プロフィール
プロフィール
杉山知之
デジタルハリウッド 学長
デジタルハリウッド大学 学長
デジタルハリウッド大学院 学長
工学博士
1954年東京都生まれ。
1979年、日本大学大学院理工学研究科修了後、日本大学理工学部助手。87年より、MITメディア・ラボ客員研究員として3年間活動。90年、国際メディア研究財団・主任研究員、93年、日本大学短期大学部専任講師を経て、94年10月、デジタルハリウッド設立。以来、クリエイターの育成、インターネットビジネスの発展に力を注いでいる。
 デジハリ創立10周年となる2004年、開校当初からの念願であった、デジタルコンテンツ専門の「デジタルハリウッド大学院」を開学。同年11月、IT×英語&留学×クリエイティブを学ぶ「デジタルハリウッド大学」が文部科学省認可。学長に就任。2005年4月開学。2008年10月、「コンテンツ学会」副会長に就任。
【委員】
デジタルラジオ推進協会・番組審議会委員 その他、CG-ARTS協会、デジタルコンテンツ協会などの委員を歴任。
NPO法人 エコロジー・カフェ理事、NPO法人 VIPO(映像産業振興機構)理事。
福岡コンテンツ産業拠点推進会議、マルチメディア放送ビジネスフォーラム、メタバース協会の会長、コンテンツ学会の副会長を務める。
また、毎年、多くのデジタルコンテンツのコンテストの審査員を務めている。
【著書】
「デジタル書斎の知的活用術」(岩波アクティブ新書)
「ポストITは日本が勝つ!」(アスキー出版)
「デジタル・ストリーム・未来のリ・デザイニング」(NTT出版)
「クール・ジャパン 世界が買いたがる日本」(祥伝社)
「クリエイター・スピリットとは何か?」(ちくまプリマー新書)
What's DIGITFUL WORLD
DIGITFUL WORLDとは
DIGITFUL WORLD
音楽がCDになった1982年、人はすべての表現がデジタル化することを進歩とした。 1983年、ファミコンは、コンピュータゲームの飛躍的発展を約束した。 本をCD-ROMしようとしたとき、世界にたくさんのデジタルツールが出現した。 CGは、ビジュアル表現に革命を起こし、映画をアニメを変化させた。 1994年PlayStationは、すべてのゲームを3Dへと導いた。 1995年、インターネットは突如、人々の生活空間とリンクした。
PCのスピードと容量の飛躍的な増大は、写真も映画もあらゆる映像をデジタルで扱うことを当たり前にした。20世紀のメディアの覇者テレビは、それでも最期までアナログだった。しかし2011年、アナログ電波は停止する。人の持つ主要メディアがデジタルになった。これがゴールだったのだろうか?
21世紀、ぼくたちは街で生活をする。デジタル情報はぼくの目には見えない。飛び交うケータイのデジタル情報、GPS信号、商品につけられた電子タグ、街はデジタルで溢れている。その中をぼくは歩く。無数の監視カメラがぼくを捉え、デジタル映像として、ハードディスクに書き込んでいく。一度システムがスタートしてしまえば、人が関わらずともデジタル化は進む。
主要なメディアがデジタルとなり、人の動きもモノの動きもデジタル化できた。しかし、みんなバラバラで、繋がっていない。デジタル化することがゴールじゃない! デジタル化されたからこそ、すべてを有機的にリンクすることが始められるのだ!デジタルコミュニケーションが爆発する世界が見えている。
そう、この世界を、ぼくは、「DIGITFUL WORLD」と呼びたい!今、やっとスタート地点に近づいている。デジタルが本当に人類に役に立つのは、これからなのだ!
DIGITFUL WORLDは、
knowledgeful, useful, wonderful, beautiful, powerful,
そしてsoulful!
知恵を出すときだ!
より良い人類として地球に存在するために!
DIGITAL HOLLYWOOD
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド
日本初の産学協同クリエイター養成スクール。つねに最新の産業界のニーズをキャッチし、カリキュラムに反映。現在、卒業生は4万人以上。ゲーム、映画、CG映像、WEBデザイン、ネットビジネスなど様々なコンテンツ産業で働くデジタルクリエイターを数多く輩出しています。
デジタルハリウッド
デジタルハリウッド大学
IT×英語&留学×クリエイティブを徹底習得。Web、TV、ゲーム、アニメ、映画、出版、音楽、ラジオの業界で国際的に活躍する人材育成を目指す4年制大学。2005年4月開学。
デジタルハリウッド大学
デジタルハリウッド大学院
業界が生み出す日本唯一のデジタルコンテンツの最高学府となる専門職大学院として、2004年4月に開学。ITとコンテンツの融合が進む、ブロードバンド・ユビキタス社会において、グローバルなフィールドで真価を発揮できる人材育成を主眼としています。
デジタルハリウッド大学院
デジハリ・オンラインスクール
「デジハリ・オンラインスクール」は、グラフィック・DTP・Webデザインを学習いただけるeラーニング/通信講座をご提供しています。スクールに通うことなくインターネットを通じて、教室の授業を自宅で受講!好きな場所から臨場感たっぷりの授業をリアルタイムに受講することができます。
オンラインスクール(通信講座)
最新の記事

June 01, 2011

「スギヤマスタイル」から「SugiyamaStyle」へバトンタッチ

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みなさまにお知らせ。livedoor社がブログサービス開始以来、「スギヤマスタイル」として、ブログを展開してきた。

ブログがブームになった当初は、「TrackBack」を頑張ったこと、ちょっとした発言が切欠で、批判的なコメントが大量に寄せられ、これが「炎上」という言葉になったり、今は昔という感じだ。「スギヤマスタイル」は炎上するほど人気ではなかったけどね(笑)。

ぼくは、ブログ前にも、デジタルハリウッド社内で、毎日、日記という形で、テキストと写真をアップしてきた。

実は、「スギヤマスタイル」で使っている写真には、連番を付けており、この数字をみると、なんと、3559回更新してきたことになる。毎年、夏のSIGGRAPHでは、一日に3回更新することも多かったけれど、基本、一日一本。つまり、ほぼ10年、毎日やってきたわけだ。我ながら、良く続いたという気もするね。

5月25日のブログにも書いたが、この「スギヤマスタイル」独自のフォーマットを使っていることや、写真をひとつづつ加工していること、まとめて更新する方法をとっていることから、ここ2年ほど、更新が1週間近く遅れる状況が、しばしばあった。

これは、一重に、ぼくのスケジュールが詰まってしまっていて、なかなか更新作業が出来ていないという問題、さらに本学が、昨年度からfacebookでのコミュニケーションを学内でも推し進めていることで、そちらに時間が取られているということが大きい。

最後の写真は、川井拓也先生が、ズミクロンという名レンズで撮影してくれた僕のポートレート。そして、写真をクリックすると、今年度の専門スクールのポスターの素材写真。この写真には、『最新型のジブンになる』というキャッチフレーズが付いている。ということで、「スギヤマスタイル」も新型になるのだ。

ブログ「スギヤマスタイル」は、
Facebookページ「SugiyamaStyle」へ移行!

またFacebookは、5月30日のブログでも書いたが、使い込みが進むと、ソーシャルな交流だけでなく、つぶやき、チャット、メール、写真アルバム、コンテンツ共有、さらにブログのようにも使え、ぼくにとっては、まさにワンストップサービスといえるものとなった。

いくつものツールを使い分けてきたものを、ひとつのサイトへのアクセスで出来るのは、やはり便利だ。それだけでなく、facebookページというfacebookユーザーじゃない方々にも閲覧できる場を設定できる。

個人ユーザーのfacebookは、google検索から除外されているのだが、Facebookページは、検索対象となっている。そんな状況から、このブログ「スギヤマスタイル」を一旦休止して、Facebookページを「SugiyamaStyle」という名前で設定し、もっとリアルタイムに近い形で、どんどん更新するスタイルに移行することに、5月30日に決断。

もしかして、また、このブログに戻ってくることがあるかもしれないけれど、まずは、このブログを読んでくれてきた皆様に、心より感謝!!

以下、URL。ぜひブックマークを!

https://www.facebook.com/SugiyamaStyle

引き続き、Facebookページの「SugiyamaStyle」をよろしく!
「いいね!」もクリックもよろしく。

デジタルハリウッド大学・学長 杉山知之
  

May 31, 2011

「AMD Award授賞式典」に出席

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朝、秋葉原メインキャンパスに寄って、学生たちの様子を見てから、セカンドキャンパスへ。

12時前に「Bengal」へ行って、いつものとおり野菜カレーを辛くして食べる。

12時半から、オフィスで学長室ミーティング。メンバーは、小倉先生、栗谷先生、高橋先生、いつものようにここ2週間の報告をしてから、昨年度の振り返りから今年度の活動について、それぞれの先生と話をしたのであった。

学長室の先生たちのブログ「Digital Stream」、そちらもよろしくね!

