋本大也先生の紹介で、中国国家版権局直属機構・中国版権保護センターの仕事をされている森田栄光さんとミーティング。 長く中国での仕事をされてきた森田さんによると、今、中国では大学を含む1000以上の学校でアニメーションを教えていて、その学生総数は50万人と言われているとのこと。 中国政府としてアニメ人材育成は国策というわけだ。それは、もちろん、アニメ作品が次世代を担う子供たちの心に大きく影響するからだ。国産アニメ制作に力を入れる理由はよくわかるね。 午後7時からは、大学院の入試の面接官をやる。午後9時に終了。その後、オフィスで少し仕事をして、いつもより早く10時半に引き上げた。 |
January 19, 2009
天野昭先生の最終講義
![]() | 今日は、朝、メインキャンパスで、ぼくが1990年ぐらいから、ずっとお世話になってきた天野昭先生の最終講義(写真)。天野先生は、ぼくの心の師なのだ。 天野先生は、若い頃からメディアのプロデューサーとして活躍され、1983年には、新しいコミュニケーションの時代を先導する月刊ニューメディアを創刊、以来、デジタルメディアについての辛口ジャーナリストとして、また大学教員として活躍されてきた。本学では開学時から、お世話になってきた先生だ。 最終講義では、映画「楢山節考」の内容を説明されながら、人間の心についての話をされた。「人間の持っている心の虚偽への理解が必要」という言葉が、とても深く響いた。 そして、「あきらめ、それは、ひとつの合理化である」という言葉は、学生たちだけではなく、ぼくにも向けていただいた言葉だと受け取った。 合理化してしまえば、納得できるとしても、それをやっては物事は成就しないという意味でもあると思うのだ。そして、先生から「執念」という言葉もいただいた。素晴らしい最終授業だった。 午後2時からは、定例の社内監査。主にセキュリティ関連のチェックだ。 2時45分、大学院スタッフと待ち合わせて、大手町にあるオプト社へ。今日は、オプト社執行役員で、大学院で教えている福岡裕高教授の教員表彰。日頃の感謝を述べさせていただいた。 大学院では、すべての毎回の授業で、院生による授業評価が行われている。ということで、学期ごとの評価が出るのだ。上位3番目までの先生に、小さなトロフィーを差し上げているのだ。教員評価が根付いている本学らしい特徴だ。 セカンドキャンパスに戻ると、そこでは、小倉以索先生のゼミの最終発表会が行われていた(写真Click!)。ジャンルを超えた映像作品を制作するゼミなので、なかなかの人気ゼミだ。初めての大学からの卒業制作ということで、小倉先生も楽しみにされていた。 午後7時からは、メインキャンパスで、定例の大学教員会議。後期も大詰めということで、報告事項が多く、議事進行がたいへんだった。8時半過ぎに終了。 その後、オフィスで仕事を片付けて、10時に小倉以索ゼミの打ち上げにスタッフと共に途中参加。場所は、神田神保町の「カフェ フルーク」。元デジタルハリウッド大学院スタッフの高岡要吏子さんがオーナー店長のカフェだ。 11時で打ち上げが終わり、本日終了となったのだった。 |
January 18, 2009
本日オフ
![]() | 本日オフ。なんだか、まったく起きられずに、午後1時まで、ずっと寝ていた。 iPod touchが、だいぶぼくの日々の生活に融け込んできた。ベットから出ないまま、産経新聞を読む。自動的に枕元に新聞が届くような感じだ。IT Mediaも便利に読んでいるが、見出しの羅列を見ても、ちょっと記事の中身が想像できなかったりする。 ところが新聞のレイアウトそのままというのは、やっぱり、ニュースの重要度などが、見出しの大きさや記事の大きさや場所に現れているので、ぼくらのような古い世代には、やっぱり便利だ。 さて、コンピュータ育ちのぼくは、結局、日本のケータイを生活の一部のようには、使いこなさなかった感じがある。もちろん、ガジェットオタクという面があるので、どんどん付加されていった機能は、ほぼ試している。モバイルSuicaやGPSを使っての息子の位置探索など、まさに生活の必需品だ。 そのぼくが、iPhoneから、電話と撮影の機能が無いiPod touchを、携帯音楽プレーヤーとしてではなく、いろいろに使うとは手に入れる前は思っていなかった。結局、ネットにつがなる小さなパソコンという製品なので、ぼくの感覚とソリが合うのだろう。 なんだか、胃腸が疲れているので、夜は家族で、高円寺の庚申通りにあるベトナム料理屋オーセンティック(写真Click!)へ。 ここは、メニューを見ると料理の種類が多いので、けっこう悩む。しかし必ず今日のお奨めが黒板に書いてあるので、いつも、それを中心に食べる。新しい料理に出会えるので楽しい。 さて、最期の閉めに、ぼくはベトナム風プリン(写真)を頼む。しっかりしたプリン味。まさにオーセンティックなお味だった。 |
