March 10, 2005
デジタルラジオ・番組審議会
![]() | 朝、東京タワーに向かう。今日は、10時半から、東京タワーの敷地内にあるデジタルラジオ推進協会での、番組審議会があるのだ。 ぼくは、3年ほど前から、番組審議委員をさせてもらっている。デジハリでもしばしば講座を持っているアスキーの福岡編集主幹も委員の一人だ。試験放送は、一昨年から開始されており、関係者だけは、いろいろな実験的な番組を試聴することができる。 音質が良いのは、もちろんなのだが、映像も送れるし、チャンネル内で、さらにコンテンツを分けることも可能なので、単なる音の良いラジオ以上のことが期待できる。ただ、現在、市販されている受信機が無い。近いうちに、PCカード型のものと、ケータイ内臓型のものが出てくると思う。 さて、デジタルラジオ推進協会の理事長は、今、時の人となってしまったニッポン放送の亀淵昭信社長。これまで、毎回、番組審議会には出席されていたが、さすがに本日は、スケジュールが空かなかったようだ。しかし、たいへん律儀な方なので、ちゃんと文章を作られ、それが審議会(写真Click!)で読み上げられた。 一般の方々には、ラジオの世界だけが、デジタル化の波と違うところに立っているように見えるはずだ。しかし、ここにも、確実にデジタルは来ている。 ただ、福岡さんの「放送というものは、影響力が大きいメディアだけに、まさに多くの議論を経てコンセンサスを形成し、少しづつ前に進むというものなのだということが、3年間、番組審議委員をやって、よくわかりました」という発言に、まったく、その通りだなとうなずいたのであった。 午後2時、デジタルハリウッド大学の二度目の保護者会を行った。前回と同様に、報道の経緯、留学予定大学の紹介などを行った。ぼくも子供を持つ親として、保護者の方々のご心配は、身につまされる。しっかり、やっていくしかない。 午後4時半からは、いよいよ、デジハリ恒例のイベント「デジハリフロンティア」に向けて、全国の本科生の卒業作品の予備審査を開始。校長室で、先生方と、すべてを見ていくのだ。4時間、映像を見続けたが、もちろん、1日では終わらない。明日も続きをやる。 ひとりひとりの苦労と思いが詰まった卒業作品を見ることは、10年やってきたけれど、いつもワクワクするものであるし、また、ぼくたち教員が、何ができていて、何ができていないかというバロメーターにもなるものなのだ。 いっしょに、卒業作品を見た和田圭介(写真)さんは、デジハリでは、ベテランのスタッフ、横浜、東京と運営の最前線に立ってきた。ツールやシステムにも精通している。最近は、カリキュラムの開発などをメインで行うコンテンツ企画室に所属している。 和田さんは、プロのカメラマンでもあるので、デジカメ系の実践講座の講師を務めるだけでなく、内部で必要な写真撮影もこなしてしまう。今日も、予備審査の後、さっそく、ギャラリーで撮影をしていた。マルチな能力を持つスタッフが、仲間だということは、ちょっと誇らしいことでもある。 |
Posted by
mojosgy
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23:00
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10時半から、芝のデジタルラジオ推進協会の会議室で、デジタルラジオ番組審議会に出席。デジハリの杉山先生も審議委員のひとり。『課長島耕作』の作者、弘兼憲史氏も委員で、この日は彼の隣の席であった。今さらサインなどねだれるわけもないのに、ちょっとうれしい。
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デジタルラジオ番組審議会で思う
【
F岡の雑誌はおともだち!
】at
March 15, 2005 23:50
「放送と通信の融合」の議論の中で、意外と出てこないのが、意思決定に要するスピード。日本のデジタルラジオの総本山(?)、デジタルラジオ推進協会の番組審議会委員である、福岡氏(週刊アスキー元編集長・現編集主幹)のブログにこう書いてありました。
意思決定のスピードの違い
【
ラジオNIKKEI・From Webmaster
】at
April 17, 2005 09:25