November 30, 2005
TOKYO FMメディアプレゼンテーション2006に参加
午前11時、秋葉原の大学へ。12時から大学運営会議。いつものように検討することは、たくさんある。 13時40分、2階に移動して、モバイルコンテンツフォーラムが主催するmobidec2005に講師として参加。講演タイトルは、「近未来のデジタルライフの姿〜デジタルラジオの可能性・放送と通信の融合の行方〜」ということで、15時30分すぎから、しゃべったのだが、持ち時間が20分ということで、終わりのほうが駆け足になってしまった。 午後3時すぎ、そのまま上に上って大学に戻ると、ビューテックラボ会長・中野正和さんがいらしていた(写真)。mobidec2005に来たので、大学に寄ってくれたとのこと。 中野さんは、実はデジタルハリウッドを設立するときに、日立製作所に勤務されていて、日立社内で熱烈にデジタルハリウッドへの出資を進めてくれた方だ。日立が出資という状況が固まったので、当時、日本IBMも出資を決めてくれたこともあって、デジハリにとっては、たいへんな恩人だ。いつも、僕たちを気にしてくれていて、本当に有難い。 その後、一瞬、東京校に寄り、すぐにホテルニューオオタニへ。16時半からの「TOKYO FMメディアプレゼンテーション2006」に出席。ニューオオタニの1階のバンケットルームに一杯の人が集まっていた。 プレゼンテーションのほとんどが映像で行われ、TOKYO FMが、スポンサーやイベントや雑誌や地域などと、様々なコラボレーションを進めている例が、次々に紹介され、いかに先鋭的にクロスメディア戦略をとっているかが、とても良くわかる内容になっていた。 プレゼンテーションのトリが、ぼくも関わっているデジタルラジオに関するものだった。TOKYO FMの仁平成彦さんが壇上で、デジタルラジオの現状について説明。設立される事業会社「Multiplex Japan」の名前の由来についても説明(写真Click!)。 認可さらるデジタルラジオ局は、ひとつなのだが、実際には、15チャンネル分ほどを多重(multiplex)に放送できるということから、名付けられたわけだ。1年後には、多くの方に知ってもらっている放送局になるはずである。 午後6時半、東京校に戻り、プロデューサー会議に途中から参加。その後、人事系の定例会議、8時に終了。 午後9時半、今晩は、テレビ会議システムをつなげて、大阪サテライトキャンパスに通っている長谷川院生と面談。長谷川さんは、現役の高校教師。国際文化交流の拠点となるようなポータルサイト構築の夢を持っている。素晴らしいことだ。 その後、11時半まで仕事。風邪薬で、頭がぼうっとしているので、早めに切り上げたのだが、そのせいか、お茶の水駅で、うっかり「中央特快」に乗ったことに気がつかず、そのまま三鷹まで連れていかれてしまった。高円寺に戻る電車が、0時15分までなく、トホホだった。 |
November 29, 2005
風邪でダウン。夜、イム院生と面談
朝、なんと起きられない背中が痛くて、喉も痛くて、熱もある。これまでは、こんな時でも、平気で起きられたのだが、体力が落ちていたのかもしれない。 ということで、ほんとに珍しいことなのだけど、急遽、午前中の内部の会議に出席できない故を、東京校に電話したのだった。いろいろ感冒薬などを飲んで、そのまま午後5時まで寝込む。 午後6時すぎ、東京校へ。メールをチェックして、午後7時から、大学院生のイムさん(写真)と面談。イム・デウォンさんは、韓国で、音楽制作やウェブ制作に関わってきたディレクター。新しいビジネスを模索するために、今年からデジタルハリウッド大学院に来ている。 今日の話題のひとつは、韓国のデジタルコミュニケーション事情。ADSLでのブロードバンドが一番早く普及したのが、韓国ということは良く知られているし、またテレビ放送番組をインターネットに課金で流すというビジネスも確立している。 その韓国で、現在、一番力があるのが、mixiのようなSNSであるCYWORLDなのだそうだ。今や韓国の人口の1/4以上の1300万人が会員になっているとのこと。ソウルでは、社員が会社に出社して、まずやることが、CYWORLDに入って、自分のコミュニティの状況をチェックすることなのだそうだ。 あまりの普及に、サムソン社では、社内からのCYWORLDの利用が禁止したとのこと。さらに驚いたことには、ここまで普及すると、電話でのコミュニケーションが、どんどん減っているとのこと。CYWORLDから、連絡を取りたい人に、直接つながるというわけだ。この広がりを、韓国の芸能人の方々も利用していて、5人の会員を辿れば、必ず有名芸能人につながると言われているのだそうだ。いやはや面白いね。 2時間あまり話し込んだ。その間、校長室の隣では、デジタルハリウッドエンタテインメント社のコアメンバーが集まって、ロングミーティングをやっていた(写真Click!)。スタッフは20代も多くて、デジハリ本体より若くて、なんかデジハリ設立当時を思い出した。 まだ風邪なので、とにかく寝なければと、11時半に終了。早めに高円寺に戻った。 |
November 28, 2005
映像産業振興機構の臨時総会に出席
本日は、午後3時まで休みをもらう。せっかく朝起きたので、家のAVシステムのメンテナンスを行う。故障したAVアンプが、だいぶ昔に帰ってきたのに、それを組み込む作業をしていなかったのだ。 数年ぶりに機器をすべて外して引っ張り出すと、かなりの綿埃。掃除機をずっと回しながらの作業。さらに雑巾で拭き掃除。また、棚も組みなおしたり、思ったより時間がかかり、3時まででは、機器は納まったものの、配線まではできなかった。 午後3時、秋葉原に向う。その後、午後5時に経団連会館へ。今日は、ここで映像産業振興機構(VIPO)の平成17年度臨時総会なのだ。 迫本淳一理事長以下、多くの理事が出席。議長は、依田巽氏が務められた。VIPOでは、事業が予想以上に行われているとのことで、順調との報告があった(写真Click!)。 VIPOは、最近、事務局長が交代され、石川知春氏(写真)になった。デジハリとしても、大学院を中心にいろいろお世話なる方なので、挨拶をさせていただいた。 午後6時、ちょっと、体に寒気がするので、本日は、そのまま家に戻る。風邪気味かもしれない。 |
November 27, 2005
大学院入試の面接官をやる
November 26, 2005
東京校で「デジタルメディア概論」の授業
今日から、「私の頭の中の消しゴム」が、予定を延長して、260館でそのまま継続。新しく9館が加わって、269館での公開が続くとのこと。 こういうのを業界では「ムーブオーバー」というそうだが、最近では、「ムーブオーバー」になる映画は少ないとのこと。ようするにロングランになったわけだ。凄い人気だね。 原案者の木村元子さんの号泣ブログも、映画を観たファンたちのアクセスを集めているようだ。 さて、本日は、午後1時から、東京校のセミナールームで、東京、渋谷、横浜の関東3校の方が集まっての「デジタルメディア概論」。今日は、予定を20分オーバーして、4時50分に終了。終わったところで、教壇から写真を撮る(写真Click!)。受講したみなさん4時間近く、ご苦労さま! 5時すぎに部屋に戻って、部屋の整理を始めた。ちょっと抜本的にいらないものを捨てようと、引き出しをひとつづつひ、ひっくり返す。いらないものも、たくさん出てくるが、ずっと無くなったと思っていたものも出てきた(笑)。 午後11時半、家に戻り、最近、手に入れたDVD「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム 」(写真)を観た。当時の本牧の感じが、ひしひしと伝わってきた。 ゴールデンカップスは、中学の頃、日本のバンドで一番好きなバンドだった。仕方なくグループサウンズをやっている感じは、中学のぼくにもわかった。 「長い髪の少女」のイントロでの一瞬のギターの早引きとか、「銀色のグラス」の凄いドライブ感のランニングベースとか。その後の彼らの生き様を見ても、本当にロックバンドだったなと。素晴らしいね! |
November 25, 2005
世界初のiPod専用TV局からの取材
今日は3時間ほどの睡眠時間だったので、ちょっと眠い。 午後1時、「世界初のiPod専用TV局」と銘打っているPodTVからの取材。このTV局を運営しているのが、メディアエンジン社の内田勉社長(写真)。 内田社長は、全テレビ放送の3%ぐらいがPodcastingになると予想。現在の業界を2兆円として、その3%が600億円。その中で、10%のシェアを取るべく事業展開していくとのこと。まずは、視聴者10万人を目指すそうだ。大きな数値目標があるのは素晴らしい! 午後2時半からは、いつものように大学院運営会議。相変わらず討議することは、非常にたくさんある。変化していくことが進化という気持ちで、判断をしている。 午後4時半からは、デジハリ内で作ったファンドに関する会議。午後6時から、溜まっている郵便の整理。 午後7時からは、3月末のスケジュールの調整で、スタッフと会議。スクールも大学院も3月に仕事が集中するし、会社自体、年度末ということもあって忙しい。よほど気をつけないとダブルブッキングになってしまうのだ。 金曜日の夜ともなると、さすがに内部会議も外部からの連絡も無くなるので、ゆっくり資料を読み込む時間。気がつけば、午前2時。 季節のわりに、寒くない夜。帰りに非常階段に出ると、大学のあるダイビルの斜め上に奇麗に三日月が出ていた。さっそく、デジカメを「夜景」モードにして撮ってみた(写真Cick!)。 |
November 24, 2005
木曜日の夜は長い!
