プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ。
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール(通信講座)
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)

August 31, 2004

SOHOビジネスモデル研究会で講演

Click!
朝、風は強いが晴れている。東京は、台風が過ぎて、いかにも暑くなりそうだった。

午前11時、J-WAVE大和証券Make IT 21の取材。最近、ぼくがブログに移ってきたということで、「Blogのおもしろさは?」、「Blogをビジネスに生かせる?」などの質問に答える。放送日は、9月4日とのこと。最近、Blogをビジネスに生かせるかという質問を毎日のように受ける。良い実例とかアイデアとかあったら、コメントで、教えてほしい!

お昼に、ヤッパの伊藤社長が訪ねていらした。今、伊藤さんの会社は、どんどん伸びている。ヨーロッパとアメリカへも直接乗り込んで、仕事を受注している。30歳年下だけど、尊敬している企業家だ。

午後3時、神田駅前にあるREN-BASE UK01というSOHOスペースがあるのだが、そこで行われた、SOHOビジネスモデル研究会で講演をさせてもらった。(写真)参加者は、不動産系企業、インフラ系企業、ビルオーナー、建築や都市計画系の研究者、行政機関などの方々で、主にデジハリ大学院の試みを中心にして、なぜ、そのような大学院がコンテンツ産業において必要かということを説明させていただいた。

講演1時間、質疑応答1時間ということで、このぐらい質疑応答時間があると、ぼくのほうもいろいろな話が聞けて、うれしい。その中で、コンテンツ制作者たちは、どんどんSOHO化しているという流れで、この神田駅近辺なら、坪8000円ぐらいで、いくらでもビルの空き部屋を探せると聞いた。起業したい人は、お洒落な地名にあるマンションを借りるよりも、ずっと条件がイイのではないかと思った。実際、古いビルの空間って、ちょっとした工夫で、楽しい仕事場に変わる。このREN-BASE UK01(写真Click!)がイイ例だ。

5時15分、東京校セミナールームへ直行して、オープンカレッジの後半に出席。「企業の信頼を守るビジネスメール術」というお題で、メディアリサーチ・アンド・コンサルティングの塩路忠彦さんが話してくれた。しかし、コミュニケーションの9割ぐらいメールとなってしまった今、本気でメール術は大事だ。

塩路さんは、ケータイ、ブロードバンド、ユビキタスの実態に迫るメディアの万華鏡という辛口コラム集を出されているそうなので、読んでみたくなった。

  

Posted by mojosgy at 19:13 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

August 30, 2004

好きな飲み物

Click!
金曜日から日曜日まで出張だったのと、まだ風邪が治らずなので、本日は、予定通り、お休みをとらせてもらう。予定通り休みが取れることって、ほとんど無いのだが。

というわけで、オリンピックの総集編みたいなものや台風情報を見ながら、夕方まで家で、ぼうっとしていた。夕方から、半年ぶりぐらいに駅前のスーパーや酒類のディスカウントショップに行く。ご存知のようにビールなどケースで買うと、とても安い。しかし、ぼくのお目当ては、ビールのケース販売ではない。

このへんでは、ここだけにあるWILKINSONのジンジャーエールが置いてあり、しかもケースでかなりの安値を付けているのだ。WILKINSONのジンジャーエールは、ラベルの三角の部分が明るい赤と暗い赤の2種類があるのだ(写真Click!)が、暗い赤のラベルが、辛味が強くファンには堪らない味なのだ。この2種類あるというところは、買うときは、気をつけなければならないポイントだ。

ジャマイカ産の生姜が原材料とのことがだが、まさに辛いジンジャーの風味。WILKINSON社って、海外の会社みたいだけど、実際は明治時代に来日したクリフォード・ウィルキンソンさんが設立した日本の会社なのだ。小さい時、飲んでいたバヤリースも、ここの製品だったな。

ということで、辛いもの好きの人間なら、炭酸系飲料はこれしかないよ。辛い炭酸飲料なんて在り得ないと、ときどき、ゲテモノ扱いもされるWILKINSONジンジャーエールだけど、応援演説をくれ!

  
Posted by mojosgy at 22:00 Comments( 5 )TrackBack( 0 )

August 29, 2004

京都校で授業

Click!
午前11時にチェックアウトして、新神戸へ。ちょっと時間が無いので、新幹線自由席で京都へ移動。京都の空にも、いよいよ怪しい雲が広がっていた。台風の影響なのだろう。

京都校の1階にあるスターバックスに12時に着く。ここでブランチ。メールのチェックなど行って、午後1時から京都校で、「デジタルメディア概論」の授業開始。予定10分オーバーで、午後4時10分に終了。

新幹線の時間まで、やっとスタッフたちと、いろいろ雑談。ぼくが各校を回って、自分の授業をやるのは、もちろん、すべての受講生の方と一度は、生でコミュニケーションをとりたいということもあるけれど、普段、テレビ会議でしか会えないスタッフたちと交流したいということもあるのだ。京都校の現在のスタッフは、なんか落ち着いていて柔らかい雰囲気だ。(写真Click!)

午後5時34分の「のぞみ」で東京へ。8時半に高円寺に着いた。この2泊3日の間に、高円寺の名物、阿波踊りが終わってしまったので、今年は見逃してしまったのであった。

  
Posted by mojosgy at 20:54 Comments( 7 )TrackBack( 0 )

August 28, 2004

神戸校で授業とMOJO NITE

Click!
阪急電車で三宮へ。神戸校は駅前のベネトンの4階に入居しているのだ。

神戸校は、本日、朝から「就職博」。専門家のトークや、実際の製作現場の見学など、そして夜の懇親会まで、たいへん盛りだくさんのスケジュールとなっているのだ。

ぼくのナビゲーターということなので、午後3時から打ち合わせをやって、トークセッションを2つ行う。最初は、神戸新聞メディア局企画部の前田裕昭さんに来ていただいて、メディアで働くことで重要な視点や、デザイナーとして心がけなければならないことについてお聞かせいただいた。

次に13年やったサラリーマンを辞めて、日本でインターネットが立ち上がる頃、Webコンテンツ制作会社を起業したドアズの戸田克さんに来ていただいて、Web業界の現在と未来について、いろいろ語っていただいた。

午後6時から、ぼくの「デジタルメディア概論」の授業。3時間を超える授業なので、それでなくても聞くほうも、たいへんなのだが、もう「就職博」で朝から、ずっとなので、オーバーフローかなと思いつつも、いつもの調子で、しゃべる。みんな眠い目をこすりながら、最後まで聞いてくれた。

午後9時半から、予定より30分遅れて、神戸校で初めての「MOJO NITE」。このパーティの名前は、その昔の受講生がクラブイベント風のスペリングで名付けてくれたもので、依頼、もう何年も拠点校で使っているイベント名だ。

今日のMOJO NITEは、各テーブルごとに点数を争うクイズや、最後になんとiPodが賞品となったビンゴなど、たくさんの仕掛けがあり、とても楽しかった。(写真Click!)中締めが11時半、お開きになる頃には、0時過ぎていた。ということで、ホテルにチェックインしたら、午前1時だった。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 6 )TrackBack( 0 )

アップルストア心斎橋、本日オープン!

