プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ。
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール(通信講座)
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)

June 30, 2007

横浜校で、「デジタルメディア概論」の講義

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今日は午前中を休んで、午後から横浜校に向かった。

午後3時、横浜校に着く。さっそくスタッフの小久保友美恵さんが迎えてくれた。小久保さんは、横浜校が大好きということで、もう9年も、事務局をやってくれている。

デジタルハリウッドでは、基本、どこの拠点でも、同じようなオペレーションをしているのだが、やはり場所が持つ文化にも影響されるのだろう、それぞれのスクールに色があるのだ。

午後4時半から、「デジタルメディア概論」の講義。セミナールームにいっぱいの受講生の方々が参加してくれた。春まで、横浜校スタッフだった方が、受講生になっていて再会した。こういう再会はうれしい。

少しだけ、いろいろなエピソードを膨らまして話をしたら、4時間かかってしまった。受講された方々、ご苦労さまでした。

事務室に戻って、さっそく、受講生からの評価シートを読む。授業評価を読むことは、教員としては、たいへん参考になる

大学院、大学、スクールと、それぞれに適した形で、ファカルティデベロップメントをやっているのだが、その基本となるのは、やはり受講生からの直接の声だ。

午後9時、実習クラスを見て回る。高橋講師の「デジタルムービー講座」が、盛り上がっていた(写真Click!)。デジタルハリウッド本部と本校のスタッフも受講していた。

午後10時、スタッフたちの仕事が終了したところで、近くのレストランで、夕食。午前0時に解散した。
  

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June 29, 2007

「産業バーチャルリアリティ展」へ

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今日は、直接、ビックサイトに向かう。今年も話題になっている「東京おもちゃショー」に行くわけではない。ぼくのお目当ては、もちろん「産業バーチャルリアリティ展(IVR)」だ。

会場に着く。いつものように「設計・製造ソリューション展」と「機械要素技術展」が同時開催になっている。そして、会場に入って驚いた。凄い人なのだ(写真Click!)。

ここ数年で、こんなにIVRに人が集まっているところを見たことが無い。参加企業も増えていて、IVR全体の展示ブースエリアも大きくなっていた。ぼくのようなVR信奉者には、うれしいことだ。

世界的にも珍しいMR(Mixed Realty)コンテンツの開発と制作をするILTJ社のブースでは、向井利光さん(写真)が迎えてくれた。

向井さんは、デジタルハリウッド大学講師もやっていただいているのだが、VRやMRのプログラミングでは、群を抜く実績と経験を持っている技術者だ。

この領域は、なかなかデジタルコミュニケーションの本流にはなってこなかったが、ILTJ社のブースの賑わいを見ても、いよいよ時代が追いついてきた感じがする。

午後5時に秋葉原のメインキャンパスへ。午後6時半から、キャラクターマーケティングの専門家の加藤洋先生と、大学院の修了生たちとミーティング。

加藤先生のバックアップで、今回、修了生の竺 振宇さんと松本 淳さんが、『できるポケット+ セカンドライフで「見る・遊ぶ」を体験する本』を上梓するというのだ。これで、デジタルハリウッド大学院関係でのセカンドライフの単行本は、5冊目かな。凄い勢いだ。

午後8時過ぎに一度、御茶ノ水のオフィスへ。午後9時、東京本部関連のスタッフたちの懇親会にちょっと参加。午後10時から、またオフィスでしばらく仕事をして、0時に終了したのだった。


  
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June 28, 2007

アドビシステムズのイルグ社長とミーティング

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午前10時、アドビシステムズ株式会社のギャレット・イルグ社長(写真)らが、東京本校にいらして、ミーティング。

もちろん、話題は、CS3。みなさん、ご存知のように、今回のパッケージングから、完全に旧マクロメディア製品とアドビ製品のワークフローが確立されたと言っても過言ではない。

デジタルハリウッドでは、この秋以降に導入開始ということで、詳細な検討を、関係各部署で行っているところだ。

イルグ社長の話で、うれしかったのは、国際競争の点から見て、クリエイティビティが日本の最大の強みになって来ているという見方だ。

そして、日本のようなデジタルコミュニケーション環境は、順番に世界に広がっていくことから、ケータイコンテンツ制作環境など、日本のマーケット用に開発されたCSの追加機能やツールが、やがて、海外に標準として使われるようになるという日本から世界へのアドビ製品を考えていることだ。素晴らしいね。

午後3時、秋葉原メインキャンパスへ移動。そこで、大学院の教員候補者と面談。素晴らしい研究歴を持っていらっしゃる方だった。

午後4時半、新東京タワーに関するヒアリングで、東武鉄道の方々とミーティングをした。秋葉原から見ると、浅草寺のすぐ向こう側に、高さ800mのタワーが建つわけだから、ここからも、相当、大きく見えることになるのだろう。

午後7時からは、デジタルコンテンツ産業概論の授業。今晩のゲスト講師は、ディーツーコミュニケーションズCOOの宝珠山卓志さん。

上海からの出張帰りにも関わらず、モバイル広告の発展の歴史と、今後の展望について熱く語っていただいた。(写真Click!)。ケータイ端末が、100Mで通信をする時代も、もうすぐだ。高度な広告手法やマーケティングが現れるのは、間違いない。

やっぱり、日本の日常生活って、世界からみれば近未来なんだと思うのであった。9時過ぎに講義が終了して、そのまま大学で仕事を続けて、午後11時に秋葉原から帰宅した。
  
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June 27, 2007

夜、ワークスコーポレーションを見学した

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午前10時から、全部門の責任者が集まる毎週の定例会議。ランチを挟んで、午後3時に終了。

午後4時、秋葉原のメインキャンパスに移動して、宣伝会議「アドバタイムズ」から、デジタルラジオに関する取材。なんと、御茶ノ水で、スタッフと議論に夢中になっていたら、約束の時間に30分も遅れてしまった。

取材は5時に終了。そのまま大学院常駐専任会議に合流した。午後7時、会議を終了。この頃から、授業が終わった学生たちが、たくさん集まって、なにやらワイワイやっている。デジタルハリウッド大学らしい風景だ(写真Click!)。

午後8時半、渋谷駅の近くにあるワークスコーポレーションへ。この4月から、昔からの友人の篠原淳さんが社長になったので、見学をさせてもらった。

その後、篠原社長とデジタルスケープの大谷さん、さらにCGWORLD編集長の渡辺英樹さんとマーケティングの吉野誠さんと、ワインバーScala Deiで、懇親会をやった。

CGWORLD誌は、デジタルハリウッドの受講生たちが愛読している雑誌だが、その渡辺編集長(写真)は、昔、東京本科でCGを学んだ卒業生。現在、デジタルハリウッド大学で、大学生を教えている黒田先生が、彼の先生だったということで、昔話に花が咲いた。

5人で飲んで食べたのだが、お店の薦めのまま、いろいろなワインを飲ませてもらった。どのワインも美味しかった。

0時前、解散となったのだった。
  
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June 26, 2007

「マンツリー・デジタル・ラボ」の収録

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朝8時半に、TBSから迎えのハイヤーが来る。高円寺駅近くで、広報の川村さんをピックアップしてもらい、そのまま赤坂へ。今日は、ニュースバードで、月1回放送している「マンツリー・デジタル・ラボ」の収録なのだ。

局舎に着くと、すでに今日のゲスト浅枝大志さんが待っていた。簡単な打ち合わせをして収録に入る。朝、早起きしたせいか、モニターを見たら目がぜんぜん開いていない。そんなわけか、いつもより杉浦舞キャスターの目が大きく見えた。

話題はもちろんセカンドライフ。まずは、セカンドライフ全般の紹介をした後、浅枝さんの会社メルティングドッツの活動を紹介をした。

最後に、いつものように、日本を元気にするキーワードをフリップで出す。ぼくは、デジタルとエコロジーを混ぜた造語「デジコロジー」、浅枝さんは、「毎日10年後を考える」と書いたのだった(写真Click!)。