4時、信濃町の明治記念館へ。今日は、デジタルメディア協会の第16回AMD Award授賞式典なのだ。

ぼくが毎年楽しみにしているのは、リージョナル賞。これは地域活性化に役立つコンテンツが選ばれる。今年は、青森県企画政策部広報広聴課の職員3人でカメラを回して編集してアップしている「あおもり映像コンテンツ・プロモーション事業」が受賞。

「青森映像素材ライブラリー」としてYouTubeにアップされている。権利関係がクリアで、ほとんどがフリー素材、かつ映像クオリティが良いということで選ばれたとのこと。学生たちにも、ぜひ使ってもらいたいとのことだった。

今年の優秀賞9作品が発表された後、最後に大賞/総務大臣賞の発表。それは「AKB48コンセプト」、秋元康さんが受賞したのだった。AMDの過去の受賞作品から考えると、ちょっと異色とは言え、確かに昨年度は、まさにAKBが一般に大ブレイクした年だったことは間違いないね。

受賞式典が終わり、マスコミ用のフォトセッション。受賞したほとんどの方が知り合いということで、ぼくはど真ん中から、皆さんを撮影させてもらったのであった(写真Click!)。

そして、隣のバンケットルームに移って記念のパーティ。さっそく秋元康さんの前には長蛇の列が出来ていた。東大の河口洋一郎先生が、秋元さんの親友とのことで、ぼくに秋元さんを紹介してくれたのだった(写真)。

8時過ぎにパーティが終わり、信濃町から一度、秋葉原セカンドキャンパスのオフィスに戻って、ちょっと仕事をして、10時半、本日終了としたのであった。
  

May 30, 2011

『Creative Connection Tokyo』のキックオフミーティング

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朝、起きて、さっそくMacBookを開けて、Facebookへ。最近、たくさんの方々から「友達」のリクエストをいただくのだが、必ずその方のウォールを読んだり、経歴を読ませていただいたりしてから、承認をしているので、ちょっとその作業が間に合わなくなってきた。

これは、一重にぼくが、「友達」にラベルを付けて、交流がしやすいようにしているためで、選別をしているのではない。ただ、たまに名前以外、隠れていて、さらに共通の友人もいない方からリクエストがある。こういう場合は、とりあえず保留となっている。

Facebookをかなり使い込み初めて、ソーシャルな交流だけでなく、つぶやき、チャット、メール、写真アルバム、コンテンツ共有、さらにブログのようにも使え、ぼくにとっては、ワンストップサービスという感覚。

いくつものツールを使い分けてきたものを、ひとつのサイトへのアクセスで出来るのは、やはり便利だ。

国民の半分がユーザーというアメリカでは、ちょっとソーシャルが行き過ぎて、出会い系のような使われ方が目立つとのこと。ということでビジネスライクに交流を求めている人達は、Likedinを使っているとのこと。

先ごろ、IPOして大成功という数字になったLinkedinだけど、日本では、Linkedinの認知は極めて低いね。facebookも、日本では、アーリーアダプターの方々の場という感じだが、ぼくにとっては使いやすいので、しばらく嵌ることにした。

午後2時、明治大学和泉校舎へ。例のごとくメディア錬の講師室で仕事開始。4時20分、303教室で、「クリエータービジネス論」の講義。今日の内容は、デザイナーとアーティストの違いについて。あまり区別せずに使われることも多い言葉だけど、ビジネスという側面からは、大きな違いもあるよね。

午後5時50分に終了。そのまま秋葉原メインキャンパスあるダイビルへ。今日は、ここの5階で、本学が関東経済産業局からの委託事業として今年度行う『Creative Connection Tokyo』のキックオフミーティングがあるのだ。

この事業、簡単にいえば、仕事のチャンスを求めている若い才能と、新しいアイデアを求めている企業を結びつける場を作ろうというもの。昔からある話だけど、いつの世にも必要な事業だね。

ぼくが到着したとき、まさに開始する寸前。大勢の業界人の方々が詰めかけていた。最初に、関東経済産業局地域経済部情報政策課の小澤元樹さん(写真)が挨拶。

ぼくも、「アジアのクリエイティブ産業」という題名で、ミニ講演。また今回の事業について、本学の荻野教授、吉田教授らが説明を行ったのであった。

その後、7時半から懇親会。まずは皆で乾杯(写真Click!)。いろいろな方々と挨拶して交流。

この『Creative Connection Tokyo』で行う事業、楽しみだ。

9時、メインキャンパスへ上がって、しばしスタッフたちと打ち合わせ。そして本日終了とした。
  

May 29, 2011

大阪校で「デジタルメディア概論」の講義

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10時前にホテルをチェックアウト。10時過ぎに博多駅へ。博多駅ビルが3月に大規模複合施設としてオープンしており、とても近代的な雰囲気になっていた。

今日は、初めて九州新幹線「さくら」に乗ってみることにトライ。予約してあった時間より、少し早い時間にその車両を見つけて、チケット変更で乗った。

福岡は、九州新幹線の開通で、人が集まってきているとのこと。東京の薄暗く沈滞しているムードとは、ずいぶんと違う。

九州新幹線は、新大阪までは乗り入れている。ということで、寝ていても乗り過ごすことがないから安心。これが「のぞみ」だと乗り過ごしそうになったことがあるのだ。

車内では、iPad2を立てて、音楽を聴いたり、映像を見たりだ。新幹線の走行音についても、BOSEのノイズキャンセルヘッドフォンは、充分な効果が出る(写真Click!)。

カナル型の耳に入れるタイプのヘッドフォンも、音量を上げれば、外からのノイズは気にならない状態になるのだが、その音量は、かなりの音の大きさになっている。

ノイズキャンセルヘッドフォンの良いところは、音量を上げずに聴きやすくしているところだ。ということで、長時間再生でも耳が疲れないのだ。

機材が多くなっても音に拘るぼくは、FOSTEXのHP-P1を愛用中。写真の左側にあるのがそれだ。

新大阪駅に降りて、ランチ。午後1時半に大阪校に到着。しばらくすると上船マネージャーがやってきた。来月でデジタルハリウッドを離れて、新たな仕事に挑戦するのだ(写真)。

上船さんは、京都校、大阪校を担当。学校運営担当として多くの受講生の学習をバックアップ。転職相談も積極的にやってきた人。関西全体に人脈もあるので、これからも関西中心に仕事をしていくのだろう。

6月は、有給消化となる。プレイベートでは3人のお子さんがいる。ゆっくり家族と過ごせる時間を楽しんで欲しいね。

講義は、地下1階セミナールームで、午後3時半からスタート。7時に終了。この4月入学した本科生たちが中心に熱心に聴いてくれた。

新大阪発、午後8時の「のぞみ」で東京へ。11時を過ぎ高円寺に到着して本日終了。
  

May 28, 2011

福岡校で「デジタルメディア概論」の講義

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10時に家を出て羽田空港へ向かう。今日は福岡校で講義なのだ。

羽田空港でブランチ。そして12時半のフライトで福岡空港へ。全国的に雨、途中、少し揺れたけれど、iPadでビデオクリップを見ながら、音はBOSEのノイズキャンセルヘッドフォンで聴く。ゆっくりコンテンツを楽しめた。

フライトが少し遅れたので、2時45分に福岡校に到着。さっそく午後3時から「デジタルメディア概論」の講義開始。

今日は、出張の新たな試みで、MacBookを家に置いてきた。昨晩の夜、「デジタルメディア概論」のKeynoteを、iPad2へ移したのだ。これには、iPad用の圧縮に時間がかかったり、クラウド経由で移したりと、ちょっとコツがいることがわかった。

移したKeynoteを開けてみると、フォントのずれなどは、まったく無かった。ただ、ぼくが、MacBookで多用しているエフェクトのいくつかが、Keynote用には用意されていないため、その部分を再度アレンジしたのだった。

iPadの画面をこすりながら、講義を進めていく。できれば、iPhoneで、Keynoteのページを進めてみたかったのだが、まだ対応するアプリが無かった。

基本、iPadをiPhoneでコントロールするという需要が無いのだろうね。MacBookのKeynoteを、iPhoneでコントロールできるアプリは複数あるので、誰かが作ってくれそうなのだけどね。

6時30分に講義が終了。受講生が、iPad2のインテリジェントカバーが発表されたとき話題となった「お風呂の蓋」色のカバーを使っていて、さらにご丁寧に、その下には、アヒルちゃんが浮かぶバスタブが表示されていた(写真)。面白すぎる。

今晩は、そのまま受講生たちによる懇親会。居酒屋さんに本科生や総プロ生、講師、スタッフも集まり、楽しく交流をしたのだった(写真Click!)。

ということで、今晩は福岡泊。明日は大阪だ。
  

May 27, 2011

特許庁の官僚の方々が本学を視察

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今日は、セカンドキャンパスの学長室に直行。さっそく通常業務。

午後1時から、福岡県庁の方々と、6月3日に迫った「福岡コンテンツ産業振興会議平成23年度総会」の事前打合せ。ぼくが会長をやらせてもらっているので、議事進行をやることになる。ということでミーティングが必要なわけだ。

午後4時、メインキャンパスに移動。4時半から、総務省特許庁の橋本正洋審査業務部長ら9人もの特許庁の官僚の方々が本学に視察にいらした。

デジタルハリウッド大学として三淵教授と共に総務省からメタバース内の知的財産権についての調査と運用について実証実験を一昨年度やったことがあり、そのときからの流れだ。

今回は、デジタルクリエーターたちの最近の業界動向と、バーチャル空間などに表現されるモノとして認知されるデータの意匠権についても論議してみたいとのことだった。

三淵教授とぼくのプレゼンの後、しばらく質疑応答。その後、メインキャンパスとサードキャンパスを見てもらった。学生たちが熱心に講義や実習に取り組んでいる様子に、とても感心していただいた。

サードキャンパスがある富士ソフトビルエントランス前で、記念撮影(写真Click!)。

その後、橋本部長ら幹部の方々とUDXの中華レストランで、いっしょに夕食。みなさん、業界団体や企業と、知財のことで様々にやりとりしていらして、ぜひもっと知財や意匠権について、クリエーターたちに広めていきたいとのこと。ということで、本学で講義もしてくださるとのこと。有り難いね。

午後8時過ぎ、メインキャンパスに戻ると、「秋葉原デジコンサロン」の特別例会として『日本再創造チャンス会議』をやっていた。本学側で中心に動いているのは、赤城聡先生(写真)。これからを考えると、被災地のみならず、日本の新たな未来のために、やるべきことは、いろいろあるよね。地道な活動の積み重ねが大事だね。