午後1時、ある企業の方々が、来客。来年度の大学院ゼミについて、冠講座が可能かのミーティング。 2時半に大学へ移動し、午後3時から4時半まで、カリキュラムに関する会議。その後、ヨドバシカメラに寄って、PCソフトを物色。午後5時すぎに東京校に戻る。 夕方、昨日のイベントについて、デイビー日高さんによる記事20年後のコンテンツビジネスでは“萌え”が当たり前のものに?! -萌えてはいけない。(前編)とクリエーターはビジネスマンの食い物にされるな! -萌えてはいけない。(後編)がネットのニュースに流れる。大学院生のラボは、この記事で、ちょっと騒然としていた。 午後6時半、某新聞社より、デジタルラジオに関する取材。あまり新しい材料を提供できなかった。午後7時からは、例のムービー制作プロジェクトの件で、吉田院生から報告を受ける。順調に進んでいるようだ。 午後8時、大学生が2人、校長室を訪ねてくる。土曜日からロスのディズニーランドへ行くとのことで、DVカメラを貸して欲しいとのこと。彼らは、なんでもディズニー50周年記念の雑誌取材の特派員として抽選で当たったのだそうだ。ラッキーだね。4月に入学式でロスに行っているし、英語も鍛えているし、なんとかなるだろう。 午後9時すぎからは、基本、毎週木曜日の夜にやっている大学院ゼミ。サイバーファッションについてやっているのだが、だいぶ検討の方向性が、まとまってきた。11時半に終了。 5階に行くと、デジタルハリウッドエンタテインメント社の打ち合わせ場所で、脚本家の岡本貴也さんが、スタッフと次回作について激論中。やっぱり作品は夜中に生まれるのだろうか? 明後日からは、脚本と演出を担当されている【舞台|阪神淡路大震災】の神戸・西宮公演が始まるとのこと。神戸出身の岡本先生が、「マスメディアでは伝わらない。けれど、演劇にはそれができる」というコンセプトでまとめた舞台。すでに新潟、岩手、仙台、盛岡での公演は大好評。関西の方々、ぜひ、ご覧になっていただきたい。 0時過ぎ、やっと時間ができて、その後、午後3時まで、溜まっている仕事をする。東京校では、いつものように大勢のCG系の受講生がオールナイトで作品制作中(写真Click!)。これぞデジハリという感じだ。 |
November 23, 2005
秋葉原で、「萌えてはいけない。」イベント!
昼過ぎ、秋葉原の大学へ。今日は、大学院生のグループFortuneCookiesが企画および主催する「萌えてはいけない。」があるのだ。 FortuneCookiesのメンバーだけでなく、非常に多くの大学院生が、スタッフとして参加していた。院生の二人がオタクとメイドに扮して色を添えて(?)いた(写真)。 会場は満員。またマスコミの方々も10社ほど来ていた。「萌え」に関する関心が、まだまだ高いのだろう。 午後2時から院生が制作した「萌え」に関する映像を15分流し、いよいよゲストたちが、入場した。最後に、今日まで明らかにされなかったシークレットゲスト富野由悠季監督が入場すると、会場に声があがった。 今回は、院生たちが企画・運営しているので、今日まで、すべて任せっぱなしだったので、あまり意識していなかったのだが、NHK・BSの人気番組と同様の布陣に富野由悠季監督が入った状態は、まさに壮観(写真Click!)。 写真・左から、タレントの笹峯あいさん、民俗学者の大月隆寛さん、大阪芸術大学客員教授の岡田斗司夫さん、マンガ・コラムニストの夏目房之介さん、マンガ家のいしかわじゅんさん、そしてガンダムシリーズの生みの親アニメーション監督の富野由悠季さん。これ、ぼくが座っている視点からの写真。この位置で討論を聴いていると、ほんと凄い迫力だった。 さて、討論の内容は、今後、いろいろ院生たちによりまとめられ、発表するとのことで、ここでは控えるが、途中から、話は、どんどん白熱。誰もが、そのまま相手の発言を受け入れるようなことは無く、どこか反論するので、全員納得の結論に至ることも無い。話題は、「萌え」から始まったものの、マンガとアニメを中心にしながらも、壮大とも言える発言が連発。 ぼく自身、パネラー側に座ってはいたのだが、終始ハラハラ、ワクワクしながら、討論を聴くという状況。日本のマンガ、アニメをどのような立ち位置で、今後、見ていくべきかという、たくさんのヒントをいただいたと、有難いという印象が残った。 午後5時半、イベントは、終了。しかし、先生方の討論の熱気は、楽屋でも覚めず、言いたいことは、まだまだあるという雰囲気だった。 午後7時、大学を出て、高円寺に戻る。まだ、頭が興奮状況。スペイン風居酒屋ラスメニーナスに直行。そこで、オーナーシェフのジョンの赤ちゃんに初対面。ワインを飲みながら、ゆっくりと夕食を食べさせてもらったのだった。 |
November 22, 2005
明治製菓サイトの「チョコレートンの冒険」
6月に明治製菓のプレゼン通過したデジタルハリウッド大学院の院生とデジハリ本科生の本格的なコラボ制作のサイトが公開となった。 この作品を企画していく中で、大学院にストーリーマーケティング研究室も設立された。ストーリーテリングをネット広告の世界に持ち込んだ新しいタイプの試みとして評価をしていただければと思っている。 タイトルは、「チョコレートンの冒険」だ。左に出てくる「スタッフ」のほとんどが、院生や本科生。とくに監督・脚本の辻下直美さんと、CG監督の斉藤瑞季くんが、東京校に住み込み状態になって頑張って仕上げた。楽しんでいただければ幸いだ。 午後1時から、起業を目指す本科生と面談。実写・CG・VFXをこなす制作集団を目指すということだった。デジハリには、起業をバックアップする体制は、ほぼ完璧に揃っているので、いろいろ説明した。 午後2時から、保険会社の人が訪ねてきて、いろいろ説明を受ける。午後3時から、日本経済新聞産業部から、ブログについての取材を受けた。 午後7時、港区芝大門にある国際IT財団の交流会に参加(写真Click!)。牛尾治朗理事長もいらした。デジタルハリウッド大学と大学院の状況について報告させていただいた。牛尾理事長は、とくに起業を目指す院生が多いことに関心を持たれていた。 毎年、岡山で映像のコンテストをやっていたのだが、そのとき、たいへんお世話になった元岡山県企画振興部情報政策課長だった高井たかしさん(写真)とも、久しぶりに再会。高井さんは、平成16年に総務省に戻っていたのだが、この秋、岡山市長選に立候補、初めての挑戦ということで、敗れてはしまったものの、政治家としての道を選ばれた。1969年生まれ、ぜひぜひ頑張っていただきたいものだ。 午後9時半、東京校に戻り、院生の菊池成人さんと面談。90分ほど、彼がやっていきたい事業について話し合った。いつものことだが、院生との対話は、本当に刺激的だ! 0時に仕事終了。その後、夕食を食べて、高円寺に戻った。 |
November 21, 2005
本日オフ、いつものように読書