January 17, 2009
南雲先鋭と講演会、夕方からはTokyo Remixed 01
![]() | 午前11時、東京本校へ。スタバでランチを食べながら、メールチェック。 12時から8階で、東京本校スタッフと打ち合わせ。12時45分から学校説明会で、ちょっと挨拶。「Digitful World」の話をさせてもらった。 その後、南雲先生とちょっと打ち合わせて、1時半から、「図解でわかるヒット商品の配色術」出版記念の講演会。 南雲先生がデジタルハリウッド専門スクールの先生になっていただいたのは、創業から間もない頃だった。今では、デジタルハリウッド大学も含めて、ぼくたちが誇る看板教授だ。 先生が受講生や学生に接する態度は、教育者であれば、誰もが理想とするものだろう。しかし、それを実際にできるかと言われれば、それは容易ではない。結局は、自己を教育者として、どこまで律することができるかという問題だからだ。 さて、そんな南雲先生と、共著をできるなんて、この本の企画があがるまで、まったく想像したことがなかった。南雲先生も、そのように発言されている。しかし、とても興味深い本が、実際にできたのである。 ということで、南雲先生とぼくは、自信をもって、今日の講演会をやった。1階セミナールームには、100人もの人たちが集まってくれ、ヒット商品とその配色について、楽しい解説ができたのであった。 午後4時、秋葉原メインキャンパスへ。今日は、これから「Tokyo Remixed 01」と名付けられた修了生たちを中心とする交流会。今日は、1期生、2期生を中心に、起業した会社や新規事業について、4組の発表が最初にあった(写真Click!)。 修了生たちを始め、現役の院生、そして進学が決まっている本学の4年生や、専任教員たちが参加していた。修了生たちの動向を知ることは、みんなにとってたいへん意義があることだ。 最初に発表したのは、マンション管理組合向け情報共有システム「コラボ」をメイン業務とするディグアウト社を起業した橋本邦之さん。説明を聞いたのだが、「コラボ」というのは、とても良くできたシステムで感心した。大規模マンションの管理組合に徐々に取り入れられているそうだ。素晴らしい。 またSecond Life参入支援で、有名になったメルティングドッツ社の浅枝大志社長が、新しいアバターサービスweblinについて紹介があった。時代のキーワードは、リアルタイムだそうだ。深く納得! 6時半からは、セミナールームを移って懇親会。さらに9時から、駅前の居酒屋で二次会。ぼくは11時半で失礼したが、多くの修了生が3次会で朝まで交流をしたそうだ。 |
January 16, 2009
パンフレットのための撮影
![]() | 10時に東京本校へちょっと寄って、徒歩でセカンドキャンパスのオフィスへ。 午後2時半まで、オフィスで仕事をして、神田神保町にあるOKANO STUDIOへ。今日は、2009年度のスクールガイドに掲載する写真撮影とインタビューがあるのだ。 スクールガイドのアートディレクションは、長年、ぼくたちに付き合ってくれているグラフィス社の伊豫社長と小笠原さん。 今回、大判写真ならではの空気感を出したいということで、伊豫さんが指名したカメラマンが、数々の受賞歴を持つベテランのカメラマン岡野隆一さん(写真)。 4x5のカメラは、直接、17インチMacBook Proと繋がっている。さすがに大きなデータなので転送と表示に少し時間がかかる。その写真を、実際に見ながら、細かく議論をしての絵作り。プロ同士のこだわりは、被写体になったぼくにも伝わってくるのだった(写真Click!)。 午後5時過ぎからは、その場でインタビューを受ける。その間も、その様子の撮影が進む。 午後7時にオフィスに戻り、そのまま午前0時まで仕事をして本日終了とした。 |
January 15, 2009
「ビジネスコンテンツビジネストレンド」の試験
