プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ。
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール(通信講座)
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)

November 30, 2004

大学第一回教員会を開催

Click!
本日、出だしは、ゆっくりさせてもらって午前11時、東京校へ。通常業務開始。

午後2時すぎ、新宿のNSビルへ向かう。今日は、ここで、富士通が主催する専門学校向け経営改革ソリューションセミナーがあり、その二部で、「専門職大学院参入の実際-デジタルハリウッド大学院の事例から-」という題で、講演をさせていただいた(写真Click!)。

専門学校の経営に関わる方々の集まりだったので、いろいろな質問をいただけた。いくつかの専門学校では、実際に大学院設立のためにプロジェクトが動いているということで、ここにも新しい動きがあるなと感じた。午後5時すぎ、セミナーは終了。

さて、その頃、東京校では、大学の教員を受けていただいた方々に集まっていただき、ミーティングが行われていた。すべての分野の教員が集まるということは、今回が初めて。事務局側の紹介と藤本社長が経緯や概要について説明。その後、入試や模試の状況について事務局から説明をさせていただいた。その頃、ぼくも、講演から戻り、今一度、先生方にデジタルハリウッド大学に対する考えを述べさせていただいた。

その後、午後6時半からは、セミナールームへ場所を移し、羽根教員による「アクティブラーニング」の説明があり、午後7時15分から、大学院教員が加わり、実際にアクティブラーニングのワークショップ。実務家教員はもちろんだが、これまで大学教員として活躍されてきた先生方にも、新鮮な教育手法として受け入れていただけたようで、うれしかった。

その後9時から、そのままセミナールームで、先生方とスタッフとで、懇親会。寿司やサンドイッチをつまみながら、まさに異分野交流会という感じであった。さて、今回の大学の事務局強化という流れの中で、長らく福岡校の責任者として活躍してもらってきた廻健二郎さんが、大学運営の責任者として赴任した。ということで、懇親会で、本日、設立スタッフが、文部科学省からいただいたきた大学設置認可書を持ってもらって、記念撮影した(写真)。

午後10時半に、懇親会は、お開きとなり、その後は、東京校に残っているスタッフに集まってもらって、残りものを飲んだり食べて、明日の社員総会に備えて、セミナールームを元通りの状態に戻して解散したのであった。これから溜まってしまった仕事をするぞ。

  

Posted by mojosgy at 23:50 Comments( 1 )TrackBack( 2 )

November 29, 2004

デジタルコンテンツグランプリ海外部門審査

Click!
午前11時、東京校へ。普通に仕事開始。午後1時、最近、映像系のコースを卒業した脚本家として実績のある八幡さんとミーティング。彼の持っている、いろいろなアイデアに関して、話を聞かせてもらった。映像コンテンツが、大量に必要となる状況や、コンテンツ内に広告を織り込んでしまう状況の中で、やはり脚本や演出がさらに重要になるとの認識。ぼくも、まったくその通りだと思う。

午後2時、日本大学理工学部の横内教授と青木教授がいらして、ミーティング。10年前までは、ぼくが勤めていた大学でもあるし、同じ御茶ノ水エリアにもあるので、何かいっしょにできることがあるかもしれないということで、いろいろお話をさせていただいた。

午後4時から、文京区の凸版印刷へ。今日は、「第19回デジタルコンテンツグランプリ・海外部門審査委員会」があるのだ。毎年、デジタルコンテンツグランプリでは、海外からの作品も受け付けているのだが、基本は、デジタルコンテンツ協会との交流があるカナダ、韓国、台湾から応募がある。今日の審査は、最終選考審査の前の審査で、月刊ニューメディア発行人の天野昭さん(写真)とぼくが審査に当たった。天野さんは、長年、メディア業界に睨みをきかすジャーナリストで、現在、佛教大学教授でもあるのだが、デジタルハリウッド大学でも授業を担当していただくことになっている。

審査を行った凸版印刷は、素晴らしくモダンでセンスのいい建築なのだが、そのプレゼンテーションルームのAV設備と照明コントロールなど、素晴らしかった(写真Click!)。また、椅子も、ぼくが昔から大好きなHerman MillerのEames Aluminum and Soft Pad Chairだった。ということで、3時間半に及ぶ審査も、気持ちよく出来た。

審査の結果については、ここでは言及できないが、韓国からの応募は、ほとんど専門の大学院の卒業制作。たぶん6年間、表現技術を磨いて、そこで勝ち抜いた人材が監督となって、学校内でチームを組んで制作したと思われる作品が多く、シナリオの良さと表現技術は、群を抜いていた。教員の指導力の高さも想像できた。韓国が国策として、コンテンツ制作力アップに力を入れてきた成果を、まざまざと見た気がしたのだった。

デジタルハリウッド大学も大学院も、ほんと、ライバルは、世界の学校だね。

  
Posted by mojosgy at 22:30 Comments( 2 )TrackBack( 0 )

November 28, 2004

日曜日、今日も撮影は続いていた

Click!
ブランチに、長年、通っている蕎麦屋さんで、いつものように十割そばの大盛を食べる。このお店、昔から雑誌の紹介やネットは、いっさい断っているらしく、まさに地元の名店。

午後3時、東京校へ。昨晩、OSXの再インストールを試みたのだが、途中で止まってしまい、なんとそれ以降は、Install CDを読まないという最悪の状況に。しかし、本日、再度試したところ、なんとOS9のRestore CDからだけなら、立ち上がる。この時点で、自分のファイルは見えるので、明日以降、外付けのハードディスクにデータを退避してから、本格的にいじってみようと思う。マシンは、OS9の頃の2CPUのG4。どなたか、アドバイスがあったら教えて欲しい。

さて、またも4階では、大学院生のプロジェクトで、ショートムービーの撮影が行われていた。監督は、デジタル番長こと船戸賢一さん。彼のムービーの主演は、Principal Agent Japan所属の高井景子さん(写真)だ。いっぺんに9つの制作が流れているので、院生たちも、すっかり撮影現場に慣れていて、手際が良かった(写真Click!)。それにしても、現在の俳優さんたちって、ブルーバックの中で、想定された環境にいるつもりで、演技しなければならないから、ちょっとたいへんだね。どんな絵になるか、監督の頭の中では見えているのだろうけどね。

さて、ヨン様来日ということで、韓流ブームが盛り上がっているけれど、そんな中、デジタルハリウッドエンタテインメント社の木村元子プロデューサーが、読売テレビ時代に原案から作って企画プロデュースしたドラマ「Pure Soul」が、韓国で映画としてリメイクされた。

韓国での題名は、「私の頭の中の消しゴム」で、製作は韓国サイダス社。あちらで公開となったので、どんな状況と聞いたところ、なんと!公開3週目にして、観客動員数200万人を超える大ヒットになっているとのこと。凄すぎる!

このリメイクされた映画の日本での興行権は、ギャガさんが押えたとのこと。こういう流れもあるわけで、ますます韓国と日本のエンタテインメントコンテンツ産業は、近づくのかもしれないな。
  
Posted by mojosgy at 18:00 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 27, 2004

デジタルメディア概論と大学院ゼミ

Click!
午前9時に東京校へ。スタバで朝食。9時半から準備して、10時から、セミナールームで「デジタルメディア概論」の授業。今日は、前半、ペースが上がらなかったせいと、後半、ちょっと盛り込み過ぎて、授業が終わったのが、午後1時45分で、3時間45分の授業となってしまった。今日、受講されたみなさま、ご苦労さまでした。

午後2時から、予定の30分遅れで、大学院のゼミを始める。今日のテーマは、VRから離れて、日本のコンテンツ産業って、どのあたりの産業や事業までをコンテンツ産業とするのかという議論や、日本の戦略として、どの部分に力を入れると、産業全体に波及効果があるのかなど、いろいろなことを、真面目に議論した。4人の院生とたっぷり3時間の議論。ここのところ講演付けで、ちょっと引き出しから知識をただ出しているという感じだったので、一気に脳が活性化した感じがした。

と、終わって、5時に校長室に戻り、メインで使っているMacを立ち上げたら、なんとクラッシュ。いろいろやったけれど、システムエラー(写真Click!)。システムを再インストールしても、ダメ。まあ、この30年、何度も経験してきたことなので、まったく冷静に受け止められるのだけど、解決策によって、被害の度合いも変わるので、本日中には、処理できなそうだ。

もちろん、こういう時のために、MacとVaioを並行して使っているわけなので、仕事には、支障を来たさないのである。とは言っても、もしMacのデータが救えない状況の間に、Vaioもクラッシュしたら、外付けハードディスクにバックアップしてあるのは、先月までのデータなので、少しアラート状況だ。

こういう事態、しばらくぶりなので、少しだけだけど、うれしい気持ちもあったりするところが、マニアだと、自分で笑ってしまった。

夜、家のすぐ近くにあるGreatful DeadばっかりかけているBarへ。このBarのオーナーは、26歳のマークくん(写真)。今日は、開店3ヶ月目だという。ロック親父にも、居心地の良いこの店、ぜひ頑張っていただきたいものだ。

  
Posted by mojosgy at 22:00 Comments( 2 )TrackBack( 1 )

November 26, 2004

経済産業省クリエーター人材育成支援事業

Click!
最終週の金曜日は、定例の取締役会。午前9時に東京校へ。午前9時半から始まる。今年度は、これまでの8ヶ月は、ほぼ予定通り、デジハリの運営ができているので、取締役会もスムースに進む。

12時から、来年4月から大学が開校するので、既存のスクール部分の実技の科目と4年生の大学の実技の科目について、先生たちも含めて、いろいろ交流を持ちたいということで、スタッフで下打ち合わせをした。

午後12半から、東京と渋谷の春本科の自己推薦の面接。本日は、4人の方と会った。自己推薦は、デジハリに来る前に、すでに何らかの形で、表現スキルが高いものを持っている方が、利用されることが多い。今日も、いろいろな作品を見せてもらいながら、楽しく面接を進めさせていただいた。

