February 26, 2005
大学院・特ゼミ「ビジネスプラン発表会」
デジタルハリウッド大学院では、1年間で修了する計画の院生は、「特ゼミ」が必修科目となっている。今日は、その「特ゼミ」の成果を「ビジネスプラン発表会」として、実際に外部の企業の方々を招いて行う日なのだ。 午後1時、ぞくぞくと企業の方々が東京校セミナールームに集まってくる。土曜日にも関わらず50社から、新規事業立ち上げに関連する業務をやっていらっしゃる方々がいらしてくれた。 本日の発表は、9組。前半4組が、コンテンツ系。後半5組がビジネスモデル系という感じだ。ぼくも端から見ていたのだけど、いつも饒舌な院生たちが、ステージに上がると硬い口調でしかしゃべれない。やっぱり緊張しているのだろう。 それでも、1組20分のプレゼン時間が与えられているので、かなり詳細に企画を説明することができていた(写真)。その中でも、超大型映像のプレゼンでのデモは、ちょっと面白かった。セミナールームの壁も天井もが映像メディアになってしまった(写真Click!)。 今回の発表会の特徴は、なんといっても、どのプレゼンの最後にも、集まっていただいた企業の方々にお願いしたいことを述べることだろう。たとえば、「スタートアップ資金の提供を投資してください」とか、「販売チャンネルとして、お付き合い願いたい」とか、「共同事業者としての参画を求めます」などといったものだ。 だからこそ、「特ゼミ」は、ただ仮説を立て、調査をして、企画と試作を行っておわりというシミュレーションではない。実際にやるという設定なので、院生たちも、みんな自分が実現したかったことをプレゼンしているし、もちろん、実際にやる意気込みなのだ。 最後の発表は、すでに昨年の7月7日に、インディーズ専門書店eペンギンを起業した会田健一院生。すでに300人以上の作家が登録しているとのことだが、海外進出についての提携を求めるプレゼンを行っていた。 現在、日本のコンテンツ産業というと、どうしてもアニメ・漫画とマスコミに書かれてしまうけれど、院生たちの企画は、生活空間に直結するようなアイデアや、コンシューマー自身に焦点をあてたものばかりで、改めて、コンテンツ産業のこれからの発展が、間違いないと思わせるものだった。 午後4時半からは、セミナールームの机を端に寄せて、そのまま企業の方々と院生たちが交流会をやった。企業の方々も真剣だ。それぞれ、お目当てのグループのところに行かれて、熱心に質問をされていた。 午後6時すぎ、交流会もほぼ終了したところで、「ソフトパワー」という切り口で、日本を調査している主にアメリカの大学の先生たちのグループが来校。みなさん、日本研究を長くされている方々なので、日本語でOKということだったけど、最初の挨拶を英語でしたら、頭が切り替わらず、そのまま下手な英語で、デジハリについてのプレゼンをしてしまったのだった。 その後、校長室に篭って、たくさんの書類に目を通す。大学院と大学を設立してから、いろいろな機関から送られてくる書類は、明らかに倍増。日本は、やっぱり書面のやりとりが基本で動いているなと、つくづく思うのである。 明日は、札幌校で講義だ。 |
Posted by
mojosgy
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23:45
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今日は某所にてカメラを一日中回してた。 業界柄、カメラの扱いには慣れてるように見
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February 27, 2005 14:48
今日は、デジタルハリウッド大学院『特ゼミ』のビジネスプラン発表会を見学してきました。 ...
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