October 31, 2004
大学院入試で面接官をやる
午前9時、東京校の前のスタバで、朝食。今日は、大学院入試の日だ。ぼくは、9時20分からの自己プレゼンテーションの面接官となる。 デジタルハリウッド大学院の志望者は、そのほとんどが社会人ということがあり、大学院に通う環境を整えるのに、それなりに時間が必要な方が、ほとんどだ。職場との調整、家族の理解、経済的なこと。さらに修士号を取った後のビジョンなどなど。 ということで、デジタルハリウッド大学院の入試は、まだ3回ほど予定されていて、環境が整った方から、順番に受けていただいているような形だ。もうひとつ、入試では、グループディスカッション、自己プレゼンテーション(面接)、そして筆記試験と、時間がかかることをやらせてもらっていることと、必ず、ぼくと藤本さんが全員と面接するというのが基本なので、とても、いっぺんには、入試を行うことができないという事情もある。 さて、面接には、毎回、もう一人、教員が面接官となるのだが、本日は、三淵啓自先生(写真)にお願いした。三淵さんは、ウェブコンセプツという技術が強い会社を経営しているのだが、たくさんの時間を割いて、大学院の教育に尽くしてくれている。また、大学院で新たに研究プロジェクトも立ち上げて、院生を引っ張っていってくれている。 またグループディスカッションの評価には、川井拓也先生と内田康史先生が当たった。 これまでの世の中の常識では、忙しい実務を持ちつつ大学や大学院で教える先生が、どの程度、教育現場に貢献できるのかと心配をされる。ぼくは、それは、つくづく、人によるものなのだと感じる。ぜひ、実務家教員というキャッチに押し込めて、語らないで欲しいと思うのである。そういう意味では、本当に素晴らしい方々に、大学院の先生になっていただけたと、大学院開校から7ヶ月となって思うのである。 さて、最近は、毎日、大学のほうの受験検討者の方が、見学と説明を受けに東京校にいらっしゃる。父兄の方との来校も多いが、父兄からすれば、デジタルハリウッド大学なんて、聞いたこともないし、コンテンツ産業といってもピンとこない方が多いのではないだろうか。 考えて見れば、通常の新設大学は、確かに産業界での認知もゼロ、卒業生ゼロというところから始まるし、開校して最初の卒業生が出るのが4年後ということで、なかなか受験生やそのご父兄が、入学を希望するというという気持ちになるのが、たいへんなのかもしれない。 そのことから考えると、デジハリは、結果的に、まったく逆の歴史を辿ったといえる。まず10年前に株式会社として始めたスクールは、集まった方がほとんど社会人ということで、数ヶ月後には、もう卒業生が業界で働き始めていた。その方々が、立派に仕事を遂行されることにより、徐々に業界内で認知も高まると共に、さらに多くの方がデジハリを利用され、気がつけば、全国で3万人の卒業生となり、今や、卒業生からの後輩を欲しいという求人が、もっとも多いという状況まで来た。 そこに大学院が設立され、来年3月には、もう最初の修了生が出るのである。来年、デジタルハリウッド大学が開校できたとして、入学された方々が、卒業する時には、すでに5期分の大学院生が修了しており、通常のスクールの卒業生も、さらに2万人程度増えているのである。 ということで、5年後を想像するに、新卒で、コンテンツ産業に飛び込んでくるデジハリ大卒業生は、一期生なのに、多くの先輩たちに、可愛がられることになるはずだ。そう思うと、なんかうれしくなってくるのである。 さて、大学のほうでは、実技を教える予定のほとんどの先生が、すでに長い期間、これまでのデジハリのスクールで、受講生から絶大な支持を受けてきた先生たちである。今日も、人気のイメージビジュアルデザインの南雲治嘉先生が、名物の講義(写真Click!)をやっていた。なんか、いつも元気をもらえる授業なのだ。 さて、今日は、日曜日なので、少しは早く仕事を切り上げるつもりだ。 |
October 30, 2004
「おとなのイカス!バンド天国」に親友が出演!
午後5時からは、サムライ魂という森田健作さん司会のテレビ東京の番組のコメント撮り。今回、番組で取り上げるのが、デジハリでは、お馴染みのヤッパ社長・伊藤正裕さん。彼が会社を設立したのが、17歳の時、現在21歳。まさに末恐ろしい実業家だ。 トップ営業で自動車業界を中心にWEB3Dをどんどん推し進めて、ヤッパは急激に大きくなっている。ということで、デジハリの卒業生は、累計で数十人がヤッパに入社している。デジハリには、ヤッパの技術を伝授する専用コースも、ときどき開講するぐらい良い関係を持っている。そこで、ぼくからのコメント撮りということになったようだ。 ちょうど最近、次世代リーダー養成塾という、この夏に実際に全国から選抜された優秀な高校生179人について、2週間合宿形式で行われた塾での講演録を読んだところだった。トヨタ自動車の奥田会長らと共に、21歳の伊藤正裕社長の講演録も入っているのだが、この内容が凄い! こんな話を聞いた高校生たちは、きっともの凄く触発されたに違いない。マハティール・前マレーシア首相の講演録も入っていて、この本、お薦めだね。 午後6時45分、ぼくは、丸ビルの中にいた。今日はなんとここで、おとなのイカス!バンド天国のイベントがあり、そこに、高校からの親友である鈴木匠(写真)率いるデューセンバーグが出るのだ。司会は、デジハリと関係の深いサンプラザ中野さん。これは見ないわけにいかないというわけだ。 本日は、決勝ということで、4組が参加。どう見ても50歳以上のバンドマンが多かった。そんな中、丸ビルの客層とは、まさに場違いなデューセンバーグが登場。普段の十分の一ぐらいの音量で、もちろんLed Zeppelinを演奏(写真Click!)。Robert Plantの声が、あの丸ビルのおしゃれなアトリウムに響き渡り、John Bonhamのドラが荘厳に鳴り、John Paul Jonesの正確なベースが着実にうねりを作り、そこにJimmy Pageのテルミンの隠し味まで登場。もう完全に無形文化財の域の演奏だった。ちょっとギターの音が小さくて、残念だったけど。 演奏後、匠くんが、ギター歴40年と答えたら、サンプラザさんがびっくりしていた。ぼくが彼と知り合った16歳の時、すでに彼はJimmy Pageを完全コピーしていたから、それから35年。しかし、写真見ても、ミュージシャンは、年齢不詳だね。 さて、昔、読んだ筒井康孝さんの作品で、未来の日本で60年代の影響を受けたサイケ爺さんと婆さんたちが、原宿でやりたい放題のさばるというのがあったことを、ちょっと思い出す。正確なところを、筒井ファンの方、教えていただきたいのだが、とにかく、その話が現実化していると感じた。ぼくもそうだけど、バンド活動を再開している親父たちは、日々、この日本に増殖しているのだ。そして、その世代の人口も一番多いのだから、若者文化に媚びた番組より、これからはシニアに向けた番組のほうが、視聴率稼げるはずだね(笑)。 と、なんだか、満足したところで、仕事は待ってくれないということで、東京校に戻り、いつものごとく原稿打ちに入るのであった。今日も午前様かな? |
東京国際CG映像祭で、デジハリ作品を流す
朝9時半に起床して、ケータイで今日のスケジュールを確認したら、なんと!、9時半に六本木ヒルズ49Fのアカデミーヒルズに集合となっていた。今日は、ぼくがパネラーで出る東京国際CG映像祭なのだが、講演は午後1時半からなので、すっかり11時にいけばいいものと思い込んでいた。 ということで、結局、11時にアカデミーヒルズに到着。「Indies CG Movies」というお題のこのパネルのコーディネーターは、小説家としてもゲームやアニメの原作者としても有名なGTV代表・渡辺浩弐さん(写真・中央)。そしてパネラーは、「アニマトリックス」のプロデュースを手がけたコミック・ウェーブ代表の竹内宏彰さん(写真・左)とぼくだ。 初日の今日は、ファイナルファンタジーVIIの公開前の映像が見られるということで、実は、チケットぴあに出したチケットが10分で売り切れたという、全部の東京国際映画祭関連の中でも、もっとも早いSold Outのイベントなのだ。というわけで、トップバッターのぼくたちが、登壇する頃には、400人以上のお客様で満席。すでに一部、立ち見という状態(写真Click!)だった。 前半1時間が、CG作家という分野が成り立つ要因を、「星の声」と「スキージャンプペア」のプロデュースという立場から検証。後半1時間は、最近の注目すべき作家たちによるCG映像を見ながら、解説という流れだった。 デジハリ関連では、最後に、デジハリ内2003年度のグランプリだった「あかね雲」、そして、なかなか通常のメディアでは流せない幻の「打つ娘さゆり」、最後に、Fairlifeプロジェクトから生まれた「永遠のともだち」を流した。どの作品も、とても受けていて、うれしかった。 そのまま会場にいて、FFまで見たかったのだが、午後5時から、取材が入るとのことで、急遽、東京校に戻ったのであった。つづきは次のBlogで、、、 本日、もう一本、Blogをアップ! |
October 29, 2004
東京国際映画祭・レディージョーカーを見る!