Click!
朝、チェックアウトぎりぎりまで横になっていた。午前11時、大阪駅方面に歩き出す。昨晩、懇親会の後、夕食もせずに寝てしまったので、さすがに何か食べなくてはと、ふと見あげると阪急百貨店。ちょうど11時からやっているイタリアンレストランポンテベッキオというのを見つけたので、気軽に入ってみたら、なんと広い店内の97%ぐらいが女性のお客様。男性1人という客は、もちろん、ぼく一人。しかし、気にせずデザートまで、おいしく食べることができた。

昼すぎ、アップルストア心斎橋のオープン日ということで、ちょっと行ってみることにした。このストア、国内では銀座についでの2店目の直営店。御堂筋という大阪でもっともステイタスのある通りに面している上に、若者文化のメッカであるアメ村の入り口ともいえる場所にある。

着くと、すでにストアの横には、すごく長い列ができていて、入場規制をしていた。(写真Click!)ということで、中に入るのは諦めて、外側だけ見た。どんなお金持ちでも、定価で、そのまな品物を買うことが無い大阪文化の中で、銀座のような大きな売り上げを心斎橋店が上げるのかは未知数だけど、アップルのショールームとしてブランド価値を上げるパイロット店の役割は十分果たすのだろうと感じた。

と理解したところで、神戸校に向かう。

  
Posted by mojosgy at 14:19 Comments( 2 )TrackBack( 0 )

August 27, 2004

関西ベンチャー学会で講演とパネルディスカッション

Click!
朝9時半、定例の取締役会。90分ほどで終わる。

その後、全国の拠点校で行われる新卒採用説明会のために、挨拶のビデオ撮影をする。デジハリでは、いろいろなイベントが各地で行われるので、ビデオでの挨拶は、よくリクエストを受ける。三脚にDVカメラをセットして、照明を当てて、そしてノイズが入らないように、デスクトップPCや空調を切って、撮影準備。リモコンで、ズームをいじりながら、自分ひとりで、自作自演する。スタッフに撮影してもらうより、マイペースでやれるので気楽でイイのだ。

午後2時過ぎの「のぞみ」で大阪へ。今日は、大阪産業創造館での関西ベンチャー学会の例会で、「IT教育ベンチャー企業の挑戦と今後の課題」という題名で、講演をやらせてもらった。また、その後、時計台ネットの咲本勝巳さんがコーディネーターで、「デジタルコンテンツビジネスの現在と未来」というテーマで、パネルディスカッションをやった。

咲本さんは、京都の小さな染物屋さんたちが、伝統的な手法をそのままに、反物の幅ではなく、洋服が作れる大きさで布を作り、それを利用して、いろいろな洋服を作って、それをネット販売するという新しい動きが、京都にあることを教えてくれた。

ということで、ご本人も素晴らしい刺繍が入ったアロハを着てこられた。(写真Click!)とてもカッコよかった。そういえば、ハワイのアロハも、移住した日系人が持ち込んだ着物から作り始めたというテレビ番組を見たことがある。

午後8時半から、同じ大阪産業創造館の15階のレストランで、パネルの方々と参加者の方々と懇親会。今日もいろいろな方々とお知り合いになることができた。

夜10時解散。まだ、風邪が抜けないので、そのままホテルへ直行。明日は神戸だ。

  
Posted by mojosgy at 23:20 Comments( 3 )TrackBack( 1 )

August 26, 2004

デジハリ新卒採用会社説明会

Click!
まだ、風邪が治らない、体の節々が痛くて、微熱がある。しかし、そんなことで休むわけにはいかないのだ。

午前11時、秋の東京国際映画祭とそれに連動する東京国際エンタテインメントマーケットの時に出版が計画されている単行本の取材を受ける。正午、金融系の知人が、一度デジハリを訪ねたいということで、校長室でミーティング。

午後2時、本日のメインイベントである新卒採用会社説明会をセミナールームで行った。今年は、デジハリとして、しらばくぶりに新卒採用を計画しており、今日が、その一回目。今後、東京も含め拠点校で説明会を行っていく。

最近のデジハリの様子が取材された映像や、ぼくのほうで、会社の歩みみたいなことを説明させてもらったのだが、後のアンケートから、もっとも評判が良かったのが、入社3ヶ月の広報を担当している満渕さん(写真)のトーク。「どうしてデジハリに入社しようと思ったのか?」とか「今まで一番つらかったことは?」などなど、親近感のある質問が多く飛んでいた。

後から、じっくりアンケートを見させてもらったのだが、「社員の人が生き生きしている」といった感想が多くて、ちょっとうれしかった。

午後6時、今年、初めて経済産業省が前面に出て行うデジタルクリエーターズコンペティション2004の企画委員会に出席。場所は、麹町にあるデジタルコンテンツ協会。受賞後のサポートが新しい試みとなっているので、委員たちから、、様々な意見が出て議論も白熱した。

このコンペティション、これまで毎年やってきたデジタルコンテンツグランプリの新人の部が独立した形になったものだ。ということで、「金の翼」賞、「銀の翼」賞という賞の名前は継承される。CG、アニメに限らず、デジタル編集した実写映像、ゲームなども、どんどん応募して欲しい。ということで、午後8時終了。

本日、本当は、もうひとつ夜の懇親会の予定があったのだが、さすがに風邪、おとなしく校長室に戻り、メールの整理をして帰途に着いた。

  
Posted by mojosgy at 21:55 Comments( 0 )TrackBack( 1 )

August 25, 2004

デジハリ創立10周年記念セール開始!

Click!
朝、目が醒めたら、体中痛くて起きられず。やはり風邪だ。午前11時まで寝込む。

午後1時半、今日は、全国の工業高校の先生方の勉強会のひとつのプログラムとして、26名の先生が、東京校を訪問。ぼくのほうからデジハリの歴史とデジタルハリウッド大学設立に関する説明もやらせてもらった。

午後2時半、ぼくの母校の日本大学理工学部の精密機械学科の廣瀬先生と青木先生がいらして、来年度から行う「コンピュータグラフィクス」という科目で、デジハリに協力して欲しいと要請があった。有り難いオファーだ。

さて、最近、大学でも十分なPC環境が揃っているところが増えているが、ぼくが問題だと思うのは、実習授業で使うツールだ。CGアニメーション制作でもWEBサイト制作でも、いくつものツールが必要となるが、これがちゃんと揃っている大学は少ない。また、学生たちも家のPCには、ツールを持っていないということもあり、大学の授業枠内の実習では、作品を作れるところまではいかないのが現状ではないだろうか?

とふっておいての紹介なので、かなり営業臭いけれども、ベンダーやメーカーの方々に最大限協力していただいて、デジハリ創立10周年記念セールを開始した。ソフトのセット販売はとても安く提供できているるし、PCとのバンドルも、ぼくがお薦めのセットになっている。さらに教員や学生の方ならアカデミックディスカウントも効く。ということで、どなたでも利用していただけるセールなので、ぜひ、検討してみてね!

水曜日なので、いつものように5時からプロデューサー会議を2時間。

今週、大学院は第2セミスターが開始。授業の教授たちも入れ替わる。大学院でシリーズの講義をやることが初めてという先生もいる。午後7時すぎ、普段はデジタルハリウッドエンターテインメントで、映画やTVドラマのプロデューサーをしている木村元子さん(写真)の「映像プロデュース」の講義に顔を出してみた。院生たちも、最初の授業ということで、少し緊張して授業に出ている感じだった。

午後8時半、大学院のチーフラーニングオフィサーの羽根教授と、第2セミスターからの教員の評価システムについてのミーティングをした。その後、校長室に篭って仕事。午前0時半、帰途。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

August 24, 2004

WCGについてのオープンカレッジ

Click!
午前11時、数々のVRデバイスの開発で有名な筑波大学の岩田洋夫先生がいらした。現在、開発中の全方位型ディスプレイのコンテンツ制作にデジハリが協力できる可能性があるかというミーティングだった。3DCG制作の部分なら、お手伝いできそうだという話になる。こういうオファーは、とてもうれしい。

午後1時から、CSのso-net channelで放送されている、HOMEMATSULIの収録。この前は、ドキュメンタリータッチで、ぼくの一日を追いかけてくれたのだが、その流れで今日は、SFミステリーのような展開になっていた。この番組、制作者の方々が楽しんで作っているので、仕事をしていて、気持ちイイ。

午後4時半、いつものようにオープンカレッジ。今日は、ぼくも数年前から応援しているWCGについてだ。参加国60国となった今年のWorldCyberGames2004は、まさにオンラインゲームのオリンピックともいえるもので、サイバーアスリートたちが千分の1秒の世界で、己の技を出していく世界だ。

デジハリは、このオープンカレッジだけでなく、日本最終予選会場として東京校を使ってもらうのだ。今年の本大会は、発祥の地韓国を離れて、サンフランシスコで開催される。日本代表が決まる決勝戦は、8月29日、もうすぐだ!