お昼過ぎに東京本校へ。ランチを食べる時間もなく、そのまま株主総会。藤本社長が、シナリオ通りに進行をして、そのままシャンシャンと終了。その後、そのまま取締役会を行った。

午後3時、8階で、デジタルハリウッドのソリューション事業部と三淵教授とシャ乱Qのはたけさん、そしてぼくが参加して、ミーティング。

はたけさんは、セカンドライフ内でも有名人。島をいくつも繋いで「じゃぱらんど」を造成。そして、はたけ御殿と呼ばれる壮大な施設も作成している。そんな様子をblogにもしているのだ。

しばらく、真面目にセカンドライフ啓蒙活動について話し合い。はたけさんは、エンタテインメントのプロデューサーとして、厳しい目を持っていらして、論点がとても明快だった。

その後、学長室を案内。はたけさんは、さっそくエレキギター、エフェクター、アンプなどをしっかりチェック。そして、なんと、ぼくのLes Paulで生演奏してくれたのであった。かなり幸せな気分になってしまった。

そして、そこから、さらにセカンドライフの話が続き、気がついたら5時半近くになっていたのであった。

そのまま秋葉原のメインキャンパスへ移動。6時から、モンゴル国立教育大学のオギー特任教授とNPO学習環境デザイン代表の苅宿先生とミーティング(写真)。モンゴルでも、デジタルコンテンツ制作の教育が必要性がたいへん高くなっているとのことだった。

午後7時から、大学院入試の面接。午後9時に終了し、東京本校に戻り、しばらく部屋で仕事をして、11時半に終了した。
  
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June 25, 2007

福岡から東京へ戻る

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10時過ぎにホテルをチェックアウト。福岡は、市内から空港が近いので、とても便利。11時過ぎのフライトで東京へ。

午後2時、東京本校へ。エレベータホール前には、いつも受講生の方々の課題作品が展示されているのだが、今は、飲料のボトルとポスターの課題が目を引く。

ボトルを手にとって見ながら、そのポスターの表現を見る。もちろん架空の製品なのだが、けっこう、その飲料の味を想定してのボトルとポスターのデザインなので面白いのだ(写真Click!)。

しばらく、メールの整理などをする。さすがに3泊4日の出張で、体が疲れているので、second lifeのリゾートアイランドのコテージの中で、昼寝(写真)。波の音と小鳥のさえずりで、心が和む。

夕方、ちょっと気を取り直し、ギターのパーツを探しに、御茶ノ水の楽器屋を徘徊。

少しづつ、音質を改善していく状況を、今、デジタルハリウッドの学内SNSの「エレキギター」というコミュにアップしているのだ。

そして、午後7時過ぎに、高円寺に戻ったのであった。
  
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June 24, 2007

福岡校で、「デジタルメディア概論」の講義

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11時過ぎの新大阪発で、博多へ向かう。今日は、福岡校で「デジタルメディア概論」の授業なのだ。

午後2時に福岡校に到着する。福岡校は、総合商業施設の11階にあるのだけど、エントランス部分の天井がとても高くて気持ちがイイ。

受講生の方でも気が付いていない方がときどきいるのだが、その天井にデジタルハリウッドのマークの金属プレートが取り付けてあるのだ(写真Click!)。ちょっと面白い。

午後3時から、授業開始。4月入学の方々が多いので、セミナールームは、満席だった。予定通り3時間35分で終了。今日も、満足の行く授業ができた気がした。

午後7時半から、福岡校のスタッフたちと、懇親をかねて夕食。今日は、鳥すきを久しぶりに食べた。やっぱり博多の鳥すきは美味しい。

10時半、福岡校から、残りのスタッフも合流して、IL PALAZZOのバー、EL LISTONへ。このバーは、本当に凝ったインテリアなのだ。0時に解散。

だいぶ酔いが回ったのか、ホテルの廊下が、延々と続くように見えた(写真Click!)。
  
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June 23, 2007

大阪校で「デジタルメディア概論」、その後ネクサスナイト!

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朝、ホテルで、ビュッフェスタイルで朝食。なぜか果物が食べたくなり、いつもとまったく違うものばかり選んで食べた。

昨晩、寝る前にメールチェックしようとして、気が付いたのだが、部屋に、ネット回線が来ていない。今晩も、大阪泊なので、フロントに頼んで、今晩は、ネット回線が来ている部屋にチェンジしてもらうことにした。

午前11時、買い物をして、その後、大阪校へ向かう。大阪校の上船プロデューサーが、美味しいタコ焼きを買ってきてくれる。

午後2時から「デジタルメディア概論」。4月生対象とあって、地下のセミナールームは、満席状態だった。5時35分に終了。

午後6時半からは、大阪校の有志たちが企画し、周到に準備した「ネクサスナイト」が始まる。最初に、挨拶と乾杯をさせてもらう。

大勢の受講生から、手製の名刺をもらう。学内SNSで知り合った受講生とも、初めてリアルでコミュニケーション。卒業生も何人も参加していた。

コスプレコンクールもあり、夜な夜な一週間も制作していたというガンダムは、惜しくも2位だった(写真)。総合司会は、学内SNSで圧倒的な人気で、全デジタルハリウッド的に有名受講生となった山田くま子さん。みんなを盛り上げていた(写真Click!)。

午後9時過ぎに終了して、ホテルに戻り、さっそく部屋でネット接続。ルームサービスで軽い夕食。

その後、メールチェック、スギヤマスタイル・アップ、学内SNSで受講生の日記を読みまくり、セカンドライフに入り探索と、まあ忙しく夜中まで活動。午前1時過ぎから、ぞくぞくとSNSに乗せた今日の日記にコメントが入り始める。夜更かしが多いのが、デジタルハリウッドらしいところ。
  
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June 22, 2007

大阪校で、大学院の授業

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午前中、出張の支度。12時から定例のNCGプロジェクトの全体会議。

先週の4Kデジタルシネマ用カメラでのロケは、とてもうまく行ったとのこと。1時間近くの800万画素の動画のデータって、恐ろしく膨大なものになったとのこと。バックアップするだけでも、1日では終わらないとのこと。

午後1時半、東京駅へ向かう。たまたま「Dream Girls」のDVD発売日と気付き、さっそく購入。新幹線の中で、VAIOで再生。ちょうど新大阪までで、見終わることができた。

子供の頃からリアルタイムでモータウンサウンドを聴いてきた音楽マニアとしては、ロードショーで見たとき、心に刺さるところ満載だったのだ。もちろん、ジェニファー・ハドソンの歌唱は、本当に素晴らしく、アカデミー助演女優賞は、納得だったのだが、、、、

この映画で、最もやられてしまったのは、ビヨンセが扮する歌姫が、大スターになって行くときのファッション、コスメ、フォトグラフなど、まったく、あの頃の様々なダイアナ・ロスを忠実にコピーするという演出。ということで、映画館での感動を、ふたたびDVDで確認したという感じだった。

午後6時に大阪校に到着。大阪校のバックオフィスを一手に引き受けている其田さんが、Vサインで迎えてくれた(写真)。ぼくが、土日で、大阪校に来ることがほとんどなので、月〜金で勤める其田さんに会ったのは、久しぶりだった。

午後7時から、大学院の授業。大阪の院生は、ぼくの授業を、普段は、テレビ会議システムで受けているのだが、今日は、目の前で、じっくり議論もすることができた。

午後9時半、しばらくぶりに大阪校スタッフと、大阪校の近く橙屋で懇親会(写真Click!)。楽しく盛り上がって、11時半に解散。ホテルへチェックインした。
  
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June 21, 2007

大学院授業に浅枝大志社長登場

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午前中から学長室に籠もって仕事。午後1時から、オンラインスクールの教材についてのミーティング。いよいよAdobe CS3を取り込んだ教材開発が始まるのだ。