本日は、9時半から、取締役会。関係会社の決算などが主な話題。その後、いくつか内部の軽いミーティング。3時半からは大学院運営会議。 そして、午後6時に渋谷の東急文化村オーチャードホールへ。今日は、東京国際映画祭の特別招待作品であるレディージョーカーを見るのだ。 このレディージョーカー、実はオフィシャルサイトを東京校のOJTプロジェクトとしてやらせてもらっている。30名以上がかかわる大きなプロジェクトになったのだが、今日は、お揃いの「レディージョーカー」ロゴ入りウィンドブレーカー(写真)を着ている取材班が、オーチャードホールに張り付き、レッドカーペットを進んでくる渡哲也さんら舞台挨拶をする俳優さんたちを撮影。これも、今後、サイトにアップされるわけだ。 レディージョーカーは、ビール会社が、ひとつの舞台になっているのだが、その取締役会のシーンには、ユニチャームの高原慶一郎さん、ナムコ会長・日活社長の中村雅哉さんが、カメオ出演。さすがに本物の素晴らしい経営者なので、後ろ姿からもオーラが出ていた。 オーチャードホールは、ぼくが1986年に、コンピュータシミュレーションで音響設計をやらせてもらったホール。ヨーロッパの音楽専用ホールを目指して設計したので、さすがに映画だと残響が長すぎて、言葉の明瞭度が落ちる。と、つい技術者魂が目を覚ます。 見終わったところで、レッドカーペットのところで、デジハリ取材チームを記念撮影(写真Click!)。なんと、今日から、オフィシャルサイト、リニューアルということ。ぜひ、みなさんも、レディージョーカー・オフィシャルサイトをよろしくね。 そのまま高円寺に戻り、最近オープンしたペルシャ料理屋で、夕食を食べた。在日歴13年というオーナーシェフは、このお店を開くため、一時、帰国して、食材のルートを作って、直輸入でやっているとのこと。日本ではお目にかかったことの無い食材を、高円寺値段で食べさせてくれるた。こういう店を見つけるとうれしいね。 |
October 28, 2004
半休、そしてSkypeユーザーになる!
今日は、オフ予定だったけど、半休ということにした。ということで、午後4時に出社。それが、半休とつっこまれそうだが、ぼくとしては、6時間分休んだという感じ。4時出社でも、後8時間は、最低、仕事をするのだから、やっぱり半休である。 今日は、溜まっていた原稿締め切りを越えている文章をとにかく打つ。こういう元々、休みとして確保しておいた時間じゃないと、まとまった文章は打てないのだ。 と、いいつつも、合間に試すものとして、世の中に凄く遅れていて、恥ずかしいのだけど、今やぼくの机の上の主のような顔をしているFerrari 3400に、かのIP電話ソフトであるSkypeをインストール(写真)したのだ。存在は知っていたのだけど、校長室のメインPCが、Macなので、ベータ版のような状況のMacOSX用は試していなかったのだ。インストールと登録は、噂どおり本当に簡単だった。 ちょうどlivedoor Computersにも、Skype社CEOのニコラス・センストロム氏のインタビューが出ているんだね。これも、今日まで知らなかった。ちょっと、世の中に遅れ気味だね。 さっそく、都内の友人に電話をしたところ、あっけなく繋がる。デジハリのファイアウォールは、それなりに設定しているわけだが、ユーザーがなんの設定をすることなく、抜けてくるのだから、ちょっと感動。時間遅れは感じないし、音質もかなり良い。 社内にも、すぐにユーザーを増やす。サクサク氏のノートPCにもインストール。さっそく試して、これ5人まで同時にしゃべれるので、社内コミュニケーションに使えるねと納得。その後、いろいろな人と試すが、ぼくの感覚であるけど、CPUパワーが高いPC同士で、しゃべった時が、遅れもないし音質もイイ感じがするのだけど、これって思い込み? Skypeユーザーの方、教えてください!!! このSkype、これからは、正式にlivedoor Skypeとして日本では展開するわけだね。このへんの提携の早さは、素晴らしいね。 なんて、つい時間を使ってしまったということで、あわてて、原稿打ちに邁進したのであった。明日、早いので、本日は、午前1時には帰りたいね。 |
October 27, 2004
マクロメディア本社のHuntさんが来校
朝10時すぎ、再度、TIFCOMに参加。会場を見ている間に、またも地震。六本木ヒルズ森タワー40階、ちょっと揺れを感じる程度。しかし震度3を感知ということで、自動的にエレベータが一時ストップとのこと。 海外から映画やテレビドラマの売り込みに来ていた方々は、不安そうな顔。地震に慣れてしまっている日本人の感覚が、安全面では問題なのかなと、ちょっと思う。「すしあざらし」を手がける有限会社ミヤチのブースで、宮地社長に話を伺ったら、海外のバイヤーと数字を含めてライセンスの話が詰められたとのことで、ビジネスに繋がったと喜んでいらした。 午後2時、東京校に戻り、2時半からは、来年の本科の自己推薦の面接。4人の方と会った。午後3時半、校長室でプロダクションI.Gの水谷さんと初顔合わせ。いろいろとお話を伺った。具体的に面白い動きを作れそうだ。 午後4時半、全世界のmacromediaの営業のトップであるDon Huntさん(写真)が来校。今後もさらなる協力関係を築くことを約束し、校内を見学していただいた。 午後5時半から、ちょっと遅れて定例のプロデューサー会議に出席。報告事項を聞く。 午後7時からは、マクロメディア社のCTOである田中章雄さんが、東京校セミナールームで行ったオープンカレッジに登場(写真Click!)。今日の題目は「Flashクリエーター進化論」。田中さんが、ブックマークしているFlashによる新しい表現を試しているサイトへ行き、ぼくが聞き役となって、いろいろと解説をいただいた。 田中さんが、紹介してくれたサイトは、ストーリーと演出が優れたものばかりだった。後でURLをいただく予定になっているので、そのときは、またBlogで紹介するつもりだ。会場に詰め掛けた受講生からは、新たなFlashの魅力を見ることができたと、たいへん好評だった。 また、11月5日には、Flashプログラミングの権威であるColin Moockさんのセミナーも、デジハリ東京校で行われることになっている。こちらのほうも楽しみだ! 午後9時半から普通に仕事。今日の終了は午前2時の予定。 |
October 26, 2004
夜8時から、JAPAのスペシャル・オフ会
今日、2本目のBlog。午後8時から西麻布で、日本ポップカルチャー委員会、通称JAPAのスペシャル・オフ会。 ちょうど東京国際映画祭の期間ということで、普段、アメリカに住んでいて会えない数人の委員が来日。ということで、急遽、オフ会となった。今日は、雨のせいか、いつものオフ会で現れるアーティストたちの参加が少なくて、業界、怪しいおじさん系がたくさん集まる会となった(写真Click!)。 映画祭から抜け出して、昨日、Blogで紹介した事務局長の境さんも参加してくれて、全体の状況を挨拶がてら、みんなに報告してくれた。17回を迎えた映画祭を変革させるために行った、大きな試みは、ほぼ成功とのこと。素晴らしいね。 30年前にサンフランシスコに渡ったという堀淵清治さんにも初めて会うことができた。堀淵さんは、18年前から、日本の漫画、アニメはアメリカで売れるはずだとVIZ社を設立。ついに少年ジャンプのアメリカ版を発行するに至った方だ。また、売れている漫画の世界とは別に、日本映画をアメリカに紹介するビジネスも手がけていらして、まさに日米の架け橋になっている。「何か、いっしょにやりましょう!」と声をかけていただいたのだった。 ここ数年、急に日本のコンテンツが世界で注目されているという報道や、また内閣府や経済産業省、総務省の政策にも、そのことがはっきりと予算措置として現れるようになったが、ちゃんと、昔から地道にやっている方は、実はたくさんいらしたのだなと感じる。 いろいろなイベントで顔見知りではあったけど、ゆっくりお話をしたことがなかったDavid d'Heilly(写真)さんは、東京を基点にアメリカ、ヨーロッパを飛び回るキュレータだ。つい先頃も、ストックホルムで、日本の現代アートを紹介する一ヶ月にも渡るイベントを仕切ってきたとのこと。Dvidさんの話を聞いていても、日本のアーティストたちの表現が、世界的にとても注目されていると感じる。 午後10時半まで、オフ会があり、その後、ぼくは麻布十番のenyenに行き、このギャラリーカフェバーを設立し運営しているスタジオeスペースの両角さんと、夜食を食べながら、打ち合わせをしたのであった。なんか、今日、一日、またもたくさんの方に巡り合えた。 |
アイトピアおかやま映像グランプリ事前審査会
朝11時、SOHO domainという7年ほどの歴史がある情報誌からの取材。7周年記念の特集記事の中で、ぼくのコメントが使われるのだそうだ。記者の方との話も盛り上がったが、カメラマンの方とは、最後にデジタルかフィルムかという話に。印刷とのからみで、やはりフィルムがまだ良いとの見解。この件については、いろいろな写真家の方々と話てきたが、何を撮るかということと、最終出力が何かによって、大きく違うという感じだ。 午後1時半、永田町にある都道府県会館で、第3回アイトピアおかやまデジタル映像グランプリ事前審査があった。もう3年続けて審査をやっているので、お馴染みの審査員の方々と和気藹々と審査が進む。 審査委員長は、丸山茂雄さん(写真)。元ソニーミュージックエンタテインメント社長で、ソニーのアドバイザーという肩書きも持っていらっしゃるが、現在は原点に返るという意気込みで設立された247みゅーじっく社で、沖縄の若いアーティストの発掘とプロデュースを手がけていらっしゃる。いつもブルージーンズで決めていて、カッコイイ方なのだ。 後のメンバーは、CGプロデューサーの草分け河原敏文さん、日本POPカルチュア政策の中心人物・中村伊知哉さん、そして地元岡山県立大学の嘉数彰彦教授、そしてぼくだ。このグランプリ、全国規模のものなのだが、岡山県内からの応募が多い。今年は、「海」というテーマだったので、瀬戸内海でロケされたものが多かった。 このグランプリの特徴は、制作者の年齢層が、非常に幅広いというところだ。大学生からシルバー世代の方まで、みんな素晴らしい映像作品を応募される。本選は、11月23日午後、岡山県立美術館で行われる。審査員が全員、壇上に揃って、公開審査となるところが、このグランプリのダイナミックのところなのだ。 午後4時半、東京校に戻り、通常業務に戻る。 本日は、夜にオフ会があるので、そのことについて、もうひとつBlogをアップ予定だ! |
October 25, 2004
TIFCOMに参加!
お昼前に出社。コンテストの審査の続きを行う。午後2時から、大学院への調査の対応で会議。特区を利用して株式会社が大学院を作ったということで、その状況についての質問が、千代田区と文部省から来たのだ。関係者で回答作成を淡々と進めた。 午後4時前、六本木ヒルズへ。ここは、東京国際映画祭のメイン会場のひとつにもなっているのだが、40階のアカデミーヒルズでは、今日からTIFCOMが開催となったのだ。 TIFCOMは、Tokyo International Film & Contents Marketの略。世界のメジャー映画祭なら必ずあるB2Bのマーケットを、今年から東京国際映画祭が持つことになったわけだ。 会場には、84社の出展があり、簡単に囲われたブースの中で、それぞれ、思い思いに映画やアニメやドラマのポスターを飾ったり、映像を流したりしている。改めて、日本が世界、とくにアジアに売ることができるコンテンツをたくさん持っているなあと再認識。また、アジア各国からも出展があり、インド(写真Click!)からもブースが出ていた。 ここで面白かったのは、どのブースにも、男性と共に20台後半から40台前半ぐらいの年齢の女性がいて、その方々が、ベラベラ英語で、どんどんプレゼンや交渉をやっていたことだ。コンテンツマーケットって、これから、ますます英語が大事なのだが、日本の女性にそれだけ、帰国子女や留学経験者が多いということなのかなとも思った。 東京国際映画祭のジェネラルマネージャーの角川歴彦さんも各ブースを回って、声をかけていた。ぼくも、大学院の状況などを報告した。また映画祭の事務局長として、まさに今回、奔走している境 真良さん(写真)とも、いろいろお話をする。まずは金曜から日曜の幕張での「エンタマ」が、かなりの集客ができたということ。そして、このTIFCOMにも、ぞくぞくと業界人が詰め掛けているということで、新しい東京国際映画祭の形が出来たのではないかと、おっしゃっていた。 みなさんもGoogleで引いていただけば、わかるのだが、今、東京国際???祭というのは、東京中でいっぺんに、ここ数週間でやっていて、本当に映画好きには、体がいくつも欲しいという状況になっているのである。まだ今月中、いろいろな祭が続くので、ぜひ、チェックして、どこかに参加されるといいのではないだろうか? という、ぼくも、今週の土曜日は、アカデミーヒルズ49階で、東京国際CG映像祭のトークに出演する予定だ。まだまだ、映画祭WEEKは続くのだ。 さて、午後7時前に東京校に戻り、そのまま仕事。午後10時以降、残っていたコンテストの審査を再度開始。午前1時半に終了。ちょっとお疲れ様だった。 |
October 24, 2004
オフのはずが、、、
October 23, 2004
土曜日は、大学院ゼミ
本日も、幕張メッセでは、東京国際エンタテインメント2004が、行われている。2日目からは、一般公開ということで、若い人達や家族連れが、たくさん会場に訪れているとのこと。ぼくも見に行きたいところなのだが、今日は、大学院ゼミが集中する土曜日なのだ。 お昼に、総合プロコースの方が、校長室に訪ねてきて、相談ごと。後、課題に使いたいということで、ぼくの写真を撮っていった。有り難いことだ。新しく校長室にやってきたAMD搭載のFerrari 3400モデル(写真)も、だいぶ部屋に馴染んできた。 午後1時から、いつものように杉山ゼミ。今日は、来年からゼミを持っていただく元・ニッポン放送の西尾さんが見学にいらした。しかし、そのままゼミの議論に参加していただいた。西尾さんは、デジタル化を本格的に進めれば、それはエコロジーに繋がるという考えを持っていらして、それを「デジコロジー」と名付けている。その考えには、ぼくも大賛成だ。3時半まで、時間をオーバーしてゼミを続けた。 東京校では、来年の春の本科入学試験もあった。第一回としては、多くの方に受けていただけたようだ。 夕方、ぼくの隣の部屋では、畑中ゼミが始まった。今日のゲスト講師は、JIVEという会社を設立された藤田誠さん。イマジネーションをフルに働かせて、インターラクティブにストーリーを、その場作るゲームを、院生としていて、ゼミがとても盛り上がっていた(写真Click!)。いったい、この半年間、デジタルハリウッド大学院には、どれほどゲスト講師が来てくれているかと思うと、ほんとに凄いなんて、思っていたら、何度も地震。台風が去って、今度は地震。天変地異という感じだね。 そんなことを思いながら、校長室に篭って仕事を続けた。 |
October 22, 2004
東京校でクリエーターズオーディション開催
夕方7時から、東京校でセミナールームで恒例のクリエーターズオーディション。今日のオーディションには、東京、渋谷、横浜から10人が卒業制作をプレゼン。さらにOJTでのプロジェクト2組、中間発表1組のプレゼンがあった(写真)。 最初の挨拶をさせていただく頃には、会場は満席(写真Click!)。なんと企業の方は45社69名の参加、その上に受講生が111名も参加とのこと。 作品は、どれも質が高くて、うれしかった。プレゼンも2週間練習したということで、みんな自分のサイトの良いところを、短時間で訴求していた。ということで、公開となっているサイトの中から、3つほど、ここで紹介したい。 日本のハーモニカプレイヤーの第一人者 Hero Nishimuraさんのオフィシャルサイト。 実際にブルースハープの演奏が聴けるプレヤー機能を作りこんでいる。もちろん演奏自体最高だ! 新技術や素材が提供されているNew HEAD Worksという個人サイト。今は、彼の中では、QRコードが旬。パソコン画面の表示からQRコードを読み取れば、コンテンツがケータイに落ちる仕組みが良かった。 渋谷校のプロジェクトチーム制作のイブラヒムおじさんとコーランの花たちのオフィシャルサイト。この映画、「アラビアのロレンス」の名優、オマー・シャリフが主演。東京国際映画祭の招待作品となり、これから公開。サイトでは、イスラムの世界についての知識や主人公たちが住んでいたパリの街についても知ることができる。 半年間の学習の成果として見たら、びっくりするようなレベルだと感じた。その後、午後9時すぎから、3階セミナールームで懇親会。受講生や企業の方々と歓談。午後11時にお開き。午前2時すぎ、眠いなったので、帰宅。 |
「エンタマ」ビジネスデーで、幕張メッセへ
朝、6時半に起きる。8時に家を出て車で、幕張メッセへ。本日から東京国際エンタテインメント2004だ。一日目の金曜日は、ビジネスデーということで、基本、コンテンツ産業界の人達が集まる。 デジハリもブースを出しているので、さっそくブースを訪ねる(写真Click!)。午前中ということもあって、人が少ない。それならと、ゆっくり会場を見てまわる。コミック、テレビアニメ、ゲーム、映画、それぞれに、自信のあるコンテンツを前面に出していて、じっくり見ると、いろいろ発見があった。息子が嵌っているケロロ軍曹(写真)に会えた。 午後1時からは、隣の幕張プリンスホテルで、オープニングパーティ。東京国際映画祭のゼネラルプロデューサーである角川歴彦さんらが挨拶。経団連でのエンタテインメントコンテンツのまとめ役であるエイベックスの依田巽さんが、乾杯の音頭をとった。 パーティでは、今朝、デジタルハリウッド大学院での様子が、NHKおはよう日本で紹介されたので、いろいろな方から、見たよと声をかけられた。 午後2時半、パーティから、再びメッセの会場内に戻る。ビジネスデーということもあり、デジハリのブースには、求人やインターンシップの問い合わせを多くいただいた。有り難いことだ。午後4時半、人がだいぶ減ったところで、メッセを出て、東京校に向かう。途中、レインボーブリッジで大渋滞。しかし、お陰で、海側から東京の夕景を、ゆっくり楽しむことができた。 本日分、Blogは、もうひとつアップ予定。 |
October 21, 2004
オフ、ニューヨークフィルを見る
本日は、オフ。2ヶ月ぐらい休んでなかったような気がする。というわけで、午前中、ヤンキースとレッドソックスの最終戦の様子を見る。最後までは、見ないで、やり残した仕事を片付けに、お昼過ぎに東京校へ。 明日から、幕張で「エンタマ」があるので、しばらくデスクワークができない状況となるので来たわけだ。 午後3時に会社を出て、髪の毛を切りに行く。毛も薄くてモジャモジャのぼくだけど、長年、付き合ってくれている美容師さんが、中野ブロードウェイの北側にいて、そこまで行く。 午後7時、チケットをプレゼントされたので、しばらくぶりにNHKホール(写真)へ。秋はNHK音楽祭ということで、世界から人気交響楽団が来日するのだが、今日は、ローリン・マゼール指揮のニューヨークフィル。席は、2階席の中央後方。ちょっと遠いけど、オケ全体が、とても良く見える。 曲目は、ワグナー「タンホイザー」とドボルザーク「交響曲第9番ホ単調・新世界から」と、まるで小学生のためのクラシックコンサートといえるほどのわかりやすさだったけど、しばらくぶりに生のオケの音を堪能したのであった。 午後10時、高円寺に戻り、イギリス人オーナーシェフのスペイン風居酒屋「ラスメニーナス」へ。いつものように狭いカウンター(写真Click!)のところで食べる。彼の冗談を聞きながら、出されたものをお腹がいっぱいになるのが、ここでのスギヤマスタイル。1時間で、御愛想。 いよいよ明日から、幕張メッセで東京国際エンタテインメント2004だ。デジハリもブースを出す。コミック、テレビアニメ、ゲーム、映画の業界が、境界なく集まるイベントは、世界でも初めてのことかもしれない。業界だけでなく、経済産業省も本気で動いた結果だ。 日本は、それぞれのマーケットが成熟している上に、マーケット規模もそれなりに大きいので、そこだけで、ご飯が食べてこれたという事実がある。そのこと自体、今も変わらないのだが、垣根を越えて融合し、さらに海外へ、まともなビジネスとして権利を守って進出すれば、さらに大きな産業になるはずということなのだ。コンテンツ産業として融合すれば、まだまだ伸びる余地が大きいのだ。と、決意も新たに寝た。 |
October 20, 2004
AMDプロセッサ搭載Ferrari 3400が校長室に来た!
朝10時、世田谷にあるファクトリーに、車検で出していたRVを取りに行く。こちらのほうも車歴12年、丁寧に乗っているつもりだが、かなり経年変化で出ていて、部品の取替えがあった。 そのまま出社。12時から大学設立関係の会議。いろいろなタイプの入試の試験日などが決定された。最近は、口コミで受験生が、学校見学に来ることが多くなっている。 午後4時、AMD社の広報をやっているの方々が、校長室を訪ねていらした。AMDは、フェラーリF1の公式スポンサになっていることでも知られているMPUメーカーだ。彼らがintelに先駆けて開発したのが、64bitのMPU。それを積んだことで、一躍、店頭で売り切れが続出しているのが、まさにフェラーリの赤をまとったacer社のFerrari 3400(写真)。 この真紅のマシンを、デジハリ東京校の広報とぼくが使わせてもらうことになった。acer社も、フェラーリのスポンサとして、パソコンを供給しているとのこと。フェラーリからプロダクトのライセンスを取るのは、非常に厳しいとのことで、このノートPCの細部に、いろいろ拘りが見てとれる。立ち上がる時の音は、なんとフェラーリF1が300キロで目の前を過ぎ去るというようなエンジン音にしている。常に持ち歩いているVaio 505と比べると、とても大きい(写真Click!)。ということで、液晶が15インチというだけでなく、なんでも搭載されているという仕様。ぼくとしては、DVD-R類が全部いけるところが、有り難い。 Ferrari 3400にはセキュリティが強化された感じの最新のXP SP2が載っている。マイクロソフトから64bit対応のOSが出て欲しいところだ。まずはAMDの良さが発揮できるような、アプリやシチュエーションを試していきたいと思っている。さて、そういう意味からも、AMDのイベントをデジハリ東京校で、11月9日に行うことになった。 午後5時から、定例の札幌、大阪、福岡を結んでのプロデューサー会議。午後7時半から、大学の広報系の会議。台風の関係で、東京校の大学院の授業がキャンセル。福岡でも、今年、4日間、授業がキャンセルとなっているということで、スケジュールに支障が出始めている。 しかし、ぼくは、ある意味、台風が来る日本は、有り難い面もあると思っている。21世紀、世界の砂漠化はさらに進んでおり、飲み水の確保がたいへんになる地域が、どんどん増える。中国の今後の発展は、水不足が妨げるだろうという専門家も多い。今に飲み水が石油のような感覚で、世界で取引されるようになるとも言われている。世界から見れば、お風呂やトイレに飲料水を使っているなんて、とても贅沢なことではある。真水を大量に日本に落としてくれるという意味では、うれしい面もあるわけだ。 しかし、台風がもたらす災害に対する対策は、もっとすべきなのだと思う。今年は10個も上陸してしまったが、毎年6個ぐらい上陸するとのことだから、ぜひとも死傷者がでないようにしなければならない。台風に強い国づくりと、天の恵みである水を、もっと有効に使う国となりたいものだ。 |
October 19, 2004
オープンカレッジに「永遠のともだち」の小野修さん登場!
朝10時、大学院の内部教員会があるつもりで出社したら、今日はキャンセルとなっていた。ということで、時間が出来たので、ここ1年間ぐらいで、自動的に溜まっていった知財に関する資料の整理に入った。いろいろな機関からのレポートがたくさん出てくるが、さらに内閣府、経済産業省、総務省からの資料や会議録なども大量になり、いかに今、コンテンツの世界が知財というキーワードで動いているか、再度、確認できた。もちろん資料整理って、つい中身をもう一度読んでしまったりするので、時間がかかる。まあ復習と思えばいいわけだが。 午後2時、オーストラリアのQueensland University of TechnologyのMillerさんとDutstanさんと、デジハリ大学の留学プログラムについて、詳細を詰める。すでに数度ミーティングをしているので、これといって問題はなく基本路線が合意できた。 今日は、火曜日なので、いつものようにオープンカレッジなのだが、本日は、2つ連続でやる。 午後4時半のレギュラー時間は、「文化財のビジュアライゼーション」という題で、キャドセンター・デジタル・アーカイブ・ラボの山田修さんが、レーザースキャナーによる大型の文化財の三次元デジタル化について解説してくれた。レーザースキャンは、ここ数年で非常に精度もパワーも上がっていて、数百メートルに及ぶスキャンも可能になってきている。山田さんは、セミナールームにレーザースキャナーを持ち込んで、実演もしてくれた。 午後7時からの会は、浜田省吾さんたちのプロジェクトFairlifeに参加した小野修さん(写真・右)に来てもらって、彼が、卒業制作「タナバタ」から、徐々に築いていった独特のCGの世界を語ってもらった。聞き役は、ぼくがやらせてもらった。後半は、Fairlifeの「永遠のともだち」の映像のプロデュースをしたデジハリのサクサク氏(写真・左)にも登場してもらって、どのように今回のプロジェクトが行われたか説明してもらった。 CG映像作家として、将来が嘱望されている小野さんの登場とあって、セミナールームは、満員状態。デジハリ大学の受験を考える高校生から、総合プロコース生、本科生、大学院生、一般の方と、これまでに無いほど、いろいろな立場の方々が集まってくれた(写真Click!)。こういうことって、本当にうれしいね。 午後9時すぎからは、校長室にお篭り状態。資料の読み込みと整理を続けたのであった。 |
October 18, 2004
映画「オペラ座の怪人」を見る
午前10時出社。いつも朝、食べないで、午後まで食べない習慣なのだけれど、今日は、なんだかお腹が空いて、午前11時半に猿楽町のムガール・マハールで、野菜カレーを食べる。 午後1時、豊橋創造大学の佐藤勝尚学長が、訪ねていらっしゃる。この前、豊橋創造大学で主催した高校生向けのCGコンテストの審査員をやらせてもらったのだが、そのお礼ということだった。佐藤学長は、実践的な情報技術者養成に、とても力を入れているとのことだった。実際、CISCO SYSTEMS社やORACLE社などとも提携している。しかし、企業が設定した資格取得を目指すということに疑問を持つ教授も多くいらっしゃるとか。最後にデジハリを見学していただき、セミナールームで、今回のコンテストの最優秀作品を持って、記念撮影(写真)となった。 午後4時から、秋葉原ダイビルの入居予定者の第二回の「秋葉原産官学連携懇談会」。東大先端研の妹尾堅一郎特任教授が、クロスフィールドというコンセプトで、入居者同士の連携を作ろうとコーディネーターをされている。 ダイビルには、企業のほかに、東大、筑波大、明治大、東京電機大、公立はこだて大学、稚内北星学園大学、人間総合科学大学などの主に大学院や研究室が進出する予定で、その中にデジハリ大学が入居することになるので、いろいろな交流が産まれそうだ。 会は続いていたのだが、藤本社長に任せて、ぼくは、有楽町よみうりホールへ向かった。今日は、ここで、「オペラ座の怪人」のマスコミ向け試写会があるのだ。 ギャガ・コミュニケーションズの藤村会長からの誘いということもあったのだが、なんと言っても、制作と作曲のアンドリュー・ロイド=ウェバーと監督のジョエル・シュマッカーが舞台挨拶をしてくれるというので、それも楽しみだったのだ。 ぼくら、ロック世代にとっては、1971年のアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲の「ジーザス・クライスト=スーパースター」から始まって、「エビータ」や「キャッツ」など、ずっと、彼の偉業を見て聞いているわけだ。 今でも、世界中で、ロングランを続けるミュージカル「オペラ座の怪人」だけれど、なぜ映画化をしたのか?という質問に、彼は、「まず、いつかは、舞台は閉じるときが来る。そして世界中には、劇場に来たくても、チケットが高くて来れない人はたくさんいる。だから、ぼくは、これを映画という形にすべきだと思ったんだ」(写真Click!)と。なるほどね。 映画の中身については、紹介しなけれど、素晴らしく重厚かつスペクタクル。すでにミュージカルで舞台を見ている方にも、お薦めだし、もちろんアンドリューが望むように、この映画で、「オペラ座の怪人」に出会うのも、とても良いと思う。 東京校に戻って、9時半。そこから普通に仕事。今日は、ほとんど部屋の整理がストップしてしまったな。午前1時に部屋を出た。 |
October 17, 2004
大阪校大学院入試で面接・オーディションは続く
日曜日というのに、朝、早く目が醒める。晴れているし、時間もあるということで、車を出して、長年、洗車でお世話になっている早稲田通り沿いの東京オート洗車へ。朝9時前ということで、空いていたけれど、いつも土日は、とても混んでいる人気店だ。 午前10時、東京校に着き、まだまだ続く本と資料の整理。午前11時、8階会議室のテレビ会議システムをセットして、大阪校と繋ぐ。 午前11時20分から、テレビ会議システムを通じての面接をやらせてもらった。すでに自己プレゼンテーションのパワポを送ってもらっていたので、テレビ会議のほうでは、自己プレゼンテーションをされる方の表情や身振りを見させていただいた。 今日は、教育関係に夢をもっていらっしゃる方が比較的多く受験された。デジタルコミュニケーションのコンテンツで、まだまだ伸びるのが、教育系のものであることは間違いない。若い人達が、高校までの日本の教育を変革しなければという気持ちがあることは、とてもうれしいことだと感じた。 午後1時、終了し、そのまま整理の続き。日曜日ということで、東京校では、授業の他に学校説明会や、本科の対策講座とか、いろいろなことが同時に起っている。大学院生たちも、たくさんの人が出てきて、プロジェクトをやっている。この活気が、デジハリだと思う。 午後4時、昨日の続きで、大学院・山本ゼミが制作するドラマのオーディション。院生の小山さんがゼミ課題で書いた脚本のドラマ化が、イトーカンパニーの協力の元、行えることになり、いきなりプロの世界のレールに乗ってしまった感じ。 ということで、仕事ではこれまで、テレビのドキュメンタリーのディレクターをやってきた小山さん(写真)が、自分の本を監督することになり、監督としてオーディションに臨んだ。応募してきた方々は、もちろん女優志望の若い人達。プロデューサーやイトーカンパニーの方々からも、鋭い質問が飛ぶものの、リラックスした感じでオーディションが進んだのであった(写真Click!)。 山本ゼミからは、今回、4つの作品がドラマ化されることになり、多くの院生が、その制作に関わる。こういうプロジェクトの進行は、エキサイティングだね。 |
October 16, 2004
土曜日なので大学院ゼミ
後期ゼミは、午後1時からということで、お昼に東京校。またもスタバで、ブランチ。 午後1時すぎ、杉山ゼミの面々が集まってくる。ゼミのテーマは、「VR技術のeコマースへの利用」。今日の最初のトピックは、パソコンに繋げて使う匂い発生器。たぶん、この手のものは、いろいろなメーカーの研究機関や大学の研究室で開発がされてきたのだと思う。 現在のところ、ネットで制御できる臭い発生器を、現実に売っているものは、TriSenx社だけのようだ。ScentDomeと名付けられた装置は、20個の匂い成分カートリッジ内蔵、合成できる匂いの種類は2000種類とのこと。ということで、例えば、チョコレートケーキのページをユーザーが開けたら、チョコレートの匂いがするというようなWEBサイトが作れるというわけだ。ぜひ、この装置は手に入れて見たいね。 午後3時すぎからは、ビデオの立体視ソフトで、目の訓練ができるというシステムDr.REXを、院生ラボのテレビに繋いで、みんなで試してみる。いわゆる液晶シャッター付メガネをかけて、右目と左目に映るビデオ映像を交互に見て立体視をする仕組み。パッケージは、まさに医療系な感じで、歌い文句はEye Power Sports。 付属のDVDには、8つのソフトが入っていて、どれも3DCGアニメーションで制作されたもの(写真)。確かに、映像の中に映っている物体が画面を超えて、目の前まで飛び出てくる。目のいろいろな筋肉をストレッチさせるという効能が謳ってあるが、みんなで試した結果、目に負荷がかかることは確かなので、Eye Power Sportsと言ってもいいだろう。とにかく立体視は、VR技術で重要な項目なので、製品化されたものは、何でも試してみようというわけだ。 今日は、どのゼミもさかんに活動している。山本ゼミでは、ゼミで作るミニドラマの俳優さんたちのオーディション。プロデューサー、ディレクターは、院生たちなのだが、俳優さんたちは、事務所に所属しているプロまたはデビュー前の方々。半日かけて、本格的なオーディションだった。 夜は、そのまま部屋の整理の続き。これは重要と思って残していた資料や論文が出て来るので、その都度、読み込んでしまい、ペースは極端に落ちている。まあ、それも整理の楽しさだ。 |
October 15, 2004
ハヤシカオルさんとトークイベント
午後6時すぎ、今夜のイベントのため、ゲストのハヤシカオルさん(写真)と校長室で打ち合わせ。ハヤシさんは、WEBサイトデザインで、ご自分のサイトDeepkick.comを営業ツールにフリーで活躍を続けている方だ。 今晩は、ハヤシさんが、雑誌DTPワールドで有名なWorks CorporationからFLASH MX 2004 悩み&トラブル撃退マニュアルを出版したことを記念に、トークイベントをすることになり、ぼくが聞き役となった。 ハヤシさんが、5年前までは、DTPデザイナーとして仕事をしていたということもあって、普段のデジハリでのセミナーとは違って、DTPや印刷の世界で、長く仕事をされてきたと見受けられる参加者の方が多くセミナールーム(写真Click!)にいらっしゃった。90分ほどのトークイベントだったが、最後は、たくさんの質問も出て、いい感じの会となった。ハヤシさんの夢は、自分でクリエイトしたコンテンツやサービスが、そのままコンシューマーの人に喜んで使ってもらうことだけで仕事になってしまうこと。そのことをハヤシさんは、自分が、自分のクライアントになることと表現された。なるほど。 イベント後、会場で、本の販売も行ったのだが、これが、飛ぶような売れ行き。確かに、FLASHを始めて、しばらく経った方には、最適の本と、ぼくも思う。 さて、本日の午前中、大学設立申請チームは、1000ページを超えるような補正申請書を18セット追加して、文部科学省に提出。これで、それを審議していただく、しばらくチームは、夜寝ることができるだろう。次のアクションのためにも、ここで心も体も休めないとね。 明日は、土曜日か! |
横浜校でナムコ・デジハリ・ゲームラボ修了式
東京は、1週間ぶりぐらいに太陽が出たということと、今日は金曜日で、中央線の終電車が、朝のラッシュアワーより混むので、車で通勤。雨の日に車に乗らない理由は、ぼくの古い車が雨漏りするから。午前中、東京校で仕事。 午後1時から、横浜校で、第5期のナムコ・デジハリ・ゲームラボの修了式。ナムコ社からは、新規事業を担当するインキュベーションセンターのプレジデントの東(写真・左)さんとゲームラボリーダーの日下部(写真・右)さんが、出席してくれた。東さんから挨拶をいただいて、ぼくが、卒業生の方々に修了証をひとりひとりに渡して、修了式は終わった。その後、みんなで記念撮影(写真Click!)したのだった。 午後3時、東京校に戻り、大学院運営会議に出席。藤本さんも大阪からテレビ会議で出席。細かい運営についてのミーティングが続いた。 日頃、いろいろお世話になっている日本経済新聞社編集委員・三宅伸吾さんが、知財戦争という「知財立国」を標榜する日本の現状や問題点が、とても良くまとまっている新書を出された。三宅さんは、まだ40代前半、いつも政界、財界を飛び回っている方だ。さっそく読んでみた。エンタメ系やデジタル系のビジネスマンのみならず、クリエーターの方々にも、ぜひ読んでいただきたい内容だった。新書で安いしお薦めだ。 夕方からは、東京校セミナールームで、イベントということで、本日、夜の分のBlogは、別途、アップする予定!! |
October 14, 2004
校長室の整理を開始!
October 13, 2004
日本大学文理学部社会学専攻の大学院生に向けて講義
October 12, 2004
Esquire presents のオープンカレッジ
朝10時、役員4人が揃って、新卒採用の最終面接。デジハリが新卒者を採用するのは、5年ぶりぐらいだろうか? お昼から2時間ほど、校長室の書類の整理。あまりに忙しさに、書類が、堆く積まれていたわけだが、先の地震でそれが崩れたので、とにかく整理。お世話になっているM&Pの佐々木常務に「整理とは捨てること」と習っているので、とにかく思い切って捨てる。 午後2時から、日刊工業新聞からの取材。大学院と大学のことについて、いろいろ質問を受けた。90分も話したのだが、もちろん、その一部しか記事にはならないわけで、どんな風になるかは、もう記者の方の考え方次第。どうにでも料理してくれ!という感じだ。 午後4時、いよいよ、大学設立申請の補正の提出で、楢木野さん、青木くんが、文部科学省へ向かう。あちらで、細かいチェックをしてもらえるはずだ。まだ今週中、やりとりが続くはずだ。 午後7時半、今日のオープンカレッジは、エスクァイア誌が主催するDigital Photograph Awardsと連動したイベントとして、行われた。イースター島の写真などで世界的にも有名な写真家・柳谷杞一郎さん( 写真)が、アナログ写真の基礎と特徴についてトーク、その後、去年のDigital Photograph Awardsの最優秀賞だった亀村文彦さんも加わって、デジタル写真の表現について二人でトーク。 今日のオープンカレッジ(写真Click!)には、Digital Photograph Awardsのスポンサのamanaから、参加者すべてに3冊づつ豪華な写真集のプレゼントがあった。今日の出席者は、とても得をしたよね! Digital Photograph Awardsは、まだまだ受け付けているし、すでに応募があった写真は、サイトから見ることができる。みなさんも、自慢のデジタル写真で、応募されてはどうだろうか? |
October 11, 2004
本日も作業は続く
October 10, 2004
大学設立申請書のチェック
October 09, 2004
台風22号上陸・でも東京校では、、
台風22号が関東に接近ということで、午前8時、関東の3校に、すべての授業が休講というメールが発信された。ということで、大学院のゼミも休講となった。しかし、ぼくの経験から言えば、こういう時にこそと、フリータイムをゆっくりやろうというような受講生が、必ず学校にやってくるものなのだ。 午後1時、普通に出社。東京校のスタッフは、本科説明会やデジタルハリウッド大学に興味を持って訪ねてくる受験生が多いということで、みんな出社していた。土曜日ということあるのだろう、1階ギャラリーには、地方からいらした受験生の方々が、かなり大勢、学校訪問をされていた。午後2時からの来年春からの本科説明会にも、10人の方がいらした。びっくりだね。 院生のラボに行ったら、案の定、数人の院生が、いろいろ作業をやっていた。普段、某フィルム会社でデザイナーをされている船戸さんは、自分で制作したぼくをモデルにしたフィギュア(写真)を動かしてコマ撮り中(写真Click!)。これは、台風どころか、徹夜しても明日までかかると思われる制作活動だ。 大学設立申請チームも、もちろん全員出社。こちらも終電まで頑張ると思うので、台風なんて関係なさそう。さらにデジハリ通信科のスタッフも、台風なので、みなさん家にいるせいか、かえって普段より、ウェブやメールでの質問が多いと、たんたんと業務。3階では、東京校の広報と運営チームも、休校なので、落ち着いて業務ができるという感じの表情。 そんなこんなのうちに、台風は、あっという間に首都圏を過ぎてしまったのであった。これで、明日の鈴鹿はだいじょうぶだ! |
October 08, 2004
こどもホームページコンテスト最終審査会
朝、用事があった大江戸線に乗った。行きは新宿駅から潜り、途中、用を済ませて、帰りは飯田橋駅に上がってきた。飯田橋で大江戸線ホームからJRのホームまで、あんなに長くて、高低差があるなんて知らなかった。 ということで、11時の約束に遅れて、東京校に到着。デジタルコンテンツ協会の方々と、デジタルコンテンツグランプリ海外部門の審査について打ち合わせ。この部門の審査委員をやらせてもらうことになった。去年も、カナダや韓国の大学から、たくさんの応募があったので、今年も楽しみだ。 午後1時半から、信濃町のアスキー社で、週刊アスキー主催の「第4回こどもホームページコンテスト」の最終審査会。毎年、審査委員をやらせてもらっているが、必ず驚愕するような才能に出会えるので、本当に楽しみなコンテストなのだ。アスキー社の会議室に篭って、ひとつづつ審査(写真)。各審査員、事前審査はしているのだが、他の審査員の意見を聞くのは、とても重要だ。 個人の部と団体の部があるので、審査のコンセプトを少し変えて検討。ホームページ制作を授業に取り入れている小学校も多い現在では、技術やデザインは十分な作品が多いので、どんどん中身の議論になって行く。コンテンツを争うというコンテストに成長していきたとも言えそうだ。 それにしても、このコンテストを支える週刊アスキーの方々(写真Click!)は、本当に真摯にこのコンテストを続けている。コンテストは、審査員より、事務局のほうが、大事なのだと、いつも思うのである。11月6日に、六本木ヒルズで表彰式があるとのことだ。 午後3時半に戻って、大学院運営会議に合流。来年度の運営について詳細を話し合う。できうる限り、院生にベネフィットがあるように改定を進めている。 午後8時、デジハリに「花金」は無い!いよいよ大詰めとなった大学設立申請書類関係のミーティング。メインで動いている楢木野さんと青木さんは、体力限界のところを精神力で頑張っている。スギヤマも、このまま夜中まで、文章打ちだ!! ほんと、F1日本グランプリどころではないけれど、台風だし、鈴鹿が気になるぞ。誰か状況、今日の鈴鹿の状況、教えてね! |
October 07, 2004
IMJクリエイティブアワード審査会
朝9時半、出社したら、部屋が、荒らされたような痕跡が。引き出しが半開きになっているし、机の上に90cmほど高く積まれていた3本の書類の束が崩れており、ギターアンプの位置もずれている。しかし、盗られたものは無いような。ふと床を見れば、テレビの上に置いてあったLEGOのコレクターシリーズのX-WINGが、バラバラになって床に墜落している。犯人は、昨晩の地震だ! 東京は震度3で被害無しとのことだったけど、ぼくの部屋は、被害が出たぞ。 午前10時、第3回東京国際CG映像祭のトークイベントの打ち合わせ。コーディネーターの渡辺浩弐さん、ゲストスピーカーのコミックウェーブ社長の竹内宏彰さんと事務局の森中彦人さんらが、デジハリにいらした。今年も昨年と同様に六本木アカデミーヒルズ49タワーホールで、10月30日(土)と10月31日(日)に行われる。東京国際映画祭の関連イベントとして定着してきた感じだ。 午後1時からは、五反田にあるIMJ本社で、IMJグループで行っているクリエイティブアワードの最終審査会があった。このアワードは、仕事の創造性を常に高めて行きたいという気持ちから、それぞれの製作チームが、半年間の間に納品した仕事から、自己推薦して、アワードを争うものだ。今回は、60あまりの応募があり、今日は、事前審査で残った30作品についての審査となった。僕の隣は、IMJ社長の樫野孝人さん(写真)。デジタルハリウッド大学の教員にも就任していただく予定だ。 プロの仕事を、プロが審査するわけで、プロの制作者として、何をどのように遂行できたかが、評価のポイントになる。従って、クライアント側から提供された素材やデータベースまで含めて、総合的に判断する通常のホームページコンテストとは異なり、かなり詳しく制作方法や過程をヒアリングすることにもなる(写真Click!) よって、審査は4時間近くに渡ったが、今回も、たいへん勉強になってしまった。結果は整理された後、後日、発表ということなので、ここでは言及できないが、感想としては、いよいよ本格的にXMLが使われる時代になってきたということと、モバイルにまで、それが及んでいるということが確認できた。 みなさんは、それって当たり前と思われることなのかもしれないが、ぼくが、そうかと気付かされた事は、ケータイゲームを、夜、寝るときにベッドに入ったまま、やり続け、眠くなってきたら、そのまま寝てしまうという楽しみ方が、非常に増えているという事実。確かにケータイを枕元という方は多いわけだから、当然の流れだよね。 午後5時半に、東京校に戻り、そのまま普通に仕事。午後6時半、知人が訪ねてきて、Blogを始めたとのことで、いろいろBlog談義。日記というより、ビジネスに生かす使い方とか表現をしていきたいということで、いろいろアイデアを出す。 その後は、もちろん、そのまま夜中過ぎまで、部屋に篭って仕事。 |
October 06, 2004
社員総会/河合塾・全統マーク模擬結果
朝7時すぎ、ホテルからマイクロバスで、小淵沢駅へ。7時32分のスーパーあずさ4号で、新宿へ。2時間で新宿。うとうとしていたので、あっという間。午前10時前には、みんなで東京校に着いたのであった。 午前11時、東京セミナールームで月一度の全社員会議。全校から集まったプロデューサーたちも、そのまま参加。藤本社長が、最初に今後5年のビジョンを発表(写真)。その後、いろいろ報告と発表。いつもはテレビ会議を通じて発表するプロデューサー(写真Click!・神戸校角野さん)たちに、実際には初めて会う東京校のスタッフもいて、お互いに新鮮な感じだった。 全社員会議の後、ほぼ、そのまま午後1時から、大学関係の会議。いよいよ詳細の打ち合わせという段階になっている。午後2時からは、JAPAの関係で、DINAの竹内さんとヒューマンメディアの小野打さんと深川さんが、ミーティングにいらした。総務省関連の仕事で、協力をすることになった。 午後3時、昼食を食べていなかったので、久し振りに外に出て、エチオピアで野菜カレーを食べた。午後5時から、大学設立申請関係のミーティング。いよいよ来週に、書類の最終提出期限が迫っているのだ。教員をお願いする方々から集まってきた書類をチェック。ひとつひとつは細かいことなのだが、それらが集まると膨大な作業量となるものだ。 夜7時、メディア企画室の井手さんが、河合塾「第2回全統マーク模擬」のデータを持って帰ってきた。受験者数36万5千人という大規模な模試だ。デジタルハリウッド大学を志望校のひとつに入れてくれた受験生が2768人、そのうち第4志望までに入れてくれた受験生が、1649人とのこと。河合塾の方によれば、これは新設校としては、驚くほど人気が高いとのこと。たいへん有り難いことである。ますます、良い大学が設立できるように頑張らねばと決意を新たにする。 夜になって、体のあちこちの筋肉が、すごくだるくなってきた。もう歳なので、昨日のことが、明日ぐらいに筋肉痛になるのだろう。 |
October 05, 2004
I will not complain!