午後3時、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで、経済産業省クリエーター人材育成支援事業第2回評価委員会があった。このクリエーター支援事業は、デジハリの仲間でもあるクリエーターの人材派遣や人材紹介を手がけるデジタルスケープ社が実働を行っている事業で、平たく言えば、アマチュアとプロの狭間にいるCGクリエーターを、CG系業界に特化した形で、トレーニングを行うことにより、就職支援をするというものだ。

トレーニングカリキュラムは、昨年度まで経済産業省で作成されてきたスキルマップを元に、デジタルスケープのこれまでのノウハウを入れたものとなっており、ぼくは、とても良いものだと感じている。12月から、実際のトレーニングが始まるので、今日は、事前のカリキュラムと段取りのチェックという日だったのである。

夕方、委員会が終わり、すぐ目の前にあるデジタルスケープを訪ねる。そこの開発ルームでは、ゲーム系の実際の仕事が行われているとのこと。その中に多くのデジハリ卒業生もいらしたので、記念撮影(写真Click!)。中央にいるのは、今回のクリエーター人材育成事業の評価委員長のデジタルスケープ川村順一さんだ。

夜は、同じく評価委員をされている早稲田大学国際情報通信研究センター大学院の坂井滋和教授に連れられて、みんなで六本木交差点近くへ。あるビルの4階に早稲田大学の富永教授が開店に関わったというサロンがあったのだ。聞けば、デジタルコンテンツ関係者の溜まり場にする目的とのこと。今晩は、そこに20年以上CG界に関わってきた方々が、みんな集まるというのだ。デジタルスケープ藤川社長(写真)も、長くCG業界に関わっていたので、いろいろな方と再会できたと喜んでいた。

ということで、11時半まで、懐かしい方々や初めての方と、飲みながら歓談。明日の授業のことを考えて、ちょっと早く離脱したのであった。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 25, 2004

大阪で大学経営戦略セミナーにパネラーとして参加

Click!
朝、起きて、出張3日目、曜日がわからない感覚となった。今日は、木曜日だね。午前10時すぎ、大阪校に行き、スタッフルームの空いている机で、仕事開始。午後1時、大阪本科の自己推薦の方の面接。

午後3時、大阪駅の近くにあるリクルート社へ。今日は、ここで開催されている独立法人メディア教育開発センター主催の「大学経営戦略セミナー 社会人大学院の未来」に、パネラーとして参加するのだ。

午後4時、パネルディスカッションが始まる。パネラーは、前回、11月11日に東京でやったのと同じで、早稲田大学総長の白井克彦先生と関西学院大学学長の平松一夫先生とメディア教育開発センターの清水康敬理事長とぼくだ。

このパネルディスカッションの中で、一番、感じたのは、社会人大学院とは何かという前に、大学とは何か?、大学院とは何か?という根本的な問いだったように感じた。これまでの大学や大学院から見たとき、デジタルハリウッドがやっていることが、違うルールでやっている大学や大学院に見えるということは事実だろう。これを教育の多様化とか個性化という言葉で、許容できるものなのか、という感覚を持つ大学人もいらっしゃると感じる。

ますます、結果を出すことの重要性を感じるのだが、誰の評価によって結果が出たことになるのか?という問いも同時に投げられていることも理解できた。本当の意味で存在が認められるには、非常に広範な方々の理解が得られたときということなのだろう。

とくに、本日、文部省から新設校の答申の発表があり、11月30日に、デジタルハリウッド大学が、設置認可になることが確実になったというニュースも、影響したと思われる。とにかく、この10年やってきたように一歩一歩、前に進むしかない。

午後5時半、このセミナーの総括として、メディア教育開発センターの吉田文教授(写真)が、社会人大学院全体の状況について、プレゼンテーションしてくれた。前回も、聞いているのだが、客観的に状況分析されているので、デジタルハリウッド大学院の立ち位置みたいなものを、再度、ぼくも確かめられる気持ちがした。吉田教授の総括を聞く限り、少なくとも、僕たちが踏み出している方向は、間違っていないと確信したのであった。

午後6時半の「のぞみ」で、東京へ。午後9時すぎ、東京校に戻ると、本日、夕方、行われたクリエーターズオーディションの後の懇親会が、3階セミナールームで行われていた。ぼくも、さっそく顔を出して、求人に来てくれている、いろいろな企業の方々と、今日、発表した受講生の方々とお話をした。企業側に、たくさんの卒業生がいるというのが、ある意味、心強い。

さて、東京校では、クリエーターズオーディションの前に、マルチ・プロデューサーにして企画の達人として、いろいろな分野で異才を放っている、おちまさとさんが、デジハリで主宰する「おちゼミ」の説明会が行われた。こういうプロフェッショナルが、次々とデジハリの活動に参加してくれることは、本当に有り難いことだと思う。

  
Posted by mojosgy at 23:00 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 24, 2004

兵庫ニューメディア推進協議会・設立20周年記念セミナー

Click!
午前10時、ホテルをチェックアウトして、歩いてすぐのところになる神戸校へ。朝、授業をやっていないセミナールームの机を借りて、普通に仕事を開始。

午後1時、県庁の近くにあるラッセホールへ。今日は、ここで、兵庫ニューメディア推進協議会の設立20周年記念事業セミナーがあるのだ。パソコンのセッティングと打ち合わせをやって、午後2時から、「情報社会を先導するIT人材とは」というテーマで、基調講演とパネルをやった。基調講演では、デジタルハリウッド大学院について話させてもらった。

パネル(写真Click!)では、来年、神戸にできる二つの大学院の方から、構想の発表があった。ひとつは、神戸電子専門学校が設立するオープンソースに特化した神戸情報大学院大学、もうひとつは、兵庫県が誘致したカーネギーメロン大学情報大学院日本校。こちらは、情報セキュリティに特化したプログラムになるとのことだが、授業もすべて英語とのことで、ピッツバーグに住まなくても、カーネギーメロン大と同じレベルで修士号を取れることになるのだそうだ。

こういう形で、世界の大学を進出してくると、日本の文部科学省の管轄外となるわけで、これまでも、日本校という形で、進出している海外の大学は、けっこう日本にある。しかし、今回は、カーネギーメロン大という全米でもIT系のトップ校が来るところにインパクトがあるね。実質的には、日本のIT系の大学や大学院とライバル関係にもなるのだが、それを兵庫県が誘致しているわけで、ある意味、教育のボーダーレス化や自由化は、始まってしまっているわけだ。

さらに兵庫では、3つの大学が統合して兵庫県立大学となったのだそうだが、そこにも情報系の大学院大学が設立されたということで、コンピュータサイエンスを基軸においた大学院が3つもできることになる。確かに、高度なレベルで開発が行えるプログラマーが日本では大学教育から、育っていないことは、長年の事実だ。これは、日本の大学に、本当の意味で、コンピュータサイエンス学科が無かったからではないだろうか。神戸発の新しい動きとして、注目していきたい。

午後5時からは、懇親会。今回のセミナーの世話役をやってくれたのが、兵庫のニュービジネスの仕掛け人である神戸新聞社の前田裕昭さん(写真)。前田さんと話すと、どこで、だれが、どんな面白い試みをしているかということが、どんどん出てくる。そして、そういう人達を結びつけてしまうのが、とても上手なのだ。こういう地域全体を知るプロデューサー感覚が鋭い人材がいることって、とても重要なことだと改めて感じる。

午後7時、神戸校の角野浩之プロデューサーに車で送ってもらって、大阪校へ移動。スタッフと打ち合わせをやって、午後9時半から、大阪校のスタッフとなった井上知子さんと角野さんと3人で、近くで食事。ちょっとワインを飲みすぎたかも。午前0時近くに、ホテルにチェックイン。明日も大阪で講演だ。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 23, 2004

アイトピアおかやま映像グランプリ・フォーラムへ

Click!
午前6時すぎに家を出て東京駅へ。新幹線の改札を通過したところにできた駅内カフェで、で朝食をとる。そこには、電源コンセント付の机があって便利。そして、午前7時半の「のぞみ」で岡山へ。

午前11時、岡山に着き、そのまま岡山県立美術館へ。今日は、ここで、「アイトピアおかやまデジタル映像グランプリ」のフォーラムがあるのだ。まずは、このグランプリの特徴は、なんと言っても最終選考を、その場で行うというところだろう。ノミネートされた6作品の作者が、実際に壇上で、プレゼンをして、ぼくたち審査員は、その場で採点をするという流れ。

審査委員長は、長年ソニーミュージックを率いて、プレステの立ち上げも行った丸山茂雄さん、CGプロデューサーの河原敏文さん、スタンフォード日本センター所長の中村伊知哉さん、岡山県立大学デザイン学部教授の嘉数彰彦さん(写真)と、ぼくだ。

結果からいえば、今年は、グランプリも準グランプリも、嘉数先生が育てた学生の作品だった。内容もあり、絵もたいへん美しく撮れているショートムービーだった。どちらも、どことなく忘れていたようなまっすぐな青春を感じさせるところがあって、嘉数先生は、伸び伸びと育てるのが、上手なのだなあと感心したのであった。

表彰式の後は、河原さんがコーディネーターとなった審査員で「地域におけるデジタルコンテンツの制作・流通」というテーマで、パネルディスカッション(写真Click!)。昨年、この場で、真島監督の「スキージャンプペア」を紹介したので、真島さんの現在ということで、miniのコンパーチブルのプロモーション用ビデオとして監督した「How to Jump」を上映したところ、とても受けた。丸山さんと河原さんから、国際的なCMコンテストに出品するようにと勧められた。と、河原さんが、さっそく、その場で真島さんに電話を入れていた。