午後2時、日経アーキテクチュア山本恵久編集長とセカンドライフについてミーティング。

午後4時、秋葉原の大学メインキャンパスへ。今日は、日大の大学院時代、同じ木村研究室にいた荘美知子さんとパートナーのLawrence S. Finegoldとミーティング。二人とも、世界的な航空機騒音の専門家。

今は、環境アセスメントという観点から、世界中でコンサルティングや講演などを行っている。デジタルハリウッド大学の学生に、プレゼンテーション用のビデオ編集をやって欲しいということだった。

午後7時、大学院のデジタルコンテンツ産業概論の授業。今日のゲスト講師は、セカンドライフとの出会いを切欠に、メルティングドッツ社を起業した浅枝大志さん(写真)。浅枝さんは、デジタルハリウッド大学院の第1期の修了生でもある。

メルティングドッツ社は、企業へのコンサルティングからセカンドライフコンテンツの制作まで行っているのだが、彼ら自身が、リンデン社の承認を得て、日本人のためのセカンドライフへの入口と訓練場を提供しているところが面白い。

英語がちょっと苦手という人は、メルティングドッツのサイトから初回登録をして、セカンドライフへ潜入するのがお奨めだ。操作訓練も、日本語で受けられる。

今日の授業では、現在、テストサイトのみで可能な、音声チャットを実演してくれた。自分の分身であるアバターの近くにいる人に、実際に声をかけて、会話ができるというもの。スカイプをセカンドライフの空間で行えるという感覚だ。この音声、近づけば大きくなるし、遠ざかれば小さくなる。よく出来ている。

午後9時、授業終了。しばらく浅枝社長とセカンドライフの今後について話し込んだ。

大学院では、授業のほかにも、院生たちによるいろいろなプロジェクトが進行している。ちょうど映像作品の脚本制作を進めているチームがラボから出てきた(写真Click!)。

第1期から第3期まで、いろいろな時期の院生と修了生もいる。職業もいろいろだ。こういうチームが出来るのも、デジタルハリウッド大学院の特徴だね。

午後10時過ぎ、仕事終了。秋葉原から直接、高円寺へ戻った。
  
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June 20, 2007

デジタルハリウッド大学八王子スタジオへの実地調査

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午前10時、定例の内部会議。今日は、お昼までの予定。

12時、TBSニュースバードの石川ディレクター(写真)とカメラクルーがやってきて、学長室で、ぼくがセカンドライフに入り込んでいるところを撮影。

名物の場所へ行ってみようと、シャ乱Qのハタケさんが構築されている通称ハタケ御殿へ。歩き回っていたら、ハタケさん自身(もちろんアバター)に会うことができた。さっそく取材を申し込むと快諾してくれた。

ハタケさんは、ご自慢のフライングVギターを持ち出して、演奏までしてくれた。この模様は、来週のニュースバード「マンツリー・デジタル・ラボ」で紹介できそうだ。

午後2時に東京本校を出て、午後3時にデジタルハリウッド大学八王子スタジオへ。今日は、文部科学省のアフターケアで、大学設置審議委員会の方々が、実地調査にいらっしゃるのだ。

午後4時から始まり、午後6時まで、使用実績を説明をしたり、施設の状況を見ていただいた。僕たちがやっていることをプレゼンする機会があるというのは、とても大事なことだ。

午後7時まで、東京からも集まってきたスタッフと打ち合わせをする。帰りは、八王子スタジオの目の前の多摩モノレールの松ヶ谷駅から立川南駅へ。そして、JR中央線で、高円寺に戻ったのであった。
  
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June 19, 2007

デジタルラジオニュービジネスフォーラム第3期始動!

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朝9時半、新宿の野村ビルへ。今日は、日本マクドナルドの原田泳幸社長の召集で、意見交換会のようなことが行われるのだ。

会議室に集まった方々は、デジタル系で、それぞれ特徴のある仕事をされている経営者の方々。原田社長は、みなさんご存知のように元アップル・ジャパン社長。その原田さんが、3年半前に、日本マクドナルドのCEOとして、ヘッドハンティングされたのだ。

この3年半、日本マクドナルドは、着実に事業内容を改善していて、総売り上げも、5000億円を目指すところに来ているのだそうだ。3千数百店舗に訪れる人は、年間のべ14億人とのこと。さらにクルー経験者と現在のクルーを合計すると300万人近い人が、マクドナルドで働いた経験を持つとのこと。

このような数字は、ICTの世界で仕事をしている経営者たちにとっては、恐ろしく魅力的で、ビジネスアイデアが、滝のように溢れてきてしまうわけだ。朝から大脳が揺さぶられ、そのままランチまで、意見交換は続いたのだった。

新宿から地下鉄で、東銀座へ。午後2時から電波通信社ホールで、「デジタルラジオニュービジネスフォーラム」の第3期の最初の総会。

代表という役目を預かっているので、挨拶と第三期の役員の紹介をさせていただく。その後は、講演会。

最初に、内閣官房知的財産戦略推進事務局の杉田定広さんが、「デジタルコンテンツ流通促進のための知財戦略」という題目で、国の政策を説明してくれた。

次に日経BP社日経ニューメディアの記者・吉野次郎さん(写真)が、「ネット狂騒時代、テレビ局の憂鬱」という題目で講演。

吉野記者は、最近、『テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか』という題名の本を上梓され、この本が、コンテンツ業界の中で、たいへん話題になっているのだ。放送と通信の融合ということに、ご興味がある方なら、必読の本だろう!

一度、東京本校に戻り、午後7時に秋葉原メインキャンパスへ。今日は、大学院入試の面接日。午後9時に終了し、そのまま10時まで大学で、仕事をして、秋葉原から、そのまま高円寺へ戻った。
  
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June 18, 2007

札幌から東京へ、移動日

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午前10時半、札幌のホテルを出て、千歳空港へ向かう。予定より、一つ前の12時半のフライトに乗ることにする。

たまたまポケモン仕様のジャンボ機にあたる。長年、いろいろな航空会社のジャンボ機を、いろいろな空港で見てきたけれど、黄色の機体というのは、やっぱり珍しいね(写真)。

午後2時に羽田に着き、モノレールに乗る。モノレールは地下から地上に上がるところで、羽田空港を広く見渡せるところがある。まだまだ工事が続いている(写真Click!)。

この景色を見ると、いつも思うのだが、羽田をさらに沖側へさらに拡張して、24時間国際線が発着する空港にすればいいのにということだ。24時間動いている東京だから、まったく問題が無いような気がする。

成田空港は、内陸部にあることから、アセスメントから言えば、もちろん24時間化できない。だから国際貨物便のハブ空港になることも難しい。飛行場をこれ以上広げることも、ほぼ不可能だから発着便を増やすこともできない。

そう考えれば、日本の玄関として羽田メイン、成田サブというような位置づけで、両空港を有機的に組み合わせて、効率的なオペレーションをしてもらいたいものだ。

午後3時に東京本校へ。午後5時から、インキュベーションに関する内部会議。

午後7時から、通常業務。9時には終了した。
  
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June 17, 2007

札幌校で「デジタルメディア概論」の授業

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再び朝、羽田へ。11時30分のフライトで、千歳空港へ。今日は、札幌校で、「デジタルメディア概論」の授業なのだ。

午後2時に札幌駅に到着。少し時間があるので、初めて地下街などをちょっと散策した。午後2時半に札幌校に到着。スタッフが、近くのスタバからランチを買ってきてくれる。最近、「キーマカレーパイ」にはまっている。

午後4時から授業開始。主に4月生の方々が歓迎してくれる(写真Click!)。いつもより早口で、しゃべっている感じだったでの、少しディテールまで説明していたら、結局4時間かかり、午後8時に終了。

僕の講義は、参加できなかった受講生のために、どこでもビデオ撮影が行われているのだが、今日は、なんと本科CG・映像クリエイター専攻の山谷宣彦さん(写真)が、自前のビデオカメラで撮ってくれた。

山谷さんは、ビデオ映像に関してはプロ。かの旭山動物園の紹介映像を撮っているという。旭川在住というから、通学はたいへんなのではないだろうか?

