August 31, 2004
SOHOビジネスモデル研究会で講演
朝、風は強いが晴れている。東京は、台風が過ぎて、いかにも暑くなりそうだった。 午前11時、J-WAVE大和証券Make IT 21の取材。最近、ぼくがブログに移ってきたということで、「Blogのおもしろさは?」、「Blogをビジネスに生かせる?」などの質問に答える。放送日は、9月4日とのこと。最近、Blogをビジネスに生かせるかという質問を毎日のように受ける。良い実例とかアイデアとかあったら、コメントで、教えてほしい! お昼に、ヤッパの伊藤社長が訪ねていらした。今、伊藤さんの会社は、どんどん伸びている。ヨーロッパとアメリカへも直接乗り込んで、仕事を受注している。30歳年下だけど、尊敬している企業家だ。 午後3時、神田駅前にあるREN-BASE UK01というSOHOスペースがあるのだが、そこで行われた、SOHOビジネスモデル研究会で講演をさせてもらった。(写真)参加者は、不動産系企業、インフラ系企業、ビルオーナー、建築や都市計画系の研究者、行政機関などの方々で、主にデジハリ大学院の試みを中心にして、なぜ、そのような大学院がコンテンツ産業において必要かということを説明させていただいた。 講演1時間、質疑応答1時間ということで、このぐらい質疑応答時間があると、ぼくのほうもいろいろな話が聞けて、うれしい。その中で、コンテンツ制作者たちは、どんどんSOHO化しているという流れで、この神田駅近辺なら、坪8000円ぐらいで、いくらでもビルの空き部屋を探せると聞いた。起業したい人は、お洒落な地名にあるマンションを借りるよりも、ずっと条件がイイのではないかと思った。実際、古いビルの空間って、ちょっとした工夫で、楽しい仕事場に変わる。このREN-BASE UK01(写真Click!)がイイ例だ。 5時15分、東京校セミナールームへ直行して、オープンカレッジの後半に出席。「企業の信頼を守るビジネスメール術」というお題で、メディアリサーチ・アンド・コンサルティングの塩路忠彦さんが話してくれた。しかし、コミュニケーションの9割ぐらいメールとなってしまった今、本気でメール術は大事だ。 塩路さんは、ケータイ、ブロードバンド、ユビキタスの実態に迫るメディアの万華鏡という辛口コラム集を出されているそうなので、読んでみたくなった。 |
August 30, 2004
好きな飲み物
金曜日から日曜日まで出張だったのと、まだ風邪が治らずなので、本日は、予定通り、お休みをとらせてもらう。予定通り休みが取れることって、ほとんど無いのだが。 というわけで、オリンピックの総集編みたいなものや台風情報を見ながら、夕方まで家で、ぼうっとしていた。夕方から、半年ぶりぐらいに駅前のスーパーや酒類のディスカウントショップに行く。ご存知のようにビールなどケースで買うと、とても安い。しかし、ぼくのお目当ては、ビールのケース販売ではない。 このへんでは、ここだけにあるWILKINSONのジンジャーエールが置いてあり、しかもケースでかなりの安値を付けているのだ。WILKINSONのジンジャーエールは、ラベルの三角の部分が明るい赤と暗い赤の2種類があるのだ(写真Click!)が、暗い赤のラベルが、辛味が強くファンには堪らない味なのだ。この2種類あるというところは、買うときは、気をつけなければならないポイントだ。 ジャマイカ産の生姜が原材料とのことがだが、まさに辛いジンジャーの風味。WILKINSON社って、海外の会社みたいだけど、実際は明治時代に来日したクリフォード・ウィルキンソンさんが設立した日本の会社なのだ。小さい時、飲んでいたバヤリースも、ここの製品だったな。 ということで、辛いもの好きの人間なら、炭酸系飲料はこれしかないよ。辛い炭酸飲料なんて在り得ないと、ときどき、ゲテモノ扱いもされるWILKINSONジンジャーエールだけど、応援演説をくれ! |
August 29, 2004
京都校で授業
August 28, 2004
神戸校で授業とMOJO NITE
アップルストア心斎橋、本日オープン!
朝、チェックアウトぎりぎりまで横になっていた。午前11時、大阪駅方面に歩き出す。昨晩、懇親会の後、夕食もせずに寝てしまったので、さすがに何か食べなくてはと、ふと見あげると阪急百貨店。ちょうど11時からやっているイタリアンレストランポンテベッキオというのを見つけたので、気軽に入ってみたら、なんと広い店内の97%ぐらいが女性のお客様。男性1人という客は、もちろん、ぼく一人。しかし、気にせずデザートまで、おいしく食べることができた。 昼すぎ、アップルストア心斎橋のオープン日ということで、ちょっと行ってみることにした。このストア、国内では銀座についでの2店目の直営店。御堂筋という大阪でもっともステイタスのある通りに面している上に、若者文化のメッカであるアメ村の入り口ともいえる場所にある。 着くと、すでにストアの横には、すごく長い列ができていて、入場規制をしていた。(写真Click!)ということで、中に入るのは諦めて、外側だけ見た。どんなお金持ちでも、定価で、そのまな品物を買うことが無い大阪文化の中で、銀座のような大きな売り上げを心斎橋店が上げるのかは未知数だけど、アップルのショールームとしてブランド価値を上げるパイロット店の役割は十分果たすのだろうと感じた。 と理解したところで、神戸校に向かう。 |
August 27, 2004
関西ベンチャー学会で講演とパネルディスカッション
August 26, 2004
デジハリ新卒採用会社説明会
まだ、風邪が治らない、体の節々が痛くて、微熱がある。しかし、そんなことで休むわけにはいかないのだ。 午前11時、秋の東京国際映画祭とそれに連動する東京国際エンタテインメントマーケットの時に出版が計画されている単行本の取材を受ける。正午、金融系の知人が、一度デジハリを訪ねたいということで、校長室でミーティング。 午後2時、本日のメインイベントである新卒採用会社説明会をセミナールームで行った。今年は、デジハリとして、しらばくぶりに新卒採用を計画しており、今日が、その一回目。今後、東京も含め拠点校で説明会を行っていく。 最近のデジハリの様子が取材された映像や、ぼくのほうで、会社の歩みみたいなことを説明させてもらったのだが、後のアンケートから、もっとも評判が良かったのが、入社3ヶ月の広報を担当している満渕さん(写真)のトーク。「どうしてデジハリに入社しようと思ったのか?」とか「今まで一番つらかったことは?」などなど、親近感のある質問が多く飛んでいた。 後から、じっくりアンケートを見させてもらったのだが、「社員の人が生き生きしている」といった感想が多くて、ちょっとうれしかった。 午後6時、今年、初めて経済産業省が前面に出て行うデジタルクリエーターズコンペティション2004の企画委員会に出席。場所は、麹町にあるデジタルコンテンツ協会。受賞後のサポートが新しい試みとなっているので、委員たちから、、様々な意見が出て議論も白熱した。 このコンペティション、これまで毎年やってきたデジタルコンテンツグランプリの新人の部が独立した形になったものだ。ということで、「金の翼」賞、「銀の翼」賞という賞の名前は継承される。CG、アニメに限らず、デジタル編集した実写映像、ゲームなども、どんどん応募して欲しい。ということで、午後8時終了。 本日、本当は、もうひとつ夜の懇親会の予定があったのだが、さすがに風邪、おとなしく校長室に戻り、メールの整理をして帰途に着いた。 |
August 25, 2004
デジハリ創立10周年記念セール開始!
朝、目が醒めたら、体中痛くて起きられず。やはり風邪だ。午前11時まで寝込む。 午後1時半、今日は、全国の工業高校の先生方の勉強会のひとつのプログラムとして、26名の先生が、東京校を訪問。ぼくのほうからデジハリの歴史とデジタルハリウッド大学設立に関する説明もやらせてもらった。 午後2時半、ぼくの母校の日本大学理工学部の精密機械学科の廣瀬先生と青木先生がいらして、来年度から行う「コンピュータグラフィクス」という科目で、デジハリに協力して欲しいと要請があった。有り難いオファーだ。 さて、最近、大学でも十分なPC環境が揃っているところが増えているが、ぼくが問題だと思うのは、実習授業で使うツールだ。CGアニメーション制作でもWEBサイト制作でも、いくつものツールが必要となるが、これがちゃんと揃っている大学は少ない。また、学生たちも家のPCには、ツールを持っていないということもあり、大学の授業枠内の実習では、作品を作れるところまではいかないのが現状ではないだろうか? とふっておいての紹介なので、かなり営業臭いけれども、ベンダーやメーカーの方々に最大限協力していただいて、デジハリ創立10周年記念セールを開始した。ソフトのセット販売はとても安く提供できているるし、PCとのバンドルも、ぼくがお薦めのセットになっている。さらに教員や学生の方ならアカデミックディスカウントも効く。ということで、どなたでも利用していただけるセールなので、ぜひ、検討してみてね! 水曜日なので、いつものように5時からプロデューサー会議を2時間。 今週、大学院は第2セミスターが開始。授業の教授たちも入れ替わる。大学院でシリーズの講義をやることが初めてという先生もいる。午後7時すぎ、普段はデジタルハリウッドエンターテインメントで、映画やTVドラマのプロデューサーをしている木村元子さん(写真)の「映像プロデュース」の講義に顔を出してみた。院生たちも、最初の授業ということで、少し緊張して授業に出ている感じだった。 午後8時半、大学院のチーフラーニングオフィサーの羽根教授と、第2セミスターからの教員の評価システムについてのミーティングをした。その後、校長室に篭って仕事。午前0時半、帰途。 |
August 24, 2004
WCGについてのオープンカレッジ
午前11時、数々のVRデバイスの開発で有名な筑波大学の岩田洋夫先生がいらした。現在、開発中の全方位型ディスプレイのコンテンツ制作にデジハリが協力できる可能性があるかというミーティングだった。3DCG制作の部分なら、お手伝いできそうだという話になる。こういうオファーは、とてもうれしい。 午後1時から、CSのso-net channelで放送されている、HOMEMATSULIの収録。この前は、ドキュメンタリータッチで、ぼくの一日を追いかけてくれたのだが、その流れで今日は、SFミステリーのような展開になっていた。この番組、制作者の方々が楽しんで作っているので、仕事をしていて、気持ちイイ。 午後4時半、いつものようにオープンカレッジ。今日は、ぼくも数年前から応援しているWCGについてだ。参加国60国となった今年のWorldCyberGames2004は、まさにオンラインゲームのオリンピックともいえるもので、サイバーアスリートたちが千分の1秒の世界で、己の技を出していく世界だ。 デジハリは、このオープンカレッジだけでなく、日本最終予選会場として東京校を使ってもらうのだ。今年の本大会は、発祥の地韓国を離れて、サンフランシスコで開催される。日本代表が決まる決勝戦は、8月29日、もうすぐだ! 午後6時、日立に勤めていらした花井さんが、ご友人といらした。花井さんは、NPOを運営されているそうだが、もっか、夢中でやっているのは、竹の炭をある特殊製法で作ることとのこと。楽しみで会社も立ち上げたのだが、儲ける気は、まったく無いとのこと。竹炭には、いろいろな効能があるとのことで、それも研究だそうだ。 午後7時、3年半前、デジハリを退社して、カナダへ行き、その後、ドイツで暮らしている森本さんが、ドイツ人のパートナーといっしょに訪問してきた。今、あちらでインターネットマーケティングの仕事を二人で立ち上げているとのこと。しかし、ベルリンは寒いので、この秋からは、スペインのバルセロナに本拠を移すという。なんと頼もしい。 その後、夜8時半、仲間も集まって、飲み会となったのだった。ぼくは、その間、ちょっと抜けてミーティングなどこなしたのだが、どうも体中が痛い。風邪を引いたようだ。気候の変化に体がついていかないのだろう。 |
August 23, 2004
会田健一さん、起業、おめでとう!
月曜日ということで、週が始まるわけだが、どうもぼくは、土日も仕事モードなので、区切りがはっきりしない生活だ。 今日は荷物があったので、車で移動。もうとっくにお盆は終わっているはずなのに、なぜか都内の道が、かなり空いている。午前11時から、知人が訪ねてきて、いろいろ相談を受ける。校長と名乗っているせいか、いろいろ相談事がやってくるけれど、人の人生についてアドバイスをするというのは、ほんとこちらの知力も精神力も鍛えられる面がある。 12時から、デジタルハリウッド大学が入居しようと計画している秋葉原駅前に建設中のダイビルの方々と打ち合わせ。話は、どんどん具体的になっていくのである。 午後2時からは、ほとんどの教員就任予定の方々から、大学の講義についてのシラバスがあがってきたので、それを基に、内部スタッフで、カリキュラム内容について、さらに議論を進めた。 午後6時、秋の本科生の自己推薦の方の面接を行う。受験される方は、緊張されているのだと思うが、ぼくは、意地悪ではないので、いつもリラックスした雰囲気で、面接をやっている。 午後7時、ぼくは、大学院の授業を時々、覗いて回るのだが、今晩は、藤本さんの「ヒットコンテンツ事例研究」の授業に出る。今日のゲスト講師は、堀プロの堀一貴氏。スターがどのように生まれるかについて具体的に院生が研究発表。それについて、活発な議論となり、いかにも、デジハリ大学院らしい授業となっていた。 午後9時過ぎ、第一セミスター終了ということで、院生たちとパーティ。。この中で、院生からの起業第一号の会田健一の会社設立を、みんなでお祝いした。院が開校してから4ヶ月あまり、藤本ゼミで、何度も会田さんの事業計画書が見直された。院生たちからは、150にも渡る疑問が出て、それをクリアして50ページ以上の計画書が出来た。サイト構築も、院生と本科生の混成チームで制作が続いており、これからの展開が楽しみなのだ。 会田さんの株式会社hon'sペンギンは7月7日に設立。今日は、パーティの中で、事業計画の発表もあり、新聞記者の方々も詰め掛けていた。また、早々と第一回目の大学院受験合格者もパーティに参加。第一期生と交流を深めたのであった。 会田さんのビジネスは、多くのインディーズ作家に出版のチャンスを提供するものだ。本を出したいと思っている方、ぜひサイトを訪ねてみては、どうだろうか? |
August 22, 2004
横浜校で授業
August 21, 2004
9年ぶりにVIRTUAL BOYでプレイ!
August 20, 2004
午後7時半からは、卒業生とトークイベント
みらいチューブで超横長映像を見る
午後1時半、横浜の地下鉄みなとみらい線のみなとみらい駅に行く。みなとみらい線は、民間の投資が入って駅が作られているので、どの駅も大きく、個性的なデザインとなっている。とくにみなとみらい駅では、ホームの上階に、大きなトンネルのようなコンコースがあり、みらいチューブと名付けられている。横に長い湾曲した壁面は、細かい縦格子になっていて、吸音する壁面となっているのだが、ここに、なんと横12m縦3mの大きな映像が、常に流されているのである。 このシステムはNTTサイバーソリューション研究所でプロデュースしたものだ。基本は3m角の4つの映像をつなげていて、そのために8つの高輝度プロジェクターと、映像生成のために20台ものPCが繋がれているのである。また、このコンコースを通る人たちとインターラクションが作れるようにカメラも3台繋がれている。 NTTサイバーソリューション研究所の小川所長のアイデアで、ここにデジタルハリウッドの受講生の作品を流そうということで、現地視察となった。試しにデジハリのDVDから再生(写真Click!)してみると、なかなか迫力があった。現場には、このプロジェクトに協力したエクサの安藤さんも来てくれていた。安藤さんは、CG系では知らない人がいない技術スペシャリストだ。 横浜校スタッフの山口くんも来てくれて、ぜひ、この長い画面用のCG映像やFlash映像を作ろうということになり、解像度など安藤さんと打ち合わせた。この空間での4:1の横長映像、どんなものができるか楽しみだ。 |
August 19, 2004
知人を訪ね・友人と会食
10月4日に大学院主催のシンポジウムをやる計画をしていて、パネラーをお願いする方々とメールをやりとりするタイミングになっている。ということで、午前中からメール合戦。しかし、時に昔のメルアドが変わっている方もいるので、最近、いただいた名刺をひっくり返してみる。 ぼくは、パーティで、いろいろな方と会うことが多いので、いっぺんに50枚ぐらい名刺をやりとりすることもある。もちろん、そうなると会った方を、その場で記憶に留めることは、ぼくにはできない。しかし、後日、名刺を眺めると、その名刺のデザインも含めてビジュアルとして記憶に残るので、ぼくは、ときどき、いただいた名刺を眺めるのだ。長年、見ていると、名刺から想像以上に、いろいろなことがわかるようになった。 午後3時、知人の方が、ある外資系の日本法人の代表になり、新しくオフィスを構えたということで、ちょうど、2時間ほど開いていたので、のこのこと見学にいって、しばらくぶりに、話を聞いた。外資系の方と話すと、国外の事情がわかるので、有り難い。 夜7時すぎ、六本木ヒルズの傍にある割烹小田島で、高校時代の同級生でバンド仲間の大政くんと、その友人の石原久美さんと会食。石原さんは、あるビジネス系のパネルでぼくといっしょにパネラーになり、名刺は交換していたのだが、後から、友人の友人ということがわかって、今日の会食となった。和食のコースに会わせて、白2種類、赤2種類のワインを合わせて出してくれる。そんな中で、どんどん話がはずんだ。二人とも人事のスペシャリストなので、なるほどという話が多かった。 午後10時半、同方向ということで、大政くんとタクシーに乗り込み、11時過ぎに帰宅。 |
August 18, 2004
水曜日は、会議の日!
朝、SIGGRAPHから持ち帰ってきた資料などを積んで、車で移動。都内の道路は、まだ空いていて、通常の半分の時間で、東京校に着く。 昼12時、大学設立関係の会議。設立認可審査中とは言え、高校訪問などが、どんどん始まっている。入学試験の日時についても、固まってきている。また指定校の候補も増えている。デジハリは今年で10年やってきたが、大学受験という部分については、まったくの初めての経験。チャレンジングだけど、新しい経験は楽しい。 午後2時半から、東京大学生産研究所の藤澤研究員が訪ねていらした。藤澤さんは、構造解析や流体解析の最新のシミュレーション計算の専門家だが、その研究をCG表現に応用するビジネスを企てているとのこと。CGやVFX、またゲームの世界でも、ここ何年か物理シミュレーションは、どんどん高度になってきている。例えばファインディング・ニモの波や水は、まさにそのようなシミュレーションにより作られたものだ。藤澤さんは、もっと多くのクリエーターに、物理シミュレーションを利用して映像づくりに役立ててもらいたいと思っているのだ。ということで、いろいろ業界の動向のお話をさせていただいたのだった。 そういえば、現在、サンリオが産んだ世界的キャラクター、キティちゃんが、今年で30周年ということで、デジタルハリウッドエンタテインメント社が企画運営をしているKITTY EXが、六本木ヒルズ森美術館と原宿のラフォーレミュージアムで開催されている。内外の素晴らしいアーティストがキティちゃんをテーマの作品を出品していて、凄い展覧会になっている。まだ、見てない方には、お薦めだけど、見た方は、ぜひコメントください! 午後5時から、毎週やっているプロデューサー会議(写真をClick!)。テレビ会議システムを使って、全拠点のプロデューサーたちと会議。毎週やっていても、どっさり報告事項もあるし、審議事項もある。この会議で、デジハリ運営のほとんどが決まるので、2時間以上にもなる会議だけど、中だるみすることもなく緊張感のある会議なのだ。 その後、校長室に篭って、ここ数ヶ月でいただいた名刺を整理しながら、いろいろな方にメールを打つ。このまま今日も12時を過ぎるだろう。 |
August 17, 2004
番組収録/オープンカレッジ
時差のため、午前2時ごろから、目が醒めてしまい。そのままソファーに横になりながらも、オリンピックの男子体操団体を見続けたお陰で、リアルタイムで金メダル獲得のシーンを見ることができた。スポーツのようなリアルタイムであるからこそ、感動が増すコンテンツは、まさにテレビというメディアにもっとも向いていると、つくづく思う。3時間ほど寝て9時に起床。 朝10時、大学院の運営会議。今日は、積極的に集まってくる院生の意見について、どのように答えていくか具体的に検討した。新しいことをやろうとすると、どうしても調整ごとが多くなるものだが、さっそく昨晩習ったアクティブラーニングの手法で、問題の本質に辿り着くことができた。学習ツールって、日ごろの問題解決にも本当に役立つ。 五反田から東急池上線に乗って洗足池へ。この池の近くに日本家屋をそのまま収録スタジオとして貸しているSTUDIOピア10洗足がある。今日は、午後1時から、ここで、Mita-Cine倶楽部の収録があるのだ。この番組、かの山田五郎さんが、ナビゲーターとなり映画紹介を行う番組。本日の映画は、現在も全米で大ヒット中のi,ROBOT。日本での宣伝担当の推薦で、ぼくがゲストということになった。 ちょうど、この映画のVFX製作に携わったデジタルドメインの多田学くんに、先週のロスアンゼルスでのSIGGRAPHで会って、いろいろ聞いてきたこともあり、とくにi,ROBOTで試された新しい製作技術を中心にお話をさせてもらった。山田五郎さんは、相変わらず、とてもテンションが高くてお元気だった。 東京校に戻り、午後4時半から、毎週やっているデジタルハリウッド・パートナーズのオープンカレッジに久しぶりに出席。今日のテーマは、”検索エンジンで上位ランクをねらえ!SEO基礎知識”ということで、講師は、SeoSpyのアミール・アヤロンさん。流暢な日本語で、丁寧に講義をしてくれた。とくに現状のGoogle対策については、地道にキーワードを埋め込む部分がよく理解できた。 午後6時すぎ、サクサク氏らと、東京校の運営について細かい調整。お互いに事情を理解して、対策案が決まった。その後、やっと普通に、デスクトップに向かってお仕事。いろいろ文章打ちなどが溜まっているのだ。 夜11時すぎ、自宅に戻る。まだ時差を体にかかえていて、今晩も眠くならずにオリンピックを見そうだ。 |
August 16, 2004
アクティブラーニングの授業を受ける
August 15, 2004
終戦記念日だったけど
朝4時近くまで、オリンピックを見ていたので、起きたら10時過ぎだった。ブランチを食べようと、息子と神楽坂にあるMOS's-Cへ。 この店、モスバーガーが直営でやっているアメリカン・クラシック・スタイルを追求したハンバーガー・レストランということなのだが、そこは日本の店、アメリカのバーガーよりは、ぜんぜん脂っこくなくて、かなりおいしいのだ。ボリュームもたっぶりだ。 このお店、外観(写真Click!)もインテリアも雰囲気があって、かなりお薦め、もちろん通常のモスバーガーとは、まったく異なる。アクセスは良くないのだが、同じ通り沿いの近くにモスバーガー本社があるので、選ばれた場所という気がする。ということで、日曜日は、車で来ている人が多い。 さて、モスといえど、ここには、ビールが置いてある。とくにSAMUEL ADAMSがあるのがうれしい!このビール、ぼくが80年代の終わりボストンに居た頃、ボストンの地ビールという地位から、アメリカの全国区へ躍進したビールで、今や全米でもっとも人気があるビールとなっているのだそうだ。日本のビールより、味が濃くて、ぼくが好きだ。先週のLAでも、ほぼ毎日、レストランで飲んでいた。 さて、買物などをして、午後3時に家に戻って、その後は、ずっとオリンピック、さらに午後9時からは、F1ハンガリーグランプリを見た。なんと13戦目にしてフェラーリがコンストラクターズチャンピオンを決めてしまった。シューマッハもグランプリ史上新記録の7連勝。強すぎる! さて、今日は59回目の終戦記念日だけど、ぼくの中で、もう忘れてしまいそうな存在。もう歴史上のことという意識だけど、スポーツの場で、まで、それを持ち出す国の方々もいるので、産まれて来る国は、選べないのに、生まれる前の国の歴史を背負うって感覚を持つのは、難しい。 |
August 14, 2004
成田から新宿で
予定より30分以上早く、Take offから約10時間で成田に着く。そこで、SIGGRAPH 2004 Tourは、流れ解散。参加した29人は、みんな仲良くなった。これもツアーのいいところだ。 今日は、土曜日ということで、そのまま学校に寄らず、帰宅することにして、NEXの新宿行きに乗る。首都圏を走っていくNEXは、AirH”のつながりがずっと良く。金曜日分のlivedoorBlogをアップしながら、時間が過ぎていった。ふと気がつくと、なんと渋谷に停車(写真Click!)していた。いつの間にか埼京線の渋谷駅ホームにNEXが停車するようになっていたとは、知らなかった。 高円寺に戻り、そのままテレビに噛付いてオリンピックを見ているうちに寝てしまったのであった。 |
August 13, 2004
金曜日・朝 LAXでは
August 12, 2004
SIGGRAPH 2004終了・夕食は、多田さんと共に
午後2時にSIGGRAPH会場に戻り、最終日を楽しむことにした。まず、Guerlla Studioに行く。ここでは、SIGGRAPHの期間中、ずっと、いろいろなワークショップをやっている。いろいろなデジタルツールを習えることはもちろん、実際、手で作るものも教えている。ここで、昨晩のCyberfashionも準備されたのだ。(写真をクリック)かなり広い部屋をとって、このイベントは展開しているのだ。 ぼくのお目当ては、ここで写真を加工してアートにしているMichael Wrightさん(写真)。彼は、デジタルメディアアーティストなのだが、dhimaでも講師をしてくれている教育熱心な方でもある。Guerlla Studioの壁には、彼がSIGGRAPH中に仕上げた人の顔の作品が120ほど貼ってあって、とても目立っていた。 その後、もう一度、Art GalleryとEmerging Technologiesを見て、さらに午後3時45分からThe Day After Tomorrowのメーキングに出て、ぼくのSIGGRAPH 2004は終了したのであった。 5時半に終わったでの、その後、dhima(デジハリ米国校)に行く。しばらくぶりにスタッフに会って旧交を温める。その後、サクサク氏やデジタルハリウッドエンタテインメント社の木村元子副社長、さらに朝、デジタルドメインを案内してくれた多田学さんと共に、日本料理店の藪で、夕食。楽しい晩餐となったのであった。タクシーで、ホテルに戻って、午前0時。この後、Blogアップの作業に入ったであった。 |
デジタルドメインを見学
デジタルドメインに到着・ベニスビーチにて
August 11, 2004
今日の最後は、大規模パーティ!
恒例となったCYBERFASHION SHOW
午後6時半は、今年で3回目となったSIGGRAPH CYBERFASHION SHOW。開場を待つ長い列に並んでいると、主催者グループが、取材許可を持っている人たちを見つけて先に入れてくれたので、最前列に座ることができた。会場は、みるみるうちに埋まって行き、1000人以上が詰め掛けた。3年前は、さびしかったCYBERFASHION SHOWだけど、今や凄い人気だ。 これは自らも、サイバーファッションで、ステージに立って、ホストを務めるPSYMBIOTEの独特な世界観も受けているのだと感じている。30組ほど出てきたモデルは、ヘッドマウントディスプレイに位置センサー、データグローブという定番だけでなく、環境に反応する光る服を着ていたり、暴漢から体を守る装置を付けていたり、タッチセンサーを付けていたり、いろいろな機能が付いている。ただ、全体にボンテージ系かクラシックドレス系に全体をまとめているグループが多かったのが、ちょっとバラエティにかけていたかも。しかし、会場は、どんどん盛り上がったのであった。 この手のデジタルとファッションの融合は、Wearableというコンセプトで、1998年と1999年にMIT MEDIA LABで、ファッションショーが行われ、その後、日本でも、ちょっとだけブームになったのだが、最近は忘れられている分野。しかし、その間に素材、デバイス、センサー、PCも飛躍的に進歩していて、今日、見たものは、コンセプトだけでなく実際に機能するし、素晴らしく面白くなってきている。やっぱり継続は力だよね。 最後にPSYMBIOTEが、出演者全員をステージに上げて、来年もまた会おうと、聴衆に向けてにエール!いや〜、今や完全にSIGGRAPHの定番イベントに成長した感じだ。素晴らしい。 |
河口洋一郎先生の足跡を振り返る
欲しいものリスト! Exhibitionより
SIGGRAPH 4日目がスタート
August 10, 2004
夜は、パーティへ SIGGRAPH 3日目の晩
学校のブースが目立っている!
Appleのブースでは、例の2560x1600の30インチディスプレイを2つ横につなげてShakeの説明。これなら、編集作業の効率は、とても良くなるだろう。このようなディスプレイをドライブするには、当然、最高性能のグラフィックボードが必要になるわけだが、ここ数年、グラフィックボードの開発メーカーが元気だ。 ひとつは、ATI。赤いイメージのブースがなかなか良い。(写真クリック)このATIと双璧をなすのが、NVIDIA社だ。CGといえば、SGI社だったわけだが、そこの社員が、この数年で、Apple社とNVIDIA社に移っていったは、業界では有名な話。ということで、SGIの流れは、確実に受け継がれているとも言えるのだ。 さらにハードで、目立つのは、1テラバイトをはるかに超えるストレージやらサーバー。いろいろなメーカーがしのぎを削っている状況だ。 そして、今年さらに目だっているのが、実は、学校のブースだ。The Art Institution、Savannah College of Art & Design、Gnomonのブースが特に大きいが、その他、たくさんの学校が立派なブースを構えている。ぼくたちが、2000年ぐらいにデジハリのサンタモニカ校のブースを出した頃より、ずっと増えている。今、アメリカ国内で、デジタル映像系の教育が盛んになっていることをヒシヒシと感じた。 モーションキャプチャーシステムの老舗であるMotion Analysisの社長と話をしたら、彼は政府の委員になっていて、デジハリのことを紹介しているとのこと。けっこう、ぼくたちのやり方が、知られているとのことだ。有り難い話である。 ということで、今日のExhibitionは、6時にクローズ。 |
Exhibitionは続く
エントランスからのメインストリートのもうひとつの側に陣取ったのは、3ds maxを持つDiscreet社。こちらでは映画産業の標準編集ツールとしてinfernoやflameが根強い支持を受けているのだ。さすがに力が入っている。 LightWaveを持つNewtekのブースでは、さっそく英語通訳付きで、Electronic Theaterに選ばれた「イノセンス」のメイキングをやっていた。日本人が活躍している姿は、やっぱりうれしい。 ざっと見たところ、まず目立つのは、いろいろなエフェクトが小さな会社で、いろいろに開発されていて、それが、すべてMAYA、XSI、3ds max、LightWaveの4つの代表的なCG制作ツールににプラグインとして対応していることだ。 そんな開発メーカーだったKeydaraが、MAYAを持つAlias社に買収されてしまったことは、けっこう大きなニュースとなっている。Kaydaraは、とても良いmotionツールを持っているのだ。 まだ今日(火曜日)のレポートは続くよ。 |
SIGGRAPH Exhibitionが始まる!
August 09, 2004
Electronic Theaterを見る!
毎年のことだが、会場では、来年のSIGGRAPHのコーナーがあり、いろいろな情報やバッチやポスターももらえる。1年以上前から、ビジュアルが決まっているのだから、ほんとに段取りがイイ。来年は、再度LAで開催される。その次、2006年は、しばらくぶりにBostonでの開催となっている。 さて、Electronic Theaterを良い席で、見るため、会場前に6時から並ぶ。Electronic Theaterは、CG制作者なら、一生に一度は選ばれたいセレクションだ。コンテストというわけではないが、Best Animation ShortとJury Awardは発表される。 さて、6時すぎから開場して、観客がほぼ席に着いたところで、恒例の全員参加のゲームが始まった。今年は、直径1m20cmぐらいのバルーンが、たくさん出てきて、それが、どの位置で飛んでいるかが、前面の大きなスクリーンに表示された。バルーンは、空気で膨らませてあるので、これをみんなで、バレーボールのように打ち合う。 バルーンの表面は、どの方向にも光が反射する素材で出来ていて、それをカメラでとって位置を把握しているのだ。そして、席上のヴァーチャルに設定された球にバルーンをぶつけて消していくのだ。実際のバルーンと前面のスクリーンの両方を見て、みんなが協力しないとできないゲーム。大の大人が大声を出しながら、15分ぐらい楽しんだ。これぞ、SIGGRAPH伝統のElcetronic Theater開演前のイベントなのだ! ただし、Elcetronic Theater内は、撮影禁止なので、Media Passをとっているのだが、ここで、写真をUPすることはできないのだ。ちょっと残念。 Elcetronic Theater: 今年は、全部で31作品が選ばれていた。全体の傾向として、映画からのVFX部分がセレクトされていた。とくにSony Pictures Imageworksからは、3作品がセレクトされ、当たり年だったようだ。 その他、もう指定席ともいうべき、ILM、Digital Domain、PDI/Dreamworksなどの作品が選ばれていた。日本からは、イノセンスの祭りの部分、鬼夜叉3のムービーなど選ばれていて、とくに鬼夜叉は、素晴らしいアクションで、大きな拍手をもらっていた。 ということで、すっかり一日CG映像づけになって、Universal Cityに戻り、みんなで夕食をとって、ホテルに戻って、現地時間午後11時半。SIGGRAPHに来ると、ほんと一日が長いのだ。 |