午後4時すぎ、新幹線で、神戸へ。岡山と神戸って、「のぞみ」だと30分ぐらいしかかからない。新神戸から地下鉄で神戸校がある三宮に出て、ホテルへ。そのまま、午後8時まで寝て、近くのインド料理屋で、タンドリーチキンと野菜カレーで夕食。神戸は、昔から貿易の関係でインドの方々が多く住んでいるせいなのか、おいしいインド料理屋が多いよね。

そのまま、ホテルに戻り、ぼうっと、記憶に関するテレビ番組を見て、寝てしまったのだった。

  
Posted by mojosgy at 23:30 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 22, 2004

東京FMで収録

Click!
朝9時、JRとお堀を挟んで向かい側にある順天堂医院へ。ここはぼくの行き着けの大学病院だ。明日、祝日ということもあるのだろう、いつもにも増して、待合室は混雑していた。50歳ともなると、それなりに、いろいろ体にガタがくる。

ぼくは、なんといっても科学大好き人間なので、時間を作って、大学病院に行くタイプだ。やっぱり検査装置が違うからというのが、大きな理由。しかし、時間だけは覚悟しなくてはならない。今日は、簡単な診察と、軽い薬をもらうだけで、4時間半もかかった。もちろん、今日は、夕方までスケジュールが無かったので、来れたのだが。逆に少しぐらい具合悪くても、病院に行く時間を、普段は作れないというのは、もっと健康に良くないけど(笑)。

ということで、遅いブランチを2週間前に御茶ノ水の聖橋口の目の前にできたSoup Stock Tokyoで食べた。ぼくの行動範囲では、今まで、丸ビル店が一番近かったので、これからは、けっこう通えそうだ。ぼくはスープが好きなので有り難い。店内にPIRAMIさんのボルシチの唄が流れていた。ちょっと可笑しかった。

午後9時、半蔵門の東京FMへ。TOYOTA CREATOR'S FACTORYという月曜日から木曜日の帯の番組で、Orange Pekoeのプロモーションビデオを募集した関係で、デジタル映像制作の秘訣みたいな話を、ぼくがすることになったのだ。

パーソナリティは、去年まで、ニッポン放送の局アナだったという荘口彰久さん。写真では、ちょっと若く見えるかもしれなけど、中学の時、富士通のFM7を手に入れてパソコン少年になったという。FM7は、1982年発売だから、長〜いパソコン歴だね。

さて、スタジオ収録(写真Click!)は、軽快に進んで、一気に4夜分、話させてもらった。Fair Lifeの「永遠のともだち」やデジタルハリウッドエンタテインメントの映画「恋文日和」、さらに大学院や大学のことまで、話題にしていただいて、有り難かった。11月29日からの放送になるようだ。

午後10時半に、東京校に戻り、明日からの出張の支度。世の中、祝日なんだよね。ぼくには、無縁だな。
  
Posted by mojosgy at 23:00 Comments( 0 )TrackBack( 1 )

November 21, 2004

ショートムービー撮影・絶好調

Click!
本日はオフなのだが、シーエス九州主催のAQコンテンツコンテストの審査をするために東京校に来た。今年で、第三回なのだが、全国から171本もショートムービーが送られてきたということで、レベルが高いコンテストに育っている。ということで、ゆっくり校長室で、ビデオで作品を見ようというわけだ。

しかし、ゆっくりしていないのが、日曜日のデジハリ。通常の半年コースも、たくさんのクラスが日曜日に開講されているのだが、10時からは、デジタルハリウッド大学(認可申請中)の入試で、デッサンを選択する方々のためのデッサン講座が開かれていた。自らが高校で美術教師だった東京校の秋葉祥子さんが、指導にあたっていた。

デジハリでは、取締役全員が大学院教員であるばかりか、プロデューサやディレクタが、前職のキャリアを生かして、教員をやらせてもらっている。例えば、関東統括と新規事業を担当している丹羽さんは、元ゲーム会社の社長なので、ゲーム系就職希望者を集めたゼミを担当している。業界事情に明るいのは当然というわけだ。

学校って、とかく教員組織、事務局組織、営業組織が、バラバラになりやすい体質があると思う。それは役割が異なるという面から、ある意味、自然な流れだと思う。そんな中で、両方をやる仲間がいることは、デジハリをやっていく上で、必要なことだと思っている。

さて、もう1つ、ここ1週間ぐらい、たいへんなことになっているのが、大学院山本ゼミのメンバーによるショートムービー制作が、クランクインしていて、毎日、分刻みで撮影が進んでいるのだ。このプロジェクト、自分で書いたシナリオを自ら監督するという形で、進められていて、全部で9本のオリジナル・ショートムービーができる予定だ。

このプロジェクトに全面的に協力してくれているのが、イトーカンパニー。本日、東京校内で行われているのは、なんと大学院教員でIT技術系の会社の代表の三淵啓自さんの監督作品。三淵先生は、映像制作という自分では、未知の世界を知ろうと、自ら山本ゼミのゼミ生にもなり、休みをすべてつぶして、作品を撮っているのだ。素晴らしいエネルギーだと思う。

いつもの教室が、ブルーバックスタジオに早変わり(写真Click!)。DVカムの急速な技術発展により、少ない光量で、雰囲気十分の撮影ができてしまうというは、革命的だ。三淵先生の作品では、イトーカンパニー所属の吉田智美さん(写真)が主演。

ポストプロダクションの期間があるので、完成は、来年になるわけだが、もちろん、デジタルハリウッド大学院がやることなので、このまま学内プロジェクトで終わることは無い。なんらかの方法で、みなさんに9つの作品が見ていただけるようになるだろう。今から楽しみだ。

というのが、デジハリの日曜日だ。




  
Posted by mojosgy at 16:00 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

November 20, 2004

ゲーム甲子園企画書制作入門講座

Click!
午前11時、東京校へ。午後1時から、基本、毎週土曜日行っている大学院ゼミ。今日の話題は、いろいろな力覚ディスプレイの原理の理解と、製品化されたものについての考察。

最新のパンフレットなどを集めて、一覧してみたのだが、実際のところ、ここ10年ぐらい何も変わってないということがわかった。システムの値段も下がっていないし、まさにVRの世界にキラーコンテンツが存在していないので、デバイスが売れず、よって大量生産効果がまったく無いということだ。多くのものが、まだハンドメイドの製品なのだ。

午後3時半からは、ゲーム甲子園のイベントが始まった。前半は、まず昨年の優勝者であるトラッシュスタジオの渡辺修司さん(写真)が、ゲーム企画と企画書の表現の仕方について、講義をしてくれた。デジハリ生だけでなく、多くの一般の方々が集まってくれた(写真Click!)単なるノウハウではなくて、企画書を企画する発想を教えてくれたところが、素晴らしかった。また、ゲーム甲子園で、いかに勝ち残るかという作戦も教えてくれた。有り難いね。

後半は、ぼくがナビゲーターとなって、最近、次々発表された新ゲーム機で再び盛り上がっているゲーム業界の状況や、渡辺さんのゲームに対する想いというようなものを教えていただいたのだった。その中で、ぼくの「何故ゲーム制作をするのか、そのモチベーションの源は?」という問いに、きっぱりと「それはゲームが、あらゆるメディアの中で王様だと思うからです。しかし、まだ王様になっていない。だから創り続けるのです」という言葉。とても覚悟がいる立場をあえてとっているなと感激したのだった。

そんな渡辺さんの想いに答えるように、参加者からも30分あまりも、どんどん続けて質問が出て、講演終了後も、さらに囲まれていた。今日、熱い想いを感じた人は、ぜひゲーム甲子園に企画書を出してもらいたいものだ。最終締切は、年明けの1月7日。まだ時間はある。

  
Posted by mojosgy at 19:00 Comments( 2 )TrackBack( 0 )

November 19, 2004

小説と映画の夢をみる!

Click!
金曜日、もう週末。午前中、普通に仕事。12時半、校長室で、ビンテージギターを扱う高嶋さんと、編集者の今岡さんとミーティング。

高嶋さんは、血筋にいろいろな要素が入っている方で、なんかストーリーが、泉のように湧き上がるので、そこを原作として、彼に小説に挑戦してもらおうと画策しているところだ。高嶋さんは、武蔵野美術大学で日本画をやっていたこともあり、言葉より映像が見えているタイプ。ということで、もちろん映画化についても真剣だ。

高嶋さんは、ぼくより年齢が下、今岡さんは上。二人ともロックバンドを今もやっている。そういう世代が、中年のおじさんなわけで、身に付いているロック系の出で立ち(写真)がいいよね。

午後2時半からは、定例の大学院運営会議。来年度の様々な調整がすでに始まっている。ほんと学校をやっていると1年間って、あっという間に過ぎていく。

夜7時、本科第一期の卒業生でCG制作会社の社長となった広川さんと、ずっとぼくたちのグループで活躍してくれていた本澤さんが、デジハリを訪ねてくれた。社長として、やはり人材の確保は重要なテーマとなっているとのこと。確かにこの業界は、人あっての仕事ということは事実だ。

8時、近くの居酒屋で、解禁となった今年のボジョレーヌーボーを飲みながら、この冬初の鍋を囲んだ(写真Click!)。昔話にも花が咲いて、誰が今どこで働いているというような話に。「デビルマン」、「鉄人28号」などの映画制作で、昔の仲間や卒業生が活躍している様子を聞いた。

広川社長に、近くオープンカレッジに登場していただくことをお願いして、解散となったのだった。

  
Posted by mojosgy at 22:30 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 18, 2004

筑波大学岩田先生とミーティング

Click!
午前11時、筑波大学の岩田洋夫教授(写真)と東京校でミーティング。先生が研究開発されている全周型表示装置で使うヴァーチャルな街並の制作を、ぼくも加わって、デジハリ卒業生の坂井さんの事務所と共に始めているのだ。久し振りにVRデータの制作に加わったのだけれど、開発に使われている環境がOpenGLの世界なので、ぼくの経験も役立つところではあるのだ。

お昼には、メディア系の会議に顔を出す。ぼくは時間があるとき、呼ばれてなくても、いろいろな会議に出てみることがある。社内コミュニケーションの一環という感じかな。

午後2時からは、土曜日のゲーム甲子園のイベントの件で、主催者のエンターブレインの方々と打ち合わせ。当日は、昨年の優勝者であるトラッシュスタジオの渡辺修司さんが、ゲーム企画と企画書の表現の仕方について、講義をしてくれることになっている。今からでも、参加無料、ぜひゲーム甲子園申し込みサイトへ、どうぞ!