講義が終了すると、しばらく受講生の人たちとの交流と記念撮影が続いた。午後9時過ぎ、本日出勤していたスタッフ全員と、札幌校のすぐ近くの魚貝類中心のレストランへ。美味しかった。

0時にホテルにチェックインして、本日終了。

  
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June 16, 2007

福岡から東京へ

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福岡では、ほとんどIL PALAZZOに泊まることにしている。建築家Aldo Rossiの設計によるこのホテルは、時流に関係なく、普遍的な存在感があるような気がする。

普段、朝食を取らない生活スタイルなので、ほとんどの場合、ホテルでも朝食を取らないのだが、ここだけは別だ。一階のレストランの雰囲気が好きだからだ。

インテリアと家具デザインは、日本のトップインテリアデザイナーである内田繁さんの仕事。それがとても良くRossiの建築にマッチしている思うのである。

いつものように、一番奥の窓際のテーブルに座る。ここからは、レストランの空間全体を味わうことができるからだ(写真Click!)。

午前11時にチェックアウト。エントランスを出て、振り返ると窓がひとつもない正面の壁がそびえ立つ。本当に印象的な建築だ(写真)。

12時20分のフライトで、羽田へ向かう。羽田の離着陸が混んでいるということで、しばらく千葉のあたりで旋回して待機。フライト時間が2時間にもなった。

午後3時半、東京本校へ着く。しばらく、部屋の整理などをして、明日の準備。午後7時半、高円寺に戻った。

  
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June 15, 2007

福岡コンテンツ産業推進会議・平成19年度総会

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午前10時半、羽田空港第2ターミナルに着く。地下1階のイル ピノーロ カフェで、メールをチェックしながら、朝食兼昼食。

11時半のフライトで、福岡へ。午後2時、ホテル日航福岡に到着。今日は、ここで、福岡コンテンツ産業推進会議・平成19年度総会があるのだ。

福岡県は、麻生渡知事が、たいへん、コンテンツ産業育成に熱心で、これまでも数々の施策を行ってきている。昨年から始まった福岡コンテンツ産業推進会議は、今年も継続となり、昨年度に引き続き、ぼくが会長をやらせていただいている。

会場にぞくぞくと、業界人たちが集まってくる。そして今日も、麻生知事が出席されている。こういう会議に、知事自らが顔を出されるというのは、まず他県では無いことだ。さっそく、今日のスペシャルトークセッションの講師・真島理一郎さんとツーショットの写真をお願いした。

午後3時、麻生知事の挨拶で総会が開幕。その後、ぼくが議長となり、ちょっと恭しく今年度の事業計画や予算に関する議事を進めた。

3時45分からは、ぼくが聞き手となって、真島理一郎さんとのトークセッション。あの「スキージャンプペア」は、シリーズ総計50万枚というDVDでの大ヒットとなっているわけだが、さらに、派生して、映画、小説、ムック、家庭用ゲーム、そしてパチンコと、いろいろなジャンルのコンテンツを産み出した。

まさに「ワンソース・マルチユース」というデジタルコンテンツビジネス展開のお手本のような事例なのだ。コンテンツ産業が、マルチユースというビジネススタイルを確立しつつある現在、やはり、本当に必要なのは、強力なパワーを持つ原石といえる作品なのだと思うのである。

午後5時からは、そのままホテル日航福岡で交流会。6時半に終了。

真島さんとホテルにチェックインした後、真島さんの母校でもあるデジタルハリウッド福岡校へ。ちょうど、今日は、今年度の本科生たちの懇親会があるということで、真島さんとぼくが、サプライズゲストになることに。

午後7時半に、会場に到着。本科生たちは、まったく知らされていなかったので、かなり喜んでいただけた。真島さんは、本科生たちから質問攻めにあっていた。ということで、楽しい夜を過ごした(写真Click!)。

ぼくは、2次会には行かず、そのままホテルへ。寝る前、ちょっと小腹がすいたので、ホテルを出て、屋台で長浜ラーメンを食べて、寝たのであった。

  
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June 14, 2007

朝は大学教員会議、夜は大学院の授業

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朝、直接、秋葉原メインキャンパスへ。午前10時半、教員が委員となっている自己点検委員会。

午前11時半、大学教員会議。最近、大学教員会議の議論がとても活発になってきている。3年目になり、教員たちが、さらに良い教育をしていくために、どうすれば良いか、それぞれの担当講義での経験を通じて、様々な論点を上げてくれる。

いろいろな大学で教えてきた経験のある教員も、これだけ学生たちへの教育について、教員と事務局が一丸となって、ケアしている大学は、見たことがないという感想も、後から頂いた。

確かに、デジタルハリウッド大学が、学生たちの能力が開花することに主眼を置いたスタイルであることは、はっきりしている。そこが株式会社立らしいところでもあると思っている。開学から3年目、まだまだ、やるべきことは多い。

この4月から3年生に向けて、新たに始まった講義も多い。大学院の吉田就彦教授が、「ヒットプロデュース能力開発演習」という、たぶん世界的にもほとんど例のないような授業を展開しているので、しばらく、その様子を見学した(写真Click!)。この学生たちの中から、ヒットを産むプロデューサーが現れるに違いない。

午後3時、御茶ノ水の学長室に戻り、原稿打ち。午後6時半、ふたたび、秋葉原メインキャンパスへ。

午後7時から、大学院の「デジタルコンテンツ産業概論」。今日のゲスト講師は、弁護士の玉井真理子先生。玉井先生は、弁護士としてアニメ制作会社に関わってきたというだけでなく、弁護士としてではなくプロデューサーの一人としても、実際のアニメ制作に深く関わった経験もあるという方(写真)。

先生の講義から、あらためてアニメ作品から派生する権利というものは、じつにいろいろな事柄があるなと再認識した。権利があるということは、それをビジネスにできるわけだ。しかし、その権利が、法律でスパッと線を引きにくい部分もあり、だからこそ専門家であるエンタメロイヤーの出番があるのだなというのも実感できた。

午後9時に授業が終了。御茶ノ水に戻り、明日からの出張について、スタッフとミーティング。帰りは、いつものように夜中となったのだった。

  
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June 13, 2007

夜、リュック・ベッソン監督の特別講義

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午前10時半、霞ヶ関の経済産業省別館へ。今日は、2010年上海国際博覧会の第5回日本の出展内容に関する部会。

この部会は、上海博の日本館のコンセプトをまとめる部会。日本を代表する企業の方々、大学の研究者、業界の代表者というような方々集まっていて、議論を重ねてきたわけだが、ぼくとしても、いろいろ勉強できた。部会としては、今日が最後で、後は報告書がまとまるのだ。

12時に終わり、東京本校へ。定例の経営会議に合流。午後2時に終了。

その後、校長室に籠もって、原稿執筆など。

午後7時半、秋葉原のメインキャンパスへ。エントランスは、すでに閉められており、ちょっと異様な雰囲気。奥のほうの入口のみが開いていて、そこに受付があり、一人一人入場者を確認している。

そう今晩は、リュック・ベッソン監督が、デジタルハリウッド大学で特別講義をしてくれるのだ。監督は、最新作「アーサーとミニモイの不思議な国」のプロモーションで来日されているのだが、その合間に、講義をしてくれることになったのだ。