![]() | 10時半、秋葉原メインキャンパスへ。事務局で仕事開始。ちょうど、橋本大也先生が上梓された「情報力」という本が届いていた。この本、先生が講義で構築したものを、単行本としてまとめられたとのこと。 『これまでになかった「情報」を「知恵」する技術』というのがキャッチ。「情報」という字が特色でピカピカ光っていて、すごく良い装丁だ。 ここ数年、デジタルハリウッド大学や大学院での講義を下敷きにして、単行本を上梓される先生が、多くなってきている。うれしいことだ。 午後1時、セミナールールーム1,2,3を繋げて、ぼくの講義’デジタルコンテンツビジネストレンド’のペーパー試験。試験は、厳かにやっている(写真Click!)。 午後2時半、メインキャンパスのミーティングルームへ。大学4年生の高橋くんが、卒業制作のためにぼくのインタビュー映像を撮りたいとのこと。デジタルハリウッドについての質問に答えた。 セカンドキャンパスのオフィスへ戻り、さっそく、採点を始める。かなり文章を書いてもらう試験なので、採点も機械的にできないので、時間があるときに、ちょこちょこやらないと終わらないのだ。 午後5時45分、セカンドキャンパスから徒歩でお茶の水の明治大学の大学会館へ向かう。明治大学の学長室主催講演会「国際化時代における魅力ある大学づくり」に参加。 文部科学省高等教育局学生支援課留学生交流室の織田さんが「留学生30万人計画と今後の取組」、国際日本学部の横田先生が「留学生30万人時代の大学はいかにあるべきか」というテーマで、それぞれ講演。勉強になった。 午後8時半、東京本校2階の事務局でデスクを借りて、セカンドキャンパスのスタッフと連絡をとりながら仕事。午後9時半で、本日終了とした。 |
January 14, 2009
秋葉原駅の「クルマニオン」ポスター
![]() | 8時半、東京本校の目の前のスタバでコーヒーを飲む。9時から定例の経営会議。12時に終了。 東京本校の事務局によった後、JRで秋葉原へ向かう。今、秋葉原駅の京浜東北線と山手線のホームから1階のコンコースに降りるエスカレーターのところに、TOYOTAの「クルマニオン」キャンペーンのポスターが連作という感じで貼ってあった。あれ本学の学生だ!(写真Click!)。 このキャンペーン、大学のサークル活動にサークル・オフィシャルカーとしてTOYOTA車を1ヶ月貸してくれるというものらしい。若者たちに車の楽しさを知ってもらって、TOYOTAのファンにもなってもらおうという広報活動というわけだ。 「クルマニオン」サイトを見ると、すでに多くの大学から多くのサークルが参加しているようだ。その活動の様子がポスターとなって秋葉原駅に貼られているわけだが、ここにはデジタルハリウッド大学のものだけ、それも、それぞれ違う写真とコピーのポスターが貼ってある。 ということは、今、それぞれの大学キャンパスの最寄りの駅に、同様にその大学のサークル活動がポスターになって貼ってあるわけだ。なんという手間暇がかかっているキャンペーンなのだろうか! TOYOTAの本気度が伝わってくる。マスメディアを利用しない広報の好例だね! オフィスで昨日に引き続き、原稿打ち。午後4時からは、富士ソフトビルにあるサードキャンパスの会議室で、定例の大学マネージャー会議。 午後7時前、オフィスに戻り、ライブラリーやフリーPCルームで勉強をしている学生たちの様子を見てまわる。遠目から何か笛かなと思って近づいてみたら、お菓子だった。「かぶりつきコロン」というのだと学生たちに教えてもらった。 今や全国区になったあの’恵方巻き’にみたてたのだそうだ。お菓子にエンタテインメントを持ち込んだようなこの商品、遊び心を感じるね。これもクリエイティビティだね。 その後も仕事をして、朝、早かったので、今日は9時半に退散。 |
January 13, 2009
石灰石が主原料の紙
![]() | 午前10時、直接、秋葉原のオフィスへ。今日は、ずっとオフィスに籠もる予定。ランチも部屋で済ます。 午後1時、TBMエージェンシーの田口厚社長が訪ねてくる(写真)。田口さんは、その昔、東京本校の研究所内に、苅宿俊文先生(現青山大学教授)の「学習環境デザイン研究工房」があった頃のメンバー。そのときは大学生だった。 時は流れ、32歳になった田口さんは、WEB制作会社の社長をやっているのだが、今、力を入れているのは、関連会社が輸入元となったという石灰石から作られた紙の啓蒙活動だ。 一頻り、昔話をした後、さっそく田口社長が持ってきてくれたサンプルを見た(写真Click!)。見た目は質の良い紙という風合いなのだけど、触ってみて驚いた。手触りがまったく違うのだ。少し重さを感じるし、しっとりしているのだ。 開発したのは、台湾の会社とのことで、すでにヨーロッパでは、ViaStoneという商標で知られ初めているとのこと。 この紙、木材パルプをいっさい使わない。また石灰石は色が白なので漂白もいらない。また燃やすと石灰が残って再利用できるという画期的なエコ商品。 さらに、強度がある。