本日はオフ。実は、明け方、録画しておいた東京女子マラソンを観ていた。35Kmからの走りは、本当に凄かった。 さらに勝利インタビューの内容にも、びっくり。常人の発言だったら反発してしまうかもしれない国民全員に呼びかける無垢な言葉が、高橋尚子選手の有言実行の前では、もの凄い説得力。神々しくさえ見える彼女の姿に、人間の無限の可能性を信じることができた。 午前中、ずっと寝て、午後から、12歳まで育った中野へ。年に3回ほど美容室に行くのだが、25年ぐらい通っている美容師さんが、中野にいるのだ。途中に通る中野駅北口の「サンモール」へ行くと、ぼくは、まるで故郷を訪ねたような気持ちになる(写真)。 夕方、戻ってきて、本を読む(写真Click!)。ひとつは、昨日頂いた「理系思考 エンジニアだからできること」。この本は、まさにぼくが昔から感じていたことを書いてくれている、とてもうれしい本だ。どうも世の中では、理系に進み、エンジニアとして社会人となることが、まるで文系を出てビジネスマンになるより損であるような状況があると思っている人が多いのだ。 ぼくは、それは単に、エンジニアが、世界を論理的に見るあまりに、どんな事象も断言して話すということが、できないからだと思うことが、多々あった。そう、知らないからこそ、論理的思考じゃないからこそ、物事、断言できることも多いわけで(笑)。でも、21世紀のどんなビジネスも、科学技術を使いこなさずに成功するなんて有り得ない。 ぼく自身、いまだに自分をエンジニアだと思っている。エンジニアとしてのバックグランドがあるからこそ、デジタルコミュニケーションの世界で仕事をできているのだと、つくづく思うのである。 さて、ちょっとした時間の切れ目に読んでいるのが、毎年、文芸春秋社から出る「日本の論点」。今年の2006年度版では、ぼくも「アニメやゲームで世界を席巻し続けるには自国の文化に対する愛が必要だ」という論点で寄稿させてもらった。この本、120人余りの論客のそれぞれの主張を読める上に、用語の解説や年表、グラフなども含まれていて、さらに、興味のある人や項目で、どこからでも読めるので、楽しい。 夕食は、家から一番近くのお気に入りのレストラン、串焼き処DIZZに行き、鳥鍋。美味しかった。 |
November 20, 2005
デジハリ祭・第2日目(その2)
デジハリ祭・第二日目(その1)
デジハリ祭2日目、ぼくは、ふたつのトークイベントのナビゲーターをやることになっている。 まず、お昼から、「惑星大怪獣ネガドン」を制作した粟津順監督と軽く打ち合わせ。午後1時から、90分あまりのトークイベント。 ネガドンは、池袋テアトルでレイトショーで2週間あまり公開していたのだが、観客動員数で、レイトショー記録を作ったとのこと。凄い反響だ。 今日は、粟津順監督の小学校時代から、現在に至るまでのことについて、根掘り葉掘り訊かせていただいた。その中から、CGとVFXに拘る監督の強い思いが伝わってきた。 午後3時からは、次にトークイベントの打ち合わせ。GONZOが、来年1月に公開する「銀色の髪のアギト」について、アニメーションプロデューサーの堀さんと映像制作部の雀部部長(写真)をお招きして、いろいろ話していただこうという企画。 午後4時から開始。会場には、GONZOファンの方が、たくさんいらしてくれた。オリジナルビデオやテレビアニメシリーズでは、素晴らしい作品を世に出してきたGONZOだけれど、劇場用アニメを世に出すのは、今回の「銀色の髪のアギト」が初めてなのだ。 話題は、オリジナルストーリーを作り上げていく難しさや、それを90分とう長さに収めていく苦労などが中心となった。GONZOは、今後、どんどん劇場用アニメを世に出していくということで、すでに次回作の制作が架橋とのこと。 もうすぐ、PRODUCTION I.Gが株式公開となる。GONZOは、すでに株式公開をしている。どちらの会社も、ぜひPixerのようなステイタスを持つ会社となってもらいたいものだ。 6時前、そろそろ、デジハリ祭が終了に近づく。ここで、2日間に渡り、音楽やトークで、全体を盛り上げていたデジタルハリウッド大学放送部のpodcastの収録にゲストとして参加(写真Click!)。ちょっとした収録機材とPCだけで、本格的に番組が作れるのは、本当に楽しいね。 本日は、もう一本、ブログをアップ。ちょっとお待ちを。 |
November 19, 2005
デジハリ祭・第1日目(その2)
学園祭、普段見慣れている大学内の雰囲気が、ぜんぜん違う(写真Click!)。面白いものだ。 デジハリ祭、一日目、エントランス近くにブースを構えて、一日中、トークや音楽で学園祭を盛り上げてくれたのが、デジタルハリウッド大学放送部の宮本部長とDJインリンくん(写真)。彼らは、本格的にPodcastingをやっている。デジタルハリウッド大学の学生たちの状況が、とても良くわかるので、一度、聴いてみていただきたい。よろしく! 7時半からは、近くのライブハウスを借りて、AC/DHという音楽サークルが、ライブ。ぼくも、最後のほうに見に行った。ぼくが見たバンドは、バリバリのパンクバンド。バンドメンバーより、観客の大学生たちが、飛び上がりながらの観戦、とても凄く盛り上がっていた。そのエネルギーに圧倒された。 本日、2本目、ブログを終了。また明日! |
デジハリ祭・第一日目(その1)
12時前に秋葉原の大学へ。今日から、2日間「デジハリ祭」なのだ。 各サークルが、趣向を凝らして、いろいろな催し物をやっている。イベントも、午後1時からのブロッコリー木谷会長の講演から始まって、もりだくさんになっている。 アキバということで、企画された「メイドカフェ」の入りも、なかなか良い。ただ自分の学生に、「お帰りなさいませ、ご主人さま」と迎えられて、なんか恐縮というか萎縮というか、不思議な気持ちになった(笑)。 高校生とそのご父兄という組み合わせの方も多くいらしていた。サークルで発行している漫画同人誌や音楽系フリーペーパーなどもあるし、写真やクレイモデルやMAYA作品の展示などもあり、まさに文化祭だ。 午後4時からは、ぼくも審査員の一人となって、学内の「クリエーターズ・オーディション」。全部で33の映像作品が出品。その中から優秀賞や審査員賞などを選ばせてもらった。カットが早く展開していく作品が多いことに印象が残った。 午後7時からは、横山兼大くんが急遽企画したYahoo!JAPANの関祐司さん(写真・左)と橋本ダイヤ先生(写真・右)をゲストスピーカーに迎えての「検索テクニックの最前線2005」のトークイベント。 昼間とは打って変って、WEB業界人とデジタルハリウッドの院生たちという参加者(写真Click!)。さすがに、関さんの検索テクニックは、いろいろと勉強になった。後半、大学1年生の横山くんによるファシリテイターぶりが光った。関さんと橋本先生から、とても良い話を引き出していた。 本日、もう一本、ブログをアップ予定! |
November 18, 2005
ダイヤモンドドックスの「OPERAtions」を観る!