教室には、どんどん学生や大学院生やスクール生、そしてマスコミの方々も集まってくる。午後8時10分、監督がホテルを出たという知らせ。参加者たちも、緊張して待っている雰囲気だ。

午後8時半過ぎ、ベッソン監督が到着。ちょっと疲れているからという言葉に、日本側の関係者や、大学の事務局スタッフにも、さらに緊張が走る。

そして、監督が教室に入る。カメラは、最初だけということで、学生の代表とマスコミの方々がカメラを向けたのだが、監督は、撮影されることは、乗り気ではない様子(写真)。でも、ミニモイの絵柄のTシャツが見えるようにポーズをとってくれた。

さて講義は、櫻井教授から質問を投げる形で進行。ベッソン監督も、決して、質問にまっすぐ答えず、まずは、ウィットに溢れる一言をいってから、真面目に答えてくれる。

今回の映画のことを含めて、3つほどの質問が終わったところで、すでに「アーサーとミニモイの不思議な国」試写を見た学生たちからの質問が始まる。ひとつひとつの質問に、とても丁寧に真摯に答えていく。

このへんになると、どんどん監督が乗ってきてくれた。1時間という約束を過ぎても、「予定された質問者以外からも、質問していいよ!レボリューションだ!」と、参加者たちに声をかけて微笑んでくれた。

院生が、ベッソン監督が、環境問題に取り組んでいることを質問に取り上げると、地球温暖化について、2つの映画をプロデュースしていることを教えてくれた(写真Click!)。今回の作品で、監督業を引退すると発言されたと報道されているが、映画には、まだまだ関わっていく気迫を感じた。

最後に監督は、参加者に向けて、「映画は、一人では作れない。チームプレイだ。良い映画を作るには、常に正直で、オープンであれ!」と言って、講義が終了した。

講義が終わって、ぼくも、もちろん監督の在り方にとても感動したのだが、それは、学生たちも同様のようだった。本物の仕事をしてきた人だけが持ち得る言葉の重みというものがあった。

会場の片付けが終わり、スタッフたちも、興奮が醒めやらぬという状況で、今晩は、大学事務局への配属が決まったり、新たなスタッフも迎えたとのことで、教室で、地味に事務局スタッフ懇親会。11時半にお開きとなったのであった。

  
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June 12, 2007

2007年度「新日本様式」100選・始動! 夜は「コロボッコロ」初号試写

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午前10時、秋葉原メインキャンパスで、自己点検会議。

午後1時半、東銀座にある「リコー銀座カメラサービスセンター」で、愛用のGR DIGITALのレリーズバネを交換して、シャッターの重さを軽くしてもらう。所用時間10分、とても親切で、うれしいサービスだ。

近くの喫茶店で、ランチをとって、徒歩で、汐留へ。歩いて5分で、松下電工・東京本社に着いてしまった。今日は、ここの会議室で、新日本様式の2007年版の100選に関わる評議員たちのミーティングがあるのだ。

2時半、評議員たちと事務局側が集まり、「新日本様式」について、これまでの流れを再度確認。その上で、今年の100選をどのように進めていくかという討議に入った(写真Click!)。

今年は、これまでの評議員に加えて、プロダクトデザインの専門家の方が3人新たに加わった。その中に、ぼくが、昔から尊敬している山中俊治さんもいらした。お会いしたのは、10年ぶりぐらいだった。

午後4時半に終了し、午後5時に東京本校へ。しばらく仕事をして、午後7時に、秋葉原UDXビル4階のアキバ3Dシアターへ。今日は、ここで、動画革命東京「第4回プロデューサーズ・コミッティ」があるのだ。

まず、動画革命東京の中心的プロデューサーの竹内宏彰さんが、第3期までの流れと、それぞれのクリエーターたちの進捗状況を報告。いつも感じるのだけど、竹内さんって見ているだけで、こちらが元気になってしまうようなオーラがある方だ。

そして、今日のメインイベント。第1期募集に選ばれ、ファンドを得て、作品制作が行われていた糸曽賢志さんの原作・監督による「コロボッコロ」の初号試写だ!

まず、糸曽賢志監督(写真)が挨拶。みんなに見てもらうと思うと、昨晩から、とても緊張したと言いながらも堂々とされていて、格好良かった。制作スタッフと共に、参加された声優の方々も集まっていた。

作品は、とても良質なジャパンアニメスタイルのコンテンツだった。現在は、パイロットという形なので32分なのだが、これを皮切りに、シリーズ制作を目指しているとのこと。ここからは、プロデュース側の腕の見せ所でもある。ぜひ、ビジネスとしても成功して欲しいものだ。

午後9時、東京本校に戻り、学長室で、ひっそりと仕事をして、午前0時に終了した。
  
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June 11, 2007

SONY PCLで「4Kデジタルシネマ」の試写

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午後12時半、目黒駅の近くにあるSONY PCLの試写室へ。

今日は、NCGプロジェクトの映像制作チームと群衆シミュレーション研究開発チームが集まって、テスト画像を「4Kデジタルシネマ」で試写するのだ。現在、このフォーマットで試写できる施設は、世界的にもほとんど無いのだ。

次世代の映画のデジタルフォーマットは、4096×2160画素ということになり、これは「4Kデジタルシネマ」と呼ばれている。現在の映画のCGやVFXは、2048×1080画素の解像度で制作していくことがメインなので、次世代は、さらに4倍のデータとなるわけだ。

NCGプロジェクトでは、この800万画素の高精細度を生かすべく、様々な研究開発を行い、その結果を、数万人におよぶ戦いが行われたとされる「関ヶ原の戦い」を題材とした映像として、まとめるのだ。

SONY PCLに着くと、ロスアンゼルスから着いたばかりのディビット・ドゾレッツさんが来ていた(写真)。ドゾレッツさんは、ルーカスフィルムでSTAR WARSのプリビジュアライゼーションを手がけ、その後、独立して、いろいろな映画でVFXスーパーバイザーなどを務めている。ここ数年は、セカンドユニットディレクターとして活躍、将来のハリウッド映画の監督へのステップアップ中というキャリアの方。

ドゾレッツさんとは、ぼくたちとは、サンタモニカ校の頃からの友人。そんな関係から、今回のNCGプロジェクトで映像監督をお願いしているのだ。またVFXスーパーバイザーには、映画「HINOKIO」の監督秋山貴彦さんにお願いしていて、今日も来てくれていた。

午後1時、試写に参加するメンバーが集まったところで、詳細の解説があり試写が始まった(写真Click!)。

実際に、「4Kデジタルシネマ」で、テスト画像を見ると、やはり凄い解像度だった。マット画による遠景の森の葉っぱの感じも2K画像と比べるとはっきりと感じとれるし、群衆シーンも、遠くの人間の体の動きも十分に認識できた。

ドゾレッツ監督は、今回のテスト画像には、非常に満足とのことで、今週、予定されている実際の関ヶ原でのロケや、仙台のワインスタジオでの収録に向けて、すごくモチベーションが上がったとのことだった。

午後2時半、御茶ノ水へ。順天堂で、ちょっと診察を受ける。さっそく検査して問題なしとのこと。もちろん薬も出ない。

ぼくは、自分の体で気になるところがあると、待ち時間が凄く長くとも、迷わず大きな大学病院に行く。最新の検査方法や機材を信じているからだ。

午後5時、東京本校へ行き、メールチェックなど。本当は、今日は、試写以外、お休みというスケジュールだったのだ。

ということで、午後11時、早めに終了して、高円寺に戻った。

  
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June 10, 2007

完全にオフ

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朝、「題名のない音楽会21」を見る。今日は、6月2日に他界された羽田健太郎さんの追悼番組。数々の思い出の演奏。とくにミッシェル・ルグランさんとのピアノ合奏は素晴らしかった。

ぼくは、羽田健太郎さんをとても好きだった。クラシックでもジャズでもポップスでも何でも、素晴らしく強い指の超絶テクニックで弾くピアノには、いつも感動したし、アレンジャー、指揮者としても、一流の仕事をされてきた。

