February 25, 2005
NTT R&Dフォーラム2005で講演
朝9時半、定例の取締役会。コンプライアンスについて方針を再度確認した。 午前11時半、今日は、横須賀にあるNTTサイバーコミュニケーション総合研究所で開催されている「NTT・R&Dフォーラム2005」で講演をするので、東京校を出る。品川までJR、そこから京急本線でYRP野比駅へ。そこからタクシーで7分ほど、見晴らしの良い丘に立つサイバーコミュニケーション総合研究所についた。 このフォーラムは、全国のNTT系の研究者の方々や関連する企業の方々を招いてのものということで、2日間で4000人もの参加があるとのこと。今年の全体のテーマは「レゾナントコミュニケーション」。これは、光による超高速ネットワークをインフラにしたユビキタスで、リテラシーフリーの環境というふうに、ぼくは解釈している。 午後2時から、東京都写真美術館のキュレーター森山朋絵さんの講演。森山さんとは、昨日、学生CGコンテストで会ったばかりだ。10階にある会場には500人近くの方がいらしていたが、さらにこの様子は、研究所の内部にも全国の関連施設にもリアルタイムで配信されているとのことだった。 その後、2時40分から、ぼくが講演した。持ち時間は40分。ぼくは、なぜか時計を見なくても、講演時間をほとんどオーバーしない。ところが、今日は、気がついたら30分もオーバーして、しゃべってしまった。 ということで、その後のパネルディスカッションの時間を大幅に減らしてしまった。どうも、NTTということを意識しすぎて、いつもより通信や電話やケータイに対するぼくの思いを多めにしゃべっていたようだ。パネルの司会である小川克彦所長が、機転をきかせて、パネルディスカッションを会場と質疑応答しながら進めるという形式に変更。NTTレゾナントの木原民雄さん、森山さん、ぼくが、会場の方々と、やりとりをさせていただいたのだった。 ぼくが、高齢者向けのキーとして、パソコンのリテラシーがいらないテレビ電話の普及をあげたら、まさにNTTもその方向であるとのこと。テレビ電話網は、セキュリティ点でも、とても有利なのだ。 その後、研究者でありアーティストでもある木原民雄さん(写真)の案内で、展示コーナーを見てまわる。NTTの研究所群から出てきた数々の研究成果のデモンストレーションが行われていた。ハードウェアの最新技術からインターラクティブアートまで、NTTの守備範囲は、本当に広い。 どんな靴を履いていても、床からの信号が、体内を通過して、自分の持っている機器と情報のやりとりをするシステムや、たった2枚の液晶パネルで、裸眼立体視ができる発明品が、印象に残った。 また、少なからずCGの世界にいるぼくは、実際に4000x2000のハイビジョンの4倍の超高精細映像(写真Click!)を見て、数年もすれば、この解像度で、CGのレンダリングをしなければいけない世界が来ると思うと、ちょっと気が遠くなる思いもした。 午後6時から、研究所の1階にあるレストランで、関係者の方々と懇親会。1987年、ぼくと同時期に、この研究所から派遣されてMITメディアラボで研究をしていた外村さんも来てくれた。また、小川所長は、みなとみらい駅の「みらいチューブ」での大型映像で、デジハリ横浜校の映像作品を流してくれている。木原民雄さんのアートについては、必ずデジハリで講演していただく約束もとりつけた。少なからず知っている方々が多いので、楽しい懇親会となり、ワインも進んだのであった。 気がつけば、午後9時前、帰りは、用意していただいた車で、一気に横須賀から東京へ。研究所のみなさんのお陰で、素晴らしい一日を過ごすことができた。感謝! |
Posted by
mojosgy
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23:30
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