朝、普通に仕事開始。午後1時からは、中途採用の最終面接。本日は二人の方に会った。 午後2時半、一階セミナールームで行われていたAlias社主催のイベントに参加。前半は、MAYAの新技術に関するものだったが、後半は、Disney社の最初の3Dアニメーション作品となる「チキンリトル」に関してのメイキングセミナー。この作品は、アメリカで実際に、立体映像として上映する映画館が、かなり確保された。出だしの興行成績は非常に良いそうだ。 夕方、ここ数ヶ月分で頂いた名刺を整理。本当に、たくさんの方々と出会っているなと、再認識。コンテンツ産業って、本当に、人と人の出会いでしか、仕事が生まれないものなのだ。 午後6時すぎ東京校を出て、銀座博品館へ。今日は、午後7時から、デジタルハリウッドエンタテインメント社がプロデュースしているDiamond Dogsの「OPERAtiones」を観るのだ! Diamond Dogsの7人は、それぞれダンスが得意で、さらに個人が、タップやブレイクなどスペシャリティを持っている。ボーカルやコーラスにも定評がある。歌とダンスを中心としたショーは、得意なのだ。 今回の「OPERAtiones」は、「私の頭の中の消しゴム」の原案者の木村元子さんがプロデュース。岡本貴也さんの脚本・演出のパワーが炸裂。お芝居仕立ての、まさにエンタテインメントといったステージになっている。 今晩は、デジハリ広報担当のMさんと来たのだが、なんとDiamond Dogsのリーダー東山義久さん(写真)が、大学時代同じゼミの後輩だったとのこと。Mさんも、彼が舞台の世界へ進んだこと知っていたものの、彼のステージを見るのは初めてということだった。 会場は、ぼくも含めてかもしれないけれど、業界人らしき男性を抜くと、ほぼ100%女性のお客様という状況。すでに何度か、今回の「OPERAtiones」を、ご覧になっている方もいるとのこと。フィナーレ(写真Click!)まで、やっぱりライブって、いいなあと感じることができた。 Mさんと楽屋を訪ね、メンバーに挨拶。土曜日と日曜日のステージ、ぜひ頑張ってもらいたい! |
November 17, 2005
中小企業ホームページグランプリ多摩の審査会
朝、ちょっと自宅で仕事をして、立川に移動。今日は、ネットワーク多摩で行った「学生がつくる中小企業ホームページグランプリ多摩」の最終審査会があるのだ。 午後1時、審査員が、アゴラ立川ネクストキャリアセンターに集まる。すでに、審査員たちは110作品をすべてみて、それぞれの審査はしているので、本日は、審査員が選出した作品を、もう一度、全員で見ながら、それぞれのホームページの特徴について議論。真剣な討論の末、2時間ほどで、審査員一同、納得の結果となった。 ネットワーク多摩は、地域の大学と行政と産業をつなぐ、いろいろな活動を行っているのだが、このホームページグランプリは、とても良い活動になっていると思う。こうした取り組みは、どなたでも良いと思われるだろうが、実際に活動するには、人がキーになる。 活動の中心を担っていらっしゃるのは、中央大学教授で、社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩専務理事の細野助博先生(写真)だ。細野先生の行動力には、いつも頭の下がる思いがする。感謝。 夕方、東京校へ移動。昨日、スギヤマスタイルで紹介した学園祭のイベント「検索テクニックの最前線2005」は、予約が満員御礼となったようだ。やっぱり、みなさんの関心は、非常に高いのだなと感じる。まだ、他のイベントは、予約が取れるとのことなので、ぜひ、デジハリ祭に来ていただきたい。アキバの本物のメイドさんたちも参加するメイドカフェも話題を呼んでいるようだ。 午後9時半からは、大学院ゼミ。基本VR系の勉強をするゼミだが、後期の研究テーマは、「サイバーファッション」。ファッションといっても、産業社会の中で、実際に役に立つシチュエーションを追っかけているところだ。午後11時45分終了。 |
November 16, 2005
Yahoo JAPANの"検索の鉄人"が学園祭に登場!!
今、WEB業界での大きな話題は、Yahooの検索のシステムの変化が始まっていることだ。とても乱暴かつ簡単に言えば、サイトが検索されるスタイルから、ページが検索されていくスタイルへの移行だ。WEBサイトの検索エンジン対策が大きく変わってしまうことは、必須だ。それを受けて、以下のイベントが、緊急に決まったのだ。 ------------------------------- Yahoo JAPANの"検索の鉄人"が 学園祭に登場!! 「検索テクニックの最前線 2005」〜検索エンジンで"調べる技術"をパワーアップ〜 日本最大の検索エンジン企業 ヤフー株式会社から、検索の鉄人こと関裕司氏を招いて、デジタルライフをパワーアップする検索技巧の数々を披露していただく。 受験、試験、進路、課外活動、アルバイト、何をするにも情報力は基本。情報力の決め手が検索エンジンの使いこなし能力。ネットで調べるプロのコツを、鉄人から直伝していただける貴重なチャンス! 本イベントの主催サークル「リッチメディア」代表の横山兼大くんが最初に等身大のデジハリライフとデジタルライフ論を語る。デジハリライフはまさにデジタルライフ。ITのサービスを使いまくる日々の体験報告もする。 次に、ヤフーの検索の鉄人の関さんのメインレクチャー。内容は、当日まで詳細はヒ・ミ・ツ。「へえっ」「ほーー」「うわー」という参加者の皆さんの声で会場一杯になるはずだ。 最後にはネットで調べる技術を教える名物授業「リサーチ&プランニング」担当の当大学教員の橋本大也先生にもご登場いただき、検索の鉄人とトークセッション。検索サービスの最新事情と近未来予測や、お二人の学生時代から、IT企業で活躍する今に至るまでの華麗な軌跡などを語っていただく。 参加費は無料、先着申し込み100名には、協賛のヤフーから、豪華ヤフーグッズのおみやげつき。正直、この内容は、学園祭のイベントというより、WEBコンテンツ業界人の参加必須の内容だ。 ■こんな人に参加して欲しい! ・検索エンジンの超絶検索技法を知りたい ・受験、試験対策で検索を上手に使いたい ・インターネット技術の最新事情を知りたい ・ネットでなにかオモシロなことしたいなあと考えている ・マーケティングやリサーチに興味のある ・ヤフーや六本木ヒルズに憧れる ・将来ヤフーで働きたい ■開催概要 日時:11月19日(土)19:00〜 デジタルハリウッド大学(秋葉原ダイビル) イベント予約ページから、ぜひ、ご予約を! ---------------------------- 10時に東京校、11時に大学へ移動。12時から大学運営会議、今日は議題が多く2時間半ほどやり、東京校に戻る。 午後6時に、本郷の東京大学へ。今年で3年目になるのだが、工学部の「アントレプレナーシップ」という授業で、年に一度、講義をさせてもらっている。 毎年のことだけれど、東京大先端科学技術研究センター教授の広瀬道孝先生(写真)が、司会を担当してくださる。 どんな講師が来るのかわからないということもあるのだろう。教室は、前方中央は、誰も座らない(写真Click!)。予定を30分オーバーしたが、2時間、ぼくの講義を聞いてくれた。 夜9時には東京校に戻り、9時半から、院生の金子正明さんと面談。金子さんは、広告業界で、プランナーとして長いキャリアがある。これから、どのようなライフスタイルがトレンドとなるのか、いろいろな観点からディスカッションをしたのだった。 気がつけば11時半。そこからスタッフと打ち合わせとなった。 |
November 15, 2005
デジタルハリウッド大学祭が近づく! 夕方からは教員会議