そして、いつもリラックスしているように見える。なにか、プロフェッショナルって、こういうものだよと、いつも教えてもらっていたような気がしていたのだ。

ブランチを食べて、昼寝。今日は完全にオフ日。夕方、早めに高円寺の街に出る。仲通りのバナーが夏バージョンに変わっていた(写真)。

ときどき激しい雨が降った日中だったけど、夕方、日が差すと、ちょっと夏を感じさせるようになってきた。こういう陽気になると食べたくなるのが、沖縄料理。

ということで、夕食は、「抱瓶」へ。いつものようにオリオン生ビールとゴーヤチャンプルーを真っ先にオーダー。ここのゴーヤチャンプルーはやっぱり美味しい(写真Click!)。

抱瓶のホームページで、ゴーヤチャンプルーを炒めているシーンが見られる。ここのホームページは、何年も前から見ているのだが、ちゃんとリニューアルされて、年ごとに良くなっている。こういうことが大事だよね。

ということで、のんびりと過ごした日曜日となった。

  
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June 09, 2007

「学生がつくる!!中小企業ホームページグランプリ」の講習

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昼前に家を出て、午後1時過ぎに、八王子の中央大学へ。今日は、「学生がつくる!!中小企業ホームページグランプリ」のエントリー学生たちへの研修なのだ。

4年目となったこのグランプリだが、ぼくが、このコンテストにエントリーした学生たちに、講義をするようになって3年目だ。

内容は、WEBデザインのことではなく、企業のホームページを作るときのインタビューの勘所であったり、制作チームの役割分担だったり、責任体制の作り方だったりする。

教室には、多摩地区にあるいろいろな大学からの参加者が集まっていた(写真Click!)のだが、麻疹で休校の大学は、本日参加していなかった。

このグランプリ、運営チームには、デジタルハリウッドの名物講師の一人でもある安楽先生が参加しており、今日の講習会も立体的な組み立てになっている。

ぼくが講習をやっている裏で、ホームページを作ってもらう側として参加する数十社の社長さんや担当者が来て、説明を受けているのだ。

そこでは、昨年、グランプリに輝いた東京本校の受講生だった梅澤友美さん(写真)が、昨年の感想を述べていた。梅澤さんは、この受賞も弾みとなって、今は、企業専属デザイナーとして働いている。うれしいことだね。

学生たちは、さらに事務局側からのマナー研修などを受け、その後、企業の方々との名刺交換会。さらに夕方からは、懇親会という流れ。

今日は、学生と企業の方々がコミュニケーションをとる場なので、ぼくは、早々に失礼して、高円寺に戻った。

早めに夕食を済ませて、そのまま寝てしまい、起きたら午前1時。夜中F1カナダグランプリの予選を見て寝たのであった。
  
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June 08, 2007

「CLUB BOSSカンファレンス2007」に参加

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12時からNCGプロジェクトの定例ミーティング。いよいよNTTデータとの分散レンダリングプロジェクトの開始が迫ってきている。また、映像制作のほうも来週から、関ヶ原でのロケなどが始まる。

午後3時半、品川駅前のホテルパシフィック東京へ。今日は、キヤノンの「CLUB BOSSカンファレンス2007」に参加するのだ。このカンファレンスは、キヤノンさんが顧客企業を招き、ビジネスマッチングの場を提供する場だ。

会場に着いて、さっそくデジタルハリウッドのブースを訪ねる(写真Click!)。デジタルハリウッドにもB2Bの部門があり、一般企業の方々との接点を持つ機会は、とても重要なのだ。

午後4時15分からは、デジタルハリウッドが「CLUB BOSSカンファレンス2007」エグゼクティブ研究会で、WEB2.0に関するセミナー。ぼくも、最初に挨拶をさせてもらって、セミナーに参加。いろいろな企業の方々と知り合うことができた。

午後6時半、東京本校に戻る。ちょうど一階ギャラリーで、ロスアンゼルスから到着したばかりのエフロン美帆さんに会う。

美帆さんは、初期のデジタルハリウッドの社員で、サンタモニカ校立ち上げ時に、アメリカに赴任。現在、ロスアンゼルスに在住、デジタルハリウッドエンタテインメント社を手伝っている。

来週からのNCGプロジェクトのロケのためにドゾレッツ監督が来日するのだが、美帆さんは、そのコーディネーションのために出張してきたのだ。二人のお子さんがいるのだが、今回は、次女のHANAちゃんと来日。2才のHANAちゃんは、すでにバイリンガルだった(写真)。

午後7時、東京本校1階で行われていた「Genius Party」のメイキングセミナーに参加。

日本の誇るアニメ作家たちが、なんの制約も無く、彼らの世界を表現したら、どのような作品になるのか? そのコンセプトで作られた7つの作品。

こん後も、このコンセプトでシリーズを続けていくという。STUDIO4℃だからこそプロデュースできる作品だと感じた。

いつものことだが金曜日の夜は、1週間の疲れが溜まっていると感じるのだけど、ついつい遅くまで仕事をしてしまうことが多い。今晩も気が付いたら、午前1時半だった。
  
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June 07, 2007

秋葉原駅にデジタルハリウッド大学の看板

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午後1時、福岡県庁商工部商工政策課長馬場さん、福岡コンテンツ産業拠点推進会議・参事補佐の森永さん、事務主査の橋本さんと学長室で、来週の総会に関してミーティング。

午後2時、慶応義塾大学大学院の渡辺朗子先生が、森ビル都市開発本部の真田部長らと横浜北仲通北地区再開発計画に関するヒアリングでいらした。

午後3時、G.I.JANEのジェーン・フォン代表とバイス・シュテフェンさん(写真)が、現在準備中のサイトのための取材でいらした。サイトのコンセプトは、日本のITとデジタルコンテンツを世界へということらしい。

聞けば、なんとジェーンさんは、藤本社長の英会話の先生で、会社の名前も藤本さんが、いっしょに考えたのだそうだ。単に英会話を習っていないところが、さすがベンチャーをいくつも立ち上げてきた藤本さんらしい。

午後6時半、東京本校から秋葉原メインキャンパスへ移動。そのために、JR御茶ノ水駅から総武線で秋葉原駅へ、そのホームから山手線品川方面に降りる階段の上に、デジタルハリウッド大学の看板を発見(写真Click!)。

広報から秋葉原駅に看板を出すとは聞いていたけれど、ここだったのかと納得。月曜日のスギヤマスタイルでも紹介したけれど、看板のキービジュアルも、「LOVE ROLLERCOASTER」からのものだ。

午後7時からは、大学院で「デジタルコンテンツ産業概論」の講義。今日は、ゲスト講師シリーズの第2回で、大学院教授で、映画産業の川上から川下まで、すべて経験されている吉村毅先生に「映画事業の構造基礎」というテーマで講義をしていただいた。

この講義を受けると、「すぐにカンヌ映画祭で映画の買付ができるようになります」と最初に先生が述べられるのだが、2時間後には、本当にいくらで映画を買わなくてはビジネスとして成立しないか、ちゃんと計算ができるようになるのだ。毎年、思うのだが、この吉村先生のノウハウをいただけるだけでも、凄い価値だと思うのである。

予定通り、午後9時に講義終了。その後、11時半まで、大学事務室で、新卒のスタッフと懇談。入社して2ヶ月、たくさん知りたいことがあるというわけだ。

今日は、東京本校に寄らず、直帰した。
  
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June 06, 2007

ENBUゼミナールとのコラボに期待!

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午前10時、東京本校8階で、各部署の責任者が集まっての内部会議。決議することや討議することが多くて、午後3時に終了。

午後3時、大学院の修了者で、現在、NCGプロジェクトの研究開発のまとめ役をやっている新垣さんが、先週、沖縄で結婚式を挙げられたのだが、今日は、お嫁さんを連れて、校長室に来てくれた。おめでとう!