夕方、これからロードショーとなる映画のコメントを求められているので、ビデオで送られてきた映画を鑑賞。実話の映画化で、出演者は、本人たちということが多くて、ドキュメンタリーのようだった。ちょっと感動!

夜、大量に送られてくる郵便のチェックで、4階の本部に降りる。今、校長室も含めて、スタッフの席が移動しているのだが、大学設置の関連で新しい部署ができる影響だ。この4月に大学院ができた時に、ひとつ教室を増やすために事務スペースが狭くなったのだが、さらにそこにスタッフが増えている状況。みんなには申し訳ないところもあるのだけど、実際、座ってみると、創業当時よりは、いいかも(写真Click!)。狭いなりに一体感を感じたりもする。

その後、普通に校長室に篭って仕事を続けたのであった。

  
Posted by mojosgy at 21:30 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 17, 2004

「恋文日和」特別試写会

Click!
急に季節が冬になってしまった感じで、体が、まったく、ついていかない。25歳すぎた当たりから季節の変わり目には、弱くて、なんだかヘトヘトになってしまうのだ。

お昼から、大学の入試関連の詳細な打ち合わせ。認可されたときには、すぐに入試情報がやりとりできるようにというわけだ。

その後、メールのやりとりで、仕事を進めていく。部屋に篭って、一人でメールをパチャパチャと打つ時間というのも、案外、ぼくの大好きな時間だったりする。直接、相手の目の前でしゃべるのと違って、使う言葉や文章を気をつけないと、思わぬ誤解が生じるのが、メールでのコミュニケーションだ。長いことメールを使っているので、どういう表現で、間違いが起きるか、ぼくの脳に溜まっているものもあるけど、新たな体験も日々あるわけで、そこの絢に、ちょっとした喜びを感じるわけだ。

午後6時、新橋のヤクルトホールで、デジタルハリウッドエンタテインメントが制作プロダクションをなり、同社の木村元子プロデュースによる映画恋文日和の試写会。人気コミックの映画化ということで、期待の作品だ。

6時すぎに着くと、ヤクルトホールの前に20から30歳ぐらいの女性たちの長蛇の列。午後6時半すぎ、舞台挨拶が始まり、まず原作者の少女漫画家のジョージ朝倉さんが挨拶。なんと推定20代半ばの綺麗なお姉さんという感じの方。そのことを知らなかったので、びっくりした。

この映画、4つのストーリーがオムニバスになっているので、主演が9人、監督4人なのだが、その全員が舞台に立つ。それぞれの方々から、この映画に関するいろいろなエピソードや考えが紹介された。俳優さんたちも若いのだが、監督さんたちも若い。3つの作品は、女性が監督。

8時すぎ、上映となった。ぼくは2回目なのだが、大きなスクリーンで見るのは今日が初めて。やっぱり感じるところが、ちょっと違う。女性の監督作品は、演出が丁寧で、細かいカットがとても効果的。ぼくのような中年男性でも、ピュアだった青春時代の自分の心を呼び覚まされてしまう。俳優さんたちが、自然な演技で、凄く感情移入しやすい。聞けば、出演者の多くの方が、最近、人気急上昇中とのこと。十分、納得。誰が出ているかは、ぜひ恋文日和サイトを訪ねてくれ!

試写会が終わって、出てくる人達の感想を、耳をダンボにして聞いていると、4つとも、それぞれ良かったと言っている方々が多かった。プロデューサーは制作して完成までも、ひとつ大きな仕事をこなすわけだが、さらに試写会から公開、そしてDVD化や最終的なテレビのオンエアまで、まだまだ仕事は続くのだが、公開日が決まり試写会も終わって、ひと区切り。木村元子(写真)プロデューサーも、ちょっと、うれしそうだった。良かった。

さて、宣伝! この恋文日和、いよいよ12月4日より、渋谷の宮下公園前のできたばかりの映画館アミューズCQNで公開となる。みなさん、ぜひぜひ見に行ってね。友人とでもカップルとでも、奥さんとでも、小学生男子以外にはお薦めだ!

と、Blogを打っていたら、いきなりSkypeが鳴って出てみたら、なんとフランス人の女性からのコール。海外からのコールは初めてだったけど、音は凄くクリア。たぶん彼女は適当にデータベースから選んで電話したら、ぼくだったのだろう。後ろで、お子さんの声がしていたから、たぶんママなのだと推測。何しているのと聞かれたで、正直に仕事中と答えたら、それじゃグッバイと切られてしまった。(笑)
  
Posted by mojosgy at 23:00 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

November 16, 2004

大学院教員会議、そして夜は懇親会

Click!
午前10時、定例の大学院専任教員会議。いろいろな報告事項と討議事項。最近は、外部企業と院生とのジョイントプロジェクトの進行が佳境に入っているので、そのへんの取組みについて詳しく報告があった。今のところ、院生も教員も、とにかくやる気をもって望んでいるので、大学院は順調に育ってきているという感じだ。

午後、友人からの連絡で、その昔、デジハリのサンタモニカ校を立ち上げて、数年前まで、スタッフだった広瀬圭子さんについての記事が、HOTWIRED JAPANに載っていることを知る。

デジタルメディア振興に務めている東大の浜野保樹先生の日本発のマンガ・アニメの行方というコラムだ。広瀬さんの活動を、とても褒めて紹介していただいて、身内の者という感覚で、うれしかった。今、彼女がプロデュースするCGアニメ制作プロジェクトには、たくさんのデジハリ卒業生が関わっているのだ。

夕方6時、大学設立プロジェクトのスタッフと共に調布へ向かう。今日は、大学設置認可で、いろいろとお世話になった電気通信大学の先生方と懇親会なのだ。デジタルハリウッド大学が設置認可となれば、何人かの先生には教員として教壇に立っていただくことになっている。

7時に電気通信大学の近くの日本料理屋に集合(写真Click!)。みなさん、新しい分野を切り開いてきた先生ばかりなので、お話が面白くて、あっという間に時間が経ってしまった。

その後、藤本社長とスタッフと共に反省会。藤本さんもちょっと安心した様子で、いつものCOHIBAを楽しんでいた。大学設置に関しては、ぼくたち側でできることは、ほとんど終了しつつあるところなのだ。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 15, 2004

アクティブラーニングの授業に参加

Click!
今日は、2/3日オフを取る。ぼくは寒さに弱くて、こうなると暖かいところで、ずっと眠っていたいという感じになる。

午後4時、家を出て、東京校へ。メールでの仕事を済ませ、午後7時から、大学院の公開授業である羽根教授(写真)の「アクティブラーニング」の授業に出る。

この授業は、大学院生を中心に行われてるのだが、一般の方や、来年から入学する院生予定の方々も受けに来ていて、その交流が楽しい授業でもある(写真Click!)。ぼくも時間が合わせられるときは、なるべく出るようにしているのだが、自分の世界観や発想法を、いつも揺り動かされる話が、必ず出てくるので、それが、とても役に立つのだ。

午後9時過ぎに終わって、その後、今日は予定無しということで、久し振りにビンテージギターを扱っている友人の高嶋氏と食事をすることする。渋谷でカレーを食べる予定が、ちょうど閉店時間で、入れず、中華料理になった。その後、代官山のMonsoon Cafeで、チャイをお替りしながら、午前1時までオーディオ談義となったのだった。
  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 14, 2004

横浜校でデジタルメディア概論の授業

Click!
さすがに疲れていて、午前中は動けなかった。この1週間は、日曜日に札幌、水曜日は静岡、金曜日は大阪と出張が多くて、どうしても移動で、体が疲れてしまうのだ。

午後1時半、新宿から湘南新宿ラインで横浜へ。27分で着くのは、うれしい。ちょっと早めということで、ひとつ駅も戻って東神奈川にあるHall Tone YOKOHAMAという歴史的なオーディオの名機だけを扱うお店へ行く。ぼくが35年前にオーディオを趣味にしたとき、すでにビンテージ品だったオーディオをピカピカの状態で販売している。ちょっと信じられない状況。

この道、50年というオーナーの中村文男さんは、アメリカを中心に、ワンオーナーで大切に使われてきたものだけを探して輸入しているということで、半世紀以上経っているスピーカーやアンプなど完全に調整しているので、当時より調子がいいのではないかと思うぐらいの音だ。

と、ちょっと頭がタイムスリップしたまま、午後3時半に横浜校へ。どの教室もクラスが進行中(写真)。少人数で習える横浜校って、アットホームの雰囲気だ。午後4時から、いつものように「デジタルメディア概論」の授業を開始(写真Click!)。今日は3時間20分で終了。みなさんご苦労様。

帰りも湘南新宿ラインで、あっという間に新宿へ。午後8時半には、高円寺に戻ったのであった。寒いので、夜は、地元の韓国料理屋でチゲ鍋を食べたのであった。

  
Posted by mojosgy at 22:00 Comments( 0 )TrackBack( 2 )

November 13, 2004

畑中ゼミにPIRAMIさん登場

Click!
朝、大阪のホテルで目覚める。堀江さんが西武球団の話で生番組に出演していた。西武鉄道まで含めて買いますか、などと司会者からけしかけられていたけれど、こちらの世界では、livedoorが、40万人のユーザーがいる彌生を買収したというのが、リアルなニュース。着々とやっているよね。

12時過ぎ、東京に戻り、そのまま東京校へ直行。スタバで昼食をとって、そのまま、午後1時から、大学院ゼミをやった。今日は、5年前ぐらいまでの、VRやMRのデモビデオを見ながら、現在の状況と比べながら、話が進んでいった。研究開発レベルでは、実現していても、コンシューマーが納得できるコンテンツやサービスが無ければ、実用化されないなと、みんなで改めて確認できた。

午後6時からの畑中ゼミに顔を出す。今日のゲスト講師は、前もこのBlogで紹介したことのある作曲家のPIRAMIさん。ご本人、インスパイアプロデューサーとも名乗っていらっしゃるのだが、不可能と思えるようなプロジェクトに、つぎつぎに、いろいろな専門家を巻込んで実現してしまう天才的なところがあると、周りからの評価が高い。ある意味、プロデューサーとしての資質を生まれながらにしてもっているような方なのだ。

PIRAMIさんとは、デジタル系やアート系の会合やパーティなどで、よく顔を合わせていたのだけれど、彼女がこれまでやってきた仕事を、一通りプレゼンしてもらうのは、初めてだった。驚くほど、たくさんのテレビCM音楽を担当していて、なるほどだった。また、最近のNHK ETVでの、いろいろな音楽家や舞踏家の方々との仕事は、素晴らしかった。

いろいろなタイプの仕事の中で、音楽制作していく過程を、いろいろな観点から説明してくれたので、ゼミ生たちも納得と言う感じだったのではないだろうか?ぼくは、都合で、最後までいれずに残念だった。

というところで、PIRAMIさんが、音楽を担当NHK教育番組「ドレミノテレビ」が、今回、グッドデザイン賞のグランプリ受賞となった。これって、とても素晴らしい! グッドデザイン賞を決める審査員の方々のセンスがいいね。

夜は、一人暮らしをしている母親を呼び出して、レストランで食事をした。まったく親孝行らしいことはできていない現状ではあるが、許してもらっている。有り難いことである。

  
Posted by mojosgy at 22:00 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

November 12, 2004

日中経済討論会2004でコーディネーターをやる

Click!
朝8時に家を出て東京駅へ。11時半、新大阪に着く。今日は、日中経済討論会に参加するのだ。この会は、経済産業省を始め多くの団体が開催委員会に名を連ねており、なかなかの規模なのだ。

ぼくがコーディネータをやる分科会は、今年から初めて設けられた「コンテンツビジネス」。持ち時間は2時間、パネラーは、東京国際映画祭事務局長の境 真良さん、クールステイツ・コミュニケーション研究所代表の岡田智博さん、上海メディアグループ社長補佐の陳 文さん(写真・左)、中国映画集団公司・北京超時空映像公司責任者の馬 徳和さん(写真・右)。

境さんからは、日中共同でコンテンツビジネスを行うときの枠組みに関する提案があり、中国のアーティスト事情に詳しい岡田さんからは、日本のコミケなどに見られるインディーズ市場が中国にも必要という提案があった。

陳さんからは、中国の14歳までの市場は3億人で、TVアニメコンテンツが欲されているのだが、現在年間2万分の供給。必要時間は、5〜7万分ということで、ここに日中合作の可能性があると強調された。

馬さんは、すでに日中合作映画を300以上も手がけた実績から、21世紀はアジアの時代とした上で、今こそ、東アジアが協調して東洋ハリウッドを創っていこうと呼びかけがあった。

その後、討論に入った。参加者のTV GUIDE CHINA章 弘さんから、中国でも韓流ブームがあり、そのドラマの中で自然に使われているサムソンやLGの製品が、中国市場で飛ぶように売れ始めているという報告があり、改めて国家戦略としてコンテンツを利用している韓国の強さを認識できた。いつまでも中国で、「おしん」や「赤い疑惑」が、国民的人気なんて思っていると、そんな時代は、とうに終わっているとういうわけだ。

その後、産経新聞からの取材を1時間ほど受ける。その後、夕方のセッション「WTOコンプライアンス」を、岡田さんと参加。さらに勉強する。午後7時過ぎまで、岡田さんと、コンテンツクリエーターのプロデューシングについて、いろいろなアイデアを話し合う。

午後8時、大阪校に着いて、スタッフとミーティング。今晩は、大阪泊だ。

  
Posted by mojosgy at 21:00 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 11, 2004

大学経営戦略セミナーにパネルとして参加

Click!
本日、2つめのBlog。午後3時すぎ、銀座のリクルートへ。今日の夕方は、ここで「大学経営戦略セミナー・社会人大学院の未来」という独立行政法人メディア教育開発センター主催のセミナーにパネラーとして出る。

午後4時、「日本の社会人大学院はどこへ向かっていくべきか」が始まる。パネルは、早稲田大学総長の白井克彦先生(写真・左)と関西学院大学学長の平松一夫先生(写真・右)とメディア教育開発センター理事長の清水康敬先生とぼく。我々のような小さな専門職大学院が、総合大学の大学院といっしょに呼ばれてしまうのも、ちょっと申し訳ない気がするが、株式会社立の専門職大学院って他に無いという意味なのだろう。

このセミナーに参加している方々は、社会人向けの大学院の経営に関わっている先生方や事務局の方々とあって、大学院の経営や広報宣伝に興味があるとのことで、基本的には、その流れで、いろいろとお話をさせていただいた(写真Click!)。

このセミナー、実際には、朝9時半から始まっていて、丸一日のスケジュールなのだ。5時半からは、メディア教育開発センターの吉田文教授の総括。ここでの社会人大学院に関して掲げられた問題点は、とても勉強になったし、デジタルハリウッド大学院が持っている基本方針は、間違っていないなと強く感じるものでもあった。

午後7時、一度、東京校に戻り、明日の準備をして、そのまま今度は、飯倉のほうにあるアメリカンクラブへ。ITビジネスの大先輩である藤枝純教さんが、主催するGISフォーラム東京の「ブロードバンド時代のコンテンツビジネスと技術の展望」というフォーラムの懇親会に滑り込む。この時点で、もの凄く疲れていたのだけれど、赤ワインを飲んだら、少し元気になる。いろいろな方と名刺交換をさせていただいた後、懇親会の仲締めということで、日本のコンテンツ産業の動向について、コメントをさせていただいた。

ということで、外出が続く1日、体力が足りない感じ。ゆっくり休みたいのだけど、明日は、大阪だ!

  
Posted by mojosgy at 23:00 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

上田宗央さんが56歳からの起業ということでパーティへ

Click!
午前10時、長野高専の47名がデジハリを見学にきた。ぼくも、なぜデジハリを設立したかということや、クリエーターの仕事について話させてもらった。とても真剣に聞いてくれたことが、うれしかった。

午前11時、パソナを20年支え、上場後には、社長も務められた上田宗央さん(写真)が、新たにプロフェッショナルバンクを起業され、その設立披露パーティへ。56歳からの起業ということで、同じぐらいの世代の方々を中心に、非常に多くの企業家たちが出席するパーティとなっていた(写真Click!)。ぼくは、ボストンにいた89年に上田さんと知り合っている。その頃、上田さんたちは、アメリカにも人材派遣ビジネスを広げていて、ニューヨークやロスアンゼルスで、ご飯をごちそうになったり、家に泊めていただいたりしていた。

2007年、団塊の世代が定年の60歳を迎えるということで、単純に計算すれば、600万人以上のまだまだ元気なおじさんたちが企業を離れることになる。当然、何かを長くやってきた方々だから、仕事での得意技を持っているわけで、その能力を、企業のニーズとマッチングさせて、新たな雇用を産むと共に、年齢を重ねても、自分らしい仕事を続けていける豊かな長寿社会を形成しようという意気込みとのこと。上田さんが同世代に対して持つ愛情みたいなものを感じる起業だ。

国の予算や補助金に頼るのではなく、民間企業が社会的存在意義を明確にして、真剣に事業を取り組んでいくことこそが、日本を元気にする方法だと、あたらめて感じたのだった。

本日、もう一本、Blogアップ予定。

  
Posted by mojosgy at 13:30 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 10, 2004

静岡で矢野さんとキーノートスピーチ

Click!
本日は、午前10時から社員総会の拡大版。今年、デジハリ10周年をなったわけだが、ここ2年ぐらいで入社された社員も多いし、アシスタントスタッフの方も多いということで、デジハリ10年の歴史を、ぼくが一通りプレゼン。

デジハリの歴史を語るには、そもそも何故、デジハリ設立を思い立ったかという最初のきっかけから語らなければならないと思い、今日の話は、1986年から始まるものとなった。パワポだけでなく、昨日、探しておいた96年当時、テレビ番組からの取材を受けたときのビデオ映像なども上映した。その中で、教室の様子が紹介されていたのだが、今のクラスの雰囲気となんら変わることはなかった。ある意味、ぶれずにやってこれたのだと、ぼくとしては、ちょっとうれしい気分になった。さすがに18年の歴史を語るのには50分かかった。

11時半、総会を途中で抜けて、東京駅へ。今日は静岡で、Cafeglobe社長の矢野貴久子さんと「しずおかITフェア」で、キーノートスピーチをやるのだ。お互いに東京では忙しいので、新幹線をいっしょにして、いろいろお話をしながら、1時間で静岡に着く。東京は暖かかったが、静岡は暑いなと感じる陽気。

会場は、グランシップと名付けられている静岡県コンベンションセンター。昨年もこのイベントで、グランシップに来たのだけど、本当に立派な施設だ。キーノートのテーマは「Webメディアから始まる21世紀型ビジネス」。ぼくが聞き役で、矢野さんにCafeglobeでの実例を元に、良質なコンテンツを中心にして、ビジネスを展開していく、いろいろなコツやヒントを教えてもらった。会場からの質問も活発で、帰りの新幹線の時間が迫ってしまった。

タクシーの運転手さんが、裏道をスイスイと通り、午後5時10分発の新幹線に間に合う。帰りも、途切れることなくおしゃべり。東京駅で、矢野さんと別れて気がついたのだが、まったく写真を撮ることを忘れていた。

午後6時40分に東京校に戻る。午後7時に予定どおり、内閣官房・知的財産戦略推進事務局長の荒井寿光さんと同じ事務局の5人の官僚の方々が、デジタルハリウッド大学院の視察にいらした。昨年、ぼくが知財の委員会で参考人として人材育成について述べさせていただいたのだが、その時は設置認可申請中だった大学院の実態を確認したいとのこと。

ちょうど今日は、大学院で3つの授業が行われており、クラスの中に入って、それぞれを見ていただいた。「映像プロデュース」の授業は、現在、テレ朝の木曜ドラマ「黒革の手帖」のプロデュースをしている中山和記教員(写真)の授業も見てもらえた。実践的かつレベルの高い授業をやっていると感じていただけたようだった。

その後、藤本さんが大学院についてプレゼンし、午後8時半まで質疑応答となった。ぼくの持論である、いろいろなメディアをデジタルで串刺しにできる人材育成では、日本が世界の先端を走っているということは、理解していただけたようだった。

道路が全面禁煙となっている千代田区、そして全面禁煙の東京校舎内、今日は、寒くない夜ということで、受講生たちは、裏のお堀に面している非常階段で、蛍族(写真Click!)となっていた。なんだか11月だなんて信じられないね。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 09, 2004

笹原和也さんのオープンカレッジに、若槻千夏さんが登場!