ひっぱっても、そう簡単に破れない。さらに耐水性が高くて、水を吸わないのだ。サンプルをぐちゃぐちゃにしたり、細かく折りたたんだりしたのだが、折り目が深くはつかず、耐久性もとても高そうだ。 すでにハーゲンダッツのエコバックや、北京オリンピックの日本選手のためのランチョンマットなどに使用されたそうだ。コスト高は、同じ仕様の通常紙に比べて1〜2割とのこと。繰り返して使えることを想定するなら、むしろ安いというわけだ。 日本では、まだ商標を完全には確定していない段階とのことだが、ストーンペーパーについてサイトに紹介されているので、興味のある方は、ぜひチェックを! 今年は、衆議院選挙があると思うが、雨風にさらされる選挙ポスターには、このエコ商品は最適だね。 夕方、予定していた会議がキャンセルとなる。その後は、ずっとオフィスに籠もって、いろいろ頼まれたものの原稿打ち。 午後8時半、今日は早めに上がった。 |
January 12, 2009
マクドナルドの新春懇親会へ
![]() | 今日は、「成人の日」。1月15日だった頃が染みついているので、未だに1月の第2月曜というのに慣れないね。 今日は、気が向いたので、ランチにお子様向けイメージで、スパゲッティナポリタンを作る。スパゲッティだから、料理しましたと胸を張れるほどではないけれど、麺のゆで加減だけは、気をつけている。家族には好評だった。 午後4時、芝のザ・プリンスタワー東京の地下2階コンベンションホールへ。今日は、日本マクドナルドの新春懇親会なのだ。 第一部は、新日本フィルによる演奏。このホールを見ると、宴会場といってしまえないほど、建築音響からの壁面設計が行われている(写真Click!)。 そこに、多くの人たちが、ブラックタイという招待客たち。女性はカクテルドレスの方もいる。指揮者の方も言っていたけれど、毎年ウィーンで行われているニューイヤーコンサートのような雰囲気でもあった。 ゲストプレーヤーの古澤巌さんのバイオリンは素晴らしく、チゴイネルワイゼンなどお馴染みの選曲により、リラックスして楽しめた。やっぱり、ときどき、オケの生音は聴かねばと、反省した。 第二部は、懇親会。さっそくチーフ・ハッピネス・オフィサーのドナルド マクドナルドにも会えた。今年度、日本マクドナルドの売り上げは、5100億円で過去最高とのこと。凄いね。 原田泳幸社長が、Appleからマクドナルドに移って、もう5年だろうか。マクドナルドらしい新年賀詞交歓会をやろうと、新日本フィルを招いてのニューイヤーコンサートは、今年で4年目とのことで、もう会社の文化のひとつになっている感じだった。 ぼくは、懇親会を途中で失礼して、午後7時半に家に戻る。夕食後は、読書をして過ごした。 |
January 11, 2009
本日オフ、母親の家へ
![]() | 朝9時に家を出て、国立の母親の家に向かう。電話の子機の専用充電池の寿命がきたということだったので、新品を届けるのだ 。 母親の家に着き、ちょっと手伝いをした後、庭に出る。ところどころに赤い花が見える。寒椿とのこと。母親は、長い間、お茶をやってきたので、庭には、茶花として使える花がけっこうあるのだ。 背の高さが20cmぐらいしかないものもあった(写真)。これは「低寒(ていかん)」と呼んでいるとのことだけれど、サザンカのカンツバキ品種らしい。冬に咲く赤い花って、力強い感じがする。 午後2時に高円寺に戻る。午後4時過ぎ、いつものように駅前の上島珈琲店へ行き、無糖ミルク珈琲のLサイズを頼んで席に着く。Lサイズは半分をポットに入れてくれるので、長居するときに良いのだ。 さっそくVaioを広げて、文章打ちモードへ。午後6時過ぎに店を出て、散歩がてら早稲田通り沿いにあるGuitar Shop Z'sへ。新年の挨拶をした。 夕食後、年末に高嶋さんが持ってきたBossのコーラスDC-2(写真Click!、紫色のエフェクタ)を試すべく、いくつかのBossの古いエフェクターと組み合わせて、ストラトで弾きながら音を聴いてみた。 まさに昔、よくレコードから出てきた典型的なコーラスの音だった。今度は、スタジオで大きな音で聴いてみたいと思った。 |
January 10, 2009
'特ゼミ’発表会へ