午後4時半、秋葉原メインキャンパスへ移動。大学と大学院の全スタッフが参加する大学会議。

午後7時、大学では、まだまだ大学生たちが残って、様々なサークル活動やゼミをやっている。今、セカンドライフで、テレビなどメディアに引っ張りダコの三淵教授も、ウェブプログラミングを勉強する大学生たちにとっては、とても熱心な指導者なのだ(写真Click!)。

午後8時、御茶ノ水に戻る。ちょうど4階で、「ENBUゼミナール」の代表・坂口真人さんと会うことができた。演劇ブック誌を発行しながら、「ENBUゼミナール」で、俳優や監督を育ててきた方だ。

この4月、デジタルハリウッドは、演劇ブック社とENBUゼミナールを、東京本校4階に招いたのだ。そして、今日から、デジタルハリウッド総合サイトの入口にある職種に「俳優」が追加され、そのテキストをクリックしていくと、デジタルハリウッドの「ENBUゼミナール」紹介ページへ行くのだ。

デジタルハリウッドの受講生とENBUゼミの受講生の方々のコラボが、近い将来起こることは間違いないだろうね。それを想像すると、とてもエキサイティングな気持ちになる。

そのまま、いつものように夜中まで仕事をして、本日終了。
  
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June 05, 2007

セガ伊藤武志さんとミーティング。夜はタボット社設立パーティ!

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午前10時、富士ソフト秋葉原ビル11階にあるサードキャンパスで、自己点検会議。

12時に終了し、そのまま20階に上がり、社員用の食堂へ。広々としたセルフサービスのカフェテリアになっているのだが、すべての食器の裏側にチップが付いていて、会計は、食べた後に、トレーのまま会計台に乗せると自動計算。そして支払いはEdy。これは便利だね。

午後1時から、富士ソフトの映像関連の責任者である石田部長と打ち合わせ。

午後2時に御茶ノ水の本部に行き、定期株主総会通知発送の件で臨時株主総会。臨時といっても、毎年のことではある。

午後3時、本科3期生でその後、ずっとセガにいる伊藤武志さん(写真)とミーティング。伊藤さんは、建築系の大学を出た後、1年間就職。しかしCGをやろうと、97年4月に入学してきた方だ。彼の卒業制作は、とても素晴らしく、今でも、古株のスタッフは、その作品のことを良く覚えている。

その伊藤さんは、昨年から「VE研究開発部」という名称でCGアニメーション開発部門を設立。入社9年目で80人の部下を持つ部長になったとのこと。

昨年、60人のCGクリエーターを中途採用して、いよいよ、これから本格的に映像制作に乗り出すために、いろいろ準備を重ねている。少なくともチームの半分は、デジタルハリウッド卒業生だろうと。

伊藤さんは、継続的にフルCGアニメーション作品を生み出すためのシステムやビジネスを考えている。Pixerのようなことを、いかに日本のコンテンツ産業の環境の中でやるかという、たいへんな問題に取り組んでいるわけだ。

「デジタルハリウッドで抱いた夢を実現しようとしているのですから、校長も協力する義務がありますよ」と伊藤さんに言われた。心にずくっと刺さった。こんなことを卒業生に言ってもらえるなんて、本当にうれしい。感謝!

午後4時半、本部のコンテンツ企画の吉田さんと末田さんとミーティング。彼らは、カリキュラムやコース開発のリサーチ部門。数年先の技術トレンドや社会状況を予測するために研究をしているのだ。デジタルハリウッド内のシンクタンクみたいな役目だ。

午後7時。古くからの仕事仲間である吉岡賢さんと小池隆弘さんが新たに立ち上げられたゲーム制作会社TABOTの設立記念パーティへ。

ぼくがまだ日本大学理工学部の中でヴァーチャルリアリティの委託研究開発をやっていた1993年。小池さんがプログラミングした「KOIKE RACING」というテストアプリがあった。

SGIのリアリティエンジンの性能を確かめるために作られたソフトだった。その名のとおり、リアルタイムCGでドライビングをするソフトなのだが、プログラムで前方に無限に高低差のある地形、木々、そしてゆるやかにうねったるする高速道路を発生していくのだ。

ぼくは、ハンドルを握り、換算速度300Km/hぐらいで、その中を好きなだけ走っていくのだ。1時間以上ドライブを楽しんだこともあった。初めて、ヴァーチャルリアリティの中が、気持ちイイと感じた瞬間だった。だからセカンドライフで得られる感覚は、ぼくの中に残っていた感覚でもある。

さて、ちょっと脱線したけれど、この設立パーティには、本当に多くの昔の仕事仲間が集まっていて、それほど大きくない事務所は、100人以上の業界人で埋まってしまった(写真Click!)。

とくに初期のビジュアルサイエンス研究所のCGアーティストやプログラマーに再会できたのは、うれしかった。30人ほどもいらしただろうか? みんな元気で業界にいる。そして、もちろん、本科1期生も含めて、何人もの卒業生にも会えた。

仲間が前進して行く姿って、本当にうれしいものだと、当たり前のことなのだけど、改めて感じた夜だった。

  
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June 04, 2007

MXTVの収録で、東京ワンダーサイトへ行く

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お昼から東京本校に出て、仕事開始。午後3時過ぎに出て、午後4時前に国際連合大学の裏にあるトーキョーワンダーサイト青山(写真Click!)へ。

今日は、東京MXテレビの情報バラエティ番組「Tokyo,Boy」の収録。レギュラーの出演者は、石原都知事、テリー伊藤さん、浅草キッドさんだ。

ワンダーサイトに着き、番組ディレクターと軽く打ち合わせ。ワンダーサイト青山は、アーティストの発表の場というだけでなく、レジデンスアーティストのための施設でもある。

今日は、「わたしが考える東京オリンピック2016」という御題で、主に都内の美大の学生たちが、ポスターや模型などでプレゼンをして、都知事やテリー伊藤さんが、それを評価するという流れ。ぼくは、クリエーターを育成している人という立場で呼ばれた。

どんな作品が出て、どんな評価が出たかは、番組で見ていただくとして、控え室などでは、テリー伊藤さんの斜視が手術で直ったら、優しい顔になったと話題が集中していた。

収録が終わり、お腹が空いたので、カフェに入って軽く食事。午後8時前に東京本校に戻る。そこから、普通に夜中まで仕事をして、本日、終了。

さて、今、社内では、今年のデジタルハリウッド大学のパンフレット(写真)が、とても話題になっている。表紙やキービジュアルを、東京本科2期生で、その後、SCEで活躍し、映像作家になった堀江弘昌さんから提供してもらったのだ。

堀江さんは、現在、動画革命東京のファンドを使って、フルCGアニメーション「LOVE ROLLERCOASTER」を作っている。この夏に完成予定なのだが、いち早く、その作品からキャラクターたちを使わせていただいたのだ。

パンフレットの内容も、2年間の大学の活動の中で、学生たちが多くのプロジェクトをやってきたので、彼らにフォーカスして、大学生活を紹介するものとした。

受験用の案内ということではなく、デジタルハリウッド大学を知っていただくには、とても良いパンフレットが出来たと思うので、ご興味のある方は、お気軽にdaigaku@dhw.co.jpにリクエストをどうぞ!
  