朝8時に新宿西口集合。今日は、全国8拠点に散らばっているプロデューサーと取締役が全員参加しての研修。企画したのは、藤本社長ということで、ぼくも含めて、中身は知らないのだ。中央高速の集中工事で、大渋滞の中、バスは甲府方面へ向かったのである。 着いたところは、小淵沢のRISONARE。イタリアの建築家マリオ・ベリーニの設計によるホテルリゾートだが、そこに待っていたのは、アスレチックを利用した研修で有名なIWNC。の講師の方々だった。IWNCは、I will not complainの略とのこと。 研修に集まった21人は、大雨の中、用意されていた雨具を着て、フィールドに出て、数々の難問に挑戦することになった(写真Click!)。内容は、全員で知恵を出し、精神力を高めて、体力を使わなければ、達成できないようなものだ。原点に戻って、何かを確実に感じることができる研修だった。 最後の挑戦が成功したとき、時はすでに6時半、真っ暗だった。午後7時から食事。デジハリ10周年ということで、ホテル側がケーキを出してくれた。ぼくが代表で、ロウソクの火を吹き消させてもらった。 午後8時からは、場所を移して、もう一つの目的である将来のデジハリの姿を、語り合う会となった。藤本さんから、5年後までの基本的な考えが発表され、その流れを中心に、様々なアイデアが語られた。いつもは違う部署で働くプロデューサーたちが、お酒を飲みながらのリラックスした中で、語り合うのは、やっぱり重要だ。そのことは、みんなわかってはいるのだが、ほぼ365日、学校を開いているデジハリは、ついメールとテレビ会議に頼ってしまうわけだ。 11時半に解散。今晩は、0時45分から、デジハリで収録した新番組「やぐちひとり」が始まる。ということで、テレビをザッピングしたのだが、残念ながら小淵沢では、放送されていなかった。番組のオープニングCGは、デジハリ出身の小野くん。エキストラも院生が出演しているので、見たかったのだが。その後、寝ようとするが、普段、まったく運動をしないぼくが、体を動かしたせいで、神経が高ぶっているらしく寝ることができない。明日は、朝、6時55分、ロビー集合なのに。 |
October 04, 2004
大学院主催シンポジウム「Get Stream!」
October 03, 2004
デジタルハリウッド設立10周年・秋本科入学式とイベント
お陰さまで、デジタルハリウッドは設立10周年となった。10年前、ぼくたちが集めた資金で買えたのは、Mac25台。講師が1台使うので、受講生が使うのは24台。開講したのは、2クラス。集まった50人弱の受講生の90%が女性。そして、その方たちの平均年齢は29歳だった。 そのことから、主に社会人の方々が集まる学校として、デジハリは成長した。これまでの卒業生は、3万人を超え、平均年齢は26歳。男性と女性の比率は、少し男性が多くなった。多くの卒業生が、コンテンツ産業の第一線にいることは、みなさんもよくご存知のところ。今後も、よろしくお願いします。 午前11時、東京校のセミナールームで、秋本科の入学式を行い、ぼくも挨拶させてもらった。た。ちょっと厳しい言い方となったが、1年間、これまでの友人に付き合いが悪くなったと言われても、ストイックに勉強して欲しいとお願いした。 午後1時からは、現本科生による夏の中間課題の優秀作品発表会(写真Click!)を中心とするイベントが始まった。まあ、秋の文化祭という感じだ。3階セミナールームは、カフェとなり、夕方からは、「裏」優秀作品発表会(写真)。この出し物は、凄く面白かった。 この間、700本ものテレビドラマの監督やプロデュースをした高橋勝さんが、SOHO支援をやっている齋藤裕美さんと、デジハリの見学にいらした。高橋さんが初期に、監督したものでは、「浮世絵、女ねずみ小僧」(小川真由美さんが、恰好良かった!)、「ウルトラマンタロウ」とかがあり、それ以来、ずっと現役でやってこられたわけで、ハリウッドとの人脈も素晴らしい。ビバリーヒルズにもお家を持っていらっしゃるとのこと。お二人は、今、かなり大仕掛けな事を計画されていて、いろいろお話をうかがったのだった。 午後6時すぎ、NEXUS NITE。セミナールームでは、今晩のフジテレビのEZ!TVで、オープニングのニュース映像の繋ぎに採用されることになる数秒のCGアニメーションの候補作品を、みんなで見た。OJTとして良い作品ができたと思う。 午後7時からは、大学設立申請関係の会議。明日、文部科学省から、視察が入るので、説明用の資料の内容を確認した。午後8時半、今日のイベントClick Festaが終わり、最期に挨拶がわりに、小倉以索先生の研究生時代のCG作品を、みんなで見て笑って終わる。 この後、明日の大学院シンポジウムのために、大学院生たちとスタッフが、セミナールームのセッティングを開始。いやはや、デジハリって、ほんと休まない止まらない。感傷に浸る間がない、ぼくのデジハリ10周年・設立記念日だった。卒業生や関係者の方、ぜひ、コメントなどください!! 午前1時、家に戻り、録画していたEZ!TVを見る。番組の最後のコーナーで、今回の番組とデジハリ受講生たちのコラボレーションの様子が放映された。26作品も採用されたとのこと、これから毎週、EZ!TVのオープニングが楽しみだ! |
October 02, 2004
ソーシャルベンチャー・ナイトで(夕方からの続き)
STYLE 2004に参加、今年も感動した!
まず、報告、今日は、デジハリ設立10年の最終日。デジハリ設立日は、1994年10月3日、まだieはおろか、netscape navigatorも発表されていなかったし、SONY playstationもなかった。若い子がポケベルの数字でメッセージをやりとりするぐらいだった。いやはや凄い世の中の変化! さて、デジハリ大学院のゼミは、前期と後期に別れていて、今日から後期。ぼくのゼミ「VRのeコマースへの応用」は、1人抜けて、3人入り、全部で5人となった。午後1時から3時半まで、いつものように、ちょっとノンビリと、いろいろ脱線しながらやる。 午後5時から、今年は途中参加となったのだが、あのビットバレームーブメントの影の功労者でもある宮城治男さんが10年やっている若者の起業支援NPOのETIC.が、毎年主催するイベントに参加。このイベント、STYLEと名付けられていて内容は、Social Venture Competitionということで、社会性の高い事業提案を、主にベンチャー企業家やコンサルタントらが、真剣に審査するという場で、これが公開で行われるのだ。今年は、もう3回目ということで、STYLE 2004となった。 このイベント、数々の志が極めて高いベンチャーを生み出してきたことで有名だが、今年も、250人もの人が集まって、素晴らしく熱い雰囲気で、各セッションが行われていた。今年、ぼくはフルに参加できないということで、ジャッジによって、最終審査が行われている間のトークセッションのところで、ケアセンターやすらぎの石川治江さん(写真)、産業再生機構の小城武彦さん、NHK21世紀ビジネス塾の藤沢久美さん(写真Click! 左2人)らと、事業へ向かう気持ちみたいなことについて話した。みんな、とても真剣に聞いてくれた。 その後、今年のコンペティションについて、結果発表があった。どの事業も、本当に社会的な貢献度が高いもので、高い志で、事業を起こそうとしている彼らに、とても感動したのだった。 その後、ソーシャルベンチャー・ナイトということで懇親会。その様子は、次のBlog で紹介する。 |
October 01, 2004
ネットエイジグループ西川社長が講演
午前から普通に仕事。12時半、受講生の方が校長室に来て、日曜日の10周年イベントのための打ち合わせ。イベントの中で、ぼくに関するクイズを出すそうで、いろいろ聞かれた。 午後1時半、日本大学文理学部の大学院教授の今先生がいらして、ぼくが文理学部でやる特別講義に関しての打ち合わせをする。東京校内も案内させていただいた。 午後2時半、定例の大学院運営会議。午後5時から、秋葉原のダイビルの工事のことで、不動産会社や鹿島建設の方々と打ち合わせ。 午後7時から、本当は、クロムハーツ東京でのアーティストのパーティに誘われていたのだけど、仕事が忙しく断念。ところでCHROME HEARTSのオフィシャルサイトって、たった1ページ、こういう表現、いかにも彼ららしい。 午後7時からは、大学設立申請に関する打ち合わせ。だんだん大詰めだ。その途中、午後7時半からは、デジタルハリウッド大学院主催「e-ビジネス×コンテンツ 次世代プロデューサー・ディレクター入門」で、ネットエイジグループの西川潔代表(写真)が講演。この講座、経済産業省の「コンテンツプロデューサー養成基盤作り政策」に連動して、デジハリが企画したもので、全講座、タダで受講できるのだ。まだ4回あるので、ぜひ参加されたら良いと思う。西川さんは、ビットバレーの生みの親としても有名だが、現在は、デジハリ大学院の教員でもあり、今晩も熱心に講演されていた(写真Click!)。 さて、夜、相談ごとがあるという友人に会うべく仕事を終わらせようとしていたのだが、突然、立ち眩み。本日、食事をする時間が無かったためか? とにかく疲れが溜まっていることは確かなので、おとなしく帰ることにした。 |