朝、テレビで、紀宮さまが、皇居から帝国ホテルへ、移動する様子を見てしまったのだが、窓を開けたまま、公道を走ったので、ちょっとハラハラしてしまった。 確かに、沿道に大勢の国民が出ているので、分厚い防弾ガラス越しより、開けて国民の気持ちにお答えになりたいということだと感じたが、沿道からの距離は、数メートルだし、反対車線には、普通に車が走っているし、周りは、ビルに囲まれている。完全に警護できる状況とは思えなかったのだ。 11時に東京校に出て仕事開始。午後1時、日本CG文化交流協会の大島景宏先生(写真)が、東京校を視察にいらした。大島先生は、もともと上海生まれとのことで、日本に来て20年。北京にCG制作会社を持ち、CGを通じて日中の文化交流を長年進めている方だ。今後の協力体制作りを約束したのだった。 さて、今週末に、デジタルハリウッド大学の初めての学園祭が迫ってきた。今回、ほとんどが10代の大学1年生たちが、自ら企画し、外部企業との交渉にも当たるということで、とても頑張っていると感じる。その中で、メインイベントが、充実してきている。コンテンツ産業に興味がある方だけでなく、一般の方々にも聞く価値がある講演者が揃ったのではないだろうか? サークルの活動を中心とした企画も、とても面白そうなものが多い。ぼく自身、2日間、びっちり大学祭にいる。その間に、いろいろな方とお会いできればとも思っている。ぜひ、今話題のアキバを体験する意味でも、今週の土曜日、日曜日、遊びにきていただければと思う。 午後5時から、本日は、東京校4階で、定例の大学教員会議。一通りの報告の後、先生方から、いろいろな意見交換が行われた。後期から授業を開始された先生もいらっしゃり、多くの先生方が、実体験を持って、大学運営について議論できる状況になってきた。 午後7時からは、大学院教員と大学教員の合同での教員研修。いつものように羽根先生のリードで進む。今回からは、新機軸として、順に教員が、授業の一部を披露して、お互いに勉強しあうというスタイルになった。 今回は、最初ということで、大学内に常駐している英語クラスの先生方がチームで、実際の英語の授業の再現を行った。教員たちも、学生に戻ったつもりで、ディクテーションや二人一組で会話のトレーニングをやったりした。 羽根先生のアクティブラーニングの手法が、細かく散りばめられた授業法は、入力→記憶→出力という流れが、スムースになるように、手を変え品を変え繰り返される仕組みとなっている。 デジタルハリウッド大学では、「英語」の教育が大きな柱となっているのだが、ITやコンテンツ系の専門教員たちも、大学の英語教育の方法に自信を持っていただけたと感じた。 午後9時からは、そのままセミナールームで、教員とスタッフで懇親会。夜11時前に解散となった。その後、スタッフと打ち合わせて、いつものように夜中に帰った。 |
November 14, 2005
9大都市で「私の頭の中の消しゴム」が4週連続1位
朝、昨日までやっていた中小企業ホームページグランプリ多摩の応募作品審査のまとめを行って、事務局に提出。審査員が集まる本審査は、まだこれからだ。 午後1時半すぎから、2時半まで、中途採用者の面接。 午後3時からは、東京本科のグラフィック系のクラスからのリクエストで、一階セミナールームで、ぼくの写真を撮りたいとのこと。「デジハリの中吊り広告」という課題。ということで、ぼくの写真がコラージュされるのだろう。 クラスの中に、ポルトガル語がネイティブの人と英語がネイティブの人がいて、なんだか不思議な雰囲気のクラスになっているようなのだが、彼女たちの頭の中では、合成した様子が見えているのだろう、目の前にはいない人と握手やトークしている様子を表現させられた。 夕方、私の頭の中の消しゴムが、9大都市では、興行成績が4週連続で1位だったという結果が入ってきた。デジハリ本校のエレベーターホールにも、大きな看板を置いて応援をしている(写真Click!)のだが、うれしい状況だ。 原案者の木村元子さんによれば、これまで韓流の映画を観なかった人たちも、口コミから見に行ったり、一度、観た人が再度観ることも多く、ヒットにつながっているとのことだった。ようするに映画そのものが良いのだろう。 午後6時、明治大学の和泉キャンパスを訪ねる。今日は、和泉キャンパスで、総長兼学長納谷廣美先生が出席する委員会で、デジタルハリウッド大学と大学院について、説明させていただく機会をいただいた。8時まで、10人あまりの先生方とディスカッション。その後、明大前のレストランで懇親会となった。 大学は、非常に厳しい競争の時代に突入しているのだが、新たな大学像を模索する運動も、たいへん盛んになっている。その中で、国内、国外を問わず大学間協力というのも、大きな流れなのだ。 今年、デジタルハリウッド大学では、明治大学とセンター試験をいっしょにやらさせていただくということになり、明治大学には、すでにお世話になっている。近い将来、さらに踏み込んだ取り組みができるように努力していきたいと強く感じた夜になった。 さて、ぼくは、よく「忙しい中で、健康維持にどのようなことをしているのですか?」と訊かれて、「何もしてません」と答えていたのだが、ひとつ続けていることがあった。それは、ここ2年ぐらい、夕食後、ほぼ毎晩、LG21を食べているということだ。このヨーグルトを食べるようになってから、胃腸の調子がとても安定しているように感じている。 ということで、今晩も、LG21を食べて寝たのであった。 |
November 13, 2005
本日はオフ。たまたま息子の誕生日だった。
本日はオフ。ちょうど息子の誕生日だ。 彼は、昨年からLivly Islandにハマっていたのだが、そこで飼っていたトビネが、しばらく餌をやらずにいたら死んでしまった。サイバーの世界のこととは言え、それなりに残念だったようで、そこで彼は、Livlyを止めてしまった。ということで、プレゼントにオフィシャルサイトからトビネ(写真Click!)を購入。30cmほどの背丈。撫ぜて喜んでいた。 午後は、家で、昨日からの引き続きで、、中小企業ホームページグランプリ多摩に応募のあったサイトをじっくりチェック。学生というより、そのままウェブ制作会社が作ったとしか思えないサイトもあって、昨年より数段レベルが上がったという感じだ。 夜、息子を連れて、ぼくの母親が住んでいる国立へ。おばあちゃんと夕食をしようというわけだ。和風ステーキハウスで、お誕生日会を兼ねての夕食となった。 行き帰りの電車の中で、サクサク氏が薦めてくれていて、ここ数日、読み進めている新書(写真)を開く。どちらもすでに大ベストセラーなので、遅ればせながらというところだ。 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」は、この本に10年前に出会っていたかったという感想。経営者たちだけでなく、ますます増えている個人事業主にも、さらに一般家庭の収支を捉えるためにも、お薦めな内容だった。 「下流社会 新たな階層集団の出現 」は、考えされらる本だ。富の分配の不平等というような論点ではなく、国民の生き方が大きく変化しているという点で捉えているからだ。 そんなこんなで、日曜日は終わったのであった。 |
November 12, 2005
AAC 320KHzは、音楽を聴ける音質だ!
土曜日、朝11時、ブランチに、近くの緑モスへ。ここの2階の端の席に壁コンセントがある。スパイシーモスバーガーと炭火アイスコーヒーを頼んで、しばし、Vaioで仕事。 午後3時、東京校へ。今日は、中小企業ホームページグランプリ多摩に応募があった110サイトの審査を行う時間としたのだ。 さて、ぼくは、最初、Windows(Ferrari 3400)でiTunesを使っていたのだが、iPod U2モデルを手に入れたとき、Mac miniでiTunesを使うようになった。そのまま最近、手に入れたiPodへ移行。Pixerのショートムービーや、PVをダウンロードするうちに、音楽のほうも、どんどんダウンロード。さらにPodcastも、毎日、サブスクライブしているところが、10ぐらいあるので、ほぼ、ダウンロード中心のiPodライフへ。 引退を余儀なくされたiPod U2モデルだが、iTunesがヴァージョンアップされ、気がつけば圧縮フォーマットのAACが、最大320KHzまで上がっていた。さっそく、試してみると、これまでの128KHzとは、高音域の伸び、低音の密度など、歴然の違いがある。 ということで、U2モデルを、Windows用に再セットアップ。ファームウェアも最新をダウンロード。acerの真っ赤なFerrariモデルに長く音楽を聴いてきた中で、自分のスタンダードとなっているCDを、iTunesで読み込んでいく。このとき、圧縮方式を、AAC 320KHzに設定、さらに読み込み時のエラー訂正処理もオン。このようにすると、もちろん、データは、大きくなるし、読み込みにも時間がかかるが、すべて音質のため。 診査対象のサイトを、Macで、詳細にチェックしながら、3400で、音楽CDを、どんどん読み込む。一方で、Vaioで、メール合戦。そんな風に、時間を畳み込みながらも、電話もアポもない土曜日なので、リラックスして仕事をした。 半分ほど審査をしたところで、本日は早めに終了。iTunesに溜まったライブラリを、最後にiPod U2モデル(写真)へ転送。さっそく聞いてみる。ぼくの基準では、音楽を聴く気になる最低ラインの音質にはなったなという感想。まあ音については、十分にオタクなので、、、、 高円寺に戻り、韓国料理屋「きむち」で夕食。韓国人のオーナーシェフが作る料理は、適度に辛いけれど、塩味が抑えられた味付け。アンコウと豆もやしの炒め物(写真Click!)が、ごま油の風味が効いていて、とても美味しかった。 |
November 11, 2005
[萌えてはいけない]で、大月隆寛先生とミーティング!