![]() | 午前10時過ぎ、秋葉原メインキャンパスに着く。 今日は、大学院の’特ゼミ’の内部の発表会。今日は、3回発表会があるうちの1回目。’特ゼミ’では、ビジネス企画+デモの両方を要求される特別プロジェクト。 優秀な作品は、後に外部の企業人や投資家を招いて行われる’ビジネスプラン発表会’で発表できることになる。本学の大学院の中でも、もっともコンペティティブなもだが、ここから起業や新規ビジネスが、実際に始まってきる実績もある。 ひとり持ち時間20分。かなり内容のあるプレゼンを行うことができる時間だ。指導教官は、監査法人トーマツでベンチャー支援などをしている小田実先生と伊藤雅之先生、そして数々のIT起業の経営を担当してきた杉浦実先生。 僕が、この3人の先生たちの前で発表するとなったら、緊張すると思うので、社会人たちとはいえ、院生たちも緊張だろう。今日は5人の院生が発表したのだが、さすがに良い企画とデモが多く、’ビジネスプラン発表会’が楽しみになった(写真Click!)。 12時に終了して、ブランチにマクドでセットを買って、セカンドキャンパスのオフィスへ。 さて、最近、ちょっと便利かな?と思って使い始めたのが、Kensingtonのカギ式ケーブル(写真)。いろいろなタイプが発売されているのだが、モバイル用のものを選んでみた。 今では、ほとんどすべてのメーカーのノートPCやHDDにKensington社が提唱した3x7mmのセキュリティスロットがある。この穴を利用してワイヤをつないで盗難防止に役立てるものだ。 ちょっとした出来心の抑止力になったり、自分が振り向いている間の安心感には十分につながると思うけれど、このケーブルで、数分間かかるトイレに立つ勇気は、ぼくには出ないけれど、使っていく意味はあると思う。 土曜日は、午後6時にセカンドキャンパスが閉まる。その後、1時間ほど、オフィスに置いてあるエレキギターのエフェクターたちをいじって、午後7時にキャンパスを離れた。外は本当に寒かった。 家で家族で夕食を食べ、午後11時、FREE BarDへ。いつものようにマークくんと音楽談義。今日は、ぼくがGrace Slickが、Jefferson Airplaneと合流する前のGreat Societyのアルバムを持ってきて聴いた。 1966年のMatrixでのライブ。サイケデリックサウンドの萌芽が感じられるし、Jefferson Airplaneに引き継がれる'Somebody to Love'、’White Rabbit’のオリジナルも聴くことができる。ぼくも何年かぶりに聴いた。面白かった。 |
January 09, 2009
夜、「ソニック&チップ 恐怖の館」を観る
![]() | ほぼ体調が戻る。午前10時半、秋葉原メインキャンパスへ。そこで仕事開始。 12時半、Emmanuel Osei-Kuffour, Jr.くん(写真)が、メインキャンパスにやってきた。エマニュエルくんは、現在ニューヨーク大学がシンガポールに進出して設立したアートスクールTisch School of the Arts Asiaの大学院第一期生。映画専攻だ。 エマニュエルくんは、スタンフォード大学にコンピュータサイエンス専攻で入学したものの、プログラミングで誰からに感謝されるよりも、自分の映画で誰かに涙を流してもらったほうが、ずっとずっと自分にとって大切だということがわかって、3年から専攻をフィルムにチェンジ。 4年のときインターンシップ制度を利用して、日本にやってきた。その面倒をみていた京都大学の先生から、日本のコンテンツ産業で、インターンを希望しているスタンフォードの学生がいるので、どこか紹介してもらいたいとのメールがあり、ぼくが社内に海外からのクリエーターがかなりいるプロダクションI.G.を紹介したときからの縁。 このときはメールだけのやりとり。しかし、昨年12月、シンガポールで行われた’SIGGRAPH ASIA 2008’の会場で、まったく偶然に巡り会ったのだ。そして彼が、シンガポールで大学院生をやっていることに驚いたわけだ。 クリスマスから故郷のヒューストンで過ごしたエマニエルくんは、帰りに日本に寄り、ショートドキュメンタリーの課題を、東京の友人を撮影するということにしたとのこと。 彼は、本当に日本の映画やテレビドラマが大好きで、「世界の中心で、愛をさけぶ」のような映画をいつか作りたいというのだ。自分でも、なぜそんなにも日本の作品で心が動かされるのかと思ったそうな。 今日はランチをいっしょにしようと、いろいろなレストランがあるUDXビルへ行ったのだが、’須田町食堂’のハヤシライスを見つけ、これを食べたいという。何故ときくと、「流星の絆」で出てきたでしょ。だから食べてみたい」と。 ぼくも、このテレビドラマ、録画で半分ぐらい観たけれど、ハヤシライスのレシピが鍵となっているストーリーで、役者さんたちが好演していた。エマニュエルくんは、ネットを通じて、すべて観たそうだ。 もちろん元は理系のフィルム専攻の大学院生、なぜそこまで日本の映画、ドラマに魅力があるのか?、それをストーリー、キャラクター設定などから解析することを試みているとのこと。 ハリウッドとの対比ができるので、何が違うかは、どんどん明らかにできるけれど、それでも、それがどうして、それが魅力につがなるのか?、まだまだ研究と勉強が必要と言っていた。 ランチ後、セカンドキャンパス7階に移動して、学生たちや英語教員たちとコミュニケーション。ファイナルプロジェクトも東京での撮影を考えているので、そのときのために多くの人たちと知り合っておきたいとのことだった。自分で、どんんどん動くから、人生が開けていくわけだね。 ぼくが、アメリカの学生たちの話を聞いていて、いつも羨ましいと思うのは、学費も生活費も政府からのローンで賄っているということだ。本人が将来、国に返していけば良いので、自分の判断で、気が済むまで学べるわけだ。 学費だけでなく生活費も込みでないと、学業に集中できないのは明白だ。日本でも、学生本人をサポートすることを国のごく普通の制度として、誰にでも利用できるようにしてもらいたいと思うのだ。 人生のいつの時点で、本気で勉強したくなるかは、いろいろだし、それまで勉強してきたことと違う勉強をしたくなることだってあるわけだしね。 午後3時からは、オフィスで来年度のパンフレットに関する打ち合わせ。その後は、後期試験問題制作。来ていただいた数々のゲスト講師の講義内容を掘り起こして、問題を作っていくので、けっこう時間がかかるのだ。 午後8時にオフィスを出て、9時に新宿のシネコン’バルト9’に着く(写真Click!)。実は、SEGA VE ANIMATION STUDIOが制作したショートムービー「Night of The Werehog」の上映が本日までだったのだ。ぜひスクリーンで観なければと、滑り込んだわけだ。 年末から今日まで、’バルト9’で上映されるすべての映画の最初に、このムービーが流れていたわけで、非常に多くの方が観たことになるわけだ。ぼくとしては、プロデューサーの伊藤さんを初め、30人もの腕の良い卒業生たちが制作に関わったこの作品を見ないわけにはいかないというわけだ。 すでにPC画面では、全編を見ていたのだが、やはりスクリーンで観るのは、ぜんぜん違う。制作チームが、どれほど1コマ1コマ細部まで拘って作りこんでいったか、ひしひしと感じた。次のステップは、いよいよ2時間の映画だね。 ぼくとしては、この作品が見られれば良かったので、本編は、たまたま時間がぴったりだった「40歳問題」というセミドキュメンタリーのような映画を観たのだが、ミュージシャンものだったので、楽しめたのだった。 |
January 08, 2009
ジョセフ・ナイ先生が次期駐日大使候補!
![]() | 10時半に直接、秋葉原のメインキャンパスへ。 昨晩できなかったので、今日の「デジタルコンテンツビジネストレンド」の講義のパワポ制作を始める。 大学は、期末テストも始まっていて、さすがに大勢の学生たちが出入りをしている(写真Click!)。 午後1時から講義。これからのデジタルコミュニケーションがどのようになるかということについて未来を考えてもらう内容。 講義の中で、いつも学生たちに挙手をしてもらって、ぼくも彼らの考えを知ろうとしている。今日もいくつか質問したのだが、ちょっと驚いたことがあった。 「もし十分に資金があるとして、今、自家用車を欲しい人?」と質問したら、なんと8人ほどしか手を挙げなかった。再度、「お金があるとしてだよ」と念を押して、挙手をしてもらっても結果は同じだった。 これって、今日の出席者の10%ぐらいなのだ。若者の車離れという流れは知っているつもりだったが、一割とは。本学の学生の特徴かもしれないが。 その後、ぼくは、車が売れなくなったことを切っ掛けに、日本の自動車産業と家電産業が、ロボット産業を展開するだろうと希望も含めて予測。 また全世界の人口推移のグラフを見せながら、これから、ますますデジタルコミュニケーションというものが、大事になると説いた。約8000万人、人が増え続けているのだが、誕生する数を見れば1億4千万人もいるのだ。 これからはデジタルネイティブが、毎年1億4千万人増えると言えるだろう。これってデジタルコミュニケーションの上に立つ、ICT産業やコンテンツ産業から見れば、ポテンシャルカスタマーが、毎年、一億4千万人以上増え続けるのと同じなのだ。あまりにも凄い可能性だ!! 講義が終わって、ふとケータイにプッシュされてくるニュースをみたら、次期駐日大使にクリントン政権下のときの元国防次官補のジョセフ・ナイ氏が就任とあった。 