その後、セカンドキャンパスのオフィスに戻り、明日の出張の準備をしたのだった。
  

May 26, 2011

夜、大学院「デジタルコミュニケーション原論」の講義

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ここのブログは、5月31日まで、順次アップしていきます。

2011年6月1日より「facebook ページ」で、この「スギヤマスタイル」で続けてきたブログを、もっとリアルタイムに近い形で、運用開始をしております。

「facebook ページ」は、どなたでも閲覧できます。facebookユーザーである必要はありません。

facebookでも「SugiyamaStyle」という名前でやっております。
ぜひ、そちらを追いかけていただけるとありがたいです。

http://www.facebook.com/SugiyamaStyle

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朝、御茶ノ水の東京本校事務局へ。空いているデスクを借りて、来週の講義のためのkeynote作りに励む。

午後3時から会議室で、ブランドプロジェクトのためのビデオ撮影(写真)。全スタッフ向けに、現在のデジタルコミュニケーションとぼくが呼んでいる世界の背景を説明した。

午後4時に秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。ここで普通に仕事。

午後7時から、大学院で「デジタルコミュニケーション論」の講義。今日は日本が独自に形成したコンテンツ産業について解説した。

8時半からは、大学院の杉山研究室のミーティング。現役院生を排除しているわけではないのだが、ぼくの研究室には、本学の大学院を修了しても、まだ研究を続けたい人たちが集まっているのだ。

ここで話し合われていることは、いずれ何らかの形になりそうなので、とても楽しみだ。

ちょっと気分が良いので、帰りはブラブラと御茶ノ水まだ歩いた。昌平橋の上にかかるJRの鉄橋を下から眺めるのが好きなのだ(写真Click!)。
  

May 25, 2011

大学で「デジタルコミュニケーション論」の講義

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朝9時に御茶ノ水の東京本校へ。9時半から定例の経営会議。12時に終了。

午後1時から、引き続きボードミーティング。

それが終わって、徒歩で秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ移動。

午後4時20分から、メインキャンパスで、「デジタルコミュニケーション論」の講義。今日は、コンピュータが扱うメディアについて講義した。5時50分に終わって、しばらくメインキャンパスで、学生たちと交流。

午後8時、修理に出していた車を取りに、日本堤のARD小柳さんのところへ。今日は、おそろしくボディが完璧に仕上げられたAlfa Romeoのクーペボディがあった。完全に塗料を剥がし、錆びているパネルは、すべて切り取って、あらたにパネルを溶接、そして形を丹念に整えて、塗装ということで、まさに新車コンディション。旧車は、いよいよ保存に値する文化財的になってきたという感じだね。

ちょうど来ていた、同じアルフィスタの仲間と、しばし何もかも忘れて趣味の世界の話をしたのだった。

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さて、この「スギヤマスタイル」livedoorブログの中で展開してまいりましたが、独自のフォーマットを使っていることや、写真をひとつづつ加工していること、まとめて更新する方法をとっていることから、ここ2年ほど、更新が1週間程度遅れる状況になっております。

これは、一重に、ぼくのスケジュールが詰まってしまっていて、なかなか更新作業が出来ていないという問題、さらに本学が、現在facebookでのコミュニケーションを学内でも推し進めていることで、そちらに時間が取られているということもあります。

そのような状況から、5月31日分までは、このブログを更新しますが、6月1日からは,、ブログ的なな利用も可能な「facebook ページ」のスギヤマスタイルへ移行しようと思います。

URLは、以下です。
https://www.facebook.com/SugiyamaStyle

facebookユーザーではなくても、見ていただけます。
そちらの運用、開始しておりますので、よろしくお願いします!

  

May 24, 2011

東京本校で「デジタルメディア概論」の講義。

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1994年の創業以来、ずっと忙しく働いてきたという認識はあるのだが、今週は、ここまで仕事が詰まっていたことは記憶に無いぐらいの状況。

講義が、繋がっていて、空き時間もすべて講義準備になってしまうからだ。講義を進めるためにKeynoteをメインに使っているわけだが、その動きに凝るので時間がかかるわけではない。もう、僕が好きなフォントやエフェクトは決まっているので、サクサク作れる。

そうではなく、ネットのお陰で、いくらでも調べが進み、探せば珍しい写真やビデオ映像が出てくるというところに時間がかかるのだ。講義資料作りということになっているのだが、実際のところ、好きな勉強を夢中にしているという状態。この年齢になって勉強が楽しいわけだ(笑)。

こういう状況の中で、なぜか食べ物も辛いものが食べたくなる。1年ぐらい、空前のラー油ブームで、まだ続いているとは思うけれど、ぼくは、かなり「タバスコ」好きだ。

どこでも手に入るサイズだと、けっこう使いたい時に切れていたということ体験があり、ついに業務用でも良いようなサイズを手に入れた(写真)。これでしばらく安心だ(笑)。

午後1時から、秋葉原メインキャンパスで、大学院教授会。午後3時に終了。

その後、御茶ノ水の東京本校に移動。午後5時45分から、東京本校の受講生向けの「デジタルメディア概論」の講義。さらにkeynoteのプレゼンの細かい改善したり、ページを足したりした。

今日は、午後9時ぐらいで終了することができた。ただし、3時間10分ほどで終わるために、かなりは早口でやった。ちょっと脳が疲れた。

終わって、質問に答えた後、4階の事務局へ。まだまだスタッフたちは、昼間のような雰囲気で、もりもりという感じで働いていた(写真Click!)。

ぼくは、今晩の講義の評価シートをひとつづつ読んでいった。本科生たちは、みな楽しんで理解してくれたようだった。「出身大学のどの講義より役に立った」というような感想は、本当にこちらをやる気にさせてくれる。もっと良い講義をやりたい、と思うわけだ。

その後、スタッフたちと、いろいろ打ち合わせして本日終了。
  

May 23, 2011

和泉校舎でゲスト講師を招いて講義、夜は紀里谷和明監督のセミナー

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午前10時、いつものように高円寺駅前の上島珈琲店で、MacBookを広げて仕事開始。

さすがにここだとWiMaxの電波が安定して入るので、高円寺だと、ここでノマドワーキングすることが、ほとんど。

2時間ほど仕事した後、明治大学和泉校舎へ移動。メディア棟の講師室へ。

午後3時半、ゲスト講師として、毎年お願いしている櫻井孝昌さんが、さらにゲストを連れてやってきた。

一人は、北京で育ち、日本のアニメ声優に成ることを決意して、日本語の猛勉強をして、つい最近、青二プロ所属となった劉セイラさん。

もう一人は、世界のアニメファンに絶大な人気で、海外でのコンサートは、どこでも数千人が押し寄せるというアンカフェのドラマー輝喜さん。

櫻井さんも先週、「ゴロウ・デラックス」に丸々出演していた。Cool Japanを語るには、最適の濃いゲストたちだ(写真Click!)。

講義は、4時20分から90分、明治大学の学生たちは、日本のアニメとファッションが、想像以上に世界各国の若者たちに熱烈に支持されていることを、写真や映像で目の当たりにして、かなり衝撃があったようだ。

講義の最後、セイラさんも輝喜さんも、学生たちの前でしゃべってくれた。うれしいね。講義後、輝紀さんもセイラさんも、学生たちに囲まれていたのだが、ぼくは後は櫻井さんに任せて、すぐに御茶ノ水へ向かった。

6時40分、東京本校に到着。今晩、いっしょに講演を見る現在、ハリウッドで映画タイトル制作のアートディレクターをやっている宇治悦子さんと合流。

ちょうど到着した紀里谷和明監督(写真)に、いっしょに挨拶をした。紀里谷さんは、もう10年もいろいろな学校で、ボランティアで講演をしてきているとのこと。表現者を目指す若者に熱い気持ちがあるのだろう。

「デジハリには、もっと前に来ていても、おかしくなかったのにね」と紀里谷監督。確かに監督の下で働いたCGクリエーターの中に、多くの卒業生がいるので、遠い関係ではなかったはずなのだ。

午後7時から、8時45分までの講演が始まる。流れは、その場での学生の質問が切欠で、紀里谷監督の怒涛のトークが炸裂する。

「恐怖」が本物の表現者になることを阻害するという話は、とても心に響いた。今日の講演で、覚悟を決めた参加者が多かったのではないだろうか?

現在、紀里谷監督は、ハリウッドで有名な事務所に所属し、多くの脚本を読み、多くのプロデューサーに会う日々。そのようにして世界配給となる映画の監督に指名されることを目指している監督たちは、これもたくさんいるとのこと。ハイレベルな競争の中でも、紀里谷監督なら、チャンスを掴むだろう。

また、2ヶ月後には、日本でも新たな試みをネットを中心に展開するとのこと。それも楽しみだ。

紀里谷監督の燃える心に刺激を受けたまま、宇治さんといっしょに夕食。今や仕事が、メジャータイトルばかりとなっている宇治さんも、紀里谷監督の話には、心を動かされたようだった。

ちなみに彼女の最近の仕事は、現在上映中の「Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides」のロゴデザインだったりする。こういう卒業生がいるのは、もちろん誇りだね。
  

May 22, 2011

Startup Weekend Tokyoの最終プレゼンの審査員をやった

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さすがに1週間、非常に忙しかったので、午前中は、ゴロゴロしていた。

午後、古い車の修理で、日本堤のARD小柳さんのところに車を転がしていく。オルターネーターが、ほぼダメになっている感じで、バッテリーが上がってしまうのだ。なんとかバッテリーを充電して、日本堤まで行くことができた。

その帰り、恵比寿のデジタルガレージへ向かう。今日は、ここのオープンネットワークラボで、この3日間行われている「Startup Weekend」の最終プレゼンの審査員をやらせてもらうのだ。

「Startup Weekend」は金曜日からの3日間で、ビジネスプランを作るというもので、良いものが出来たら、そのままスタートまで行こうということで、この名前が付いている。