Click!
午前中、さすがに起きれず、午後から出社。夕方まで、明日の社内プレゼンに備えて、PPデータの作成作業。

午後4時すぎから、本日、一階セミナールームで行われるオープンカレッジの準備に入る。オープンカレッジといっても、中身は、まったくいつものとは違う。今日は、CPUメーカーのAMDがスポンサーのイベントという形になるのだ。

ゲストには、ベテランとなったCGアニメーションディレクターである笹原和也さん(写真)。イベントの題名は、「実録!ディレクター戦記」というものだ。笹原さんは、とてもハンサムなのだが、カメラを向けるとヒョウキンな顔をして、なかなか二枚目に撮らせてくれなかった。ということで、写真より、もっとカッコいい人なのだ。

イベント制作会社も入り、いつものと違って、リハーサルと打ち合わせを、たっぷり行った。これには実は理由があった。午後7時、TBS NEWSでアナウンサーをしている松井陽子さんの司会で、イベントが始まった。ナビゲーターということで、ぼくが登場。そして笹原さんが登壇し、トークが始まる。笹原さんの会社アニマ内のビデオも見ながら、CGディレクターの職業や仕事のやり方について、いろいろ語っていただいた。

途中、AMDのデモということで、IntelプロセッサとAMDプロセッサの一番スペックがいいもの同士で、頂上対決なるものを見る。同じアプリを流しての計算時間の差を、2つの画面を見ながら、会場全員で確認。3つほどのアプリを試したのだが、今日のところは、もちろんAMDの勝ちだった。

トークも一段落、2つほど質問を受けたところで、予定どおり8時。そこに、会場には知らされていないゲストが登場。テレビや写真集で、人気急上昇という若槻千夏さんが現れ、トークに加わる。さっそく、笹原さんが用意してきた若槻さんの3DCGモデルを、格闘シーンに当てはめて、モーションを付けて動かす。

使ったのは、例の64bitAMD Athlonプロセッサを積んだacer社のFerrari 3400。ノートPCでも、リアルタイムで3Dのモーションがストレスなくエディティングして、スムースに動きも確認できてしまう。若槻さんも、自分が、KILL BILL並みにアクションするシーンを、とても楽しんでいるようだった。

ノートPCの台湾ブランドとしては、acer社しか国際的に知られていないが、実は台湾は、アメリカや日本からだけでなく、中国へもOEM供給をしていて、ノートPCでは、世界最大の製造国という揺ぎ無い地位を持っているのだ。

さて、最後は、AMD社から若槻さんにFerrari 3400がプレゼントされ、そこを詰め掛けていた報道陣が、駆け寄って写真を撮るという状況(写真Click!)になった。ただし、お客様には、きびしく撮影禁止が出た。ということで、ぼくの写真も、ボケボケの後ろ姿のみ。雰囲気はわかってもらえるかな。さらに会場から参加者が退席した後は、若槻さんのみを残して、マスコミの囲み取材。司会者からは、何度も「ご質問は、本日のイベントに関係したことのみでお願いします」と声がかかる。まさに「ザ芸能界」だった。

笹原さんは、その後も、1階ギャラリーに残って、多くのデジハリ受講生や院生の質問に丁寧に答えてくれた。なんか本当にハートがある人だよね。ぼくは、そのまま校長室に戻り、また、夜中まで作業を続けたのであった。


  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

November 08, 2004

札幌から戻り、普通に仕事

Click!
朝10時、ホテルを出て、JRで札幌駅から千歳空港へ。11時30分のANAで東京へ。東京校に着いたのが、午後1時45分。午後2時からの会議に間に合う。

半年ぐらい、月曜日の午後にやってきた独立してやってきた大学設置関連の会議は、やっと確認事項が大幅に減る状況になってきたということで、水曜日の会議と統合されることになった。

半年以上に渡って、文部科学省への設置申請の準備と申請後のやりとりを実質的にやってきたのは、学校長室所属の楢木野綾子さん(左)とコンテンツ企画室の青木文也(右)さんと、二人のノートPCだ。

二人は、40人以上の教員就任予定の先生たちとの交渉からシラバス作成、全体のカリキュラムの構築と調整、校舎の確保と基本設計、千代田区との調整、文部科学省とのやりとり、大学設置審議委員会への対応、そのすべてに渡る文書作成(たぶんA4で1000ページぐらい)と、そのための膨大なメールと添付書類のやりとり、さらに電話連絡などをこなしてきたわけだ。

ビジネスマンがPCとインターネットを利用して仕事をする現在、一人の人間が仕事ができる範囲も量も、どんどん大きくなっていると言われているが、彼らの仕事を振り返ると本当にそうだなと実感するし、また年齢や経験も大事だが、仕事が成就するかどうかは、熱意だなとも本当に思うのである。

今晩、ほぼ最終的な補正書類を文部科学省に提出したのだが、文書上では、精一杯、デジハリが目指す大学について表現させてもらったつもりだ。最終的に問われる教育の質については、開校後の実態を見ていただく以外にないだろう。

さて、11月4日のBlogで紹介した黒田美帆社長から、「サイト、リニューアルしました」とメールが来た。これまでのサイトは、なんと黒田さんが自ら制作したものだったとのこと。確かに今回のPrincipal Agent Japanは、デザイナーが制作したという感じだ。

さて、黒田さんが、大学院のショートムービー制作プロジェクトのために推薦してくれたのが、高井景子さん。さっそく、船戸賢一監督の「Last File」の主役をやっていただき、撮影も終わった。こういう形で、これからの俳優さんと新人監督が出会っていけるのは、まさに黒田さんが、ベンチャーマインドを持つからなのだろう。

今晩、東京校では、大学院公開授業として「e-ビジネス×コンテンツ次世代プロデューサー・ディレクター入門講座!」の第4回目をやった。本日の講師は、デジハリのスクールでも昔から教えていただいていて、今年からは大学院の講師もお願いしている東北芸術工科大学の斎賀和彦さん。

今日は、さっそくApple社の最新ツールMotionで制作した映像を見せてくれた(写真lick!)。リアルタイムで、いろいろなパーティクルが出てきて、ビデオと合成。簡単で強力なツールというのが、最近の傾向だね。

この大学院公開授業、まだ2回あるので、興味のある方、ぜひ申し込まれてはどうだろうか? 手前味噌だけど、無料でこれが聞けるって、お得だと思うのだ。

  
Posted by mojosgy at 21:00 Comments( 2 )TrackBack( 1 )

November 07, 2004

札幌校で授業

Click!
朝5時に起きて支度。6時すぎに羽田に向かう。高円寺は、土曜日と日曜日は、快速が止まらないので、各駅停車に乗って新宿へ行き、山手線で品川、そこから京浜急行で羽田空港というルートにした。

予定の便のひとつ前のフライトに搭乗できる時間に着いたので、そのままチェックインカウンターで手続きをして、搭乗が始まっている飛行機に飛び乗った。ということで、午前11時には、札幌校に着いていた。

お昼、札幌は気温11度、夜は4度ぐらいになるとのこと。東京と同じ格好で来てしまったため、このまま夜、歩いたら絶対、風邪をひくと判断、札幌校のすぐ近くのPARCOで、カジュアルなコートを購入。ちょうど秋に着るコートが無かったので、買物する機会としては良かったのかも。

午後1時から「デジタルメディア概論」の授業開始。4時すぎまで、今日もたっぷり3時間の授業となった。授業が終わった後、いろいろな質問があり、楽しかった。その後、下のカフェで、さらに受講生と交流。また、来春、本科入学予定の高専の最終学年の方とも、いろいろ相談をした。

午後8時すぎ、札幌校のプロデューサーの宮本清之(写真中央)さん、1週間前に札幌校の赴任したばかりの石原博美(写真左)さんと、すし屋さんで、ミニ歓迎会。

石原さんは、1年前、東京で採用試験を受けられ、入社後、すぐに京都校に赴任、そして2年目、今度は札幌校と、ダイナミックに拠点を動いてもらっている。デジハリでは、みんな転勤は当たり前。その昔、サンタモニカ校を設立したときも、東京校から女性が2人転勤していったし、3校ぐらいの経験がある人は珍しくない。いろいろな街に住むことが楽しいという石原さんなので、安心だ。

さて、3年前に札幌校設立から、責任者として活躍している宮本さんも、なんと11月中旬からは、福岡校も担当することになった。日本列島の北と南、ちょっと無謀だと思われるかもしれないが、デジハリ周りの業界に聞くと、札幌と福岡を同時に担当する責任者は、たくさんいらっしゃることがわかった。ある意味、両方の都市に共通するという部分があるということなのだろう。

ということで、二人とも、今後も頑張って欲しいものである。最後に、宮本さんが仲良くしている板前さんと記念撮影をしてホテルに戻り、バタンキューとなった。

  
Posted by mojosgy at 23:00 Comments( 3 )TrackBack( 0 )

November 06, 2004

こどもホームページコンテスト表彰式

Click!
午後1時半、車が空いていたので、予定より早く六本木ヒルズに到着。今日は、ここのアカデミーヒルズ49階で、週刊アスキー主催「第4回こどもホームページコンテスト」の表彰式があるのだ。

午後2時すぎから、審査委員長の東大の浜野保樹教授(写真)、週刊アスキー編集主幹の福岡俊弘さん、そして特別審査員の俳優半田健人さんと打ち合わせ。半田さんは、仮面ライダー555で、小学生のお子様を持つ奥様たちに人気とアスキーの方に教えてもらった。確かに、凄いハンサムボーイだ!