午後6時、日立に勤めていらした花井さんが、ご友人といらした。花井さんは、NPOを運営されているそうだが、もっか、夢中でやっているのは、竹の炭をある特殊製法で作ることとのこと。楽しみで会社も立ち上げたのだが、儲ける気は、まったく無いとのこと。竹炭には、いろいろな効能があるとのことで、それも研究だそうだ。

午後7時、3年半前、デジハリを退社して、カナダへ行き、その後、ドイツで暮らしている森本さんが、ドイツ人のパートナーといっしょに訪問してきた。今、あちらでインターネットマーケティングの仕事を二人で立ち上げているとのこと。しかし、ベルリンは寒いので、この秋からは、スペインのバルセロナに本拠を移すという。なんと頼もしい。

その後、夜8時半、仲間も集まって、飲み会となったのだった。ぼくは、その間、ちょっと抜けてミーティングなどこなしたのだが、どうも体中が痛い。風邪を引いたようだ。気候の変化に体がついていかないのだろう。

  
Posted by mojosgy at 23:28 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

August 23, 2004

会田健一さん、起業、おめでとう!

Click!
月曜日ということで、週が始まるわけだが、どうもぼくは、土日も仕事モードなので、区切りがはっきりしない生活だ。

今日は荷物があったので、車で移動。もうとっくにお盆は終わっているはずなのに、なぜか都内の道が、かなり空いている。午前11時から、知人が訪ねてきて、いろいろ相談を受ける。校長と名乗っているせいか、いろいろ相談事がやってくるけれど、人の人生についてアドバイスをするというのは、ほんとこちらの知力も精神力も鍛えられる面がある。

12時から、デジタルハリウッド大学が入居しようと計画している秋葉原駅前に建設中のダイビルの方々と打ち合わせ。話は、どんどん具体的になっていくのである。

午後2時からは、ほとんどの教員就任予定の方々から、大学の講義についてのシラバスがあがってきたので、それを基に、内部スタッフで、カリキュラム内容について、さらに議論を進めた。

午後6時、秋の本科生の自己推薦の方の面接を行う。受験される方は、緊張されているのだと思うが、ぼくは、意地悪ではないので、いつもリラックスした雰囲気で、面接をやっている。

午後7時、ぼくは、大学院の授業を時々、覗いて回るのだが、今晩は、藤本さんの「ヒットコンテンツ事例研究」の授業に出る。今日のゲスト講師は、堀プロの堀一貴氏。スターがどのように生まれるかについて具体的に院生が研究発表。それについて、活発な議論となり、いかにも、デジハリ大学院らしい授業となっていた。

午後9時過ぎ、第一セミスター終了ということで、院生たちとパーティ。。この中で、院生からの起業第一号の会田健一の会社設立を、みんなでお祝いした。院が開校してから4ヶ月あまり、藤本ゼミで、何度も会田さんの事業計画書が見直された。院生たちからは、150にも渡る疑問が出て、それをクリアして50ページ以上の計画書が出来た。サイト構築も、院生と本科生の混成チームで制作が続いており、これからの展開が楽しみなのだ。

会田さんの株式会社hon'sペンギンは7月7日に設立。今日は、パーティの中で、事業計画の発表もあり、新聞記者の方々も詰め掛けていた。また、早々と第一回目の大学院受験合格者もパーティに参加。第一期生と交流を深めたのであった。

会田さんのビジネスは、多くのインディーズ作家に出版のチャンスを提供するものだ。本を出したいと思っている方、ぜひサイトを訪ねてみては、どうだろうか?

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

August 22, 2004

横浜校で授業

Click!
午後2時半、新宿駅から新宿湘南ラインで横浜に向かう。今日は、横浜校でイベントと授業なのだ。このラインが出来たお陰で、新宿の西側に住んでいる人間としては、横浜へのアクセスが非常に便利になった。たった29分で着くのである。

午後3時すぎ、横浜校の卒業生トークイベントの最後に参加。午後4時から、例のごとく「デジタルメディア概論」の授業を3時間やった。みなさん、真剣に聞いてくれた。

さて、その昔、デジハリでは、拠点校ごとにスクールカラーを決めていたときがあった。横浜校は、海のイメージから青としていた。インテリアもそれに合わせてキーカラーを青としていた。今年度、すべての機材をリニューアルする機会に、インテリアを現在のデジハリカラーのオレンジを基調にやりなおした。とくにディスプレイが、液晶となったため、机にもスペースが出来たし、講師の画面も受講生のディスプレイの横においた液晶ディスプレイに写るようにしたので、視認性もよくなった。

夜8時半、高円寺に戻る。最近、お馴染みとなったスペイン風居酒屋「ラスメニーナス」へ。オーナーシェフがイギリス人ということもあって、いろいろな国の人がやってくるところが面白い店なのだ。今日は、マイアミ育ちなのに、東京フィルでホルン奏者をやっているジョナサンさんと知り合った。夜中、そのまま女子マラソンを見て、ちょっと興奮して、朝方寝たのだった。


  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

August 21, 2004

9年ぶりにVIRTUAL BOYでプレイ!

Click!
午前10時半から、大学院のゼミ。ぼくのゼミの基本テーマは、ヴァーチャルリアティ技術の商用利用。夏前まで、歴史的な流れを含めて、いろいろなVR技術を一通りレビューしてきたのだが、ここのところ、いよいよ日常で楽しめるVRという観点で、研究開発を行うための企画を立てる段階となっている。そこで、あの幻のゲーム機を、もう一度体感したくなっていたのだが、、、

なんと、ぼくがSIGGRAPHへ行っている間に院生の大槻くんが、ネットで落札しておいてくれた。それが、任天堂が1995年に発売した3D DISPLAY GAME SYSYTEM 「VIRTUAL BOY」。このゲーム機、机において覗くと、ゲーム空間が立体視できるのだ。色は赤の濃淡しかでないのだが、奥行き方向の立体感は、今見ても素晴らしい。ボクシングゲームでは、自分のパンチや相手のパンチが前後に大きく飛んでくるし、大きなトンネルの中を抜けていくような宇宙戦闘機のゲームも面白い。なかなか音の演出も良い。9年ぶりの出会いに、それなりに興奮。

コントローラー(写真をClick!)は、後のゲーム機のコントローラーにつながるようなデザインで使いやすい。驚くことにコントローラーの下部に電池パックが付いていて、このシステム、基本的に商用電源無しにモバイルで動くのである。

このゲーム機、2つを繋げて対戦ができたり、また、専用のスタンドもあったとのこと。ゲームの種類もバラエティがあったようだ。このVIRTUAL BOY、ぜひ対戦も試したいので、完全動作品とVIRTUAL BOY同士をつなぐケーブルを保管している人がいたら、ぜひ譲ってほしいので、連絡を頂きたい。もちろん、専用スタンドも探しているので、よろしくね。

