入学式とデジタルフロンティア
 | 朝、有楽町のよみうりホールへ。今日は、大学院入学式、本科入学式、大学院優秀作品発表会、そして本科の頂点を決めるデジタルフロンティアがあるのだ。
午後1時半から、まず大学院の入学式。ぼくと山本教員が挨拶。その後、新院生の州崎由美子さんから挨拶。これが、なんとも素晴らしく、スタッフがみんな感動していた。期待に答えなければならないぼくたち教員にとっては、身が引き締まる思いだった。
その後、東京、渋谷、横浜合同の本科の入学式。再度、ぼくが挨拶をした。ここでも、新本科生の辻下直美さんが、堂々とした挨拶。とても良い入学式だった。
午後2時半からは、いよいよデジタルフロンティア。ここでは、毎回、ぼくが、派手な衣装を着るというデジハリの伝統がある。今日は、スギヤマスタイルのプロフィールのところで、使われている黄色と赤のストライプのジャケットを着た。
まずは、大学院生の優秀作品発表。イトーカンパニーの全面協力で制作されたショートムービー上映や、大学院在学中に、すでに起業したeペンギン社の会田さんらの発表があった。
最後に、葉加瀬太郎さんとのジョイントとなるプロジェクトクロスの発表となると、なんとそこに、ご本人が登場。会場に集まった方々に向けて、芸大時代の頃を引き合いに出して、若いクリエーターの気持ちを代弁するような、心温まる言葉をいただいたのだった。
午後4時から、本科生のノミネート作品の発表。この冒頭には、今度は、大学院特認教授をしてもらているプロデューサーのおちまさと教員が登場。デジハリでの「おちゼミ」について、熱く語ってくれた。
その後、WEB、エンジニア、グラフィックの3部門のノミネート作品の発表が始まった。ノミネート作品は、アーティストとユーザーをつないで、コミュニティを作り出すという方向を持ったものが多かった。それぞれに賞がだされ、このグループでのグランプリが発表。
グランプリは、渋谷校グラフィックアート専攻の田中夏美さんのオリジナルブランド「DETOX」となった。お笑いストリーミングサイトで、人気を集めている卒業生の宮谷大さんが、プレゼンテーターをやってくれた。
その後、いよいよCG映像部門のノミネート作品の発表。まずは、1時間あまり、各作品を鑑賞。その後、各賞の発表となった。ここでも、スキージャンプペアの真島理一郎さん、ゴンゾ社長の梶山浩司さんらが、プレゼンテーターをやってくれた。
そして、世の中にも注目される今年のグランプリは、東京校・秋本科の岸田幸士さん(写真)の「IMAGES OF LASTBATTALION」となった。もうすぐ映画「ヒノキオ」が公開となる秋山貴彦監督から、グランプリが手渡された。
岸田さんは、就職先として、「イノセンス」などの制作で知られるプロダクションIGを希望。そのとおりに就職。すでに、押井守監督にも、作品を見せているとのことだった。彼の夢は、いつか自分の監督作品を世に出すこと。ぜひ、頑張って欲しいと思う。
午後7時前に、4時間を越えるイベントが終了。その後、ステージ上で、受賞者の方々と記念撮影(写真Click!)となったのだった。
今年ぐらい、複雑だと、司会業もたいへんなのだが、それでも、受賞した作品と受賞者の声を聞くと、次はさらに良くしていきたいというエネルギーをもらえるのである。今年、新卒として入社した新入社員の方々にも、デジハリの真骨頂みないな部分を感じてもらえたと思った。
ぼくの中では、これで、2004年度が終了。そして、明日、いよいよ、大学の新入生200人を連れて、ロスアンゼルスへ出発。2005年度の幕開けとなるわけだ。 |
Posted by
mojosgy
at
22:30
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今日はデジハリの入学式だった。
これから一年、非常に楽しみである。
入学式
【
N's diary
】at
April 04, 2005 21:39