ぼくにとっては、ハーバード大学教授の国際政治学者というイメージなので、ナイ先生という感覚。2004年の著作「ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力 」の中で、説明した「ソフトパワー」という概念が、Cool Japanの背骨になっているコンセプトとなっている。 当時、外務省と総務省と経済産業省の官僚の方々や、コンテンツ関連の研究者は、ほぼ全員、この本を読んだはずだ。 つまり21世紀の国力とは「ハードパワー(ほぼ軍事力)」ではなく「ソフトパワー(ほぼコンテンツ)」だということだ。 世界の隅々にファンを持つ素晴らしいアニメを作り、数々のセレブも大好きなキャラクターを産み、ケータイという楽しい文化を持ち、世界中の人を夢中にさせ感動させつづけるゲームを作り、寿司を産み、パリコレを制し、アキバを持ち、最多のミシュランの☆を持つことが、「ソフトパワー」。日本は凄いね! 世界の人々の心に占める大きさが、国力となる21世紀。ぼくの目の前にいる学生たちのこれからの活動が、国力そのものになってくれるはずだ。 午後3時、オフィスへ。最近、毎日、火災のニュースばかり。気になって、オフィスの消化器の位置を再度確認(写真)。火事を起こさないように、本当に気をつけたいものだ。 午後6時、東京本校8階の会議室で、プロモーション会社の方々とブレーンストーミング。実は、火曜日のランチ以来、液体しか飲んでいない状況。しかし絶食ハイとでもいうのだろうか、頭は冴えていた。 もっと進めば、修行されているお坊さんのような境地が見えるのか?(笑)午後7時15分に終了。この後、スタッフと明日以降の打ち合わせをして、今日も、体調を戻すために早めに帰宅。 家で、おかゆを食べる。55時間ぶりに、食事をとった。けっこうだいじょうぶなものだね。 |
January 07, 2009
新春の社員総会
January 06, 2009
アダム・カッサブさんとミーティング
![]() | 今日は、朝から秋葉原のオフィスへ直行。いつものように仕事をスタート。 ランチは外に出て、時間があるときに行くイタリアンレストラン「オステリア・ラ・ピリカ」で、パスタを食べる。 午後2時から、今年から大学の海外とのやりとりに関わってくれることになったAdam Kassabさん(写真)とオフィスでミーティング。アダムさんは、イギリス人。お正月中は、ロンドンにいたとのことだった。 午後3時過ぎ、東京本校の8階の非常階段から、いつものように秋葉原の街方向に、定点観測という感じの写真を撮る(写真Click!)。ダイビルの左隣りにUDXビルと重なって、住友不動産の新しいビルの全容が見えてきた。全面濃い色のミラーグラスのファサード。遠くから見ると緑がかった茶色に見える。 夕方からは、明日の社員総会のためのパワポ作成。ぼくは、2009年からの世の中の流れについてプレゼンすることになっている。 そんなことをしていたら、家から息子がノロウィルスにやられたらしいとの連絡。いきつけの医者の診断とのこと。じつはぼくも、夕方ぐらいから調子が悪くなってきていた。ということで、8時に引き上げる。 家に戻ると家族中、調子を崩しており、昨晩、食べたものかもという話になる。対処療法として、まずは絶食。 |
January 05, 2009
デジタルハリウッドスタッフと神田明神へ
January 04, 2009
正月休み最終日、夜はライブへ
![]() | お正月休み最終日、家のマウスが壊れていたので、新宿ビックカメラへ。 年末、立川のビックカメラに行ったとき、思いの外、ポイントが溜まっていたのを確認していたので、なんか買い物モードになる。 確かに秋葉原にヨドバシカメラがオープンする前は、新宿駅から行きやすいので、よく小田急ハルクに入居しているビックカメラに通っていたのだった。 いろいろ触って、マイクロソフトの無線マウスを購入。さらに各メーカーからの機材が成熟したら選ぼうと思っていたPCM録音機を物色。 リニアで高音質で録音できるコンパクトな録音機に関しては、SONY、OLYNPUS、TASCAM、Sanyo、KENWOODなど、良いものが揃ってきている。どれも一長一短のところがあるのだが、結局、RolandのR-09HRを購入。 全部、ポイントで買って、まだポイントが余っている。ちょっとお年玉をもらったような気分になった。R-09HRのレポートは、いずれスギヤマスタイルで。 さて、高円寺に戻り、馬橋公園へ、それほど大きな公園ではないのだが、大きな木がたくさん育っている公園で、雰囲気がある(写真)。