  
Posted by mojosgy at 14:00 Comments( 6 )TrackBack( 0 )

August 20, 2004

午後7時半からは、卒業生とトークイベント

Click!
午後7時半からは、小倉先生が呼んだ本科99年卒の方々に4人に集まってもらって、東京校セミナールームで、ぼくがナビゲーターとなってトークイベントをやった。

写真の高山くんは、サンライズで「スチームボーイ」を、さらに写真をClickで、飯島くんはナブラで数々のテレビCMを、角田さんは、NHKでニュース、朝の連ドラ、大河ドラマ、NスペなどのCG映像を、その隣は小倉先生で、フリーでPVやテレビのオープニングを、そして右端の山本くんは、ナムコでレーシングゲームを作ってきている。みんな頼もしい卒業生たちだ。

ということで、映画、CM、テレビ、ゲームと、分野の異なるプロフェッショナルが揃った。同じ質問をしても、業界により異なる答えが出る部分と、同じ答えになるところがあり、とても興味深かった。集まった本科生や受講検討者の方々からも、たくさん質問が出て、90分あまりのとても良いトークイベントとなった。

その後、卒業生のみんなと一部の本科生と小倉先生とぼくが参加して、近くの居酒屋で飲み会。さらに楽しく、いろいろな話をした。0時前に解散。校長室に戻り、残りの仕事。午前1時すぎ、帰りに院生のラボによったら、泊まり組が、女子サッカーを見ていて、つい応援。午前3時、タクシーで家に戻ったのであった。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 2 )TrackBack( 0 )

みらいチューブで超横長映像を見る

Click!
午後1時半、横浜の地下鉄みなとみらい線のみなとみらい駅に行く。みなとみらい線は、民間の投資が入って駅が作られているので、どの駅も大きく、個性的なデザインとなっている。とくにみなとみらい駅では、ホームの上階に、大きなトンネルのようなコンコースがあり、みらいチューブと名付けられている。横に長い湾曲した壁面は、細かい縦格子になっていて、吸音する壁面となっているのだが、ここに、なんと横12m縦3mの大きな映像が、常に流されているのである。

このシステムはNTTサイバーソリューション研究所でプロデュースしたものだ。基本は3m角の4つの映像をつなげていて、そのために8つの高輝度プロジェクターと、映像生成のために20台ものPCが繋がれているのである。また、このコンコースを通る人たちとインターラクションが作れるようにカメラも3台繋がれている。

NTTサイバーソリューション研究所の小川所長のアイデアで、ここにデジタルハリウッドの受講生の作品を流そうということで、現地視察となった。試しにデジハリのDVDから再生(写真Click!)してみると、なかなか迫力があった。現場には、このプロジェクトに協力したエクサの安藤さんも来てくれていた。安藤さんは、CG系では知らない人がいない技術スペシャリストだ。

横浜校スタッフの山口くんも来てくれて、ぜひ、この長い画面用のCG映像やFlash映像を作ろうということになり、解像度など安藤さんと打ち合わせた。この空間での4:1の横長映像、どんなものができるか楽しみだ。


  
Posted by mojosgy at 16:00 Comments( 2 )TrackBack( 2 )

August 19, 2004

知人を訪ね・友人と会食

Click!
10月4日に大学院主催のシンポジウムをやる計画をしていて、パネラーをお願いする方々とメールをやりとりするタイミングになっている。ということで、午前中からメール合戦。しかし、時に昔のメルアドが変わっている方もいるので、最近、いただいた名刺をひっくり返してみる。

ぼくは、パーティで、いろいろな方と会うことが多いので、いっぺんに50枚ぐらい名刺をやりとりすることもある。もちろん、そうなると会った方を、その場で記憶に留めることは、ぼくにはできない。しかし、後日、名刺を眺めると、その名刺のデザインも含めてビジュアルとして記憶に残るので、ぼくは、ときどき、いただいた名刺を眺めるのだ。長年、見ていると、名刺から想像以上に、いろいろなことがわかるようになった。

午後3時、知人の方が、ある外資系の日本法人の代表になり、新しくオフィスを構えたということで、ちょうど、2時間ほど開いていたので、のこのこと見学にいって、しばらくぶりに、話を聞いた。外資系の方と話すと、国外の事情がわかるので、有り難い。

夜7時すぎ、六本木ヒルズの傍にある割烹小田島で、高校時代の同級生でバンド仲間の大政くんと、その友人の石原久美さんと会食。石原さんは、あるビジネス系のパネルでぼくといっしょにパネラーになり、名刺は交換していたのだが、後から、友人の友人ということがわかって、今日の会食となった。和食のコースに会わせて、白2種類、赤2種類のワインを合わせて出してくれる。そんな中で、どんどん話がはずんだ。二人とも人事のスペシャリストなので、なるほどという話が多かった。

午後10時半、同方向ということで、大政くんとタクシーに乗り込み、11時過ぎに帰宅。


  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

August 18, 2004

水曜日は、会議の日!

Click!
朝、SIGGRAPHから持ち帰ってきた資料などを積んで、車で移動。都内の道路は、まだ空いていて、通常の半分の時間で、東京校に着く。

昼12時、大学設立関係の会議。設立認可審査中とは言え、高校訪問などが、どんどん始まっている。入学試験の日時についても、固まってきている。また指定校の候補も増えている。デジハリは今年で10年やってきたが、大学受験という部分については、まったくの初めての経験。チャレンジングだけど、新しい経験は楽しい。

午後2時半から、東京大学生産研究所の藤澤研究員が訪ねていらした。藤澤さんは、構造解析や流体解析の最新のシミュレーション計算の専門家だが、その研究をCG表現に応用するビジネスを企てているとのこと。CGやVFX、またゲームの世界でも、ここ何年か物理シミュレーションは、どんどん高度になってきている。例えばファインディング・ニモの波や水は、まさにそのようなシミュレーションにより作られたものだ。藤澤さんは、もっと多くのクリエーターに、物理シミュレーションを利用して映像づくりに役立ててもらいたいと思っているのだ。ということで、いろいろ業界の動向のお話をさせていただいたのだった。

そういえば、現在、サンリオが産んだ世界的キャラクター、キティちゃんが、今年で30周年ということで、デジタルハリウッドエンタテインメント社が企画運営をしているKITTY EXが、六本木ヒルズ森美術館と原宿のラフォーレミュージアムで開催されている。内外の素晴らしいアーティストがキティちゃんをテーマの作品を出品していて、凄い展覧会になっている。まだ、見てない方には、お薦めだけど、見た方は、ぜひコメントください!