午後3時、表彰式が始まる。司会は、月曜日から金曜日の朝の番組「はままるマーケット」でお馴染みのTBSアナウンサー海保知里さん。しゃべりが、とても軽快で、ひょうきんだった。

表彰式には、アカデミーヒルズのスカイスタジオは持ってこいの雰囲気(写真Click!)。グランプリには、賞金30万円。商品もたくさん出たし、子供たちも、父兄の方々も、大満足だったのでは、ないだろうか? 週刊アスキーでは、今後も、「こどもホームページコンテスト」は続けていくとのこと。来年も、ぜひ多くの方に応募してもらいたいものだ。

記念撮影も一通り終わって、ヒルズから御茶ノ水に戻る。土曜日なので、メールも少なく、電話も無いということで、ゆっくりPPで資料作りをする。このノンビリした感じがあるので、ぼくは土曜日の夕方が好きなのだ。

さて、一部で話題になっている本があって、読んだらとても楽しかった。それが、オライリーから出版されているハードウェアハッキング大作戦だ。この本、身の回りの家電製品やおもちゃをデジタル技術で改造して、自分の思い通りにする方法について、実例が詳細に述べられている。元はアメリカの本なので、日本で、できないこともあるけど、面白い。

半田コテを使ったことが無い人には、まったくもって薦められない本だけど、よく物語に出てくるような、電化製品をいろいろ繋いで、凄い道具に仕立ててしまうということが、本当にちょっとした電子回路とデジタルコントロールで出来てしまうことが良くわかる。パソコン自作派には、お薦めかもだ。

  
Posted by mojosgy at 18:00 Comments( 1 )TrackBack( 1 )

November 05, 2004

Flashの天才、Colin Moock氏が講演!

Click!
午後7時からは、マクロメディアの招きで来日したFlashの天才的プログラマーであるColin Moock氏の講演が、東京校1階セミナールームで行われた。

講演の題名は、「Flashの未来はマルチユーザーにあり」、副題が、「ユニファイドコンピューティングがもたらす、人とコンピュータの新しい関係」というものだった。内容は、新技術の解説というよりは、Colinさんのこれからのデジタルコミュニケーションに関しての哲学を聞いたという感じ。

Flashで表現されたマルチユーザーアプリケーションの例は、もう定番化してしまったと思われがちなインターネットに、また新しい可能性を見せてもらった気がした。

Colinさんは、後一ヶ月ほど日本に滞在して、デジハリで、ワークショップをやって、12月にトロントに戻るとのこと。価値あるワークショップになりそうだ。

講演が終わると、会場で売られたオライリーから出版されているColinさんのサイン入りのActionScript関係の本が、飛ぶように売れていた(写真Click!)。とくにActionScriptデスクトップリファレンスは、いつも持ち歩ける大きさとあって人気が高かった。確かに1冊持っていると便利そうだ。

Colinさんは、講演終了後も、受講生や卒業生からの質問に丁寧に答えて、絵入りのサインもしてくれていた。本当にイイ人だった。

マルチユーザーアプリを見たい方は、このBlogにトラックバックしているTadaoh Blogからリンクされているので、ぜひ見てね!
  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 4 )TrackBack( 3 )

NPOエコカフェのサイト制作の依頼

Click!
午後1時から、JETROの方々と校長室で打ち合わせ。海外でも活躍できるコンテンツ産業における人材育成という観点でお互いに協力できる部分について話し合った。

午後2時半から、大学院運営会議。毎週やっているのに、たっぷり2時間、藤本社長も含め、スタッフと話し合うことがあがる。小さくても、ひとつの独立した学校なので、チェックすることや、解決すべき問題も、一通り、大きな学校並みに起きるというわけだ。

最近は、デジタルハリウッドの総合プロコースで、いろいろなタイプのウェブサイト制作をプロジェクトとしてやらせてもらうことが多い。今日も、12月に認可される予定の自然保護系のNPOエコカフェのサイト制作の依頼がきた。

このNPO、ぼくも発起人の一人にさせていただいたのだが、総務省の山崎俊巳さんが中心となって進めてきたプロジェクト。山崎さんは、ちょっと前まで大臣秘書官で、今は総合企画室長ということで、本業でも異常に忙しいはずなのに、こういう活動を、いろいろな人を巻き込んでやってしまう。まさにプロデューサー系官僚だね。

日本には、レッドリストアニマルとなっている絶滅寸前の種が400種以上いるとのことで、それぞれ各地で、地道な活動や研究を続けている団体などとも連帯をしながら、エコ活動を進めていこうというわけだ。ウェブサイトでは、アオウミガメ(写真)の生態について、小笠原からの中継などもしていこうという計画。また、小学校の総合学習にも利用できるコンテンツを作っていきたいと、お話をすればするほど、いろいろなコンテンツが想定できるので、デジハリとしても長く協力させていただくような体制をとりたいと思った。

まずは11月中に、東京校と渋谷校の受講生の方々に向けて、説明会をやることになった。こういう活動は、ぜひ応援したいものだ。対象者の方は、ぜひ参加を検討して欲しい。

午後7時、帰りがけに山崎さんたちに東京校内を見学してもらって、エントランスで、記念撮影(写真Click!・中央が山崎さん)をしたのだった。
  
Posted by mojosgy at 22:00 Comments( 17 )TrackBack( 0 )

November 04, 2004

文科省大学設置実地審査と「やぐちひとり」がかぶる

Click!
午前10時半、大学設置に関して、実地審査があった。2人の委員の先生と3人の担当の文科省の官僚の方がいらっしゃった。審査される立場になるのは、やはり緊張するものである。

12時からは、質疑応答となり、いろいろなご指摘を受けた。ぼくたちとしては、ひとつずつ真摯に受け止めてクリアして行くのみである。また、大学院の途中経過についても、ご報告をさせていただいた。

午後1時からは、実地審査ということで、デジハリ東京校を8階から1階まで、ぼく自身で、ご案内させていただいた。たまたま、東京校は、朝から、今や人気番組となった「やぐちひとり」の収録が行われており、なんと8階セミナールームが楽屋、院生のラボが、収録現場となっており、実地審査とバッティングしてしまった。制作現場と教育現場が重なる状況を見ていただけたという意味では、良かったのかもしれない。

午後2時半、辻静男料理教育研究所の山内秀文所長とミーティング。聞けば、内閣府の知材委員会で日本料理の分科会ができているとのこと。確かに世界での日本食ブームは尋常じゃないところまで来ている。国の知材戦略の中に取り上げられるのも当然だろう。

午後3時すぎ、大学受験系の雑誌社からの取材を受ける。ぼくが、これまで経験してきた取材とは、異なる切り口での質問を、たくさん浴びた。デジタルコンテンツやデジタルコミュニケーションの世界を、もっと高校の先生方や高校生に伝えていかなければと感じた。

午後7時からは、大学院の授業の様子を覗いたりもしながら、普通に校長室で仕事。途中、卒業生で、今はCG制作会社の代表の坂井隆志さんと、制作の打ち合わせ。また、10時過ぎ、院生たちが校長室を訪ねてきて、プロジェクトの発表先の紹介について打ち合わせ。

最近、通常のスクールの受講生、本科生、院生、卒業生など、かなり校長室に来て、ちょっとしたミーティングをすることが増えてきたが、うれしいよね。聞けば、このBlogの影響とのこと。つまり、ぼくが、東京にいる夜は、ほとんど、校長室に篭っていることを、みんなが知るようになったということだ。ということで、本日も篭っている。

さて、午後9時過ぎても、ぼくのいる8階が賑やかだと思ったら、いよいよ院生たちが監督となるショートムービー作りが動き出していて、隣の多目的ルームでは、俳優さんたちが来て、土屋佳緒里監督の本読みが始まっており、セミナールームでは、船戸賢一監督が、女優さんたちのオーディションをやっていた。

さて、この船戸さんの作品に協力しているのは、Principal Agent Japanの黒田美帆社長(写真)。およそ、芸能プロダクション社長には、見えない風貌と若さ。聞けば21歳の早大生とのこと。黒田社長に「芸能界ベンチャーですね!」というと、「そのとおりです」とのお答え。こんな社長なら、所属するタレントさんたち(写真Click!)も、お姉さんとい感じで心から信頼できるだろうな。しかし、どの世界にも世代交代が押し寄せているね。
  
Posted by mojosgy at 23:00 Comments( 2 )TrackBack( 1 )

November 03, 2004

オフ

Click!
本日は祝日ということで、久し振りに完全にオフということにした。1日何も仕事に関わらないというのは、Blogで見たところ、9月5日ぶりみたいだ。

朝から大統領選の行方が気になってテレビを見ていたのだが、そのままウトウトと寝る。午後1時すぎ、息子を連れて遅いブランチを食べに出る。

午後2時すぎ、そういえば、彼が「今年は海にいかないうちに秋になった」と言っていたのを思い出し、天気もいいので、そのまま環八を下り、東名高速で厚木へ、そのまま南下して、茅ヶ崎へ。午後3時半ぐらいには海岸にいた。しばし、波と戯れる息子を見守る。とても暖かかったので、風景はまだ夏の終わりの夕方(写真Click!)のような印象。とても11月とは思えなかった。