日没前のマジックアワーを利用して、素材用の写真をいろいろ撮った。 夜7時、仲通りのライブハウス・ショーボートが15周年記念新春ライブへ。Sho-taこと田村直美さんが出るということで行く気になったのだ。 オープンの6時半に行くと、すでに仲通りに長い列ができていて、たいへんな賑わい。年齢は30代から40代の人たちが多い。ぼくが中に入った頃は、スタンディングでかなり混んでいる状況。 前半は、キーボードの土橋安騎夫さん、ギターの是永巧一さんらレベッカのメンバーとDaimyoさんが演奏。 後半に田村直美さんがメインボーカルとして出てきた。彼女の恐ろしく伸びる高音域とプロ中のプロらしい歌い方で、一気に演奏が締まった感じだった(写真Click!)。 そして最期はレベッカの曲へ。昔からのファンの方々、本当に泣いて聴いていた。 そしてアンコール。いや、びっくり、1曲目は、Jefferson Airplaneの代表作「Somebody to Love」。ぼくのもっとも愛しているGrace Slickを歌う田村直美さんを見るなんてと思っていたら、、、 さらに2曲目は、Janis Joplinの遺作Pearlから「Move Over」。こんどは、Janisだ! 2曲とも、ぼくが高校2年のとき最初に本格的に組んだロックバンドの持ちネタ。女性ボーカルを立てたロック少年がコピーする曲って、同じなんだね。と、深く共鳴。9時半ライブは終了したのだった。 |
January 03, 2009
大宮八幡宮へ初詣
![]() | 午前中は家に居て、お昼に毎年お参りに行く大宮八幡宮へ。1月3日だが、まだまだ参拝客が多くきていた(写真Click!)。 大宮八幡宮は、子育てと厄払いの八幡さまで「東京のへそ」というキャッチを使っている。背の高い木で囲まれた参道があり、こぢんまりとはしているが、なかなか風情があるお宮だ。 心なしか例年より、初穂料を払って、本殿に入って祈祷を受ける人が多く、1時間余り待った。本殿にあがると巫女舞、「息長鈴」による鈴振りがあり丁寧な御祈祷だった。 午後4時に家に戻り、夜9時過ぎ、高円寺の庚申通りへ出て、ベトナム料理の「オーセンティック」で夕食。何度かスギヤマスタイルで紹介しているけれど、ここの料理は、とても美味しい。 オーナーシェフの中塚さん(写真)は、中近東料理、フランス料理のシェフ経験もあり、その後、麻布の人気ベトナムレストランの料理長だった方。「かんたん、おいしい、ベトナムごはん」という本も出している。 満腹で家に帰り、そのまま就寝したのであった。 |
January 02, 2009
個人的に仕事始め
![]() | 10時に起きる。息子は一日かけて高校受験の志望動機書を書くということで、ぼくも今日は、仕事を始めることにする。 ぼくの趣味と仕事の間のような研究テーマのひとつは、現在の科学技術の発展を勉強して、近未来の仕事や生活について予測することだ。 ニュースソースとしては、ずっと日経産業新聞にお世話になっている。月曜日から金曜日の朝刊だけの新聞なので、新聞紙の溜まる速度がゆるやかで、家で扱うのにも楽だ。 さらにiPod touchでITmediaのコラムもチェックする。気鋭のライターたちの意見は重要だ。 そんなニュースソースを読みながら、ぼくが思いを馳せるのは、いつも10年以上後の世界だ。今日は、PCでの検索もしながら、新春らしく楽天的な未来を考えていた。 夜、家族で高円寺の街に出る。人出はまばらだけれど、1月2日というのに、思ったよりお店が開いている。近所の「えんじ屋」で夕食。中は、若者たちでいっぱいだった(写真Click!)。 その後、家に戻り、0時前に「FREE BarD」へ。ちょうどマーク君が、掃除を終えたところ。ぼくが今年初めての客ということになった。 喉が渇いていたので、ボストン発祥のビールSamuel Adamsを飲む。 するとマーク君が、仕入れてはみたもののなかなか飲んでもらえないビールということで、同じSamuel AdamsのTriple Bockを開けて、振る舞ってくれた(写真)。 見た目は美しいブルーの瓶に金色のロゴ。表示はビールなのだが、炭酸なし、アルコール度17.5%、コルク栓。成分を見るとメイプルシロップが入っていて、色は濃い茶色だ。 口に入れて、まず思ったのはポートワインのようだということ。紹興酒のような味という人もいるとのこと。しかしビールらしい苦みも感じられ、不思議な飲み物。ぼくは好きだ。食後とか寝る前に飲むには良い感じだ。 マークくんと飲みながら、1967年前後のJefferson Airplaneについての話をする。もう40年前の話なんだね。 |