午後5時から、毎週やっているプロデューサー会議(写真をClick!)。テレビ会議システムを使って、全拠点のプロデューサーたちと会議。毎週やっていても、どっさり報告事項もあるし、審議事項もある。この会議で、デジハリ運営のほとんどが決まるので、2時間以上にもなる会議だけど、中だるみすることもなく緊張感のある会議なのだ。

その後、校長室に篭って、ここ数ヶ月でいただいた名刺を整理しながら、いろいろな方にメールを打つ。このまま今日も12時を過ぎるだろう。

  
Posted by mojosgy at 23:10 Comments( 3 )TrackBack( 2 )

August 17, 2004

番組収録/オープンカレッジ

Click!
時差のため、午前2時ごろから、目が醒めてしまい。そのままソファーに横になりながらも、オリンピックの男子体操団体を見続けたお陰で、リアルタイムで金メダル獲得のシーンを見ることができた。スポーツのようなリアルタイムであるからこそ、感動が増すコンテンツは、まさにテレビというメディアにもっとも向いていると、つくづく思う。3時間ほど寝て9時に起床。

朝10時、大学院の運営会議。今日は、積極的に集まってくる院生の意見について、どのように答えていくか具体的に検討した。新しいことをやろうとすると、どうしても調整ごとが多くなるものだが、さっそく昨晩習ったアクティブラーニングの手法で、問題の本質に辿り着くことができた。学習ツールって、日ごろの問題解決にも本当に役立つ。

五反田から東急池上線に乗って洗足池へ。この池の近くに日本家屋をそのまま収録スタジオとして貸しているSTUDIOピア10洗足がある。今日は、午後1時から、ここで、Mita-Cine倶楽部の収録があるのだ。この番組、かの山田五郎さんが、ナビゲーターとなり映画紹介を行う番組。本日の映画は、現在も全米で大ヒット中のi,ROBOT。日本での宣伝担当の推薦で、ぼくがゲストということになった。

ちょうど、この映画のVFX製作に携わったデジタルドメインの多田学くんに、先週のロスアンゼルスでのSIGGRAPHで会って、いろいろ聞いてきたこともあり、とくにi,ROBOTで試された新しい製作技術を中心にお話をさせてもらった。山田五郎さんは、相変わらず、とてもテンションが高くてお元気だった。

東京校に戻り、午後4時半から、毎週やっているデジタルハリウッド・パートナーズのオープンカレッジに久しぶりに出席。今日のテーマは、”検索エンジンで上位ランクをねらえ!SEO基礎知識”ということで、講師は、SeoSpyのアミール・アヤロンさん。流暢な日本語で、丁寧に講義をしてくれた。とくに現状のGoogle対策については、地道にキーワードを埋め込む部分がよく理解できた。

午後6時すぎ、サクサク氏らと、東京校の運営について細かい調整。お互いに事情を理解して、対策案が決まった。その後、やっと普通に、デスクトップに向かってお仕事。いろいろ文章打ちなどが溜まっているのだ。

夜11時すぎ、自宅に戻る。まだ時差を体にかかえていて、今晩も眠くならずにオリンピックを見そうだ。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

August 16, 2004

アクティブラーニングの授業を受ける

Click!
朝10時、いろいろとSIGGRAPHから持ち帰った荷物があるので、車で東京校へ。月曜日だというのに、まだお盆休みということなのだろう、道は驚くほど空いていて、いつもの二分の一の時間で着いてしまった。

午前11時。CS放送の朝日ブロードスターの政府広報番組「明日への架け橋」の取材を受ける。デジハリとは、どんな学校かについて話をした。明日のスタジオ収録では、藤本社長が特区での学校設立を中心に話す予定だ。

午後3時、大学設立スタッフの一人Blueくんと大学の校舎となる予定のビルの平面図を詳細に検討。2時間ほどで、2つほどレイアウト案を作成した。こういうことが始まると、いよいよ大学の姿が、リアルに、ぼくの頭の中に浮かんでくる。昔、建築をやっていたことが、役立っていると思える瞬間だ。

午後7時、東京駅のすぐ近くにある文部省へ。藤本社長は、なんと成田から直行で駆けつけた。これからの大学設置に関する審議について、詳しく説明を受けた。この数年、思っているけど、官僚の人たちって、一般に言われているより、ずっと真摯で親切だ。

午後8時すぎ、セミナールームで7時から開始していた羽根教授のアクティブラーニングの授業に途中参加。この授業は、大学院だけでなく公開授業にもなっているので、総合プロコースや一般の方も受講している。授業は、4人一組となって、議論したり、話し合ったりすることが含まれていて、まさにアクティブ。今日も、新しい学習ツールを身に付けることができた。

午後9時半、某外資系企業と大学院が組んで行うコンテンツ開発についてのキックオフミーティングに出て、その後、午後10時すぎより、校長室にやってきた院生が、韓国映画のVFX技術の凄さについて詳しく説明してくれた。院生ともなると、こちらが教えてもらうことも多い。このまま日本映画が、韓国映画に負けていく状況を、打破したいと熱く語ってくれた。ぼくも、最近の映画に対する政府の政策などについて説明した。と、気がつくと12時過ぎ。その後、メールを整理して、午前1時に東京校を出た。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 2 )TrackBack( 0 )

August 15, 2004

終戦記念日だったけど

Click!
朝4時近くまで、オリンピックを見ていたので、起きたら10時過ぎだった。ブランチを食べようと、息子と神楽坂にあるMOS's-Cへ。

この店、モスバーガーが直営でやっているアメリカン・クラシック・スタイルを追求したハンバーガー・レストランということなのだが、そこは日本の店、アメリカのバーガーよりは、ぜんぜん脂っこくなくて、かなりおいしいのだ。ボリュームもたっぶりだ。

このお店、外観(写真Click!)もインテリアも雰囲気があって、かなりお薦め、もちろん通常のモスバーガーとは、まったく異なる。アクセスは良くないのだが、同じ通り沿いの近くにモスバーガー本社があるので、選ばれた場所という気がする。ということで、日曜日は、車で来ている人が多い。

さて、モスといえど、ここには、ビールが置いてある。とくにSAMUEL ADAMSがあるのがうれしい!このビール、ぼくが80年代の終わりボストンに居た頃、ボストンの地ビールという地位から、アメリカの全国区へ躍進したビールで、今や全米でもっとも人気があるビールとなっているのだそうだ。日本のビールより、味が濃くて、ぼくが好きだ。先週のLAでも、ほぼ毎日、レストランで飲んでいた。

さて、買物などをして、午後3時に家に戻って、その後は、ずっとオリンピック、さらに午後9時からは、F1ハンガリーグランプリを見た。なんと13戦目にしてフェラーリがコンストラクターズチャンピオンを決めてしまった。シューマッハもグランプリ史上新記録の7連勝。強すぎる!

さて、今日は59回目の終戦記念日だけど、ぼくの中で、もう忘れてしまいそうな存在。もう歴史上のことという意識だけど、スポーツの場で、まで、それを持ち出す国の方々もいるので、産まれて来る国は、選べないのに、生まれる前の国の歴史を背負うって感覚を持つのは、難しい。

  
Posted by mojosgy at 22:50 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

August 14, 2004

成田から新宿で

Click!
予定より30分以上早く、Take offから約10時間で成田に着く。そこで、SIGGRAPH 2004 Tourは、流れ解散。参加した29人は、みんな仲良くなった。これもツアーのいいところだ。

今日は、土曜日ということで、そのまま学校に寄らず、帰宅することにして、NEXの新宿行きに乗る。首都圏を走っていくNEXは、AirH”のつながりがずっと良く。金曜日分のlivedoorBlogをアップしながら、時間が過ぎていった。ふと気がつくと、なんと渋谷に停車(写真Click!)していた。いつの間にか埼京線の渋谷駅ホームにNEXが停車するようになっていたとは、知らなかった。

高円寺に戻り、そのままテレビに噛付いてオリンピックを見ているうちに寝てしまったのであった。

  
Posted by mojosgy at 22:30 Comments( 0 )TrackBack( 1 )

August 13, 2004

金曜日・朝 LAXでは

Click!
午前6時にモーニングコール、6時45分バゲージアウトということで、帰り支度。午前7時、日本時間の金曜日23時までのメールをチェックして、チェックアウト。ツアーでチャーターしたバスで、LAX空港へ。

テロの後、アメリカで飛行機に乗るのは、たいへんだ。最初の難所は、預けるバゲージのチェックだ。いろいろ細かいので、添乗員の菊池さん(写真)の説明もたいへん。まずは開錠して、協力なX線が出る検査機械があるブースに持っていく。ここからは、成田に着くあで自分のバゲージに触れなくなる。