夜は、横浜まで戻り、みなとみらい地区で、観覧車を見ながら夕食(写真)。ということで、一日、車の運転をして、休日のお父さんであったのだが、気持ちは休めても、体が休まらないという典型的な状況となったのであった。

  
Posted by mojosgy at 22:30 Comments( 6 )TrackBack( 0 )

November 02, 2004

中央大学理工学部でホームページの審査

Click!
朝、10時、新宿のビックカメラで、足りない消耗品や5mの平らな断面のLANケーブルを購入。その後、いろいろ物色。

そこから、後楽園にある中央大学理工学部へ移動。今日は、ここで、「学生がつくる!!中小企業ホームページグランプリ多摩」というコンテストの最終選考があるのだ。

選考委員長は、情報セキュリティ大学院大学の辻井重男学長(写真)。情報セキュリティ大学院は、デジタルハリウッド大学院と同じ、専門職大学院として、同じくこの4月から開校した大学院だ。これまでの専門学校を運営していた岩崎学園が設立した大学院としても注目された大学院だ。今日、初めて辻井先生にお会いしたのだが、先生は中央大学の教授だったということだった。

このコンテスト、多摩地区では誰でも知っている信用金庫のたましんの長島さんが、地域の大学の文系大学と中小企業を何とか結び付けたいと発想して、中央大学の細野助博教授といっしょに立ち上げたプロジェクトとのこと。確かに、理系の大学と技術系の中小企業というのは、全国でも地元同士で、良く結びつくのだが、文系というのは難しい。そこを、学生が、中小企業へ行き、ニーズを聞き出して、ホームページ制作をするということで、つながりを付けたわけだ。

こういうコンテストは、全国でも、珍しいのではないかと思う。アイデアとしては、たぶん、多くの人が、これまでも思いついていると思うが、実際に遂行するとなると、事務局がとてもたいへんなので、実例を聞かないのであろう。よっぽど、使命感が無いとできないと思うのである。という意味で、50もの中小企業のホームページが出来上がったことは素晴らしいことだと思う。来年も、続けるということなので、来年は、デジハリとしても、なんかお手伝いしようと思う。とうことで、審査は進んでいった(写真Click!)

さて、辻井学長が手にしていらっしゃるのは、いわゆる住基ネットカード。ぼくは初めて本物を見た。ICの部分に暗号鍵が入っていて、これで、実印代わりになったり、パスポートが取れたりとのことだが、まだまだ全国で5万人程度しか持っていないそうだ。認知も足りないので、銀行の窓口で写真の無い健康保険証が通用しても、写真もあってICもついている住基カードが身分証明書の代わりにならなかったという例があるぐらいとのこと。せっかく背番号を容認したのに、通用するところが少ないって、もったいないという感じだね。

こんな話題になったのは、日本では今晩から始まるアメリカ大統領選。いつかは、すべて自宅のパソコンから、投票ができるだろうというところで、個人認証の問題へと繋がったわけだ。辻井学長は、お立場上、このカードを広めていく側とのこと。ぜひ、活用のアイデアが欲しいとおっしゃっていた。このカードが、住民基本台帳ネットワークシステムと連動して、すぐに利益があるのは、自治体や省庁や国という感じが否めない。個人が500円プラスして、作るカードなので、やっぱりわかりやすい御利益がないと、ぼくたちがこのカードを自治体の窓口で作ってもらうことにつながっていかないだろう。

ただ個人的には、ぜひカードを使ってでも個人認証してもらって、有権者の98%ぐらいが投票する日本国になるといいなあと思うのである。

  
Posted by mojosgy at 20:00 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

November 01, 2004

ユートピアへ行った!

Click!
ぼくは、1年中、ほとんどの土日が仕事が入っているので、基本、月曜日がオフの日になっている。ということで、今日は少しだけ働くことにする。

お昼に東京校に出て、メールチェック。午後1時から3時まで、大学設立関係の会議。いよいよ、詳細の詰めになってきているのだが、まだまだ、後から提出しなければならない予算措置などの数字の根拠など、実際に見積もりがいるのだ。これは算出根拠として、当然なので、まったく前向きにやっているのだが、大学を一つ新しく設立しようというわけだから、いろいろな業者の方から見積もりをいただかなければならず、作業量はなかなかのものというわけだ。

さて、ここからはオフモードの話。とてもオーディオマニアの話なので、興味無い方は、飛ばされたほうが良いだろう。

ぼくは、2年ほど前、久し振りに自分の納得いくスピーカーシステムを組もうと決意。もちろん、とりあえず音マニアなので、単に売っている高級スピーカーを選らんで買うなんていう気持ちは、もともと無い。

まずは、好きなJBLのユニットを集めていくことから始まる。当然、集めるのは、70年代までのアルニコ磁石のユニットである。幸い、お茶の水には、オーディオユニオンがある。ここに中古ハイエンドオーディオのフロアがあり、時々、見に行っては、ユニットが出ていて、状態が良いものであれば、その場で押える。ユニット単体で出ることは、けっこう少なくて、もちろん、週に一度、ランチの帰りに覗く程度なので、まさに巡り合い。

今回、最初は、ぼくに言わせると小型、今の常識では中型ぐらいのスピーカーを組もうと2WAYで考えた。まず、手に入ったのが、ドライバーのLE85、なんとオリジナルの箱付き。もちろんLE85には、ホーンが必要なのだが、HL92が出てきた。これは山水が輸入していた頃のもので、山水のテープが貼ってある箱が付いてきた。HL92は、プラスチックの音響レンズが付いているのだが、これが綺麗な中古は、なかなか無いのだ。

そして1年ほど前に手に入れたのが、38cmウーハーの130A。実は、25年前に組んだ時の136Aも2本持っているのだが、これは東京校のセミナールームで鳴っているのだ。これで、2WAYのシステムは組めるということで、インターネットで探して、JBLの往年のネットワークLX80を手に入れて、これで、ついに箱を探す段階になった。

そこで、びっくりすることに、日本からスピーカーエンクロージャーのメーカーが、ほとんど消えていたことに気付く。その昔は、独自でスピーカーの箱だけ作って、普通にオーディオ店に卸しているメーカーが、かるく数百はあったのだが。そして、ぼくが、ここなら、良さそうだと思ったのが、横浜にあるユートピアだった。ということで、しばらくは、オーディオ店などで、ユートピアの製品を見つけ、その仕上げの良さに感心。

その間に、近頃の24bit192KHzなんていう、CDをはるかに上回るデジタルフォーマットに対応しようという気になり、ここで3WAYに変更。これも、なかなか出ないツイーター077を手に入れる。さて、3WAYになると、実際、3つの周波数帯域に分ける2つのネットワークが必要になり、このへんの音の劣化は、かなり気になる。ということで、さらに計画はアップグレードして、なんと3WAYを、ぜんぶバラバラのマルチチャンネルでやることに決断。これって、つまりパワーアンプが、6つ必要になるわけだ。

これについては、アキュフェーズに5.1チャンネルでも、ある程度、良いパワーアンプを求める層を対象に、なんと一つの筐体に6つのパワーアンプが入っている、PX-600というモデルがあって、この中古を探すことにした。ぼくは、昔からアンプ類は、中古を買う。何故かと言えば、オーディオ製品全体に言えることだが、製品が発表されて数年で、評価が落ち着く。評判の良いものは、ある程度、個数が出る。するとしばらくして、程度の良い中古も出てくるのだ。ということで、評価の高い機材が、手が届く値段で出てくるというわけだ。また中古価格は、ちょっと筐体に傷があったりすると、ちゃんと安くなるのだけど、そんなこと、ぜんぜん音に関係ないわけで、ぼくは気にしないほうなのだ。

そして、オーディオユニオンに出たPX-600を、数日前、押さえた。これから、マルチのためにチャンネルデバイダーの出物を待つわけだが、いよいよ、機が熟してきたので、今日は、横浜のユートピアを訪ねたのだ。

午後4時に着いたら、前川克行社長(写真)が待っていて、直接、いろいろ教えてくれた。1階の手前は事務所なのだが、その裏は、町工場という感じで、かなり高度のメンテナンスができる状況。2階は、倉庫なのだが、信じられないような50年代あたりからのビンテージスピーカーユニットが、棚に大量に並べてあった。最近もアメリカから、どんどん入ってくると言う。さらに良くみれば、名真空管アンプも、ゴロゴロしている。凄すぎる。

3階の試聴室(写真Click!)で、前川社長の35年のキャリアから得たスピーカーエンクロージャーに関する哲学みたいなものをお聞きしながら、いろいろなタイプの箱を聴く。横には、ワシントンの富豪が亡くなってオークションにかけられたという純白に金の縁取りがあって足などがロココ調になっているJBLパラゴンがあった。この音も聞かせていただいた。

その後、さらに奥に積み上げられている数々のビンテージスピーカーシステムを見る。タンノイ、JBLの初期のシステムはもちろん、なんと50年代にALTECが最初に発売したというスピーカーシステムまであった。こんなに凄いものがあるのに、なんか売りたいという様子が感じられないのも凄い。いやはや、あるところには、あるのだなと。ビンテージをオリジナルのまま欲しいという方、早く譲ってきてもらったほうが良い。

ぼくは、ぜんぜんオリジナル派では無いので、前川社長が考案した箱に、どのように、ぼくが好きなスピーカーユニットを取り付けるかとか、まずは第一段階の相談をして帰ってきたのだった。まさに、ユートピアに行った感じだった。

午後6時半に東京校に戻り、普通に仕事。今日は早めに帰れそうだ。

  
Posted by mojosgy at 21:00 Comments( 2 )TrackBack( 1 )