金曜日、初めて顔を合わせた人たちが、チームメイキングからやって、企画をまとめて行くというというプロセス自体が、意味があるものだと思う。今回は、過去最大の13チームが作られた。

参加者たちが、凄い熱気で、最後のプレゼンの練習をしている状況の中に、ぼくは到着したのだった(写真Click!)。

午後5時から、プレゼンが始まる。参加者たちの多くが、ICT系の若いビジネスマン、そして日本で働くIT系外国人たち。プログラミングやデザインスキルが高い人も多いので、プレゼンといっても半完成品ぐらいまで仕上げて、実機でプレゼンするグループもある。これもエキサイティングだ。

最後に、参加者全員の投票による各賞の決定が終わった後、審査員の投票が加わり、最優秀賞が決定。

このイベント「Startup Weekend Tokyo」の主催者は、Jonny Liくん(写真)。自分でもチームに参加して、なおかつ運営もして、大した人だ。

夜9時過ぎに高円寺駅に着く、そのままLa Cocina del Cuatroへ行く。仁さんに、「夕食食べてないんだ」というだけで、量も調整して、美味しいものを食べさせてくれる。お客さんたちと、ワイワイとしゃべりながら夜が更けたのだった。
  

May 21, 2011

TEDxTokyo 2011に参加

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朝7時に家を出て、お台場の日本科学未来館へ向かう。

未来館は、震災で天井が落ちたということで、現在、改修工事中で閉館しているのだが、今日は、TEDxTokyo 2011のために、ホールなどの使用部分を開けてくれたとのこと。素晴らしいね配慮だ。

午前8時、TEDxTokyo 2011の受付に着く。共同設立者の一人Todd Porteさんが、にこやかに迎えてくれる。

すでに多くの外国人の方々が着ていて、さっそくコーヒーや軽食を食べながら、自己紹介などが始まる。

午前9時、7階「みらいCANホール」に参加者が着席。いつものように共同設立者のPatrick Newellさんの軽妙なオープニングトークで、TEDxTokyoが始まる。

今年は、すべてのセッションがUSTREAMで全世界に中継されるのだが、生でTEDにいると、参加しているパワフルなオーディエンスたちが醸しだす雰囲気が格別なのだ(写真Click!)。

TEDxTokyoは、実際に見た人たちじゃないと、どんなイベントが説明しにくいところがある。簡単に言えば、様々な分野の様々な立場から選ばれたスピーカーが、次々と現れてプレゼン。それを丸1日、とにかく味わうのだ。脳の中に嵐が起きるような感じにもなる。

今年で3回目のTEDxTokyoは、最初から「みらいCANホール」がメイン会場なのだが、まさにうってつけの会場とロケーションだと思う。

ランチタイムは、たっぷり2時間とってあり、皆で外に出て、ちょっと歩いて埠頭まで行くのだ。そこにテントがあって弁当が配れている。天気のよい中、皆でワイワイと弁当をつまみながら、紹介しあったり、ディスカッションしたりという時間になるのだ。

この時間、回りを人が囲んでお忙しの方が見えた。MIT Media Lab副所長の石井裕教授(写真)だ。人と人が繋がって、アイデアとアイデアが交換され、それがアクションに繋がっていくのが目の前で感じられる。まさにこれがTEDだね。

午後も、素晴らしいプレゼンが続いた。スピーカーが持つそれぞれの世界観が、目の前に広がっていき、引き込まれるような感覚。

夕方、すべてのプレゼンが終わり、全員で、船の科学館へ移動して、東京湾の夜景を見ながら懇親パーティ。

なんとNHKあさイチでもお馴染みのイタリアンシェフのマリオ・フリットリさん自らが来てサーブしてくれていた。美味しいイタリアンとワイン、参加者たちは、どんどん饒舌になっていく。

ということで、特別な1日を過ごせたのであった。
  

May 20, 2011

東京本校で「デジタルメディア概論」の講義準備

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午前中は、ちょっとペースダウンして、ちょっとゆっくりして11時半に御茶ノ水へ。東京本校に入る前に、スタバでブランチ。

東京本校の事務局のデスクを借りて仕事。北側の窓からは、新緑が美しい外堀が見える。ここからの景色は、ちょっと雰囲気があって好きだ(写真Click!)。

今年のデジタルハリウッド専門スクールのポスターが出来上がってきていた。モデルさんの頭の上に、実際に髪の毛を使って作ったデジタルハリウッドのロゴを乗せてのスタジオ撮影した素材(写真)がメインビジュアルで使われている。

ライティングが合うので、後から写真合成したり、CGで作って合わせるより、説得力のある写真となるのだ。一番上の点の部分は、吊るして撮影されている。なかなかインパクトがあるね。

午後3時からは、今夕の「デジタルメディア概論」の講義準備。今年度初ということで、2011年度版に改良。

午後5時45分から1階セミナールームで、講義開始。この4月からの本科生たちがメインで受講してくれていた。

2011年度版は、ページを5枚ほど増やしたにも関わらず、話の順番を整理したので、9時で講義が終わった。今年は、3時間半のパッケージに出来そうだ。

この「デジタルメディア概論」は、最大4時間半かかってしまったことがあり、これは受講しているほうも、たいへんだと思うしのだが、ぼくも体力的に一杯一杯だった。来週から、しばらく各校で「デジタルメディア概論」が続く。

講義後で、カナダからの留学生と話した。彼女は、幼い頃見た「セーラームーン」に衝撃を受けて、ついに日本に来てしまったのだ。ぜひ作りたいゲームがあり、本科でCGを学び、夜からは大学院でコンテンツプロデュースを勉強している。素晴らしいことだね。

印刷業が家業だという受講生とも話をした。大手の印刷会社が断るような難しい印刷を請け負って仕上げるような印刷会社とのこと。しかし、もちろん、そこにもデジタルの波が押し寄せているというわけだ。

消え去る運命のアナログ技術もあるが、残さなければならないアナログ技術もあるね。彼らと話をした後、4階で、じっくり受講生全員からの授業評価シートを読んで、本日終了としたのだった。
  

May 19, 2011

モバイル広告大賞の審査会

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午前中、高円寺駅前の上島珈琲店で、ノマドワーカー。

12時半、汐留へ。今日は、ディーツーコミュニケーションズで、モバイル広告大賞の審査会があるのだ。

モバイル広告大賞は、今年で10年目。最初は、ケータイ電話の画面の片隅にあったモノクロのバナー広告から始まったモバイル広告も、今年は、いよいよスマホなどへの展開となり、一気にマーケティング力も、クリエイティブ力も爆発するはずだ。

午後1時過ぎから、審査が始まる。最初は、それぞれの部門に別れての審査。そして、後半は、審査員全員が集まっての大賞の選定に入った。

もちろん、議論は尽きない。休憩中も、いろいろと話し合い(写真Click!)。これまで、新聞や放送などのマスメディアへの広告が主体だったわけだが、いよいよモバイル広告に力が付いてきている。

なんと言っても、デジタルコミュニケーションの基本である、起きていることが、ちゃんと観測できるということで測定値を元にした正確な分析が可能というところが、革新を起こしていると、ぼくは思うのだ。

ディーツーコミュニケーションズでは、ミネラルウォーターを作っていて、震災後、とくに人気とのこと。ラベルには、「No Wireless  No Marketing」と書いてある(写真)。これって確かに、その通りと言える状況になってきたと思うね。

午後5時半に秋葉原メインキャンパスへ。スタッフと打ち合わせをして、午後7時からは、大学院の「デジタルコミュニケーション原論」の講義。今日は、日本が独特に出現させたコンテンツ産業について解説した。90分の講義は、あっという間だ。

講義が終わって、すぐに御茶ノ水へ。今日は、ビットハウスの仲間たちと懇親会があるのだ。その昔、デジタルハリウッドのスタッフでもあった秋庭さんを中心に、ぼくを入れて11人ほどが集合。

食べて飲んで、でも話題は、所属や立場を超えて、これから良い未来を作るためのプロジェクトについて、どのように進めていくかという話題。新しいワーキングスタイルの提案ということが提案だけでなく、メンバーによって実践されていきそうだ。

御茶ノ水への夜は早い。午後11時にお店が閉まったので、そこで解散となったのだった。
  

May 18, 2011

いつもの大学になってきた

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数日ぶりに秋葉原セカンドキャンパスの自分のオフィスに着く。

今朝のNHKの番組で、ノマドワーキングという切口で取材をしていたけれど、ぼくは、かなり前から、相当のノマドワーカーになっているね。

昨日の出張でも羽田空港に荷物検査で、小さなラジオペンチがひっかかった。長さが規定内だったので問題は無かったのだが、係官の人がこんなもの持ち歩いているんですねという感じだった。

もともとツールフェチ。ということで、毎日、かなり重いキャリーバックを引っ張って移動しているわけだ。まあ、トレードマークになってしまっているけどね。

大学は、平常通りの感じになってきている。ぼくの部屋に学生が流暢に話す英語が聴こえてきた。見ると、学生に人気の江幡真貴子先生のクラスだった。最近、ママさんになった江幡先生、ますます元気な様子だ。

さて、午後1時から、先鋭的なアニメ作品のプロデューサーとして知られている竹内宏彰さんとミーティング。最近、大物のアニメ制作者たちが、小さなスタジオを設立して、質の高い作品を作ろうとしているとのこと。将来のプロデューサー育成のため、若いアシスタントプロデューサー候補を探していらっしゃるのだそうだ。今後、本学にも関わっていただけそうだ。