何事も順番なので、ここに長い列ができる。待っている間、チャンバラをする輩もでる。ここで何かあれば、係員は中を調べる。そのために開錠しておくわけだが、もし鍵がかかっていれば、たぶん、出口付近で待っている持ち主に声をかけて鍵を開けさせることになる。たまたま持ち主が離れていたりすれば、容赦なく鍵は壊されて中がチェックされるのである。

さて、検査ブースの出口でしばらく待っていると、ぼくのバゲージは無事もなく出てきた。ここで腰をいためないように太い腰巻きをした係りのお兄さんに、まず鍵を渡して閉めてもらう。そして、そのままお兄さんが、バゲージを引いて航空会社のチェックインカウンターまで持っていき、カウンターの中に入れてしまうのだ。ということで爆弾の混入などを未然に防ぐ対策がとられているわけだ。

その後、ターミナルに行く途中の手荷物検査と身体検査もたいへんだ。普通のガスライターなら1つまで持ち込めるが、オイルライター、バーナータイプなどは没収だ。ノートPC、PDAなどは、すべて出して検査を受ける。爪切りも持ち込めない。靴も脱いで、手荷物検査といっしょにスキャンされる。ぼくのバックルがいつもなるので、バンドを抜いて、手荷物に入れて、無事通過。

機内では、機内食をスキップしたまま熟睡。気がついたら日付変更線を超えて、短い金曜日が終わったのであった。

  
Posted by mojosgy at 16:00 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

August 12, 2004

SIGGRAPH 2004終了・夕食は、多田さんと共に

Click!
午後2時にSIGGRAPH会場に戻り、最終日を楽しむことにした。まず、Guerlla Studioに行く。ここでは、SIGGRAPHの期間中、ずっと、いろいろなワークショップをやっている。いろいろなデジタルツールを習えることはもちろん、実際、手で作るものも教えている。ここで、昨晩のCyberfashionも準備されたのだ。(写真をクリック)かなり広い部屋をとって、このイベントは展開しているのだ。

ぼくのお目当ては、ここで写真を加工してアートにしているMichael Wrightさん(写真)。彼は、デジタルメディアアーティストなのだが、dhimaでも講師をしてくれている教育熱心な方でもある。Guerlla Studioの壁には、彼がSIGGRAPH中に仕上げた人の顔の作品が120ほど貼ってあって、とても目立っていた。

その後、もう一度、Art GalleryとEmerging Technologiesを見て、さらに午後3時45分からThe Day After Tomorrowのメーキングに出て、ぼくのSIGGRAPH 2004は終了したのであった。

5時半に終わったでの、その後、dhima(デジハリ米国校)に行く。しばらくぶりにスタッフに会って旧交を温める。その後、サクサク氏やデジタルハリウッドエンタテインメント社の木村元子副社長、さらに朝、デジタルドメインを案内してくれた多田学さんと共に、日本料理店の藪で、夕食。楽しい晩餐となったのであった。タクシーで、ホテルに戻って、午前0時。この後、Blogアップの作業に入ったであった。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 2 )TrackBack( 0 )

デジタルドメインを見学

Click!
午前10時半から、デジタルドメインの見学が始まる。デジハリ東京校の2期生である多田学さん(写真)が、もうデジタルドメインに勤めて6年にもなるので、その伝手で、今回の見学を実現してもらった。

こちらのVFXスタジオは、クライアントとの契約があるため、なかなか製作現場を見ることが難しいのである。見学者の総勢が35人ぐらいになったので、アーティストのブースまでは入れなかったが、実際のシューティングをするスタジオを見せてもらった。壁全面がグリーンバックになっており、タイタニックの撮影も行ったところだ。

その後、スクリーニングルームに入れてもらって、デジタルドメインの最新のデモテープを見る。こちらのスクリーニングルームは、映像はもちろんだが、音響も高いレベルで調整されているのが、日本と違うといつも思う。特別に多田さん個人のデモテープも見せてもらった。彼の最新作は、I,Robotだ。素晴らしいね。

中は一切、撮影禁止ということで、外観だけ撮影。その後、バスに乗って、近くのサンタモニカへ。そこで解散して、3rd Streetで、それぞれ昼食をとり、午後1時20分にサンタモニカを出発。午後2時には、SIGGRAPH会場へ着いたのだ。今日は、木曜日、SIGGRAPH 2004の最終日だ。

  
Posted by mojosgy at 14:35 Comments( 4 )TrackBack( 0 )

デジタルドメインに到着・ベニスビーチにて

Click!
朝9時、全員バスに乗り、デジタルドメインへ向かう。交通渋滞はあったものの約束より早くデジタルドメインに着く。そこで、藤本社長やdhima(デジハリ米国校)のメンバーも集合。

そこにMihoさんが、もうすぐ1歳になるNaomiちゃんを連れて来ていた。Mihoさんは、95年からのデジハリのスタッフで、dhimaのスタッフとしてLAに赴任して、そこで、こちらの方と結婚して、Naomiちゃんがいるわけだ。自分の孫に会えたような気持ち、うれしい!

さて、約束より30分早く着いたので、ツアーメンバーは、歩いてすぐのベニスビーチへ。なんと渋谷校VFXコースの3人は、ちょっとコスプレ。ベニスビーチに浴衣は、まだしも、セーラー服とは。午後は、このままSIGGRAPH会場に行くとのこと。すこぶる前向きだ!

  
Posted by mojosgy at 11:00 Comments( 3 )TrackBack( 0 )

August 11, 2004

今日の最後は、大規模パーティ!

Click!
本日最後のイベントは、ダウンタウンの真ん中のPERSHING SQUAREで行われたSIGGRAPH全体でのレセプションだ。ようは、大規模なパーティ。数千人の人が毎年参加するので、とにかく広いところを借り切らないとできないので、いつも屋外になる。公園の中に、上手にドリンクや食べ物のカウンターが配置されていて、十分に飲んで食べることができた。

ここでも、いろいろな大学教授の方々とお話をする。今年は、東大から約50人が参加しているとのこと。デジハリも卒業生と現役生を合わせたら、もっと参加しているだろう。現在、中国でCGがたいへんな盛り上がりを見せているということだが、米国からのVISAがほとんど下りず、たいへん少ない参加になったとのこと。韓国もゲームバブルが弾けてから、去年あたりから、ずっと参加者が減った感じだ。ということで、相変わらず参加者がコンスタントなのが、日本からの参加者なのだ。

11時に会場を後にして、慶応大学環境情報学部の稲蔭正彦先生と女子美大芸術学部内山博子先生らといっしょに、Bonaventure Hotelで二次会。久しぶりにゆっくりお話をした。午前0時過ぎ解散。TAXIに乗ったらドライバーは、この道25年と豪語。凄いスピードで山を登ってUniversal Cityまで戻ったのであった。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

恒例となったCYBERFASHION SHOW

Click!
午後6時半は、今年で3回目となったSIGGRAPH CYBERFASHION SHOW。開場を待つ長い列に並んでいると、主催者グループが、取材許可を持っている人たちを見つけて先に入れてくれたので、最前列に座ることができた。会場は、みるみるうちに埋まって行き、1000人以上が詰め掛けた。3年前は、さびしかったCYBERFASHION SHOWだけど、今や凄い人気だ。

これは自らも、サイバーファッションで、ステージに立って、ホストを務めるPSYMBIOTEの独特な世界観も受けているのだと感じている。30組ほど出てきたモデルは、ヘッドマウントディスプレイに位置センサー、データグローブという定番だけでなく、環境に反応する光る服を着ていたり、暴漢から体を守る装置を付けていたり、タッチセンサーを付けていたり、いろいろな機能が付いている。ただ、全体にボンテージ系かクラシックドレス系に全体をまとめているグループが多かったのが、ちょっとバラエティにかけていたかも。しかし、会場は、どんどん盛り上がったのであった。

この手のデジタルとファッションの融合は、Wearableというコンセプトで、1998年と1999年にMIT MEDIA LABで、ファッションショーが行われ、その後、日本でも、ちょっとだけブームになったのだが、最近は忘れられている分野。しかし、その間に素材、デバイス、センサー、PCも飛躍的に進歩していて、今日、見たものは、コンセプトだけでなく実際に機能するし、素晴らしく面白くなってきている。やっぱり継続は力だよね。

最後にPSYMBIOTEが、出演者全員をステージに上げて、来年もまた会おうと、聴衆に向けてにエール!いや〜、今や完全にSIGGRAPHの定番イベントに成長した感じだ。素晴らしい。 

  
Posted by mojosgy at 20:00 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

河口洋一郎先生の足跡を振り返る

Click!
午後3時ごろ、歩き続けだったので、一休みと思って、エントランスホールの横に設置されているInternational Centerに行ったら、強烈なドラムサウンドが聴こえてきた。アフリカンドラミングのグループがパフォーマンスをしていたのだ。4人の男性がドラムを叩き、4人の女性が心を開放するように踊っていた。こんなことが、学会中に展開されているのが、SIGGRAPHの醍醐味だ。

午後3時半からは、Artist in Conversationに河口洋一郎先生が出るというので見に行く。まず酒が参加者に振舞われた。なんと異例な始まり。その後は、去年、NHKがハイビジョンで河口先生の特集を組んだ番組の一部を見ながら、1970年代から始まった河口先生の足跡を振り返った。最後には、最近、東大の学生たちと開発している人間の踊りや歌にリアルタイムで反応するCGのデモを行って、大成功。学生たちが、胸をなでおろしていた。そう、昔から、コンピュータは本番に弱いのだ。

  
Posted by mojosgy at 17:00 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

欲しいものリスト! Exhibitionより

Click!
Exhibitionには、いろいろなハードウェアのブースが出ている。CGやデジタル映像の応用範囲が広いということも関係している。その中で2つ、欲しくなったものがあった。

一つ目は、正12面体のうち、11個の面にビデオカメラを取り付けて、ほぼ球体に仕上げた全方向カメラ。写らないのは、真下の足の部分だけだ。このビデオカメラで、取り込まれた映像は、ただちにカメラのカバーする映像の範囲が重なる部分を綺麗にステッチして、すべて繋げてしまうのだ。

この映像を専用再生ソフトで、再生すれば、インターラクティブに、どの方向の映像でも見ることができる。例えば、このカメラを車に載せて街を走り回って作った映像は、単に前とか横を見ている映像が再生されるのではなくて、走りながら、首をどこに振っても、どの方向にも街並みを見ることができる。また、映像作りに使えば、背景の映像は、ロケでとりあえず全方向を撮っておいて、後から監督の好きなところを、どこでも切り出せることにもなる。

このようなコンセプトの製品は、今までもいろいろあるのだが、11個のビデオカメラを使うことにより、動画かつ高精細度の映像が得られるところが味噌だ。

二つ目は、工業デザインのプロトタイプ作りに使われる3Dプリンターだ。(写真をクリック)このプリンタは、CADのデータなどから、複雑なモデルを実際に作ってしまう。これまでも光硬化性材料を利用したものや、実際に削っていくものなど、いろいろあったのだが、これは、バブルジェットプリンターのヘッドを利用している。

聞いてみれば、なるほどという仕組み。まず、石膏の粉が平らに撒かれる。その上にインクの代わりに接着剤を吹いていくのだ。すると、その部分だけの石膏が固まる。その解像度は、プリンターと同じになるので、とても高い解像度だ。一度、面をすべてスキャンすると、1/3000inchだけ、面が下に移動して、その上にまた新たに石膏の粉が平らに撒かれる。そして、またそこに接着剤をプリントするのである。この仕組みだと、入れ子になっているモデルも作れるし、他のヘッドに着色用のインクを入れておけば、同時に色をつけてしまうこともできる。だから中が、黄色で、外側が赤の入れ子状のモデルさえ、一回のプロセスで作れてしまうのだ。出来上がったものは、けっこう硬くてプラスチックに近い質感になる。

モノが大好きな人にも、十二分に楽しめるのが、SIGGRAPHというわけだ!

  
Posted by mojosgy at 15:30 Comments( 0 )TrackBack( 1 )

SIGGRAPH 4日目がスタート

Click!
水曜日ともなると、ツアーメンバーもSIGGRAPHの楽しみ方が身に付いてくる。自分が重要と思うコースやパネルに出ながらも、残りの時間、Exhibition会場に行って、ブースでもらえるお土産を集めたりするのである。

その中で、いろいろなブースでやっているのが、デッサン講習だ。写真は、Sony Pictures Imageworksのブースで、もう恒例の出し物になっている。ここの特徴は、紙ではなくて、配られるTシャツに描くことだ。デジハリ生も参加。出来上がりは写真をクリックして見てね。

ということで、またも長い1日が始まったのだ。

  
Posted by mojosgy at 12:00 Comments( 1 )TrackBack( 0 )

August 10, 2004

夜は、パーティへ SIGGRAPH 3日目の晩

Click!
午後6時半、SIGGRAPH開場を後にして、みんなでダウンタウンで夕食。今日はビールを飲んでピザを食べた。

その後は、恒例のTOKYO ACM SIGGRAPHのパーティへ繰り出す。会場は、Hyatt Regency。8時からパーティ。着いてみると、すでにたくさんの人たちが来ていた。日本では、なかなか集合できないCG関係者たちが、一同に集まれるところが、とてもいいところだ。

また、日本に関係のある海外の人も、ぞくぞくと集まる。NASAでHMDを開発し、慶応大でも教授をしていたScott Fisherさんも来ていて、久しぶりに話をした。

また、プロフェッショナルだけでなく、いろいろな大学の教授たちに付いて、たくさんの学生たちが参加していたのだが、みんな、とても社交的で、どんどん知り合いを増やしている感じで、とてもいい雰囲気だ。予定を超えて午後10時半に解散。ホテルに戻ったのであった。

今日も長い一日だった。

  
Posted by mojosgy at 23:59 Comments( 3 )TrackBack( 0 )

学校のブースが目立っている!

Click!
Appleのブースでは、例の2560x1600の30インチディスプレイを2つ横につなげてShakeの説明。これなら、編集作業の効率は、とても良くなるだろう。このようなディスプレイをドライブするには、当然、最高性能のグラフィックボードが必要になるわけだが、ここ数年、グラフィックボードの開発メーカーが元気だ。

ひとつは、ATI。赤いイメージのブースがなかなか良い。(写真クリック)このATIと双璧をなすのが、NVIDIA社だ。CGといえば、SGI社だったわけだが、そこの社員が、この数年で、Apple社とNVIDIA社に移っていったは、業界では有名な話。ということで、SGIの流れは、確実に受け継がれているとも言えるのだ。

さらにハードで、目立つのは、1テラバイトをはるかに超えるストレージやらサーバー。いろいろなメーカーがしのぎを削っている状況だ。

そして、今年さらに目だっているのが、実は、学校のブースだ。The Art Institution、Savannah College of Art & Design、Gnomonのブースが特に大きいが、その他、たくさんの学校が立派なブースを構えている。ぼくたちが、2000年ぐらいにデジハリのサンタモニカ校のブースを出した頃より、ずっと増えている。今、アメリカ国内で、デジタル映像系の教育が盛んになっていることをヒシヒシと感じた。

モーションキャプチャーシステムの老舗であるMotion Analysisの社長と話をしたら、彼は政府の委員になっていて、デジハリのことを紹介しているとのこと。けっこう、ぼくたちのやり方が、知られているとのことだ。有り難い話である。

ということで、今日のExhibitionは、6時にクローズ。

  
Posted by mojosgy at 18:15 Comments( 2 )TrackBack( 0 )

Exhibitionは続く

Click!
エントランスからのメインストリートのもうひとつの側に陣取ったのは、3ds maxを持つDiscreet社。こちらでは映画産業の標準編集ツールとしてinfernoやflameが根強い支持を受けているのだ。さすがに力が入っている。

LightWaveを持つNewtekのブースでは、さっそく英語通訳付きで、Electronic Theaterに選ばれた「イノセンス」のメイキングをやっていた。日本人が活躍している姿は、やっぱりうれしい。

ざっと見たところ、まず目立つのは、いろいろなエフェクトが小さな会社で、いろいろに開発されていて、それが、すべてMAYA、XSI、3ds max、LightWaveの4つの代表的なCG制作ツールににプラグインとして対応していることだ。

そんな開発メーカーだったKeydaraが、MAYAを持つAlias社に買収されてしまったことは、けっこう大きなニュースとなっている。Kaydaraは、とても良いmotionツールを持っているのだ。

まだ今日(火曜日)のレポートは続くよ。

  
Posted by mojosgy at 16:00 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

SIGGRAPH Exhibitionが始まる!

Click!
午前10時、いよいよExhibitionが始まる。毎年、開場と同時に、Pixerブースへ向かう人が多い。なにかお土産をくれるからだ。今年はMr.Incredibleのポスターだった。

さて、中央のエントランスを入って、最初に構えているのが、Apple社のブースだ。90年代は、ここには、SGI(シリコングラフィックス社)が、定位置としていた場所だ。時代の変遷を感じる。

Apple社の今年の売りは、先ごろ発表されたばかりのMotionと、強力な編集ツールとして育ってきたShakeだ。Macで、Mayaが動き、Shakeが動くということで、今やSIGGRAPHの中でも存在感があるマシンとしてG5が認識されているのだ。

今日から、さらに足が棒になるわけだ。ぼくは、DVも回して取材もしていているのだが、さらにちょっと歩くと、いろいろな企業で活躍している卒業生たちが、次々に声をかけてくれるので、そこで情報を聞き出すことができるので、それも有り難いし、楽しい!

  
Posted by mojosgy at 12:30 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

August 09, 2004

Electronic Theaterを見る!

Click!
毎年のことだが、会場では、来年のSIGGRAPHのコーナーがあり、いろいろな情報やバッチやポスターももらえる。1年以上前から、ビジュアルが決まっているのだから、ほんとに段取りがイイ。来年は、再度LAで開催される。その次、2006年は、しばらくぶりにBostonでの開催となっている。

さて、Electronic Theaterを良い席で、見るため、会場前に6時から並ぶ。Electronic Theaterは、CG制作者なら、一生に一度は選ばれたいセレクションだ。コンテストというわけではないが、Best Animation ShortとJury Awardは発表される。

さて、6時すぎから開場して、観客がほぼ席に着いたところで、恒例の全員参加のゲームが始まった。今年は、直径1m20cmぐらいのバルーンが、たくさん出てきて、それが、どの位置で飛んでいるかが、前面の大きなスクリーンに表示された。バルーンは、空気で膨らませてあるので、これをみんなで、バレーボールのように打ち合う。

バルーンの表面は、どの方向にも光が反射する素材で出来ていて、それをカメラでとって位置を把握しているのだ。そして、席上のヴァーチャルに設定された球にバルーンをぶつけて消していくのだ。実際のバルーンと前面のスクリーンの両方を見て、みんなが協力しないとできないゲーム。大の大人が大声を出しながら、15分ぐらい楽しんだ。これぞ、SIGGRAPH伝統のElcetronic Theater開演前のイベントなのだ! 

ただし、Elcetronic Theater内は、撮影禁止なので、Media Passをとっているのだが、ここで、写真をUPすることはできないのだ。ちょっと残念。

Elcetronic Theater:

今年は、全部で31作品が選ばれていた。全体の傾向として、映画からのVFX部分がセレクトされていた。とくにSony Pictures Imageworksからは、3作品がセレクトされ、当たり年だったようだ。

その他、もう指定席ともいうべき、ILM、Digital Domain、PDI/Dreamworksなどの作品が選ばれていた。日本からは、イノセンスの祭りの部分、鬼夜叉3のムービーなど選ばれていて、とくに鬼夜叉は、素晴らしいアクションで、大きな拍手をもらっていた。

ということで、すっかり一日CG映像づけになって、Universal Cityに戻り、みんなで夕食をとって、ホテルに戻って、現地時間午後11時半。SIGGRAPHに来ると、ほんと一日が長いのだ。

  
Posted by mojosgy at 23:58 Comments( 0 )TrackBack( 1 )

サクサク氏、VRの海を泳ぐ!

Click!
SIGGRAPHでは、数年前から、会場内の無線LANを設置してくれているので、どこにいてもいつものように仕事が出来てしまう。サクサク氏も、まったく東京にいるようにメールと電子稟議をチェック。便利ともいうけど、、、

さて、すっかりCG映像が好きになったサクサク氏をさらに洗脳したのが、昨日、紹介したヴァーチャルリアリティの海を泳ぐシステム。潜ったり、海面に顔を出したり、かなりお気に入りだった。

エキジビションは、明日からなので、さらに今日は、Animation Theaterを見る。Animation Theaterは、カテゴリー別に映像作品を見ることができるもので、例えば今日見たmagicというカテゴリーでは、12作品を見ることができた。

  
Posted by mojosgy at 17:46 Comments( 0 )TrackBack( 0 )

MAYA Education Summit

Click!
朝7時、ホテルのボールルームを借りて、ツアー参加者のミーティング。いろいろな参加者がいるので、まず自己紹介。その後、ぼくが、SIGGRAPHの楽しみ方や日程について説明。

午前8時に終わって、TAXIに飛び乗って、ダウンタウンのBonaventure Hotelへ。今日は、Alias社が始めて行うEducation Summitに招待されたので、それに途中から参加。すでに小倉講師と黒田講師が、頭から参加していて、ぼくが着いた時は、ちょうど社長の挨拶の途中だった。

このSummitは、規模は小さいものだが、北米、欧州、東アジアから、MAYAを長く教えている代表的な学校だけが参加。Alias社が、行った教育機関への調査の報告と、それを基に、学校側がどんな問題と要求を持っているかを、本音で話し合った。

その問題も要求も、国に関わらず、驚くほど似ていた。さすがに、このレベルの学校は、どこもカリキュラム自体には、自信を持っているのだが、Version upについては、後からオリジナルテキストを作ることになること、また教員トレーニングの時間もいることから、ぜひ、教育機関向けに先に情報をあげて欲しいという意見。まったくその通り。

そのままBonaventure HotelでAlias Japanの方々とデジハリ講師陣で食事。さらにいろいろ意見交換をした。Alias本社自体が、教育機関をどのように捉えているのかを理解できたことが最大の収穫だった。

会場に戻り、毎年、ひっそりやっている学生作品の上映を見つけて、みんなで見た。なんかSIGGRAPHでは、学生コンテストは、とっても隅に追いやられているので、やっぱり学生といえどもAnimation Theaterを狙わないと、大勢の人に見てもらえない。(拡大写真)

  
Posted by mojosgy at 15:34 Comments( 0 )TrackBack( 0 )