午前11時、友人の会社が入っている城山JTトラストタワーで、ミーティング。 お昼に東京校。午後1時から、日本MITエンタープライズ・フォーラム理事長の綾尾さんとある大手企業の方とミーティング。ビジネスアイデアに対する起業支援資金に関するもの。これをデジハリの院生や学生や卒業生にもチャンスを与えたいというもの。有難いオファーだ。 11月23日の大学院生の企画によるシンポジウム[萌えてはいけない]に向けて、出演者の一人、民俗学者の大月隆寛さん(写真)とミーティング。大月先生は、今やNHK-BSの看板番組のひとつでもいえるBSまんが夜話のレギュラーでもある。テレビで見るとおり、とっても大きな方だ。 今回のシンポジウムは、大月先生に加えて、岡田斗司夫さん、夏目房之介さん、笹峯あいさんと、まさに「BSまんが夜話」の番外編ともいえる出演者。その方々を本場「アキバ」へ来ていただいての討論会となるのだ。とんでもない論客ばかりなので、企画したFortune Cookiesのメンバーも、ちょっと緊張気味。ということで、ぼくも大月先生と入念に打ち合わさせていただいた。 企画メンバーによる[萌えてはいけない]ブログも始まっているので、ぜひ、読んでみていただきたい! 夕方、大学院運営会議、ファンド会議など内部の会議が続く。 午後8時、本当に久しぶりに、IMJ社の柳沢さんに誘われて、銀座の焼き鳥屋さんで、単なる飲み会。そこには、仕事仲間のキノトロープ社の方や、ユナイティア社の方も集まっていた。 現在、上場している国内屈指の制作会社となっているIMJは、その昔、デジタルハリウッドのコンテンツ事業部から始まっている。柳沢さん(写真Click!・左から3人目)は、そのときの96年2月に入社、現在、営業兼プロデューサーとして活躍されている。またデジハリでも時々講師をしてくれる梅北さん(写真Click!・左から1人目)は、96年1月入社。IMJ社のプランナーとして活躍している。 昔の仲間と、今日、初めて出会った方々、たいへん楽しく話をさせていただいた。柳沢さんは、あだ名を「ブルース」さんと言って、ほんとうにbluesのボーカルが上手。今度は、スタジオに集まろうと約束して、午後11時過ぎ、解散となったのであった。 |
November 10, 2005
デジタルラジオニュービジネスフォーラムとデジハリドリームジャンボ
午前10時、直接、秋葉原の大学へ。10時半から、来年度のカリキュラム検討会議。大きな流れは、もちろん変わらない。ただ将来の職種別に、どのような受講モデルを作るかということと、さらに新設すべき授業は何かということを検討しているのだ。今日も、いろいろな議論が行われた。 午後1時、お茶の水の東京校へ。1時半から1階セミナールームに降りて、会場のセットアップ。今日は、午後2時から「デジタルラジオニュービジネスフォーラムの第2回情報交換部会が行われるのだ。 セミナールームには、100人ほどのデジタルラジオの関係者たちが集まり、来年の本放送に向けて、業界人の関心がどんどん高まっているのを感じた(写真Click!)。 これまでフォーラムには、「楽曲ダウンロード」、「放送連携コンテンツ配信」、「プッシュ型コンテンツ配信」、「車載機連携」、「防災(緊急災害情報)」、「広告」、「マーケティング」、「クリックCM」、「車載向け音楽レコメンデーションサービス」の9つのワーキンググループがあった。 デジタルラジオって、何ができるの?とよく質問をいただくのだが、これら9つのワーキンググループの名前のとおりのことが、デジタルラジオの機能になると考えていただいていいわけだ。 さらに本日は、防災が2つに別れ、「防災情報データ配信」というワーキンググループが設立され、そのグループによるプレゼンも行われた。 そして、10月31日に発起人会が開かれたデジタルラジオ事業会社についても説明があった。最初の発起人は、エフエム東京、TBSラジオ&コミュニケーションズ、文化放送、ニッポン放送、J−WAVEの5社。新会社の名前は、「マルチプレックス ジャパン」となるとのこと。 資本金は100億円となるが、5社の出資額は55億。残りは、この新しいビジネスに参入しようとする企業に出資を仰ぐことになっているそうで、まだ空いている状態。いろいろな企業や産業にチャンスがありそうだ。 午後4時からは、デジタルラジオニュービジネスフォーラムの幹事会。5時過ぎに終了。 午後7時半から、セミナールームで、2006年度入学者向けデジタルハリウッド大学院・特待生制度の説明会。藤本社長が詳細を説明。学費全額免除とあって、関心は高いようだ。 午後9時からは、2度目のデジタルドリームジャンボの説明会。PV、ショートムービー、キャラクター、ゲーム、起業などに、ファンドを出そうというもの。会場には、懐かしい卒業生の顔も。大学1年生も、起業を目指して、真剣に説明を聞いていた。 この説明会を後ろから、熱い視線で見ていたのが、デジタルハリウッドエンタテインメント社の柳原秀哉社長(写真)。キャラクター、ショートムービーの販売や流通、または、アーティストとの契約となると、彼の出番となるからだ。 卒業生や受講生に、遠回りせず、夢を叶えてもらおうというのが、デジハリとしての気持ちだ。これまでの11年間、デジハリに在籍した人なら、どなたでも応募していただける。今後も、ファンド規模を大きくしながら、毎年、続けていくつもりだ。 |
November 09, 2005
吉田孝男院生のムービープロジェクトが開始!
November 08, 2005
「ネガドン」ロードショーで、粟津順監督とトークショー
11時から、大学院教員会議。来年度の運営方針の確認をしたのだが、大学院の今後の方向について、参加された先生たちと非常に建設的に意見交換をすることができた。 実際、大学院では、毎回、すべての授業内容が、受講している院生から評価され、その評価値は、決して悪いものではない。また、この4月に修了した院生たちの半分が、すでに起業しており、それなりの結果も出ている。しかし、教員たちは、これまで以上の連携をとり、院生が結果を出せる学習環境を確立しようと、様々な試みを行おうとしているのだ。まさに、停滞しないチャレンジ精神こそ、現実社会での実務家である教員たちの特性だ。 午後1時、大手新聞社からの取材。1時間ほど、ぼくが、どのような考えで、デジタルの発展を予見してきたかという点を中心に質問を受けた。どんな記事になるか楽しみだ。 午後2時、社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩でお世話になっている中央大学の細野助博先生とミーティング。ネットワーク多摩で、地域の若手行政官のためにセミナーシリーズを行うとのこと。こういう試みは、とても良いことだ。協力させていただくことにした。 午後3時過ぎ、CCCから、IMJ、デジタルスケープ、デジタルハリウッドの株取得に関してのリリースが出る。デジハリの歴史で見れば、CCCは、以前にも大株主だった。それが、CCC上場のときに、とくにシナジーがある事業として見えないという流れで、ここ数年、離れていたわけだが、コンテンツ産業の大きな変革で、グループとしてシナジー効果が出る時間帯になったという判断で、今回の株の移動が起きたのだ。 夕方、日経新聞夕刊の一面に「デジタルハリウッド CCC傘下に」と、ちょっとセンセーショナルに扱われて、びっくり。さらに記事の文言に、「営業譲渡」とあるのだが、これは誤解としか言いようがない。デジハリの広報部隊も驚いていたが、IMJとデジタルスケープ両社は、上場をしているだけに、この表現については、株主たちからの問い合わせが多くよせられているだろう。 午後5時、秋葉原へ移動し、大学で、オーストラリアのWollongong University Collegeの海外担当ディレクターGary Cromieさんとミーティング。また、ひとつ学生の留学先候補が増えそうである。 午後7時半、池袋に移動。今晩は、テアトル池袋のレイトショーで上映中の「惑星大怪獣ネガドン」を見た後、ステージで粟津順監督(写真)とトークショーをやるのだ。ということで、まずは、粟津監督と食事をしながら打ち合わせ。 粟津監督は、日本画で修士を出た後、デジハリと提携関係だった名古屋のトライデントスクールでCGアニメーションを学んだ。ぼくは、同じカリキュラムとデジハリの講師が関わったということで、粟津さんの卒業制作「マガラ撃滅大決戦」を、デジハリ生の卒業作品と同等と位置付けて、毎年のデジタルハリウッド本科の優秀作品を決めるデジタルフロンティアにノミネートさせていただいた。粟津さんの卒業制作は、2000年度のグランプリを争う作品だった。 午後9時、レイトショーというのに、初日からずっと立ち見が出ているとのこと。関係者によれば、レイトショーの観客動員記録を書き換える予想とのこと。もちろん、本日も立ち見となった方々がいらした(写真Click!)。映画の世界観は、まさに昭和の円谷映画、ということからか、観客は、40代以上の男性も多くいらっしゃるようだ。 ぼくは、ビデオでは、先に作品を見させてもらっていたのだが、やはり、スクリーンで見ると、まったく迫力も違うし、監督が、まさに一枚一枚こだわって仕上げたディテールも、ずっと良く認識できた。こんな凄いフルCGアニメーション作品を、一人で作り上げたというのは、本当に凄い才能と努力だ。 25分というショートフィルムにも関わらず、見終わると、2時間の映画を見た以上の充実感があった。まさに大作という出来なのだ。上映後、コミックスウェーブ広報担当の遠田さんより、7日間の予定だったロードショーが、さらに7日間伸びると発表があり、会場からは、拍手と歓声があがった。 その後、遠田さんの司会で、粟津監督とぼくでトーク。粟津監督の拘りについて、根掘り葉掘り聞かせていただいたのであった。DVDは、12月15日に発売ということで、待てばすぐなのだが、ぜひぜひ、スクリーンの大迫力で鑑賞されることを強くお薦めしたい。 粟津順監督とは、デジタルハリウッド大学の文化祭でも、トークショーをやることになっている。とても楽しみだ。 |
November 07, 2005
本日オフ。アナログに過ごす!
朝、起きたら、体中がこわばっている。飛行機や新幹線とかスピードが速いものに乗ると、なんか疲れが残る。 さすがにオフをもらったので、今日は、ぼうっとすることに。いつもなら朝、すぐにメールチェックをするのだが、それもせず、しばらく弾いていなかったフォークギターを引っ張り出して、3フィンガーで爪弾く。 初夏に、エンジンルームからの液体の漏れを発見して、そのままにしておいた車を、やっと点検してみる。当然、バッテリーは上がっているので、他の車を借りてジャンプスタート。 エンジンが回りだすと、確かに何かがエンジン下から漏れてくる。なんとガソリン。エンジンルームを覗くと、ガソリンのフィルターから出ている。どのような故障か原因がわからないので、ここで作業中止。 手が油で真っ黒になるが、この感じがいいんだよね。さっそく、フィリッピンに移住してセミリタイア状態の長年ぼくがお世話になっているメカニックの方にメールで質問。明日にも答えを得られるだろう。 午後は、大学院の教員である齋藤茂樹教授が書き下ろした「デジタル・コンバージェンスの衝撃」を読む。 この本、ぼくが序文を書かせていただいたので、原稿段階では、読んでいたのだが、ちゃんと本になってから読んでみると、また印象が違う。やっぱり本って読みやすい。その分、頭にも、すっきり入ってくる感じだ。 齋藤先生は、この本の原稿を昨年から準備されていたわけだが、その間に、この本の副題でもある「通信と放送の融合で何が変わるのか」というテーマは、まさに社会的な関心事になってしまった。ライブドア→ニッポン放送、楽天→TBSなど、話題には事欠かないが、その流れが、どのような背景や要因により成り立っているかを論じている本は、ほとんど無いのではないだろう。 夜、しばらくぶりにFREE BarDへ(写真Click!)。夜9時という早い時間だったので、お客様は、ほとんどいない。いつものようにバーボンを飲みながら、オーナーのマーク君と音楽談義。店の雰囲気も重要だけど、彼がロック好きというところが、ぼくが通ってしまう理由のひとつなのだろう。 ということで、まさに丸一日、アナログに過ごしたのであった。 |
November 06, 2005
札幌校で「デジタルメディア概論」の授業
日曜日、8時に起きて、いつものように、テレビをザッピング。9時から、新聞を読みながら、ホテルで朝食。その後、メールチェックなどをして、お昼にホテルをチェックアウトし、札幌校へ徒歩で向う。 午後1時から、「デジタルメディア概論」の講義。二回のブレイクを挟んで、4時45分に終了。みんな、最後まで熱心に聞いてくれた(写真Click!)。昨晩のネクサスナイトで、知り合うことができた受講生も多かったので、授業終了後も、いろいろ感想を聞くことができた。 受講生の中で、すでに面白い活動をしている人がいたので、ここで紹介したい。その受講生の方は、新聞の週間娯楽面のフリーの編集者だったとのこと。札幌のタウン誌が次々廃刊休刊となっている現状を見て、街の情報を発信するために、「シリウス通信」というサイトを運営し始めたのだ。 見てみると、ブログ形式。ブログの月日が入る機能を逆手にとって、これから、何があるのか、すぐに追えるのが、とても便利だと感じた。 もともと、ご自分が映画ファンで、自主上映などの情報を知りたいということが、切欠となっているとのことだが、ぜひ、続けてもらいたいものだ。 午後5時すぎ、札幌校を出て、千歳空港へ向う。今日のフライトは、全日空との共同運航便となるエアドゥだ。午後6時半、ボーイング737の機内へ。羽田が混む時間ということで、出発時間の調整があり、かなり遅れての離陸となった。 エアドゥが使っている機材は、767だと思っていたら、1機だけ737−400があったのだ。確かこの型が出てきたのは、80年代の終わりだけど、その前の胴体が短いには、70年代にずいぶん乗ったので、座席に座って、まじまじ内装を見るにつけ、なんかタイムスリップした感じ。フライトアテンダントの方々の制服も、ちょっとレトロなのだ。 今晩のフライトは、風のせいで、けっこう揺れる。その揺れで、頭上の物入れの蓋が、キシキシと音を立てる。まさに、自分が20代の頃、旅客機に乗っているという感覚が蘇ってきた(笑)。 さて、それとは対象的に、羽田のターミナルは、最新の第2ターミナル。しかし、割り当てられていたのは、一番の端。ここから、動く歩道をいくつ乗り継いだことか(写真)。到着ロビーの出口までが、とてもとても長かった。 高円寺に辿り着いたら、午後10時すぎ。札幌校を出てから、5時間ちょっと。便利とはいえ、けっこう長旅だった。 |
November 05, 2005
福岡→羽田→千歳、夜は札幌校でネクサスナイト
10時半、福岡のホテルをチェックアウトし、空港へ。カフェで仕事をしつつ、午後のフライトで、午後2時すぎに羽田に着く。 そのまま第2ターミナルの端から端に移動して、メールチェックして時間をつぶして、午後3時のフライトで千歳へ。今晩は、札幌校のネクサスナイトに参加するのだ。 午後6時、札幌のホテルにチェックイン。そこから歩いて札幌校へ。午後7時から、ネクサスナイト開始。現役の受講生だけでなく、卒業生も大勢来て、最初から、とても盛り上がっていた(写真Click!)。 社長も卒業生のデジタル北海道の方々も来ていた。この会社、10人あまりの現場すべてが卒業生とのこと。最近、どの拠点でも、こういう会社が増えている。凄いね。 このチャンスに、1年余り札幌校のディレクターとして活躍してくれた石原博美さん(写真・左)が、東京校へ移動するということで、みなさんに挨拶。そして2日前に東京校から札幌校に赴任した安藤恵子(写真・右)を紹介したのだった。 10時前に終了して、その後、今日のネクサスナイトの実行委員会の受講生と講師やTAとスタッフ、総勢19人で、打ち上げ。なんと食べ放題の店ということで、やたら食べる。安くても素材が違うのだろう。十分、美味しかった。 午前1時すぎにホテルに戻った。 |
November 04, 2005
九州大学「起業家セミナー」で講演
November 03, 2005
HPスーパーサイエンスキッズ・プロジェクトで、アラン・ケイ博士と
午前10時半、高円寺を出て、お台場の日本科学未来館へ。今日は、ここで、「HPスーパーサイエンスキッズ」カンファレンスがあるのだ。 HPスーパーサイエンスキッズプロジェクトは、パソコンの父、アラン・ケイ博士が中心に開発したSqueakを子供たちの間に広めつつ、作品のコンテストを行い、その上位入賞者に、いろいろな専門家が、ワークショップを行い、最終的に選ばれた5人が、アメリカの一流の研究所を訪問し、さらなる経験をするというプロジェクト。 HPでは、これを企業の社会貢献活動のひとつとして位置付けており、コンセプトは、21世紀のダヴィンチを探すということだ。 お昼から、関係者で顔合わせを兼ねてランチ。このプロジェクトの委員長となるアラン・ケイ博士とViewpoints Research Instituteのキム・ローズさんも出席した(写真)。 ぼくが実際にアラン・ケイさんに会ったのは、1987年。その頃、博士もMIT Media Labに在籍していらした。博士が、Vivarium Projectを進めていたときだ。 さて、数年ぶりにお会いして、少し歓談。ぼくが、デジハリの授業で使っているパワポの一枚にDynabookについてのものがある。博士が1972年に論文に載せた、男の子と女の子が、芝生の上でダイナブックを使っていイラストだ。 それを見せたところ、たぶんコンピュータサイエンスの中で、もっとも有名なそのイラストは、実は、アラン・ケイ博士が、1968年、初めてシーモア・パパート博士に会ったことにインスパイアされ、その帰りの飛行機の中で描いたんだと教えてくれた。ということで、描いたのは、発表された4年も前だったわけだ。びっくり! 午後1時から、HP側から、今回のHPスーパーサイエンスキッズプロジェクトについての記者会見。その後1時半から、アラン・ケイ博士の基調講演。午後2時40分から、「明日のダヴィンチを探せ!」というテーマでパネルディスカッション。パネラーは、キム・ローズさん、楽天の副社長の座から横浜市立東山田中学校・校長となった本城愼之介さん、ゲーム製作者として有名なキューエンタテインメント代表の水口哲也さん、そして、ぼくだった。 ナビゲーターは、今回のプロジェクト全体をサポートしているCANVASの石戸奈々子さん。いつもやりとりをしている方なので、リラックスした雰囲気でパネルが進んだ。 午後4時からは、HP社内のSqueakのサポーターの方々が、子供たちを集めて、ワークショップ。銅の板と亜鉛の板の間に、いろいろな野菜や果物を挟むと電池になることを確認して、それを「世界聴診器」というインターフェースを通じて、測定したり、ゲームと連動させたりする。アラン・ケイ博士も、その様子を熱心に見て回っていた(写真Click!)。 ワークショップの隣では、いろいろな教育機関によるSqueakの取り組み成果発表会が行われた。昨年、デジタルハリウッド大学院を修了し、現在研究員としてSqueakの普及プロジェクトを行っている宮坂俊夫さんも、中ものデジハリスクール卒業生と共に、最後にプレゼン。 宮坂さんは、プロジェクトの内容だけでなく、大学院についても説明。Squeakの研究者や教育学の大学の先生方に、デジタルハリウッド大学院を知っていただく良い機会になった。 その後6時から、アラン・ケイ博士らも出席して、懇親パーティ。今日も、多くの方々と知り合いになることができた。午後9時半、高円寺に戻った。 |
November 02, 2005
経団連会館で四半期に1度の経営戦略会議をやる
最近、朝、必ず読んでいるのが、知人の方から紹介してもらったブログ「最新地震予測情報」。アマチュア研究家の方がやっているブログとはいえ、大規模な工場を持つメーカーの方などが、ずいぶんアクセスしているらしい。「備えよ常に」ということなのだろう。 午前10時半、一ヶ月に一度の社員総会。拠点校の社員もテレビ会議で出席する。ここ半年ぐらい、最初の30分は、滝村さん中心に個人情報保護についての勉強会形式の総会を続けている。社内のルールは整備されたのだが、日々の運用をスムースにするためにアイデアは、いくらでも出てくるからだ。 総会では、毎回、その月に入ったスタッフが紹介されるのだが、今月は4人の新しい仲間ができた。午後から、今日は東京校で、大学運営会議。 午後1時半、NTTデータ社内の定期出版物から、ぼくに対する取材。編集長の方が、1999年にぼくが出したDigital Streamの内容を深く解釈していただいていて、恐縮した。普通の取材とは異なる観点からの質問が多かったので、とても頭が刺激された90分だった。 午後3時すぎからサクサク氏と定例でやっている社内の通常のルートに乗らない検討事項の相談。なぜか開校当時の11年前から、まさに想定外の相談をいただくことが多いのがデジハリ。ほとんどのことは、法人向けにカスタマイズした仕事をするデジタルハリウッド・ソリューションズで解決できるようになっている。ということで、なんでも相談を持ち込んで欲しい。 午後5時から、大手町の経団連会館の会議室で、四半期に一度の全拠点校と全事業の責任者が集まってのミーティング(写真Click!)。これからの展開計画と、それに伴う発展の可能性とリスクについて、全員で熱くディスカッション。 東京校に戻り、午後9時半から、広瀬眞之介院生(写真)と面談。広瀬さんは、入試の面接のときから、「『文京区小石川地区(後楽園駅の辺り)の地域活性』を企て、社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)を目指しています。具体的には地域情報サイト・メールマガジンを作りNPO設立します。」と言っていて、それを多くの人に説明しているうちに、どんどん具体化してきている。 ぼくは、いつも思うのだが、夢を叶えたければ、それをなるべく多くの人に語ることだと思うのである。広瀬さんの企画も、最初は、仲間の院生たちも指導教官も、良いことだけど運営資金が回らないと否定的だったのだが、今では、みんなが、いろいろな知恵を出して、彼の味方になっている。立ち上がるまでに、地道に苦労を重ねるタイプの事業だと思うのだが、ぜひ、ソーシャルアントレプレナーとなってもらいたい。 院生との対話が、11時過ぎに終わり、明日からのスケジュールに備えて、スタッフとミーティング。その後、仕事をした、午前1時半になっていた。 |
November 01, 2005
オープンカレッジにペンシル覚田社長登場!
午前中、普通に仕事。午後1時、ぼくが大好きなCGアニメーションを数々作っているMilky Cartoonの方々とミーティング。将来、なにかいっしょにできると良いのだけど。 午後2時、20回を迎えたDigital Content Grand Prixの件で、財団法人デジタルコンテンツ協会の方とミーティング。今年も、昨年に引き続き、海外部門の審査員をやらせていただくことになった。 この後、遅いランチを食べて、午後4時に秋葉原の大学へ。今日は、ここで、音元出版の季刊オーディオアクセサリー誌で、長いこと連載しているCompuSoundの取材。このコーナー、オーディオ評論家の山之内正さんとぼくで担当している。 音元出版とぼくの付き合いは、そろそろ25年。その頃は、「六畳間のオーディオ学」という連載をさせてもらっていた。音元出版は、秋葉原にあるので、今日は、樫出浩雅編集長と山之内さん(写真Click!)に大学のほうに来てもらった。 本日の話題は、新型iPod。従来のオーディオファンにとって、どのような使い方をしていけば、iPodに魅力を感じるのか?とか、より音質を確保できる使用方法は?というようなことを、山之内さんと共に語り合った。 東京校に戻って、日曜日に予定されている渋谷校のネクサスナイトに出張で参加できないと思っていたら、渋谷校の受講生の方々がいらして、ぼくの挨拶をビデオ収録されていった。 午後6時すぎ、東京校セミナールームで、本日のオープンカレッジの講師であり、長くお世話になっているペンシルの覚田義明社長(写真)と久しぶりに会う。 覚田社長のオープンカレッジは、いつもながら、目から鱗の実践的SEO対策を教えてくれる。ということで、会場はデジハリ受講生だけでなく、多くのデジタルハリウッド・パートナーズの方々もいらっしゃるので、いつも満員だ。 覚田社長の本拠地は福岡だが、東京での事業展開も、順調とのことで、近々、渋谷校で求人のために会社説明会をやるとのこと。最近、本当にインターネットビジネス系の会社は、求人が伸びているね。 午後6時半、東京校の春本科生が、ゼミの説明会で、ほぼ全員集まったので、クリエーター支援プログラムであるデジハリドリームジャンボについて、告知させてもらった。 午後7時からは、定例で、院生の吉田孝男さんたちのプロジェクトの打ち合わせ。いよいよ映像作品の制作が始まる段階まできている。ドキュメンタリーとフィクションが連動する面白い企画だ。たっぷり90分、打ち合わせた。頑張ってほしいね。 9時半、順番に進めている院生との対話。今日は、今年の院生たちの旗振り役になっている高橋直人さんと話し込む。長年、映像制作やニュース制作の現場にいた高橋さんの話は、示唆に富んでいて、たいへん面白く、気がついたら2時間ほど経っていた。 0時すぎ、とりあえず終了。なんか、今日は、いろんな人と話したな。 |