May 31, 2005
”若者によるエコ・メッセージ”ポスターデザインの審査会
![]() | 11時すぎに東京駅へ。いつもの電源コンセント付きのカウンターで、メールチェック。11時50分の「のぞみ」で大阪へ。 午後3時すぎ、大阪御堂筋の明治安田生命ランドアクシスタワー1階で、「”若者によるエコ・メッセージ”ポスターデザイン」公募の審査会があるのだ。 地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅から、直接ランドアクシスタワーへ入れる。会場に着くと、そこには257作品ものポスターが待っていた(写真Click!)。昨年に続いて二回目ということで、デザイン系の高校や専門学校や大学に、かなり認知が進んだ結果だと思った。 審査員の方々と審査を始めたのだが、一通り見るだけで、90分ぐらいかかった。その後、それぞれの審査員が選らんだ作品を並べたのだが、まだ30作品以上が、残っており、優秀賞や最優秀賞を決める過程で、たいへんな議論になった。 もちろん、楽しい議論ではあるのだが、最後は、とにかく決めなくてはならないので、難しい判断となった。もちろん、それだけ良い作品が多かったということなのだが。 いつも作品審査をやらさせてもらって思うことだが、審査するということは、こちらの見識も多いに問われるということなのだ。だから議論が真剣になるのだ。結局、事務局の予想を1時間うわまって、3時間あまりの審査会になったのだった。 さて、このようなコンテストで、実は一番たいへんなのが、事務局だ。今年も、地球環境関西フォーラムの森吉裕志さん(写真)に、お世話になったのであった。良いコンテストになってきたので、ぜひ、末永く続けてほしいものである。 その後、御堂筋で、買い物をして、ホテルへ着いたら、午後8時半。そのままメールチェックで仕事モード。結局、ルームサービスで、シーザーサラダとペペロンチーノを食べて、0時まで仕事を続けたのであった。 |
May 30, 2005
コミカルイッソピィDVD発売記念オープンカレッジ
![]() | 午前中は、家にいて、メールチェックから仕事に入る。お昼に出社して、締め切りが迫っている書類の作成などを行う。夕方4時すぎ、ぼくの部屋から、大学に移管する図書を20刷ほど持って、秋葉原の大学へ。 5時、オーストラリアのメルボルンに本拠を置くMONASH Universityから、インターナショナル部門を担当しているJohn Eckermannさん(写真)と、グローバル大学ドットコム株式会社のJames Yellowless社長がいらした。 MONASH Universityとは、すでに基本的な合意はできているので、藤本社長とともに今後の進め方について、ミーティングをした。聞けば、MONASHでは、現在、12に分かれていた学部を4つに統合し、これまでの学問の壁を越えて、学生が勉強を進めていけるような体制とするための大改革を実行中とのこと。ということで、デジタルハリウッド大学の学生が留学する2年先を楽しみにして欲しいとのことだった。 その後、5時半からは、さっそくMONASH Universityの留学説明会を、オーストラリアへの留学を希望する20人あまりの学生の前で、Johnさん自ら、ゆっくりめに英語を話して、やってくれたのだった。 ぼくは途中で抜けて、御茶ノ水へ戻り、本日のオープンカレッジの打ち合わせに入った。 今日は、このスギヤマスタイルでも何度か紹介しているデジハリの卒業生たちで制作を行った「コミカルイソッピィ」のDVD発売記念のオープンカレッジ。このプロジェクト全体をプロデュースした服部慎司さんと、アニメーション監督を務めた本塚浩一さんを招いて、ぼくがナビゲーターをした。 まったく新しいメディアとして市場に投入された「モバHO!」。この衛星デジタル放送のコンテンツとして制作された「コミカルイソッピィ」なのだ。 プロモーションも、デジタルコンテンツ販売機「デジらく」で、一話分を無料ダウンロードできたり、コミカルイソッピィのキャラクターである「ウルフ五反田」と「ドッグ有楽町」を名乗るブログがあったりと、プロモーションも面白いことをやっている。 午後8時半からは、そのまま一階セミナールームで、今年のデジハリSIGGRAPH Tour 2005の説明会を、小倉先生と共に行った。今回は、大学院生や大学生も参加しそうなので、いつもの年よりにぎやかになりそうだ。 今年のSIGGRAPHは、なんといっても8月1日に、ジョージ・ルーカスが登場することになっているので、盛り上がることは必須だ。デジハリ関係者じゃなくても、ぼくたちのツアーに参加できるので、CG大好きな方、ぜひいっしょにいきましょう! 午後10時終了。その後、ウダウダと仕事を続ける。今日は、久しぶりに自分の車で出社したので、帰る時間を気にしないでいいのだ。結局、午前1時半まで仕事をして、帰宅したのだった。 |
May 29, 2005
12歳のMaya受講生 ・ オープンキャンパス
May 28, 2005
学術・文化・産業ネットワーク多摩・設立記念イベントへ
![]() | 午後1時半、多摩センターにあるベネッセコーポレーション東京本部へ。今日は、ここで、デジタルハリウッド大学も正会員となった社団法人学術・文化・産業ネットワーク多摩の設立記念式典があるのだ。 午後2時、都立系の大学が統合され出来上がった首都大学東京の初代学長の西澤潤一先生(写真)が基調講演をされた。西澤先生は、東北大学総長、岩手県立大学学長を歴任されている。 ぼくは、西澤先生のことを、昔から工学系のトップ学者として、たいへん尊敬している。なぜ、尊敬しているかといえば、最高度の科学を追及しながらも、常に産業へ利用できる形でアウトプットをされ続けているからである。今日も、「現場から学問が生まれる」という言葉で、基調講演を締めくくられた。素晴らしい。 その後、2時半すぎから、パネルディスカッションとなり、ぼくも登壇した。パネリストは、桜美林大学学長・佐藤東洋士先生、多摩市長・渡辺幸子さん、西澤先生、文部科学省大臣官房審議官・坂東久美子さん、日本経済団体連合会産学官連携推進部会長・山野井昭雄さん。 まずは、山野井さんから「産業界から産学連携に期待すること」ということで、発議があった。まさに、ぼくたちデジハリが感じていることと同様のことを、科学技術という立場から語られた。ちょっと味方を得たような気持ちになって、うれしかった。 ぼくもデジハリについて説明、伝統のある大学が集結している中、会場に集まっていただいた方々(写真Click!)に、少しだけでも、デジタルハリウッドのことを理解していただけたらと思う。 午後4時すぎから、社団法人化後の第一回の総会、ここで正式にデジタルハリウッド大学が正会員になることが承認された。その後、式典。会長の中央大学学長の角田邦重先生が、ご挨拶された。 午後5時からは、会場を13階から12階に移して、祝賀会となった。祝賀会では、多摩地域のいろいろな大学の学長先生方に、ご挨拶ができたのだが、とくに慶応SFCを創設され、現・東京工科大学学長の相磯秀夫先生とお話ができたのが、うれしかった。西澤先生と共に、ぼくが尊敬する先生の一人だからだ。 午後6時すぎ、祝賀会が終わり、そのまま多摩センターから多摩モノレールに乗って立川駅へ。そこから中央線で国立へ行き、母親に会ってきた。実は、4年前に他界した父の命日が6月1日ということで、仏前にお花を供えてきたのであった。 |
May 27, 2005
静岡で講演 ・ 夜、叶井俊太郎さんの講義を聞く
![]() | 朝9時半、定例の取締役会。昨年度の決算が確定した。数字を見ると気が引き締まる。 午前11時すぎ、東京駅から「ひかり」で静岡へ。今日は、「B-nest」静岡市産学交流センターで「明日のコンテンツビジネスを考える」というセミナーを、一昨日、東京校で打ち合わせした、畠山けんじさんと宮谷大さんとやるのだ。 午後1時半からセミナー開始。「コンテンツビジネスの動向」という題名で、畠山さんが用意してくれたパワポは、日本のコンテンツ産業をアニメ産業の状況から見ていくというもの。畠山さんとぼくは同年齢。楽しくお話ができた。 その後、「クールコンテンツ最前線 〜携帯動画でメディアが変わる〜」という題名で、宮谷大さんが登場。ケータイコンテンツビジネスの実体験を生々しく話してくれた。 宮谷さんの講演が終了した直後、ぼくは会場を抜けて、静岡駅へ行き、5時10分の「ひかり」に飛び乗る。そして、午後6時半には、秋葉原の大学にいた。 そのまま、しばらく学生たちと交流していると、サクサク氏が登場。今日はサクサク氏の特別授業に、トルネードフィルム代表でデジタルハリウッド大学の特任教授もお願いしている叶井俊太郎さんを招いているのだ。 午後8時に叶井さんが現れる。黒シャツに黒ジャケットに穴あきのブルージーンズ、なんか凄くカッコイイ(写真)。サクサク氏の絶妙な突っ込みで、大ヒットした「アメリ」買付けの裏話や、今年のカンヌ映画祭の誰も買わない凄い映画の話など、ぼくも聞いていて、ほんと面白かった。学生たちも映画買付けをリアルに感じることができたと思う。 午後10時半、秋葉原から直接、高円寺に戻ったのだった。 |
May 26, 2005
ゲスト講師にVOYAGER萩野正昭さん登場
![]() | 今日は、直接、大学へ。どこでも仕事はできるので、問題は無い。 午後1時半、RMIT University School of Creative MediaのGaya Swinn先生とInternatinal Services DivisionのBronte Neylandさんが、デジタルハリウッド大学の視察と留学関係のミーティングにいらっしゃった。 まずは、大学内を見ていただき、Swinn先生が、日本は初めてというので、ランチに神田の「やぶそば」へ、ご案内した。ここで、藤本社長も合流。 Swinn先生(写真Click!左)も、日本に3年住んでいたことのあるNeylandさん(写真Click1右)も、そばと店の雰囲気を十分楽しんでいただけたようだった。その後、大学でのミーティングとなったのだが、ぼくは、藤本社長に任せて、東京校に戻った。 5階のインキュベーション施設「ハリウッドスタイル」を3年ほど使っていただいた福岡を本拠にしながらも、今や全国的な仕事をされているペンシルさんが、事業が拡大され、「ハリウッドスタイル」から、新しいオフィスへ移動されることになった。ということで、スタッフの方にご挨拶をさせていただいた。 さて、本日、午後7時からのの大学院「デジタルコンテンツ産業概論」には、現在、新しい形の電子ブック普及に挑戦されているVOYAGERの萩野正昭さんをゲスト講師としてお招きした。 萩野さんの講義は、素晴らしかった。なんといっても、10年前ぐらいに、立て続けに出版されたハイパーカードを使った電子ブックやCD-ROM作品の世界的な名作を、動く形で見せてくれたのだ。ぼくにとっては、どれも楽しんだ懐かしいものだったけど、現代の院生たちには、それらのたいへん高いクオリティは驚きだったと思う。 そして、後半は、萩野さんが、推し進めているディスプレイを持つあらゆる電子デバイスに対応する電子ブックの形を説明されたのだが、それを通じて、現代における「出版」の役割について、熱い想いを語ってくれたのだった。 午後9時15分からは、8階でゼミ。今日の話題は、なんと言っても今週から公開となったNTTコミュニケーションズが展開するアロマコミュニケーションを使ったアロマテラピーのeラーニング。この講座を受けるためには、ネットからも制御可能な匂い発生装置も購入することになる。いよいよ匂いディスプレイが一般市場に登場したという感じだ。 ということで、今年のスギヤマゼミのテーマは、しばらく匂いになりそうだ。 |
May 25, 2005
普通に水曜日を過ごす
May 24, 2005
前野徹さんの快気お祝いに出席
![]() | 今日は少し寝させてもらって、午後から出社。 午後2時、今週の金曜日、しずおかデジタルコンテンツグランプリ関連のセミナーを行うので、その打ち合わせで、静岡県庁情報政策室の小泉さんと平尾さん、そして、いっしょにセミナー講師をする畠山けんじ(写真左)と宮谷大さん(写真右)とミーティングをした。 畠山さんは、踊るコンテンツ・ビジネスの未来の著者で、ジャーナリストの視点から、するどく日本のコンテンツ産業をウォッチしている方だ。 宮谷さんは、スギヤマスタイルでお馴染みの卒業生。今は、ケータイサイトで展開している月額190円の「お笑いTV」が、月2000人程度、会員が増えているとのこと。ケータイ動画ならではのオリジナル・ネタが受けているそうだ。 午後4時から、管理系の会議。人事異動の報告などを受けた。 午後6時すぎ、椿山荘へ。今日は、ここで、いろいろお世話になっていて、日大の大先輩でもある前野徹さんの快気お祝いに出席させてもらった。会場には、すでに数百人の財界人と、政治家と政治評論家の方々がいらしていた。 前野さんは、一般的なメディアには表立って出てこないけれど、長年、政党を超えた多くの政治家たちとの交流の中で、事が起きたときには、まさに奔走して、日本国のとるべきベクトルを示してきた方だ。 もちろん、財界人との交流も厚く、ボールルームには、まず、どんなパーティでも、これだけの財界人たちが、一同に会することはないだろうという方々が、前野さんのためならと集まっておられた。 まず、発起人の一人、中曽根元総理が、前野さんこそ「国士」という表現をされ挨拶。また、もう一人の発起人の石原都知事も、長年の盟友として挨拶をされた。 お二人の挨拶の後、前野さんが、病床の中で、朝から晩まで考えたことは、戦後日本とは何だったのかという、その一点だったという。生死の境にあるような状況の中で、国のことを思う気持ちの強さは、凄いとしか言いようがない。心から搾り出すような声で、「結論は占領体制から一歩も出ていない」と言われたときには、詰め掛けた働き盛りの経営者たちは、大きな課題を再確認させられた感じだった。 歓談の後、15才の歌手・林明日香さんが、イラクに派遣されている自衛隊も歌っているという「凛の国」、そして戦後60周年企画の「蓮花」を歌った。さらに最後は、森田健作さんの音頭で、会場に集まった全員で「若者たち」を合唱。 午後9時すぎ、東京校に戻る。さて、ここからは、ぼくの感想だ。 ぼくは、右よりでも左よりでも無いし、無政府主義でもない。ロックやジャズが好きだけれど、でも自分のアイデンティティは、日本人だという認識から成り立っていると思うのである。だから、それ相応の日本国を思う気持ちはあるわけだ。大人になって、他国を訪ねるにつけ、日本が独自の文化と歴史を持つと自分の感覚でも理解できた。だから将来も独立国として日本が地球上に存続して欲しいとは思っているのである。 80歳を超える前野さんは、、戦前、戦中の日本で、国のディシジョンメイキングになんら関わることのなかった世代である。まして私たちが今、日本の戦争責任を問うアジア諸国に対して、何らかの意見を持つためには、結局、開国から現在に至るまでの近代史を、かなり精密に検証しない限り、自分の意見を持つことすらできないと最近、ヒシヒシと思うのである。ぼくには、教科書問題を論じることのできる知識が無い! 高校までに習ったのは、ぼくの場合、世界史の中で日露戦争ぐらいまでだった。大学は、建築学科だったので、近代建築史という形で、世界を見ることはあったけど、やっぱり日本の近代については、ぜんぜんわかっていない。病気になられる前に、前野さんが執筆された新歴史の真実―混迷する世界の救世主ニッポンなど、多数ある前野徹さんの本は、やはり現代日本人が、一度、読んでおくべきものだと、もう一度、思った夜だった。 |
May 23, 2005
University of Sorthamptonの先生が大学を視察
![]() | 午前11時、新神戸から「のぞみ」で東京へ。午後2時すぎ、東京校に着いて、普通に仕事開始。 午後5時、秋葉原の大学へ。今日は、英国University of SouthamptonのMichael Kelly教授とインターナショナルオフィスのJo Doyleさんが、大学の見学と、デジハリの説明を受けにいらした。この大学も、デジタルハリウッドの学生の留学先候補にあがっているのだ。 サザンプトンは、ロンドンから1時間という距離にありながら、気候も良く、海岸沿いで、ヨットやセーリングがさかんな街とのこと。大学では、コンピュータサイエンスが強い学校で、最近は、アントレプレナー要請にも力を入れていて、盛んに産学協同を進めているとのこと。という状況なので、デジハリのことは、すんなり理解していただけた。 午後7時、今日は、久しぶりに尾形薫さん(写真)が、デジハリに来てくれた。尾形さんは、埼玉大学の大学院生だったときに、設立時のデジハリで、講師やシステム管理を数年やってくれていた方だ。 デジタルハリウッド大学院が現在、新しいプロジェクトを開始しようとしていて、研究開発を行っているスーパープログラマーの尾形さんにも、その話を聞いてもらい、プロジェクトの責任者でもある三淵先生にも会ってもらった。ワイワイと研究開発しているうちに午後10時に。 ミーティングが終わって、4階セミナールームを覗いたら、6月5日に「オレオレプレゼン会」を開催する今年の大学院の主要メンバーがミーティングをしていた。「オレオレプレゼン大会」は、1期生と2期生の交流を深めるためにも、自己プレゼンをやろうという企画。ミーティングでは、ちゃんと「デジタル番長」こと、一期生の船戸さんが参加していた。現在、在学している院生全員で100名以上。2期生の50名ほどが、プレゼンをするというが、どんなことになるのか楽しみだ! 午後11時、さすがに今日は、早めに東京校を出て、帰宅の途についたのだった。 |
May 22, 2005
神戸校で「デジタルメディア概論」の授業
May 21, 2005
京都校で「デジタルメディア概論」の授業
May 20, 2005
東京校本科生から、取材を受ける
大学で、「アントレ」からの取材を受ける
May 19, 2005
大学院の授業とゼミの木曜日
![]() | 朝8時半に起床。4時間半寝たので、まあ寝たりた。午前10時半に東京校。普通に仕事開始。 午後1時、秋葉原の大学で、デジタルデザイン系の専門誌MdNから、タブレットPCを使ったデッサン入門講座に関しての取材を受けた。講師を務める中村泰清先生とぼくで、取材に対応。デザインの現場のプロフェッショナルでも、デッサンは習ったことが無いという方もいらっしゃるだろう。そういうプロにも、中村先生のメソッドはお薦めだと、ぼくは思っている。 遅いランチを食べて、東京校に3時に戻る。その後、メールのやりとりと本日の大学院授業のパワポのチェック。 午後7時から授業開始。今日で5回目なのだが、院生たちの頭に、これまでの流れをフラッシュバックしてもらう意味で、これまでの流れのレビュー。残り45分で、アクティブラーニングのメソッドの中でも、もっとも使う「Take O&F」を用いて、新たなサービスを考えてもらう。 基本2人一組となって、アイデアを作り、それを他のチームにプレゼンしアウトプット。プレゼンされた側は、そのプレゼンに対してフィードバック。ということで、O&Fなのだ。院生たちの盛んな議論(写真Click!)は終わらず、午後9時を迎え、そのまま宿題となったのであった。 9時15分から、8階に移動し、ゼミを開始。ゼミ生は3人なので、和気藹々とやっている。今日は、高田昌裕さん(写真)が、Lightalkを持ってきた。 LEDが縦に並んだものを、横に動かすと、LEDがタイミングよく発光していき、目の残像効果で、まるで空中に文字や絵を描いたようになるというもの。最近は、ノキアのケータイや韓国のケータイにも、このシステムが付いていたり、成田エクスプレスの空港近くのトンネル内に同様の仕掛けがあったりと、けっこうポピュラーなのだ。 このLightalkは、スキャナーを兼ねているところが、素晴らしい。マジックなどで文字や絵を描いて、スキャンすれば、それが、そのまま絵柄となって空中に浮いてしまう。メーカー希望価格も2520円と安いところが良いね。 ということで、今日は、複合現実感に使えそうな、いろいろなガジェットやデバイスの話で、盛り上がったのであった。午後11時15分に終了。 |
May 18, 2005
横浜エンジェル・フォーラムで院生を応援
May 17, 2005
ロンドンでインターン?
May 16, 2005
SCALAR社のTele-glassをついに体験!
![]() | 午前11時、秋葉原の大学へ。今日は、朝日新聞に月に一度挟まれる「朝日ふぁーすと」というミニコミ誌の中の教育関係のコラムからの取材。ぼくの後は、大学生たちにもインタビューするという。うれしいね。 正午に東京校に戻り、すでに到着されていたGoldsmiths University of LondonのCentre for Cultural Studiesの研究員Götz Bachmannさん(写真)とミーティング。 Götz Bachmannさんは、イギリスのある企業からの委託で、日本のネット上でのビデオ配信の状況について、調査に来ているとのことで、いろいろなところでインタビューを行っているとのこと。 アメリカ西海岸の人たちの発音なら耳が慣れているのだけれど、ロンドン人の英語の聞き取りは、ぜんぜん自信が無いということで、ということで、イギリスで大学院を修了した田宮さんに大学から応援に来てもらった。 1時間の予定だったけれど、結局90分ほど話して、だいぶ日本の状況をわかってもらえたようだった。ちょうどGoldsmiths University of Londonとは、大学生の留学先候補として、すでに田宮さんと藤本社長が3月に訪問しており、あちらからも担当者が近々、来日することになっている。 Götzさんが言うには、ゴールドスミスは、ちょっとクレイジーな現代芸術を志す学生が多いとのこと。ぼくたちの調査では、最近、デジタルにかなり力を入れていることはわかっている。いずれにしろ、名門といわれる美術系大学であることは確かだ。Götzさんは、近々、東大と協力して、シンポジウムを日本で行うとのこと。楽しみだ。 午後2時、ぼくのゼミで追っかけていた超軽量のHMDを開発したスカラ社の営業と商品企画をされている鈴木猛さん(写真Click!)と院生たちとぼくでミーティング。 すでに院生たちは、スカラ社を訪問しているので、今日は、こちらからの提案など聞いていただくことと、ぼくがまだ実物を体験していなかったので、Tele-glassを実際に、自分の普段使っているメガネに付けて、試させてもらった。 本体5gで、吸盤と磁石部分を足しても8gとのこと。実際、ぼくのメガネは、けっこう横のツルの部分が緩いのだけれど、メガネがずり落ちることもなく、まったくメガネに何か付加されたという重さは感じない。写真で、ぼくのメガネの右レンズに付いているのが、HMDなのだけど、実際のところ、右目の視界にほとんどじゃまにならない。 現在のところ、ビデオ入力のみの製品なのだが、解像度は思ったより良く、DVDの字幕が問題なく読めた。 鈴木さんの説明のとおり、脳の視覚認知システムが、すぐに慣れて、Tele-glassに集中すれば、普通の景色の中に、四角い窓が浮いたように映像が見えるし、意識をはずせば、容易に映像は、透明に近くなり、想像していたより、視界のじゃまにならない。今後、いろいろコラボレーションをすることを約束して、今日は解散となった。 午後4時から、通常の仕事を開始。研究を開始することになるので、ネットから、いろいろ調査。あっという間に時間が過ぎていく。 夜、本日、スカパーで放送となった「ベンチャー必勝の法則」が企業家NETWORKからストリーミングが開始されたと、担当の方からメールがある。今回、大学や大学院をずいぶんと丁寧に取材していただいたのが、編集に生かされているのが、印象的だった。しかし、米倉誠一郎先生の司会は、いつも見ても楽しいね。 なんてやっている内に、今日も終電で帰ることになるようだ。 |
May 15, 2005
高円寺中通商店街が、さらに沖縄化?
![]() | 代々木公園で、タイ・フェスティバルをやっているというので、ブランチがてら、車で向かってみる。びっくりするほど多くの人が集まっていて、歩くのも困難。早々に屋台から、バミー・ナーム(タイ風ラーメン)などを買い、立ち食いして退散。タイ飯って、凄い人気だ! 家に戻り、WOWOWからの映画を見る。ショーン・ペンの特集日だったのだが、HDDに録画しておいたものを、追っかけみた。「21g」は、重かった。 夕方、昨日、東急ハンズで購入した革のメンテナンス用品(写真)を使って、いろいろ手仕事。まず、購入した革製品用のリペア・マニキュアで、かなり角が傷ついてきた長年愛用している書類バックの角を塗っていく。その後、革用の墨で、黒を塗りこみポリッシュ。シルバーの金具を磨いた後、さらに仕上げに、今や通販でも定番の「ラナパー」。ここまでやると、ちゃんと蘇る。 ぼくは、やたら革製品を普段の生活の中で使っているので、とりあえず、すべて並べて、「ラナパー」を塗り、磨いていった。定期入れどころか、楊枝入れなんていうものまであるので、その数は15個ぐらいあった。本人もびっくり。でも、ぼくはメンテナンスして長く使えるものが大好きなので、こういう時間が好きなのだね。 ところで、今、高円寺中通商店街の入り口のところに、沖縄居酒屋の「抱瓶」の系列の「群星館」というビル(写真Click!)工事が、かなり進んでいる。 地下1階から地上3階までに、ライブハウス、飲食、沖縄関連の教室などが、7月7日にオープンすることになっている。地元、高円寺では、かなり話題なのである。オープンの前後では、沖縄出身の大物ミュージシャンが、かなりブックされているとのこと。楽しそうだ。 夜は、それらの大元である沖縄料理屋「きよ香」で夕食。こちらは、「泡瓶」の店長のお母さんが古くからやっている店。ということで、地元では、「本店」と呼ばれてもいる。小さな店構えだけど、中2階や2階の座敷もあって、奥深いのだ。今日は、石垣地ビールと、久しぶりに食べたパパイヤチャンプルーが美味しかった。 食べ終わって、昨晩に続き、FREE BarDに、ちょっと寄る。休日らしい休日を過ごしたというわけだ。 |
May 14, 2005
デジハリ・オンラインスクール開校記念イベント
![]() | 午前11時、横浜駅の近くの高島町にあるオンライン教育で有名な八洲学園大学に着く。今日は、ここからデジハリのオンラインスクール開校記念で、ネットを使った生中継で講義をするのだ。 午後1時の講義開始に向けて、関係者が見守る中(写真Click!)講義の練習。オンラインスクールでは、単にパワポの画面と講師の声を送るだけでなく、講師の顔が数秒ごとに映像で送られたり、受講生とのチャット、理解度を表示できたり、5択の質問ができたりと、面白いインターフェースになっているのだ。 午後1時すぎから、約70分、いつもやっている「デジタルメディア概論」の授業をベースとして、デジハリ・オンラインスクールで初めて講義。通常のパワポを使っての授業と異なるのは、講師がタブレットPCを使うところにある。 目の前に受講生がいる講義では、身振り手振りでのコミュニケーションができるので、自分のパワポにリアルタイムで字や絵を書き込むことは無いのだが、ここでは、その部分の表現を、タブレットPCにより、直接、画面に書き込んでいく。 たとえば重要と思われるところを丸で囲んだり、アンダーラインを引いたり、関連付けを表すために矢印を書き込んだり、その場でのアドリブがどんどん出てくる。その昔、黒板を使って授業をやっていた感覚をちょっと思い出した。慣れれば、ネット生中継という限られたバンド幅の中でも、クオリティを維持した授業ができるなと確信ができた。 その後、このオンラインスクールの責任者である高橋政俊プロデューサー(写真)が、受講の仕組みを説明。オンライン化で、物理的な学校に通い難い状況の方にも、コンテンツ制作が学べるのは、とても良いことだと思うのである。 この時間、大学の1年生が、浜松町で、アクティブラーニングの羽根先生の流れで、ジコピーのプレゼンを、他大学の4年生と混じってやっているとのことだ。時間が詰まっていて見にいけないのだが、早くも学外といっしょに活動しているというのは、素晴らしい。 午後4時半、東京校に戻り、そのまま昨年の杉山ゼミの院生たちと月曜日のミーティングの件で打ち合わせ。「ヘッドマウントディスプレイがある生活」をテーマに、サイトを立ち上げるのだが、それを本格的なプロジェクトするために、あるメーカーの協力を得ようという話。ちょっと楽しくなってきた。 午後5時半、大学院の三淵啓自先生と斉藤知也プロデューサーと共に、なぜか新宿厚生年金会館のエントランスホールの上にある喫茶店に集合。ここで、土曜日なのに分刻みで動いているデジタルハリウッドエンタテインメント社の木村元子副社長とミーティング。月曜日、文部科学省へ申請している研究費に関して説明に行くことになっているので、そのためのものだ。 午後7時、せっかく新宿まで出たので、東急ハンズへ。ここで、革製品のメンテナンス用品を買い込む。明日、使うはずなのだが。 夜12時、昔、追いかけていたサンフランシスコのロックグループの中から、なぜかHot Tunaを聞きたくなり、そのCD2枚を持って、FREE BarDに出かけて、店主のマークくんに頼んで、大きめの音で掛けてもらう。それらしい雰囲気の店で、バーボンを飲みながら、昔のロックを聴く。これこそロック親爺のリラクゼーションだぜ! |
May 13, 2005
明治大学の先生方と懇親会
May 12, 2005
LASALLE-SIA College of the Artsと契約
![]() | 朝9時半、大学へ。今日は、シンガポールのLASALLE-SIA College of the Artsと留学に関する契約を交わす日なのだ。 このために、ラサールからは、学長兼CEOのRobert Fly教授(写真)と副学長のNeil Maynardさんが、デジタルハリウッド大学を訪れてくれた。Fly学長は、イギリスのマンチャスターの出身、イギリスとオーストラリアで大学に関わった後、ヘッドハンティングされて3年前からラサールのトップになったとのこと。 ラサール校は、現在、素晴らしい新校舎をシンガポールの市街地に建築中で、来年には完成とのこと。施工は、日本の竹中工務店だそうだ。そして、その新校舎が出来上がると、シンガポールで5番目のUniversityというステイタスを持つ教育機関になるとのこと。文化と芸術系の大学として、国の期待は大きいのだろう。 Fly学長には、すでに昨年、デジハリ東京校は見てもらっていたのだが、今日は、大学を視察してもらった。その後、ダイビル5階にあるクロスフィールドの会議室で、契約書の調印をし、記念撮影(写真Click!)となった。 午前11時半からは、大学開校後の第一回の教員会議を行った。入学式からこれまでの状況報告と意見交換を行った。 午後1時、秋葉原エリアを視察したFly学長とMaynard副学長と共に、うなぎの老舗「神田川本店」でランチ。文化元年(1804年)創業のこの店、中に入ると、本当にゆっくり時間が流れていることを感じる。日本通のFly学長も「おいしい」と言って喜んでくれたのだった。 午後3時に東京校に戻り、通常の仕事を開始。午後7時からは、4階セミナールームで大学院の「デジタルコンテンツ産業概論」の授業。今日はインターラクティブを原点に戻って考えてみた。毎回、そうなのだが、大学院の2時間の講義は、相当エネルギを消耗する。 その後9時すぎから、大学院のゼミ。今日、授業で話題となった20種のアロマをコンピュータ制御で発生できる装置を購入するかどうかを、ゼミのメンバーで検討。香りのVRも、楽しい応用がいろいろありそうだ。 午後11時すぎ解散。4階のセミナールームを覗いたら、まだ、矢野喜久子先生とゲスト講師の方が、授業を終わっても質問攻めにあっていた。院生たちが引けていったのは、0時近く、院生たちのエネルギも凄いね。 ということで、今日も、最後まで残っていた広報室のスタッフや秘書と共に、0時43分の最終に飛び乗ったのであった。 |
May 11, 2005
朝から夜中まで、ちょっと長めの1日
![]() | 朝9時半、いつもより90分早く、東京校1階セミナールームで、社員とアシスタントスタッフが集まって総会が始まった。もちろん拠点校もテレビ会議システムで参加。 今日は、今秋ぐらいからスタートする新しいカリキュラムとアドビ社のACE検定についての方針説明。そして、個人情報保護に関連する社内ルールとシステムの説明の第一回。その後、11時から通常の社員総会、各部門からの報告。そして新入社員の方々の紹介などがあった。 午後1時から、そのまま東京校で、大学運営会議。大学生がアプライしてきたサークルの公認などについて話し合った。 午後3時過ぎ、秋葉原の大学へ移動。みんな元気そうだ。その中で、ぼくが買おうと思っていた。新しいスタイルの雑誌「30-35」を0号から最新の2号まで持っている宮本貴文くんを発見。 昨年、コミュニティFMにぼくがゲスト出演したときに、そこで制作のバイトをしていたのが、彼だった。大学入試の面接で再会したときは、うれしかった。 彼は、本当に日本のラジオ放送が大好き。30-35も担当している番組の選曲の参考にしているのだそうだ。30才は、まだずっと先の彼が、30-35を揃えている理由が理解できた。大学では、放送サークルを主催するそうで楽しみだ。 ところで、大学では週5日、それも1日に2つぐらいの英語の授業があるのだが、みんなも、そういう状況にとても慣れてきた感じだ。先生を囲んでのレッスンもとても楽しそうだ(写真Click!)。 午後5時すぎから、プロデューサー会議。いつもより早めに終わって、その後、取締役が集まってミーティング。 午後7時半、藤本社長と西麻布へ向かう。今日は、大学院の斉藤茂樹先生のセットで、シンク社の森社長、コミックウェーブの竹内代表と夕食を食べながら懇親。コンテンツ産業について、語りあった。 その後、大学院から、外部機関へ、申請していた研究プロジェクトについて、緊急にミーティングをすることになり、午前0時に東京校に戻り、ミーティング。午前1時半終了。 午前2時半、タクシーの乗り帰宅。午前4時に就寝ということで、今日の水曜日は長かった。 |
May 10, 2005
人はなぜストーリーを求めるのか?
![]() | 普通に朝、出社。11時半から、大学院教員会議。もう来年度のカリキュラム改定の大詰め。またプロジェクト科目について、どの院生が、どの教員を指導者として、どんなことをやろうとしているかを、それぞれの担当教員が説明したのだった。午後1時終了。 その後、社長室で打ち合わせ。午後4時から管理戦略会議。報告事項が多かった。 午後7時、東京校一階セミナールームで、オープンカレッジ。今日は、デジタルハリウッド大学院主催のスペシャル。ということで、ぼくがナビゲーターとして進行を務めた。 昨年から制作に入り今年完成した大学院生の監督によるショートムービー3作品が「TRILOGIA」としてDVD化。4月25日に発売となったのだ。このショートムービー制作に全面的に協力してくれたのが、イトーカンパニーグループ。 今日は、そのイトーカンパニーグループから、営業とマネージメントを担当している船津孝生さん(写真)と、「Bitter Sweet」の小山桜監督、「existence」の戸田泰雄監督が、オープンカレッジに来てくれた。 小山さんは、この4月に修士号をとって修了。すぐに制作会社を企業し社長になった。戸田さんは、現在も大学院に在学中だが、デジタルハリウッドエンタテインメント社で働いてもいる。 大学院の授業で山本和夫先生が担当する「映像監督のストーリー演習」と「山本ゼミ」から、今回のショートムービー制作プロジェクトが生まれ、授業開始後1年で、もう大学院生が監督したショートムービーがDVDとして店頭に並んでいるのだ。自分で言うのもなんだけど、まさにデジハリスピードという感じだ。 イトーカンパニーグループのほうでも、TRILOGIAのDVDプロモーションに力を入れてくれていて、5月14日には、秋葉原の石丸電気で、主演女優が集合してのイベントをやるのだそうだ。 セミナールームに集まった方々からも、制作に関して、多くの質問があり、壇上の3人(写真Click!)も、楽しそうに答えているのが印象的だった。後から会場のアンケート内容を読んだのだが、身近な人たちがプロの俳優さんたちと仕事をして映像を作ったということで、大いに刺激になったようだった。うれしいね。 こういう状況でもあるので、5月7日のスギヤマスタイルで紹介したように、山本ゼミが盛り上がっているのである。 じつは今日のオープンカレッジの題名が「人はなぜストーリーを求めるのか?」となっていたのだけど、考えれば考えるほど深い命題だね。 今日は終電前に帰るぞ! |
May 09, 2005
Tru Videoを見た
![]() | 今日は、大学生たちが五月病にかかってないかと、ちょっと心配で、昼から秋葉原のデジタルハリウッド大学へ。みんな、元気に登校していて、安心した。ぜんぜんモチベーションは落ちてないようだ。 午後1時半に東京校に戻り、通常の仕事へ。午後2時、岡山県庁の方とミーティング。セミナーの講師の人選を頼まれた。 午後5時、友人の斉藤一興さんと、その仲間のティムさん(写真Click!)が、モバイルビデオ用の圧縮伸張技術TruVideoを紹介してくれた。 実際にTruVideoが、BREW端末で動く状態を確認(写真)したのだが、現行の動画サービスより、画質もよく、ブロックノイズは、たいへん少なかった。 主な使い方としては、これからリッチ化が進むケータイゲームアプリの中の動画とか、どんどん市場が広がっているケータイeコマースの商品説明動画とか、ぴったりという感じだ。 すでに中国や台湾で実績があるそうで、画質だけでなく、制作者側として、ライセンス料が格段に安いのがメリットだ。また商用技術の中で、Brewでストリーミングができるのは、これぐらいしかないと思われる。 ご興味のある方は、彼らの会社フリーヴァース・パートナーズに問い合わせてね。 しかし、この手の技術は、まだまだ、いろいろ出てくるね。しかし、今回のようにBREWの中で使ってしまえば、われわれユーザーは、プレーヤーとかブラウザとか、何も気にせず、映像を見るだけ。やっぱり技術はこうありたいね。 ついでに、今後のケータイ動画の傾向は、デジタルテレビチューナーみたいなものが、これまでのケータイのシステムと並列な関係で組み込まれるようなものが、出てくる形だと思われる。これは、現在、ケータイとFMラジオが合体したようなプロダクトがあるのと同じ感じ。つまりテレビとケータイを切り替えて使っているようなイメージ。 それに対して、TruVideoのようなものは、ケータイアプリの中で、いろいろな機能と連動して動画が動かせることになる。いずれにしろ、よく言われる「通信と放送の融合」は、実はケータイが最前線という見え方のほうが、ビジネスアイデアが出やすいと思うのである。 その後、仕事を続け、0時ごろ高円寺。そのまま、いつものFreeBardで、ビールを飲みながら、スギヤマスタイルをアップしたのであった。 |
May 08, 2005
日曜日、スペイングランプリをゆっくり見た
![]() | 11時に起床。寝たのが5時だったから、ちょっと寝すぎたかも。 さて、本日はオフ。世の中では、ゴールデンウィークの終わりということだけれど、金曜、土曜とデジハリライフに戻ったので、普通の休日感覚。午後、新宿の東急ハンズへ、こまごましたものを買いにでかける。基本、ぼくは自分で治せるものは、部品を買ってきて直す主義なのだ。 さて、20年近く、あらたまった席以外、スニーカーで通している。理由は、社会人になってコンクリートづくしの都内を革靴で歩いていたら、、足の豆や膝の痛みとかに悩まされたからだ。 トップが革とか人工革のものが多いので、ビジネスシーンでも常に履いている。最初にビジネス用に使ったのは、adidasのSTAN SMITH、そして一世を風靡したReebokへ行き、次にNIKEのアウトドア系のACGをいくつも愛用した。ここ数年はNIKE、new balance、CONVERCEとか、けっこうバラエティに富んでいる状況。 しかし、ついつい溜まってしまう。最近のスニーカーは、いろいろな素材で出来ているので、やはり燃えないゴミということで廃棄すべきなのだろう。みなさんは、古いスニーカーは、どうしているのだろうか? 教えていただきたい! 底のゴムが硬化して、まわりの白いゴムの部分がちょっと溶けた感じになっているけれど、なんとなくその風貌が好きで、履かないけれど、とってあるのが、20年前のPro-KEDS(写真)。なんか原点という感じだね。 さて、夕方からフジテレビ721で、F1スペイングランプリの予選を生中継で見る。ホンダが2戦出場停止とは残念。その後9時から、本戦を、いつものように、ドミノピザをかじりながら見る(写真)。やっとマクラーレンが帰ってきたという結果。トヨタも頑張っているよね。 さて最初期のCG系の卒業生のサトサトさんより、メールが来た。彼女は、長年勤めていた大手ゲーム会社を退職後、ケータイ向けにオリジナルのコンテンツを制作していて、そのビジネス化に取り組んでいる。 3Dアニメーションで表現された20種ぐらいの猫とケータイで遊べるのだ。昨年、見せてもらったのだが、さすがにアニメーションは素晴らしい出来だった。個人的には早く、オフィシャルサイトになって欲しいコンテンツだ。 そのサトサトさんのサイトがリニューアルしたとのこと。名前は、翠猫館、猫好きの方、あと占いが好きな方、ぜひサイトを訪ねてあげてね。 |
May 07, 2005
土曜日、大学院ゼミが集中する日
![]() | 午後から東京校へ。土曜日ということで、大学院生たちは、ゼミやグループ課題のミーティングなど、忙しそうだ。院生たちがもっとも活発な日が土曜日というわけだ。 ぼくの隣の多目的ホールでは、昨年度、ゼミがおおいに盛り上がり、業界を巻き込んでショートムービー制作が行われた山本和夫先生のゼミが行われていた。とくにトリロジアとして、まとめられた3本は、もうすぐDVDとなって、一般市場で販売される。そのような実績が出ているので、今年の山本ゼミに集まった院生たちも、やる気満々という感じだ(写真Click!)。 大学院ラボに行くと、そこにも院生たちが、いろいろ活動していた。グループで課題に取り組んでいる中に、今年、院生になった両角由美さん(写真)がいた。両角さんは、デジハリ設立から数年間、人気講師として活躍してくれた方だ。このブログを見て、懐かしいと思われる卒業生の方も多いだろう。 その後、デジハリを卒業した村上竜雄さんと制作会社STUDIO E-SPACEを平成11年11月11日に設立。これまで取締役として、プロデュースやディレクションに当たってきた。いわばプロ中のプロなのだけれど、現場で叩き上げた世界を超えたものがあるはずと、大学院生になってしまった。その気持ちが素晴らしいね。 ところで、STUDIO E-SPACEのサイトは、凝っている。自分たちのサイトだから、制約を気にせずクリエイティビティに走った感じで、とても楽しい。また両角さんたちは、enyenというカフェ・ギャラリーも運営していて、ぼくもよく利用させてもらっている。enyenのコミュニティは、デジタル系とアート系の人たちが多く、まさに縁が生まれるのだ。 さて、ぼくのほうは、夕方から部屋に篭って、いろいろな方に、ゆっくりメールを打ったり、チェックしてあったサイトをゆっくりブラウジングしたり、機材が集まり過ぎて、たいへんなことになってきた部屋の整理の下準備をやったりと。気がつけば、午前2時だった。あらま! |
May 06, 2005
ゴールデンウィークが明けたデジハリ
![]() | 金曜日、デジタルハリウッドは、今日からほぼ平常に戻った。大学も大学院も授業がある。東京校の受付がある1階ギャラリーには、今、「コミカル・イソッピィ」のバナーが何本か飾ってある。ほかにもポスターも(写真)。 タカラモバイルエンタテインメントが企画し、デジハリ卒業生によるチーム、デジハリDNAが制作にあたった「コミカル・イソッピィ」が。モバHOでの放送も終わり、早々と5月18日に、ソニー・ミュージックよりDVDとして発売されることになった。 このDVD発売に向けて、「コミカル・イソッピィ」キャラクターのブログを立ち上げたとの連絡があった。立ち上がったのは、ドッグ有楽町ブログとウルフ五反田ブログ。 コンテンツ産業って、制作の世界については、いろいろ情報が紹介されているが、営業の世界を知る機会って、普通は無いので、このブログは、面白い。このようなブログが、どのような口コミ効果を生むのか、ウォッチしていきたい。 午後1時半、秋本科の自己推薦の方と面接。渋谷校で開校している「CG・WEBクリエーター専攻」が希望とのこと。これから、ますますWEBやモバイルコンテンツの中で、CGが使われるようになってくると思われる。そういう点では、少しだけ未来を見ているコースだ。 午後2時半、毎週のレギュラーの大学院運営会議。4月22日に修了した第一期生の中で、研究員というステイタスで、デジタルハリウッド大学院に籍をおいて、活動を続ける修了生について報告を受ける。来週の教員会議で、正式決定になる予定。大学院2年目にして、じょじょに研究開発活動ができる組織が生まれつつある感じだ。 午後5時、弁当を買ってきて、今日、最初の食事をする。連休中、食べすぎで、お腹がすかなかったのだ。その後、連休中に溜まってしまった細かい仕事を開始。5月以降の講演のためのレジメやパワポの制作に当たった。 午後7時半、高島夫妻が校長室に立ち寄る。午後9時すぎ、院生の吉田さんとプロジェクト科目についてミーティング。いよいよ自主企画で、映像制作に乗り出すとのこと。頑張って欲しい。 今日は終電まで仕事だ。ということで、ちょっとお腹がすいた。こんなとき4Fオフィスに設置されているオフィスグリコ(写真Click!)へ。 お菓子をもらったら100円をカエルくんの口に入れればよい仕組み。ぼくは、いつも抹茶アイスを食べる。デジハリ社内は、お菓子をかかせない人が多いので、便利だ。置き菓子って、富山の薬売りみたいな仕組みだね。 |
May 05, 2005
根鈴くんと堀口さんの結婚式と披露宴(その2)
根鈴くんと堀口さんの結婚式と披露宴(その1)
![]() | 9時半、ホテルを出て、今日の会場Higashiyama Sodohへ。日本画壇の巨匠、竹内栖鳳が晩年の昭和4年に東山の1300坪に作り上げたという居宅と画室と庭園。和風の建築と洋風のインテリア、とてもイイ雰囲気だ。今、ここで、結婚式と披露宴をやるのが、とても人気が高いのだそうだけれど、まさに納得の空間だ。 10時半から、庭園の中のチャペルで、結婚式。ぼくは商売柄、何度も結婚式に出席させてもらったことがあるけれど、いつも牧師さんたちの言葉には、耳を傾ける価値があると感じる。牧師の宣誓の下、晴れて根鈴啓一くんと堀口徳子さんが、夫婦になったのだった(写真)。 11時半、披露宴が始まる。ウェディングドレスでの式から30分で、二人は和装へ(写真Click!)。二人が席に着くと、集まった方々に、お互いを交互に紹介。リラックスした、とてもイイ雰囲気だ。 二人は、2000年夏、デジハリ京都校が開校したときに受講生となった京都校第一期生。それが運命の出会い。その後、根鈴くんが横浜校のアシスタントスタッフに、さらに堀口さんも渋谷校のアシスタントスタッフに。そして仕事をメキメキと頑張り、二人とも現在、デジハリ正社員として大活躍中。 ぼくが祝辞。藤本社長が乾杯をして、宴が始まったのであった。この後、本日の(その2)に続く。 |
May 04, 2005
ルオー展を見た
![]() | なんだか、休み疲れ。午前11時まで寝ていた。しかし、本当に久しぶりに休みを取っているので、寝ていては、もったいない。 というわけで、見に行きたいと思っていた東京都近代美術館(写真)の「ルオー展」へ。ルオーは、小学生のときに美術で習ったときから、太い黒い縁取りというイメージがあった。でも大人になってから、ルオーが晩年、キリストを中心に多くの宗教画とも言える作品群を残したことを知って、一度、本物をみたいと思っていたのだ。 世界屈指の出光美術館所蔵の400点あまりのルオーのコレクションから、約200点を展示ということで、堪能できた。いつも思うけど、絵画は、いくら高級な美術書で気を使った印刷をしても、こちらに伝わらないものがある。自分の目で、オリジナルを見ると、印象がとても違う。 帰りに新宿のビックカメラへ。いよいよSONYの初代CoCoonが、物足りなくなってきたのと、ハードディスクの回転音が、かなり大きくて、テレビを見ていて、うるさいという状況に陥っていたので、買い換えることにしたのだ。 とりあえず、サイトで、いろいろなメーカーのを見たのだが、AV製品については、現物を見ないと買えないタイプ。結局HDDに2チャンネル分を同時録画できるということと、600GBという容量が魅力で、東芝のHDDのRD-X5を選ぶ。もちろん、重いけど、そのまま持って帰る。 さっそく、家に戻って、セッティング(写真Click!)。とりあえず、wowowのデコーダーやCSチューナーを繋ぎ込み、初期設定。とりあえず全チャンネルが映る。しかし、録画系の機能がもの凄く多くて、操作の説明書は、厚さが2cmぐらいある。ということで、ゆっくり時間をかけて、理解することにして、今日は終わり。 しかし、これで、家にあるハードディスク容量の合計は、いっきに1.5テラバイト近くになった。21世紀になったら、家庭にテラバイトを超えるハードディスクがあるはずと、10年前、予想したけれど、こんなに安い値段になるということは、予測できなかった。ということで、今日は家で1テラを越えた記念の日になった(笑)。 というのも、午後9時すぎの「のぞみ」で、京都へ。明日は、京都で、スタッフの結婚式と披露宴に出席するのだ。ということで、0時前には、京都のホテルにいることになる。 |
May 03, 2005
裏原宿でギリシャ料理を食べる
![]() | ゴールデンウィークの中盤に突入。今日は、ゆっくりスタート。近所にブランチ。そのまま家で、ブラブラ。 午後6時すぎ、友人との待ち合わせ場所、KDDI DESIGNING STUDIOへ。その途中、new balanceの直営ショップ、ニューバランス東京へ。ショップのオリジナルで気に入った革靴のようなスニーカーがあったので購入。 今晩は、友人夫婦と食事をしようということになったのだが、その相手が、スギヤマスタイルに、ときどき登場するビンテージギターを専門に扱ってきた高島元能さん(写真)。高島さんは、働きすぎで1年ぐらい体の調子を崩していたのだけれど、最近、だいぶ元気になってきた。 Les Paulの58〜60年のトラ目やサンバーストのものを、「バースト」と名付けたのは彼。また、それより古いLes Paulをバースト風に改造したものを「コンバージョン」と名付けたのも彼。今では、アメリカのディーラーでも、その言葉で通じるとのこと。ということで、Les Paulに関して、世界的でもトップレベルの経験と知識がある人なのだ。 さて今日、選んだ店は、裏原宿にあるギリシャ料理のSpyro's。ギリシャ料理は、十数年前、ボストンに住んでいた頃、覚えたのだけど、東京では、なかなか食べる機会が無かった。Spyro'sは、初めて行ったのだけど、かなり、おいしかった。 高島さんが、5月5日が、誕生日ということで、最後、バースディのデザートプレート(写真Click!)を作ってもらった。ギリシャワインもおいしかったし、映画とか音楽の話で盛り上がって、楽しい夜になったのであった。 |
May 02, 2005
SIGGRAPH 2005 Tour 申込開始!
![]() | 今日は東京校へ。3日間オフにして、精神的には、とてもリラックスできたけど、体は筋肉痛、草むしりが効いた(笑)。 午前中、ナムコとバンダイが経営統合へという大きなニュースが。この間、ナムコは日活を有線ブロードバンドへ売ったと思ったら、今度は、バンダイとの統合。 現在の日本のゲーム産業では、映画より、玩具とのシナジーのほうが、はるかに大きいということだろう。これからも、それぞれの会社のもっとも得意な分野を統合して行く方向へ、コンテンツ産業は、どんどん姿を変化させていくだろうと、ヒシヒシと感じる。 さて、デジハリでは、1995年以来、デジタル映像とCGの祭典としては、世界一の規模のSIGGRAPHへ、ぼくが団長となってツアーを行っているのだが、その紹介サイトがアップされ、ツアー申し込みも開始。今年もロスアンゼルスだ。 デジハリSIGGRAPH 2005 Tourは、今年もJTBが主催。夏のピークシーズンなので、飛行機代が安くならないところを、JTBさんには最大限、頑張ってもらっている。デジハリに関係無い方でも、どなたでも参加できるツアーなので、ぜひ、よろしく。 スタバでランチを取り、午後は普通に仕事開始。メールの数は、普通の30%ぐらいだ。こういうチャンスに、書籍と資料の整理をしなければ、机の周辺は、あっという間に紙の山になる。 午後、ぼくの部屋の隣の多目的ルームでは、「デジハリを出前する」というコンセプトで始まったソリューションズのグループが、ミーティングをしている。メンバーが変わりながら、でも最後は全員で、結局6時間以上やっていたような。 このグループのリーダーは、杉浦治取締役(写真)。彼がやるプロジェクトは、そのほとんどが、B2Bの仕事。デジハリが、企業研修や、大手eコマースの背後の仕事や、他の学校の教育支援をやっていることは、あまり知られていなけれど、そういう仕事も、コツコツやっている。 今日は、ほとんど外部からの問い合わせが無い日ということで、まとめて、ゆっくり内部の話し合いを設定したのだろう。連休の中日に出てきただけの成果が上がったのではないだろうか? 夕方6時、今年の院生たちが、矢野教員の授業の課題に関連して、ぼくにインタビューに来た。どうもサイトのテーマを「こだわり」としたようだ。ぼくは、こだわっているものが、とにかくたくさんあるので、語りだしたら、たいへんだ。 今回は、一番、わかりやすくエレキギターということにしてもらった。エレキギターは、演奏という楽しみに加えて、エフェクターとアンプで、音色が大きく変化するというところが、楽しい。 ここ3年ぐらいで、ビンテージといえる種類のアンプやエフェクターを、いろいろ試している。このへんの機材は、中古市場で、まず見つけるのが、たいへん。 そして、ツマミがたくさんあって、そのコントロールで、音色が変わるので、かなり使ってみないと、自分が、その機材を好きかどうか、わからない。結局、気に入らなくて、ほぼ同じような値段で売れる。 最近、御茶ノ水の中古専門店で、巡り会ったFender Twin Reverbは、うれしかった。70年代のマスターボリューム付きのもので、正式ディーラーだった山野楽器が、その頃、輸入したもの。長い間、家の中で使われていたものということで、ボディにほとんど傷が無い。ただ、この手のTwinは、どこでも簡単に探せるタイプ。 しかし、後ろを見たら、なんとJBL D120Fが2発入っていた(写真Click!)。このオレンジのフレームのスピーカーは、Fender用にJBLが作ったもので、アメリカの中古市場では、出たら、すぐに無くなってしまうレアなもの。 店主の方に聞いたら、マニアじゃないとそんなこと知らないので、普通の値段で出しておいたとのこと。ということで、ぼくのところに来たのであった。 ということで、こういうのが、マニアの「こだわり」というわけだよね(笑)。 |