午後4時、メインキャンパスに移動。4時20分から「デジタルコミュニケーション論」の講義。5時50分に終了。

一度、セカンドキャンパスのオフィスに戻り、大学院の講義のkeynote制作。午後7時半に再びメインキャンパスにへ。

午後8時から定例の大学の教授会。定時より少し早く終わる。会議が終わった後、Web制作を教える栗谷先生、赤坂先生、小松先生が残って、打ち合わせをするのが恒例(写真をClick!)。本当に教育に熱心な先生ばかりだ。

11時まで、スタッフたちと打ち合わせをして本日終了。
  

May 17, 2011

福岡コンテンツ産業振興会議第1回企画運営委員会

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朝8時半に高円寺を出て、羽田空港へ向かう。

10時半のフライトで、福岡へ。離陸が混んでいて、出発が遅れ、さらに強風のせいかフライト時間も長くなり、福岡空港のターミナルに着いたのは12時半だった。

さっそく地下鉄に飛び乗り、博多駅のホームに降りて、まず感じたのは、「明るい」ということだ。すっかり東京の節電モードの薄暗さに慣れていたわけだ。

12時50分、博多駅から数分の「福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター」の中に居た。空港と街の中心部がここまで近い福岡は、確かに便利だ。

午後1時から、福岡コンテンツ産業振興会議の第1回企画運営委員会。今年も引き続き、ぼくが会長をやらせてもらっている。

福岡県が県として、企画中のコンテンツ産業振興策について、ひとつひとつ説明をしてもらい、それについて地元の有数なコンテンツ関連企業からの委員たちが、質問や要望をしていく(写真Click!)。

当然ながら、企業側からは、実質的に効力が期待できるアイデアが述べられる。今日の2時間半あまりの会議で出た意見が反映されて、県の企画がまとまることになる。

こういう仕組みで、福岡県は10年以上に渡り、コンテンツ産業振興を行っている。福岡のコンテンツ産業の業績を見れば、県の企業の協力体制がプラスに働いていることは明らかだ。

また、1999年、渋谷で「ビットバレー」のムーブメントが起きたことに呼応して、全国で同じような動きが起こった。もちろん福岡でも大名地区を中心にした「D2K」が出現した。その後、数年で、すべての動きが消滅した中、ここでは、その「D2K」が、現在も続いているのだ。

その中心人物として、ICT系ベンチャー企業をつなげているのが、ペンシル社の覚田義明社長(写真)だ。デジタルハリウッド福岡校を開校してから、ずっとお世話になっていて、こうしていっしょに仕事ができることもうれしいことだ。

会議が終わり、福岡県がベンチャーインキュベーション施設として昨年開設した「福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター」の中を案内してもらう。とくに、ここでは通常の事業所の中に作りにくい録音スタジオを設けて貸し出している。確かにコンテンツ制作会社が、気軽に使えるこのような施設があることは、とても良いことだね。

福岡空港で、1時間ほどMacBookを広げて仕事をして、予定通り午後5時半のフライトで羽田へ。またも出発が遅れて、羽田に着いたのは8時近く。そのまま高円寺に戻って、本日終了。
  

May 16, 2011

和泉キャンパスで、「クリエータービジネス論」の講義

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朝から家で、MacBookを開いて、仕事モード。

暖かくなってきたこともあり、猫のピートが、やたらベランダに出たがる。ここから道路を眺めるのが好きなのだ(写真)。

午後3時、明治大学の和泉キャンパスへ。今日は、「クリエータービジネス論」の講義。

明治の和泉キャンパスの非常勤の教員用の講師室は、かなり広い(写真Click!)。講義時間には、先生方が教室へ行くので、とても静か。ここでじっくり教材作成。

いつも、キャリーバックに必要な機材や資料は全部持って歩いているので、どこでもオフィスになるのだが、環境を変えながら仕事をするのは、けっこう気分転換になって、良いんだよね。

午後4時20分からメディア棟303教室で、講義開始。5時50分終了。アクティブラーニングの手法についても、積極的に参加してくれている。有り難いね。

6時に講師室に戻り、そこに陣取って、またまた続きの仕事。午後7時過ぎに和泉キャンパスを出て、本日は、そのまま高円寺へ戻り、仕事終了とした。
  

May 15, 2011

オープンキャンパス、デザフェス、本科懇親会

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11時半に秋葉原のメインキャンパスへ。今日は、今年度最初のデジタルハリウッド大学のオープンキャンパスなのだ(写真)。

今年も、大勢の高校生たちと保護者の方々がいらしてくれた。ぼくは、デジタルハリウッドの1994年からの歴史を説明させてもらった。

その後、卒業生3人、現役生2人が、参加して、デジタルハリウッド大学でのキャンパスライフついて話してもらった。

事務局からの入試に関する説明の後、エントランスホールで、高校生たちと歓談した。楽しかった。

4時半、秋葉原を出て、新橋から、ユリカモメでお台場へ。昨日からビックサイトでやっているデザフェスを見学するのだ。

いつものように黒田先生のグループが出展している。今回も、卒業生や学生が制作した絵葉書が良く売れているとのことだ。デザフェスは、本当にいろいろな種類の作品や表現を見ることができるので、面白いね。

午後8時、御茶ノ水へ。今晩は、東京本校セミナールームで、本科の懇親会。今年、本科をリニュアール。そのカリキュラムに反応してくれた方々は、素晴らしいキャリアを持っている人が多い。

とくにDCAと言っているデジタルコミュニケーションアーティスト専攻の人たちは、大人が多い。なんか初期のデジタルハリウッドの受講生たちの雰囲気なのだ。ということで、ぼくは懐かしい感じがした。

みんな大人なので、実行委員たちの企画に乗って遊んでくれる。けっこう一体感があって、とても楽しい懇親会になっていた(写真Click!)。ぼくも、クイズの回答の解説を、飛び入りでさせていただいたのだった。

午後10時にお開きになり、本日終了。ちょっと忙しい一日だった。
  

May 14, 2011

母親の家で、DIY

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午前10時に家を出る。途中、オリンピック小金井店で、DIYグッズを購入して、国立の母親の家へ。

母親の家で、買っていった弁当を食べた後、ちょっと大工仕事。

この間、玄関の段差で、母親が転んだとのこと。ということで今日は、壁のところに取手を取り付けることにしたのだ。

最近は、バリアフリーのDIY製品が、いろいろあるので、非常に便利だ。これからも、いろいろありそうなので、先程、オリンピックで、MAKITAの充電式の電動ドリルも購入したのだ。

母親に何度か、玄関に降りたり登ったりする動作をやってもらって、取手の位置を決める。電動ドリルのお陰で、わりと簡単に取手を取り付けることができたのだった(写真)。

母親に数ヶ月前にプレゼントしたiRobot社のルンバが、掃除をしているところを、今日、始めて見た(写真Click!)。けっこう見ていて飽きない動きで、想像したより丁寧に、コース取りをしながら、ちょっと迷路的な母親の家の廊下を掃除をしていた。

夜7時半まで居て、高円寺に戻って、本日終了。
  
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May 13, 2011

知的財産戦略推進本部コンテンツ強化専門調査会

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朝9時に御茶ノ水の到着。スタバに直行してアイスラテを買って東京本校の会議室へ。

9時半から定例の経営会議。珍しく12時前に終了。4階で東京本校のスタッフたちと話をして、その後、千代田線で国会議事堂前駅へ。そこから地下道を歩いて、南北線の溜池山王駅で改札を出る。

地下の改札と直結しているスタバへ行き、今度はランチ。ちょっとスタバデーだ。

ここのスタバは、地下2階の位置にあるのだが、山王パークタワーの敷地の地下ということで、地上まで抜けて太陽光が入る大きな吹き抜け空間と隣接している。そのお陰で、WiMaxが繋がるので、MacBookを広げながらのランチができる。

午後2時、知的財産戦略推進本部の会議室で、コンテンツ強化専門調査会に出席。今年度は、今日が最後。「知的財産推進計画2011」に盛り込むべき事項について、ほとんど議論は出尽くした感じで、最後の調整を行った。とくに今回の大震災についての対応が、緊急にかなり付け加えられた。

政府は、単に復興ではなく、創造的復興を掲げており、その点からもコンテンツ政策については、Cool Japanという観点も含めて、非常に前向きに取り組む姿勢を持っている。

ということで、ぼくたち委員も、本音で意見を戦わすことが出来ており、関係省庁の施策に、現場の感覚がだいぶ反映できたと思っている。後は、実際に予算獲得後、委員たちのイメージ通りに、施策が実行されて行くのかを見ていかなければならない。

今年度は、この調査会の政務官は、阿久津幸彦議員(写真)。内閣府政務官として、なんと国家戦略、防災担当、原子力安全委、科学技術政策、イノベーション担当、日本学術会議事務局、共生社会政策担当、遺棄化学兵器処理担当室、宇宙開発戦略本部事務局、情報セキュリティー、知的財産戦略推進事務局、IT担当室を担当。これって、いくらなんでもちょっと多すぎる気もするね。超人的な能力が必要だと感じるけれど、頑張っていただくしかないね。

午後3時半に終了して、御茶ノ水へ。聖橋を渡って、新緑の季節となってきた湯島聖堂の中を通る(写真Click!)。こういうところが、都心のキャンパスのすぐご近所にあるのが、神田という土地だね。

午後7時までは、秋葉原のオフィスで仕事。午後7時半、Facebookでつながった33年ほど、人生で接点が無く会ってなかった従妹に会って、夕食をして、本日終了。
  

May 12, 2011

大学院講義と杉山研究室のミーティング

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朝、秋葉原メインキャンパスへ。

午後1時、HRプロ寺澤社長のご紹介で、旭化成アミダスの相談役・三崎雅明さんらとミーティング。

HRプロ主催の「HR戦略総合セミナー2011」で講演をやらせてもらうことになり、その講座のスポンサーが旭化成アミダスさんなのだ。

その後、大学スタッフと教授会についての打ち合わせをして、セカンドキャンパスのオフィスへ。

午後3時過ぎ、徒歩で御茶ノ水へ。雨がけっこう降っている。3時半から本部で定例のボードミーティング。

本当にお陰さまで、デジタルハリウッドには、いろいろなところから、まさにいろいろなオファーをいただいている。ボードミーティングの話題は、ほとんど、そのような案件についてだ。

6時半終了して、すぐにJRで秋葉原へ。秋葉原では、本学修了のまつもとあつしさん(写真)が、最近、上梓した『スマートデバイスが生む商機』を持って訪ねてきてくれていた。

まつもとさんは、大学院修了後、すでに5冊の単行本を出している。今回の本は、いよいよビジネスシーンへの投入が始まったスマートデバイスについて、有名キーマン達のインタビューも入れて、紹介している。グットタイミングの本だね!

7時からメインキャンパスで、大学院の「デジタルコミュニケーション原論」の講義。今日は、1985年のMedia Labの最初期のデモを紹介。現在でも、色褪せないアイデアもあるね。

8時半に終了して、そのままミーティングルームで、杉山研究室のミーティング。ぼくの研究室は、すでに本学の大学院でDCM修士号をとった修了生たちが、研究員として所属している。皆、専門が違うけれど、大きな目標を共有している仲間。ここでの議論は、とてもエキサイティングなのだ(写真Click!)。

ミーティングを10時半に終え、その後、事務室でスタッフたちと話をして、11時に本日終了とした。
  
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May 11, 2011

松田圭太監督の最新作『RONNIN POP』メイキングセミナー

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午前中から、セカンドキャンパスの学長室でKeynote制作。昨晩作った映像ファイルを貼りつけ、大学院の講義の準備をする。

午後4時にメインキャンパスへ移動して、4時20分から「デジタルコミュニケーション論」の講義。170人が受講。5時50分に終了。みんな集中して聴いてくれた。

その後、御茶ノ水の東京本校に移動。午後7時から、デジタルハリウッド出身で、現在、映画監督としての活動が注目され始めている松田圭太監督のセミナーに参加。

今回の作品は、『RONNIN POP』、主演は、韓国で人気の男性9人組のZE:A(ゼア)。ということで、ロケはすべて韓国で行われたのだそうだ。

松田圭太監督の強みは、自身の「ライスフィールド」というVFXスタジオを持っているところだ。普段は大手メーカーのCMやテレビ番組のオープニングなどを手掛ける制作スタジオ。そこで鍛えられている実写合成の技術が、『RONNIN POP』に生きている。

今日は、メイキングセミナーということで、松田監督自身が、種明かし用に作った映像で説明してくれた。とても分かりやすかった。グリーンバック撮影のワイヤーアクションが、CGと合成されて、ファンタスティックな戦闘シーンになっていた。

ちょうどZE:A(ゼア)が、日本で人気が出始めているとのこと。ぜひ、多くのZE:Aファンにも見ていただきたい映画だ。

午後9時にセミナーが終了して、ギャラリーで松田監督(写真)と歓談。その後、そのままギャラリーのテーブルで仕事を続けて、午後11時に終了とした。
  

May 10, 2011

AR三兄弟の二男さんがやってきた日

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今日の東京は28度になるとか。夏日だね。

午前中、まず秋葉原メインキャンパスへ。今週から講義開始となったので、キャンパスの中は、学生たちで、いっぱいだ。これが本来の姿なので、うれしいね。

午後1時、セカンドキャンパスのオフィスへ行き、そのまま定例の学長室ミーティング。

午後2時、久しぶりにBengalへ行き、野菜カレーを食べる。テーブルに用意されているハラペーニョを足して辛くして食べるのが好きなのだ。

午後3時半、学長室に「AR三兄弟」の次男さん(写真)がいらして、ビデオ撮影。後悔応募していた「AR十三兄弟」に関連したもの。これからの展開が楽しみなプロジェクトだ。

ぼくがいる階では、佐藤博久先生の「キャラクターコンテンツマーケティング」の講義が大人気となっていた(写真Click!)。今日は、ゲストを招いての70年代からアニメビジネスの変遷と作品との関係をやっていた。ぼくが受けたい内容だった。

一ヶ月遅れとはなったけど、キャンパスがいつものとおりになったという感じだ。

夕方からは、25年前ほどに作られたMIT Media Labの研究のdemoが収められているレーザーディスクを再生して、MacBookに取り込む作業を開始。

そろそろレーザーディスクが、いつ読み込み不可能になってもおかしくない年数になったのだ。それにレーザーディスクプレーヤーも、メカニカルノイズが大きくなってきているのだ。

ぼくは、ADVCminiというビデオコンバーターを使っているのだが、民生品のアナログビデオ信号から、充分に画質の良い画像データを作ってくれる。これが実売15000円以下だ買えるのだから、うれしいね!

その後、iMovieでの編集とレンダリングをやっていたら、午後11時になってしまった。とりあえず、レーザーディスクから720x540ドットのビデオ素材を作ることができたのだった。

明日、Keynoteと組み合わせることにして、本日終了。
  

May 09, 2011

和泉校舎で「クリエータービジネス論」の講義

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朝10時に、昨晩に引き続き、ふたたび西五反田の桐ヶ谷斎場へ。今日は告別式。故人の冥福を祈って、お棺を見送ったのだった。本当に残念だ。

12時過ぎ、一度、高円寺に戻り、支度をして明治大学和泉校舎へ。和泉校舎は自転車通学の学生も多いようで、駐輪場はパンク状態だ(写真Click!)。

最近、東京のビジネスマンたちも、自転車通勤をする人たちが増えている。エコという観点から、ブームになってきて、自転車関連の月刊誌も多く発行されている。

大震災の当日、帰宅困難となり、途中で自転車を購入した人も多かったとのこと。また家族を出迎えようとした自家用車が、都内で朝方まで大渋滞になってしまったことなど、都内における自転車の有用性は、ますます高まったと感じる。

しかし、車を運転する側からみて、最近、あまりにも危険な自転車の運転をしている人が多く、閉口する。信号無視、無灯火、車道逆走の3つだけは、ぜひ守っていただきたいと思うのだ。

夜、家に戻ってからも、ずっと講義用のKeynote作り。10時過ぎ、家でやっているのも飽きて、仲通りのFREE BarDへ。いつものようにオーナーバーテンダーのマークくんと、ひとしきりおしゃべり。

ここのカウンターはとても落ち着くのだ。今日は、ベルギーのホワイトビールVEDETTを飲む(写真)。酵母とよく混ぜるということで、マークくんが、ボトルを回しながら注いでくれた。アルコール度が4.7%なので、仕事しながら、ちょうど良かった。

2時間ほど、FREE BarDに居て、本日終了。
  

May 08, 2011

昼間は近所で撮影の練習、夜は親友のお通夜へ。

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ゴールデンウィーク最後の日曜日、今日は天気が良いし暑いぐらいだ。

ということで、α900を持って、近所の馬橋公園へ。ここは住宅地の真ん中の小規模な公園なのだが、木が大きいので、アングルによっては、ダイナミックな絵が撮れるのだ。また花も多いので、接写も楽しめる。

四季折々、定点観測のような写真も、ここで撮っている。今日も、いろいろ撮ったのだが、人口の小川で遊ぶ子供たちを、大きな2本の木の間から臨む絵が気に入ったので、シャッターを切ったのだった(写真Click!)。

その帰り、ついこないだまで煙突の工事をしていたなみのゆさんの煙突に、例年のように鯉のぼりが上がっているのを見つけて、シャッターを切った(写真)。こどもの日にぎりぎり間に合ったようだ。いつもだと4月末から上がっているのだが、震災の影響なのだろう。

午後6時、西五反田にある桐ヶ谷斎場へ。今日は、ぼくの大学院時代からの親友の荘美知子さんのお通夜。荘さんは、航空機騒音の国際的な研究者。住んでいたオハイオで、まったくの急病で亡くなられてしまった。

お通夜には、昭和50年代、日本大学理工学部建築学科の木村翔研究室で院生をやって方々が、大勢集まっていた。80歳を超えてますます元気な木村翔先生を始め、騒音関係の研究者も多く集まっていた。

30年以上、交流のあった同じ年齢の友人を、もう失ってしまうなんて想像もしていないことだった。会いたければ、いつでもまた会えるというように、悠長に構えていられない年齢に入ってきたのかもしれない。
  
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May 07, 2011

自由の森学園の保護者会に参加

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朝9時に家を出て、高円寺からバスで西武池袋線の練馬駅へ。そこから飯能駅へ。さらにスクールバス(写真)で15分ほどで、息子が通う自由の森学園に到着。今日は保護者会なのだ。

高円寺から毎日通うという意味では、本当に遠いという感じだが、来てしまえば、山の麓の高台にある環境は、絵に書いたようなキャンパスで、とても素晴らしい(写真Click!)。

この学校の教育は、ちょっと変人の息子に合っているようで、距離をものともせず通っている。いつも話を聴くにつけ、どこか校風がデジタルハリウッド大学と通じるところ感じる。

体育館で校長先生の話を聴く。少子化のため中学生の募集を苦労している話や埼玉県の授業料無償化の見直しなども話題になる。このオープンさが良いね。

校長先生も自ら林業という実習もある講座を持っている。去年、息子もとったのだが、とても良い経験をしたようだった。高円寺いたら想像もできない講座だ。

この学校は、卒業生の保護者たちも学校に関わっている人が多い。そのひとつが学食だ。学食は食生活部として、元保護者たちが運営し、安全な食材で、さらに無化調の工夫したメニューを揃えている。

ぼくもスパイスからアレンジしているカレーを食べた。子供用なので辛くないのだが味は美味しかった。さすがにインドでの家庭料理の取材から学んだものというだけのことはある。

事実、このことは、『日本で一番まっとうな学食』という本になって出版されている。

昼食後、地域ごとの保護者会に出た後、ぼくは、ふたたびスクールバスで飯能駅へ向かい、夕方、高円寺に戻った。

妻は、クラス保護者会、学年保護者会に出て、さらに飯能駅の近くで行われた教員と保護者の懇親会に息子と出て、カラオケをして夜中に帰ってきたのだった。
  

May 06, 2011

入学式とデジタルフロンティア

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朝、入学式用のフォーマルウェア一式と、夕方からの「Digital Frontier 2011」の司会のためのタキシード一式を引っ張り出す。靴まで含めて丸々2セット。

12時半過ぎ、本日の会場の有楽町マリオンの朝日ホールに到着。すでにスタッフたちが、機材チェックを終えて、映像のチェックを始めていた。

予定を少し遅れて1時半からリハーサル。細かい修正を入れながら、表彰のときの立ち位置などを決めて行く。午後3時過ぎ、リハ終了。

午後3時半、大学1年生たちと保護者の方々がぞくぞくと集まってくる。午後4時、一ヶ月遅れの大学、大学院、専門スクール本科の入学式が始まる。

ぼくと古賀社長の式辞の後、文部科学省の鈴木寛副大臣からのビデオメッセージが流れた。官僚時代から、コンテンツ産業育成に力を注いできた鈴木寛さんだからこそのメッセージを頂けたのだ。有り難いね。

午後5時から、いよいよデジタルハリウッドの2010年度の優秀作品発表会「Digital Flontier 2011」。今年で16回目だ。

デジタルハリウッド専門スクール、大学、大学院の約700作品から、今日は、15作品を紹介するのだ。

司会は、先週のブログで紹介したとおり、初めて大学生がやってくれた(写真)。デジタルハリウッドの女性スタッフたちも、その姿にうっとりしていた(写真)。ぼくもタキシードにしたので、ちょっとアカデミー賞に通じるような感じになったかな?

この模様は、大学院生たちのグループがUSTREAMで完全生中継をやってくれた。1年前はまだ不安定だったし、まだ生放送のノウハウが積まれてなかったのだけど、今では、まさにミニ放送局を持っているようなことが普通になってしまった。

東日本大震災から8週間ということもあり、大きな余震の可能性も否定できない状況なので、今回はテンポアップした演出としていた。最後に各賞の受賞者がステージにあがり準グランプリ、グランプリの発表が行われたのだった(写真Click!)。久しぶりに大阪校からグランプリが出たのだった。

午後7時に終了。午後8時、スタッフたちは、東京本校に戻り、1階セミナールームで恒例の打上げ。10時半まで盛り上がって、本日終了。

入学式とデジタルフロンティアが終わって、やっと本当に2011年度が始まった実感となった。
  

May 05, 2011

一日、家の中に篭る

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せっかくのゴールデンウィークというのに天気が良くないし、寒く感じる。

軽い風邪なのか、黄砂のせいなのか、ここ数日、咳が止まらなくなってきた。それも辛いので、今日は一日、家に引き篭もることにする。

ここのところ、バラバラとAppleから、iPad2の周辺パーツが届く。実は、オンラインでの発売日の夕方、気がついてiPad2をオンラインストアでオーダー。どうせなら、名前を刻印したいというのがオンラインストアを利用する理由。

そして、同時にiPad Smart Coverなどを注文したのだが、この周辺機器が、バラバラとひとつづつ届き始めているのだ。本体は、まだ後1週間ぐらいは来ない予定なので、本体が揃って同時に送ってくれれば良いものを、なぜ、細かいものをひとつづつ送ってくるのか? ヤマト運輸の人も、ほぼ1日置きにぼくの家に配達に来ている状況。

まあ、それはAppleの方針なので、仕方が無いとも思うが、今日は、例の“お風呂の蓋”と日本では呼ばれているSmart Coverが来た(写真)。これが先に来て、どうしろというのだ!と、思わないほうが無理。

猫のピートは、薄いポリエチレンの袋が大好き(写真Click!)。じゃれると、シャワシャワという音が出るのが、とても嬉しいらしいのだ。

ぼくは、日替なWOWOWから取り溜めていたハルヒを見続ける。オンエア当時は、ハイビジョンで見てなかったのだ。

しかし、この内容が、そのまま海外で、たいへんな共感を得られるわけだから、日本のアニメって、本当に凄いと思うのだ。京アニ詣をする気持ちになるね。

そんな風に過ぎた「こどもの日」だった。
  
Posted by mojosgy at 23:30 Comments( 0 )TrackBack( 0 ) 高円寺

May 04, 2011

「オリンパスホール八王子」のオープニングコンサート

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朝、国立の母親の家へ行く。買い物リストをもらって、いろいろ買出し。

午後1時過ぎ、国立駅へ出てJRで八王子駅へ。駅の南側に出来たサザンスカイタワー八王子4階の「オリンパスホール八王子」へ。

「オリンパスホール八王子」は、八王子市の音楽ホール。2000人クラスの多目的ホールをいろいろな催し物に対応できるようにするには、高度な建築音響設計が必要となる。担当したのは、世界的な建築音響設計事務所である永田音響設計の小野朗さん。小野さんは、ぼくの大学院時代の木村研究室での後輩。ちょっと誇りに思う!

その「オリンパスホール八王子」、今日が、約1ヶ月遅れのオープニングコンサート。大震災を受けて、コンサートは「オリンパスホール八王子開館・東日本大震災被災地支援コンサート」という名前に変更になった。

このホールのエクゼクティブプロデューサーに就任した指揮者西本智実さんは、オープニングに八王子の学生に参加してもらいたいという気持ちと、新しい試みをされたいということがあり、組曲「展覧会の絵」の演奏とCGアニメーション映像のコラボレーションを企画。

八王子に制作スタジオを持つデジタルハリウッドが、OJTとして、組曲を構成するそれぞれ楽曲にCGアニメーションを作るという、まあプロがやってもたいへんなプロジェクトをやらせてもらうことになったのだ。

午後2時、ホールの2階席へ。とても品がある雰囲気を持つホール内。目をステージに向ければ、オーケストラのセッティングの背後に、普通なら設置されない大きなスクリーンがあった(写真Click!)。

黒須隆一八王子市長の挨拶の後、オープニングコンサートが始まった。「展覧会の絵」の演奏終了後、OJTに参加したデジタルハリウッドの学生、受講生、講師がステージに呼ばれて、西本さんの合図で挨拶。

プロジェクトチームの半分以上が、プロジェクト開始時は、CGを習い始めて3ヶ月程度だった。まさにこのプロジェクトによって彼らも大きく成長したと言える。学校として、こんなプロジェクトに参加できて本当に光栄だと思った。

午後4時過ぎ、楽屋へ行き、ロビーで募金活動を行っている西本さんを待つ。しばらくして、着替えた西本さんが出てきてくれた(写真)。ステージでの西本さんは、まさに男装の麗人という感じなのだが、素顔の西本さんは、チャーミングな大阪弁で話す気さくな方なのだ。

西本さんは、今回のCGとのコラボに、いろいろな可能性を感じたとのことで、次のプロジェクトでも、何かいっしょにやりたいと言っていただいた。有り難いね。

午後5時過ぎ、再度、母親の家に行き、しばらく話をして、高円寺に戻ったのであった。
  

May 03, 2011

オフ、山下公園に行ったのだが、

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今日はオフ。写真の練習をしたいと思っていた日なのだけど、天気予報の状況は良くない。

でも午後から新宿湘南ラインで横浜へ。そこから、みなとみらい線を利用して山下公園へ行ってみる。

寒いし曇り、そんな中、大震災の影響でイベントが中止になってたいへんというようなMCをやりながらの大道芸人さんの様子を撮影。しばらくしたら、雨になり、散歩も諦めて、高円寺に戻る。

夜10時になってから、何か食べようと仲通りを行き、串焼き処「Dizz」を覗いたら、大将(写真)が焼いていたので、久しぶりに入る。

1999年にオープンした頃は、仲通りには、「抱瓶」以外、主だったレストランが無く、ここには良く通っていたのだ。たまの焼き鳥、美味しかった。
  
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May 02, 2011

明治大学国際日本学部で講義開始

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午前8時に起きる。午前10時から、今日の明治大学での講義のためのKeynote作り。昨年の今頃は、まだWindowsのVaioを使っていたので、データがパワーポイントなのだ。Keynoteへのコンバートは、ほとんど問題無く行くのだが、もちろん1年経つと、いろいろ資料を改善したくなるのだ。

大震災の影響で、都内の私大は、概ね2週間から3週間ほど、前期講義開始を遅らせたところが多い。明治大学も先週からガイダンスが始まり、今日、5月2日が、講義開始日となった。そのため、ゴールデンウィーク中の休みは無しという対応。

ぼくが、新設された国際日本学部で「クリエータービジネス論」の講義を持たせていただいて、4年目。いよいよ国際日本学部の1期生の卒業年度になるわけだ。

講義は5時限目、4時20分からなのだが、1回目ということで、午後3時に和泉校舎へ。まず国際日本学部の事務局へ挨拶に行く。ちょうど、そこに蟹瀬誠一学部長がいらしたので、ちょっと歓談(写真)。

今日は、最初の講義ということで、自己紹介と講義概要について説明した。本日、出席した学生は、ほとんどが1年生、例年の通り、アジア系の留学生もかなり来ていた。みんな、真剣に聴いてくれていた(写真Click!)。

5時50分終了で、6時に講師室に戻る。キャンパスには、まだまだ大勢の学生がいる。ぼくが大学生の頃とは違って、6時限目まで、けっこう講義があるのだ。今の大学生は、昔の大学生より大学に来ていると思うね。

そんなわけで、今日は仕事モードの1日となった。
  

May 01, 2011

自分のものの掃除デー、夜は「波やし」へ

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今日は、掃除デー。細かい機材や、車内の掃除のために、ダイソンのDC34モーターヘッドを先週、ヨドバシアキバで手に入れたのだ。

オフィス用にDC35を使っているのだが、充電式が非常に便利ということは経験していた。また、家に猫がいるため、床以外にもいろいろなところに毛が付いていて、それを手軽に取りたいということも、ハンディーなDC34なら良いと思ったわけだ。

本体1.5キロほど。片手で振り回せるし、3種類のヘッドが付いているので、使ってみると、確かに便利だ(写真Click!)。電源コードをコンセントに差し込んで使わないということで、気軽に掃除する気になるのも良いね。

車の中も掃除したのだが、思ったほどホコリがなかった。ゴミが溜まる部分がクリアなので、どこでホコリが良くとれたか見えるのも便利だ。

午後5時半、仲通りにある鮨屋「波やし」に予約電話。ここは、大勢の常連が付いて、うまくタイミングが合わないと、まったく予約が取れないのだ。予約が難しい店が高円寺にあるなんて、かなりレアケースの店だ。

店長は、日本からニューヨークの有名店に派遣され7年ほど過ごし、その後、新宿で店長を務めた後、父上の寿司店をリニューアルする形で継いだ方(写真)。にぎりに行くまでに、いろいろ旬なものを食べさせてくれるのが嬉しい。

毎年のことなのだが、結局、ゴールデンウィークは、食べ歩きウィークになりそうな感じだ。
  
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April 30, 2011

高円寺びっくり大道芸2011を見て回る

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朝、ゴールデンウィークに突入した気に少しなる。

高円寺では、今日から「高円寺びっくり大道芸2011」だ。高円寺の商店街が全面協力して、街のあちこちで大道芸が繰り広げられる。息子も芸人さんの移動や交通整理のためのボランティアに出ている。

午前11時、家を出る。近くの仲通りでも、いきなり楽しい大道芸(写真)が始まっていた。駅前では、ほとんどサーカスといって良いような大道芸が行われていた(写真Click!)。

午後2時半、秋葉原セカンドキャンパスのオフィスへ。誰もいないところで、ゆっくり講義の準備。前期の前半は、同時に3つの異なる講義が週に展開するので、けっこう準備時間が必要なのだ。

そんな感じで、ぼくのゴールデンウィークが始まった。
  
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April 29, 2011

Digital Frontier 2011のリハーサル

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今日からゴールデンウィークということだけど、大震災があって、大学のすべての予定がずれているので、まさに意識できないうちに、4月末になってしまったという感じだ。

午前中は、家でずっとfacebookにかじりつく。今年、大学1年生が全員受ける「アクティブラーニング」や担任が付くホームルームで、facebook利用を進めているため、1年生から、ぞくぞくと「友達」申請が飛んでくる。とくに留学生たちの反応は早い。

午後1時、ちょっと遅めのブランチ。自分でパスタを作る。今日は、ツナとアンチョビのパスタ。けっこう美味しかった。

午後3時半、高円寺を出て、御茶ノ水の東京本校へ向かう。

4時過ぎに到着して、5時から1階セミナールームで、デジタルハリウッドの優秀作品発表会「デジタルフロンティア2011」のリハーサル。

「デジタルフロンティア2011」すでに多くのお申し込みをいただいているが、父兄の方々については、まだご参加可能なので、お問い合わせを。

今年は、大学3年生の学生(写真)とぼくが司会者を務めることになる。セミナールームの200インチのスクリーンに、実際に使うプロジェクターを持ち込んでのリハ。

やはり想定したとおり、映像の再生などに問題が出た。現状、世の中全体が、ハイビジョン映像に移行する中、デジタル側には、様々なファイルフォーマット、様々な解像度の映像に、4:3、16:9の画角がある。さらに映像再生ソフトとビデオ再生ハードとの相性まであり、コネクターの種類もいろいろ。教員とスタッフで、しばし悩む(写真Click!)。

あちらを立てれば、こちらが立たずということがあり、全部の映像作品をスクリーン上で、同じ大きさで再生することは諦めることとした。まあ移行期には仕方がないね。

午後9時までリハーサルを行い、本日終了としたのだった。後は、5月6日の午後にリハがあるので、そこで確認だ。
  

April 28, 2011

昼は取締役会、夜は大学院の講義

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午前10時半、御茶ノ水の東京本校へ。ちょっと気分を変えて、1階のギャラリースペースのテーブルで仕事。

スタバでランチを食べて、午後2時半から定例の取締役会。30分で終了。

秋葉原セカンドキャンパスのオフィスに移動。5時から5月6日の入学式の後に行うデジタルハリウッド恒例の優秀作品発表会「デジタルフロンティア2011」の台本チェックをスタッフと始める。

5時半、今回のデジタルフロンティアは、16回目となるのだが、初めて大学生に司会をやってもらうことにしたので、顔合わせを行った。

午後6時半、メインキャンパスへ移動。そのまま講義の準備。

午後7時からは、デジタルハリウッド大学院の『デジタルコミュニケーション原論』の講義。震災の影響で、今日は2回分を連続で行う。

今年はけっこう受講する院生が多い。いつものように大阪サテライトにもテレビ会議システムで同時中継。大阪校での様子は、教室の後ろの壁に投影されるので、けっこうインターラクティブに講義を進められるのだ(写真Click!)。

1時限目は、Google Street ViewのもととなったAspen Movie Mapのあたりの話。

2時限目は、名物のXerox AltoからMacintosh誕生までの話。講義の最後に、ぼくが大学に保存している初代Macintoshを、その場で組んで立ち上げ、MacPaintのデモ。

毎年、数回だけ電源が入る初代Mac、いつまで動いてくれるのだろうか。講義後、院生たちは、それぞれ天災ビル・アトキンソンが書いたソフトを使って、自分の似顔絵などをマウスで描いていた(写真)。他の院生が、その様子をiPhone4で撮影していた。ちょっと感慨深いね。
  

April 27, 2011

伊藤穣一さんのMIT Media Lab所長就任に思うこと

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本日は、丸1日、御茶ノ水の東京本校で仕事する予定。

さて、昨日、ベンチャー起業家として数々のプロジェクトに携わってきた伊藤穣一さんが、MIT Media Lab所長に任命されたとの報道が出て、twitter内でも、たくさんのコメントが飛んでいた。

昨年末、伊藤穣一さん本人から、候補者としてMedia Labとやりとりが始まっているという話は聞いていた。そのとき、「僕がタフツ大学中退というのも、ちょっとひっかかるみたい」と冗談ぽく話してくれていた。

ご存知の方も多いと思うけれど、Media Labは、初代所長のNicholas Negroponte教授のスーパービジネスマン的な感性と行動力で、1985年に設立され、まさに21世紀を先取りした研究開発を最初の5年間ぐらいで、一気に見せてしまった今や伝説的な研究所。

そのときは、日本のすべての大手電気メーカーと、NTT、後のベネッセ、NHKなどが大スポンサーとなり、これが未来だという様々なアイデアがDemoとして公開されていったのだった。

その影響は、全世界の大学やICT系企業に及び、同様の研究開発がまさに主流として行われるようになり、そしてMedia Labが常に輝かしく見えるということが無くなった状況になっていったのだった。

それでも日本では、NTTの研究所出身の石井裕教授がMedia Lab副所長を長く務めていることから、ちょくちょくテレビなどで紹介されるMITの有名研究所という感じだったと思う。しかし、日本企業からのスポンサーシップは激減してしまっていた。

伊藤穣一さんは、数えれば4代目の所長。日本より海外での評価が抜群に高い伊藤穣一さんについて、アメリカのメディアでも、彼のリードによりMedia Labが再度、トップに踊り出ることが期待できると紹介されている。

おこがましいけれど、ぼくの体験と考えから言えば、Media Lab所長は、まず、人生の半分を旅客機のファーストクラスで過ごすことが苦痛ではなく、世界の様々な分野のキーパーソンと交流があり、もちろんICT分野の先端知識があり、大所高所で文化文明も論じられる人ということになる。

これって、まさに皆さんが知っている“伊藤穣一”さん、そのものだよね。だから、ぼくは、とても良いディシジョンをMedia LabのファカルティたちとMIT本部が下したと思うのだ。

伊藤穣一さんのブログに「MIT Media Labに参加するにあたって」という日本語訳した文章がアップされているので、ご興味のある方はぜひどうぞ!

午後3時半から定例のボードミーティング。午後6時に終了。

その後、3階の本部で、クリエイティブ室の近くで仕事を続ける。パンフレットなど紙モノ制作がメインの西平さん(写真)たちは、いつも午前0時近くまで仕事になるのだが、なぜかグラフィック、編集、印刷のプロたちは、昔から夜中から明け方まで仕事が及ぶ。これはもう文化ともいうべき感じ。

ということで、アートディレクションに口を出すぼくも、夜中近くにクリエイティブのスタッフたちと打ち合わせることになるわけだ(笑)。

夜11時、7階のマシンルームへ。震災の影響で4月になってから卒業式をやった受講生たちが、それぞれの作品の仕上げのために、今日も徹夜状態だった(写真Click!)。17年間、変わらないデジタルハリウッドの専門スクールの、これも文化。

残っていた受講生の多くが、5月4日に八王子のオリンパスホールで行われる開館記念コンサートで演奏される「組曲 展覧会の絵」に連動したCGアニメーションを制作した人たちだった。

オリンパスホールの芸術監督に就任された世界的指揮者の西本智実さんが、新しい試みをされたいということでデジタルハリウッドの学生たちにチャンスを与えていただいた。当日は、制作に関わった彼らも招かれているとのこと。今から楽しみだ。