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June 03, 2007

東京本校で「デジタルメディア概論」

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午前11時に東京本校へ。ちょうど12時からセミナールームで「デジタルメディア概論」の講義。

今日は、主に、この4月生として受講を開始された方々が参加されていた。横浜、渋谷、秋葉原、池袋の各拠点校からも来てくれていて、新年度生ということもあり、いつもより多い方々が集まっていた(写真Click!)。

いつも少しづつ講義の内容をアップデートしているのだが、パワポを2枚ほど増やしたので、かなりスピードアップして、しゃべった。すると途中10分の休憩を挟んで、3時間15分で終わった。あんまり長いのも、なんなので、このぐらいのペースでやりたいものだ。

さて、デジタルハリウッドの特徴のひとつに、受講生の方々のキャリアが、もの凄く幅広いということがある。これは、デジタルハリウッドを受講された方々が、誰でも感じることだろう。

講義が終わって、質問にいらした方の中に、なんと「MSX ASSOCIATION」のメンバーの方がいた。もうMSXと言って、ピンと来る方は、少なくなってしまっただろうか?

「プラットフォームに依存しないオープンな開発環境と、数々の名作を後世に残していきたい」というモチベーションがメンバーを動かしているとのこと。

どんどん新たなことが出現していく、我々の世界だが、「デジタル文化継承」ということを、ちゃんとやっていかなければならない状況にあることも確かだ。MSX継承、素晴らしいことだ!

夕方、学長室に戻って仕事開始。やたらハードな機材だらけの部屋だが、ポプリを頂いたので、ちょっとアロマの世界をプラスした。気持ちが落ち着く効果があるようだ。

匂い発生器をパソコンにつなげば、ネットで匂いの配信も可能な時代であるけれど、こういう原点みたいな方法は、知っておくべきだよね。

午後8時、本日は早めに引き上げた。

  
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June 02, 2007

In-worldで第2回東京国際マラソンに参加!

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午前5時、家から大学メインキャンパスに電話。じつは、このとき大学では、セカンドライフ研究室のメンバーが、フジテレビに協力して、ある記者会見に参加する準備をしていたのだ。

昨日までの予定と4時間遅れ、さらに今になって2時間遅れとなった、その記者会見は、なんと世界中から40名のジャーナリストが選ばれて、Second Lifeの「Silverscreen島」で行われるダイ・ハード4.0の記者会見なのだ。遅れの理由は、主演ブルース・ウィルスさんの予定とのこと。

ハリウッドスター自身が、アバターとなって、リアルボイスで、In-worldで記者会見をやるって、凄いと思うし、これなら、まさに世界同時に主要ジャーナリストとやりとりが出来るわけだ。全員がジェットで、ロスアンゼルスに駆けつけることを考えると、地球にも優しいね。

この時間帯、Silverscreen島は、規制がかかっていて一般のぼくたちは入ることができないようになっている。こういうことが簡単に設定できるのもSecond Lifeの良さだ。セレブへのセキュリティという点でも、経費が安くなるよね。

昨晩のパーティで知り合ったChizzyさんも、この記者会見の手伝いをして大学にいるとのこと。実はIn-worldのことを、外のテレビの世界から取材するって、けっこう機材とかセッティングとかたいへんなのだ。この模様は、来週には、フジテレビで放送されることになるとのこと楽しみだ。

午前5時過ぎに眠りに就き、午前11時に起きる。そしてお昼、再びIn-worldへダイブ。今まで、適当にほっつき歩いていたのだが、今日は初めて、イベントに参加することにしたのだ。

それは、第2回東京国際マラソン。東京の有名な街のシムが繋がっている場所にコース設定をして、実際に走るのだ。ここでは空飛ぶモードは禁止。さっそくmirai島で、参加表明して、ゼッケンを貰う。このゼッケン四角で、頭の上にのっかるのだ。ぼくは、青組の13番をもらった。

しばらく参加選手用の控え室で待つ。その間、みんなでチャットして楽しく過ごす。午後2時、いよいよスタート地点へ移動。ぼくはちょっと、他のことに気を取られて、遅れてスタート地点へ。ほぼ最後尾に着く(写真Click!)。

予定より押して、午後2時5分スタート。出足で躓き、あっという間にみんなに大きく引き離される。それでも諦めずに、コースを走っていく。結局22分ほどかかって、ゴール。何組かに出発時間を分けて、競技が行われているので、成績はタイム。青組のトップが優勝かは、まだわからない。

全員が、ゴールして、ゴール地点の頭上に作られた特設会場で、表彰式。トップは他の組。記録は19分台とのことだった。ちゃんと表彰台もあり、リアルな賞品も出ていた。

このイベントのために、オーガナイザーたちが、毎夜集まって、たいへんな作業をしたはずだ。まさにユーザー自身が創っていくSecond Lifeのスタイルだね。

VWBCのChizzyさんも、「ダイ・ハード4.0」の記者会見の手伝いから、そのまま寝ずに、引き続き、このマラソンをレポート。マイクを持ちヘッドセットをしたChizzyさんを表彰式で見つけることができた(写真)。

さて、実際にマラソンのようなかなりアクティブなイベントに参加してみて、これまで以上に、自分にIn-worldの感覚が刻まれてたことを感じた。In-worldでの体験を、非常にリアルに感じるのである。脳がどんどん適応していく感じだ。

リアルなぼくは、今日はオフ。夜、高円寺の街に出て、欧風居酒屋「ABRAXAS」で夕食。ここの「あさり炊き込みご飯」はパエリア風で美味しい。最後に Grahamのポートワインを飲んで仕上がり、家に戻ったのだった。

  
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June 01, 2007

「セカンドライフ公式ガイド」出版記念パーティ

Click!
午後1時、元アップルジャパン社長の原田さんがCEOとなってから、破竹の勢いの日本マクドナルド。その日本マクドナルドのCIO前田さんとミーティング。

最近、ぼくのまわりのマクドナルドは、24時間オープンのところが増えている。秋葉原駅前に開店したばかりのマクドナルドでは、電源コンセントも用意されている。世界に展開しているマクドナルドだけど、日本マクドナルドとしての独自でやれることも多いので、いろいろ挑戦できる企業とのことだった。素晴らしいね。

午後3時、デジタルハリウッドのアメリカ校であったdhima校の6期生の船曳三希さん(アーティスト名MIKI)が、再度、校長室を訪ねてきた。前回のことは、スギヤマスタイルの3月29日で紹介したけれど、あのとき紹介してもらった絵本のパイロット版がいよいよできたとのこと。

来月、ロスアンゼルスでエージェントに会って、出版社との交渉に入るとのこと。ぜひアメリカでの出版が実現して欲しいものだ。

その後、役員室スタッフとの打ち合わせ。そして、午後7時、原宿のcopon norpという隠れ家的レストランへ。今日は、インプレスR&Dから出版された「セカンドライフ公式ガイド」の出版記念パーティなのだ。

この公式ガイド、デジタルハリウッド大学院セカンドライフ研究室監訳ということで、ぼくが最初の乾杯の挨拶をさせてもらった。会場には、80年代のパソコン創世記からの業界の重鎮もいらしていていた。Second Lifeがデジタルコミュニケーションに与える影響の大きさを感じさせる状況だった(写真Click!)。

今回の監訳のキーマンとなった三淵教授(写真)は、集まったみなさんから、引っ張りダコで質問を受けていた。また、セカンドライフ研究室に深く関わっているシャ乱Qの「はたけ」さんも出席。「はたけ」さんは純粋にSecond Lifeの可能性にワクワクしているという印象。そのため、Second Lifeを知ってすぐにハイスペックノートパソコンに買い換えたそうだ。

また三淵先生たちは、VWBC(Virtual World BroadCast)を組織していて、そのレポーターの一人であるTさんにもお会いできた。Second Lifeの中では、「In-world Reporter Chizzy Dilly」として活躍中だ。

Second Lifeでは、「In-world」という言葉が、定着してきているのだが、なかなか蘊蓄がある呼び名だと感じるのである。

午後10時、原宿から御茶ノ水に戻り、仕事再開。午後11時頃、ふと眠気に誘われ、ソファーで横になって、気付いたら午前3時過ぎ。明るくなる頃、高円寺に戻った。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )