プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ。
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール(通信講座)
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)

March 31, 2005

AKIHABARA CROSSFIELD、本日オープン!

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今日は、いよいよ、デジタルハリウッド大学が、入居するAKIHABARA CROSSFIELDのオープニング。お昼の12時、関係者や取材陣が、ダイビル2階のコンベンションホールに集合した(写真Click!)。ホールの後ろには、何台ものテレビカメラが入っている。凄い人の数、どうやら2000人近くが集まっているらしい。

テープカットに先立ち、東京都石原都知事(写真)が挨拶。報道陣がシャッターを押し続ける中、日本のものづくりの強さに言及。その中でも、とくにIT系の拠点として、秋葉原に期待するという内容を話された。都知事がお目当ての報道陣も多いようだ。

一連の挨拶とテープカットが終わって、パーティへ。ぼくたちといっしょにダイビルに入居する、筑波大、明治大などの先生方に挨拶。また、ダイビルの施工に関わった鹿島建設の人たちとも歓談。この施工に関わった何人かの方々が、日大理工の後輩たちなのだ。学校のつながりって、何か暖かいものがある。

午後1時半、東京校に戻り、午後3時から、研究プロジェクトの打ち合わせ。今、ぼくたちは、NTTデータさんのセルコンピューティングと組んで、共同研究を進めようと計画しているところなのだ。

午後5時、いよいよ日曜日に迫ったデジタルフロンティアの司会の打ち合わせを、広報の深松さんとやる。今年は、大学院の発表もあるので、とても盛りだくさんな内容なのだ。サイトを見ていただくとわかるように、審査員も素晴らしい方々にお願いをした。当日ゲストも大物がやってくる予定だ。楽しみだ!

午後7時からは、社長室に取締役4人が集まって、ゲストを招いて、これからのデジハリについて、いろいろ語り合ったのだった。

  

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March 30, 2005

全国のプロデューサーが東京校に集合

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朝、かかりつけの順天堂医院へ。単に薬だけ継続で出してもらうつもりだったのだが、実際には、忙しくて半年以上行っていなかった。結局、診察しなければ、薬が出ないということに。ちゃんと来て、継続的に薬を飲みなさいと、担当医にちょっと怒られてしまった。反省。

お昼から、大学系の会議。いよいよに迫ったロスアンゼルスでの入学式について、細かい打ち合わせを行った。全国から集まってくる新入生にとっては、友人を作る良いきっかけになって欲しいと思うのである。

午後2時半からは、4月から東京本校の本科生のクラス分けを小倉先生たちと行う。2005年度は、CG系のクラスだけでも5クラスになる。こちらのほうも、楽しみだ。

今日は、午後から、全国から拠点校のプロデューサーたちが、東京校に集まっている。3ヶ月に1度の機会ということで、ぼくの部屋の隣で、ずっと会議をやっていた(写真Click!)。一同に会すと、デジハリって、濃いパーソナリティの人が集まっているなと感じるのである。まあ、ぼくが、人の事を言える立場じゃないよね。(笑)

夕方5時半、全員で、大学が入居する秋葉原ダイビルを見学した。明日のオープニングイベントを控えて、ダイビル内も急ピッチで準備が進んでいた。

6時からは、秋葉原の貸会議室で、今期の報告と来期の計画について、全国のプロデューサーが、一同に会して報告会を行ったのだった。

夜、9時半からは、そのまま秋葉原で、みんなで会食。まさに年度末の飲み会という雰囲気になったのだった。

  
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March 29, 2005

ミーティングが多い日

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午前10時、定例の大学院教員会。いよいよ1年目の3セミスターが終わる。1年制の院生の修了が近づいているわけだ。今日も、教員の方々から活発な議論をいただいた。

午後1時、岡山県庁の方々とミーティング。岡山県は、素晴らしい光ケーブル網を県内にはりめぐらせており、コンテンツ分野にも力を入れているのだ。

午後2時からは、10年以上前に、いっしょにVR系の仕事をした方が、独立されて、会社を設立されたとのことで、そのことを報告に来てくれた。ぼくの知人たちも、社員になるとのこと。日本で、数少ないVRやMRの開発をやる会社となるので、ぜひ応援していきたい。

午後3時、受験生向けの媒体からの取材を受ける。ぼくたちの大学の特徴について述べさせていただいた。

午後4時、社内の管理系の会議。この会議には、デジハリの取締役が顔をそろえる(写真Click!)。左から、外部案件を担当している杉浦治、スクール全般を担当する櫻井孝昌(サクサク)、そしてCEO藤本真佐だ。ぼくを入れても4人。コンパクトだね。

午後5時から、いよいよ日曜日にせまったデジタルフロンティアに関するミーティングを1階セミナールームでやった。今年のデジタルフロンティアを統括するのは、東京本校の小林伸行プロデューサー(写真)。今年からは、本科だけでなく、大学院の成果発表もあるので、プログラムが複雑になるので、その調整は、なかなかたいへんだ。

ということで、今日は、一日中、ミーティングしているような日になってしまった。
  
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March 28, 2005

Kスタで、卒業制作ギャラリーが始まる

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朝、福岡のホテルで、昨日の日経の一面を見る。デジタルハリウッド大学院の院生が、USENへ転職し、事務局として立ち上げを行っているプロジェクトの記事だ。

パソコンテレビGyaO、まさに、今話題の通信と放送の融合というものだ。4月からは、もう一人の院生も転職し、このプロジェクトに参加するという。いよいよ、院生たちが、大学院で身に付けた成果を、実際のビジネスに応用し始めている。うれしい限りだ。

午前11時半のフライトで、東京へ。午後2時半、東京校へ戻った。

今日は、KDDI DESIGNING STUDIO、通称Kスタで、本科生の卒業制作の上映が始まる。期間は、今度の日曜日まで。原宿に行くことがあったら、覗いてみていただきたい。

夜8時から、昔の仲間が代官山のレストランに集合(写真Click!)。IMJ斉藤さん(写真)が、この4月から、IMJコリアのほうへ、社長として赴任されることになったので、その壮行会だ。

斉藤さんは、財務担当として、8年前にデジハリに入社され、その後4年前からIMJで活躍していた。ぜひ、ソウルでがんばっていただきたいと思う。
  
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March 27, 2005

福岡校で、授業と優秀作品発表会

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いつものように、IMSの9階ホールを借りて、デジタルメディア概論の授業。今日は、なるべく早くしゃべるようにしたのだけれど、3時間半かかってしまった。

午後4時から、まずは、総合プロコースの2004年4月生と7月生の優秀作品発表会。WEB、DTP、CGといろいろなコースの作品があったので、とても楽しかった。ひとつひとつにコメントを言わせてもらった。昔と比べると、発表者の人たちのプレゼンテーションが、とても上手になっているという印象。

この優秀作品発表会、いろいろな種類の作品があるにも関わらず、会場の投票で、最優秀を決めるという企画となっており、6時からの2004年度の本科優秀作品発表会の間に、集計されることになっていた。本科は、すべてCG作品。これについては、すでに東京で、何度か見ていたのだが、大きな会場の大きなスクリーンで見ると、また少し印象が違う。

その後、ステージ上で、本科卒業生、ひとりひとりに修了書を渡した。その間に、集計ができて、総合プロコースの最優秀作品には、江口祐作さんの「果たし合い」という2Dアニメとなった。その後、ステージ上で、発表者と記念撮影(写真Click!)となった。

イベントの片付けが終わって、午後9時半から、福岡校スタッフと会食。なんと、日曜日の夜は全品半額という店へ。お刺身や豚しゃぶで、盛り上がって、最後は、お店の前で、記念撮影(写真)となった。0時すぎだった。

  
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富士山がきれいだった福岡へのフライト

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午前6時前に起きて、支度して羽田空港へ。今日も全日空なので、第二ターミナルだ。午前8時半のフライトに乗る。

関東から名古屋にかけては、素晴らしい天気。ふと左前方を見ると、富士山の全景(写真)が、きれいに見えていた。

さらに、そのまま富士山の北側を通過。富士山から伊豆半島の先端まで見通せた(写真Click!)。こういう日があるので、ぼくはWindow seatが好きなのだ。

午前11時すぎに、福岡校に着く。福岡校スタッフで、元CAの西堀恭子さんに写真を見せたら、富士山は見えても、その先の伊豆半島まで、見渡せる天気は、少ないとのことだった。

さて、今日は、イベントが目白押しなのだ。その様子は、夜、アップ予定。
  
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March 26, 2005

大学院・第二回「デジ☆フェス」を開催!

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本日は、一日中、大学院の第二回の「デジ☆フェス」。

まず、お昼の12時からの第1部は、パネルディスカッション「世界に通用する映像プロデュースとは」のコーディネーターをやった。パネリストには、デジタルハリウッド大学院大学教員・木村元子。ゲストパネラーには、ゴンゾ・雀部浩一さん、松竹・福島大輔さん、日テレ・原 浩生さん、WOWOW・井上 衛さんが参加。

午後1時半からの、第2部では、修了認定作品審査会を兼ねて、「デジタルハリウッド大学院優秀作品発表会」をやった。それぞれの発表が終わって、教員側からの質問に、院生が答える間、後ろのスクリーンには、会場に参加された方が、ケータイで、評価を投票できる仕組みで、その結果が、リアルタイムで、スクリーンに表示だれる(写真)。

現役の大学院生だけでなく、この4月入学の大学院生たちも、大勢参加。今年度の1年制の院生たちのプレゼンを真剣に聞いていた。11組の発表と質問が終わるのに、5時間ほどかかったが、とても興味深く、その時間の長さを感じなかった。

開校から、11ヶ月。発表した院生全員が、昼間、仕事を持っているということを考えれば、評価すべきアウトプットが出たと感じた。

午後7時からは、懇親会。「お疲れ様!」ということで、みんなで乾杯(写真Click!)をした。その後、歓談が3時間以上続いた。

明日は、福岡校へ行く予定だ!
  
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March 25, 2005

東京・渋谷・本科「卒展」2日目

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午前10時半、SIGGRAPH 2005へのデジハリツアーの件で、ミーティング。今年もロスアンゼルス。近々このツアーの募集を始める予定。連続10回目のツアーとなるのだが、どなたでも参加できるので、今年こそSIGGRAPHと考えている方々、ツアーは7月31日〜8月4日、ご検討をよろしく!

午前11時半、本日は、本科のWEB系のコースの卒業式。昨日と同様に祝辞を述べさせていただき、4つのクラスのそれぞれの代表者に、修了書を渡した。その後、WEB系のクラス担任をやった渡辺高志ディレクターからも祝辞(写真)。デジハリスタッフにとって、担当クラスの卒業の日を無事に迎えられることは、誇らしいことだし、とてもうれしいことなのだ。

お昼からは、WEB業界の方々を招いての優秀作品発表会。お昼時にも関わらず、多くの方々が参加していただいた(写真Click!)。

午後5時、デジタルハリウッド大学の入学予定者が、旅行用英会話のセミナーを受けるため、4階セミナールームに集合。今日で3回目。羽根先生の「アクティブラーニング」を交えてのクラスを、みんな楽しんでいるようだ。

午後6時、WEBとデザイン系の本科生と企業の方々の懇親会がスタート。昨日と同様に、卒業生が熱心に企業の方々にアプローチしていた。

午後7時、御茶ノ水某所で、この4月から、秋葉原ダイビルのクロスフィールドでも関係が深まる明治大学理工学部長・向殿先生と、古くからの知人である法学部長・土屋先生と、最近、情報コミュニケーション学会を立ち上げられた情報科学センター所長・阪井先生らと、楽しく会食をしたのだった。

その後、東京校に戻り、普通に仕事。途中、ニュースで、日本サッカーの敗戦を知る。ワールドカップに行くというのは、ほんと並大抵じゃないね。

明日は、いよいよ大学院の優秀作品発表会だ!

  
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March 24, 2005

東京校で、本科「卒展」が始まる

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午前10時半、、新聞社からの取材。デジタルハリウッド大学開校について述べさせていただいた。

午前11時半、本日のメインイベントは、東京校と渋谷校の本科「卒展」なのだが、まず、1階セミナールームにおいて、CG系クラスの卒業式を行った。祝辞を述べさせていただき、その後、修了書を、4つのクラスの代表に渡した。

その後、12時からは、「卒展」が始まったのだった。CGやWEBについては、毎年と同じように、素晴らしい作品がたくさん提出されている。今年の特徴は、渋谷校で開講した「グラフィック・アートデザイナー専攻」の卒業制作だろう。

これまでのデジハリのイメージとは違って、制作過程においては、デジタルツールが使われているものの、アウトプットとしては、ポスターだったり、パッケージだったり、本だったりと、バラエティに富んでいて、見ていてとても楽しい(写真Click)。

午後4時からは、企業の方々を招いての優秀作品発表会。その後6時すぎから、企業の方々と卒業生の懇親会となっていった。卒業生が、企業の方々のところに並んで、次々とポートフォリオを見てもらっていた。

中でも「ときめき◎スタイル」を制作した山崎総一くんは、紺のスーツ姿の卒業生が多い中、際立って目立っていた(写真)。セルフプロデュースって、クリエーターとして成功するひとつの力というわけだ。

午後7時過ぎ、デジハリ開校の頃の仲間である幸喜俊さん、船井淳さん、山本哲司さんが、校長室を訪ねてくれた。それぞれ、デジタルコンテンツの業界で、高いレベルの仕事をされている方々なので、次々と繰り出されるアイデアが、とても楽しくて、日本茶だけで、大いに盛り上がってしまった。

午後11時、渋谷に向かう。デジハリのアドバイザリーボードの一人で、ハリウッド映画のVFXスペシャリストとして活躍しているエックスレイ氏が、今晩、特別講演を東京校でやってくれたので、デジタルハリウッドエンタテイメント社の木村元子プロデューサーらと会食をすることになったのだ。エックスレイ氏は、名古屋の万博で、とくにロボットを観たいとのこと。

午前1時すぎに解散。なんだか濃い一日だった。明日も、東京校は、本科「卒展」。WEB系の発表が行われることになっている。

  
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March 23, 2005

秋葉原ダイビル7F・施主完成検査

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朝9時半に秋葉原駅に着く。総武線のホームから山手線のホームに降りると、まさに目の前に、デジタルハリウッド大学が入居するダイビルが建っている(写真)。今日は、午前10時から、鹿島建設の仕切りで、施主完成検査があるのだ。

デジタルハリウッド大学では、7階を使用するのだが、内装工事もほぼ終わり、すでに音響機器などの納入も始まっている。

ダイビルの現場管理をした鹿島建設の山田さんは、大学の10年後輩で、日大理工建築の出身。なんと、助手時代のぼくから、出席表を配ってもらったとおっしゃっていた。それだけで、山田さんの仕事を信頼する気持ちになってしまう。(笑)

ぼくたちの検査が無事終わった後、山田さんが、ダイビル2階のホール(写真Click!)を案内してくれた。天井高7m、縦に細かくはめられたヒノキの壁が美しい。この空間は、いろいろなイベントで使われることになるはずだ。

お昼に東京校に戻って、大学関係の会議。そして、午後2時からは、映像産業振興機構(VIPO)のロゴコンテストの審査を3階セミナールームでやった。日本の映像コンテンツ産業をまとめていく機構のロゴということで、審査員の間で、熱心な議論が行われた。この模様については、近々、VIPOのサイトで、公開されるだろう。

午後5時からは、都市センターホテルで、デジタルコンテンツ協会が経済産業省の委託を受けてやった「デジタルクリエーターズコンペティション」の事業報告会があった。

このコンペティションの2004の「金の翼賞」が、昨日、東京校でオープンカレッジに出てもらった杉山大樹くんだったわけだ。このコンペティションは、新人発掘の目的でやっているので、単に審査して表彰するだけでなく、その後、インターンシップや個別指導などで、アフターケア付きというのが特徴。

今年は、このアフターケア付きになって2年目なので、昨年の結果も踏まえて、委員の間で、いろいろ議論があった。新年度は、さらにパワーアップしたコンペティションにするということなので、デジタル映像制作を行っている学生の方々や新人の方々は、楽しみにして欲しい。

午後7時半、東京校に戻る。まだ、雨が止まない。そのまま校長室に篭ってPCに向かう。さっそくニュースをチェック。予想通りの高裁の判断。すぐに、livedoorで堀江社長所信表明を見る。

この所信表明のサイトに「メッセージ」として、元通産官僚で現在・参議院議員のすずきかんさんの動画がアップされている。すずきさんのことは、1990年ぐらいから知っているのだけど、いつも納得の意見を言ってくれる方だ。こちらも、ぜひ見てみると良いと思う。

また、同じ「メッセージ」のところにある慶応大学櫻川教授の客観的な分析は、どんなメディアで聞いたり読んだりした話より、わかりやすかった。

  
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March 22, 2005

オープンカレッジをやって、夜は東京FMで収録

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朝、中野の岡歯科へ。虫歯予防ということで、掃除をしてもらった。岡先生は、ぼくの小学校の同級生なのだが、彼の友人の息子さんが、デジタルハリウッド大学に入学したとのこと。いつも思うけれど、人って、いろいろな形で、つながってしまうものだ。

午後1時、テレビ電話で、大阪校の本科の自己推薦の方と面接。すでにゲーム会社で働いている方だった。午後4時すぎに、今日のデジタルハリウッド・オープンカレッジの打ち合わせをやる。久しぶりに、ぼくがナビゲーターをやるのだ。

今日は、去年3月に卒業した杉山大樹くん、阿曽多寿子さん、河口鉄也くんがゲスト(写真Click!)。

杉山くんは、大学3年のときに、本科に来た。たまたま応募が間に合うということで、TBSを受けたら、正社員として内定をもらってしまったとのことだが、彼の卒業制作「かめのナアシャ」は、経済産業省主催のデジタルクリエーターズコンペティションで、「金の翼賞」を受賞。これは、最優秀新人賞みたいな位置づけのもので、あのスキージャンプペアの真島さんも、2002年に「金の翼賞」を取っている。

阿曽さんと河口くんの卒業制作「あかね雲」は、デジタルハリウッド本科内のコンテスト「デジタルフロンティア」のグランプリになった後、なんと文化庁メディア芸術祭・エンターテインメント部門・奨励賞をとった。現在は、その「あかね雲」を膨らませて、DVD作品として世にデビューされるための制作を行っている。

ということで、本科を卒業したけれど、プロ一歩手前という彼らから、いろいろと話を聞いたのだった。会場からの質問も多く、デジハリ受講生にとっては、身近な話題だったのではないだろうか。午後6時すぎに終了。

午後7時、総務省の若手の官僚の方々が5人ほど、意見交換ということで、デジハリ東京校にいらした。ぼくのほうから、デジハリの歴史や、卒業生の動向などを紹介。その後、通信と放送の話題を中心にしながら、コンテンツ産業全体の話をいろいろとさせていただいた。最後に、東京校内も見学していただいた。こういう機会がもらえることは、デジハリにとって、とても有難いことだ。予定が少し伸びて午後9時15分終了。

その後、すぐにタクシーに乗って、半蔵門の東京FMへ。今晩は、前も出演させていただいた「TOYOTA CREATORS FACTORY」の収録へ駆け付ける。9時半すぎから収録。もうすぐ番組が終了するとのことだったが、最後に番組のパーソナリティである荘口彰久さん(写真)が、番組とからめて、ショートムービーの監督をしたとのことで、そのへんのことを話題にしながら、映像クリエーターの心得みたいな話を、他のゲストの方々を交えて、させていただいたのだった。

TOYOTA CREATORS FACTORYのサイトにいけば、初監督の苦労話や、完成したショートムービーも見ることができる。

午後11時近くに、東京校に戻る。そのまま、残りの仕事を開始。気がつけば、終電を逃してしまい、タクシーでの帰宅となったのであった。
  
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March 21, 2005

Air EDGE PROに機種変更

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今日も、朝7時に起きる。なんか健康的。祝日だというのに、分別ゴミも回収に来るというので、缶をつぶしたり、瓶を集めたり、たまには家のことをやる。また、クリーニング屋さんも来るとのことで、真冬物をさっそく出す。サービス業って、祝日どころでは無いのだよね。

午前10時半、新宿へ。壊れた時計の修理を頼みに行った後、いつものように新宿西口のハルクにある「ビックカメラ」へ。何も目的なく行くことも多いのだが、今日は、これまで使ってきた4×パケット方式のEDGEを、最近出た8×パケット方式のEDGE PRO(写真)に機種変更。

機種変更する30分ほどの待ち時間、のどが渇いたので、5階のインターネットカフェに行った。ここには、NTTコミュニケーションズのインターネット放送の公開スタジオ(写真Click!)が入っている。ふと見れば、出演しているのは、狂言の和泉流宗家の理事長和泉節子さん。しかし、構内で放送もなかったので、たまたま、そこにいたほんの数人だけが、彼女を見ていた。

気さくにパーソナリティの質問に答えながらも、ちゃんと、今後の一家の公演予定などを知らせていた。何事も営業という姿勢には、ちょっと頭が下がる思い。21世となっていく、跡継ぎなとなるお子さんも、育っていらっしゃるとのこと。

中村勘九郎さんが、十八代勘三郎を襲名されたり、林家こぶ平さんが、九代林家正蔵さんになったりと、無形で、人から人へ受け継がれる「芸」の重みというのを、最近、感じる機会が多い。

「芸」と呼ばれるものは、そのほとんどが素晴らしいコンテンツと成り得るが、それは、テレビが無くても、インターネットが無くても、成り立っている。そういう基本を忘れたくないものである。

午後1時すぎ、東京校に着き、宿題をやってしまう。その後、Air EDGE PROの箱を開けたら、USBメモリーが同梱されていた。オマケかなと思ったら、なんとそこにインストールに必要なソフトが入っていた。

一応、CD-ROMも入っていたけど、それこそ、万が一USBが無い古いコンピュータだった場合の予備か、ぼくのvaio noteのように、そもそもCD-ROMが内臓されてないノートパソコン用。時代は動いているね。

さて、帰りの各駅停車の総武線の中で、さっそく8波の有難味を試してみた。切れることは、もちろん無く。サイトのブラージングも、ちょっと遅めだけどできる。メールは問題ない。ホームでの停車中は、256Kを体感できたのだった。
  
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March 20, 2005

福岡校が、地震のため休校に。

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今日は、一日オフ。少し、時差が体に残っているせいか、きょうは午前7時に眼が覚めた。

昨日、録画しておいたF1マレーシアGPの予選を見る。それを見終わって、今日の本番前の予選が始まるまで、地上波テレビを見ていたら、いきなり福岡の地震の様子が画面に現れた。

さっそく、福岡校に電話で連絡をとるも、まったく出ない。福岡校は、福岡の中心、天神地区のIMSという複合商業施設に入っているので、たぶん、全員、店外へ非難ということになっているのだろうと思うが、やはり心配。

福岡校から東京校に来たスタッフに連絡をとって、福岡校のスタッフのケータイに電話してもらうが、こちらのほうは誰にもつながらない情況。やっぱり、こういうときは、回線がいっぱいになってしまうのだね。

今日は、まるっきりオフのつもりで、東京校に、いつもは、持ち歩いているvaio noteも置いてきたので、メールを読みに、ちょこっと東京校へ。校長室では、初代AIBOが出迎えてくれる(写真)。

午後1時、福岡校の責任者である宮本さんから、第一報のメールが入る。構内のネットはダウンしているようで、PHSを使って、ネットへアクセスしているようだ。メールによると、いったん全員非難したものの、午後1時には、スタッフだけは、校舎内に入る許可が出たとのこと。

情況としては、怪我人無し。良かった。教室のPC類は、大丈夫とのことだけど、事務所のPCなどは、床に落下。壊れたものも出ているとのこと。その程度で済んでよかった。もちろん、午後は休校。

ほっとして、校長室の後ろにあるデッキから、お堀を眺めると、なんだか、東京は、すっかり春らしい雰囲気になってきていた(写真Click!)。

家に戻り、夕方から、マレーシアGPを生中継で見て、ぼくのオフは終わったのであった。

  
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March 19, 2005

眼鏡屋・ゼミ・英会話

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午前11時。地元、高円寺の眼鏡屋さん「ボストン」(写真Click!)へ。旅行中に、愛用している眼鏡のネジが外れて、眼鏡がバラバラになってしまったのだ。

高円寺は、昔から若い人が多く住む街だ。そういう意味でも、時代の持つカルチュアが、反映される面もあって、当然、店の入れ替わりもある。その中で、「ボストン」さんは、今年、20周年とのこと。素晴らしい。

ここのスタッフの方々は、ほんと、みんな親切で、ぼくは、90年に高円寺に引っ越して以来、ずっと通っている。ちょうど、レンズも傷だらけになっていたし、近くが見えにくくもなっていた。そこで、検眼をしてもらって、レンズも作り直すことに、近視、乱視、そして老眼が進んでいて、ぼくの眼は、コンタクトレンズでは対処できないのだ。

午後1時からは、いつものように大学院ゼミ。いよいよ、10ヶ月ほど、ゼミをやってきたことをまとめて発表しようと、プレゼン資料の制作について話し合ったのだった。

さて、せっかくロスに行って、耳が英語に慣れたし、4月からは、週に5日間も英語の授業をやるデジタルハリウッド大学も始まるので、ぼくのモバHO!(写真)は、CNNを流しっぱなし。なんせ、大学のラウンジの半分が、日本語禁止、英語のみというエリアになるのだ。この方法、神田外語大学でも成果が上がっているとのことで、ぼくたちも取り入れることにしたものだ。

ぼくは、33歳のときから、英会話に取り組んだのだけど、とにかく聴けるようになるというのが、第一歩だと思った。相手の言っていることが正確に理解できれば、後は、こっちの英語がかなり下手でも、コミュニケーションは取れるとわかったからだ。

ただ、必要じゃないことは、続けられないのが、人間。でも、50過ぎて、海外とのやりとりが飛躍的に増えてきたので、ちょっとやる気になっているわけだ。(笑)みなさんも、いろいろな方法で英語に取り組んでいらっしゃるのだろう。身に着ける方法は、人ぞれぞれ、いろいろあって良いと思うのである。
  
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March 18, 2005

東京校に戻る

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機上で、始まった金曜日。日本時間では、いきなりお昼の12時。ということで、ぼくにとって、金曜日は12時間で終わりだ。

いわゆるジェット気流の関係で、行きは9時間程度、帰りは逆に11時間ぐらいのフライト時間がかかる。この帰りが、ちょうど日本の昼間に当たるので、時差を調整するためには、起きていたほうが良い。

さすがに、機内では、ほとんどノートPCを開けない。ネットにつながらないパソコンじゃ、ぜんぜん仕事が進まないからだ。もちろん、モデムを差し込んで、機内電話につなげて、地上のアクセスポイントにつなげれば、つながらないことは、ないのだけど。高コストの上に、不安定で、遅い。試したことはあるけれど、今はやらない。

ということで、4本ほど映画を見た。日本公開前の映画もあるし、映画館に行きそびれていた映画もあるし、他にやることは無いし。外は、ずっと昼間、11000mぐらいを飛んでいるのだが、はるか下3000mぐらいにある雲が果てしなく広がっていた。こういう景色(写真Click!)を見ると、惑星に住んでいるんだなと感じる。

午後5時半に成田着。無事にバゲージも出てきて、成田エクスプレスに乗る。そして、午後7時半に、東京校に戻ってきた。ロスのホテルを出てから東京校まで16時間。やっぱりけっこう時間がかかるよね。さっそく、秘書の平田さんと、いろいろ打ち合わせ。すぐに通常業務に戻るのが、昔からのスタイルだ。

  
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March 17, 2005

出国がたいへんなアメリカ

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木曜日の午前3時、体に時差が残っているので、起きてしまう。必ず西海岸に来ると、このぐらいの時間に目が醒めるということが起きるのだ。

本日は、午後のフライトで、成田に立つ予定なのだが、今は、アメリカで、飛行機に乗るというのが、けっこうたいへん。とくに預ける荷物の点検は厳しい。専門の業者が、出発カウンターの前に陣取っていて、彼らにトランクを渡すのだが、鍵をオープンして渡して、それ以降は、もう自分のトランクに触ることができない。

検査が終わって、航空会社のカウンターまで、係りの人が運んでくれるのだが、ここで、彼らに鍵を閉めるようにお願いすることになる。まあ、徹底しているよね。ということで、この検査の列が、たまたま長くなると、入国検査より、ずっとずっと時間がかかるのである。だから、旅行社からは、3時間前に空港に入れという指示がでる。

午前10時、こちらの旅行社の山縣さん(写真)が、空港まで送ってくれた。山縣さんは、アメリカに来て30年。3人のお子さんを大学へ送っている。ご自分でもおっしゃっていたが、日本で暮らす日本人より、日本人らしいと思うとのこと。確かに、アメリカで暮らす人は、みな自分のアイデンティティを大事にしていると感じる。

予想したとおり、トランクの検査も長い列だったし、出国の検査も長蛇の列。例のごとく、ノートPCを別にして、腕時計も含めて、すべての金属をトレーに入れて、スニーカーまで脱いで、金属探知のゲートをくぐる。ここまでやれば、問題なく通れる。

ラウンジでは、無線LANが使えるので、普通にメールやスカイプのやりとり。今日のフライトは、SQ11(写真Click!)午後1時半に飛行機が離陸。5時間半後に日付変更線を通過。ということで、ぼくにとって木曜日は、計算上19時間。

金曜日が、機上で始まったことになる。
  
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March 16, 2005

dhimaで仕事・クリスに再会

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日本を出発してから、まともに寝てないので、夜中に時々、目が醒めながらも、がんばって寝た。起きたら午前10時だった。身支度を済ませて、ホテルのロビーで、大学スタッフの藤本直樹さんと打ち合わせ。藤本さんは、今日から、カナダへ飛び。大学や専門学校など6つの学校を回ってくる予定。

12時半、彼は空港に向かって出発した。ぼくは、ここ10年、何度もロスアンゼルスには来ているのだけれど、デジタルハリウッドのこちらの学校は、長い間、海岸沿いのサンタモニカ市にあったので、ダウンタウンは、ほとんど知らないのだ。もちろん、これまでも、ダウンタウンにあるホテルには、何度も泊まっているけれど、いつも夜に入って、朝出るだけ。

というわけで、初めてといっていいぐらいなのだが、昼間のダウンタウンを歩いてみた。デジタルハリウッド大学の入学式をやるWilishire Grand Hotel(写真Click!)のまわりは、大手銀行が林立。やはり、ちょっと大手町みたいな雰囲気のところだ。お馴染のスタバも、たくさん見かけるし、誰もが知っているファーストフード店も立ち並ぶ。春休みのせいか、日本の大学生たちと思しき人たちもたくさん歩いていた。

今日から、いきなり気温が上がり、街には、TシャツGパンの人が多く見られた。街でランチを食べた後、そのままタクシーで、Wilishire Blvd.を西に走り、現在のデジタルハリウッドのロスアンゼルスの学校(dhima)に来た。

ここで、電源とイーサネットを借りて、VAIOにつなげて、そのまま仕事に入った。夕方、クリス・エッカートさん(写真)に久しぶりに会う。昨年から、再度、dhimaで講師をしていただいているのだが、、、

彼は、実は、最初のdhimaのCG講師で、その後、一時dhimaの社長もやっていたことがある。その後、自分の会社を作り、主にPVの世界で大活躍していた。その会社を友人に譲り、今は、こちらのデザイン系の大学として有名なOTISで、専任講師をしているとのこと。彼は、昔から教えることが好きだったので、なるほどというキャリアの積み方だ。

夜、こちらのスタッフと共に、日本食を食べて、ホテルに戻ったのであった。明日は、帰国となる予定。

  
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March 15, 2005

3つの大学を訪問

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朝8時にホテルを出て、ロスアンゼルスのダウンタウンから、海岸よりに南下したところにあるカリフォルニア州立大学ロングビーチ校(CSULG)へ行く。思ったより車が空いていたので、40分ほどで着いた。そこには、広々としたキャンパスが広がっていた。

午前9時より、Foundation Bulding(写真Click!)で、University College & Extension Servicesの幹部の方々とミーティング。州立大なのだが、デジタルハリウッド大学としての申し入れに、非常にフレキシブルに対応できる体制を持っていらっしゃることが確認できた。

10時半にロングビーチを出発して、ハリウッドの近くに位置するUCLAへ。まず、4月の入学式のツアーで立ち寄ることになっているCorpなどを見た後、12時に、UCLA EXTENSIONの本部へ、ジェーン・ケーガン学科長(写真)を訪ねた。

ケーガンさんは、2月にデジハリ東京校を訪ねてくれたばかりだし、先週は、日本のプロデューサー研修をやったばかり。その結果を踏まえて、さらに発展した形を作りたいと、逆に提案をいただいた。

ケーガンさんと最初にコンタクトして、13ヶ月が経つが、その中での数々の日本の企業とのやりとりや、経済産業省とのやりとりの中で、日本の映像ビジネスの新しい動きに可能性を感じたとのことで、最近「THE POSSIBILITIES FOR THE FUTURE OF THE JAPANESE FILM INDUSTRY」という論文を執筆された。6月に論文が出版となるとのことだった。

改めて思ったのだが、UCLA EXTENSIONのエンタテインメント&パフォーミングアーツ学科が取り組もうとしていることや、産業界に対するスタンスは、とてもデジハリに似ている。良い信頼関係を続けていけそうだ。

ケーガンさんと2時間ほど、たっぷりミーティングをして、午後3時にロスアンゼルス・シティカレッジ(LACC)へ。ここでは、シネマ&テレビジョン学科のチェアマンと学部長と副学長がミーティングに出席された。ミーティングの後、チェアマンの案内で、APPLE社の協力で作られたというデジタル系の実習室や、伝統的な映画とテレビのスタジオなどを見せていただいた。

朝から、いっしょに大学を回ったスタッフもぼくも何も食べる時間が無かったので、午後5時に、メキシカンを食べて、デジハリのロスアンゼルス校へ。

そこで、こちらのスタッフや受講生たちに会った。みんな元気そうだった。その後、すでに水曜日の午後となっている東京とメールのやりとりをする。今は、どこでも、簡単に自分のノートPCが、ネットにつながってしまうので、仕事ができてしまうのは有難いのだが、海外に出ると、ほんと寝る時間が無くなる。

午後9時すぎにダウンタウンのホテルに戻って、今度は、blogをアップしたのであった。


  
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March 14, 2005

LAへ・WILSHIRE GRANDで打ち合わせ

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朝、400作品ほど集まった映像産業振興機構のロゴ・コンテストの予備審査を行う。コンセプトの説明を読んで、表現された「VIPO」というロゴを見ると、なるほどというものが多く、審査というより、何かデザインの本を読むように楽しんでしまった。

午後3時、東京校を出て、成田空港へ。今日は、昔から乗りなれているシンガポール航空に乗った。午後6時45分に離陸、日本時間で、午前3時半には、LAXに着陸していた。

飛行機を降りるとき、コミックスウェーブの竹内宏彰社長と、ばったり会った。同じフライトだったのだ。竹内社長は、インディペンデントの若手アニメクリエーターの発掘と作品作りを支えている方で、業界のキーマンだ。いつもアメリカと日本を行き来していらっしゃると聞いていたので、なるほど会ったなという感じだった。

さて、日本とカリフォルニアの時差は、17時間。日本を夜に出たのに、その日の朝に着くので、タイムスリップで1日過去に戻ったみたいだ。昼の12時、デジタルハリウッド大学の入学式を行うWILSHIRE GRANDに到着。このホテル、昔のヒルトンホテル、その頃は、客室が1400ぐらいあったとか。

さっそく先発してロスに入っていた大学スタッフの藤本直樹さんと合流。午後2時からは、デジタルハリウッドのロスアンゼルス校のメンバー(写真Click!)とホテルのディレクターたち、ロスでのツアーを担当するR&C TOURS USA,INC.の方々、全体を取りまとめるワールドエアシステムの村山取締役とで、ミーティングとなった。

まず、宿泊する部屋の確認。日本の基準で考えれば、かなり豪華。その後、入学式を行うボールルームで、ロスアンゼルス校のスタッフが、実際に映像をスクリーンに映したり、サウンドシステムをチェックして、情況を把握。ツアーデスク用に、会議室も確保した。

午後4時から、ホテル内に事務所を持つR&C TOURS USA,INC.で、さらに全体の行程について、細かく打ち合わせ。総勢250人近くとなるツアーなので、受け入れ態勢を万全にしておこうというわけだ。

夜、そのまま旅行社の方々とホテル内で夕食。その後、先週から、UCLAでの研修プログラムのために、こちらに来ているデジタルハリウッドエンタテインメントの木村元子副社長から呼ばれて、パークハイヤットホテルへ移動。

日本の映画やテレビのプロデューサーたち14人が、先週UCLAでの研修を受けたのだが、その研修を統括していた木村さんから、その報告を受けた。たいへん好評だったようだ。

その後、木村さんの紹介で、ハリウッドでプロデューサーとして活躍しているMichelle Manakaさん(写真)に会った。ハリウッド映画の世界で仕事をしていくというのは、アメリカ人でもたいへんな仕事、それもプロデューサーというタフな仕事をこなしているとは、素晴らしいね。

Manakaさんは、脚本の仕事もしているとのこと。プロデューサーというとプロジェクト管理とお金の管理の側面が強調されるけど、やはりクリエイティブへの深い理解が必要とおっしゃっていた。

Manakaさんの名刺に書かれていた「Creativity is Power」というスローガンが、とても印象的だった。

その後、さらに研修から残っていらした日本テレビの方やアメリカのプロダクションIGの方などが、合流して、夜遅くまで、映画や音楽の話で盛り上がったのであった。

そんなこんなで、24時間+17時間の長い月曜日が終わったのであった。
  
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March 13, 2005

大学院入試

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朝9時から、大学院入試。今日が4月に向けての最後の入試というためか、いつもより多い人数の方が受験された。

デジタルハリウッド大学院の入試は、自己プレゼンテーション、グループディスカッション、筆記試験の3つを数時間で行う形式。ぼくは、いつものとおり、自己プレゼンテーションの面接官をやった。午後2時半に終了したのだった。

朝、晴れていたのに、途中から雪となり、どうなるかと思っていたら、入試が終わった頃には、もう晴れていて、デジハリ東京校8階からは、デジタルハリウッド大学が入るダイビルと、ほとんど外側が出来上がったUDXビルが、綺麗に見えていた(写真Click!)。

3階の大学院ラボでは、日曜日でも、かなりの数の院生が、いろいろなプロジェクトをやっていた。そこで、フリーで、テレビの演出系の仕事をしている小山桜院生(写真)が、撮影現場でのアシスタントを求めているということだった。

小山さんは、基本、ドキュメンタリーが得意。つい最近では、テレビ東京の人気番組「ガイヤの夜明け」の「崖っぷち!築地魚河岸 冬の陣」でも、自らカムコーダーを担いで撮影もしながら演出もこなしている。デジハリ受講生の方で、映像の製作現場を勉強してみたい方は、3階の大学院ラボに、小山さんを訪ねると良いだろう。

いつも思うのだが、本当にいろいろなキャリアの人が集まるのが、デジハリの特徴だ。それは、より専門性が高いと考えられる大学院でも同じだ。今日の入試も、じつにいろいろなキャリアの方がいた。

午後8時まで、ゆっくり書類の整理などをして、今日は早めに帰宅だ!

  
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March 12, 2005

デジタルメディア概論の授業と大学院ゼミ

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午前10時から、東京校で、デジタルメディア概論の授業をやった。今日の授業は、東京、渋谷、横浜の3校の合同だった。3時間20分の授業になった。受講された方、ご苦労さまでした。

午後1時半から、いつものように大学院ゼミ。この半年ほど、MR(複合現実感)を取り入れたPDAみたいなものを企画してきたのだけど、そろそろ、まとまりそうだ。

ぼくのゼミにいる大槻透世二さん(写真)は、今、デジハリの受講生とVRに関するポータルサイトを立ち上げるためのプロジェクトを開始している。このところ、受講生と院生がチームを組むことが多く、このことは、とてもうれしいことだと思っている。

夕方、2階の休憩スペースに行ったら、そこでは10人あまりの受講生の方々が、映像制作チームを結成し、ショートフィルムの企画を話し合っていた。

最近、ショートフィルムは、アウトプットする場が、どんどん増えていることもあり、自主制作チームが、数多く形成されている。これも、とてもうれしいことだ。

と、そんなこんなで土曜日が更けていったのだった。

  
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March 11, 2005

ミーティングが多かった日

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11時、アディダス・ジャパンの広告などをメインで担当しているローランドさんとミーティング。ローランドさんは、日本に居て、海外ブランドの日本やアジア向けの広告宣伝をプロデュースしている方だ。今年は、ぜひ、デジハリ受講生と何かやりたいとのこと。うれしいオファーだった。

お昼に「中小企業ホームページグランプリ多摩」の件で、中央大学教授・細野助博先生とミーティング。このグランプリ、実際のクライアントのためにサイト制作をするというもの。デジハリとしても応援することを確約した。

午後2時、10年ほど前、仲間の会社6社で小さなグループを作っていた頃、グループ全体の広報として活躍してもらっていた遠田尚美さん(写真)が、ミーティングのために、久しぶりにデジハリに来てくれた。

遠田さんは、この2年、新海誠監督新作「雲のむこう、約束の場所」をヒットさせるための広報宣伝戦略をプロデュースしてきた方だ。新海さんには、コアファンが付いているので、もちろん、遠田さんのミッションは、いかに一般層にファンを広げていくかということだった。

その広げるという一環の中で、遠田さんたちが企画し、まさに手作りで仕上げたという感もある2冊の本(写真Click!)を持ってきてくれた。「雲のむこう、約束の場所」complete book雲のむこう、約束の場所 新海誠2002-2004だ。

complete bookには、今回の作品の原作となった新海監督自身が書き下ろした「塔のむこう」という漫画が載っており、これは貴重だ。2002-2004は、まさに2年間の製作過程で、何度も行われたインタビューを元に作られた本。ひとつの映像作品を作ったクリエータが、いかなる心の軌跡を描いたかが、感じられる本だ。

遠田さんは、今年は、これからのクリエーター志望者のロールモデルとなるような新人をデビューさせるとのこと。ぼくができることは協力させていただくということで、ミーティングが終了したのだった。

その後、大学院運営会議を午後4時半までやり、午後5時半からは、昨日の続きの卒業制作の予備審査を続けた。この間、デジタルハリウッド大学の入学決定者向けて、旅行英会話教室が行われていた。これは希望者を対象に行っているものだ。ぼくは、今日は、顔を出すことができなかった。新入生の方の顔を見ることができなかったのは、ちょっと残念だった。そのまま夜中まで仕事をしたのであった。
  
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March 10, 2005

デジタルラジオ・番組審議会

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朝、東京タワーに向かう。今日は、10時半から、東京タワーの敷地内にあるデジタルラジオ推進協会での、番組審議会があるのだ。

ぼくは、3年ほど前から、番組審議委員をさせてもらっている。デジハリでもしばしば講座を持っているアスキーの福岡編集主幹も委員の一人だ。試験放送は、一昨年から開始されており、関係者だけは、いろいろな実験的な番組を試聴することができる。

音質が良いのは、もちろんなのだが、映像も送れるし、チャンネル内で、さらにコンテンツを分けることも可能なので、単なる音の良いラジオ以上のことが期待できる。ただ、現在、市販されている受信機が無い。近いうちに、PCカード型のものと、ケータイ内臓型のものが出てくると思う。

さて、デジタルラジオ推進協会の理事長は、今、時の人となってしまったニッポン放送の亀淵昭信社長。これまで、毎回、番組審議会には出席されていたが、さすがに本日は、スケジュールが空かなかったようだ。しかし、たいへん律儀な方なので、ちゃんと文章を作られ、それが審議会(写真Click!)で読み上げられた。

一般の方々には、ラジオの世界だけが、デジタル化の波と違うところに立っているように見えるはずだ。しかし、ここにも、確実にデジタルは来ている。

ただ、福岡さんの「放送というものは、影響力が大きいメディアだけに、まさに多くの議論を経てコンセンサスを形成し、少しづつ前に進むというものなのだということが、3年間、番組審議委員をやって、よくわかりました」という発言に、まったく、その通りだなとうなずいたのであった。

午後2時、デジタルハリウッド大学の二度目の保護者会を行った。前回と同様に、報道の経緯、留学予定大学の紹介などを行った。ぼくも子供を持つ親として、保護者の方々のご心配は、身につまされる。しっかり、やっていくしかない。

午後4時半からは、いよいよ、デジハリ恒例のイベント「デジハリフロンティア」に向けて、全国の本科生の卒業作品の予備審査を開始。校長室で、先生方と、すべてを見ていくのだ。4時間、映像を見続けたが、もちろん、1日では終わらない。明日も続きをやる。

ひとりひとりの苦労と思いが詰まった卒業作品を見ることは、10年やってきたけれど、いつもワクワクするものであるし、また、ぼくたち教員が、何ができていて、何ができていないかというバロメーターにもなるものなのだ。

いっしょに、卒業作品を見た和田圭介(写真)さんは、デジハリでは、ベテランのスタッフ、横浜、東京と運営の最前線に立ってきた。ツールやシステムにも精通している。最近は、カリキュラムの開発などをメインで行うコンテンツ企画室に所属している。

和田さんは、プロのカメラマンでもあるので、デジカメ系の実践講座の講師を務めるだけでなく、内部で必要な写真撮影もこなしてしまう。今日も、予備審査の後、さっそく、ギャラリーで撮影をしていた。マルチな能力を持つスタッフが、仲間だということは、ちょっと誇らしいことでもある。

  
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March 09, 2005

SHUREのイヤーフォン

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本日は、お昼から夜まで、ずっと内部会議(写真)なので、iPodネタ。

最近、iPod用にSHUREのイヤーフォンを使っている。ぼくのような長年のロック人間にとっては、SHUREは、プロ用の音響機器メーカーとして、とても馴染みがある。とくにSM58というボーカル用マイクロホンは、世界でも最もステージで使われてきたマイクロホンではないだろうか? 

四半世紀前までぐらいは、ステージといえば、マイクロホンスタンドにマイクが付いていて、自分の声や楽器の音は、目の前に斜め上に向けられたモニター用スピーカーから聴いて、歌っていたわけだ。

それが、いつごろからか、ステージは、ボーカルや演奏者が走り回る場になってしまった。それに連れ、過酷なプロの要求に耐えるワイヤレスマイクロホンが、どんどん開発されていった。そして、その波は、モニタースピーカーにもおよび、イヤーフォンによるモニターという要求が生まれた。

その要求に答えて、SHURE社もステージモニター用イヤーフォンを開発するようになったのだ。ステージ上の音をそのまま聴いたら、物凄く大きな音で、自分が歌っても、その声がかき消されて聞えないのである。だから音を外したり、リズムからずれたりするのである。そのような環境下でも、モニター音がクリアに聴こえることを前提で、SHUREのSound Isolating Earphonesが開発されていった。

そこにiPodが大ヒットになり、多くのプロミュージシャンもiPodを利用。付属のイヤーフォンの音質への不満や、移動中の飛行機内での使用などで、ステージ上での使用を想定されたSHURE社のイヤーフォンが素晴らしいパフォーマンスを出すことがわかった。そんな流れが、一般のコンシューマーに飛び火して、SHURE社は、創業始まって以来のセールスとなり、株価も高騰したとのこと。面白いね。

さて、前置きが長くなったけど、SHUREのイヤーフォンを使いこなすのに、とても重要なのが、実際に耳道に入れる部分となるスリーブだ。このスリーブ、製品を買うといろいろな種類が付属してくる(写真Click!)。単にサイズだけの問題でなく材質が違うのである。どれを使うと良いかについては、様々なレポートが、すでにいろいろな方のblogに挙がっている。

実際に、ぼくも、すべてについて、かなり詳細に試聴を行った。まず大前提として、SHUREの場合、耳道に完全にフィットして、隙間が無いようにしないと、低音部の音圧が足りなくなりバランスが取れない。そこで自分の耳道サイズに合わせたスリーブは選ばないと話が始まらない。

さらに、スリーブの材質で、こんなに変わるのかと思うぐらい音質が変わる。耳の形は、本当にひとりひとり異なるので、変化要因はいろいろある。そこで、どれが良いとは明確にお勧めできないが、とにかく静かな環境の中で、自分のもっとも聞き込んでいる音源を用意して、聞き比べてみられることをお勧めする。

もちろん、iPodが持つ音質とのマッチングも重要なので、iPodで聴くことが良い。オーディオファンであれば、音源のフォーマットもAACエンコードだけでなく、Appleロスレスエンコードでも聴くことをお勧めする。

ぼくの場合、灰色のultra-soft flex sleevesの音質が好きになった。しかし、耳につけているときの安定感は、自在に変形する黄色のdisposable foam sleevesが好きになった。ただし、この黄色のフォームは基本、消耗品なので、SoundHouseの通信販売で、10セットを買い足した。

実際、自分に合ったスリーブを選び、正しくヘッドフォンを耳に装着すると、かなり遮音性が高い。外に漏れる音も極めて小さいので、電車内でiPodを聴くときなど、これまでのヘッドフォンにはない良さがある。SHUREのイヤーフォンは、国内では店頭で置いていないところが多いので、ご興味ある方は、いろいろサイトをブラウジングされて、情報を集められると良いかもしれない。

さて、いよいよ明日の24時が、映像産業振興機構のロゴ・コンテストの締め切りだ。みなさま、よろしく!


  
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March 08, 2005

火曜日は、オープンカレッジ!

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朝10時、中野駅南口から東中野方向へJRに沿って歩いたところにある岡歯科へ行く。岡伸二先生は、中野区立桃ヶ丘小学校のときの同級生。東京の歯科の名医として認知されているのだが、さすがに予約制だ。ぼくとしては、いっしょにいたずらした仲間なので、気楽に診てもらえるのが、うれしい。

2年ぶりぐらいに行ったのだが、ちゃんと技術革新が進んでいた。左奥歯に詰めてあった金属が外れたのだが、最近の樹脂は良くなったとのことで、その場で詰めて磨いて終わり、さら右奥が痛い時があるといったら、X線をとったのだが、これが、フランスのソフトのお陰で、その場で横に置いてあるパソコンの画面に拡大されて表示。痛んでいるところが、すぐわかって、古い金属を外して、その場で樹脂を詰めて終了。2本の処理をするのに20分あまり。昔は、それだけのことで、数回、歯医者に通ったものだけどなあと思った。

午後1時から、ある雑誌からのデジタルハリウッド大学についての最近の一連の報道に関する取材。午後2時からは、この4月からの本科の自己推薦の方の面接。今日は3人の方と会った。いずれも、なかなか高いクリエイティビティを持っている方々だった。

午後3時過ぎ、大学の留学関係の会議。いろいろな大学と書面が行き来している状況だ。午後4時過ぎ管理系の会議に顔を出して、その後、毎週、火曜日にやっているオープンカレッジに出席。

今日は、つい最近、東証マザーズに上場され、素晴らしい株価となっているDeNAのCOO・川田尚吾さん(写真)が講師。題目は、「インターネットサービスの立上げの実際」ということで、サイトの上で、サービスを作っていく方法を、ビッターズでの経験を元に、手順に従って、かなり詳しく解説していただいた。

川田さんは、代表の南場智子さんと同じくマッキンゼーからの転身。さすがに、論理的な講義内容の中に、実践での問題点を入れてあって、ちょっとビジネススクールに来たような気分だった。クールなプレゼンの中でも、「サービス」というビジネスに関しての熱い思いが感じられた。川田さんの「サイトの立ち上げとは、すなわちサービスの立ち上げであり、それはビジネスの事業化である」という言葉が印象に残った。

こういう方が、COOなら、DeNA社は、ますます伸びていくだろう。ぼくは、とくに携帯電話専用オークションサイトモバオクの発展に期待している。動画モバオクみたいなものができたら、楽しいだろうなと。最後に業務拡大ということで、グラフィックデザイナーやウェブディレクターを求めているという、デジハリ受講生にはうれしいアナウンスもあった。

夜、採用系の面接などをしながら、普通に仕事。帰り際、この前、友人が、ぼくが貸していたというMacintosh PowerBook 190csを持ってきたことを思い出し、電源を入れてみた。ちゃんと正常の動いた(写真Click!)。

OSは、OS8。ブラウザーは、Netscape Navigator 3.01だった。たぶん95年から96年ごろ、ぼくが使っていたものだと思われる。9年ぶりぐらいに見るユーザーインターフェース。なんか感動。

パソコンの世界って、一般的には、OLDとかビンテージという市場が無い。どなたか、興味がある方が入れば、差し上げたいと思う。

  
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March 07, 2005

デジタルハリウッド大学・保護者会を開催

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昨晩、早めに家に戻ったせいか、朝起きたら、今日は週の始めの月曜日だという気がした。

先週から、この産業界のビックネームの方々と、メールなどで、いろいろやりとりをさせていただいている。デジハリでは、毎年、全国の本科生の優秀作品を集めて、グランプリを競う「デジタルフロンティア」というイベントを4月にやっている。毎年、多くの外部の方に審査員になっていただくので、そのためのやりとりだ。今朝は、受けていただくという返事を頂いた。今年も、素晴らしい方々に審査員になっていただけそうだ。

午後2時から、デジタルハリウッド大学として、初めての保護者会というものを開催させていただいた。本日は、40人あまりの保護者の方に集まっていただけた。

藤本と私を中心に、報道の経緯、追加されるキャンパスの進捗情況、留学提携予定先の大学のご紹介などをさせていただいた。保護者の方々からも、主に留学関係に関して、様々なご質問をいただいた。

デジハリとしては、初めて体験する保護者会であったが、デジタルハリウッド大学の学生となる方々と同様に保護者の方々とのコミュニケーションは重要であると、改めて肌で感じた。

夜、大学院の上田益朗先生のゼミを手伝っている東京校と渋谷校の名物先生・安楽直志(写真)に会った。安楽先生の卒業制作指導は、ちょっと「ヤンクミ」が入っている感じ。しかし、そのお陰で、最近のクリエーターズオーディションの質は、たいへんなものになってきている。

その安楽先生、デジタルハリウッド大学のほうでも、ゼミを持つことになっている。楽しみだ。その後、いよいよ年度末の追い込みという雰囲気になっている大学院ラボを訪ねる。10ヶ月あまりで、すっかり仲間になった院生たち。午後11時というのに、至るところで、議論を重ねていた(写真Click!)。まさに望んでいたスタイルだ!
  
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March 06, 2005

東京校で、デジタルメディア概論の授業

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朝8時、スカパーで、F1の予選を見る。レギュレーションが変わるのは、毎年のことだけど、予選の2回目が、決勝が開始される4時間前に行われるというのは、見るほうには、かなり影響する。

さて、本日は、午後1時から、東京校で、「デジタルメディア概論」の授業なので、決勝の様子は、録画ということで、夜の楽しみにすることに。

授業で使うパワポは、ちょっとづつ変えている。今日も、授業が始まる前に、ちょっと改良した。授業は、3時間20分かかった。かなり多くの方が集まってくれた。その様子をデジカメに収めようと思っていたのに、質問などに答えている間に忘れてしまい、みんなが帰ってしまった、ちょっと寂しいセミナールームを撮った(写真Click!)。

3月3日に原宿のKDDI DESIGNING STUDIOでもらったStamkey(写真)をちょっと試してみる。さすがシャチハタ、スタンプ台いらず。スタンプしたQRコードを読み取ってもらえば、自分のサイトに、すっきりとアクセスしてもらうことができる。

判子を押すというような、何かアナログの代表的のような行為と、ケータイコンテンツという最新のところが、誰にでも利用できる形で、サービスとなっている、とても良い例だと思ったのであった。

さて、デジタルハリウッドエンタテインメント社がマネージメントを担当している江頭美智留さん、横田理恵さん、松田裕子さんの脚本による「ごくせん」が、乗りに乗っている。視聴率が良いというのが、制作現場にも良い影響を与えている感じだ。俳優さんたちも、ますます生き生きしている。

同じくデジハリエンタメ社の脚本家で、デジタルハリウッド大学の教員にもなる岡本貴也さん脚本による「中学生日記」が、明日、放送される。岡本さんについては、スギヤマスタイルで、院生とやった演劇プロジェクトの件を紹介してきたけれど、こういう仕事もされているわけだ。

 ・NHK教育 3/7(月)よる7時〜
 ・再放送 3/12(土)あさ10時〜

 ・タイトル「忘れたくない!」
 〜卒業式当日に東京へ引っ越すことが決まっている親友のため、
 平手萌美は思い出ビデオを作る事にした…。


本日、ひさしぶりに早めに学校を出て、録画したF1オーストラリアグランプリを見ることにしよう。

  
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March 05, 2005

デジタルハリウッド大学・C日程・入試

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本日は、デジタルハリウッド大学のC日程の入試。今年度としては、最後の大学入試だ。ぼくは、午後の面接から参加。

3月になってからの入試なので、どんな方が受験されるのかなと思って面接に望んだのだが、2月になってから、デジタルハリウッド大学について、初めて知ったという方が、かなりいらっしゃった。夕方、すべて無事終了。昨年末からの長い入試期間、ずっと緊張していた入試業務に携わったスタッフが、安堵の表情を見せていた。

東京校で長くデザインを教えていただいている南雲治嘉先生(写真)は、今年の4月から大学でも教鞭をとっていただくことになる。南雲先生の授業を受けた受講生は、ほぼ間違いなく先生のファンになってしまう。そして、卒業後もずっと先生と連絡を絶やさない方が多い。最近、先生は、mixiに登場しているとのことで、それを見つけて、また卒業生が集まりつつあるとのこと。素晴らしいね。

先生は、実際にデザイン事務所を動かしながら、自分の知恵をどんどん本という形にまとめている。今日、聞いたら、これから3年先まで、15冊ぐらいの本の執筆や監修を抱えているとのこと。どうも南雲先生の本は、ちゃんと売れるということがデザイン系の出版社に知られてきているらしい。

写真で先生が手にしているのが、最新刊の色彩戦略。100社あまりの企業から素材の提供と情報の提供を受けて作られた本なのだが、扱っているものが、印刷物、パッケージ、家電、自動車、衣類、化粧品、建築などなど、とても広い。

その広い世界を、色彩戦略というキーワードで整理して見るというのは、かなり新鮮な刺激なのだ。この本、ぼくが頂いてから、3週間ほどになるけれど、いまだに机の上に置いて、眺めているのである(写真Click!)。

本日は、早めに午後11時に仕事は終了。
  
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March 04, 2005

Martha Stewartさん釈放

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午前中、ちょっと溜まっていたメールのレスをいろいろと出す。最近、メールの数が増えていて、昨日のように、昼間も夜も外出となると、半日分、遅れてしまうと、みんなに追いつくのがたいへんだったりする。

このところ、リスニングを鍛えるためにモバHO!で、ずっとCNNを流している。今日はMartha Stewartさんが釈放されるということで、その様子の生中継と、彼女の歴史などについて詳細な報道がずっと行われていたし、Larry King Liveなどでも、大きく取り上げられていて、まさに一日中、この話題だった。

ぼくは、2000年ぐらいからずっと、彼女のテレビ番組、雑誌などを、ちょこちょこと追いかけてきた。それは、21世紀が、個人のパーソナリティとライフスタイルを、ビジネスのキーにする時代になると、90年代から思ってきたことの解答を見ている気がしていたからだ。

カリスマ主婦が、会社を上場して、大富豪になり、株のインサイダー取引で5ヶ月の投獄。しかし、人気は衰えない。さっそく彼女をパーソナリティにする2つのテレビ番組が開始されるとか。今日、一日の報道を見ていても、アメリカは、彼女の見事なカムバックを期待しているという雰囲気だった。

現代、どれだけ巧妙な広報宣伝が仕掛けられても、現代人は、そのことを十分気がついている。半分、その仕掛けに、わざと乗って楽しむということさえ、やっている。そして、何か信用に足りる情報が必要と思えば、正体が開かされている個人の情報発信から、汲み取ることをやっている。

Martha Stewartは、まさにそれで、彼女が選ぶもの、使うもの、作るものが、大衆の消費行動に大きく影響するようになり、大きなビジネスを生んだのだが、そのコアは、まさに彼女そのものなのだ。

ぼくも、いろいろな発言から信頼できると感じるblogの主のレコメンデーションで、何かを買ったりもするし、レストランにも行く。自分の感覚にマッチする、それぞれの方面の人物を知り信頼していくことで、ぼくのデイリーライフが出来上がっていくというわけだ。

午後2時半から大学院の運営会議。学則のマイナーチェンジについて検討。午後5時からは、デジタルハリウッド大学の入学手続きをした人を対象に、ロスアンゼルスで行われる入学式に少しでも役立つようにと、旅行英会話入門みたいな授業をやった。例のごとく、羽根教員が、アクティブラーニングのさわりを紹介して英語学習に応用。40名ほど集まった入学予定者たちには、とても評判が良かったようだ。

午後7時、今日、来てくれた英語教員の方々と、ちょっとした反省会を3階セミナールームで行った(写真Click!)。入学予定者のアンケートを見て、一番多かった感想は、高校までとは、まったく違う授業で、とてもわかりやすく楽しかったということだった。次は11日に行うことで、今日の倍の予約が入っているとのこと。予想以上の申し込みということで、ぼくたちもとてもうれしいのである。

午後9時すぎ、デジタルハリウッドエンタテインメント社へ行ったら、最近、転職してきた昨年の本科の卒業生のMOCOさん(写真)が働いていた。まさに1年前までは、本科生だったのに、もう2つめの職場として移ってきたわけで、本当に、コンテンツ産業では、あっという間に、プロとして育ってしまう。まずは記念撮影。

その後、明日の最後の入試のための会場セッティングを手伝って、机や椅子の移動をやった。一日中、ほとんど校長室に篭っていたので、ちょうど良い運動になった。雪が今日で止んで良かった。

  
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March 03, 2005

KDDI DESIGNING STUDIOのお披露目

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久しぶりに昼ごはんを食べにお茶の水の街へ出る。いつものようにSoup Stock Tokyoへ。その後、丸善に寄る。

ここで、または、ロック親父を狙った雑誌を見つける。最近もAERAの別冊が、明らかに、ぼくらの世代を狙ったロック話だったのだが、本日、つい買ってしまったのは、「Rock in Golden Age」という新しい雑誌。

なんと店頭には、1966年7月1日の日刊スポーツの一面の復刻版が、販促品として置いてあった。ビートルズ東京公演の初日の様子を伝えるものだ。50代をターゲットにするロック雑誌が出る時代とは、なんか、素直に喜んでいいのか、戸惑いがあるけど。でも再度、ぼくが青春に経験したものが、何だったのだろうと、考えるには良いと思う。

だってね、あの頃は、ほんと情報がほとんど無かったから、ロックについても、今だからわかるものが、たくさんあるわけで。しかし、出版社もたいへんだと思う。このロック親父たちは、自分の好きだったアーティストについては、専門家より詳しかったりするからね。まあ、これからが楽しみな創刊号だった。

午後5時、原宿の明治通りと竹下通りの角に新たに建設されたKDDI DESIGNING STUDIOのお披露目へ参加した。建物一棟がすべて、auのプロモーションのための場なのだ。今、確かにKDDIは勢いがあるね。

内部に入ると、まず、目の前に大きなスクリーンがあり、階段状に座席がしつらえてあり、ちょっとした映画館のようだ。外周部分は、らせん状に、ずっと坂になっていて、すべての階を回りながら、全部見れてしまう。

一番上の階には、真っ白というビルの外部とインテリアと対象となるような木のぬくもりを感じるスカイガーデンカフェ「WIRED CAFE 360°」があった。

そこで、久しぶりにカフェ・カンパニーの松尾取締役(写真)に会った。松尾さんとは、渋谷TSUTAYAの仕事以来だが、その後も、つぎつぎと新らしい空間を提案されている。「WIRED CAFE 360°」もプロデュースされている。

その松尾さんは、店のインテリアも重要だけど、店を場にして、どのようなコミュニティを作ることができるのか、それが最も重要だと、さらに、それをできるのは、その店に働く人間なんだと、パーソナリティの重要性を、話してくれた。確かにその通りだ。

午後6時、外に出ると、すでに夜。原宿の街に加わった新名所をカメラの収めた(写真Click!)。午後7時、高校時代からの友人二人と、久しぶりに会食しながら、お互いに近況報告。それぞれ、まったく異なる仕事をやっているので、話していて勉強になった。
  
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March 02, 2005

コミカルイソッピィのコメンタリーをやらせてもらった!

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午前11時から、毎月第一週にやっている社員総会。再度、コンプライアンスの確認。また新学期を前に新しくスタッフになった方も多いので、その紹介があった。

午後1時、五反田のIMAGICAへ。今日は、タカラモバイルエンタテインメントが制作した「コミカルイソッピィ」シリーズ全26話のDVD化にあたって、そのコメンタリーチャンネルのMA(録音作業)なのだ。

この「コミカルイソッピィ」、かの松下進先生のキャラクターを使用するフル3DCGアニメーション。ストーリーは、どれも、世界的に有名なイソップ童話を下敷きにしたものなのだが、ちょっとアダルトな表現という企画。

この制作を行うにあたって、集められたのは、デジハリ卒業生たち。そして、アニメーション監督として起用されたのが、本塚浩一さん。彼の下に4チームが形成され、一話、4分の作品が、26話制作されたのだ。この作品、これから、モバHO!で、順次、放映になる。その後、DVD化となるわけだ。

ぼくも、DVDのコメンタリーというのは、初めての経験だったのだが、IMAGICAのMAスタジオに集まってきた卒業生たちも、初めての経験。デジハリではお馴染みの小野修さんや、元講師のあさをゆうじさんなども、ぼくといっしょにおしゃべり形式で、コメンタリーに参加。

4分で、話を区切っていかなくてはならないので、ちょっと気を使ったけど、楽しくやらせてもらった。最後にミキサー室で、卒業生たちとプロデュースチームとで、記念撮影をした(写真Click!)。卒業生たちとこんな仕事ができるなんて、まったく夢のようだった。

東京校に戻り、プロデューサー会議に出た後、午後7時から、3階セミナールームで、タカラモバイルエンタテインメント主催で、「コミカルイソッピィ」の完成記念パーティを行われた。

制作に参加した卒業生たちだけでなく、松下進先生の事務所の方々や、タカラモバイルエンタテインメント社からも幹部の方々が着てくれた。デジハリ側からも、このプロジェクトに協力したスタッフが参加した。

まずは、このプロジェクトのプロデューサー服部慎司さん(写真)が挨拶。かなり困難なプロジェクトだったと思うのだが、それをやりとおしたのは、まさにプロデューサーの力だと思う。ただ、プロデューサーは、制作チームとは違って、これから、採算を超えて儲けが出るところまでが仕事。本当に良い作品なので、ぼくも心から応援したいと思ったのだ。

  
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March 01, 2005

オープンカレッジにサイバーエージェント藤田晋社長・登場!

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午前10時出社。11時半から客員講師の候補の方とミーティング。なんらかの形で、大学院と大学に関わっていただく方向の話となった。

午後2時半、株式会社による専門職大学院という切り口で、某新聞の取材を受ける。たしかに言われてみれば、株式会社の専門職大学院で、実際に稼動しているのは、まだデジタルハリウッド大学院だけなのだね。

午後4時半からは、いつものようにデジタルハリウッド・オープンカレッジ。なんと今日は、2連発だ。

最初は、株式会社エレメントの荻嶋隆さんが、「ナレッジITエンジニアを目指して飛躍のとき!」〜これから求められるエンジニア像とは?〜というテーマで講演。

途中、抜けて、さらに某新聞社からシリーズものの取材。こちらのほうは、今週末には記事になるとのこと。新聞なのに、ぼくの声をちょっと聴ける仕組みを採用するとのこと。楽しみだ。

午後7時からは、デジハリ・パートナーズが5000会員となったことを記念して、話題のベンチャー起業家でもあるサイバーエージェント社長の藤田晋さんに登場を願った。「若い力とインターネットが日本を元気にする!」〜21世紀を代表する企業を目指す!サイバーエージェントの挑戦〜というテーマで話をしていただいた。

藤田さんが、起業されたのは1998年24歳のとき、2000年にはマザーズに上場。その後、数々の会社を起業し続け、今はグループの総帥という立場だ。まだ31歳、素晴らしいね。多くの受講生が熱心に講演に聞き入っていた。

ぼくのほうは、途中から抜けて、葉加瀬太郎さんのプロデューサーであるロビー和田さんとHATSレーベルの大谷社長とミーティング。才能のある作家タイプのデジハリ生がデビューできるような仕組みの可能性について話し合った。

午後9時半、メディア芸術祭で奨励賞を獲得した「あかね雲」を制作した阿相多寿子さんと川口鉄也さんが、東京校にミーティングで来ていた。今、彼らは、「あかね雲」を世にデビューさせるために、東京で映像制作を続けている。まだ時間がかかるとのことだったが、なるべく早く見たいね。
  
Posted by mojosgy at 22:45 Comments( 3 )TrackBack( 3 )